深さを保った順序回路の状態遷移の変更によるSequiential Depth計算の高速化
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(2) 表 1 ISCAS 回路の Sequential depth 計算の結果. 00/0. 00. 10. 01/0 00,01/0 01. (a) 00/0. 00. 01. 00. 00,01/1. 01 00/1. 00,01/0 (b) 1-. 00/0. 01/0 00,01/0 01. 01/1 (d). 図1. 10. 01/1. 00,01/1 11 00/1. (c) 1-. 100. 00/0. 01/0 00,01/0. 1-. 11. 01/1. 00/1. 1-. 10. 01/0. s298 s641 s713 s953 s967 s1269 s1423 s3271 s3330 s3384 s4863. 11. 01/1. 1-. Circuit R. 100. 10 00,01/1. 1-. 00/0. 01/0 00,01/0 01. 11 00/1. I. 00,01/1. 01/1. 1-. 10 00,01/1. 14 19 19 29 29 37 74 116 132 183 104. 3 35 35 16 16 18 17 26 40 43 49. ours [sec] 105.78 150.10 172.28 190.65 214.27 3600(10) 3600(38) 3600(14) 3600(8) 3600(12) 3600(4). original Sequential [1][sec] Depth 100.98 18 157.40 6 200.51 6 218.24 10 256.59 10 3600(9) 3600(10) 3600(14) 3600(6) 3600(11) 3600(4) -. 実験結果 提 案 手 法 と 従 来 手 法 [1] を C 言 語 を 用 い て 実 装し、SunBlade2000 (CPU1.2GHz, UltraSPARCIII Cu, メモリ 2048MB) 上で実験を行った。SAT-solver に は zchaff(version:2003.7.1)[3] を使用した。表 1 に 11 個 の ISCAS89 ベンチマーク回路に対して Sequential depth 計算を行った結果を示す。N = 4 とした。R は状態変数 の数、I は入力変数の数である。ours, original はそれぞ れ、提案手法、従来手法を用いた計算に要した時間であ る。Sequential depth が求まらなければ、3600 秒の制 限で到達した深さを () で示す。求まった場合はその値を Sequential depth に示す。 この結果から、Sequential depth が求まった 5 つの回 路のうち 4 つの回路に対して、提案手法が従来手法より 高速であることが分かる。他の 6 つの回路のうち、4 つ の回路に対しては、提案手法が従来手法より深くまで計 算できた。残りの回路に対しては、提案手法は従来の手 法と同じ深さまで計算できた。特に s1423 においては、 従来手法が 3600 秒で 10 までに対して、提案手法が深さ 38 まで計算できた。. 5. 11 00/1. (e). 初期状態への遷移を加えた種々の FSM. へ遷移を加えた FSM[2]、(c) は状態変数列のうち、左側 の変数が 0 である状態のみから初期状態へ遷移を加え た FSM、(d) は右側の状態変数が 0 である状態のみか ら初期状態へ遷移を加えた FSM である。(e) は全ての 状態に対して初期状態へ遷移を加えた FSM である [1]。 図1の各状態遷移には入力/出力がラベル付けされてお り、ラベル 1-は追加された状態遷移にラベル付けれた新 しい状態初期化用の入力シンボルである。00 は初期状 態である。(a) の FSM の Sequential depth は 2 であり、 (b), (c), (d), (e) の Sequential depth も 2 である。 式 (3), (4) の充足可能性判定の繰り返しにより求まる Sequential depth は、(b), (c), (d), (e) のどの変更法を用 いても同じであるが、充足可能性判定問題を解く SATsolver の特性のため、どれを用いるかによって Sequential depth 計算に要する時間は変化する。また、SAT-solver により得られる充足可能解が複数ある場合、どの変更法 を用いるかによって、式 (3), (4) の繰り返し計算におい て得られる充足可能解の順序が異なる。場合によっては 繰り返しが速く終了し、計算が速く進む可能性がある。 一般に、Sequential depth の変わらない状態遷移の変 更は無数に考えられる。我々は変更の種類を FSM の状 態変数の数 n に対して n + 2 通りに限定し、それらの うち N 種類を順次切り替えながら計算を行うヒューリ スティックな手法を提案する。n + 2 通りの変更として、 [1], [2] の変更に加え、n 個の状態変数のうちある 1 個の 変数を除いた他の n − 1 個の全ての変数の値が 0 である という状態に対してのみ初期状態への遷移を追加すると いう、ある 1 個の変数の取り方によって n 通りある変 更を用いる。これらの変更法から得られる n + 2 種類の FSM の状態遷移関係関数を、毎回切り替えながら、式 (3), (4) の充足可能性判定を行う。. まとめ 本稿では、複数の選択的な状態の初期化により得られ る深さが同じ FSM を切り替えながら Sequential depth を計算する手法を提案した。今後は、この選択的初期化 法の自由度を高め、より効率的な手法について考える。. 6. 参考文献 [1] Maheer Mneimneh and Karem Sakallah, “SATbased Sequential Depth Computation,” Proc. of ASP-DAC’03, 2003.. [2] 高畠亮, “順序回路の初期状態への遷移を加えた Sequential depth 計算の高速化”, 名古屋大学工学部電 気電子情報工学科情報コース卒業研究報告, 2004. [3] M.Moskewicz, C.Madigan, Y.Zhao, L.Zhang, S.Malik, “Chaff:Engineering an Efficient SAT solver,” Proc. of 37th DAC,2000.. 1−12.
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図
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