• 検索結果がありません。

デジタルカメラ近赤外画像を用いた植生状況推定の評価

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "デジタルカメラ近赤外画像を用いた植生状況推定の評価"

Copied!
2
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)情報処理学会第 73 回全国大会. 6C-2. デジタルカメラ近赤外画像を用いた 植生状況推定の評価 尾崎敬二† 国際基督教大学 アーツ・サイエンス学科†. った報告である。. y. 1. はじめに 2.赤外ランプの可視光デジタルカメラ画像 地球観測衛星データから地表面の植生分布を リモコンの赤外ランプは、ほとんどのデジタル 広域かつ定期的に把握することは、有用な環境情 カメラの可視光画像に撮影できる。 図 1 の左では、 報蓄積に大きく寄与しているが、望ましい地域の 可視光画像中に赤外ランプが出現している。同一 適切な衛星データ取得には気象条件等の制約が 1.0 大きく困難である。地表面の現地での植生観測は 非常に狭い範囲が対象となるが、衛星データによ 赤 外ランプ,青色LEDのxy色度図 る解析結果の校正・評価には欠かせない情報(グラ 赤外ランプ 0.8 ンドトルース)が得られる。しかし、特殊な機器の 青 色LED 操作等により高コストとなることが多く、現地観 スペクトル軌跡と純紫軌跡 測データ取得・蓄積は容易ではない。商用の一般 0.6 液晶ディスプレイの色再現 デジタルカメラは近赤外域を撮影可能であるの 域 (sRGB) で、この近赤外画像と可視光画像を組み合わせて 植生指数に類する観測量を把握・推定することが 0.4 できれば、非常に簡便に植生状況データが得られ、 有用と期待される。このデジタル近赤外画像を利 0.2 用した新しい推定手法の提案と、分光測定機器に よる植生指数の測定値とを比較検討し、評価を行 0.0. 0.0. 0.2. 0.4. 0.6. 0.8. 1.0. x. 図 2 赤外ランプと青色 LED 画像から得られ る RGB 値(sRGB)に色空間での変換を施し、 CIE-XYZ 値から xy 色度座標値を算出した分 布図。マゼンタ色の分布から、赤外ランプの xy 値が純紫軌跡にほぼ平行に沿った方向に出 現して、液晶ディスプレイの色再現域の外に ある特徴が見える。. 図 1 近赤外画像を得るためのレンズ赤外フィル ター(PRO1D R72)の分光透過率特性。デジタルカ メラによる赤外ランプと青色 LED の可視光画像 (左)と近赤外画像(右)を示す。 Evaluation of an estimate for vegetation condition of plant leaves with near-infrared images captured by digital cameras. † International Christian University, Arts&Science. 2-39. のカメラのレンズ前におよそ 720nm 以下の波長 域を遮断する赤外フィルターを付けて撮影した 画像を図 1 の右に示す。可視光青色の青色 LED が現れない。この図中で赤外ランプがやや、マゼ ンタ色を示しているのは、このフィルターでは 720nm で透過率 50%であるため、可視光が透過 して、 「偽カラー画像」となっている。肉眼では、 不可視の近赤外の領域がデジタルカメラによる 可視光画像では、マゼンタ色の色相角(約 330 度) に現れることを図 2 の CIE-LAB 空間の a*-b*平 面での分布で示している。カメラ 1 とカメラ 2 の. Copyright 2011 Information Processing Society of Japan. All Rights Reserved..

(2) 情報処理学会第 73 回全国大会. 違いは、赤外フィルターの可視光遮断波長で、カ メラ 2 の方がほとんどの可視光を遮断している。. 表 1 図 4 の赤色(670nm)反射率と近赤外 (770nm)反射率から算出した正規化植生指数 (NDVI)と単純な近赤外と赤色反射率の差分値。. 図 5 右に示す赤外画像は、赤みを帯びた「偽カラ ー画像」である。左の可視光画像の赤色チャネル を右の赤外画像から差し引いた画像を図 6 の左に. 図 3 CIE-LAB 空間の a*b*平面で、色相角 330 度方向に分布が伸びている赤外ランプの 可視光画像。青色 LED の分布を参考までに重 ねている。カメラ 2 の赤外画像はグレー画像。. 3.植物葉の活性度をデジタルカメラ画像で推定 植物葉は近赤外光と可視光赤色光に対し反射 率の違いを示すことから、活性度を推定する植生 指数が数多く提案されてきた。最も普及している 植 生 指 数 は 、 正 規 化 植 生 指 数 (normalized difference vegetation index)である。近赤外光と 可視赤色光の反射率の差分を、それらの和で正規 化した指数で、NDVI = (ρnir-ρred)/( ρnir+ρred)で 定義される。ここで、ρnir と ρred は、それぞれ近 赤外域と可視赤色光域の反射率である。植物葉活 性度の異なると見える植物葉を分光放射輝度計 で測定した結果を図 4 に示す。. 図 5 デジタルカメラ画像を示す。左は可視光画像 (赤外フィルター未装着)、右は近赤外画像(赤外フィ ルター装着). 示す。グレースケール画像で、植物葉の活性度が 高いと推定される部分が白く明るく抽出されて いる。さらに、これらの画像の各画素値を用いて 植生指数を算出し、その値の範囲に応じて色を割 り当てた図が図 6 の右である。正規化植生指数は -1から+1の範囲にあるので、負から0と 0.2. 図 6 (左)図 5 左の可視光画像の赤色チャネルを 右の赤外画像から差し引いた画像。(右)これらの 2 つの画像の対応する画素値から植生指数を求 め、その値に応じて着色した植生指数分布図。. ごとに異なる色を割り当てたところ、図 4 の「葉 _1」に相当する部分は、0.6~0.8、「葉_2」に対 し、0.4~0.6、「葉_3」に対し、0.2~0.4 が得られ ており、表 1 の基準となる観測値にかなり近い推 定値を得ることができた。デジタルカメラによる 近赤外画像を利用した植生指数値の推定は評価 できよう。. 図 4 4 種類の活性度の異なる植物葉の分光反射 率測定結果。暗室中で人工太陽ランプを照射し て分光放射輝度計で測定。ノイズがやや目立つ。. 2-40. Copyright 2011 Information Processing Society of Japan. All Rights Reserved..

(3)

参照

関連したドキュメント

Kawabe (2008):SOURCE MODELING AND STRONG GROUND MOTION SIMULATION OF THE 2007 NIIGATAKEN CHUETSU-OKI EARTHQUAKE (Mj=6.8) IN JAPAN, The 14th World Conference on Earthquake

Fig.5 The number of pulses of time series for 77 hours in each season in summer, spring and winter finally obtained by using the present image analysis... Fig.6 The number of pulses

7.2 第2回委員会 (1)日時 平成 28 年 3 月 11 日金10~11 時 (2)場所 海上保安庁海洋情報部 10 階 中会議室 (3)参加者 委 員: 小松

3. 利用者の安全確保のための遊歩道や案内板などの点検、 応急補修 4. 動植物の生息、 生育状況など自然環境の継続的観測および監視

We measured the variation of brain blood quantity (Oxy-Hb, Deoxy-Hb and Total-Hb) in the temporal lobes using the NIRS when the tasks of the memories were presented to the sub-

 既往ボーリングに より確認されてい る安田層上面の谷 地形を埋めたもの と推定される堆積 物の分布を明らか にするために、追 加ボーリングを掘

泥炭ブロック等により移植した植物の活着・生育・開花状況については,移植先におい

キョンによる植生被害の状況を把握するために、6 月 30 日~7 月 3 日に植生モニタリン グを行った。 20 地点に設置した 10×10m