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短距離走の歩巾要因 (I)

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Academic year: 2021

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(1)Title. 短距離走の歩巾要因 (I). Author(s). 原崎, 正; 滝波, 武. Citation. 北海道學藝大學紀要. 第二部, 10(2): 511-522. Issue Date. 1959-12. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/5641. Rights. Hokkaido University of Education.

(2) . 0巻, 第2号 第1. 北海道学芸大学紀要(第ニ部). 短. 距. 走. 離. 原 崎. の. 歩. 正. 滝 波. 北海道学芸大学札幌分校. 中. 昭和 34年12月. 要. 因. 工. 武. 体育研究室. Tadash i HARASAK1 and Takeshi TAK工NAMI: Factors found in the Steps of a Spr int. sα力Poγひ ろγαc九 万r oたたα1αo Gα”も z t胃 9錆 び偽れeγs. ’ i 1 ) Th tudy has been done for the purpose of cons i der ing -one ss ight s he egl ength and other ,l factors i - -t h 性 l i i f teP by actua nqury o s i er e ect up。n as tePsinashort d - lculat tanceraceandbyca i s , on ient of corre l 器c lat ion betw l of coe teP - eenstature ength and s . ,andleg-. i le more e任ect uPon a steP thanhe 2 tt ight ) Leglength has al ‐ s .But ,therei ,contraryto mye×Pec ion tat l i l l 若 i i l l t i l t t b - - t t ‐ t h d V e r e e n n t e c o c a n corre o e wee eg eng an s ep y , . As animPortantfactor to a step jumPing Powerseemsto haVe a greatere f rectthan l e舎l ength , . 3 ) Jumping‐powerinrunningseemstobeactedon morelargelybykick‐Powerthanbyotherfactors , l 1 i ine from h igh ly ra and a so to be connected wi th thel i ength 。f act sed knee tobeground on一 ,Strength ing andthat of Push ing toa backl ofl in movabi l and t may be necessaryforustotra i ty eg . Thereforei int and a i i l i b dt f l t h of jo x e a n n s o u so mu s s e c e g y . ,. 4 i ) Photes angleanalys i le by ‐d tancerace present sof form in ashort s s us the factthat the ang inti l lin rai ing the femur i l h i h i l T i i l a front kneejo t tb h t ssma s a r m w e o n s a r s r v ment e sn a u a o yg g e . ,. ick‐power andto makespeedy mot toincrease k l ionofl i ing egs sotheact onenl argesastep byl and , ,anda farin front of a h igh pos i ion and producess t trong jumpingpower .. i任erence between sPors d 5 ightandl ) SteP- i l t smanandotherpeoP1ecomes rhe eg- ength ,notfrom the , butfrom the i ining ofjumpingPOWer wh ich dePends uPon 七hesoftne iancy and 且ex ibi l i ty rtra ss , of , pl l int ion musc e ,tendoe and jo ・ ,and of act. breadth of generals l ighti 6 i ) A St tuden七 ep- s who come underth sc ass; --he sfro r エ ー170to l9ocm, l dl --i tween 170 and140c an eg‐ engthi s from 73t。 79cm, s about be 1 m.. Thestudent 1 ing to theeXecr i 1ub are equa1 wi i th otherstudent s be ong se c Sin the rstep . i T 7 h d i ぼ i f ) tep andl 1 ] 口e ere sso erence between rght s e tsteP . l l cou d 賃nd a great d i伴erence wh i伴e- i t of the chi s more than 20cm inl ength 1 ] m are os ,but 江 ,ind ’ 目 f l d 5 t 8 A d i 伴 l i t b h d b h b re ce o cm. s eps erence etween t estu ent s eongng to t esportscu an the , rom h d 1 t t d i 1 1 1deny thetheory tha七 each step i t b T h d t b t t o ers u en s s e a ove men one resu wi . ,cou no eseen ’ l i d b i i i l l i i i i任erencebeco t d h h h h t t t t t equa ze y prac sng sPors sd l meslarger 宜 l an a n e yP。 ess at astep ,an w ing a ceでt in k by tak ind of Sport s .. 1 . 緒. 言. 走る場合の速い遅いは, 一定時間に間断なく力を注ぎ, それを平均して持続できる速度の種類 に よ る, そ の た め に は, 技 術, 体 力 体格や, 筋肉粘性, 心的意識, 身体やトラックのコンディ シ. ョ ン な ど の, い ろ い ろ な 要 素 が 相 互 に 関 係 しあ っ て い る が, どの 一 つ が 欠 け て も よ い 記 録 を 期 待 す. ることができない, 歩幅や歩数は, それらの具体化された重要な要素であるといえる, 走法は, 大股走法と小股走法の二種類 に大別されているが, どちらがよいかは一概にいえない. かつて, 中長距離走では極端に歩幅を広げる大股走法が流行して, 必要以上に広い歩幅を出そうと -5 11-.

(3) . 原崎 正・滝波 武. して, かえって速力を落 し, ゆきづまりをきたしたことがあった が, むしろ歩幅を伸ばすために力 を失うよりは, 楽に成果があがる脚の動きを速く した小股走法に力を入れた方がよいという考え方. が支配的になり, この走法が世界的に大流行を した. すなわち, 中距離走では後半になって, 歩数 がすくなくなっても歩幅は殆んど変らない. 長距離走では歩数も歩幅もおちるのが普通なので, こ れを補うためにピッ チ走法が考えられた. このような中距離, 長距離走の考え方が, 短距離走にも 大きな影響をあたえたので一時的ではある が走法に混乱をきた したようである. 特に我が国では, 戦後陸上競技が再開されてから諸国との交流が 盛んになり, ピッチ走法が移入され, 一部を除いて. 短距離走でも小股走法が主流になって歩幅について比較的無関心であったようであり, その影響は 現 在 で も 無視 で き な い ほ ど 大 き い よ う で あ る. 一 応, ピ ッ チ 走 法 につ い て み れば, loo m 走 で は,. 歩数は一般に40~50 歩位であって, 歩数をそれ以上に増すことは非常な努力が必要である. 歩数が 多くなると着地時間が増 して, 相対的に空中時間 がすくなくなって速度が上昇するように考えられ るが, 実際上は, 速く動いているという錯覚の方が大きいし, 動作が敏速に見えて も案外大きな速 度をもっていない. キック力も弱まり, 力の作用時間がすく なくなり, 大きな速度を生み出せない. 欠点をもつようである. だから速く走るためには, 走者個人に適 した歩幅で, それをピッチ化して 始めてよい記録が期待できるということになる. 当然そこには走者に適 した歩幅の設定が具体的な 課題になるのであるが, 走者の体格や素質に個人差 があるので一概には決 められない. また, 一般 にいわれるような, 身長が高ければ歩幅が大きいというようには 簡単に判断できない要因があるよ. うである. 筆者は, 歩幅に影響をあたえる因子とおもわれる もののなかから, まず, 身長と脚長を とりあげ, 歩幅の実態調査をし, 歩幅の実態と身長や脚長との相関を算出し, それを基と して, 他 の因子について追 求し, 二, 三の知見を得たのでここに報告 する. 多くの御批判, 御指導を賜われ ば 幸 い で あ る.. 本文に入るに先だち, 統計処理について御指導 を賜わりました字喜多義昌教授に対して深甚な. る謝意を表します. 11 . 研 究 の 方 法. 対. 象. 北海道学芸大学札幌分校学生. 一 般学 生. 261 名. 運動部所属学生 30名 検査期 日. 昭 和 33 年 9 月 1 日 ~10 月 25 日. 測定場所. 北海道学芸大学札幌分校校庭. 測定器具. 1) ) ピ ス トル ( 1 1 J ス ト ッ プ ウ ォ ッ チ (6 ) ス チ ー ル 製 巻 尺 (2 ) 座高計( 身長計( 決勝柱1 組. 6 ) 毛糸 スター テ ングブ ロック (. 石灰若干. 発走形式は日本陸上競技連盟規則による. 測定は, 被検者を2 名ずつ競走形式で 60 m 米 を 疾 走 さ せ て 計 時 さ せ る. こ れ は 全 力 疾 走 さ せ る た め で あ る. 30~40 m の地点に石灰を薄 測定方法. く 撒 き, 走 路上 に 印 さ れた 足 跡 の 先 端 か ら 先 端 ま で を ス チ ー ル 製 巻 尺 で cm ま で 計 測 した. ス パ イ ク は 使 用 さ せ な い,. 身長は, 身長計で mm まで計測し, 座高は座高計で同様に計測し, 身長から座高を引いた 数字. を も っ て 脚 長 と した.. 111 . 測 定 地 点 を 30~40 m の地点に定めた理由. 走者が不変的な 歩幅で走っているのは, 最高速度に達 して, その速度を維持している間である と考える. それで歩幅を測定する場合には, 発走線から何 m 位で最高速度に達するかを調 べて, そ -512-.

(4) . 短距離走の歩中要因 1. の地点附近で測定する事にな る. 走者が最高速度 に到達し その速度を維持出来る範 囲は それぞ , , れ個人差があるが, ここでは以 下の報告と測定成績から測定地点を 定めた .. 1928 年, A,V.ヒ ル は, 走 路 に 一 定 間 隔 ( 2~1o m) 毎 に, コイ ル を ま き つ け た 棒 を 立 て コイ ル を , 増 幅 器 及 び 電 磁 オ シ ロ グ ラ フ に 接 続 し, オリ ン ピ ッ ク loo m 200 m の優勝者や一般 人を被検者と , して 走 者 の 胸 に マ グネ ッ トを し ば り つ け て 200 ヤ ー ドを 走 らせ た 東 京 教 育 大 浅 川 教 授 ら は こ . , , れを も と と して 追 実 験 して, 1 図 を 作 成 して い る (1 図 で H A R は ヒ ル に よ る) こ の 短 距 離 走 , .. , ,. 者の函数表からみれば, 僅かな個人差はあるが 発走後 約6秒位で最高速度に達する その距離は , . 約 50 ヤ ー ドの 地 点 で あ り, 最 高 速 度 は, 約 20 ヤ ト ド保 持 で き る よ う で あ る .. D ′. 決~. 、. \. 一一 αたず≠. r. ′′ ′. R 尺β M,. O. 4 0. 8 0 距. o b j “○ ドブード). 2 ′ o 離. 第1図 短距離走者のスピー ド函数表 200ャード疾走とスピー ドの変化 (浅川による). . . . . . 第2図 各区間の秒速変化 (丹羽による). 途中経過時間や最高速度に達する地点については, 短距離走者を対象と した場合には 第1 図 , を一応受入れてよいと考えられる, しかし, 本研究では, その対象が一般学生が大部分であり 運 , 動部所属学生でも走を主と しないものが大部分であるために, 第1図による最高速度 到達地点を 採. 用 す る わ け に は い かな い. 二, 三 の 例 を み る に 家 路 川 と 平 田 に よ れ ば loo m 走 に お い て 中 学 , , , 1 年 男 子 で は, 30~40 m に か け て 最 高 速 度 に 達 し 40~50 m にかけて速度が落ちる 中学3年男 , , 子 で は, 30~60 m に か け て 上 昇 し, 80 m 附 近 が も っ と も 落 ち る. 1~3 年 を 通 じて ゴ ー ル 直 前の ,. 最終1om では全般に速度が落ちる傾向をしめしたという, 丹羽によれば 兵庫陸協強化合宿時の , 電気計時による測定の結果では, 女子高校生の60m 走における最高速度は35米附近であり 85 , .. m/ sec と な り, 以 後 下降 す る. loo m で は 45m 附 近 で 最 高 にな る, 大 学 生 の 60 m 走 で は 40 m 附 近 で 最高 の 1o m/ sec と な る. 一 般 学 生で は, 30~35 m で 最高 に な り 以 後 下 降 を 示 し 最 後 にわ ず , か に乱 れ た カ ー ブ を 描 い て い る.(第 2 図). 956年に札幌市立円 山競技場において, 北海道学芸大学札幌分校一 般学生を対象とし 滝波は1. て 50 人 を 調 査 した 結 果 に よ れ ば, 第 1 表, 第 3 図 の と お り で あ る, こ れ か ら み れ ば 30~40 m の間 で 最 高 速 度 に 達 して い る よ う で あ る. ま た, 70~80 m あたりで速度が急に下降しているのは疲労. に よ る も の で あ る と み ら れ, さ ら に意 志 に よ っ て 80~9o m で 上 昇 し, 最 終 の 1o m でやはり下降し. ているのは他の報告と同じような 結果になっている. 図表にはないが, 陸上競技部員を測定 した資 第1表. も罰 ・. 2o. f. 3o. loom 走の1om 毎経過時間の変化 (滝波) f. 4. 5. o17 6 o18 019 01 馴 1 計. 秒. 2 173 .. 1 389 .. 1 270 .. 1 173 .. 速 度. 1 191 .. 233 1 .. 1 402 .. 4 601 .. 1 385 。. 1 264 ,. 199 7 ,. 1 430 .. 874 7 .. 8 525 .. 順 位. 8 396 .. 8 110 .. 7 133 .. 10. 7 220 .. 7 911 .. 6 993 .. 4. 9. 7 一 513一-. 13 93 ..

(5) . 原崎 正・滝波 武. ′ ; ′. 料では, 最高速度到達地点が一般学生より遠くなっ ているのは, 短距離走の練習を積んだものの一般的. /. ′′ ′. 憤タ. 傾 向 で あ る.. 歩幅調 査のためには, 最高速度に達したときが 不変の歩幅を示すのでそのと きの歩幅を測定 するこ. 夙. ′. ′ /. も/. と が 望ま しい と い う 基 準 に 則 っ て, 各 報 告 と, 筆 者. 、、. ′. . 卿 拶. , “. 顕. 卸. 離. め ” ,“. “ “. LM) 第3図 1om 毎経過速度の変化 (滝波). の 資 料 か ら, 一 般 学 生 を 対 象 と す る 場 合 に は, 最 高. 0m の範囲であって, そ 速度に到 達するのは30~4 0m の間に定 め れを維持出来る のは約10~15m 位の距離であると判断し, 歩幅の測定地 点を30~4 たのである. IV. 結 果 と 考 察 1 . 歩幅と身長, 脚長の関係 1の測 測定地点を30~40m に定 め, 石灰を撒き, 一般学生を競走形式で走らせ, その足跡を1 2 と歩幅の関係は第 表 脚長 , 定方法で測った成績をまとめて整理すれば, 身長と歩幅の関係は, 第 3 表 の と お り で あ る.. 03479 で あ る. 2445 こ れ に よ れ ば, 身 長 と 歩 幅 の 相 関 係 数 γ= 0 , 脚 長 と 歩 幅 の 相 関 係 数 γ= . .. 第2 表. 身長に関する歩幅の度数分布表と相関係数. 歩 165 170 175 180 185 190 195 200 205 210 215 Z Z Z Z Z Z Z Z Z Z Z 170 175 180 185 190 195 200 205 210 215 220. . ・謹も & i 掌 151~153. 1. 153~155 1. 155~157. 2. 1. 1. 1. 1. I. 1. 157~159. 4. 3. 2. 159~161. 1. 5. 2. 1. 2 3. 5. 2. 1. 161~163. 1. 1. 1. 3. 163~165. 1. 6. 4. 6. 9. 2. 4. 3. 165~167. I. 8. 7. 9. 7 10. 6. 3. 2. 1. 3. 4. 7 10. 9. 4. 3 1. 167~169. 1. 1. 5. 1. 1 1. 1. 2 も . 角も れも. ヂ 1. - -7 -7. 2. - -6-12. 7. - -5-35. 12. 1. 1. 1. 幅. 1. -3-45 135. 27. - -2-40. 80. 28. 37. - -1-37. 37. 43. 51. O. 43. 1 43. 30. 3. 8. 3. 3. 8. 1. 1. 5. 5. 3. 3. 173~175. 1. 3. 4 1. 2. 2. 6. 1. 1. 2. 1. 175~177. 2. 177~179. ず. 6. 3. 2. 1. 261 / 1 261. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. O 33 56 27 24 15 12. 7. 8 -140. 100 384 261 140 49 50 108 87 24 -26. た. 11. 1. 9. -20-96 -87-70-49. .ん 2 .ん. 21. 4 24 29 35 49 37 33 28 -5 -4 -3 -2 -1. の. 1. 1. 1. 343一 一. O. 1. O 33 112 81 96 75 72 49 64 1516 O 22 84 15 -20 -15 18-28 24. ) 28×(-14o. / , 蝦o-蔓. 2 6 . 妾 茎 妻 耐 ~m”r ▲▲v★ L m6- 捲. 2445 0 ・. -514-. 72. 20. 2. 2. 言 言宣 多 ,. -4-48 192. 15. 171~173. 169~171. 4 5 9 1 3. 343. O. ! 0. - 4三. O. 7. 1 2 60 120 一12. 3 63 189 51 i 4 44 176 -24 E 5 30 150 25 』 5 12 72 18 6 28 1490 343.

(6) . 短距離走の歩中要因 1. 第3 表. 脚長に関する歩幅の度数分布表と相関係数. 嘉孝 一 誓 も. 155 160 之 2 160 165 61~63. 1. 1. 63~65. 180 185 190 195 200 205 210 215 2 2 2 2 2 2 之 之 185 190 195 200 205 210 215 220. 1. 65~67. 1. 67~69. 3. 1. f .. れる ヂ%2. 錫. 2. - -6 -12. 72. 42. 1. 一5. ー5. 25. 10. 1. -4. -4. 16. 12. 1. 5. -3 -15. 45. 42. 20. - -2 -40. 80. 80. 40. -1 -40. 40. 44. 69~71. 1. 2. 5. 5. 4. 1. 2. 71~73. 2. 5. 5. 6 10. 2. 5. 2. 1. 1. 73~75. 1. 7. 7 12 12 11. 5. 6. 1. 1. 1. 1. 65. O. O. O. O. 75~77. 4. 5. 4. 6. 9 10. 7. 4. 3. 1. 1. 54. 1. 54. 54. 14. 77~79. 1. 3. 6. 9 11. 1. 1. 42. 2. 84 168 -20. 79~81. 1. 1. 1. 81~83. 6. 3. 2. 5 3. 4. 1. 21. 3. 63 189. 21. 2. 2. 1. 7. 4. 28 112. 28. 2. 1. 3. 5. 15. 75. 35. 83~85. ヂ. 5. 1. 4 24 29 35 49 37 33 28. 1. 9. 6. 3. 2. 1. 261 1 261 /. 3. 4. 5. 6. 7. 8. -20- -96 -87-70-49. O 33 56 27 24 15 12. 7. 8 -140. 100 384 261 140 49. O 33 112 81 96 75 72 49 64 1516. の. -4 - ー5 - -3 -2 -1. ヂリ /も2. 20 60 42. γ. 308* 一. 4-32. O. 1. 2. O 25 90 45 16 15. 128> -140 く (- ) 261. 2/ 露 曙 フ,露 標! 腰. 6 ー7 24. 128 876 308. 308. 3 4 7 9 =0 ・. 標本相関係数に対する Z を求めると γ=0 244 5(標本相関係数) に対する Z は . Z =0 25 と な る. .. Z 量は平均0 , 標準偏差 検. 1 [ ]. 1. マ赤司r. 0625の正規分布する. =0 .. 定. P(母相関係数)= 0の仮定に対しては Z は 0±0 1875~0 1875 1875 =[-0 1 に あ る 筈 で あ る. 然 る に 我 々 の Z . . . ,. 25〉0 1875 は0 . ,. である か ら 26% で 棄 て ら れ る. P= 0 の 仮 説 は 0 .. 結論, この標本から判断すると, 母相関係数は, 存在する(キ 0)ことが認められる.. 3479 に 対 す る, Z = 0 364 で あ る. 2] γ= 0 [ . , p= 0 の 検 定 に 対 して は Z は 0±0 1875 1875 =[-0 1875~0 ] に あ る は ず で あ る が, 我 々 の Z , . . , 0 364>0 1875 , ,. 26% で棄てられる よ り p= 0 の 仮 説 は危 険率 0 ,. 結論, 脚長と歩幅の相関は0ではない. 5 1 5-. は.

(7) . 原崎 -正・滝波 武 定. 推. 1 [ ] 推定のため Z 土 をγZ を採用して Z, = 0 372 128 . . , Z2 = 0 125くP<0 358 を 得る. こ れよ り γ の 方 に 直すと 0 . ,. 358 の 間 に あ る, 125~0 こ れ よ り, 身 長, 歩 幅 の 母 相 関 係 数 は, 0 . . こ の と き の 信 頼 度 95う る で あ る.. 2 [ ] 推定のため Z, = 0 242 486 Z2 = 0 . ,. Z ± たγZを 採 用 して. 235<P<0 455 と な る. こ れ よ り γ の 方 に 直 す と, 0 . . 455 の 間 で あ る. 235~0 こ れ よ り, 脚 長, 歩 幅 の 母 相 関 係 数 は, 0 . . こ の と き の 信 頼 度 は 95% で あ る.. 身長, 脚長と歩幅の相関は, 予想としては有意的に相当に大きいのではないかと推察していた が, 結果は, 第2 表, 第3表の如く大きくはない. しかし, 歩幅に対しては, ある程度の影響力を もつようである, だが, 歩幅に対して, 身長や脚長が, 中等度の身長, 脚長の所有者であれば歩幅 の大 ・に対して決定的な要因であるように考えられた体格的要素は, それ程重視 しなくてもよいの. でないかとおもわれる. 身長よりは, 脚長の方が, 歩幅に対して僅かながら影響度が大きいのは当 然 で あ る と い え よ う.. 第4表. N o . 1歩 1 2. . . r. 3. 幅1身. 0 175 . O 0 173 . ・ 179 5 .. 重. 運動部の歩幅と身長, 脚長の相関. 長 い卸. 165 5 .. , 1. 5 171 .. … 圭 圭. 161 0 . ・. 1 5 ・68 .. i . 1. 長1 1 NO . 1歩 74 9 . ・ 79 2 . ・. f - r =. 幅1身. 16. ;. 172 。 ,. 17. , 1. mo. 77 5 .. 1 -. 18. 9 71 . ・. ! 重 1 1. 1 ・9. . I E ● ,. 長1 脚. ・69β. 圭. 79 5 ・. O 0 165 .. ョ ,. 72 0 ・. ・64 o .. キ ●. ー 160 0 O .. ’ 1. O 173 β .. ・ ‐. O 102 0 .. 20. 5 194 .. 重 ● ヂ ・ ,. 4. . …. 5. 172 0 ・ .. 6. ; 1. O 189 .. 173 5 .. 83 7 .. 21. i. 5 168 .. 7 170 .. 7. 1. 1 89 0 .. 170 O .. 8 81 .. 22. 164 5 .. 170 2 .. 8. 1. 191 0 .. 168 5 .. 76 5 .. 23. i -. 184 5 .. 164 O .. 9. 1. 168 5 .. 165 0 .. 8 73 .. 24. ,. 186 5 .. 2 167 .. 178 0 ‐. 166 0 .. 74 0 .. 25. 202 5 .. 173 O .. 182 0 .. 0 166 .. 74 O .. 26. - . 0 174 .. 74 9 .. 2 7. 19 8 5 ・ 8 1 8 5 .. 0 167 .. 81 5 ・. 28. O 200 .. 173 7 .. O 71 .. 29. O 183 .. 0 163 .. 75 O .. 30. 167 O .. 168 0 .. 埜1 圭 -. 178 5 .. 1700 QO. 12. 1. 178 5 .. 0 162 .. 13. 1. 181 5 .. 0 169 .. 14. 1. 1 O 62 .. 160 o .. 190 O .. 167 0 .. 15. - 言 主. , ヨ 1 i. O 0 79 . ・. 雪 雪 - 1 1. . .㈱7 / 暮 券 -o. 群嘉島 r o .醐 -5 16一. 長. 2 172 .. Y 167 42 .. - に 圭. 72 5 . 4 71 ・ 81 0 . 784 798 760 727 840 780 760 807. 1. 77 O . 73 4 . Z 76 72 .. .醐9 /嘉 島 r o.

(8) . 短距離走の歩中要因 1. 運 動部所属学生では, 第 4表の通りである. 身長 については零に等しいが, 脚長については- 般学生より相関がやや大きい. 予想としては, 他の要因が働くために小さくなるとみていたが, 結 果は逆になった. この原因を考える場合, 各部構成が主と して山岳, 羽球, 柔道, 卓球, 龍球の各 部員で占められた事によるのでないかと考えられる. これらの部は, 走法が一般的に短距離的でな い た め か, ま た は, 鍛 練 さ れ る 部 分 が 異 な っ て い る の か, あ る い は 鍛 練 さ れ て い て も 筋 や 身 体 , ,. の運動方向や力の作用線が 走の方向に一致せず, 結果的に他の要因が働かず, 体格的要素が強く出 たのではないかと考えられる, いいかえれば, 運動の特質が強くあらわれたり, または, 他の要素 が養成されていないか, あるいは, ある部分の要素が強くても, 走に働く要素が相殺されているの で な い か と 考 え ら れ る.. 身長, 脚長に対すr る歩幅の範囲と傾向をみるた め に, 第4図, 第5 図を作成した が, 身長につ. い て は 回 帰 直 線 を 得 る こと が で き な か っ た. の ′ し/ 夕 ア , ク ′ ′ 、 ノ ノ ク ケ /力(/方 / 〆 し“J 7 / / / P^/ / ケ ′“(/ “ ”′へた夕 / ‘ Jへ″ナ ′ / ′{/” ′ ト タ(”/ / ′ ケr 、/“ ′ メヘ′ 上 ヴ ナ ′ブへ′ 云 ナ / ′′ ナ ′ 、 ′ J. ’. / ′. / ′. / ′. /\ 〆′ \、. \. ′ ク ヘ′ ヂ. ′ ′ ′′ ・. (イm 回 醇遠 律は た飼料5疎十5 6 7 0 ). れハ“ ′へ獅 『. F. ク ク~“ クヘク ク れヘガ. 〉 r〉 ク ノ′ ノ 〆r メ. メ に ÷ グ〆 ウト“ ′グ. 、 、 i. /;. r. /′ 、′\ 、′ \. メザ イ″〆 /イ. ″ ′. 、 /. ′ ′. 〆 \〆 \. .. み^“ ”~” お~“ “~‘ f ‘ /{“. F I. コメ里三 者 三 上冨鴛 1 コ メ メ, ,. 第5図 脚長に関する歩幅の平均図. 第4図 身長に関する歩幅の平均図. 脚長に対する歩幅の範 囲は, 短距離走を練習しない一般学生ではこのような, ある程度の範 囲 を しめすようである, 勿論身長についても同じように 考えられる範囲はあるが, 両者とも, 歩幅の. 狭 い も の や, 頻 数 の 少な い 200cm 以 上 の も の に つ い て は 論 外 で あ る. 身 長 160~170cm, 脚 長 73 ~79cm, 歩 幅 170~19ocm の 間 が 一 般 学 生の 現 状 を 示 して い る と 考 えて よ い の で な か ろ う か. 歩 幅 の 全 測 定 値 の 算 術 平 均値 は 第 5 表 の と 第5表 歩 幅 平 均. おりである. これによると運動部の方が僅かに 広 い, こ れ を, 身 長 や 脚 長 の 差 に よ る と み る の. ー長 蝋 ー. 鯛 ド. 均1. .. . は 妥 当 で は な い. こ の 程 度 で は, 歩 幅 は 殆 ん ど. 生が歩幅が大きいという通念は, ここでは成り. 立 た な い, 但 し, 走 が 短 距 離 走 に 近 い 要 素 を も つ, ラ グ ビー, サ ッ カ ←, 陸 上 競 技な ど に つ い て は,. 未調査ではあるが運動の性質上, 歩幅が広くなるのでないかと推定される。 ′かつて 第5 表で注目しなければならないことは, 歩幅の左右差が予想外に大きいことである, l秒4 女 子 短 距 離 走者 ジ ャ ッ ク ソ ソ (オ ー ス ト ラ リ ャ,loo ml ) が, 来日した際, 彼女の歩幅を測定 した結果によれば, 左右差は約20cm で あ っ た と い う. 陸 上 競 技 者 で は 1ocm 位 の 差 が あ る もの は ‐517.

(9) . 原崎 正・滝波 武 珍 ら しく な い. だ か ら, 運 動 の 効 果 で, 左 右 同 一 の 歩 幅 に な る こ と を 期 待 す る こ と は 仲 々 出 来 な い.. あるいは, 運動する時, 利足, 利手をより使用することによって, 結果的には, かえって左右差 が 大きくなるということも考えられる. 障害走などはその典型である. 選手にみられる特殊な差ほど. 大きくないが, 一般学生についても, 生活や運動の影響によって, 歩幅にも利足利手などの影響を あ た え て 差 を 生 み 出 して い る よ う で あ る.. 2 . 身長, 脚長以外の因子について. 2445 3479 の 相 関 があ っ て, 予 想 外 に 小 さ い 事 がわ か っ た, と 歩 幅 に 対 して 身 長 は 0 , , , 脚長は0. すれば歩幅に対して身長, 脚長以外の因子が大きく働いていることになる. その因子をみるには走 の特徴から考えてみる必要がある, 走や跳の基本形式は, 運動形態や 移動運動の基礎形態からみて 歩行運 動であるといえる. 走の特徴は, この歩, 走の比較から考察できよう. q) 歩と走の区別. 歩と 走 の 差 を 考 え る と 次 の よ う な 区 別 が一 応 で き る よ う で あ る,. イ 空中時間 歩行は, 片足が必ず着地しており, 前進途次の脚の動作では両足が地面に着 地 している瞬間がある. 走には, 両脚の着地瞬間がない, また, 片足着地の瞬間がないときがある, すなわち, 歩では, 両脚が地面を離れる空中時間 (跳躍) がないこと になる. 歩では空中時間が零 で あ り, 走 で は 空 中 時 間 が 正 の 値 を と る こ と にな る,. 敏速な動作を始める瞬間には常に動的基本姿勢にあり, 身体動作の大部分は th は 論 文 dynami 動 的 姿 勢 を 保 つ, Howor c po[ure で, 乳幼児の動作, 人間の歩行, 各種スポトツ の動的姿勢の変化を, 観察と記録によって, 肘関節, 腰関節, 膝関節をかろく屈曲して, 頭部, 躯 ロ. 前傾姿勢. i ive の運動における姿勢 t 幹 を 軽 度 前 傾 した 姿 勢 を と っ て い る と い っ て い る. 福 田 は,( ac ve と pass. ive な運動では, 躯幹は進行方向に傾き passive な場合には逆な姿勢を示すこ t の 鏡 像 性) で, ac , とを平衡生理で説明している. 走では運動に対する active が, 歩 行 よ り は る か に 大 き い. だ か ら. 歩行よりも走の方が前傾の度合 (この場合躯幹と後脚の前傾を分けて考える) が大きいといえる. 歩行では 前脚の膝はあまりまげられない. 着地瞬間では膝が伸びる. 腫から ノ ・ 膝の屈伸. 着地し, 後脚に移動するときに栂蹴球で押して最後には僅かなキック力がみられ, 膝胴 が伸びてく る. 走では前脚の膝が深く曲げられ, 大腿の挙上角度が大きく, 膝を曲げて足先から着地し, 後脚. に移動するにつれて短時間のうちにキック力は大きくなり, 膝園は最後の突張り (押 し) で瞬間的. に強く伸びる. 着地直後では, 脚は急速に運動方向をかえる. このときの速度は走が遥かに大きい. 身 体 直 下 で は, 膝 の ま が り か た も 走 が 大 き い. こ の よ う な 差 が, キ ッ ク 力 や 跳 躍 力 の 差 に な っ て あ ら わ れ る.. ニ. 足先の運動. 足先の運 動は, 走が大きく早い. 後方への足先の挙上と軌跡は, 第 6図の 如く, 短距離走では膝より上をとり, 長距離走では 軌跡が膝の近くであり, 歩行では, ± 地面より僅 か上の地点を通る. 歩幅の差. ≠ びによ 前脚の大腿挙上角度の差や, 後脚の膝角度差や押 しによる瞬間的 しによる瞬間的な伸 って, 股関節の開く角度は, 走がはるかに大きい. これは歩幅に大きな影響をあたえる に大きな影響をあたえるようである が, 普通, 歩幅は, 歩行では, lm を 越 え る の ホ. は 稀 れ で あ っ て, 9ocm 前 後 で あ る, 走 で は,. 第 4 表 の よ う に 180cm 位 で あ る と す れ ば, 走. 之. に よ っ て, 歩 よ り も 約 90~10ocm 位 歩 幅 が 広. く な る よ う で あ る.. ‐. ′ 〆. 矧 夏距離比. 短 距 離 走の 世 界 一 流 ラ ン ナ ー の 歩 幅 に つ い 18- -5. 一 .--そご: 辰距競走. . 歩行. 第 6 図 足先の運動 (小野にょる) 第6図.

(10) . 短距離走の歩中要因 1 第6表. て み れ ば 第 6 表 の 如 く で あ る. こ れ に よ れ ば 日. i de(金原 勇) 一流選手のSt r. 選 手 名. 1. 勘鯨. 1. 身. 長. ト ー ラ ン. 19ocn ]. 170. メ トカ ル フ. 259. 185. ワイ コ フ. 228. 177. オ ウ エ ンス. 220. 178. 吉. 岡. 213. 約 165. 佐 々. 木. 2〇8. 約 165. 細. 田. 216. 171. 清. 藤. 225. 173. 中. 島. 207. 171. 本人選手の身長 が本学学生とほぼ同じであるの に歩幅は約30cm 以上も大きい. また, 本学陸 上競技部員の 歩幅を測定してみても殆んどが, 200~210cm の間にある. 筋力が弱く, 脚が oom 12 秒 5~13 秒 0 位 短かい女子選 手 で もl. の 選 手 で, 身 長 150~160cm の間のもので歩幅. 180~19ocm 位 あ る の が実 情 で あ る, こ れ は,. 明らかに身長, 脚長以外の要因が歩幅に対して 存 在 して い る こ と が わ か る.. 2 ( ) 身長, 脚長以外の要因につ いて 身長, 脚長以外の歩幅要因をみるのに, 前. 述した歩と走の区別特徴を考察の基礎におき, 推察すれば, ィ. 跳躍力. 走 で は, 空 中 時 間 が 正 の 値 を しめ て い る こ と は 跳 躍 して い る こと に な る, 片 足. 着地時間と空中時間の割合は, 小野によれば, 着地時間と空中時間は, 短距離走ではほぼ等しく, 0% 以 下 にな る こ と は 殆 ん どな い と い う. だ か ら 疾 走 時 で は 一 歩の 間 に 跳 躍 し, 重 心 着地時間が4. が上下しながら移動してい ることがわかる. 短距離走では一歩の間における身体の前進速度は, 着 地時間に 10ocm 空 中 時 間 に loocm の割合になる (1 歩を2oocm と した場合の割合) , また重心の. 上下動は, 前進速度が大きい短距離走では重心上下動が小さくなることが, ・野 や 奈 良 岡 に よ っ て. く 跳 躍 して い る こ と に な る, 経 験 的 に各 コー チ は, 短 指 摘 さ れて い る. だ か ら 短 距 離 走 は, 低 く 速.. 距離走で高い膝あげを強調 している. これは, 限られた力で物を早く 動すためには小刻みな動作よ りも, なめらかな長いコースを通した方が大きい力や速 度を生み出せるからであり, 膝をあげるこ. とによって, 地面と脚の距離が長くなり, 大きな力で, 力の作用距離を長く して, 強く叩きつける 地面への作用によって, 地面からの反作用としての力と, それに対する筋力によって跳躍力や速 度 にかえられる率が大きくなる. その意味で, 速度を生むた めにも, 歩幅を広くするためにも, 跳躍 力の影響は大きいといえる. 膝あげ動作をするた め には一部に跳躍力が関係するともいえる, 例え ば, ボー ル の は ず み につ い て み て も, ア ク シ ョ ン 以 上 の リ ア ク シ ョ ン が 生 れな い よ う に 人 体 で も 物. 体とかわらないはずである, 物理的な人体構造は, 人間が跳躍力を生む可能性を作っているが, そ れに働くものは筋力であり, 動作の根本としての筋力が骨格に作用 して跳躍力を生むものであると い え よ う,. 走跳で要求する筋力は, 単なる強さでなく, 速く収縮する能力をもたなければならない. 粘性 の低い, 柔軟性を伴なった, 強い筋が絶対条件と して附帯する. 筋自身の柔軟性は, 速い収縮によ って短時間に大きな力と速さを生みだす. 同時に筋の柔軟性は関節の可動 生を 増 して, 力 の 働 く コ. トスを長くし, 動作を大きく して二重に大きな力と速度を生みだす, 小野は, 物理的検討 から, 身 体の柔軟性は, 筋力の強さに比して, 一般人が考えているよりはるかに重要であると指摘している. 重筋労働者から, 短距離走者や跳躍競技者が出現しないのは, 敏捷性, 柔軟性などに劣っている か らであって, 運動能力測定でも, 前記二種目や, 跳躍力が平均よりはるかに低い. だから, 重いも のを, ゆっくり時間をかけて力を作用すれば, 大きな力を生むが, 強い筋だけでは, 早い収縮によ って生ずる速 度や跳躍力にあまり変化しないことになる. 推察では, 重筋労働者は, おそらく歩幅 も狭いだろう. 跳躍力は, 筋力や柔軟性によって生みだされて, 歩幅や速度に転化されるが, 疾走. 体型を考察すると, 更にいくつかの事が走の跳躍力に作用 しているようである. 走は具体的に脚の -5 19-.

(11) . . 原崎 正・滝波 武. 移動で行なわれるから, 基本的にはキックで前進し反対脚で支えている. 躯幹は質量が大きいので 初めはゆるい動作であるが, 速度が増すにつれて大きな力で前進する. 足先は, 質量は小さいが早 く動かせるので瞬間的な加速や跳躍力を生むために大きな働きをするから, 足先の運動はキックの 6倍以上2 5倍 重要な位 置を占める事になる. 着地時にかかる力は, 普通, 短距離走では, 体重の1 , .. ぐらいであるという. これを足首で支え, 後脚移動とともに前進方向に押すのである から足首の柔 軟性と力の養成が跳躍力 に対して大きく影響 する. さらに前進速度を生むために, ヒッ プスゥ イ ン. グ, 腕振り, 腰の回転 (脚移動による) からの力が加わるから大きなキック力を生むために足首の 能力を養成する特殊訓練が必要になる, 以上の事から, 短距離走では, 速度を上昇するために大きな力でキ ックするが, キックは上述 した各種の要素と関連 して大きな跳躍力と速 度を生みだし, その跳躍力が歩幅に大きな影響をあた. え て い る の で な い か と 推 察 さ れ る. ロ. 関節角度. わ れ わ れ の フ ォ ト ム は, 骨 格 構 造 に よ る 関 節 の 可 動性 に よ っ て 制 限 さ れ る.. この制限されたフォ ームの中では疾走では前傾姿勢が走り易い. 7図の身体角度では前傾角度は,. o~20 0 の 範 囲 に あ る よ う で あ る こ の と き の 後 脚 の 押 しで 後 脚 疾 走 で は 上 体 は 直立 姿 勢 に 対 して 1o .. 0位である これは一般学生に対比すれば 後脚角度は非 が離れる瞬間の角度4 は, 一流選手で 40 . , 常に大きい. しかし, 歩幅に直接関係するのは膝関節と股関節であるととおもわれるので連続写真 によって角度を調査 したのを基にして考察すれば,. 鞘 膝関節について 進行方向に対して歩は, 大腿挙上角度2 が大きく膝をあまりあげない. これは, 速度や跳躍の比率がちがうからである, また両脚着地の瞬間があり, 常に片足が着地 して いることにより, 歩幅の制限が走より大きい. 走では, 前脚の膝をまげて上腿を引きあげ, 着地の. ときも膝がまがり, 後脚に移動したとき膝を伸 ばして足先と腰に力を加え, それによってキック力 を増 し, 速度と跳躍力を強くする, なおこれは一般にみられる走法であるが, 後脚の膝園を伸ばさ ないピッチ走法も考えられる. 即ち, 膝を曲げた方が, 後脚の引きつけが楽になる点を強調し, 脚 の回転を早めるのを利用した後脚膝園を曲げた走法も理論的に考えられるが, このときの走幅は, キ ッ ク 力 が 生 か さ れ な い の で 歩 幅 は 狭 く な る と お も わ れ る の で, こ こ で は 触 れな い,. 後脚でキ ック した瞬間の前脚の膝の角度5 は, 写真分析によれば, 短距離走が一番小さい. -. 0 位 の 角 度 を 形 成 して い る 中 長 距 離 走 で は 800~9ず 般 に 5ず ~60 , 0に近 く な っ て 0 歩 行 で は 160 0 以 上 180 o~150 位, 競 歩 で は 140 , い る. こ れ は 脚 を 速 く 振 り 出 す た め に 腫 が 警 部 の 下位 に な る こ と. - - 1. に よ っ て 脚 の 回 転 能 率 を 高 め る こ と, 高 い 膝 あ げ を す る た め に は,. *. 5の角度が大きいと下腿がアームより遠くなって, 引き上げに大. . 潔が灘 蜂き 墓鰍 繋 駕;議 題 め. でr. ろ う. だ か ら 短 距 離 疾 走 で は 膝 曲 げ の 角 度 が小 さ い ほ ど有 利 で あ. るといえる. 陸上競技関係者以外は, 5 の 角 度 が 一 般 に 大 き い た め に (下腿を振り出したりするた め) かえって歩幅や速度にマイ ナ ス に 働 い て い る よ う で あ る. 日 本 人 は 一 般 に 歩 行 に 際 して 後昇却 の 膝 を 曲 げて い た り, 座 る 生 活 が 多 い た め に, 膝 ま げ か ら の 伸 び が 強 い こ と や, 下 腿 が 短 い 事 な ど か ら, 5 の 角 度 を 狭 め る 走 法 を 強 調 し た い.. 同. 股 関 節 の 角 度 につ い て. 前 脚 挙 上 の 際 の 上 体 と, 上 腿 20- -5. ‘ -. ” 」、. ぐ 第7図 身 体 角 度 1 . 上体前傾角度 2 . 大腿挙上角度 3 ・ 股関 節角 度 4 . 後 脚 前傾 角 度. 5 . 前 脚膝角 度.

(12) . 短距離走の歩中要因 1. 0位か それに近い位あげられている とこ との角度2て大腿挙上角度)は, 短距離走では上腿が90 , , o 位 に な り 角 度 が 25 o位 も 低 い 0 ろ が 中 長 距 離 走 で は, 115 , 競 歩 で は 140 位 に な っ て い る. キ ッ ク. した瞬間にこのような大腿引きあげの角度に差がみられることは 当然股関節の開きの差になって , あらわれる. 一般に陸上競技を行なわな い人は 走では 走に働く大腿引きあげの筋力が弱い 大 , , . 腿を引きあげること (すなわち膝があがる) は結果的には股関節を開くことになる だから 大腿引 , きあげの筋力の弱いものは膝があがらないから, 補償的に下腿 (または足先) を拡いて走るような 動作をするが, 所詮股関節の角度に差ができて, 歩幅が短くなる. 股関節の角度3は 短距離走者 , 0~105 0 位 中 長 距 離 走 者 9o o 前後 歩 行 で は 58 0~65 o位 で あ る この よ う な 角 度 差 は 直 接 歩 で 100 , , .. 幅にひびく, 5 の角度を小さく して膝を高く あげることは股関節を大きく拡き 後脚の押しの力に , 大きく作用し, 前脚の着地までの距離を長く して強い叩きつけができるから 股関節の角度の拡き , と速力, 跳躍力に大きく働く事になる. 一般学生では, 膝まげ角度5が大きく 足先だけを開いて , いるので, 自身では歩幅が大きく, 広くなっているつもりでも実際の股関節角度3 が狭く 速力や , 跳躍に転化する割合が ・さ い の で 歩 幅 が 狭く な る の で あ ろ う. V。 摘. 要. 1 ) 本研究は, 短距離走における走幅の実態を調査 し, 身長, 脚長と歩幅の相関をもとめ 歩 , 幅に及ぼす影響を, 身長, 脚長, 及びそれ以外の要因について検討する目的で行なったもの である . 2 ) 歩幅に対する影響は, 身長よりも脚長の方が僅かながら大きい. しかし, その相関度は予 想外に小さく, かえって歩幅要因と しては跳躍力が大きいようである, 3 1 走 の 跳 躍 力 は, キ ッ ク 力 が 一 番 大 きく 働 く よ う で あ る が そ れ と と も に 高 い 膝 あ げ に よ る ,. 地面への作用線の長さと着地の 強さ, 後脚への押しなどと 関係するようであるから 関節の可動性 , , 筋肉の柔軟性, 強靭性を養成する事が大切であろう, 4 ) 写真による角度分析によれば, 大腿挙上時には, 短距離走が 前脚の膝の角度が ・きく 股 ,. 関節角度が大きい. これは, 脚の動きをはやくするためと, キッ ク力を大きくするための必然の動 作であり, また, 高い位置から遠く に着地するので歩幅を広げると 同時に強い跳躍力を 生むようで あ る,. 5 ) 選手と一般人の歩幅の差は, 身長, 脚長の大 ・に よ る も の で は な く, 筋力 筋や関節の柔 , 軟性などからくる跳躍力や, 動作の修練によるものである.. 6 ) 短 距 離 走 に お け る 一 般 学 生 の 歩 幅 は, 身 長 160~170cm 脚 長 73~79cm の 間 に あ っ て は , , お お む ね, 歩 幅 は 170~19ocm く らいである. 運動部所 属学生においてもほぼ同様である , 7 ) 歩 幅 に は 左 右 差 が あ り, 多 い も の で 20cm 以 上 の も の が 認 め ら れ た ,. 一 般 に は 5~8cm. の差のあるものが多かった, 運動部学生の左右差が, 一般学生と差がないのは, 運動する事によっ て左右均等になると いう事を否定するもので, 種目によっては左右差が助長されるという説を裏ず 左右差が助長さ け す る も の で あ ろ う.. 文. 献. 後藤宇太郎: 道路勾配と歩行速度其の他に関する一考察, 鉄道工業統制協力会 1945 , . 菅 沼 俊哉 : ホイ ッ トフ ィ ル ドの 中 間 疾 走 陸 上 競 技 マ ガ ジ ン 1951 , , .. 金原 勇: 短距離の研究, 陸上競技マガジン, 1953 . 金原 勇: 短距離技術の分析 1~5 , 陸上競技マガジン, 1954 . 菅沼俊哉; 中距離走法の分析, 陸上競技マガジン, 1 955 . 白石・吉川・熊川: 歩行運動, 走行運動 (体育医学) 9 56 . , 南山堂, 1 21- -5.

(13) . 原崎 正・滝波 武 1 NO ic Journa let tance R ‐ icsin Di .8 unning Ath ,1956 ivin C. 〇rake: Tact s 団l , 1 N 1 i J ic Champi imp . on Athetc ourna o .4 [ ,ユ956 iver Jackson; Bobby M 。1 orrow ol. 7 95 吉岡隆徳: スタートの分析, 陸上競技マガジン, 1 . 95 7 小野勝次: 陸上競技の力学, 同文書院, 1 . 57 日本体育学会: 体育学研究法, 杏林書院, 19 . 57 福田 精: 運動と平衡の反射生理, 医学書院, 19 . 9 8 5 奈良岡健三: 体育の科学的基礎, 慶応通信, 1 .. l ic JournaI No inters Ath ing the Spr et . .7 ,1958 C1ayne R,Jensen: Coach. 9 5 7 . 丹羽 正: ランニングにおける電気的計時について, 日本体育学会, 1 9 7 1 5 林 良ニ: 歩及び走, 日本体育学会, . 7 95 . 家治川・平田: 短距離の分析的研究, 日本体育学会, 1 1 9 5 9 競技マガジン 1 小野勝次: あすの技術の夢() . , , 陸上. -522一.

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参照

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