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ε-N論法における変数に代入すべき項の選択方法

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Academic year: 2021

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(1)¯.  論法における変数に代入すべき項の選択方法 川邊達治  佐々木克巳    

(2)   . 概要 本論文は、  論法の証明における、変数に代入すべき項の選択方法を系統的にまとめ た結果を示す。対象とした証明は、数列の収束に関する  の基本的性質の証明である。代入すべ き項が依存する変数の傾向を示してから、具体的な選択方法を示す。選択方法を構成する手法は、 飯高  一樂  高木  田島  細井  で個別の性質に対して用いられているものを採用して いる。. ½. 対象とする性質. . 本研究が対象とする  の性質を以下に示す。ここでは、自然数    全体の集合を  とお く。   つの数列       がどちらも収束するならば、数列       も収束する。   つの数列       がどちらも収束するならば、数列      も収束する。   つの数列         があって、すべての  に対して、   を満たすとす る。このとき、  も  がどちらも  に収束するならば、  も同じ  に収束する。.                               数列      が収束ならば、数列      も収束する。     数列      が  に収束するならば、数列      も同じ  に収束する。   数列      が  に収束ならば、数列   の任意の部分列      も同じ  に収束す . る。  コーシー列が収束する部分列をもつならば、もとのコーシー列自身も収束する。  数列     が ! " に収束するとき、ある番号 に対し、 のすべての  に対し て  は  と同符号である。 # 数列     の収束先は一意である。 ".数列     が  に収束し、すべての  に対して   であるならば、   である。.   . . .        .数列      が " に収束する。  ただし、 では、   に対して  !  " を前提とする。 これらの性質を. . .  論法で簡潔に表現するために、次の記号を用いる。.              自然数を表す変数             

(3)       論理記号 かつ ならば すべて

(4) ∼が存在する ∼でない  矛盾 また、本論文では、数列      が実数  に収束することを "

(5)        実数を表す変数    . . . . 南山大学大学院数理情報研究科 南山大学情報理工学部. .

(6) と定義する。 この約束に基づいて、 の性質の仮定($  $  次のようになる。 .    とおく)と結論(% とおく)を表現すると、. "

(7)        $   " 

(8)            % "

(9)           $  " .

(10)        $   " 

(11)            % "

(12)           $  " .

(13)        $   " 

(14)            $ 

(15)        % "

(16)       $  " .

(17)          % "

(18)         $  " .

(19)          % "

(20)        $  " .

(21)        $ 

(22) 

(23)    % "

(24)       $  " .

(25)         $  " 

(26)            $ 

(27) 

(28)    % "

(29)       $  " .

(30)        %

(31)      "   "  "  " $  " .

(32)        $   " 

(33)            $  ! . % $  " .

(34)        $       $ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ¼. ¼. . . ¼. . . . . . . . . #. . . . ". . . $   .   % "

(35)     . % . . " . これらの表現において、異なる役割の束縛変数は異なる記号を用いた。また、 の性質ができる 限り同じ形になるように記号を選んだ。これらによって、系統的分析を行いやすくなるからであ る。さらに、性質  と性質  では、仮定に部分列が現れる。部分列の定義は.   が数列   の部分列      . 数列 . .  .

(36) . であるが、この右辺から導かれる

(37) 

(38). ¾. .  を仮定として加えている。. . 代入すべき項が依存する変数. この節と次の節で、  論法における変数に代入すべき項の選択の方法について述べる。 とくに、この節では、代入すべき項が、どの変数に依存して決まるのかを考える。結果として、 証明すべき性質の仮定に & '、結論に & ' が現れるか否かで、その依存する変数の傾向を まとめることができた。以下に詳細を述べる。  の性質の証明を、鹿島  の自然演繹法の導出図の形で表現すると、それらはどれも下の図  の形、または、そこから不要な推論規則を削除した形でかける。.

(39).    除    除 ½. º º º. º º º ¼. ½. ´.       除除   ½. 除µ. ¼. ½. ½. ½. ´. ´. º º º ¼. µ. µ. ¾. µ. ´. º º º.        除除        導除    除       導導   ¾. ¾. ¾. ¼. ´. ¾. ´. ¾. ´. µ. º º º. µ. µ. ´. µ. ´. µ. µ. ´. ¼. ´. µ. µ. ´. 図   導出図の一般形 上の導出図から、変数に代入すべき項について次がわかる。ただし、          ¼ に代入す べき項は、各性質の仮定と結論に自由に現れる変数にも依存するが、本論文ではそのことを明記 しない。. .      に代入すべき項は、鹿島  の推論規則の変数条件を満たす。本論文では、異な. る役割の束縛変数に異なる記号を用いていることから、      に代入すべき項は、それ ぞれ、      とすればよい。.   .   に代入すべき項は. のみに依存する。. に代入すべき項は    のみに依存する。   . ¼. に代入すべき項は     のみに依存する。. . 実際に代入された項を、表  に示しておく。性質  には  通りの証明があり、表  では、それら を ()% とした。性質  についても同様である。表  において、( の を、) の. .  .     . を、 の  は    . 数  に対して、 は、 を超えない最大の整数を表す。 ¼¼. は.   . . . ¼. は. . .  .    を表す。ただし、実. ここから、依存する変数の表を作ると表  のようになる。この表から、 へ代入すべき項につ いては、仮定に & ' が現れるか否かで次の傾向が読み取れる。.

(40). .

(41) 表  代入すべき項 変数 . . . ( ). ( ). . . *   . . . . . *   . . . . . *   . . . . .  . *   . . . . . *   . . . . . . . . . . . . . . . . *   . . . . . . . . . *   . . . . . . . . . . . . . . . *   . *   . . . . .  . . . . . ¼¼. . . . . ¼.  .          .  . . . ¼¼. . . ". .  . ¼. . . #. . .  . % . . . . . .  .  .  . .   .  . 表  依存する変数. . . . .  . . . . . (.  . . . . . ).  . . . . . %.  . . . . . .  . . . . . 変数. . ¼.

(42). (. . . . . . ). . . . . . . . . . . . . .  . . . . .  . . . なし. . . . . . #. なし. なし. .  .  . . . ". なし. . . . . . . . . . . . . ¼.

(43).

(44)  . 現れるとき(性質 ∼ ) : に依存 現れないとき(性質 ) : のみに依存. ただし、性質  においては、 にも依存する。同様に、   へ代入すべき項については、結論に & ' が現れるか否かで次の傾向が読み取れる。.  . 現れるとき(性質 ∼ ) : に依存 現れないとき(性質 #") : のみに依存. ただし、性質  においては、 にも依存する。. ¿. 代入すべき項の選択方法. 前節では、代入すべき項が、どの変数に依存するかについて述べた。この節では、それをもう 一歩踏み込んで、        に代入すべき具体的な項の選択方法について述べる。この選択 方法を構成する手法は、飯高  一樂  高木  田島  細井  で個別の性質に対して用いら れているものから抽出した。本稿では、それらを系統的にまとめている。以下では、混乱のない 限り、「変数に代入すべき項を選ぶ」を、簡単に、「変数を選ぶ」と表現する。 前節の導出図(図 )より、 つの変数は、各性質に応じた次の形の条件を満たすように選べば よい。.      $ . . ただし、       $   のそれぞれは、性質によってはなかったり、  を満たす変数は     $. .  であったりする。 . を満たすように選べばよい。  に複数の項を代入する場合もある。この場合は、その複数の項を  . . .      .  .    $. . . として選ぶことになる。以下は、 を満たす変数の選び方を述べる。 が 、 が   の形のときは、  条件. を満たす .  . . . . . .  .            $ . または、 条件.         $ . .   .   .

(45) などを満たすように選べばよい。最初の  条件の場合には、   は、 を満たすように選ぶ。 は、 条件を満たすように選ぶ。条件.          ¼. ¼¼. ¼¼¼. を満たす、 ¼  ¼¼  ¼¼¼ をそれぞれ求めて、 ! * ¼  ¼¼  ¼¼¼  とすればよい。他の場合も同様 である。 次に  を満たす  の選択方法を述べる。 も同様である。本論文で扱った例では、次 の  通りである。.  .  を満たす . !   .  .     !   . 最後に  を満たす        の選択方法を  つ述べる。  も同様である。   つ目は、 が       $  の形のときの選択方法である。こ の選択方法は具体的には、次の  つのステップからなる。  ¼ を満たす  ¼ で ステップ1: .   .  .  .  .    の式      の式 . . . .   の式とは、      についての多項式で、すべ の形のものを求める。ただし、    ての係数が正であるもののことである。 ステップ2: ¼  となる  で、        で表現 されたものを求める。 を満たすように        に代入すべき項を選ぶ。 ステップ3: 最初の  つのステップで得られる  ¼   は、   ¼  を満たすので、ステップ3で求めた項 が、それぞれに代入すべき項だとわかる。 ステップ1は、三角不等式. .  . .          . などを用いる。ステップ2は、. .  (前提)  (前提)   (  前提). . $(前提) .  .    .   ( !  の場合  より)     ( !  の場合  より)   (  の有界性より) . . . . . .

(46) などを用いる。 は、三角不等式と  から、.      . . .  . なので、ここから得られる。  も同様である。また、ステップ2において、.   . . などの条件を加えて  を求めて、ステップ3において、加えた条件と  を満たすように を  のときは、 を満たす を ¼ とすると、 選ぶ方法 # も有効である。加えた条件が、 !   ¼  とすればよい。   つ目は、 の  または  が   の形のときの選び方である。具体的には、   を    に変形し、 「 」の前後を比較する方法である。 で述べた # も有効である。. . . . . . . 以下では、表  にある項が上の方法で選べることを、その手順にしたがって確かめる。これら の選択方法は、結果として、いくつかの文献で説明されている方法と同様になることがある。以 下では、その文献の例を注釈に示す。また、その手法を説明したり、その結果の代入方法で証明 したりしている文献の例も示す。  和.   . . .   .  .   が導かれるように変数.   . . .    から .   . .  . .    .        に代入すべき項を選ぶ。  条件.          .     . . . .  . . . .    . . を満たすように選ぶ。 この場合、 は  つ目の条件に依存させる必要がなく、最初の  条件を満たすように     を選べばよい。例えば、 ! *     !   ! . とすればよい。  つ目の条件を満たす.   を方法  で求める。まず、三角不等式  を用いて、. .            を得る(ステップ1)。次に、 つの前提    .              .  .   . . !. . . . . . . . . . この選択方法は、飯高. . . とほぼ同じである。. .  . .  . を用いて.

(47) .  . を得る(ステップ2)。最後に、.   を選ぶのだが、例えば、. を満たす ! !. . とすればよい(ステップ3)。  積.   . . .   と .  .   が導かれるように変数.   . .     から . .      .  .  . .        代入すべき項を選ぶ。  条件.          .     . . .  . . . .  .  . . を満たすように選ぶ。 この場合、 は  つ目の条件に依存させる必要がなく、最初の  条件を満たすように     を選べばよい。例えば、 ! *     !   ! . とすればよい。  つ目の条件を満たす   を  通りの方法 ()% で求める。いずれも方法  である。 (まず、三角不等式  を用いて、.    .  . . .    !. . .   . . .   .    を得る(ステップ1)。次に、 つの前提                 .        を得る(ステップ2)。最後に、         を満たす   とおくと、        なので、これを満たす を選べばよい。例えば、方程式   . . . . .    .    を用いて   .     . . . .   . . . #   を選ぶのだが、. ¼. ¼. ¼. ¼. が求まる。 .     より、  . ¼. !    . !. . ¼. . . .   . .  ! . の選択方法は、飯高  とほぼ同じである。 一樂  では、 における      を説明している。 . .   ¼ !.  .  " である。したがって、. . ¼. . . .   .  . ! . を解くと、. ¼.   !.

(48) とすればよい(ステップ3)。 )# までは、( と同じである。 # で.    . であり、さらに、. ¼¼. . ! !.  . ¼¼.  . .  .   ¼¼. ¼¼.  . . ¼¼. ¼¼. となることから、.   .     !. . . . . ¼¼.     . を得る(ステップ2)。次に、 ¼¼      ¼¼. とおくと、.  . .   という条件を加えると、   . ¼¼. ¼¼. を満たす. を選ぶのだが、例えば.   .   . とすればよい。したがって、 !  !  .    .   . #. とすればよい(ステップ3)。 %まず、三角不等式  を用いて.    . .  .   !     .  . !.   .  .  . .    . . .      .   .    !. . . .   .    .  .  .   の有界性. と . .   . を満たす.   !. .  .  .  . を得る(ステップ2)。最後に、.   .    . . . を得る(ステップ1)。次に  つの前提     を用いて.  .   . . . . . .   を選ぶのだが、例えば、.  . . とすればよい(ステップ3)。  はさみうちの定理.    から   .  .   .  . . . . .  条件.          

(49)        . . . . 一樂. . .  . .         

(50)     $    が導かれるように変数        

(51) に代入すべき項を選ぶ。. .  . . では、方法 .  を説明している。. #. . . . . .  .

(52) を満たすように選べばよい。 この場合、 は  つ目の条件に依存させる必要がなく、最初の  条件を満たすように     を選べばよい。例えば、 ! *     !   ! . とすればよい。  つ目の条件を満たす を、それぞれ. .   を方法  で求める。まず、 つの前提 . と変形する。ここで

(53) . .   . .     . . .  . . .   . . .  . . . を. と変形する。 つの式を比べると、. .  . .   . .  逆数. .  .      $  を用いるには、

(54) !  とすればよい。よって       . を得る。次に . .  . ! !.   から . とすればよいとわかる。.  . に代入すべき項を選ぶ。  条件. . .   が導かれるように変数.   .    .     . . . . を満たすように選べばよい。 この場合、 は  つ目の条件に依存させる必要がなく、最初の条件を満たすように   を選 べばよい。例えば、 !  ! . とすればよい。  つ目の条件を満たす (まず、. を方法  でそれぞれ求める。.    !    と変形する(ステップ1)。次に、前提    と      !     . . . . . . . . .  .

(55) . の選択方法は、飯高  とほぼ同じである。 の選択の結果は、細井  と一致している。. ".  . .  . .  .   を用いて、.

(56)    という条件を加えると、 . を得る。ここで.  .  . . .    だから、.  .  .  . .   を得る(ステップ2)。最後に、 例えば、. ¼. !. . .    ¼. ¼. を満たす. . を選び、. !  .  . ¼. .  とするのだが、. とし、. . !  .   . .   . . . . #. とすればよい(ステップ3)。 )まず、前提   を. . . と変形し、さらに辺々の逆数をとる。   " のとき右側の不等式について、   "   . .  " なので、.  . を得る。左側の不等式についても同様に考えるのだが、 (すなわち、  )という条件を加える。すると、.  .  . ". の符号が問題となる。そこで、.  . を得る。したがって、 . . を得る。  " のとき上の場合と同様にして、  " を得る。. . ". . "(すなわち、.  .  )という条件を加えると、.  .  .  のもとで " を得る。また、. したがって、いずれの場合も、条件 .  .  . .  .  . . を.  . と変形する。 つの式を比べると、 .  . を満たすように.   . かつ. を選べばよいとわかる。 .  .   . .

(57)   " のとき. . .     .  .  のもとで . であり、条件. .   . .  . .    .     . .           . かつ. かつ. . .    . を得る。したがって、条件. . . を満たすように.  " なので、.    . かつ . を選べばよい #。ここで、 . . . !. . だから、 .     のみを満たすように. を選べばよい。例えば、 !. とすればよい。  " のとき  . . . .    . !.  .  のもとで  .  であり、条件. . を満たすように. .   . かつ. を選べばよい #。ここで、 .    . . !. . . だから、 .    のみを満たすように. . を選べばよい。例えば、 !. .    . !. とすればよい。 以上より、いずれの場合も !.     .    . . " なので、同様に、条件.

(58) とすればよい。  平均.   . . .   .   から .  . . . . .    が導かれるように変. . 数    に代入すべき項を選ぶ。 結果として、  の形で代入すべき項を選ぶことになるが、ここでは、その理由を示すために、 まずは、 の形で考える。 条件.    .          .   . . . を満たすように選べばよい。 つ目の条件を満たす  等式を用いて. . . . . . . . . . !. . !.  .  .   .  . . .  .     を方法  で求める。まず、三角不.  . .     . .   .  . .      . . . .   . .  . . . . .  .     . . . . . .      .  . . . . . . . を得る。ここで、ステップ2を考えると、前提   の  には、   などの複数 の項を代入する必要性、すなわち、 の形で考える必要性がわかる。さらに、 つ目の条件を考   を代入すべきとわかる。 えると、 には    以下、 の形で考える。上の考察から、 に代入すべき項を      と考え、変数  に代入すべき項を、    個の条件. . .    .  . .  .            . . .  . . . .   . . . .  . . を満たすように選ぶ。最初の    個の条件を満たすには、 を満たすように を 選べばよい。 最後の条件を満たす  を方法  で求める。まず、上の  の形の考察より、.    を得る(ステップ1)。次に、前提                                 . . . . . .    .  .     . . . . 細井. . . .  .      .  . . . . . .  . .    . .     . .  . . .  . . .      . では、 の選び方を説明している。. . を用いると、 . .  . .       .      . . . . .  . . . . .

(59) を得る。さらに、 を大きくすると. .  .     . . .  . . が限りなく " に近づくことを用.  " に対し、ある番号  をとると、. いる。具体的には、.     . .    .  . .    .  . .  . . .  . .  . . . すなわち.     . . が成り立つことを用いる。これを満たす  は、.  .  .     . .  . .    . を満たすように選べばよいので、例えば  ! . とすればよい。よって、 . . . . . . .  . . から . . . .   とすれば、前提   より  の「 」の右辺が成り立ち、               . . を得る。.     .  .  . . . .   なので、         . . . を得る(ステップ2)。最後に . . . . を満たす !. .  . !. 選ぶのだが、例えば、 . とすればよい(ステップ3)。. であれば最初の    個の条件を満たし、 すので、求める は *    となる。. .  部分列.   . ように変数. . .  .  

(60) 

(61). . . $  から .   であれば最後の条件を満た.   .    

(62) に代入すべき項を選ぶ。  条件.

(63) 

(64)            .   . . . を満たすように選べばよい。. この代入方法は、飯高. . で用いている。. . . .    が導かれる.

(65)  つ目の条件を満たす.   は、例えば .

(66) 

(67)  . .    !     である。このとき  つ目の条件は、.  .  . .  を満たすように を選ぶと、   . となる。$  を用いるには

(68) !  とすればよい。さらに、 . . . . . . となり、 つ目の条件を満たす。具体的には、 ! とすればよい。  コーシー列.                 

(69) 

(70)   $  から       が導かれるように変数          

(71) に代入すべき項を選. ¼. . . ¼. . . ¼. . ぶ。 条件.

(72) 

(73)  .        

(74) 

(75)               . .  . . ¼. . ¼. . . .  . を満たすように選べばよい。 この場合、 は  つ目の条件に依存させること必要はなく、最初の  条件を満たすように を 選べばよい。例えば、 ! *   . . . . である。また、最初の  条件を満たす    ¼   は、   ¼    を満たしていればよ い  。  つ目の条件を満たす       ¼   を方法  で求める。まず、三角不等式  を用いると. . . . . .       !. . . . . ¼  ¼. . ¼  ¼. .  . . . . を得る。 つの前提   ¼    を用いるためには、  ! ¼ !   ¼ !  とすればよい。  は、 !  とすればよい(すなわち、    ¼    !    ) 。具 体的には、. . .   . .  . . ¼.   . . . .  . を得る(ステップ1 2)。次に、. . . を満たす ! !. とすればよい(ステップ3)。 最後に、

(76) !  のときの $ 、すなわち、 が最初の  条件も満たすことがわかる。. . . . .   を選ぶのだが、例えば. . を用いると、  から    ¼    !    .

(77)  同符号.   . . .  .  より から .     " .  ". .  " . . " .    に代入すべき項を選ぶ。  条件. が導かれるように変数. . .  . .  .   "   "  " . . . ". を満たすように選べばよい。 この場合、 と  は  つ目の条件に依存させる必要がなく、 つ目の条件を満たすように   を選べばよい。例えば、 !  ! . とすればよい。  つ目の条件を満たす を方法  で求める。   " のとき 前提   より、  を得る。よって、" を選べばよい。  " より、例えば、. . . . を満たす. ".  . !! . とすればよい。  " のとき 前提   より、   を得る。よって、  選べばよい。 " より、   " であるから、例えば、. . . # 一意性.   . るように変数. . .  . を.  . !. とすればよい。 以上より、いずれの場合も、.  " を満たす. ! .  . !  とすればよい。.   .   . . . .    ! $  から.    が導かれ.       に代入すべき項を選ぶ。  条件. . . .  . .      .  . .   !. . を満たすように選べばよい。    は、 つ目の条件より、 !  であることが望ましい。他の  つの条件も満たすには、 例えば  !  ! *   . この代入方法は、一樂. . で用いている。. .

(78) とすればよい。  つ目の条件を満たす.   を方法  で求める。.   のときまず、三角不等式  を用いると、 . . ! . .    !.   .  .   . . . . を得る(ステップ1)。次に、 つの前提  . .  .  .  .  .   . . .  .   を用いると. .  . を得る(ステップ2)。最後に、矛盾(ここでは   !. . )を導きたいので、.   を選ぶのだが、例えば、. を満たす. ! !. . . !. . . . . とすればよい。.   のとき上の場合と同様に考えると、 ! !. . . とすればよいことがわかる。 以上より、いずれの場合も、 ! !. !. . . . . . とすればよい。 ".上限 . . . . . .  .  . .    $  から.     に代入すべき項を選ぶ。  条件. . .            . を満たすように選べばよい。  つ目の条件を満たすには、  !. とすればよい。  つ目の条件を満たす . この代入方法は、一樂. .   を方法  で求める。 で用いている。. . .   が導かれるように変数.

(79) . 前提 . .  . より、.  を得る。.    を用いるには、.  ! . とすればよい。.  と条件  (すなわち、  . を得る。矛盾(ここでは  わち. .  )より、. . )を導きたいので、. !. !  を満たす. を選ぶ。すな. . とすればよい。.    の収束          を満たすように変数 に代入すべき項を選ぶ。   . .数列. は. .  と同値で. あるから、例えば、. . ! . とすればよい。. 参考文献  飯高茂: 『微積分と集合 そのまま使える答えの書き方』  講談社サイエンティフィク 東京 ###. 『集合と位相 そのまま使える答えの書き方』  講談社サイエンティフィク 東京  一樂重雄: ""  鹿島亮: 『数理論理学』  朝倉書店 東京 ""#. 『解析概論』  岩波書店 東京 ""  高木貞治:  田島一郎: 『イプシロン・デルタ』 共立出版 東京 #   細井勉: 『わかるイプシロン・デルタ』 日本評論社 東京 ##. . 細井. . で、 の選び方を説明している。ただし、そこでは . . . . .  . としている。.

(80)

表  代入すべき項 変数      ¼     *          (  ¼  ¼ *          )  ¼¼   ¼¼  *          %   *           *          (             )              *                          *                 #       *     *       "                   表  依存する変数 変数      ¼         (

参照

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