中高年者の社会参加活動の要因に関する文献検討 ―― 活動参加の促進に着目して ――
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(2) また,同一調査から複数報告を行っていたものは. 検索された文献. 選定する論文を一本に限定した.その後,選定し. CiNii Articles (n=4,334) DiaL(ダイヤル) (n= 221). た論文をもとに文献一覧表を作成した.項目は著 者,発表年,調査対象者,社会参加活動の定義と. 除外. 種類,分析方法,活動の評価方法,社会参加活動. ・データベース間の重複(n=141). の関連要因とし,今後の研究課題を明らかにする. 1 次スクリーニング:タイトルと抄録の精査(n=4,414). ために,項目ごとに類似性や相違性について検討 した.. 除外(計 n=4,285) ・原著論文ではない ・研究の対象が社会参加活動ではない ・有病者,障害者,要介護,要支援者が対象. なお,信頼性の高いレビューの実施を行うため に,一般化できる可能性の高い業績を選択する意 味合いから,独自性・有効性・妥当性などが担保. 2 次スクリーニング:本文の精査(n=129). されている原著論文を選定基準とした.また,生 活自立の状態にある中高年者の社会参加活動の要. 除外(計 n=95). 因分析に焦点を絞るため,有病者や障害者および. ・全文の入手困難 ・中高年者を対象としていない ・量的研究ではない ・社会参加活動をアウトカムとしていない ・同一調査の関連研究である. 要介護者などを対象とした文献を除外した.そし て,「中年者」は調査対象者が 40 歳以上で 65 歳未 満の研究,「 中高年者 」は調査対象者が 40 歳以上 の研究,「 高齢者 」は調査対象者が 65 歳以上の研. レビュー論文(n=34). 究を選定した.ただし,「調査対象者を 60 歳以上. 図 1 論文の選定基準および選定方法. の高齢者とする」等の操作的定義がされている研 究の場合は「高齢者」に分類した.. Ⅱ.方 法. Ⅲ.結 果. 1 .分析対象. 論文検索の結果(図1),CiNii Articlesから4,334. 中高年者の社会参加や社会活動に関連する論文. 件,DiaLから221件の論文が得られた.データベー. を,CiNii Articles と社会老年学文献データベー. ス間の重複を削除した計 4,414 件から,1 次スク. スの DiaL により検索した.検索語は ‘社会参加ま. リーニングの採択基準に合致した 129 件を抽出し. たは社会活動または社会的活動 ’ とし,論文のタ. た.さらに,論文本文について 2 次スクリーニン. イトルまたは抄録に検索語が使用されている論文. グを行い,最終的に採択基準に合致した 34 件を. を対象とした.なお,選択基準は,高齢者の生き. レビュー対象論文として選定し( 表 1),文献レ. がいと健康づくり推進モデル事業が各地で開始さ. ビューを行った.. れた 1990 ~ 2018 年 3 月末までに国内の学会誌に 発表された原著論文とし,『 厚生の指標 』のなか. 1 .調査対象者. から選定基準と適合する論文 6 件も含めた.. 対象者のサンプリング方法は,無作為抽出法に 基づいた研究が 16 件あり,そのうち住民基本台. 2 .論文の選定方法と選定基準. 帳からの抽出が 7 件 6-12),選挙人名簿からの抽出. 論文の選定には,データベース間の重複文献を. が5件 13-17),抽出元が不明な研究が4件 18-21)あった.. 削除し,1 次(タイトルと抄録の精査)と 2 次(本. そして,住民健診の受診対象者を対象とした研究. 文の精査)の2段階スクリーニングを行った(図1).. が 4 件 22-25),該当する住民全員を対象とした研究 8. 老社42-1_OUT.indb 8. 2020/04/14 16:51.
(3) 老社42-1_OUT.indb 9. 調査対象者. 地域の子育て支援行動の 7 項目:子供へのあい 因子分析,相関分析, さつ・声かけ/子どものよい行いをほめる/よく 重回帰分析,確認的因 ない行い等を注意する/子どもを預かる・遊び 子分析 相手になる/親の苦労をねぎらう・ほめる/子 ( 尺度の作成) 育ての悩みを聴く・相談にのる/手助けを申し 出る 趣味の会などの文化的活動/インターネット/ 項目分析,因子分析, 体操やスポーツ等の身体的活動/園芸や飼育 相関分析 /同居者以外との会食や茶話/高齢者の支援 ( 尺度の作成) に関する活動/子供の世話/自治会行事/交 通安全や防犯に関する活動/環境美化等の街 づくりに関する活動の10 項目 地域の行事・活動/健康・スポーツ活動/催し 階層的重回帰分析 物/カルチャー教室/学習活動/資格・技能取 (因果関係) 得活動の 6 活動.仕事は除外. 首都圏に居住する 60 ~ 69 歳の男女を, 中高年者 子育て支援行動に特化 住民基本台帳を用い層化二段無作為抽 (60~69 歳 ) 出 (都県と都市規模に対して,60 地点か 813人 ら抽出). 関東圏 A 市 B 区の 65 歳以上の住民を住 高齢者 社会活動を 「高齢者が他者と 民基本台帳から年齢層化無作為に1/2 (65 歳以上 ) のつながりをもち,社会に参 抽出 (906人 ) 加して行う行動」と定義. A 県T 市の住民基本台帳から無作為抽 中高年者 出した40 歳以上の男女に対して 2013 年 (40 歳以上 ) に行った社会調査の回答者のうち,今後 (676人 ) の調査協力の承諾を得た人. 長野県全域の 60 歳以上の男女を選挙人 高齢者 社会参加を 「集団としての組 名簿から層化 2 段無作為抽出 (60 歳以上 ) 織だった活動」と定義し,気 (1,391 人 ) のあった数人の仲間で行うよ うな活動は含まず,職業労働 も除外. 小林ら10) / 2016. 井上ら11) / 2016. 茨木ら12) / 2017. 松岡 13) / 1992. 社会活動を橋本ら14)の人との つながりを促す「家庭外での 対人活動」と定義.グループ 活動のほか個人活動も含め る. t 検定,χ2 検定,Fisher の直接確率検定,二項 ロジスティック回帰分 析 (因果関係). 趣味・娯楽・旅行/健康保持・スポーツ (体操, クロス分析,χ2 検定,t 歩こう会,ゲートボールなど)/学習・教養 (公 検定,重回帰分析 民館などの講座,老人大学など)/生産・就業 (因果関係) (シルバー人材センターなど)/地域行事の世話 (祭などの地域の催し物の世話役など)/環境・ 安全 (環境美化,緑化推進,交通安全,防犯・ 防災など)/福祉・保健・教育 (在宅老人の介 護・家事援助,施設訪問,食生活の改善,子ど も会の育成,郷土芸能の伝承など)の 7 活動. 町内会自治会活動/ボランティア活動/友人・ 近隣援助活動 ( 組織に属さない個別的な家事, 手伝い,看病,介護,乳幼児の世話など)の 3 活動. 東京都の江戸川区,葛飾区,江東区,墨 高齢者 田区の 4 区に居住する 65 歳から84 歳ま (65~84 歳 ) での高齢者を住民基本台帳から無作為 (417人 ) 抽出. 岡本 9) / 2014 ボランティア活動を 「個人の自 発的な意思による他者 ( 家族 親族・友人 , 近所の知り合い を除く)や社会に対する貢献 的・利他的な活動」と定義. 橋本ら 14)の社会活動性指標「いきいき社会活 χ2 検定,Mann「(よく,時々)する」を1, 「ほとんどし t 検 ない」を 0として得点化を行い,各領域 動チェック表」のうち就労を除く,社会奉仕活動 Whitney のU検定, (7 項目),個人活動 (10 項目),学習活動 (4 項 定,相関分析 の合計得点を算出 (相違を調べる) 目). 7 つの活動のうち1つ以上に参加してい たグループ (参加者)=1,いずれにも参 加していないグループ (不参加者)= 0. 各活動の参加状況について 「まったく参 加していない」~「できるだけ参加して いる」まで 5 件法で回答を求め,6 活動 の参加状況を合計して 「社会活動参加 度」とした. 各項目の実施状況について, 「 過去に一 度もない」「 過去半年以前にある」「 過 去半 年以内にある」の 3 選択し (1 ~ 3 点)を配置. 項目ごとに 「よくある」「時々ある」「あ まりない」 「まったくない」の 4 件法で回 答を求め,それぞれ 3 ~ 0 点に得点化. 子育て支援行動の 7 項目を合計して 「子 育て支援行動尺度得点 」とした. 活動ごとに活動ありに 1,活動なしに 0 を付与. 「まったくしていない」~ 「週 3 回以上」ま で 6 件法でたずね,活動あり (1),活動 なし (0)の 2 値に変換. 東京都 A 地域は 65 歳以上の高齢者を住 高齢者 高齢 者の社会活動を橋本ら 「家庭外での対人活動」 民台帳名簿から層化無作為抽出.埼玉 (65~84 歳 ) 14)の 県 B 地域は,2007 年に行った社会活動 (1,200人 ) と定義 調査の対象者にその後新たに 55 歳以上 となった住民から1 / 3 の割合で抽出. 二項ロジスティック回 帰分析 (因果関係). 11 種類のグループや団体のいずれか1 つ以上に参加している (=1),参加して いない (= 0). 活動の評価方法. 李ら 8) / 2013. 分析方法. ボランティア活動/友人・近隣援助活動 (家事・ 手伝い・看病・介護・乳幼児の世話)の 2 活動. 種類. 千葉県市川市の 65~84 歳の高齢者を住 高齢者 記載なし 民基本台帳から無作為抽出 (65~84 歳 ) (711 人 ). 社会参加活動. 岡本 7) / 2012. 定義 自治会・町内会・老人会・婦人会/ PTA /同 χ2 検定,階層的重回 業者の団体・農協・労働組合/生協・消費者団 帰分析 体・住民・市民運動の団体/ボランティア団体 (因果関係) /宗教団体/学習会や習いごとグループ/趣 味や遊び仲間のグループ/仕事仲間のグループ /同窓会/電子町内会や地域のメーリングリス トの11 種類のグループや団体. サンプル数. 岡山県岡山市と東京都練馬区の 2 地点 中高年者 記載なし で,50~69 歳までの男女を住民基本台 (50~69 歳 ) 帳から二段階確率比例抽出法により無 (1,177人 ) 作為抽出. サンプリング方法. 片桐ら 6) / 2010. 著者/ 発表年. 表 1 中高年者の社会参加活動の要因に関連する研究の概要. 老年社会科学 第 42 巻第 1 号 2020. 4. 9. 2020/04/14 16:51.
(4) 10. 老社42-1_OUT.indb 10. 2020/04/14 16:51. 調査対象者. 社会活動指標 (橋本ら14) )の構成項目を若干 ロジスティック回帰分析 「 週に 3 回以上」「 週に 1 ~ 2 回程度 」 変更した,個人活動 (10 項目),社会参加・奉 (因果関係) 「月に1 ~ 2 回程度」 「半年に 2~3日程 仕活動 (6 項目),学習活動 (4 項目),仕事 (1項 度」 「年に1~2 回程度」 「まったくして 目)の 4 側面. (個人活動のなかの 「お寺参り」 いない」の 6 件法でたずね, 「 週に 3 回 を 「友人や知人と食事」に, 「レクリエーション」 以上」~「年に1 ~ 2日程度」の回答に を 「個人的な娯楽や遊び」に変更 ) 1 点 ,「 まったくしていない」に 0 点を付 与して各領域ごとに加算して得点化 社会活動指標 (橋本ら14))のうち仕事を除く,社 多元配置分散分析 会的活動領域 (6 項目),学習的活動領域 (4 項 (因果関係) 目),個人的活動領域 (10 項目)の計 20 項目 収入の伴う仕事の有無/シルバー人材センタ Fisher の直接法検定, ー・高齢者事業団の仕事の有無/家の中での 多重ロジスティック回帰 役割/地域の団体・組織・会とのかかわり/ボ 分析 ランティア活動 (因果関係). 大阪市 24 区のうち8区から,65 ~ 84 歳 高齢者 記載なし の高齢者を選挙人名簿から無作為抽出 (65~84 歳 ) (654 人 ). 青森県内67市町村の65歳以上の在宅高 高齢者 記載なし 齢者を層化多段無作為抽出(ただし,抽 (65 歳以上 ) 出元不明) (2,629人 ). 福島県S市A地 区在 住の満 65 歳 以 上 高齢者 「役割」を 「日常的な家庭内の の全高齢 者を無作為に 1 / 2 抽出 (た (65 歳以上 ) 役割や個人的な学習・趣味に だし,抽出元不明) (466人 ) 関する活動から地域の団体・ 組織活動やボランティア活動 などの社会活動(参加)まで を包括する概念」と定義. 岡本ら17) / 2006. 佐藤ら18) / 2001. 高橋ら19) / 2007. 自治会・町会/趣味や娯楽のサークル・会/ス ロジスティック回帰分析 各活動を参加・不参加で判別.また, ポーツのサークル・会/勉強・学習のサークル・ (因果関係) すべての活動を合わせた活動参加頻度 会/学校や職場の同窓会・同期会/宗教関係 (年1 回より少ない~週に1 回より多い, の会・グループ/同業者の団体・組合/市民運 の 7件法)を回答.また,仕事以外の社 動・消費者団体/ボランティア活動の団体/そ 会参加の有無 (いずれか1つ以上に参加 の他 しているかどうか) 仕事/家庭内役割/ 話し相手/地域の活動参 共分散分析,χ2 検定 加/役員や世話役の経験/趣味/毎日新聞を (因果関係) 読む. 千葉県柏市で住宅地域として特徴の異 中高年者 記載なし なる5 地域を選び,地域ごとに在住の 55 (55 歳以上 ) 歳以上を無作為抽出 (ただし,抽出元不 (1,133人 ) 明). 東京都檜原村における住民検診を受診 中高年者 記載なし した40 歳以上の中高年者 (40 歳以上 ) (175人 ). 菅原ら 21) / 2013. 竹前 22) / 1996. 行っている活動の合計数. 地域社会活動 (町内会/自治会/老人会/老人 χ2 検定,多重ロジステ 「月に 1 回以上参加しているようなグル ープや団体があるか・ないか」の2値 クラブ),個人社会活動 ( 趣味・スポーツ・学習 ィック回帰分析 サークル/自主グループ),その他の活動 (ボラ (因果関係) ンティア団体や市民活動団体・NPO/同窓会や 退職者の会 (職場の OB 会など)/その他のグ ループや団体). 高齢者 記載なし 佐藤ら 20) 東京都 A 区の要介護認定者を含む 65 歳 / 2012 以上の高齢者を居住地区別,男女別で (65 歳以上 ) 層化無作為抽出 (ただし,抽出元不明) (1,485人 ). 各活動について,活動の有無で 2 値に分 類. 参加している活動の数を社会的活動領 域,学習的活動領域,個人的活動領域 の各領域別に合計した得点. 各活動について, 「まったく参加してい ない (0 点)」~「いつも参加 (3 点)」の 4 件法で求め,社会的活動と個人的活動 別に合計点を算出. t 検定,χ2 検定, 社会的活動:政治/ボランティア/老人クラブ 個人的活動:学習(教養講座など)/社交的な 共分散構造分析 つどい(ダンスなど)/趣味のつどい (手芸・芸 (因果関係) 能など). 山口市の 60 歳以上の在宅高齢者を選挙 高齢者 記載なし 管理委員会名簿から無作為抽出 (60 歳以上 ) (494 人 ). 青木 16) / 2004. 活動の評価方法. 「ほとんど毎日」 「 週に 3 ~ 5 回」 「 週に 1 ~ 2 回」 「月に1 ~ 3 回」 「年に 4 ~ 9 回」 「年に1 ~ 3 回」 「ほとんどない」の 7 件法とし, 「ほとんど毎日」から 「年に 1 ~ 3 回」を1点, 「ほとんどない」を 0 点として,社会活動の 4 側面別に合計. 分析方法. 社会活動指標 (橋本ら14))の構成項目を若干変 重回帰分析 更した,仕事 (1項目),個人活動 (10 項目),社 (因果関係) 会・奉仕活動 (7 項目),学習活動 (4 項目). ( 趣味の会の活動を宗教関係の活動に変更,お 寺参りを同居家族以外の人との会食に変更 ). 種類 社会 活 動 状 況 指 標:仕事 ( 仕事 ),社会 的 活 相関分析,差の検定 「 い つ も」ま た は 「 時 々」と 回 答 し 動 ( 地域行事/町内会活動/老人会活動/趣 (指標 ( 尺度)の作成) た 活 動 項 目 数 を 「 仕 事 」「 社 会 的 味の会の活動/奉仕活動/特技などの伝承活 活 動 」「 学 習 的 活 動 」「 個 人 的 動),学習的活動 (老人学級/カルチャーセンタ 活 動 」の 4 側 面 別 に 合 計 し た 得 点 ー/市民講座/シルバー人材センター),個人的 活動 ( 近所付き合い/近所での買い物/デパー ト/近くの友人訪問/遠くの友人訪問/国内 旅行/海外旅行/お寺参り/スポーツ/レクリ エーション)の 21項目. 社会参加活動. 埼玉県鳩山町に居住している55 歳以上 「社 中高年者 社会 参加を大 野ら 40) の 79 歳の中高年者を選挙人名簿から性・年 (55~79 歳 ) 会と接触する活動,家庭外の 齢階層別に層化無作為抽出 対人活動」と定義 (964 人 ). 定義. 金ら15) / 2004. サンプル数. 岐阜県S町,栃木県M町,岐阜県M町, 高齢者 社会活動を 「家庭外で 名古屋市S区の4地域に居住する65歳以 (65 歳以上 ) の対人活動」と定義 上の男女 (名古屋市S区は選挙人名簿よ (5,201 人 ) り無作為抽出した 5%標本,ほかの 3 地 域は全員). サンプリング方法. 橋本ら14) / 1997. 著者 / 発表年. (表 1 つづき).
(5) 調査対象者. 老社42-1_OUT.indb 11 活動の評価方法. 社会活動指標 (橋本ら14))のうち仕事を除いた, 重回帰分析 社会的活動 (6 項目),学習的活動 (4 項目),個 (因果関係) 人的活動 (10 項目)の計 20 項目 外出頻度/行き来する友人/友人などに会う χ2 検定,多重ロジスティ 頻度/家の外での趣味や楽しみ/趣味活動で ック回帰分析 の外出頻度/町内自治活動/独居老人会/独 (因果関係) 居シルバー昼食会. 松原 42)の生活行動の2側面のうち,社会的な側 ロジスティック回帰分析 面として 「人が集まる場への参加 (集まり)」,文 (因果関係) 化的な側面として 「趣味や娯楽」. (10 項 2 元配置分散分析,段 社会活動指標(橋本ら14))の,個人活動 目),社会参加・奉仕活動 (6 項目),学習活動 階的重回帰分析 (4 項目),仕事 (1項目)の 21項目 (因果関係). コミュニティ活動/ 自然保護活動/ 消費者運 単純集計,クロス検定 動/社会奉仕/福祉活動/青少年育成活動/ 集計 文化・スポーツ活動/地方自治団体・公共団体 (相違を調べる) の委員や世話人 社会活動状況指標 (橋本ら14))の仕事(1項目), 統計解析パッケージ: 社会的活動 (6 項目),学習的活動 (4 項目),個 HALBAU 人的活動 (10 項目)の 4 側面の 21項目 (相違を調べる). 宮城県栗駒町に在住する65 歳以上のひ 高齢者 記載なし とり暮らしの全高齢者 (65 歳以上 ) (166人 ). 大阪府T市に居住する65 ~ 75歳未満の 高齢者 記載なし 生活自立前期独居高齢者 (65~74 歳 ) (1,216人 ). 高齢者 記載なし 岡本ら 28) 宮城県の農村部であるA地域 8町の在宅 / 2006 高齢者 (65 歳以上 ) (502 人 ). 丘陵地の神奈川県K市I住宅団地の全 中高年者 記載なし 世帯のうち,50 歳以上の居住者 (50 歳以上 ) (790人 ). 日本教職員共済組合名簿から抽出した, 中年者 記載なし 岩手,新潟,神奈川,愛知,兵庫,福岡 ( 男性 63・64 の各県に在勤していた公立小,中学校 歳,女性 58・ の定年退職教員 59 歳 ) (1,415人 ). 過 疎地域 (G 県北部の1 市 8 町村からな 高齢者 「家 社会活動を橋本ら14) の るT地域)に在住する高齢慢性疾患患者 (53~90 歳 ) 庭外での対人活動」と定義 (95人 ). 渡辺ら 27) / 2004. 全ら 29) / 2016. 大塚 30) / 1995. 小泉ら 31) / 2000. 社会活動指標 (橋本ら14) の改訂版(金ら15))の t 検定,χ2 検定 うち仕事を除いた,個人的活動 (10 項目),社 (相違を調べる) 会的活動 (7 項目),学習的活動 (4 項目). 参加している活動の数を 「仕事」「社会 的活動」 「学習的活動」 「個人的活動」 の 4 側面別に合計した得点と,4 側面の 得点を合計した総得点による社会活動 状況指標得点. 参加している活動の合計数. 各項目について, 時々またはいつもしてい る ( 1 点) ,していない ( 0 点)で回答を 求め,21項目の得点を合計して社会活動 得点とした. 各活動について, 「活動参加意向」はそ の活動をしたいと思うかをたずね, 「思 う」・ 「 思わない」の 2 件法.活動状況 は,現在その活動をしているかどうかを たずね, 「している」・ 「していない」の 2 件法. 外出頻度「 週に 2~3 回以上/週に1 回 以下」,行き来する友人 「いる/いない」, 友人などに会う頻度「週に1回以上/そ れ以下」,家の外での趣味や楽しみ「あ る/なし」,趣味活動での外出頻度「 週 に1 回以上/それ以下」,町内自治活動 「参加/不参加」,独居老人会「参加/ 不参加」,独居シルバー昼食会「参加/ 不参加」. 各活動を 「いつも」「時々」「なし」の 3 件法で得点化し,社会的活動 ,学習的活 動 , 個人的活動別に合計した得点. 各活動は参加に1 点,不参加に 0 点を付 与し,それぞれの領域の合計得点を算 出. χ2 検定,多重ロ ・ベースライン調査時に t 検定, 「 運動習慣あり」 ジスティック回帰分析 のうち,追跡調査時に運動を実施して (因果関係) いた場合を 「 運動継続 」,運動を実施し ていない場合を 「 運動中止」 ・ベースライン調査時に 「 運動習慣なし」 のうち,追跡調査時に運動を実施して いた場合を 「 運動開始」,追跡調査時に 運動を実施していない場合を 「 運動非 実施 」. χ2 検定,多重ロジスティ 行事への参加は 「誘われれば参加する」 ック回帰分析 「参加していない」を1(不参加), 「 自ら (因果関係) 進んで参加している」 「興味のある行事 は進んで参加するが,興味がなければ 参加しない」を 0(参加). 分析方法. 栗原ら 26) / 2003. 高齢者 記載なし 安齋ら 25) 群馬県T 村で,健康診査を受診した75歳 / 2012 以上の高齢者 (75 歳以上 ) (259人 ). 老人のグループ活動. 種類. 秋田県南外村に在住する 65 歳以上の高 高齢者 記載なし 齢者を対象に実施した健診の受診者 (65 歳以上 ) (1,029人 ). 社会参加活動. 吉田ら 24) / 2006. 定義 行事への参加/電話での会話/趣味/友人へ の訪問. サンプル数. 熊本県阿蘇郡蘇陽町に在住する中高年 中高年者 記載なし 者で,老人健康法に基づく基本健康診査 (40 歳以上 ) の受診対象者 (2,199人 ). サンプリング方法. 宮北ら 23) / 2000. 著者 / 発表年. 老年社会科学 第 42 巻第 1 号 2020. 4. 11. 2020/04/14 16:51.
(6) 12. 老社42-1_OUT.indb 12. 2020/04/14 16:51. 調査対象者. サンプリング方法. サンプル数. 定義. 多次ら 39) / 2016. 首都圏のA 市 (政令指定都市)内で開催 高齢者 記載なし されている食事会に参加している 65 歳 (65 歳以上 ) 以上の高齢者で,同一敷地内に居住す (331 人 ) る家族がいないひとり暮らし高齢者のう ち,要支援 • 介護認定を受けていない者. 高齢者 内閣府の調査 (2009)を参考 松田ら 38) 東北地方のA県B市内在住の 60 歳以上 / 2015 の高齢者を対象とした趣味サークルの参 (60 歳以上 ) に,社会活動を 「グループや団 加者 (45人 ) 体で行われている活動」と定 義. χ2 検定,多重ロジスティ ック回帰分析 (因果関係). 各項目について, 「時々またはいつもし ている ( 1 点)」「していない ( 0 点)」. 定期的な運動を 6 か月以上継続してい る者を 「維持群」 ,はじめてから6 か月以 内である・運動しているが定期的でない 者を 「不安定群」,近い将来に運動を始 めようと思っている・これから先も運動 するつもりはないものを 「未実施群」の 3 群に分類. 各項目について,参加の有無で 2 値に分 類. 各項目は 「時々またはいつもしている」の 回答に1 点, 「 していない」に 0 点を付与 し,それぞれの領域,および 4 領域全 体の合計得点を算出. ( 週 1 回以上 )~ 余暇活動: 「友人や家族との遊びや外食」/趣 χ2 検定,二項ロジスティ 各項目の外出頻度を (年数回以下)の 4 件法でたずね, (週 1 味活動:体操サークル等の 「 運動活動」と手芸 ック回帰分析 回以上 ) と (月2, 3 回程度)および (月1 サークル等の 「文化活動」/役割活動:自治会 (因果関係) 回程度)を統合して<月1 回以上 >とし, • 老人会 • 婦人会等の 「地縁組織活動」/信仰 (年に数回以下)を<月1回未満 >として 活動: 「寺社等への参礼拝」の 4 活動 5 項目 2 値に再変換. 「いきいき社会活動チェック表」の χ2 検定,Fisher の正 尾島ら 41)の うち, 「社会参加・奉仕活動」の 6 項目 (地域行 確確率検定,Mann事 (お祭り,盆踊りなど)/町内会や自治会活 Whitney 検定 動/老人会 (老人クラブ)活動/趣味の会など (相違を調べる) 仲間うちの活動/奉仕活動/特技や経験を他 人に伝える活動). 労働や家事以外の余暇時間で健康や体力向上 を目的に1回 30 分以上,週 2 回以上行うもの. 家族以外の人との運動・食事/ボランティア活 マクネマー検定 動への参加/地域の行事への参加などの15 項 (介入効果を図る) 目. 3 人1 組で3か月 中年者 記載なし 尾関ら 36) 静岡県民から募集した, / 2015 間行う健康増進プログラムの参加者 ( 原 (40~64 歳 ) 則 40~64 歳 ) (109人 ). 高齢者 定期的な運動に特化 中野ら 37) 一次予防,二次予防の介護予防運動教 / 2015 室,および二次予防終了後のフォローア (65 歳以上 ) ップ調査に参加した茨城県J市とY町の (300人 ) 65 歳以上の高齢者. 「いきいき社会活動チェック表」の ロジスティック回帰分析 大野ら 40)の 個人活動 (10 項目),就労 (1項目),社会参加・ (介入効果を図る) 奉仕活動 (6 項目),学習活動 (4 項目)の 4 領域 21項目. 「社 高齢者 社会活動を,橋本ら 14)の 木村ら 35) 福島県二本松市の 65 歳以上の高齢者の / 2011 うち,国の基準により,運動器の機能向 (65 歳以上 ) 会と接触する行動,家庭外で 上プログラムの特定高齢 者に該当した の対人行動」と定義 (279人 ) 人. 因子分析,t 検定,一元 各項目は 「まったくしていない (1 点)」~ 配置分散分析,相関分 「いつもしている(4 点)」の 4 件法.社会 析 的活動の 4 因子ごとに得点を加算して ( 尺度の作成) 参加得点とした. 各活動を参加している・していないの 2 値に分類. 活動の評価方法. 老人クラブ/町内会・自治会/宗教団体/趣味 χ2 検定,名義多項回帰 の会/健康・スポーツの会/学習・教養の会/ 分析 シルバー人材センター/社会奉仕 (ボランティア) (因果関係) 「いきいき社会活動チェック表」の 尾島ら 41) の 社会活動項目を参考に,著者が考案した 34 項 目. 東京都内 3 地域 (商業地域,新興住宅地 高齢者 記載なし 域,郊外の住宅地域 )の老人クラブに参 (60~96 歳 ) 加している高齢者 (509人 ). 分析方法 参加している活動の数を社会活動の 4 側面別に合計した得点 ( 絶対評価). 種類 「いきいき社会活動チェック表」の 不明 尾島ら 41)の 個人活動 (10 項目),社会参加・奉仕活動 (6 項 (相違を調べる) 目),学習活動 (4 項目),仕事 (1項目). 社会参加活動. 高齢者 長田ら 34) 東京都 A 区のシルバー人材センターおよ 記載なし / 2010 び老人クラブに所属する 60 歳以上の会 (60 歳以上 ) 員 (1,334 人 ). 小玉ら 33) / 2009. 高橋ら 32) 埼玉県O市の 228 老人クラブに所属する 高齢者 「社会 社会活動を橋本ら14) の / 2003 全会員のうち 65 歳以上の高齢者 (65 歳以上 ) と接触する行動,家庭外での (8,940人 ) 対人行動」と定義. 著者 / 発表年. (表 1 つづき).
(7) 老年社会科学 第 42 巻第 1 号 2020. 4. が 4 件 26-29),それ以外の研究が 10 件 30-39)あった.. 協 6)・ 宗 教 団 体 6,21,33)な ど へ の 参 加,婦 人 会 6,. ま た,高 齢 者 の み を 対 象 と し た 研 究 が 24. 39). 件 7-9,11,13,14,16-20,24-28,31-35,37-39),中高年者を対. 合 6)などの活動,仕事仲間のグループ 6),自然保. 象とした研究が 8 件 6,10,12,15,21-23,29),中年者のみ. 護活動 30),政治活動 16)などがみられた.学習的. を対象とした研究が 2 件 30,36)あった.. 活動では資格・技能取得活動 12)が設定されていた.. さらに,対象者の属性に就業状態(仕事の有無). 個人的活動では,単なるスポーツではなく,健康. であった.. 保持のための健康・スポーツ活動 12,13,33)や催し. を含んでいた研究は 9 件. ・PTA6)・同業者の団体 6,21)・農協 6)・労働組. 6,10-13,16,21,26,33). 物への参加 12),家族以外の人との食事 11,36,39)な 2 .社会参加活動の定義と種類. どが設定されていた.ほかに,学校や職場の同窓. 社会活動の定義をしている研究が 14 件あり,そ. ・同期会 21),退職者の会 20),インターネッ 会 6,20,21). のうち橋本ら 14)の「社会活動を家庭外での対人活. ト 11),電子町内会 6),地域のメーリングリスト 6). 動 」とした研究が 6 件 8,12,14,31,32,35),これに修正. などがみられた.. を加えた大野ら. の「社会活動を社会と接触する. さらに,社会活動の種類として仕事を含めてい. 40). 活動,家庭外の対人活動 」とした研究が 1 件. た研究が 9 件 14,15,17,19,22,29,31,32,35),仕事を除. ,. 15). 独自に定義した研究が 5 件 9,11,13,19,38),特定の活. 外した研究が 25 件あった.. 動に特化した研究が 2 件 10,37)あった.橋本ら14) は社会活動を仕事,社会的活動,学習的活動,個. 3 .活動の評価方法. 人的活動の 4 側面でとらえ,その指標として仕事. 活動の評価では,参加・不参加や活動している・. (①仕事),社会的活動(①地域行事②町内会活動. していない,思う・思わないなどの 2 値(0,1)で評. ③老人会活動④趣味の会の活動⑤奉仕活動⑥特技. 価している研究が 21 件,3 件法が 4 件 11,14,26,37),. などの伝承活動 ),学習的活動( ①老人学級②カ. 4 件法が 5 件 10,16,23,34,39),5 件法が 1 件 12),6 件. ルチャーセンター③市民講座④シルバー人材セン. 法が 2 件 7,17),7 件法が 1 件 15)あった.. ター),個人的活動( ①近所付き合い②近所での 買い物③デパート④近くの友人訪問⑤遠くの友人. 4 .社会参加活動の関連要因. 訪問⑥国内旅行⑦海外旅行⑧お寺参り⑨スポーツ. ロジスティック回帰分析や重回帰分析などの多. 変量解析を用いた研究が 24 件,χ2 検定や t 検定. ⑩レクリエーション)の 21 項目を設定していた. 社会活動の種類では,この橋本ら 指標を用いた研究が 9 件. の社会活動性. などの相違に関連する検定を用いた研究が 10 件. 14). ,. あった.そのうち,社会参加活動と個人の属性と. 8,14,15,17,18,25,26,29,31). の指標を用. の関連を直接評価していない研究(分析を通して. いた研究が 2 件 32,38),大野ら 40)の指標を用いた. 尺度を作成する研究 10,11,14,34)とプログラムの介. 橋本らの指標を実用化した尾島ら 研究が 1 件. あった.また,松原. 35). 41). の指標を用い. 入効果を測定する研究 35,36))を除いた 28 研究を. 42). た研究が 1 件 28)あった.. 対象にその関連要因を整理した結果,基本属性,. 橋本らの指標以外の社会活動の種類では,地域. 健康および身体的要因,個人の能力,心理的要因,. 奉仕活動として高齢者支援などの福祉活動 11,13,. 過去の経験と他活動への参加,社会的要因,制度. や個別的な友人・近隣援助活動. 30). ,地域の子. 的環境的要因に分類された(表 2).. 7,9). などが設定されていた.また. 整理された要因のうち,活動参加の促進に関連. ボランティア活動 19,36)・ボランティア団体 6,20,. する要因として,「 個人の能力 」では外出手段 26,. 育て支援活動. 10,11). もみられた.ほかに社会的活動では,市民運動. ,移動能力 20,27,37),外出頻度 8,20),「心理的要. 21). 38). の団体 6,20,21)・NPO20)・消費者団体 6,21,30)・生. 因」では地域への愛着 13),信頼感や連帯感に基づ 13. 老社42-1_OUT.indb 13. 2020/04/14 16:51.
(8) 表 2 中高年者の社会参加活動の関連要因 著者 / 発表年. 基本属性. 健康および 身体的要因. 個人的要因 個人の能力. 心理的要因. 過去の経験と 他活動への参加. 社会的要因. 制度的 環境的要因. 過去の居住経 験. 片桐ら 6) /2010 IADL. 岡本 7) /2012. 地域貢献志向,若 い世代と交流志向. 中年期のボラン ティア経験. 外出頻度. 李ら 8) /2013. 活動情報の認知. 社会的ネットワーク (情 地域差 緒的サポート,手段的 サポート) 他者・地域貢献意 識. 岡本 9) /2014. 親しい友人や仲間の数. 親しい友人・仲間数. 小林ら10) /2016 井上ら11) /2016 茨木ら12) /2017 松岡 13) /1992. 性別,最終学歴,就 健康状態 労状態 年齢,性別,居住年 障害が少ない 数,収入のある仕事 の有無,配偶者の 有無,経済状況. 老後観,老後の準 備行動. 情報源. 技術・知識・資格 地域への愛着 の有無. 親しい友人・隣人の数. 橋本ら14) /1997 金ら15) /2004. 年齢,性別,配偶者 の有無,学歴,暮ら し向き. 地域共生の認知, 社会参加の継続の 意思. 青木 16) /2004 岡本ら17) /2006 佐藤ら18) /2001. 自己効力感 年齢,性別,配偶者 外出時のからだ の有無,学歴,暮ら のつらさ し向き,居住年数. 性別,学歴,世帯構 主観的健康感 成,暮らし向き. 菅原ら 21) /2013. 学歴,雇用形態,居 老研式活動能力 住形態,居住年数 指標. 移動能力,外出 頻度. 地域包括支援セン ターの認知 高齢期の働き方の 希望. 耳の聞こえ. 宮北ら 23) /2000 趣味の有無. 肥満,歩行速度, 痛みの有無,外 来通院の有無, 主観的健康感. グループ活動へ の参加. 痛みの変化. 安齋ら 25) /2012. 性別,独居期間,独 健康度自己評 居の自己決定 価,健康生活習 慣,現病歴. 外出手段. 咀嚼力, 間欠跛行 1 km 歩行移動力 の自覚症状. うつ傾向. 年齢,性別. IADL. 抑うつ傾向. 家族構成. IADL,主観的健 康観,日常生活の 自立度. 渡辺ら 27) /2004. 全ら 29) /2016. 親しい友人や仲間の 活動情報の認知 数,活動情報を教えて くれる人,外出や活動 参加への誘い,中年期 に地域とのかかわり. 自覚的咀嚼能力, 歯周疾患の程度, 義歯装着の有無. 竹前 22) /1996. 岡本ら 28) /2006. 技術・知識・資格 地域社会への態度, 平 穏 で のんびり志 向,変化や新しさを 伴う活動的志向. 日常生活自立度. 佐藤ら 20) /2012. 栗原ら 26) /2003. ソーシャル・サポート. 年齢,性別,配偶者 健康度自己評価, の有無,家族形態 体力自己評価. 高橋ら19) /2007. 吉田ら 24) /2006. 居住地,公的支援 の認知. 交通手段の利便性 社会的ネットワークの 豊かさ. 近隣環境 (傾斜・商 店やコミュニティ施 設までの距離). 14. 老社42-1_OUT.indb 14. 2020/04/14 16:51.
(9) 老年社会科学 第 42 巻第 1 号 2020. 4. 著者 / 発表年. 個人的要因. 健康および 身体的要因. 基本属性. 個人の能力. 心理的要因. 過去の経験と 他活動への参加. 社会的要因. 制度的 環境的要因. 教員の最長勤務校, 先生呼称. 大塚 30) /1995. 年齢,性別,趣味の 有無. 小泉ら 31) /2000. 主観的健康観, 自 覚症状の有無,健 康 上 気をつけて いることの有無. 年齢,性別. 高橋ら 32) /2003. 居住地. 性別. 小玉ら 33) /2009. 肩こりがない. 役員やプログラ 友人数 ムリーダーとして の経験・他活動 への参加. 長田ら 34) /2010 木村ら 35) /2011 尾関ら 36) /2015 屋外移動能力,運 何回か休んでも再 動 の 生 活 パター 開する自信 ンへの組みこみ 来会手段 会への責任感. 中野ら 37) /2015 松田ら 38) /2015 多次ら 39) /2016. 収入満足度. 歩行補助具の使 用. 外出志向. 友人からの誘い 家族や友人の訪問頻 度. 近隣者からの情報 入手. 注:分析を通して尺度を作成する研究 ( 10),11),14),34))とプログラムの介入効果を測定する研究 ( 35),36))は 「社会参加活動の関 連要因」を空欄とした.. く地域共生の認知 15),地域社会への態度 17),友人. 対象者の属性に就業状態( 仕事の有無 )を含んで. や近隣者が困っていたら役に立ちたいという他. いた 9 研究中,社会参加活動の種類や関連要因に. 者・地域貢献意識 9),「社会的要因」では親しい友. ついて,就業者と非就業者間で比較をした研究は. 人や隣人の数 度. ,家族や友人の訪問頻. 見当たらなかった.. 7,9,13,17,33). ,外出や活動参加への誘い. 39). を教えてくれる人. ,活動情報. 今日,地域社会と無縁であった中年者が退職後に. 17,38). ,社 会 的 サ ポ ー ト の 豊 か. 突然,地域と向き合おうとしても容易ではなく43),. 17). ,. 退職後の社会参加のむずかしさが問題となってい. 地域差 ,交通手段の利便性 ,公的支援の認知 ,. る.また,在職中の早い時期からの地域における. さ. , 「 制度的環境的要因 」では居住地. 8,16,29) 8). 15,32). 28). 近隣者からの情報入手. 15). ,活動情報の認知. 39). ,. 社会参加の重要性も指摘されている5,44).レビュー. 7,17). 情報源 12)などの要因が示されていた.. 結果から,中年者の社会参加活動に関連する要因 について十分に検討されているとはいい難く,今. Ⅳ.考 察. 後さらなる研究の蓄積が必要であることが示唆さ. 1 .調査対象者. れた.. レビュー対象の 34 文献中,中高年者を対象と 2 .社会参加活動の定義と種類. した研究は 8 件あったが,そのうち中年者と高齢 であった.. 社会活動の定義をしている 14 研究のうち,橋. さらに,中年者のみを対象とした研究は 2 件 30,36). 本ら 14)などの定義を用いた研究が 7 件あった.ま. しかなかった.これらは,従来の研究が主に高齢. た,レビューした 34 文献では,社会活動の種類と. 者を対象に行われていたことを示している.また,. して橋本ら 14)などの社会活動性指標を用いた研. 者を区分して分析した研究は 2 件. 12,29). 15. 老社42-1_OUT.indb 15. 2020/04/14 16:51.
(10) 究が 12 件あった.橋本らの定義や指標は,論文. とめるのではなく,個別の活動として扱い,関連. 発表から 20 年を経た今日においても重要な指標. 要因についても他活動と比較検討をした研究がよ. であることが示唆された.. り必要になっていくと推察された.. しかし,金ら. は橋本らの指標のうち「趣味の. 以上のように,橋本らの指標は日本社会の実態. 15). 会の活動 」を「 宗教関係の活動 」に,「お寺参り」. にそぐわない側面も見受けられるようになった.. を「同居家族以外の人との会食」に変更していた.. 今後は,日本の中高年者の社会参加活動の現状に. は「お寺参り」を「友人や知人と食事」に,. 即して活動の種類とその内容を見直し,新たな社. 岡本ら. 17). 「レクリエーション」を「個人的な娯楽や遊び」に. 会活動性指標を開発していくことが求められる.. 変更していた.また,橋本らの指標以外でも,多 種多様な種類の社会活動が研究の対象となってい. 3 .活動の評価方法. た.. 活動の評価では,参加や活動の有無など 2 件法. さらに,橋本らが学習的活動としていた「カル. で評価している研究が 21 件あった.また,3 件法. チャーセンター」では,近年,カラオケサークル. 以上で評価している 13 研究のうち,5 研究 7,15,. やダンスサークルなど集団で趣味を楽しむグルー. 17,23,39). プ活動もみられるようになってきた.そして, 「シ. ていた.結果,レビューした 34 研究のうち,実質,. ルバー人材センター」は学習的活動のほか仕事と. 3 件法以上での評価は 8 研究 10-12,14,16,26,34,37)の. しても位置づけられている 45,46).また,「老人会. みであった.. などは参加者が年々. 退職者の社会参加が今まで以上に求められてい. 減少傾向にある.その一方で,通信教育やオンデ. る今日,表面的な活動ではなく,継続的・積極的. マンド講義など新しい形態の学習活動や,ウェブ. に活動に携わる人が必要とされることが指摘され. サイト(WEB)やソーシャルネットワークサービ. ている 51).今後は,参加の程度や頻度などを勘案. ス(SNS)を介した多様な表現活動も行われるよ. した活動の評価法を取り入れた研究の必要性が示. うになってきた.. された.. 活動」. や「伝承活動」. は値を 2 値に再変換したのち分析を行っ. 48-50). 47). また,井上ら. は,橋本らの指標では仕事とい. 11). う側面があるため,就労していない高齢者は著し. 4 .活動参加の促進に関連する要因. く活動が低下していると解釈されるなど,一般化. 活動参加の促進に関連する要因のうち,地域へ. に課題があることを指摘していた.社会活動の種. の愛着 ,地域共生の認知,他者・地域貢献意識な. 類に仕事を含めていた 9 研究のうち,活動参加に. どの心理的要因や,親しい友人や隣人の数,家族. 関連する要因について,仕事と他活動との参加状. や友人の訪問頻度,外出や活動参加への誘い,活. 況を合算して検討していた研究が2件 22,29)あった.. 動情報を教えてくれる人,社会的サポートの豊か. また,各活動別に要因分析をしている研究が 5. さなどの社会的要因は,いずれも社会的ネット. あり,どの研究も関連要因は活動. ワークの重要性を示していた.片桐 52)は社会参. ごとにそれぞれ異なっていた.その一方で,就労. 加の促進要因でも,社会参加がもたらす結果にお. 実態 12,13)や雇用形態 21)などが社会参加活動の関. いても,地域におけるソーシャル・ネットワーク. 連要因として報告されていた.昨今,勤労者の再. が重要であることを指摘している.さらに,地域. 雇用制度の上限年齢を 65 歳から 70 歳に引き上げ. における仲間づくりや共通の関心をもつ者同士の. ようとする動きもみられ,希望する人は生涯現役. 活動に対する支援,世話役的な地域のキーパーソ. として日本社会を支える側に回ることが期待され. ンの育成も必要であることが報告されている 5).. ている.今後は,仕事をほかの活動と一括りにま. 中高年者の社会参加を促すには,地域における社. 件. 15,17,19,31,32). 16. 老社42-1_OUT.indb 16. 2020/04/14 16:51.
(11) 老年社会科学 第 42 巻第 1 号 2020. 4. 会的ネットワークの構築とそのための行政などに. 中高年者の活動参加を促進する要因および今後の. よる公的支援が求められることが示唆された.. 研究課題を明らかにした.その結果,レビュー文. また,居住地によって活動別の活発度に格差が. 献の多くが高齢者を対象としており,中年者の社. 生じており,交通の便などの社会環境が関与して. 会参加活動に関連する要因についてはさらなる研. いること 32),施設の有無や移動手段の確保などの. 究の蓄積が必要であることが示唆された.また,. 違いにより活動参加に地域差が生ずること ,自. 日本の中高年者の社会参加活動の現状に即して活. 宅近くでの活動場所の提供や活動場所へのアクセ. 動の種類とその内容を見直し,新たな社会活動性. スの向上が重要であること 28)などが指摘されて. 指標を開発していくことや,参加の程度や頻度な. いた.いずれの研究も外出手段,移動能力,外出. どを勘案した活動評価法の採用が求められること. 頻度などの個人の能力を考慮した,活動場所や交. が示された.そして,社会参加活動における情報. 通の利便性など社会環境整備の必要性を示唆して. 取得の実態を把握する研究が必要であることが示. いた.. 唆された.. 8). さらに,ニュータウンの住民は地域組織への参 加率が低く地域内の人間関係が希薄であるため,. 文 献. 口コミや地域組織を通じた社会活動情報は伝わり. 1) 厚生労働省:5か年間の高齢者保健福祉施策の方向;. にくいこと 15),大都市の独居高齢者の地縁組織活. ゴールドプラン 21(https://www.mhlw.go.jp/www1/. 動への参加には,近隣者からの直接的な声かけや. houdou/1112/h1221-2_17.html, 2019.11.10) (2000) .. 促しによる情報入手が重要であること 39),活動情. 2) 厚生労働省:国民の健康の増進の総合的な推進を図るた. 報をもっている高齢者はそれを活用して実際の活. めの基本的な方針 (健康日本 21第2 次) (https://www.. 動参加に結びつけやすいこと 17)などが指摘され. mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/. ていた.また,茨木ら 12)は中高年者の社会参加活. kenkou/kenkounippon21.html, 2019.11.10) (2013) .. 動では年代によって異なる情報提供手段が必要と. 3) 内閣府:生涯活躍のまち構想 (日本版 CCRC)最終報告. されることを明らかにしていた.しかし,いずれ. (https://www.kantei.go.jp/jp/singi/sousei/meeting/. の研究も,中高年者が具体的にどのような情報源. ccrc/h27-12-11-saisyu.pdf,2019.11.10) (2015) .. から活動情報を入手して個々の社会活動に参加し. 4) 東京大学高齢社会総合研究機構:高齢者の社会参加の. ているのか,その活用実態については検討されて. 実態とニーズを踏まえた社会参加促進策の開発と社会参 加効果の実証に関する調査研究事業報告書(http://. いなかった.社会活動に参加しなかった理由とし. www.iog.u-tokyo.ac.jp/wp-content/uploads/2014/05/55. て情報入手の困難さが報告されている 53)一方で,. 6984f2bbf71217e5c092b690579fb8.pdf, 2019.11.10). 活動促進のため,情報通信技術(ICT)等も活用. (2014) .. した情報取得の支援や社会活動に関する情報提供. 5) 岡本秀明:高齢者のボランティア活動に関連する要因.厚. などを図ることが掲げられている 54).今後,望ま. 生の指標,53(15) :8-13(2006) .. れる活動情報の提供のために,個々の社会参加活. 6) 片桐恵子,菅原育子:社会参加と地域への溶け込みの関. 動においてどのような情報源が活用されているの. 連;地域での社会的ネットワークの及ぼす影響に着目して.. か,情報取得の実態を把握することが求められる.. 応用老年学,4(1) :40- 50(2010) . 7) 岡本秀明:高齢者のボランティア活動および友人・近隣援. 5 .文献レビューのまとめ. 助 活 動に関 連する要因.厚生の指 標,59(5) :14-19. 本研究では,中高年者の社会参加活動の要因に. (2012) .. 関連する国内文献を精査し,活動参加の促進に着. 8) 李 相侖,朴 眩泰,新開省二:高齢者の社会活動およ. 目して,研究対象とされてきた社会活動の種類や. び社会的ネットワークにおける地域差の検討;健康度自己 17. 老社42-1_OUT.indb 17. 2020/04/14 16:51.
(12) 評価との関連をふまえて.身体教育医学研究,14(1) :1- 8. 22) 竹前健彦:中高年者におけるQOLに関する研究;口腔. (2013) .. 内状況を中心に.杏林医学会雑誌,27(3) :197-213. 9) 岡本秀明:町内会・自治会活動,ボランティア活動,友人・. (1996) .. 近隣援助活動の関連要因とその主観的効果;地域福祉. 23) 宮北隆志,上田 厚:地域中高年者における聴力障害の. 推進に関するインフォーマルな活動に関与する高齢者に着. 評価と社会的支援;I.「きこえの不自由さ」と社会参加. 目して.日本の地域福祉,27:55- 67(2014) .. および自覚的健康度との関連.日本公衆衛生雑誌,47. 10) 小林江里香,深谷太郎,原田 謙ほか:中高年者を対象. (7) :575- 579(2000) .. とした地域の子育て支援行動尺度の開発.日本公衆衛生. 24) 吉田祐子,熊谷 修,岩佐 一ほか:地域在住高齢者に. 雑誌,63(3) :101-112(2016) .. おける運動習慣の定着に関連する要因.老年社会科学, 28(3) :348- 358(2006) .. 11) 井上彩乃,田髙悦子,白谷佳恵ほか:地域在住高齢者に おける社会活動尺度の開発と信頼性・妥当性の検討.日. 25) 安齋紗保理,柴 喜崇,芳賀 博:地域在住高齢者に. 本地域看護学会誌,19(2) :4-11(2016) .. おける骨・関節系の痛みの変化が生活機能に及ぼす影 響.応用老年学,6(1) :70-78(2012) .. 12) 茨木裕子,李 泰俊,加瀬裕子:中高年の老後観 ,老後 の準備行動および情報活用と社会活動への参加との関. 2 6) 栗原 (若狹)律子,桂 敏樹:ひとり暮らし高齢者の 「閉じ. 連;中年前期群と中年後期群および高齢期群との比較検. こもり」 予防および社会活動への参加に関連する要因.日. 討.老年社会科学,39(3) :316- 329(2017) .. 本農村医学会雑誌,52(1) :65-79(2003) .. 13) 松岡英子:高齢者の社会参加とその関連要因.老年社会. 27) 渡辺美鈴,渡辺丈眞,河村圭子ほか:ひとりで遠出できな. 科学,14:15-23(1992) .. いとする高齢者の背景要因;大都市近郊に独居する自立 前期高齢者における調査.日本公衆衛生雑誌,51(10) :. 14) 橋本修二,青木利恵,玉腰暁子ほか:高齢者における社 会活動状況の指標の開発.日本公衆衛生雑誌,44(10) :. 854- 861(2004) .. 760-768(1997) .. 2 8) 岡本秀明,白澤政和:農村部高齢者の社会活動における. 15) 金 貞任,新開省二,熊谷 修ほか:地域中高年者の社. 活動参加意向の充足状況に関連する要因.日本在宅ケア 学会誌,10(1) :29- 38(2006) .. 会参加の現状とその関連要因;埼玉県鳩山町の調査から. 日本公衆衛生雑誌,51(5) :322- 334(2004) .. 2 9) 全 聖民,大原一興,李 鎔根ほか:丘陵住宅地におけ. 16) 青木邦男:在宅高齢者の社会活動性に関連する要因の. る高齢者の社会活動と環境条件に関する研究;K 市 I住. 共分散構造分析.社会福祉学,45(1) :23- 34(2004) .. 宅団地における地域資源活用と高齢者の社会活動.日本. 17) 岡本秀明,岡田進一,白澤政和:大都市居住高齢者の社. 建築学会計画系論文集,81(726) :1621-1629(2016) .. 会活動に関連する要因;身体,心理,社会・環境的要因. 3 0) 大塚洋子:退職教員の地域社会活動参加;教師特性との. から.日本公衆衛生雑誌,53(7) :504- 515(2006) .. 関連.日本家政学会誌,46(2) :107-118(1995) .. 18) 佐藤秀紀,佐藤秀一,山下弘二:地域在宅高齢者の社. 31) 小泉美佐子,星野まち子,宮本美佐ほか:過疎地域に在. 会 活 動に関 連する要 因.厚 生の 指 標,48(11) :12-. 住する高齢慢性疾患患者の健康・疾病状況と社会活動. 21(2001) .. からみた健康管理の支援方法.北関東医学,50(3) :. 19) 高橋和子,安村誠司,矢部順子:東北地方の在宅高齢者. 287-293(2000) .. における地域・家庭での役割の実態と関連要因の検討.. 32) 高橋美保子,柴崎智美,永井正規:老人クラブ会員の社. 厚生の指標,54(1) :9-16(2007) .. 会活動レベルの現状.日本公衆衛生雑誌,50(10) :970-. 2 0) 佐藤むつみ,大渕修一,河合 恒:都市部在住高齢者. 979(2003) .. における社会活動参加者の特性;介護予防の推進に向. 33) 小玉敏江,森 千鶴,佐藤みつ子:老人クラブの高齢者. けた基礎資料.厚生の指標,59(4) :23-29(2012) .. における世話役の特性.日本保健福祉学会誌,15(2) :. 21) 菅原育子,矢冨直美,後藤 純:中高年者の就業に関す. 1-11(2009) .. る意識と社会参加;首都圏近郊都市における検討.老年. 3 4) 長田久雄,鈴木貴子,高田和子ほか:高齢者の社会的活. 社会科学,35(3) :321- 330(2013) .. 動と関連要因;シルバー人材センターおよび老人クラブ. 18. 老社42-1_OUT.indb 18. 2020/04/14 16:51.
(13) 老年社会科学 第 42 巻第 1 号 2020. 4. の登録者を対象として.日本公衆衛生雑誌,57(4) :279-. 出版会,東京 (2012) .. 290(2010) .. 45) 塚本成美,中村桃美,石橋智昭:シルバー人材センター会 員の前職と希望する職種の関係.老年社会科学,38(1) :. 35) 木村みどり,山崎幸子,長谷川美規:地域高齢者におけ る運動器の機能向上プログラムの社会活動促進への介. 57- 65(2016) .. 入効果.老年社会科学,33(3) :395- 404(2011) .. 4 6) 中村桃美,石橋智昭:生きがい就業における年齢階層別. 3 6) 尾関佳代子,筒井秀代,野田龍也:静岡県健康長寿プロ. の就業実態;シルバー人材センター 7 カ所への調査から. 応用老年学,11(1) :71-79(2017) .. グラム (ふじ33プログラム) が社会参加にもたらす効果.厚 生の指標,62(2) :24-29(2015) .. 47) 厚生 労 働 省:平 成 29 年 度 福 祉行 政 報 告 例 の概 況. 37) 中野聡子,奥野純子,深作貴子ほか:介護予防教室参加. (https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/gyousei/. 者における運動の継続に関連する要因.理学療法学,42. 17/dl/gaikyo.pdf, 2019.11.10) (2018) .. (6) :511- 518(2015) .. 4 8) 澁谷美紀:伝統行事の伝承と地域活性化.村落社会研 究,6(2) :48- 59(2000) .. 3 8) 松田美祥,呉 朱響,斉藤恵美子:災害後に高齢者が社 会活動を再開する時期とその促進要因に関する検討 (特. 49) 星野 紘:17 無形文化遺産保護の実践的研究「日本. 集東日本大震災と被災住民の保健医療・介護福祉への. の神楽衰退と対応策」 .神奈川大学国際常民文化研究機. 影響) .厚生の指標,62(3) :32- 38(2015) .. 構年報,2:249-264(2011) .. 3 9) 多次淳一郎,北岡英子,渡部月子ほか:大都市における. 50) 農林水産省: 「美の里づくりガイドライン」 :4.『 伝統文化』. 一人暮らし高齢者の外出による社会参加の頻度と関連. が息づく地域社会の維持・継承;2.『 伝統文化』の役割と. 要因;地縁組織活動への参加に焦点をあてて.東海公衆. 担い手,捉え方(http://www.maff.go.jp/j/nousin/soutyo/. 衛生雑誌,4(1) :103-109(2016) .. binosato_gaidorain/pdf/074p079s4s2.pdf, 2019.11.10). 4 0) 大野良之,青木利恵,五十里明:いきいき社会活動チェッ. (2004) .. ク表利用の手引き (大野良之編) .18-20,高齢者の社会. 51) 片桐恵子:退職後の社会参加:研究動向と課題.老年社 会科学,34(3) :431- 439(2012) .. 活動評価法に関する研究班,名古屋 (1998) . 41) 尾島俊之,柴崎智美,橋本修二:いきいき社会活動チェッ. 52) 片桐恵子:退職シニアと社会参加.初版,193-195, 東京. ク表の開発.公衆衛生,62(12) :894- 899(1998) .. 大学出版会,東京 (2012) .. 42) 松原治郎:生活体系と生活環境. ( 青井和夫・松原治郎・. 53) 内閣府:平成26 年版高齢社会白書(https://www8.cao.. 副田義也編)生活構造の理論,95-138,有斐閣,東京. go.jp/kourei/whitepaper/w-2014/zenbun/pdf/1s2s_5.. (1971) .. pdf, 2019.11.10) (2014) .. 4 3) 片桐恵子:退職シニアと社会参加.初版,20,東京大学. 5 4) 内閣府:高齢社会対策大綱(https://www8.cao.go.jp/. 出版会,東京 (2012) .. kourei/measure/taikou/pdf/p_honbun_h24.pdf,. 4 4) 片桐恵子:退職シニアと社会参加.初版,219,東京大学. 2019.11.10) (2012) .. 19. 老社42-1_OUT.indb 19. 2020/04/14 16:51.
(14) Literature review concerning factors associated with social participation among middle-aged and older adults Focusing on promoting participation in social activities. Yuko Ibaraki Graduate School of Human Sciences, Waseda University. The purpose of this study was to clarify factors that promote participation in social activities, and the current level of associated study and to determine a future research theme by investigating multiple articles concerning factors associated with the social participation of middle-aged and older adults. Through database retrieval from the CiNii Articles website and the DiaL website, we collected articles on the social participation or social activities of middle-aged and older adults published between 1990-2018. A total of 34 articles, chosen according to the adopted criteria among 4,414 articles, were examined. The results were as follows: (1) Most of the existing literature is targeted toward the elderly, indicating that an accumulation of research for middle-aged individuals is required; (2) It is necessary to review the types of social activities and their contents and to develop a new social activity indicator suitable for the current situation in Japan; (3) Research that adopts an evaluation method of activities while also considering the degree and frequency of participation is required; and (4) It is our future research theme to further and more deeply study the actual utilization of information sources by middle-aged and older adults. Key words : s ocial participation, social activities, literature review, middle-aged and older adults, related factors. 20. 老社42-1_OUT.indb 20. 2020/04/14 16:51.
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