話し手の「視点」と英文法
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(2) . 話 し手の 「視点」 と英文法*. 上. 山. 恭. 男. 話し手の視点という伝達機能上 の概 念に基づいて, 文法事象の分析・説明を試みようとする立場 1 ) 久野 ( 2 )によ って提唱された いわゆる empathy 説が 197 )( 1 97 8など)( の1つに久野・鏑木 ( 7 , , ある, この説に基づくと, 例えば,( 1 )の各例文の不適格性にみられるような, いっ さいの統一的な 説明を拒否するかに見える雑多な現象を, 一 挙に説明することができる卸 ( 1 t ontheheadbyJohn ) a, ″ A boy washi , b, ?△ なarytold Bi l labouth f loved wi i sbe e , の c, n4ary t f i l labouthimsel old B ,. d, ″John met me atthe partyl astnight , e, ″lsaw a s lkingtogether yesterday, tudentandjohn wa. ・概念は, にもかかわらず, 従来の一般的な文法書では, 話し手 の視点, あるいは empathy という ほとんど取り上げられることはなかったように思う, 逆 に, 同じ伝達機能上の概念ではあっ ても, 新・旧情報, 未知・既知情報, 情報の重要度, あるいは前提などといっ た, どちらかと言えば聞き 手の側に重心を置く概念には目 が向けられ, 最近の言語学による新知見として一般の文法書などに り も盛り込まれているぶ 話し手の視点, あるいは empathy が一般 の文法書であまり取り上げられない理由として, これ らの概念がはっ きり定義できないものであることや, 文法事象への説明が複雑であること, さらに はそもそも視点などという概念は, 文学作品の分析には必要ではあっても構文法研究とはまっ たく 無関係なものとして目されたことなど, いろいろと考えられる, しかし, 本稿では, 第2節で明ら hy という機能的概念の重要性・有効性に鑑みて, これらの かとなるような, 話し手の視点, empa t 概念を認める立場に立ち, 英語教育への導入の道を探ってみたいと思う, 1987 ) に至るまでの久野氏の 1 以下では, まず,( )の各例文の不適格性を説明するために, 久野 ( 一連の論文で提案された empathy にかかわる原理・諸制約を紹介し, これらの道具立てを用いて hy 概念の重要性や有効性を確認する, ( 1 1 ) )の各例文に関連する文法事象の説明を試み,empa t ,及び( 次に, この概念の教育 への導入の足がかりとして1つの視点階層を提案し, これによ っ て教育への 1 )以外の文 接近がかなりはかれる可能性のあることを示唆する, 最後に, この視点階層に基づいて( 法事象の説明を試み,.この視点階層が文法指導上有効であることを指摘したいと思う,. 5 ) 19 ) では, empa hy という概念は, 次のように定義されている‘ まず, 久野 ( 87 t ’ k i f i ion th a 2 ( ) Empathy: Bmpathyi sthe spea ersident cat ch may vary in degree , wi , whi ll.
(3) . 上 山 恭 男. / thingthatparticipatesin event orstatethathe describesin a sentence. ま た, empathy の度合を共感度 (degreeofempathy) と 呼 び, こ の 概 念 を 次 の よ う に 定 義 して い person. ( 3 ) Degree ofEmpathy: The degree ofthe speaker’sempathy wi th. E 囚,rangesf rom o. igni to l wi fyi i f i ion wi igni fying a th x,and E(カ ニ 0 s ng hi stotalident cat , th E(カ ニ ls i f i i totallack ofident t ca on .. そこで, 例えば, 次の3つの例文を比較してみよう, ( 4 )a, John hi t Mary , b. John hi fe thi s wi . c. Mary’ i band h ther s hus .. 仮 に, John と Mary が夫婦であるとすると, 上記3つの例文は すべて論理的内容を同じくする ,. が, 共感度関係において, つまり話し手の視点という点で異なっ ているのまず,( 4a )では, 話し手の い わ ば カ メ ラ・ア ン グ ル が John か ら も Mary か ら も 等 距 離 で あ る か, あ る い は, john 寄 り で あ っ て も よ い し, 逆 に, Mary 寄 り で あ っ て も よ い, 他 方, ( 4b)は, Mary を指すのに h ) i s (=Johds と グ が i f い う 中 心 表 現 を用 で 寄 メ ン 作 出 した 文 で h の い て い る の h り の カ ・ ア ル り ラ J J w e on , on. あると考えられる, また, ( 4c )は, John を指すのに Marゾshusband と い う Mary 中 心 の 表 現 を用 4 )の い て い る の で, Mary 寄りのカメラ・アングルが作り出した文であると考 えることができる.( 各例文のこのような共感度の関係は, それぞれ,( 5 )のように書き表すことができる, ( 5 )a, E( John ) )≧ E(Mary b, E( John)> E(Mary ) c. E( John)< E(Mary ). . 次のような各種の視点階層 ( と こ ろ で, empathy に関して は, 従来, hy hierarchies) が t empa 提案されてきたことは周知のとおりである卸 f { 6 )a, 表層構造の視点階層 (Sur ace Structure Empathy Hierarchy, 以 下, SSEH と 略 記) E( )>E(other NPS ) ject sub b. 対称詞の視点階層 (De i s c r orEmpathy Hierarchy pt , 以 下, DEH と 略 記) ’ ) John)>E( John sbrother e g ,E( , H i 以 o d E h h c. 謡順の視点階層 (Word r er mpat y erarc y, 下, WOEH と 略 記) E( l i hand NP) t t )>E( ef ‐hand NP r ‐ gh E(力>E(云 ぬ). d, 談話話題の視点階層 (Top i c Empathy Hierarchy, 以 下, TEH と 略 記) E(d i )≧E(no注topi ) c scoursetopi c. e, 発話行為当事者の視 点階層 (Speech ActEmpathy Hierarchy, 以 下, SAEH と 略 記) E( )>E(others ) speaker. これらの視点階層に加えて, さらに, 談話法上の基本原則として次の{ )のような制約 が提案されて 7 9 ) い る; { } Ban on Conf 7 ingl l i l i ing Empathy Foci:A s i ct esentencecannotcontainlog calconf ct sin l ionships empathyre at ,. { 7 )は, いわば視点の一貫性ということを保証する制約であり, この制約と( 6 )に示した各種の視点階 層の相関関係によ っ て,( 1 )の各例文の不適格性 が説 明されることになる,. 12.
(4) . 話し手の 「視点」 と英文法*. 6 )と{ 7 )を用いて どのように説 1 )の各例文, 及びそれらに関連する文法事象が( そこで, 本節では,( la 明され得るのかを( )から順次みてみることにする, I 2 ,. la 8b )として繰り返す, )を( la まず, ( )の不適格性 を考えてみよう. ここでは, ( ( 8 )a. John hi t a boy onthe head . ″ la b. A boy washi ) ) t on the headbyJohn ,(=(. 8a )が完全に適格文であるにもかかわら 8b 上記例文で示されるように,( )の受動文に対応する能動文( 6a 8b )の SSEH により a boy 寄りの視点が指定され, )では, ( ず, ( 8b )は不適格文と判断される, ( 6d さらに, ( )の TEH によっ て既に談話で話題になっていると考えられる John 寄りの視点 が指定 さ れる. ( john ) 9 )a, SSEH :E( )>E( a boy b, TEH :E( ) john )≧ E(a boy c, *E( John)≧ E( ) )>E( aboy a boy. 7 )の視点の一貫 8b 9 つまり,( )からは( )のような論理的矛盾を含んだ共感度関係が得られ, これは,( c 8b 8b )の不適格性については, このほかに「旧 性の原則に反するために, 結局,( )は不適格文となる.( 1 0に の原則では 次の( lob 1 0a )のような )に対応する( から新へ」の語順原則によっても説明できる が~ , 1 1 〉 受動文の不適格性までも統一的に説明すること はできない{ , ( l o i )a, John hi th sbrother .. b信書 霊園 影擦 撮 hy の観点か t 1 ob )の不適格性は, 情報構造, あるいは代名詞化の問題と は関係なく, やはり, empa ( , べ と E H 6 b の て 6 S S ( ) DEH とに lob )の (a )の各例文は, す ら説明されなければならない, つまり, ( )の原則 に低触し不 7 1 1 )に示されるように論理的に矛盾した共感度関係 が得られるために,( よっ て,( 適格文になると説明される, ’ John ( }a, SSEH :E( ) 1 1 )>E( john sbrother b, DEH :B( ) )>E( johdsbrother John ’ ’ * >E h >E h ) E h b ( J Jo n) c, ) ( sbrother ohn ( jo ns rot er 2 2 .. 1 2 )として繰り返す, 次に, ( lb )を考えてみる, ここでは,( ? loved wi f lb ld B Maryto i l labouthi ( 1 2 ) ) ) sbe e ,(=( ば人 表す形容詞が含まれているとい l d という いわ の内部感情を こ の 文 で 注 目 す べ き点 は, be ove , fe や my dear old l d と い っ た 表 現 は, my be dear ol oved wi 「話 し 手 にと っ て い と し い / なつ か しい」の 意 味 で 用 い ら れ る の が一 般. う こ と で あ る. beloved, あ る い は f i r end と い う よ う に, 元 来,. 的用法である, これを, 話し手以外の内部感情を表すのに用いるためには, その人にかなり視点を 近づ けなけれ ばならない. さもなけれ ば, 話し手は, その人の内部感情を判 断する手段がないから 1 3b 1 3a )を考えてみよう, )との比較で( である. そこで, 例えば, ( fe ld Bi 1 ( 3 )a, Johnto l labouthi s wi , 13.
(5) . 上 山 恭 男 b, Johntol d Bi l labouthisbeloved wi fe . 13a )の hi ( s は3通りに解釈 できる. すなわち John を指す場合. l l を指す場合, さらに, ここ , , Bi では問題と はしないこの2人以外 の人を指す場合である. ところが,( 13b i )のh s に関しては, john と Bi l 1 と で は, 主 語 の John を指す解釈が強くなる これは be l d という主観表現 の形容詞が ove , , 加 わ る こ と に よ り, hi 6a s に話し手の視点が近づき, さらに, ( )の SSEH と連動して主語 の John に話し手 の視点 が近づきやすくなり, この John を hi の先行詞とすれば視点 の一貫性が保たれる s. ためである. しかし, 仮に, 主語をh i 1 2 )の例文のように話し手 s では指し得ない Mary にすると,( の視点の一貫性が保たれなく なり, 適格性の度合がさがる, また,( 1 2 )に対応する( 1 )のような受動文 4 は, SSEH がさらに強く働いて be l d の要求する話し手の視 点との間に論理的矛盾 をきたすた o e v , 1 2 } めに,{ 7 )の制約によ って完全に不適格文となる~ { 1 4 ) *Mary wastold by Bi loved wi l f labout hi sbe e , 2 3 .. 次に,( (ここでは,( l 15b ) )として繰り返す)の不適格性については,再帰代名詞h ims l fをbe c l e oved な どの主観表現と同 じように,話し手の視 点をマークする視 点表現とみなすな ら ば証2 )の場合とまっ たく同様の説明が可能となる. { 1 )a, Johntold Bi 5 l labouthimsel f . ) ( ? b, Maryto ld Bi l labout himse f ) l lc ) . (=(. つまり, 話し手 は, 再帰代名詞に関して その指示対象寄りの視 点をもっと考えると, 例えば,( 15a ) ims l fの指示対象に話し手の視点が近づき,この場合,( ではh 16a e )のSSEH と連動して主語のJohn が先行詞として選 ばれると視点の一貫性が保たれる ことになる. 実際,( 15a l lを先 )では目的語の Bi 行詞とする読みよりも, 主語の john を先行詞とする読 みの方 が優先する. ここで; 主語 のJohn を h imse l fでは指し得ない Mary にかえて( 15b )のようにすると, も はや視点の一貫性が保たれなくな り適格性の度合がさがる, しかし, この場合, 久野 ( 1978 ) において指摘されているように, ( 15b ) を完全に適格文とする話し手から, それを完全に不適格文としてしまう話し手ま でいて, かなり個 1 3に れは おそらく ( 人差がある● ようである~ )との比較で再帰代名詞がbe 2 l ovedのような主観表現 , ,1 ほどには視点的表現としての性格が強く ないためであろうと考えられる. また, 次例のような受動 文では, 話し手 の視点 が再帰代名 詞による Bi l l寄りとJ ( 6 )の SSEH による Mary 寄りとで矛盾 a を含んでしまい, 完全に不適格文となる. ( 1 6 ) *Mary wastoldby Bi l labouthimse l f .. ちなみに, ( )の態(vo 1 i 6 5b i )と( )を変えて, それぞれ( 17a 17b ce )と( )のような文を作ると, いずれも話 l l 寄りの視点が保持されるため に完全に適格文となる, し手の Bi { 1 )a, Bi 7 l l wastoldby Mary abouthimse l f . b, Bi l ltold N1ary abouth imse l f . 2 4 .. ;. さ らに, ( ld .ここでは, ( )の不適格性について考えて みる, 1 0として繰り返す, ld 8 )を(. 1 ( 8 ) ″John met me atthe partyl tn i ) ld t ) as gh , (=(. 上 記 例 文 で 注 目 す べ き 点 は, meet と い う い わ ゆ る 相 互 動 詞 (rec iprocalverbs) が 含 ま れ て い る , ’が真な ら ば ‘B and A と い う こ と で あ る. こ の 動 詞 は, 次 の( 1 9 )に 示 さ れ る よ う に, ‘A and Bve b r , ‘ ‘ 1 4 Verb, A Verb B,B Ve ) rb Aのいずれも真となるような特徴をもつ~ 14.
(6) . 話し手の 「視点」 と英文法* 1 ( 9 )a. Johnand Mary met onthe street, b. Mary andjohn met onthe street. C. john met Mary on the street . d, Mary metjohn on thestreet , 19d 19c)と( した が っ て, 特 に( )に お い て, meet の主語として john と Mary のいずれを選択するか. は, 話し手の意図によるものであるという ことになる, このように, 相互動詞に関しては, その主 語の決定に際して話し手の意図性 が含まれることになり, 意図をもって選 ばれた主語に話し手の視 点が近 づくと考えるのは自然である. )が余程の特殊な文脈を設定しない限り不 8 そこで, 次の仰 が完全 に適格文であるのに対し, 先のq きる 適格なのは, 結局, 次のように説明で , ight ( ) l metjohn atthe partylas tn 2 0 .. ) 寄りの視点が )で は, meet の意味特性と( john 1 8 6a つま り, ( )の SSEH とによっ て話し手の主語 ( ) 寄りの視点 が得られるため に, 6e 得られるのに対して, 今度は( )の SAEH によりて1人称 (me 次の( 21 )のような論理的に矛盾した共感度関係が生じる, c ( 1 2 )a, SSEH :E( ) john )>E(me b, SAEH :E(me john )>E( ). c, *E( john ) john )>B(me )>E( ような共感度関係を含んでいることになり, 不適一格文とみなさ 1 8 0は,( )の制約に低触する. 7 よって,( れる の で あ る, 2 ,5. .. ・. ・. .●. 、. .. )と し て 繰 り 返 す, 2 2 le 最 後 に, ( )に つ い て 考 え て み る. こ こ で は, { ?1saw a studentand john wa ) le) lkingtoge ther yes terday‘ (=( ( 2 2 ) ?. 1 5 )仮 に この順序を逆 にして この例文が不適格なのは, astudentandjohn という等位構造による~ , ・ t・とすると, 次例のように完全 な適格文 が得られる, Johnand as t uden ther yesterday, ( 2 3 } lsaw johnand a s tudent walkingtoge ・a OEH によ っ て 話 し 手 に よ る, 6c ( 2 2 )の a s )の W← tudent and john という語順が許されないのは, (. 6d )の TEH によって, 逆に, 既に談話に登場していると t t寄りの視点 が得られるの に対 し,( s uden 考えられる john 寄りの視 点が得られるためである, ( ) 2 4 )a. WOEH :E( tudent )>E( john as b, TEH :E( B d h t t )≧ (asu en) , Jo n c, *E( tudent ) john )>E( )≧ E( tudent as as. )は不適格文になると説 結局, 単一文内に話し手の論理的に矛盾した視点が含まれているために, 棚 1 6 ) 明 さ れ る~. 1 )の不適格性を empathy 説に基づいて説明してきたのである が, ここで注意しておかな 以上,( )の各例文 がいずれも特殊な文脈を設定すると, 適格度が高ま っ たり完全に 1 ければならない点は,( 1 )は, 文法 上はいずれも正しい文ではあるが, 談話上, 適格文になり得るという点である, つまり,( 不適格とされる例文であると言える, した がっ て, 文文法内では作ろうと思えば自由に生成可能で あり, いっ たんこれらの文 が作 り出されると, 直観的にこれらの文の不自然さは感じ得ても, その 1 )のそれぞれに対して adhoc 説明に窮してしまう, 仮に, 話し手の視点という概念を用いなけれ ば( 15.
(7) . 上 山 恭 男. な意味的制約を設けて説明しなけれ ばならなくなる. つまり, 視点という概念 によらなけれ ば,( 1 ) の各例文に対する統 一的な説明はおろか個々の文 に対する説明にも窮してしまうだろう, このよう なことから, empa thy , あるいは話し手の視点という概念の有効性・重要性を推し測ることは, 十 分可能であろうと思う.. 3 .. そこで, このように重要な機能上の概念を教育の面に応用するため に, 本節 では, empa hy 説と t 教育と の接点を探っ てみたい, 1 ( 7 }の「会話の原理」 安井( 1 8 ( ) まず,{ 7 )のような談話法上の基本原則に関しては,Gr i 1 975) 1 97 8 ) c e( , 1 9 }の主張する 「話し手の心的態度の一 貫性」 などと の 「首尾一貫性の原理」 1981 ){ , あるいは葛西 ( 重なり合うところが多く, おそらく はどの人間言語 にもある程度まではみられる普遍的な原則であ る と 思 わ れ る, し た が っ て, ( 7 )の 「視 点 の ー 貫 性」 の 原 則 に 関 し て は, 久 野 (1978) の カ メ ラ ・ ア. ングルのたとえを用 いた説明を引くまでもなく, その意味するところを理解するのは比較的容易で あろうと考えられる, thy 説と教育との接点を探ろうとする場合に問題となるの は, 話 し手の視点を決定する際 に empa 働く( )の視点優先順位の階層であろう. そこで, 久野 ( 6 1987 ) の提示した5つの視点階層のかわり に, それらの最大公約数的な値を求めた筋 のような視点階層を提案する. ( 2 5 } 近接性の視点階層 (C1 loserthe o s ene s sEmpathy Hierarchy , 以 下, CEH と 略 記) : Thec ic d i i i ipant tance betweenthespeakerandthe par syntact c/semant t s ( )ofaneventor c s. ibedbythesentencei state de scr ti ththe s sforthespeakerto empathi ze wi ,theeasieri i ipant ( ) c s part .. 樋 )において少し説明を加えなければならないのは, 「統語的・意味的距離」 ということについてであ る. ま ず, 統語的距離に関しては,( 6a 6b 6c ) ) )の3つの視 点階層 がかかわってくる, 例えば,( 6a ) ,( ,( のSSEH では, 話し手が他 の どんな名詞句よ りも主語名詞句寄りの視点を取りやすいということで あり, 主語が話し手 と最も近い距離にあるということ になる, このことは, 抽象的な遂行節を含む 2 6a ( )のような構造を想定することによっ て明白となる, { 2 6 }a. ISAY [ NP, V NP2] b, ISAY [NP 2be十EN Vby NP,]. つまり, ( 2 6a )では, 1, すなわち話し手と最も近 い距離にあるのは主語の Npl で あ り, こ の Npl 寄りの視点が最も得やすいこと になる, ただし, ( 26b 26a )における NP2 の場合, ( )の NP, 同様主 語の位置を占めているが, この NP2 は, いわ ば変形によっ てこの位置を獲得した派生主語 であり , 2 6a ( )のもともと主語である NP. の場合よりも, 話し手と接近した 意味合いが強く感じられる, し たがって, 一般 に派 生主語 には話し手の視点が明示的に反映され, このことがすでにみた( 1 2 )と( 1 4 ) ,あ るいは( )のような適格度の差に現れていると考えられる, 15b 1 6 )と( また, ( 6b OEH も, それぞれ( 6c 2 )と( )の DEH と( 2 8 )とに示されるように, 話し手{ )の W← 7 1 )と当該 NP との統語的な距離で捉えることができると思う, ’ { 2 ) ISAY.[… NP, 7 s NP2…] f. 16. 1 ..
(8) . 話し手の 「視点」 と英文法* { 2 8 ) ISAY […NP.and NP 2…] ’ )の NP.and NP2に し ろ, こ とを の線条性 ( ) という特性上, l i 2 8 i 2 )の NP. t ( 7 r nea s NP2に し ろ, ( y ‘NP よりは NP の方 が話し手( と 1 )に近く, よって話し手の視点はこの NP, 寄 り い う こ と に な る. 2 ,. 1 )と当該 NP との統語的距離の近さと このように, ( 6a 6b 6c )の視点階層は, いずれも話し手( ) ) ,( ,( いう観点か らまとめられるのではないかと考える, 6d 6e 次に, 筋における意味的距離ということについて は,( )と( )の視点階層がかかわっ てく る, ま ず, ( 6d )の TEH では, 談話にすでに登場している対 象が話し手と意味的に近い距離にあるという ) の表 現となることを考慮に入れるな f i i t ことになる が, このことは, 通常, 談話の話題が定(de n e ら ば明らかであろうと 思われる, つまり, 普通, 談話に新しく登場する対象を表すのに用いられる f i i i ) の表現と比較して, 定の表現には, 少なからず話し手との意味的な近さを読みと 不定 ( t n nde e ること ができる. したがっ て, 話し手は, 意味的距離の近い 定表現の談話話題寄りの視点を取りや す い と い う こ と に な る. 6e ま た, ( )の SAEH に関しては, 話し手と意味的距離が最も近いのは話し手自身にほかならず,. 6d 6e )の視 )と( 話し手は, 当然, 自分の視点から最も記述を行ないやすいことになる, このように,( ができると思う う観点からまとめること 点階層についても意味的距離の近さとい , 2 5 )のような1つの視点階層に収束し, これによ って大幅な )にあげた5つの視点階層 は,( 6 結局,( hy という概念も姥めの当然の帰結として, 次の◎の 簡略化がはかられたことになる, 同時に,empa t ように捉え直す ことができる, ’ i l ionofsyntact i ( } Bmpathy: Empathy( 2 9 cand/ ect stheref ew)i spointofv orthespeaker i c closeness orsemant ,. 1987 ) の定義づ けでは, empa 2 thy の意味は理解できてもこの概念が具体的に すでに( )でみた久野 ( )のように, empa 2 9 hy t 言語表現上, どのように反映されるのか がわからない, しかし,( , つまり話 し手の視点は, 話し手と当該 NP との統語的・意味的近さの反映であるということであれば, これ まで述べてきた統語的近さ, 意味的近さということについての理解が得られれば, 教育 べの導入は 十分可能であると思われる,. 4 ,. 2 5 )の CEH を )のように捉え直すこと ができれ ば,( 2 9 仮に, empa hy という概念を前節で提示した( t 1 用いて, ( )の不適格性への説明に加えて, さらにそれ以外の文法事象の説明も可能となる, 以下で は, こ の こ と を 具 体 的 に み て み る こ と にす る. 4 .1. ,. まず, 次の各ペアの例文を比べて みよう, 窟のa. Everybody knowstwolanguages, b, Twolanguages are known byeverybody , l lleave, ( )a, l 3 1 ti s certain thatshe wi l i b, Shei t t scer a n o eave. 偶力a, l ti shardto P1ease ーohn , b, johni shard to please, 17.
(9) . 上 山 恭 男. a文とb文 は, 一見, 同じ意味を表すように思われるが, 実際には微妙に異なる, この微妙な意味 的差異を◎を用いるならば自然 に説明できるのである. 各ペアのb文における主語は, いずれもa 文からある種の変形 によっ て話し手と統語的に最も近い位置を獲得した派生主 語である. したがっ て, 鰯に従うならば, 話し手 は,b文 においてそれぞれの主語寄りの視点をとることになる,( 3 0b )で は, ( 30a )と は異なって, 通常,2言語がばらばらではなく 「どれと どれ」 というように確定している 2言語が意味さ れる, また, ( 31b )では, 話し手の she に対する主観的 な判断が表され, ( 32b )では, John に関してJohn 自身の性質が述べられている. b文が表すこのような意味は, いずれも話し手 が主語 に視点をあてることから当然の帰結として得 られる意味であると考えることができる, 4 2 , 2 次 に, ( 5 )の CEH を用いると, いわゆる直示的 ( i ) 表現にかかわる諸現象の統一 的な説明 de i t c c. も可能となる. 例えば, t h i ha t というような直示的表現 について考えてみると, t ha s とt tと比較 してt h i 2 )のCBH により, 話 5 s は, 意味上話し手 に近い距離にあるものを指示する. したがっ て, ( し手は, t h i ば の指示物に共感化しやすくなる 言い換え るなら i hs の指示物寄りの視点をとり s , ,t 2 0 ) やすく なる. このことを考慮 に入れて次の例文を考えて みよう~ 鰹)a. Thi lyi i f f i tprobl s/Thatreal sa d cul em, b, Thi i f f i tprobl s/ Thati sa d cul em you have.. 33a h i ( )では, t s によって話し手自身の, あるい は話し手が我が事のように思う 問題であることが含 意される のに対し, ha tにはこのような含意はなく, 通常, 他人の問題であると解釈される, また, t , 33b h i ( )のt s によって話し手がその指示される事柄 に対 し我が事のよう に共感し,相手に助けを差し の べるような状況が描写される. このような this によっ て表される含意は, 話し手が t h i s の指示 物寄りの視点をとることを考慮 に入れるなら ば, 一層納得がいくことである. さ ら に, come と go などの動詞もダイク シスにかかわり 話 し手との距離関係を意味す る つ , 、. まり, come は, 概略, 話し手のいるところへの移動を意味し, go は, 話し手 のいない所への移動 を 意 味 す る. し た が っ て, come に つ い て は, ( 2 5 )の CEH によっ て話し手 は到着点寄り の視点をと 2 1 } りやすく なる. このこと を考慮に入れると, 倦のの各例文の意味が一層よく理解できる~ 脳)a, Are you goingto come/go to thebeach Par tytomorrow ? b. Hecame/ wenthomearound midnight . c. The p , .lanecame/ went down near thelake ’ * ‐masu/iki d, 1 1 lcome/go therer ightaway( cf ‐masu) , ki. まず, ( 34a hebeachpar )で come が使われると, 話し手の視点は到着点のt t y 寄りとなり, 話し手 自 身 も party に行くつもりであることが読 みとれる, また ( )では, come が用 いられると到着 , 34b 点寄りの視点が得られるために, mi dn i t は到着時を表すこと になり, go では, 逆に出発時が表 gh さ れ る こ と も 自 然 に 理 解 で き る, さ ら に, come は 話し手の到着点寄りの視点を表す ので その移 , , 動の結果として話し手にとっては「好ま しい状態への変化」であることが当然期待される, したがっ て, ( 34c )に お い て come down を用いる・ と不時着を表し, 逆に godown では墜落となっ てしまう ことも一層納得がいく, ただし, 英語の come には, 話し手のいるとこ ろへの移動だけではなく , 聞き手のいるところ への移動を表す場合もあることに注意 しなければならない. 例えば, 相手から 助けを求められたとき にcome を用いて( 34d )のように表現することができる,仮に( 34d )においてgo が用 いられると, 相手を助けるのを拒否 してほかのところへ行って しまうことが表されること にな る, ちなみに, 日本語の 「来る」 は, 話し手のいるところ への移動だけを意味するために ( )で , 34d 18.
(10) . 話し手の 「視点」 と英文法*. 2 2 ) come が用いられる状況では, 一部の方言を除いては, 通常, 「来ます」 は使えない~ i r come や go 以外にも, ダイクシスにかかわる動詞として, 例えば b ng や take などがあげら れ, こ れ らの 動 詞 に関 して も come や go と同様に, 話し手の視点という観点に立っ た取扱いが可. 能である. 4 3 .. 次に, 動詞の意味自体に話し手の視点を読みとることのできる, いわゆる視点動詞について少し 35a 考えてみよう. 例えば, 次の( )は, これらの動詞の意味に話し手の主語寄りの視点を読みとるこ とができる動詞表現のリストであり, 他方,( 35b )は, 意味上主語以外の指示物に話し手の視点が近 3 } づくことを表す動詞表現のリストであるぞ ( 3 5 )a, E( ) )>E( ject ject referentofsub referentofno止sub reciprocal verbs;receive from, hear from,go up to , ,etc te‐yaru) yaru( , morau,etc.. b, B( ) )>E( ject ject referentofsub ref erentofnon ‐ sub corne up to,etc,. kureru( te ) ‐kureru , ,etc ,yokosu. 「 ここで, 注意が必要と思われるのは, 日 本語の「やる」 , あるいはその補助動詞である , くれる」 「~してやる」 「~してくれる」についてである, 例えば 次の( 36b 3 6 )と( )を日本語で言う場合, a , , 「 「 日本語を母国語とする者であれ ば やる」 と くれる」 の選択は直観的にできる, * 倦めa, 1 gave a book to Mary ) , (yaru / kureru * b. Mary gave a book to me , ( yaru/ kureru) c, John gave a book to Mary ,. ) (yaru /kureru. .やる」 と 「くれる」 がどちら・ も許容されると, どのような場合にどちらが しかし, ( 36c )のように 「 「 選択されるのかの説明が必要となる. まず, やる」 に関しては, 話し手が主語( John)寄りの視点 をとる必要上,John 自身が話し手 にとって視点をおきやすい, あるいは共感化しやすい パ物でなけ れ ばならない, したがって,John が話し手と, 例えば兄弟であったり息子であったりする場合に「や ) に話 る」 が選ばれることになる. 逆に, 「くれる」 の場合は, 主語以外の名詞句 (つまり, Ma ry し手の視点をおく必要上, Mary が話し手と姉妹の関係 にあ ったり娘であれ ば 「くれる」 が選ばれ ることになる, 結局, ( 3 6c )は, 話し手がJohn 寄りの視点をとる場合と Mary 寄りの視点をとる場 合, さらにJohn M a r y いずれにも片寄らない 「与える」 という解釈を加えるなら ば,3通りのあ , いま い さ をも つ こ と に な る, こ れ と ま っ た く 同 様 の こ と は, 次 の衛)に も 示 さ れ る よ う に, 「~ し て や. る」 や 「~してくれる」 などの補助動詞についても言える, ( te ) ‐yaru /*te ‐kureru * b, John hel / k d t t ( e ‐yam e‐ ureru) pe me , c, John hel te ) ‐yaru/te ‐kureru ped Mary , (. ( 3 )a, lhe lpedJohn 7 ,. つまり, ( 37c )では, 話し手の視点が John 寄りの 「助 けてやっ た」 という解釈, Mary 寄りの 「助 けてくれた」 という解釈, さらにいずれにも片寄らない 「助けた」 という解釈の3通りが可能であ る. このように,( 3 6c 37 )においては, 解釈の決定に際して話し手の視点という概念 が重要な役 )や( c 割を担っ ていることは明白であり, このような例文の訳の工夫に視点概念の導入は必要不可欠であ ろうと思われる,. 19.
(11) . 上 山 恭 男 5 , 以 上, 本 稿 で は, empathy 説に従っ て( 1 )の不適格性に対する説明を試み, empa hy 概念の重要 t. 性・有効性を確認した. さらに, この概念の教育 への導入の足 がかりとして( 2 5 )の CBH を提案し, これによっ て教育への接近 がはかられる可能性のあることを示唆した. また,( 2 5 )は,( 1 )の不適格性に 対する統 一的 な説明にはもちろん, 書き換えに際して生じる意味 の差異や直示的な表現などの指導 にも有 効 であることを示した, empathy , あ る い は 話 し手 の 視 点は, 確かに話し手の側に立つ問題である, しかし, この概念を. 整理・体系化して文法指導 に導入することは, 話し手 (書き手) だけにとどまらず, 聞き手 (読み 手) の理解を深めることにもなろうし, 何よりも,、一 見, ばらばらに見える文法事象 が話し手の視 点という観点から統一的に取扱うことが可能となる, 本稿がempat hy , あるい は話し手の視点とい う概念への見直し, さらにはこれらの概念の教育への導入の足がかりとなれば幸いである,. 註 *本稿 は, 日本英文学会北海道支部第3 2回大会 (昭和62年10月 4 日, 於北海道 ・大学文学部) のシン ポジウム (語学部門) で発表したものに基づいて執筆したものである. ” ( 1 ) See s.Kunoand E,Kaburaki Z 627-672 z鷹Z ”g cl”q“ばか 8:4pp , , , EmpathyandsyntaxP Lぜ “ ( 2 ) 久野瞳,『談話の文法』(東京: 大 修 館 書 店,1978),pp129-283 さ T h P ら S K k に r r u o e e e s e c ・ p ‐ , , , ivesi ionaIApproachtosyntax,当n R砂8 t ntheFunct 7 s ル 卿2 豹8月酬硲a s s z o 7 20れ 凡 伽c”励α焔 粥. , “ ject ThemeandtheS eaker ’ i i i 321-325 (Chi ) cago Lingu st cSoc ety sEmpathy p . ,pp ,1975 , Sub , lat - -Reexaminat ion of Re ivi ion Phenomena,” in C. Li 1 zat D Pね (New . ,ed , Sα好ed 伽d 7 York: Academi P 4 1一4 1 9 C h i 3 3 凡 鱒 ‘ 7 6 T h i i U S ) ty of c ress cagoこ e nver 例c o”α タ筋解 s , ,pp , Chi 203-270 などを参照. ) cago Press , ,1987 ,pp ( )( 1 )の例文は, いずれも注{ 3 2 )であげた久野氏の一連 の著書, 論文からの借用例である. ( 4 ) 例えば, 以下のような文法書をあげることができる, 安井稔, 『新 しい聞き手の文法』 (東京: 『 『 大修館書店,1 978a) ) , 英文法総覧』 (東京;開拓社,1982 , 村田勇三郎, 機能英文法』 (東京:. 大修館書店,1982),. さ ら に は R, Qu i モSvartvik, A rk, S, Greenbaum, G. Leech J , and J CO粥め〆磯e〃sれe Gm例粥″ qf 豹e E7 )な ど, 2g′ゐゑ Lα”g“増e ,(London:Longman ,1985 5 ( ) see Kuno すん p 206 , , ,1987 ,oぬ c ( ) See ぼ 6 ろ溺,p 206 . , ( ) Kuno 7 134 では, E 囚 と他の共感度との大小関係を指定する等式, 不等式を, , ,1978 , ゆ. αん p 「 話し手のx に対する 視 点」 と 呼 ん で い る. し た が っ て, 視 点 と empathy は 厳密には後者に. , 度合があるが, 前者 にはそれ がないという点で異なる. しかし, 本稿で は, 安井稔,『言外の意味』 (東京;研究社,19 18 2に従い, empa 78b) hy を話し手の語りが行なわれる際の「視点」と考 t . ,p え, 両者をほぼ同 じ意味として捉えることとする,. ( 8 6 ) ( )の 視 点 階 層 に つ い て は, Kuno i 211,p 207,p 232,p 210,p 212を 参 z .c , , , . , ,op . ,1987 ,の そ れ ぞ れ p お 照. な , Kuno & Kaburaki Z f 6a 6d ) ) , において提案された視点階層と比較すると, ( ,op .c ,( ,. , 及 び( 6e 6c )に多少の修正 が加わっている, また, ( )は新たに加わっ た視点階層である,. 20.
(12) . 話し手の 「視点」 と英文法* ( ) See Kuno 9 Zん P 207 , , ,1987 , 物,G ( 1 0 ) See Kuno,1978 〆 4 乙 5 ぬ o . . , ,P ( 1 1 ) ( lob)は, Kuno 206 からの借用例である. . , ,1987 , ゆ, “云 ,p. )( 1 4 )の場合,( 1 )と比較して SSBH が強く働くと思われる理由について は, 第3節を参照のこと. ( 1 2 2 ( 1 3 ) See Kuno 241一242 . ,1978 . 凋ん pp, ,op ( 1 4 ) 久野障, 「構文法規則と談話法規則 の相互作用 に就いて」 2年度科研費 「特定言語」 合同 , 昭和5 研究会資料 ( 1 4を参照, なお, 相互動詞には meet 以外にも以下のような動詞表現が含 977 ) . ,p ま れ る,. ( i ). i ih ight wi reciprocalverbs:encounter th,f th , marry ,run nto,argue w t ,quarrel wi ,talk. th wi , ,etc. ( l 1 ) な お, boyandgir l 5 f ect な どの 固 定 化 し た 等 位 表 現 につ い て は, ,heavenandhel ,causeandef 『 「 白英語 影山太郎, l の鏡像関係」 10 1 2 981 ) 5 4一61に . (東京:大修館書店,1 , , , 言語』Vo , pp , ,No 日本語との比較で興味深い考察がみられる, ( ) ただし, 次の例文についてはどうであろうか, 1 6 ( i )a, ″landjohn are goodf i r ends , b, johnandlare goodf i r ends ,. 6c 6e 1 )>B( ( )の WOEH と( )の SAEH とによ っ て, 共に E( john )という共感度関係が得られるの i で,( i i )は適格文と予想される, しかし, 実際には( b )は不適格文であり,( )の方 が適格とされる. a a この矛盾をなくすために, Kuno,1987,op 233 では, 次の原則を提案している. . , 〆『 , ,p ( i i ) The Modesty Pr inc ipl inate NPs t tprominenceto e:lnthecoord ructure eas ,givethel f yoursel .. このように, 等位構造における語順 については,( )を含め, 他にいろいろな語用論的要因が関与 i i して い るよ う で あ る, “ 1 i ( ) See H.P.Gr 7 c and Conversation,”in P,Col ce eand1 7 2〆 少“如究 α ,L, Morgan , Logi . ,eds ,S 秘 粥α煽ぎ l 41一58 ) c s c Press ,3 , . ,(New York: Academi , Vo ,pp ,1975. ( 1 ) See M, Yasui ば 179-198 8 れ,pp , . ,1978b , ゆ,c . ‘ ’の構造」 『北海道大学文学部紀 ( 1 9 ) 葛西清蔵, 「 Di lhi d Frank probably beat al s opponents? , 要』 30-1, (1981) 79一102 , pp , , ( 2 の 倦めは, Th,R.Hofmann & T,Kageyama,ZO 拓のαgas 初 物8 尺g〆創s qf 肌8α〃〆〃g, (東 京 :. くるしお出版,1 986 ) 49からの借用例である. ,p , 『 例 ( 4 b 4 は 34a 3 3 i b d 49 ) ( ) ( ) c , それぞれi , , . , ,p , 安藤貞雄, 英語の論理・日本語 の論理』 (東京: ” 大修館書店,1986 215及 び E. V.C1ark, Normalstates and eva ) luat i ve vlewpoints,“ 乙α”- , ,p 1974 ) g加野e50 .327 からの借用例である, ,( ,p. 『 ( 2 2 ) 国広哲弥, 「言語学道場」 l )p 104 による , 言語』 .14 .3 , Vo , (東京:大修館書店,1985 ,No , と, 日本海沿岸の諸所, 九州, 沖縄などでは, 英語の come と同様, 「視点」を聞き手 に移せる, いわば 「視点移動方言」 が存在する. 次の例文を参照されたい, ( i ) 今夜, おま えんげに来るけん. (今夜, あなたのお宅へ行きます,) 上記例文は, 「一般言語学」 受講生のレポートの中に見られたものである. ‘ esofEm ath in ◎ の リ ス ト に関 し て は, Kuno 181一188 と M.0gura p y , ばれ,pp , ,1978 ,op , Rol ’ D ld i i T h i i f t U l l l i i U 1 l i i japanese Grammar t t b 1 1978 t o c o r a r n ) s s e a o e n e r v s o n o s r n n o a a s y , , , , ,( ,. ㈱. 21.
(13) . 上 山 恭 男 34一41 を 参 照, PP . (本 学助 教 授 ・ 函 館 分 校). . 〉. 22.
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