数学の社会的必要性について(2)
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(2) . 第 22 巻 第 1 号. 北海道教育大学紀要(第一部C). 昭和4 6年9月. 数学の社会的必要性について (2) 黒川 由美子 ◎ 中 川. 正. 北海道教育大学函館分校数学教室. I ia Yumiko KUROKAWA, Tadashi NAKAGAWA; 01 c . the So i Need of Mathemat cs (2). ↑. は. じ. め. に. 数学教育の現代化の必要が叫ばれ始めてすでに久しい。 「数学教育現代化の根源は. (i) 現代数学そのものの著 しい発展. i) 科学技術のすばらしい躍進 (i ) その内容の一つとして 「……社会で数学を必要とする分野が, 理学工学にかぎらず拡 1 にある。」 , ) こ れ に 対 応 で き る 内 容 をと り 上 げ る こ と が あ る 大 して い る の で」2 また, 科学技術革新にともな う数学教育のあり方と して, 「数学は, 科学や技術の基礎であるばかりでなく, 直接生産力や経営. ) となってきているので, その要求に対応できる数学に目を向け 3 の手だてとして利用され る時代」 な けれ ば な らなく な っ て い る。. 併しながら, 産業の 「停滞地域」 とし ・われている函館市及びその近 郊では, 此れ らのことが実感 として感ぜられないので, 先きに筆者の一人は, この地域における職業別, 学歴別の数学の 利用状 4 ) その結果, 次ぎのことがらが判明した。 況や, 数学に対する必要感等を調 べた。 ( 1 ) 函館市及びその近郊のような産業の停滞地域でさえも (i) 相等高度の数学が使用されてし ・る。. i) 管理職が予想以上に数学を多く使用 している。 (i. i i i ( ) 農漁業でも数学の必要性が強い。 2 ) 我が国の数学教育現代化の具体的内 容である 「複素数」 { ,「集 , 「確率」 , 「関数」 ,「ベクトル」. 合」 , 「数学的考え方」 等 が10%~20%使用されている“ 圏 現在職場で数学を必要とす る人数に比して, 将来職場でますます必要となると予想する人数 が 少 な く な っ て い る.. 1 2 、から 「社会で数学を必要とする分野が拡大され」 「数学が直接生産や経営 に利用されてい ( ) ,{ る時代」 になっていることが実感として感ぜ られたが, この種の調査が太平 洋ベルト地帯や新産業 ’は 「電子 3 都市に指定されている地域で行なわれたならば, 一層その感を強くするものと想定し, ( 計算機に対する考え方によるのではないか」 という考察をした。. 以上のことから, 今回, 新産業都市に指定されている室蘭市における数学の利用状況, 数学の必 要性等について調査 し, 前回行なっ た函館市の 調査と比較した, 2. 調 査対象, 調査方法及び調査内容 - 93 -.
(3) . Vol .22 No .I. ido Un i i i Journalof Hokka t i t s ver on(Sec on 工C) y of Educat. Sept . ,1971. 調査対象は, 室蘭市の一般社会人である. 室蘭市 は, 最近八幡製鉄と合併し富士製鉄から新日本 製鉄室蘭製鉄所と改名 した鉄鋼所をはじめ日本製鋼, 日本石油, 富士セメ ント, 函館 ドック等の大. 工場や, それらに関連する工場が数多くあり, 苫小牧, 札幌, 小樽などと共に, 新産業都市に指定 さ れ て い る。. 調査用紙を9 13枚配布 し, 回収有効調査用紙は50 7枚あった。 (ア ンケー トには答えているが, 職業のみ未記入が49枚, 学歴のみ未記入が11枚あっ たが, それ らを有効として扱っ た。 そのため職 業別の合計と, 学歴別の合計が一致していない.) それらを職業別, 学歴別に整理し, 前回の資料 と対比させたのが表1である。. 表 1 回答者の職業別, 学歴別人数 職. 業. 農 漁1亜 萎 目 業 ど. 人数1語 歴. 学. 未. 業. 由 管. 職. 理 専門技術 事. 職. 職. 務 労. 職. 務 無. 職 合. 計. 51. 46. 19. 62. 120. 75. 117. 17. 458. 33ー. 40. 15. 24. 88. 55. 23. 13. 291. 就 学. 旧 高 小. 小. 人数 際. 旧. 専. 高. 中. 新 中 卒. 卒. 大. 新 高 卒. 学. 卒. 合 計. 36. 265. 148. 49. 498. 17. 102. 140. 32. 291. 調査方法は, 室蘭市内の高校( 1 ) 1 ) 2 )に調査用紙を依頼 し, 父兄に記入してもら , 中学校( , 小学校{. つ た.. 調査内容は, 前回の調査内容に, 電子計算機と数学の必要性についての項目をつけ加えた下記の. ア ンケ ー ト で あ る.. 職場における数学の必要性に ついて, 次のア ンケートにお答え下さい.. 1, 2, 3, 4 については該当するものの符号一つを0でかこんで下さし ・ 。 年 令 ”) 10代 Pう 30代 り 40代 に) 20代 的 50代. 1 .. “ 60代. ) 7 ( ト 0代以上. 2 .. 職業. ”) 農漁業. Pう 自由業. ⑧. ◎ 管理職. ) 未就学・小卒, 3 . 学歴 名 大学卒 4 .. 商業・サービス業 的. 専門技術職. ◎. 旧高小・新中卒,. 的. 事務職 内. 旧中・新高卒,. 次 の 事 項 の う ち 一 度 で も 職 場 で お 使 い に な っ た こ と が あ り ま した ら ( つ け 下 さ い。. A. ) 労務職 ( ト. ’) ( 箸霧毎だそ セ豊宝襲宅空室そげを子でなく 、 群. ( ) ( ). ( ) ( ). 0 及 び正 の 整 数 (0, 1, 2, …… …) を用 い た 計 算 . 負 の 整 数 (- 1, - 2, - 3, ………) を用いた計算. 小数を用いた計算, ( ) 無理数を用いた計算. 分数を用いた計算. - 94 -. 斜 ◎. 無職 高専・. ) 内 に ○ 印 をお.
(4) . 第 22 巻 第 1 号 ( ) B. 北海道教育大学紀要(第一部C). 複素数を用いた計算,. ( ). 長さの測定, 体積の測定,. 面積の測定. 昭和4 6年9月. 方程式の解法. 群. ( ) ( ). ( ) ( ). 重さの測定. ( ). 角度の測定,. ( ). 時間の測定. ( ). 縮 図 の使 用,. ( ). in,cos 三 角 の 比使 用 (s. C. 群. ( ) ( ) ( ) D. 等). 平行, 垂直, ( ) 展開図, 投影図, 断面図 図形の対称, 回転の考え方 図形の合同, 相似の考え方. 群. ( ). 比例及び反比例の考え方. ( ). 表 の 使 用,. ( ). 微分, 積分,. B. 群. ( ). グ ラ フ の 使 用,. ( ). ( ). ( ). 関数. 統計. ( ). 確率. ( ). 位相,. ( ). ( ). 数 列,. 数学的考え方と論理. 群. F. ( ) ( ). ( ). 集合,. ( ). 線 型 計 画 法,. 群, ( ). ベ ク トル,. ( ). 行列,. ( ). 線型代数,. テ ンソ ル,. 微分方程式. そ の 他 あ り ま した ら (. ). 5 . 現在の職場で仕事をしていくうえで, 数学的知識が必要だと思いますか。 ⑩ あ ま り 必 要 で な い, g) 非常に必要だ, ゃ ) 少 し必要 だ,. 仲, 全く必要でない。 6 。 これからの時代は, 職場において数学的知識がますます必要になるとお思いになります . ”) 必要になると思う。 “. に ) 必要なくなると思う。. どち らとも い え な い。. 7 . 電子計算機を使用すると, 数学的知識が必要なくなると思いますか。 g) 思 う,. 3 .. 調. 査. 結. 回. 思 わ な い,. “. どち らとも い え な い。. 果. 表2 は各群の内容で前回考察したもののみを取り出し, 前回のものと対比させた使 用 人 数 の 割 合 (%) の表である。 (表中の※は, 室蘭と函館の使用人数の 割合の差をクリティ カル・ レイ ショ io C. R) を 利 用 して 検 定 し, 危 険 率 5 % で 有 意 な も の で あ る.) 表 3, 表 4 は, i ica lrat t (cr ,. それらの職業別, 学歴別使用人数の割合 (%) の表である。 (職業別で農漁業は今回人数は極めて ・ので省いた。 叉無職も今回のテーマに余り関係がないものと考え省略した。) 少なし 表2から次のことが見られる。. 1 ) 使用人数の割合の差か危険率5%で有意であるのは5, そのうち函館が室蘭よ り 多 い の は ( 1 . その他の差は有意ではない. 。 室蘭の方が多いのは 4 -9 5-.
(5) . vol ,22 NO. t. l。 Journa f 日0 1 ido Un i i i i t くks ver s on(sect on IC) y of Bducat. Sept , ,1971. 表 2 各群の内容の使用人数の割合 (%) A. 内. 容. 人 群. 数. 室. 蘭. 合. 函. 館. 内. 容. 人. D. 人 群. B. 館. 46. 函. 館. 内. 容 数. 室. 蘭. 合. 函. 館. 人 群. 函. の 割 合. 内. 容. F. 人. 数. 室. 蘭. の 割 合. 函. 館. 内 群. 人. 容 数. 室. 蘭. の 割 合. 函. 館. *. 27. 12. *. 44. 数. 関. 数. 17 18. 合 同・相 似 縄. * 34. 32. 列. 積. 微. 分. 統. 計. 14. 12. 48. 12. 12. 40. 確. 率 29. *. 23. 数 学 的 考 え 方と 論理 23. の 割. 29. 51. 合. 蘭. 25. 友爆蕩. *. 71. 60. 室. 22. 数. 対 称・回 転. 蘭. 数. 素. 複. 展 開 図 投 影 図 断 面 図. 室. 容. 数. 平 行・垂 直. 数. 内. 理 24. 務. の 割. 無. 総. の 割. C. 群. 負の整数. 19. 集. 群. 合 17 19. 線 画. 型. 計 法. 相. 行. 線 型 代・数. 列. 14. 19. 6. 13. 17. 13. ベ ク ト ノレ. ブ ソ ソ ノレ. 努程裳. 8. 2. 7. 8. 1. 5. ヮ 十 7 十. 位. 6. *. 7. 表 3 各群の内容の職業別使用人数の割合 (%) 商. 業. サ ー ビス. 室f 函 A. 負 無. 群 複 方. 数 理 素 、 数 程 式. 自. 由 業. 室1 函. 管. 理 職. 室1 函. 専 技 術. 門 職. 室1 函. 事. 務 職. 労. 務 職. 室1 函 1 室1 函. 57. 38. 68. 40. 86. 63. 69. 67. 64. 69. 44. 26. 7. 10. 11. 6. 53. 33. 38. 48. 20. 20. 14. 13. 9. 5. 16. 0. 35. 29. 29. 22. 28. 7. 18. 9. 2. 5. 21. 6. 58. 42. 41. 55. 33. 22. 18. 4. -9 6-.
(6) . 第 22 巻 第 1 号 C 群 D. 群. 平 行. 展開そ称 の 対 , 合 同. 関 数 微統. 垂 直 伽 図転 回 相 似 数 列 分 計率. 積. 確. E群数. 0 7 0 37 17. 学 的考 え 方. 論 集. 理. 合. o. 13. 8. o. 0. 5. o. 姐 駈 26 鰹 8 5. 0. 32. 矯. 24. ー7 l 22. 郡 53 総. Q3U. ” 16 ” 総 渦. 13. 9. 4. 9. 3. 0. 3. 0. 72. 35. 16. 24. 21. 4. 21. 9. 9. 闘” 圃剛圃 繋. n. 13. 30. 11. 篇. r4 o. 科. Q3V. 締. 羽 ”. 22. 19. 24. 13←. q リ. 7. 18. 9. 13. 5. ハ リ. 1 ム ^ U n3 了 2. 20. 燐. 5. 4. 4. ^ = V. 0. ( U ー5← 21. 10. 16. 8. 16. 3. A T. 0. ^ U .0←. 8. 8. 8. 5. 3. A T. 0 0. n v .1←. 13. 口. 7. 4. 3. ▲ 自 沈. 3 9← 1 ^ =. v. 18. 19. 4. 2. 3. ハ T. 4. 3. 1 9. 0. 0. ^ U. 12. 11. 2. 17←. ^ U. 20. 26. ( hn U 9′ 2 ム 5. 18. 5 11. ^ U ー9←. 2. 8. 0. 18. 2. 13. 0 0. 3. ベ ク ト ル テ微 ソ ン ル式 分 方 程. 昭和4 6年9月. n5 ア ム 28. 7. 位 相 列 行 線 線 型 代 数 法 型 計 画 群. 5. 11. 群. F. 畑一 岡回 ー 回一回 園 鰯 轟 卿脚 鰯 鰯 北海道教育大学紀要(第一部C). 5 2. 3. 0. 0. 3. 0. ””. 3 =0U ハ = U^ .6▲ 17. 表 4 各群の内容の学歴別使用人数の割合 (%). - 鰯-- - ---. 未 就 学・小 卒. 室. A 群 C 群 D. 群 B群. 負 の 整 無 理 複方 素 程 平 行そ。 展回 開合 の 転, 同.. 数 列 分計率. 積. 理. 型. 代. 旧 中・新 高 卒. 室. G U. 10. 6. 27. ハ = V 7. 2. 20. 3. ハ n U 8. 5. 15. G U. 駈. 29. 総. P 0. 20. 15. 39. 17. 9. 回. 合. 群 位 行線. 函. 6. 3. 数学的考 え 方. 室. 8. ”. 論 集 F. 式. 垂直 伽図 対 称似 相. 関数 徴 統 確. 数 数数. 旧高小o新中卒. 函. 相 列 数. -9 7一. 函. 高 専・大 学 卒 室. 1函. 刀 ” 13. 37. 31. 卿. 節. 63. 26. 61. 47. 51 43. 好 3 1. 圃剛.
(7) . 群. 法l 線型計画 法 ベ テ. Sept , ,1971. i f Bduca i i t t ido Uni on IC) lof Hokka t on(Sec ver s Journa yo. Vo l .22 No ,1. 24. 1. 4. 6. 3. ク. ト. ノレ. 6. 6. 4. 1. 10. 31. ン. ソ. レ ノ . 0 . 0. 0. 2. 6. 10. 0・. 0. 2. 4. 7. 19. 微 分 方 程 式. 篇 25 船 器. 2 ) 昭和38年度より実施されている高等学校の指導要領は, 我が国の数学教育現代化の先駆けで ( あったが, その内容の特色である 「集合」 , 「数学的考え方」 「複素数」 は室蘭, 函館 , 「ベクトル」 0%使用されて居る. そのうち 「複素数」 のみが危険率5%で室蘭と函館の差が有意であ 共に10~2 り, 他の差は有意ではない. 圏 今世紀初頭の数学教育改良運動の発端の原因 となったュ‐クリッ ド幾何学の, 中心的概念で の中心となってい ある 「平行, 垂直」 , 「合同, 相似」 の使用人数 の割合は, 中学, 高校の代数教材 る 「方程式の解法」 , 「無理数」「複素数」「関数」 等より多いのは両都市に共通 している. , 「関 盤 昭和46年度より実施 される小学校の新指導要領の, 現代化のための内容である 「集合」. 0%前後の使用人数があり, 室蘭と函館の差は危険率5%で有意 数」 , 「確率」 「数学的考え方」 は2 差 がない。 表3から. 5 } 函館では, 専門技術職が他の職業に比べて殆 どの内容で使用人数 の割合が多く, 管理職は専 { 門技術職に次いで, 或いは若干の内容では専門技術職 より多く使用 している. 室蘭では, この関係 が逆転 して, 管理職 が他の職業に比 べて, 殆どの内容で使用人数の割合が最も多く, 次ぎは専門技 術職で, 若干の内容では管 理職より多く使用 している. 6 } 室蘭と函館を比較 して, 職業別に使用人数の多い項目 の数を教え て見ると, 室蘭の方 が多い { のは, 管理職, 事務職, 労務職, 函館の方が多いのは, 商業 o サー ビス業 である. 自由業と専門技 術職は室蘭, 函館略同数である. 等のことが見 られる. 表4から, 当然と思われる次のことが見られる.. } 室蘭, 函館共に学歴に比例 して, 殆 どの内容で, 数学を使用 する人数の割合が多くなってい ( 7 る. 特に高専, 大学卒の人達は全分野 で使用人数の割合が最も多い.. 叉, 次の事も見 られる. { 8 1 室蘭と函 館を比較 して, 学歴別に使用人数の割合の多い項目の数を数えて見ると, 函館の多 いのは, 未就学。小卒で他はす べて 室蘭が多く, 高専, 大学卒では多い項目の数が室蘭は函館の6 倍 に も な っ て い る.. 表5は, 現在及び将来の職場における数学の必要性につい ての回答を整理したものであり, 表6 表7は, それらのことを職業別, 学歴別に分類 した人数の割合である. 表 5 職場における 数学の必要性 (%) ) ( a. 現 在. 室 函. 将. 非常に 必 要 67. 必要に る. 室 函. 87 *. 78. ) ( b し 必 要. () あま号. 必要なし 5 11. 27 32. 稀. な. 来. 少. 必要なく る. な. どちらとも いえない 19 18. 3 4. - 98 -. d ( ) 全 く 必要なし 1 1. )十( ( a ) b 94 * 88.
(8) . 第 22 巻 第 1 号. 北海道教育大学紀要(第一部C). 昭和4 6年9月. 表 6 職業別数学の必要性 (%) 商. 業. サ ー ビス. 室一 函. 非常に. 現. ( a ) 必. 要. 少, ( ) b 必. し 要. a ( ) + ( ) b 余 り 必 ( c ) 要 な し 全く 必 ( d ) 在 要 な し ) + ( ( c d ). 必要に 将 ( e ) な. る. く な る. 来. 管. 理 職. 専 技 術. 門 職. 事 務 職. 労. 務 職. 碓. 鑓. 75. 7 6. 66. 48. 53. 54. 74. 弱. 維. 室-. 28. 21. 博. 24. 29. 27. 函. 25. 21. 略. 23. 42. 雅. 室一. 76. 90. 99. 95. 函. 73. 93. 97. %. 室-. 100 92. 92. 22. r o. n U. 1 ←. 月 !. 7. 8. ^ U. R U. Q U. r o. 22. 室一 面. n ‘. に U. n x U. ^ = U. 室一. 24. 10. 函. 郡. 6. 室- 函. 塾. 84. 65. 鮎. q リ. に v. n x U. ^ = v 11. 服. し・. O. O. O. 1. O. O. O. O. O. 1. 4. 8. 8. 3. 5. 22. 88. 91. 88. 75. 88. 80. 65. O. 4. 5. O. 4. 2. 2. 13. 6. 8. 4. 12. 26. 10. 18. 22. 94. 6. *. *. 78. 函. 室一 函 17. どちらと )もいえな 態. 業. 姐. 室一 函. 必要な ( ) f. 自 由. *. 喪 7 学歴別数学の必要性 (%) 未就 学 小卒 ( a ) 現. ( b. ( a ). ). 在. ( d ). ) ( c. 79. 腿. 務. 稀. 37. 27. 26. れ. 函. 53. 33. 30. 28. 室一. 舷. 室. 46. 必. 要. 函. 24. 少. し. 必. 要. 余 り 必 要 な 全 く 要 な +. し 必 し ( d ). 高専・大学卒. 総. 常 に. b ) (. 旧中o新高卒. 67. 非. +. 旧高小・新中卒. 室一. 函. 77. 室一. 17. 函. 24. 室一 函. ・. ^ = U ^ U. 室- 函. ” 24. - 99 一. 94. 95. 100. 87. 89. 94. 5. 4. O. 11. 10. 6. 1. 1. O. 2. 1. O. 6. 5. O. 13. 11. 6.
(9) . i i t f Bducat i on IC) ido Uni ty o on (Sec lof Hokka s ver journa. VO1 .1 ,22 No. 将. 必. 要. る. な. 来. に. 必. 要. な. く. な. る. ど ち ら と もいえない. 室- 函. Sept . ,1971. 73. 総. 矯. 鰯. 71. 73. 80. 88. 2. 4. 2. 5. 4. 3. 10. 10. 6. 23. 16. 9. 室一. ハ ベ リ. 函. p n V. 室冊. 17. 函. 24. 表5から次のことが見 られる。. b ) ) が, 室蘭は94%, 函館 が88%であ { 9 ) 現在職場で数学を必要とする人数の割合 (表中の◎+( り, 将来必要になると感 じているのが室蘭87%, 函館78%で, 現在, 将来ともに室蘭と函館の差は e )の差) 室蘭 が7%, 函館 が10% a )+① )と( 危険卒5%で有意である. 叉, 現在と将来の差は (即十( でいずれも将来必要 となる人数の割合が少なくなっ ている。 表6から. 現在数学を必要とする人数の割合, 及び将来数学が必要になると思う人数の割合は, 函館 が 室蘭より多いのは自由業のみ で, その他はす べて室蘭の方が函館より多い。 (専門技術職 は将来必 要となる割合は同 じ。)そして, 現在必要の労務職, 将来必要となるの 管理職, 労務職は危 険率5% でその差は有意である。 b )と( e )の差) について, 函館で最も多いのは管 理職 (16%) a )+( 回 現在と将来の差 (即( . 室蘭で も少ないのは 11%) である。 将来必要になる人数の割合の最 . 室蘭, 函 最も多いのは専門技術職 ( 回. 館 ともに, 商業・サ. ビス 業 で あ る。. 表7からは, 常識的と思われる次のことが見られる。 回 学歴に比例 して, 現在, 将来いずれも, 函館, 室蘭ともに数学を必要とする割合が多くなっ ) ている。 (只室蘭の将来の旧高小・新中卒と旧中・新高卒のみは僅 かであるが前者が多い. 叉, 次の事も見られる. 回 現在数学が必要である人数の割合, 将来必要に なると思う人数の割合共に, 全部の学歴で, 室蘭の方が函館 より多い. 表8は, 電子計算機を使用 した場合の数学の必要性についての回答を整理したものであり, 表9 は, 現在数学を必要 とする回答者 (室蘭94%) の将来の数学の必要性と電 子計算機を使用 した場合 の数学の必要性について整理したものである. 表 8 と表 5, 6, 7とを比較 すると, 回 電子計算機を使用 しても数学的知識は必要であると思う人数の割合は, 現在或いは将来数学. を必要とす る人数の 割合より, 全体, 職業別, 学歴別をとわず, 少なくなっている. 叉表8から 鰯 電子計算機を使用 しても数学的知識は必要と思う人数の割合は, 職業別に見 ると, 専門技術 職, 管理職が 多く, 学歴別に見ると, 学歴の高い程多くなっていることが見られる. 表 9 か ら次 の こ と を 見 るこ と が で き る。. ) 表5の室蘭の, 現在数学を必要とする人数の割合と将来も数 学を必要 とする人数の割合の差 蝦. 7 % の う ち, 6 % は 将 来 どち らと も い え な い に な っ て 居 り, (残 り の 1 % は, 表 に は 出 て い な い が,. )その理由は, 電子計算機を使用 した場合, 数学は必要 現在必要だが, 将来は必要なくなるである。 なくなるが3%, どちらともいえない が3%である。 叉現在, 将来とも数学の必要性を認めなが -100-.
(10) . 第 22 巻 第 1 号. 北海道教育大学紀要(第一部C). 昭和4 6年9月. 表 8 電子計算機導入後の数学の必要性 (%) 必 全. 職. 業. 別. 体. 商. 業・サ ー ビ ス. 不. 要. 必. 要. どちらともいえない. 67. 18. 15. 59. 26. 15. 自. 由. 業. 53. 26. 21. 管. 理. 職. 78. 16. 6. 専 門 o 技 術. 職. 79. 13. 8. 事. 務. 職. 68. 19. 13. 労. 務. 職. 62. 18. 21. 学. 未. 就 学 ・ 小 卒. 44. 19. 33. 歴. 旧 高/ 」ぃ 新 中 卒. 66. 17. 14. 旧 中 ・ 新 高. 卒. 70. 15. 11. 高 専 o 大 学 卒. 84. 12. 4. 別. 表 9 現在数学を必要とする回答者の将来の数学の必要性と電子計算機導入後の数学の必要性 (%) 将. 来. 必 要. 電子計算機導 入後 の数学の必要性 全 職. 体. 必 要. どちらと どちらと どちらと. 不必要 不必要 不必要 もいえな もいえな もいえな. 必 要. 必 要. 必要な. どちら ともし・ 必 要 えない. くなる. い. し・. くなる. どちら とすい えない. 必 要. 必要な. し・. 必要な くなる. どちら ともし・ えない. 63. 14. 9. 1. 1. O. O. 3. 3. 商 業・サ ー ビ ス. 50. 15. 7. O. 2. O. O. O. 4. 自. 由. 業. 47. 16. 10. O. 5. O. O. O. 5. 業 管. 理. 職. 74. 16. 4. O. O. O. 3. O. 3. 専 門・術 技 職. 72. 12. 4. 3. O. O. 4. 1. 3. 別 事. 務. 職. 61. 7. 12. 1. O. O. 3. O. 1. 労. 務. 職. 58. 18. 12. O. O. O. 2. O. 5. 学 未 就 学・小 卒. 36. 14. 14. 4. O. O. O. I o 1 I. 園 旧高小・新中 卒. 62. 15. 10. O. 1. O. 3. 0. 4. 高 卒 別 旧 中・新. 66. 5. 7. 1. 1. 1. 4. 1. 3. 高 専・大 学 卒. 78. 12. O. O. O. O. O. 0. 0. ら, 電子計算機を使用すると数学は必要なくなる, どちらともいえないが合計2 3%ある。 節 現在, 将来共に数学が必要で, 且電子計算機を使用 しても数学が必要であるとする人数の割. 合は, 職業別には, 管理職, 専門技術職が多く, 学歴別には学歴の高い程多い。 併し, 電子計算機 を使用すると数学的知識が必要なくなるとする人数の割合は,, 表からは規則を見つけることが でき な い.. -1 01-.
(11) . i i i ido Un iver t lof Hokka ty of Educat on IC) on (Sec s Journa. Vol ,22 No .I. 4 ,. お. わ. り. Sept , ,1971. に. この調査は, 次の二つの予想が正 しいかどうかを調 べようとした, (A) 産業の停滞地域といわれている函館よりも, 新産業都市に指定 されている室蘭の方 が, 職 場で多く数学を使用 して居り, 現在或いは将来, 数学を必要とする人数が多い。. (B) 前回の調査で, 現在職場で数学を必要とする人数の割合に対して, 将来職場でますます数 学が必要になると考える人数 の割合が少ないのは, 電子計算機を使用すると数学が必要なく なると 考えるからである。 1 ) 6 } } 9 } 8 (A) については, 調査結果 ( , 回, 鰯 等から, (B)については, 調査結果園か ,( ,( ,{ ら, 正 しい こ と が 明 らか に な っ た.. 併し, (A)については, 室蘭が函館 より極端に多く使 っているのではなく, 全体として見ると, 1 )で述べた様に, 危険率5%で有意なのは4項目だけである. 調査結果の( 1から, 管理職, 事務職, 労務職であ 6 只, 職業別に使用人数の割合に差 が あるのは, 調査結果(. り, 現在, 将来の数学の必要性については, 調査結果回から, 危険率5%で有意なのは, 管理職, P } 7 } 2 ) 3 労務職だけである。 調査結果{ , 団 等から, 数学教育現代化の内容の使用状況, ,Q ,( , 雑,t が 使用されている事 幾何教材 代数教材より多く , 学歴と数学の使用状況や数学の必要 生 等 の 関 係 は, 室蘭と函館 は殆 ど同じ傾向を示 している. こ れ らの こ と を ま と め る と.. (1) 確かに室蘭は函館より数学を多く使用 して居り, 現在も将来も数学を必要とする割合は多 いが, それ程その差は極端でなく, むしろ種々の面で同 じ傾向を示 している. そして, 停滞地域と 新産業都市の差は, 管理職と労務職にあらわれている. 叉, (B)については, 電子計算機を使用 した場合の数学の必要性は, 現在或いは将来の数学の必 要性と, 職業別, 学歴別共に同じ傾向を示している。 予 想 とこ れ らの こ と を ま とめ る と,. (亘) 現在よりも将来は, 数学が必要でなくなると考える人達は, 電子計算機に対して過信して いると思われる。 併 しおおかたの人々は電子計算機を使用 しても数学は必要てあると考えて居り, それらの人々の人数の割合は, 現在或いは将来数学が 必要とする人数の割合と, 略同じ傾向を示し て い る.. ともかく, 「社会で数学を必要 とする分野は拡大され」 , 「数学が直接生産や経営に利用される時 られるようになった. 一層実感として感ぜ 代」 になっていることは, 前回の調査より 参. 1) 2 ) 3) 4 ). 考. 文. 献. )p 54. 966 日本 数学教育会編: 数学教育の現代化, 培風館 (1 .3 )p 963 川口延編: 改訂小学校学習指導要領の展開, 数算科編, 明治図書 (1 .10. 1 8 潮田惣次他共著: 中学校数学科教材研究, 大日本図書 (昭和35年)p . 中村紘司, 西谷健悦, 中川正共著: 数学の社会的必要性について, 日本数学教育学会誌 第53巻 (1971) 第 1 号, p .22~P .25.. -102一.
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