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CIS経済改革の現状と課題

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Academic year: 2021

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ClS経

済 改革 の現 状 と課 題

湘 北短 期大 学

1.問 題 の 所 在 本 稿 は91年 末 に 発 足 したCIS諸 国 の 経 済 改 革 、 す な わ ち ゴ ル バ チ ョ フ 時 代 か ら進 め ら れ て き た 「計 画 経 済 か ら市 場 経 済 へ の 移 行 」 と い う、 い わ ば “体 制 転 換 ” の た め の 諸 改 革(価 格 、 流 通 、 所 有 、 税 制 、 通 貨 等 の 改 革)の 現 状 と課 題 を トレー ス す る こ と を 目的 と して い る 。 ソ連 に お け る体 制 転 換 の 側 面 に つ い て は 、 筆 者 は既 に 「ソ連 の 経 済 改 革 と混 合 経 済 体 制 」 と題 し て 執 筆 の 機 会 を 得 た1)。 そ の 後 、 ソ連 邦 が 崩 壊 し 9ケ 月 余 が 経 過 した 。 こ の 間 、 経 済 市 場 化 とい う 体 制 転 換 路 線 に大 き な変 更 は認 め られ な か った が 、 当 学 会 後 、 か か る路 線 に著 しい ブ レー キ が か か っ て き た 。 周 知 の よ う に 、CIS各 国 は 最 下 、 価 格 改 革 や 税 制 改 革 に 専 心 して お り、 順 次 、 通 貨 改 革 、 流 通 改 革 へ と 改 革 を 進 め て 、 通 貨 ル ー ブ ル の 交 換 性 や 国 際 経 済 機 関 へ の 参 加 な ど 緊 急 を 要 す る 分 野 で は 西 側 諸 国 の援 二助 の 下 に 「世 界 経 済 へ の 有 機 的 結 合 」 を計 る 、 と い う プ ロ グ ラ ムで あ っ た 。 こ の プ ロ グ ラ ム に基 づ き、IMFやG7はCISの 「世 界 経 済 へ の 有 機 的 結 合 」 を 促 進 すベ く、 通 貨 改 革 を 柱 とす る 経 済 支 援 の 挙 に 出 て い る が 、 これ ら の支 援 は 、CI Sの 国 内 改 革 の 進 歩 に 応 じて 履 行 す る と い う タ ガ が は め られ て い る た め 、CISの 体 制 転 換 が遅 れ て い る現 状 で は 西 側 の 援 助 も消 極 的 に な ら ざ る を 得 な い 。 と ころ が最 近 、 価 格 自 由化 に伴 う混 乱 か ら 、 保 守 派(市 民 同 盟)が 台 頭 し、 計 画 経 済 へ の 回 帰 を 唱 え は じめ た こ と 、 ロ シ ア が 保 守 化 した こ と でCI Sの 求 心 力 が 高 ま り、 か つ て の 連 邦 時 代 の よ うな 経 済 紐 帯 関 係 を 復 活 さ せ つ つ あ る 。 ま た 西 側 経 済 支 援 二の 遅 れ に抗 議 す る形 で 、 独 自 再 建 の 道 を 模 索 しは じめ て い る。 こ の 機 に 及 ん で 、 西 側 と 一 線 を 画 そ う と す る改 革 路 線 が な ぜ 台 頭 して き た の か 、 これ らの 議 論 は 第V節 に譲 る こ と に す る。 改 革 の 現 状 と して は 第 一 に、92年1月 に 実 施 さ れ た 価 格 の 自 由 化 措 置 に つ い て 検 討 す る 。 そ こ で は 主 に ハ イ パ ー ・イン フ レー シ ョン を 誘 発 した 原 因 に つ い て 考 察 す る。 次 に 改 革 の 課 題 と して は 、 CIS諸 国 に お け る 体 制 転 換 の 阻 害 要 因 、 と りわ け 流 通 改 革 の遅 れ 、 通 信 技 術 の 悪 さ、 所 有 改 革 の 遅 延 等 に つ い て 中 心 的 に論 ず る。 そ して 第VI節 で は CIS諸 国 の 「世 界 経 済 へ の 有 機 的 結 合 」 は 西 側 の シ ナ リオ 通 りに 達 成 され る か 、 と い う可 能 性 に つ い て も言 及 す る。 な お 、 本 稿 で は 紙 幅 の 関 係 上 、 税 制 改 革 と通 貨 改 革 に 関 す る論 及 は 割 愛 す る。 2.改 革 の 現 状 CIS諸 国 が 経 済 市 場 化 の 一 環 と して 最 初 に取 り 組 ん だ 改 革 は 価 格 改 革 で あ っ た。 市 場 化 の た め に は 価 格 改 革 に 加 え 、 上 記 に 列 記 した 諸 改 革 の 実 施 が 不 可 欠 で あ る が 、 価 格 改 革 が 最 初 に 実 行 され た の は 国 民 の 抵 抗 が 少 な い 上 に 、 改 革 の 効 果 が大 き い と 判 断 さ れ た た め で あ る。 価 格 を 自 由 化 す る こ とで 生 産 企 業 の 利 益 志 向 が 高 ま り、 品 質 の 良 い 製 品 が 豊 富 に 供 給 され る と 共 に 、 財 政 面 か ら も企 業 に 対 す る 補 助 金 を カ ッ トで き る と い う図 式 か らで あ る 。 1991年1月2日 、CIS諸 国 は ロ シ ア を 筆 頭 に 相 次 い で 価 格 の 自 由 化 に 踏 み 切 っ た 。 当初 、 イン フ レは3∼5倍 に 留 ま る の で は な い か と予 測 され て い た が 、 乏 しい 商 品 供 給 の 下 で 実 施 さ れ た こ と 、 ま た 価 格 統 制 品 目(表1)も 自 由 化 さ れ た こ と か ら 、 結 果 は30倍 に も上 昇 し、 ハ イ パ ー ・イン フ レ を誘 発 し た の で あ る2)。

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CIS経

済 改革 の現状 と課題

表1科

学 統制 品 目

ハ イ パ ー ・イン フ レの 原 因 は 大 旨 、 以 下 の3つ に 要 約 で き る。 (i)生産 企 業 に よ る 縮 小 再 生 産 行 動 (ii)国営 供 給 公 団 トル グ に よ る供 給 独 占(図1) (iii)共 和 国 間 の 経 済 障 壁 (i)の原 因 に は2つ あ る。 第1は 市 民 の 買 い だ め と 、 商 品 が 高 くな りす ぎ て 売 れ ず 、 製 造 元 へ の 返 品 が相 次 ぎ 生 産 調 整 を 余 儀 な く され た こ と、 第2 に は 連 邦 の崩 壊 に よ り共 和 国 間 の 経 済 紐 帯 関 係 が 分 断 され て し ま い 、 他 の 共 和 国 か ら生 産 資 材 が 流 入 しな くな って しま っ た こ と で あ る 。 図1資源 配分の階層構造 (ii)は共 産 主 義 政 権 の 下 で は 絶 対 な権 力 を 振 っ て き た 流 通 組 織 で あ る が 、 連 邦 の崩 壊 に よ り多 くの 連 邦 省 庁 が 統 廃 合 す る 中 で解 体 され ず 、 図1の 如 く相 変 らず 生 産 数 量 や 販 売 数 量 を 統 制 して い る。 こ う した 組 織 が温 存 さ れ る こ と は 、 あ る 面 で 当 局 の 価 格 の 自 由 化 に 対 す る 自信 の な さを 反 映 して い る が 、 そ の一 方 で 価 格 自 由 化 の効 果 が 相 殺 さ れ て し ま い 、 消 費 物 資 は期 待 され た ほ ど 出 回 ら な か っ て の で あ る 。 つ ま り、 価 格 を シ グ ナ ル と して 行 動 し よ う と して も 、 トル グ が 当 該 商 品 の 必 要 性 を 認 め な い 限 り、 そ の 商 品 は タイ ム リー に 供 給 され な い か ら イン フ レが 加 速 す る わ け で あ る。 価 格 の 自 由 化 が 西 側 の悲 観 論 者 が 危 惧 す る ほ ど の混 乱 を 引 き起 さず に 済 ん だ の は と り も直 さず, トル グが 制 御 的 な役 割 を 果 した か らに 他 な らな い。 また ゴル バ チ ョフ時 代 に私 企 業 化 され た 商業 ・サ ー ビ ス企 業 も トル グ の 妨 害 に遭 い 、 仕 入 が 円 滑 に 進 行 しな い た め 、 市 民 生 活 は 国 営 商 業 に 立 脚 した 消 費 充 足 方 式 を余 儀 な く され て い る の が 現 状 で あ る3)。 (iii)は連 邦 崩 壊 に 伴 う経 済 的 紐 帯 関 係 の 分 断 の 結 果 、 招 来 さ れ た もの で 、 この 現 象 は 特 に ロ シ ア と ウ ク ラ イ ナ の 間 で 顕 著 に現 わ れ た 。 そ れ は ウ ク ラ イ ナ の 独 自通 貨 発 行 の 動 きに 端 を 発 して い る 。 す な わ ち ウ ク ラ イ ナ の この 動 き は ル ー ブ ル を 同 共 和 国 か ら駆 逐 させ た 。 駆 逐 され た ル ー ブ ル は 今 度 は ロ シ ア に 流 入 し、 ロ シ ア 国 内 で は ル ー ブ ル の過 剰 流 動 性 が お こ り、 イン フ レが 進 行 した の で あ る。 一 方 、 この イン フ レは農産 物 を ウク ライ ナか ら ロ シ ア へ 流 入 させ る結 果 と な っ た 。 こ の た め ウ ク ライ ナ は 農 業 国 で あ り な が ら 、 農 産 物 が 不 足 す る と い う現 象 を 生 ぜ しめ た 。 しか る に ウ ク ラ イ ナ 政 府 は ロ シ ア へ の 輸 出 規 制 を 講 じた の で あ る。 ロ シ ア も対 抗 措 置 と して60品 目を 輸 出 規 制 した た め 、 CISの 各 国 に い わ ゆ る“ 経 済 障 壁 ” が 形 成 さ れ る こ と と な っ た 。 か か る 経 済 障 壁 は イン フ レを 相 乗 的 に 加 速 させ た ば か りで な く、 各 共 和 国 に 自 給 的 行 為 を 強 い る と こ ろ と な り、 経 済 危 機 に 拍 車 を か け た の で あ る 。 以 上 の(i)∼(iii)の結 果 、 市 民 の 生 活 指 数 は ロ シ ア 革 命 直 後 の 混 乱 期 に 匹 敵 す る ほ ど の 落 ち 込 み を 記 録 した と も い わ れ る が 、 そ う した 論 評 は 極 端 だ と して も 最 近 の アン ケ ー ト調 査 で は 国 民 の60%が 昨 年 よ り も落 ち 込 ん だ 、 と 回 答 して い る。 か くの 如 き市 民 生 活 を 斟 酌 して か 、 エ ネ ル ギ ー 価 格 の 自 由 化 は 見 送 ら れ た 。 こ う した 現 状 を捉 え て 、 米CLへ 報 告 は8月 の 合 同経 済 委 員 会 で 「改 革 は 脱 線 の 可 能 性 が 高 い 」4) と 結 論 づ け て い る。 し か も経 済 危 機 は93年 度 に 本 格 化 す る 、 と い う見 通 しを 述 べ て い る。CIAの 予 測 通 り、10月6日 、 ロ シ ア 最 高 会 議 で エ リ ツ ィン

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大 統 領 は 改 革 の 軌 道 修 正 、 す な わ ち 独 自再 建 の 意 向 を示 唆 した 。 3.改 革 の 課 題 経 済 改 革 は な ぜ 脱 線 の 可 能 性 が 高 い の か 、 或 は 独 自再 建 の 意 向 を な ぜ 表 明 す る に は 至 っ た の か 、 そ の 答 え は 改 革 が 遅 々 と して 進 展 しな い か らで あ る。 な ぜ 進 展 しな い の か と い え ば 、 体 制 転 換 を 阻 害 す る 要 因 が 伏 在 して い る か らに 他 な らな い。 換 言 す れ ば 、 か か る 阻 害 要 因 の 克 服 こ そ が 改 革 の 課 題 で あ る と い え よ う。 昨 年 の 八 月 革 命 以 後 、CIS諸 国 に赴 い た 人 々 の 見 聞 記 を 総 合 す る と、 市 場 化 は 予 想 以 上 の ス ピー ドで 進 行 して い る と い う。 しか し、 本 稿 で は これ らの 見 解 に 異 論 を 唱 え た い 。 な ぜ な らばCIS諸 国 の 市 場 化 は(1)流通 機 構 の 未 発 達 、(2)通 信 技 術 の遅 れ 、(3)所有 改 革 の 遅 延 等 の 問 題 が 山 積 して い る か らで あ る。 1)流 通 機 構 の未 発 達 一 モ ス ク ワ を は じめ 、 大 都 市 に は コ メ ル ツ キ ー ・マ ガ ジ ゾ と称 す る 自由 売 買 店 が 軒 を連 ね 、 一 見 市 場 化 の 進 展 を窺 わ せ て い る が 、 彼 ら の 交 易 は飽 く迄 、 都 市 対 都 市 、 都 市 対 農 村 、 農 村 対 農 村 と い う規 模 で 行 わ れ て い る も の で は な く、 い わばr孤 立 的 市 場 圏 ” の 範 囲 で 行 わ れ て い る にす ぎ な い 。 大 塚 久 雄 教 授 に よ れ ば 、 局 地 的 市 場 圏 の 成 立 こ そ が 資 本 主 義 の 起 点 と な る。 体 制 転 換 を 目指 して い るCIS諸 国 に と っ て 孤 立 的 市 場 圏 の 形 成 は 歓 迎 され る べ き こ と で あ る が 、S DM(ソ 連 発 展 モ デ ル)の 運 輸 政 策 は 鉄 道 に 重 点 を 置 い て きた5)。そ の た め 道 路 は 不 備 な 上 に 、 モ ー タ リゼ ー シ ョン も 抑 圧 され て き た(住 民 千 人 当 た り50台)。 加 え て 都 市 間 の 輸 送 距 離 も長 い 。 こ の 点 が 中 国 との 相違 で あ る。 中 国 の 場 合 は 人 口 が 多 い 上 に 、 都 市 間 の 輸 送 距 離 はCISよ り も短 い 。 し た が っ て 、 トラ ッ クや トラ ク タ ー を購 入 す れ ば 直 に 流 通 業 に 転 身 で き る わ け で あ る 。 か く し て 、CISの 場 合 は 国 営 供 給 公 団 トル グ の よ う な 公 共 セ ク タ ー が 介 在 しな い 限 り、 輸 送 コス トの 嵩 み か ら 、 流 通 私 企 業 は 存 立 しえ な い の で あ る。 ゆ え に 住 民1万 人 当 た り店 舗 数 は欧 米 諸 国 に 較 べ て 著 し く低 い 水 準 を示 して い る の で あ る(表 2)。 表21万 人 当 た り店 舗 数(1988年) (出 所)9月20日 付 「読 売 新 聞 」J.サ ッ ク ス の イン タ ビ ュ ー 記 事 参 照 。 2)通 信 技 術 の 遅 れ 一 連 邦 時 代 は 共 産 党 と い う ネ ッ トワ ー クが 通 信 技 術 の 遅 れ を 補 完 して い た 関 係 上 、 こ の 問 題 は あ ま り表 面 化 しな か った が 、 ロ シ ア で は 共 産 党 が 非 合 法 化 され た た め 、 共 産 党 は 流 通 の 補 完 的 役 割 を 担 う こ と が で き な くな っ た 。 しか る に 、CIS諸 国 の 経 済 改 革 は 「通 信 技 術 の 高 度化 こそ がそ の成 否 を握 って い る」 と キ ッシン ジ ャー 博 士 に 指 摘 され る ほ ど遅 れ て い る。 した が っ て 市 場 化 の た め に は 対 外 的 に も、 対 内 的 に も通 信 網 を 近 代 化 す る こ と が 急 務 と な る 。 対 外 的 に は 先 ず 、CIS諸 国 が競 っ て 世 界 市 場 に リン ク しよ うと す る の で あ れ ば 、 株 式 市 場 や 為 替 取 引 な ど の 分 野 へ も 参 入 せ ざ るを 得 な くな る。 ま た 西 側 企 業 との 合 弁 事 業 を 促 進 す る た め に は 、 西 側 諸 国 と リア ル ・タ イ ム で ビ ジ ネ ス 情 報 を 交 信 で き る こ と が条 件 と な る。 対 外 的 に は 流 通 部 門 の 通 信 網 を 整 備 す る こ と が 焦 眉 の 課 題 とな る 。 わ け て も 八 月 革 命 以 後 、 ロ シ ア で は 共 産 党 が 非 合 法 化 され た こ と か ら、 通 信 事 情 が 著 し く劣 悪 化 した 。 そ の 結 果 、 消 費 物 資 が 特 定 地 域 に 偏 在 し、 他 の地 域 で は極 端 な モ ノ不 足 に 陥 い る、 と い う アン バ ラン ス な流 通 が 多 発 化 して い る 。 例 え ば 、 野 菜 の 流 通 ロ ス は40%に もの ぼ っ て い る と い わ れ る か ら 、 通 信 技 術 の 近 代 化 は 流 通 部 門 が 一 番 そ の 恩 恵 に浴 す こ と に な ろ う。 他 方 、CIS諸 国 の 通 信 技 術 の 遅 れ を 西 側 レベ ル ま で 高 め る に は 短 時 日で は 不 可 能 で あ る。 旧 東 独 の 事 例 を 引 用 す る ま で も な く、 東 独 地 域 の通 信 施 設 を 現 行 の 西 独 の 水 準 に ま で 高 め る に は 今 後10年

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CIS経 済 改 革 の現 状 と課 題 間 に 、 総 額370億 ドル の 更 新 投 資 が 必 要 と い わ れ る か ら 、CISに お け る通 信 手 段 の 近 代 化 が い か に 容 易 で な い か が 推 察 で き る。 こ の 間 、 市 場 化 は 阻 止 さ れ る こ と に な る。 3)所 有 改 革 の 遅 延 一 生 産 力 を 高 め 、 供 給 独 占 を 排 除 す る に は 所 有 改 革 を実 施 す る こ と が 最 善 で あ る 。 ゴル バ チ ョ フ時 代 に は か か る認 識 の 下 に 、 土 地 基 本 法 や 所 有 権 法 が 制 定 さ れ 、 所 有 改 革 の た め の 法 的 整 備 が 図 られ た 。 この 措 置 に よ り、 多 面 的 な 経 済 ウ ク ラ ー ドが 現 出 した が6)、そ れ ら は 大 旨 、 商 業 ・サ ー ビ ス部 門 に 限 定 され た こ と、 ま た 供 給 独 占 を 温 存 した ま ま で価 格 自 由化 が実 施 され た た め 、 増 産 効 果 が現 わ れ ず 、 経 済 危 機 に 拍 車 が か か っ た の で あ る。 そ こ で 価 格 改 革 の悲 観 論 者 や 先 の ミュ ー ヘン ・ サ ミ ッ トで は 経 済 危 機 の 抜 本 的 な 対 策 と して 土 地 所 有 改 革 の 推 進 が 勧 告 さ れ て い る。 昨 年 の 暮 、 ロ シ ア で は こ れ ら の 勧 告 に先 立 っ て 、 「土 地 改 革 断 行 の 緊 急 措 置 」 と題 す る大 統 領 令 が 布 告 さ れ 、92 年 中 に も コル ホ ー ズ を 解 体 す る と い う計 画 で あ っ た が 、 土 地 改 革 は 依 然 進 展 して い な い 。 CISに お い て 土 地 所 有 改 革 が な ぜ 進 展 し な い か と 云 え ば 、 そ の 理 由 は 以 下 の3つ に 要 約 で き る 。 (1)機械 化 農 業 の 下 で 分 業 が 進 み 、 農 村 社 会 の 構 造 は 個 人 農 業 の 担 い 手 が い な い こ と 、 ま た 高 齢 化 が進 み “三 ち ゃ ん 農 業 ” に な りつ つ あ る。 (2)長い 集 団 化 の 下 で 農 民 の 心 理 構 造 は “コル ホ ー ズ へ の 寄 生 制 ” と い う集 団 心 理 を 醸 成 し て し ま っ た 。8月 の コル ホ ー ズ解 体 反 対 デ モ は か か る 農 民 の 心 理 構 造 を反 映 して い る。 (3)土地 私 有 化 は 現 在 、 中 央 ア ジ ア ー 帯 で 繰 り 広 げ ら れ て い る民 族 間 抗 争 に 油 を 注 ぎ か ね な い 危 険 性 を 内 包 して い る。 特 に土 地 の 善 し悪 しや 用 水 権 な ど は 法 律 で 律 し難 い 要 素 を 含 ん で い る。 した が って 、 多 民 族 地 域 の 土 地 所 有 改 革 は 農 業 生 産 を 刺 激 す る ど こ ろ か 、 低 下 さ え招 来 す る の で あ る。 以 上(1)∼(3)の 側 面 が 解 決 しな い 限 り、 土 地 所 有 改 革 は 断 行 で き な い の で あ る。 ま た 農 業 生 産 の 増 産 も期 待 で きな い の で あ る 。 ロ シ ア大 統 領 を は じ め 、 価 格 改 革 の 悲 観 論 者 や ミュ ー ヘン ・サ ミ ッ ト の 勧 告 案 な ど もCIS農 業 の 現 状 認 識 が 甘 す ぎ る 、 と い う点 で 共 通 して い る。 次 に 、 国 営 企 業 の 民 営 化 は ど の よ う な進 捗 状 況 を示 して い るで あ ろ う か。 現 在 、 以 下 の2つ の 側 面 で カ ペ に 突 き 当 っ て い る。1つ は 軍 民 転 換 で あ る が 、 膨 大 な 対 外 債 務 を抱 え て い る現 状 で は 転 換 の た め の 新 た な 設 備 投 資 資 金 を捻 出 で き な い こ と 、 も う1つ は 財 政 均 衡 を 達 成 す るた め に 国 営 企 業 の 民 営 化 に よ る国 庫 収 入 も相 当 程 度 見 込 ま れ て い る が 、 一 般 市 民 の タン ス 預 金 は 価 格 自 由化 に よ る “ シ ョ ッ ク療 法 ” で 底 を 突 い て し ま い7)、株 式 保 有 に よ る 民 営 化 は著 しい 困 難 に 直 面 して い る。 4.世 界 経 済 へ の 有 機 的 結 合 表 記 の テ ー マ は ゴル バ チ ョ フ大 統 領 が ロン ドン ・ サ ミ ッ トに 向 け て 提 出 した 『書 簡 』 の 中 で 表 明 し た も の で あ る。 そ の 具 体 的 行 動 計 画 と し て8項 目 に わ た る提 案 を 行 い 、 混 合 経 済 体 制 の 確 立 を 目指 す と した が 、 そ の 目標 は こ の1年 間 で 僅 か2項 目 (軍 事 費 の 削 減 と 国 際 経 済 機 関 へ の 参 加)が 実 現 さ れ た に す ぎ な い 。 こ の 事 実 はCIS諸 国 の 経 済 改 革 が い か に 困 難 で あ る か を 例 示 して い る。 G7は 今 年4月 、240億 ドル に の ぼ る 旧 ソ連 へ の 金 融 支 援 を 決 定 した 。 そ の 内 訳 は(1)新ル ー ブ ル の 安 定 基 金 に60億 ドル 、 残 りを(2)国 内 改 革 と、(3)債 務 猶 予 に 充 当 す る と した 。 さ らに7月 の ミュン ヘ ン・サ ミ ッ トで は 援 助 の 細 目 に 関 す る協 議 が行 わ れ た が 、 「ど こ を 対 象 に 、 ど こ の 国 が 、 ど ん な 規 模 で 援 助 す る か(二 国 間 援 助)、 又 ど の 分 野 を 多 国 間 援 助 と す る か 」 を め ぐ っ て 、 サ ミ ッ ト諸 国 の 足 並 み は 揃 って い な い 。 最 下 、(1)に対 す る援 助 の み が 一 部 履 行 さ れ て い る に す ぎ な い 。 同 サ ミ ッ トは 旧 ソ連 の経 済 危 機 対 策 と して 自助 努 力 を 促 す と共 に 、 エ ネ ル ギ ー 部 門 と農 業 部 門 の 活 性 化 を 勧 告 して い る8)。わ け て も 農 業 部 門 は 土 地 改 革 を進 め て 、 国営 企 業 の 民 営 化 に伴 う失 業 者 や 軍 縮 に よ る退 役 軍 人 を農 業 生 産 に 動 員 す る こ と 、 この 結 果 、 穀 物 生 産 は 高 ま り、 穀 物 輸 入 が 減 少 し、

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エ ネ ル ギ ー 資 源 の 売 却 に よ る 外 貨 収 入 の 蓄 積 効 果 も生 ま れ る。 そ の 分 を 新 ル ー ブ ル 創 設 資 金 に充 当 す れ ば 、 通 貨 ル ー ブ ル の交 換 性 が 実 現 され 、 西 側 企 業 の 参 入 が 加 速 され 、CISの 「世 界 経 済 へ の 有 機 的 結 合 」 が 目 出 た く達 成 さ れ る 、 と い う シ ナ リ オ を 描 い て い る。 しか し、 第III節 で 指 摘 した よ うに 、 土 地 改 革 は 遅 々 と して 進 ま な い上 、 外 貨 獲 得 の 目玉 と 目 され て い る 石 油 部 門 も採 掘 施 設 の 老 朽 化 が 著 し く減 産 期 に 入 っ て い る9)。増 産 の 特 効 薬 と して は 、 エ ネ ル ギ ー価 格 を 自 由 化 して 国 際 価 格 へ 近 づ け る こ と で あ る。9月 に は 石 油 価 格 は2倍 に 引 き上 げ られ た が 、 価 格 自由 化 は 再 度 イン フ レ を 加 速 させ る と い う懸 念 か ら、 今 回 も見 送 ら れ た 。 そ れ 故 に 、 石 油 部 門 に お い て は 単 に 所 有 形 態 を 変 更(民 営 化 ・ 株 式 会 社 化)す る だ け の 改 革 で は 当 分 の 間 、 増 産 は 見 込 め な い 。 農 業 部 門 に も増 して 、 エ ネ ル ギ ー 部 門 も早 晩 、 増 産 が 見 込 め な い 状 況 の 中 で 、800億 ドル を 凌 駕 す る と い わ れ る対 外 債 務 を返 済 して い くに は軍 事 産 業 で 稼 ぐ以 外 に そ の 手 立 て は な い 。 しか し、 そ れ は 経 済 支 援 の 前 提 条 件 で あ る軍 民 転 換 に 逆 行 す る 。 に も拘 らず 、11月1日 付 の ロ シ ア 新 外 交 政 策 は 軍 事 産 業 を 梃 子 に 再 建 の 道 を探 る と して い る。 しか も武 器 輸 出 な ど の 分 野 で は 西 側 との 摩 擦 も覚 悟 の 上 と して い る。CIS諸 国 の 「世 界 経 済 へ の 有 機 的 結 合 」 に悲 観 的 な見 通 しが顕 在 化 しつ つ あ る。 5.独 自 再 建 の 道 ソ連 ・東 欧 学 会 終 了 直 後 の10月6日 、 エ リ ツ ィ ン大 統 領 は ロ シ ア最 高 会 議 で 現 行 の改 革 を修 正 し、 独 自再 建 の 方 向 を 示 唆 した 。 こ れ は 当 初 、 西 側 の 経 済 援 助 が 遅 々 と して 完 全 実 施 され な い の に 不 満 を 表 明 した も の と 受 け 止 め られ て い た が 、11月1 日の 新 外 交 政 策 の 発 表 で 対 西 側 強 硬 路 線 が よ り鮮 明 と な っ た 。 ロ シ ア 新 外 交 政 策 の 要 旨10)は次 の2点 に あ る。 す な わ ち(1)軍事 産 業 を梃 子 に 再 建 の 糸 口 を 模 索 す る 、(2)ロ シア と経 済 利 害 が 一 致 す る 新 興 工 業 国 と の 関 係 強 化 を 図 る 、 と謳 っ て い る。 こ う した 対 西 側 強 硬 路 線 が打 ち 出 さ れ る 背 景 に は 以 下 の3つ の 要 因 が考 え られ る。 第1は 市 民 同 盟 の 台 頭 で あ り、 第2はCISの 求 心 力 の 高 ま りで あ る 。 第3は 債 務 返 済 の 引 き延 し策 で あ る。 市 民 同 盟 と は ル シ コイ 副 大 統 領 を は じめ 、 軍 産 複 合体 の 職 能 代 表 者 に よ って 組 織 され て い る グル ー プ で 、 価 格 の 自 由化 に 伴 う国 民 生 活 の 疲 弊 か ら支 持 を 得 て勢 力 を 急 伸 さ せ て き た グ ル ー プ で あ る。 政 策 の ス ロー ガン と して は エ ネ ル ギ ー 価 格 の 国 家 統 制 の 維 持 、 基 本 食 料 品 の 価 格 統 制 の 再 実 施 、 国 家 発 注 の 拡 大 な ど計 画 経 済 へ の 回 帰 を 唱 え て い る 。 こ の グ ル ー プ は 一 応 穏 健 改 革 派 と い わ れ 、“ 市 民 同 盟 ” な る ソ フ トな 名 称 を 付 して い る が 、 政 策 の ス ロ ー ガン を窺 う限 り保 守 派 に 分 類 さ れ る。 近 時 、 大 統 領 と 云 え ど も 「同 盟 」 に 同 調 し な い 限 り、 政 策 運 営 が で き な い ほ ど 彼 らの 勢 力 は 増 大 して い る。 エ リ ツ ィン が 保 守 化 した と い わ れ る所 以 で あ る。 新 外 交 政 策 の 中 で 武 器 輸 出 を 公 然 と語 っ て い る の も、 「同 盟 」 の 差 金 と い え よ う。 ロ シ ア が 保 守 化 した こ と で 、CIS各 国 は 八 月 革 命 以 後 分 断 さ れ て い る経 済 的 紐 帯 関 係 を 修 復 さ せ る 動 き を 示 して い る11)。い わ ゆ る “求 心 力 ” の 高 ま りで あ る。 八 月 革 命 以 後 、 各 共 和 国 は 連 邦 か ら の 離 脱 傾 向(遠 心 力)が 強 ま り、 そ れ に 伴 い 経 済 的 紐 帯 関 係 も分 断 され 、 各 共 和 国 は 自給 的 経 済 行 為 を 余 儀 な く され 、 経 済 危 機 に 陥 っ た 。 こ の 反 省 か らCIS各 国 は 経 済 統 合 の 必 要 性 を痛 感 す るに 至 っ た 。 と こ ろ が 、 ロ シ ア の みIMF主 導 の 急 進 改 革 路 線 を 継 承 して い た 関 係 で 、 他 の 共 和 国 と の 対 立 点 が 多 く、 共 通 項 を 見 い 出 しに くか っ た 。 求 心 力 の 高 揚 で 今 後 、 経 済 的 紐 帯 関 係 も 連 邦 時 代 ほ ど で は な い に せ よ、 回 復 す る 可 能 性 が 強 ま っ た 。CIS諸 国 の経 済 関 係 の 修 復 は 経 済 危 機 の 歯 止 め と な る ば か りで な く、 か つ て の 共 産 党 組 織(共 通 項)が 遅 れ て い る 通 信 手 段 の 補 完 的 役 割 を 演 じ る こ と も 考 え られ るか ら、 経 済 秩 序 の 回 復 に も役 立 つ 。 以 上 の2つ の 対 内 的 要 因 が 自 信 と な っ て 新 外 交 政 策 の 発 表 と相 成 った わ け で あ る が 、 軍 事 産 業 を 梃 子 とす る独 自再 建 案 は 性 能 面 で 対 西 側 比 較 優 位 を 保 た な け れ ば な ら な い 。 比 較 優 位 を 保 つ に は 連

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CIS経 済 改 革 の 現 状 と課 題 邦 時 代 の よ うな 軍 事 優 先 の 資 源 配 分 を 再 現 しな け れ ば な らな い 。 財 政 赤 字 が 累 積 して い る現 状 で は 跛 行 型 の 資 源 配 分 は 容 易 で は な い と考 え られ る か ら、 か か る再 建 案 の 実 現 可 能 性 は 極 め て 疑 問 視 せ ざ る を得 な い 。 一 方、 ロ シ ア と経 済 利 害 が一 致 す る新 興 工 業 国 、 す な わ ちASEAN、 南 ア 、 イ ン ド等 の 関 係 強 化 に よ る再 建 案 は 実 現 可 能 で あ ろ うか 。R.ヌ ル ク セ の研 究 を 引 用 す る ま で も な く(12)、戦 後 の 世 界 貿 易 は発 展 水 準 を 同 じ くす る先 進 国 間 同 士 の 貿 易 、 す な わ ち 水 平 的 国 際 分 業 が 支 配 的 に 行 わ れ て きた 。 そ れ 故 に 、 サ ミ ッ ト諸 国 とCIS諸 国 の 貿 易 は発 展 水 準 の 著 しい 相 違 か ら 、 貿 易 の 拡 大 は 期 待 で き な い 。 垂 直 的 貿 易 は 発 展 水 準 の 低 い 国 の 対 外 債 務 を 増 大 させ るだ け で あ る。 した が って 、 ロ シ ア に と っ て は 新 外 交 政 策 の 中 で 銘 記 さ れ た 国 々 との 貿 易 が 最 も 理 に か な っ て い る と い え る13)。だ が 、 軍 民 転 換 が進 ま な い 現 状 に お い て 、 これ ら新 興 工 業 国 と の 輸 出競 争 に 太 刀 打 ちで き る か否 か 、 疑 問 で あ る。 10月1日 に 施 行 され た 民 営 化 小 切 手 の 発 給 措 置 も 不 良 企 業 を 整 理 す る の に寄 与 す る で あ ろ う が 、 対 外 競 争 力 の あ る企 業 の 振 興 策 と は な り得 な い。 対 外 強 硬 路 線 の 第3の 要 因 は 、 膨 大 な 対 外 債 務 で あ る。G7は 旧 ソ連 金 融 支 援240億 ドル の うち11 0億 ドル を 債 務 猶 予 に 充 当 す る と い う ガ イ ドラ イ ンを 示 して い る が 、800億 ドル を 超 え る 対 外 債 務 を 抱 え る ロ シ ア に と っ て は 利 子 補 給 程 度 の 額 に す ぎな い。 しか し、 こ れ ら の 支 援 も国 内 改 革 の 進 展 と 並 行 して 実 行 され る こ と に な っ て い る の で 、I MFの 支 援 は 実 現 化 しに くい 。 当 面 、 国 内 経 済 の 混 乱 に よ り生 産 力 の 回 復 が 見 込 め な い こ と か ら、 対 外 的 に 強 硬 路 線 を 打 ち 出 し 、 西 側 の 譲 歩 を 引 き 出 し、 返 済 の繰 り延 べ を 図 る以 外 に な い。 新 外 交 政 策 に 先 立 っ て 、2つ の 引 き延 し策((1) 債 務 の 返 済 を96年 まで 凍 結 す る こ と 、(1)対外 経 済 銀 行 に 信 託 さ れ て い る 合 弁 事 業 用 資 金 の 流 用)が 企 て られ 、 対 西 側 へ の 牽 制 策 と した 。 特 に(2)は ロ シ ア 大 蔵 省 の 国 債 を 担 保 に勝 手 に 引 き出 しが 行 れ て お り、 対 日分 だ け で もそ の 額 は90億 ドル に もの ぼ る こ と が 判 明 した 。 わ が 国 は エ リツ ィン 訪 日を 控 え 、 政 治 問 題 化 を 自粛 して い た た め 、 却 っ て 彼 ら の 態 度 を 増 長 させ る 結 果 と な っ た 。 こ の よ うな 背 信 行 為 は ロ シ ア を は じ め と す る 、CIS諸 国 を い ず れ 孤 立 さ せ る こ と に な る 。 新 外 交 政 策 に 沿 っ た 独 自 再 建 路 線 は 文 字 通 り “危 険 な 賭 け ” で あ る と 言 わ ざ る を 得 な い。IMFの 勧 告 に よ る地 道 な 改 革 を望 ん で や ま な い。 <注> 1)中 央 大 学 経 済 研 究 所 編 『体 制 転 換 』 研 究 叢 書 第25号 、92年7月10日 刊 2)溝 端 佐 登 史 「ロ シ ア 連 邦 の 経 済 改 革 の 行 方 」 『日 ソ 経 済 調 査 資 料 』92年7月 号No.722 参 照 。 3)拙 稿 『体 制 転 換 』p.74、 表3-5参 照 。 4)8月9日 付 「読 売 新 聞 」

5)P.Stuart & R.Gregory“Soviet Economic

Structure and Performance”1974.(吉 田

靖 彦 訳 『ソ連 経 済 』 教 育 社 、1987年 、P.154.) 参 照 。 6)В.Парчев,Малый бизнесвсфереуслуг. 《Торговляибытовое обслуживаине》:No.10.1991. стр.17таб.1. 7)西 側 と 異 っ て 、 銀 行 支 店 網 が 未 発 達 な こ と か ら市 民 は 銀 行 に 預 金 せ ず に 、 自 己 保 有 して い る の が 通 例 で あ る。 8)7月9日 付 「読 売 新 聞 」 9)加 藤 幸 廣 「第21回 ソ連 ・東 欧 学 会 報 告 要 旨 」 p.34参 照 。 10)11月2日 付 「読 売 新 聞 」 11)9月8日 付 及 び9月26日 付 「読 売 新 聞 」 12)猪 谷 善 一 『国 際 貿 易 の 理 論 と 政 策 』 文 化 書 房 博 文 社 、 昭 和45年 、pp.151-154参 照 。 13)IMF・ 世 界 銀 行 の 経 済 調 査 報 告(90年12月) に よれ ば 、旧 ソ連 の1人 当 りGNPは 、1,780ド ル と推 計 して い る 。 こ の 額 は 新 興 工 業 国 のG NPよ り も低 い が 、非 貨 幣 的 指 標 を加 味 す れ ば 、 新 興 工 業 国 のGNPの 水 準 に近 い と い え る 。

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