不登校の子どもをもつ母親のgenerativityに関する研究 : ナラティブ・アプローチの視点から
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(2) プ壁リエ婚イヴ種イと包括的な意味での雀ラ諸ヴ樫の軌 (2)包括的な意味での雀ネラ種ヴ径. 跡について:苦しみや停滞した状態から,自らアク. Aさんは,仕事や社会的な関心など,子育て以上. ションを起こすことで再生へと近づくことは,わが. により価値をおく事柄があるため,「個としてのアイ. 子の不登校という危機だけでなく,人生においてあ. デンティティ」と「母親アイデンティティ」の葛藤(岡. らゆる困難に遭遇したときに重要であることや,葛. 本,2006)があったことが語られた。. 藤を経験して発達するためには,停滞することや後. A:家庭生活が疎かになってるっていうのは頭ではわかって. 退することは必ずしもマイナスではないことが示. るんやけどね。どうしようもない,それね。両方完壁にやる. 唆された。. のはそれは無理やからね。どっかで,手を抜かなしゃ一ない. (2)現在における子孫を生み出すという限局された. な。うん。. 意味でのプ壁リエ種イウ栓イと包括的な意味での. I:そうなった時にまあ,人の. 雀ラ諸ヴ径について:研究協力者が,他者の. A=うん,ついついだから仕事にね,力を注いだんやろうね。. generatiVityの行動からよい影響を自分に取り入. 社会的活動について,Aさんは,わが子が不登校. れて行動しているということから,他者の行動を柔. になったことで親の会の役員として約10年間活動. 軟に取り入れる姿勢は,自分のやり方だけに留まっ. してきた。当初は,r自分の子どものことで会を行う. て自分本位な行動に陥ることを防ぐと考えられる. のはしんどかった」と語り,親の会に積極的になれ. ことが示唆された。またgenerati杭tyの行動は,. なかった。しかし,その中で不登校について学習し. 共同する相手がいることで活性化され継続される. たことによって,現代の子どもたちは子どもらしく. 可能性が考えられた。. 育つことが出来ない危機的な社会環境にあると感じ. (3)語ることによるインタビュイーの気づきと意味. たとAさんは言った。そして,不登校問題について. づけの変化:研究協力者全員が,わが子の不登校の. 文化的に研究するというような次世代のための創造. 経験を肯定的に意味づけた理由として,彼女たちの. 的なgeneratiVityを語った。. 現在の生活への満足感や精神的健康度,本研究参加. A1今私な, 育文化っていうんかな, 育文化研九みたいな. への動機づけの高さが関連していると考えられた。. の,本当はしてみたいなと思ったりするけど。(略) I:すごいですね,さすがですね。熱心に。. また,インタビューの中で研究協力者にネガティブ. A熱心というかな。乱やっぱり子どもが好き,好きというか な,子どもが好きで○O(職業名)になったんやからね。 やっぱり子どもの危機はなんとか救ってやりたいと思うや. な気づきが生じた可能性があったが,それが語られ なかった理由として,筆者との関係性が関連してい. ん。そういう点では危機的やね,これから。. Aさんのgenerativityは,わが子の不登校の前か らわが子以外の子どもに強く向いていた。そして引 き続きわが子以外の次世代の子どもにその思レ)は向. ることが示唆された。. (4)不登校の子どもをもつ母親への支援:研究協力. 者の語りから,わが子の不登校の経験のなかに共通 して見られた主な困難として,個としてのアイデン. けられていると考えられる。. ティティと母親アイデンティティの葛藤と子育て における上の世代からの影響,教師と親の関係が存. 総合考察 総合考察では,研究協力者の結果の共通点や相違 点について比較・検討することで,generatiVityに. 在することが明らかになった。そこから,それぞれ. について心理臨床学的な観点から可能な支援につ いて考察した。. ついての理解を深めた。. (1)子孫を生み出すという限局された意味での. 主任指導教員(辻河昌登) 指導教員(辻河昌登). 一137一.
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