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看護場面における患者・看護師の曖昧表現の認識

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全文

(1)

看護

場 面

に お

看護 師

昧表

認 識

Recognition

 of 

Ambiguous

 

Expression

 

among

 

Patients

 and  

Nurses

 

in

 

Nursing

 

Scenes

上 星

 

 約

 

本 研 究は

看 護 場 面におい てコ ミュ ニ ケ

ショ ン を阻害す る と言わ れ る専門 用 語 や曖 昧表現をどの ように認 識し て い るの か その認 識は看 護 師

患 者間で相 違はない かを明ら かにするこ と を目的にした

対 象は関 東地 方にある A 大学医学部附属病院に入 院 中の 患 者 205 名 (男性 102名

女 性 103名 )と師長を 除 く看 護師

219

男 性

12

女 性

207

名 ) に質問 紙 調査を行い , 分析した

結果, 日常 的 な看 護 援 助 場 面で は

10語 中

5

語 (

50.

0

%)

検査説 明や指 導 などの 看護 援助 場 面で は

[4語 中11語 (78

6%)と 凵常 的に会 話が交わ さ れる場 面に比べ

査説明 や指 導の護 場 面 に有 意な差が 認め ら れ た

これ らの結果 か ら

検 査や指 導の場 面な ど正確な意 味 内 容で認 識 する必 要性が あ る 看護 場 面で の曖 昧表現の使 用は 看 護の 目 標 達 成に おい て障害を もた らす 危 険 性が あるこ と

ま た 患 者

看護 師 間 の相 互 理 解の た め に は

言 葉の もつ 意味 や瞹昧表現の 認 識に相 違がある こと を理解し

状 況に応 じ た客 観的 な情 報 を授受して い く必 要 性が示 唆 され た

ド 患者

看 護 師

瞹昧 表現

認識

臨床判 断 は じ めに   看 護 師は

患 者の表し てい る言動や観 察 所 見

個 別 的な特 性か ら情 報を 選 択 的に取 り込み

分析

統合 し

患 者の状 況を予 測的に判 断しな が ら問題 領 域に止 確にね らい を定め

看護 過 程 を 展 開 してい る

 

Gordon.

’1

看 護 過程も重要 素情 報 収 集であるとし

確 実で信 頼のお ける情 報が基 盤にな っ てい なけれ ば健 康 問題 は診 断者の作り上げた観念 に なっ て しまい

想者の実 際の徴候や症 状 を表現 し た も の では な くな る お そ れ が あ る と述べ てい る

この こ と は看 護 実 践が真に患者に とっ て適 切に行わ れ る た め に は情 報の と ら え 方 が 重 要であ ること を 示 してい る

 

R .

E,

ラケル2/

臨床にお ける問診で の コ ミュ ニ

ン の 部分 は 言 語 的 な交流 に 中心を おい てお り

症状や既往歴 あ るい は 心 理

杜 会 的 な情 報 は 言 諳 的 な手段によっ て伝達 さ れ

適 切 な 用 語 を 用い るこ と は容 易で正確なコ ュ ニ

ョ ン を確立 し

信 頼 関 係の 成 立 を 助 ける と述べ て い る

こ の デ

タ収 集の手 段と な る ものがコ ミュ ニ

シ ョンであ り

その媒 体 が 言 語で ある

 言 語 は

般 に 共 通 理 解 をする た め に組 織化さ れた も のであ り, ひ とつ の地 域や文 化 内で の出来 事を表 現す る た め の符 号 組 織である3 〕

か し共 通 符 号 である はずの 言語が 正 しく伝わ ら な かっ たり

誤っ 解 釈さ れて しまっ た りするこ と が ある

これ は 符 号 が 多 様な意味を持つ こ と や

言 語 自身の曖昧性 が 互い の 理解を妨げる要 因になっ い る 故と考えら れる

 ま た言 語のもつ 曖 昧 性とい う特 徴の ほ かに看護師

患 者間の コ ミュ ニ ケ

シ ョ ン のれ を起こす 原 因に専 門用語や曖 昧 表現 が指摘さ れてい る

看護の場 面で は 看 護

i

師が専門用語を 無 意 識に用い る場 合 があり

看護 師だ け が 知っ てい る 用 語で情 報 や 知 識 を患 者にメ ッ セ

ジ と し 送 受して も正確な情 報として伝わ ら ない 危 険性もあ る

 

また 凵的に使用 されて い る 「ち ょっ と」 , 「か な り」

「た ま に は」な どお およその ことを示す 程 度副 詞 や曖 味な表 現は

同 じ表現におい ても人 によっ て言 葉 に対 する状 態 を あ ら わ す イメ

ジ や尺度が違 うた め

認 識が 異 なっ て し まい情 報と しての精度に 問 題 を示す こ とが ある

梅 津 ら4 )

医療 者患 者

ショ ンに 用い られ る瞹 昧な表現の理解におい て職 種間

年代間で ずれ があ り, 医 療コ ミュ ニ ケ

の障 害 に な る 可 能 性 がある こ とも報 告し てい る

55 桐生短 期 大 学 紀 要

第18号

2007

(2)

NII-Electronic Library Service

 

先行研 究におい ては, コ ミュ ニ ケ

お け る 用 語の理解のずれ斗1 観 察能 力 や 誤 解 を 防 ぐ た め 確で精 度のい情 報 提 供の 必要 性〜’

看 護 情 報 共 有 化の ため の用語の準化の必 要 性61 な ど 示さ れてい る もの の

タ だけで はわら ない看 護 師の アセ ス メ ン トや 目本 文化に お ける曖味

現の重 要性

看 護

i

場 面 に おける事 象

現象の用 語 が

定の情報と して認 識で きて い る か な どを明 ら かにして い る研究は少ない

 

そこ で看護 場 面 に おい てコ ュ ニ

を 阻 する と 言われ る 卑 門 用 語や曖眛 表現 を どの ように認 識 してい るの か

その認 識は看護 師

患 者 閊で相 違はな い かを 明 ら かにする必 要性があると考え 本 研 究 に 取 り組 ん だ

これ は

患者

看護 師間の コ ミュ ニケ

シ ョ ン のれ を防ぎ

患 者

看 護 師間の相互 理解の助 け とな るとえ る

研 究 目的

本研 究の 日的は

看 護場 面に お ける患 者

看護 師 に お ける曖眛 表現の認識 を 明ら か にする こ とで ある

語 の

作 的

定義

 

本研 究に使 用する 「曖 味 表現」は

患 者

看護 師 問 におけるコ ミュ ニ ケ

ショ ンの 中で使 用 さ れ る 程 度

時間

状態な ど を表現 する用語で

その 人が主 観 的 に と ら え る言 語である

研 究対 象

 

関 東 地 方にある

A

大学医学 部附属 病院であり, 精 神 科

脳 外 科 お よ び 認 知 症の患者は除 く

対 象の意思表 示が可 能 な 入 院 患者およ び看 護 師とし た

 

患 者 :質問 紙 を 回 答 す るにあ た り

治療

L

の支 障が ない と

11

治医およ び看 護

i

師長が判 断し た入 院患 者 (  年 齢 18歳以 ヒ

  性 別 不 問

, 

コ ミュ ニ

ョ ン 問 題 が な く, 本 人の 意思表 示が 可能な者

  自分で質 問 紙に記 入するこ とがで きる者

もしくは代 筆で答え る こ とがで き る 者

, 

入 院後

3

凵以 上経 過した者 )で 研 究 参加に 同意した患者

205

男性102名

女性 103 名 )で ある

 看 護 師 :研 究 参 加に 同 意 した師長を除 く看 護

i

師219 名 (男 性 12 名, 女 性207名

で あ る

究方法

1

質 問 紙の作 成と内 容構成

 

質 問 紙は織田の 分類

を参 考に

看 護 場 面で使用 さ れ る程 度副 詞を用い た表 現と時 間

状態な どに関 桐生短 期 大学 紀 要

第18号

2007 56 する曖 昧な 日常用 語, 計24語を選 択 し

入 院中の患 者 であれ ば誰 もが 経験す るバ イ タルサ イン の測定や陲 眠 状 況, 食 事, 排泄な どの観 察を行 う凵常 的な看 護援 助 場 面 (10問)と検査の 説 明や検 査デ

タの理解お よび 日常生活を送 る た めの 生活 指 導な ど正確な情報を授 受 する必 要がある看 護場 面 く

L4

を想定し

そ の表現 の もつ 意味 や 状どの ように認 識 し た か を問い

体 的 な 数字や 程度

状態な ど多 岐 選択 肢 式また は自山 記 述式で 回答した

  質問 紙の成にあ たっ ては

臨床の場 面での 会話の 内容 が 不 自然にな ら ない ように10年以 上の実 務 経 験を 有 す る

5

名の看 護 師の監修を受けた

2.

タ収集期間   平成

18

8

1

 

Y

成 18年 9 月30

3.

タ収集 方法   対 象者 に研 究につ い て文 書お よび 口 頭で説 明 を行 い

同意を得た

同意が得られ た もの に対 し質問 紙 を 配布

各 自記 入 後 個 人用の封 筒に入れ

病 棟内に設 置 した 回収ボッ クス 函 する こ と とした

自力で投 函 が困 難な場 合は

研 究者が回収ボ ックス を 持っ て回 収 した

1

2円のめ置 き法とし

適 宜 回 収 を行っ た

4

ラ}析 方 法

 

分 析は

統 計ソ フ ト はspss

11

5J

を使 用 し

項目別 の 頻 度 は

X2

検 定を行い

平 均 値検 定は, t検 定 を行っ た

倫 理 的 配 慮

  本 研 究は

群 馬 大学 医 学 部付属病 院倫 理委員 会 (臨 床 研 究

査 を受 け承 認を得た

 

研 究参 加につ い て は研 究の趣 旨

目的お よ び期 間

内 容

個 人の プライバ シ

の保 護

i

など研 究 説 明 書を用 い て文 書 お よ び口頭で説 明し

協 力を求めた

質問紙 調査票は無記 名とし

個 人が特 定で きない ように個 人 用の封 筒 に 入 れ

回収ボッ クス に投 函 した

 また質 問紙 記入にあた り

IO分程度の時間を有する た め

時 間の拘 束に伴 う心身両 面の負 荷

ス ト レス をえる恐 れ が あるこ とか ら体調

時問等の合 には 十分 配慮して行っ た

結   果

1

基本 属 性

 

研 究対 象は

関朿地 方にあるA大学医学 部附属 病院 であ り

精 神科

脳外 科お よ び認 知症の患 者は除 く

対象の 意思表示 が 可能な 入 院患 者

205

名 (男 性 102 名

女 性 103 名 )で あ る

年 齢は18

84 歳

平 均 年 齢 N工 工

Eleotronio  Library  

(3)

5852

± 15

38

歳 (平均 値±標準 偏差

),

入 院回数は1回

〜16

回であっ た

ま た師 長を除 く看 護 師

219

名 〔男性

12

女性

207

名 )である

年 齢は21

59 歳

平均 年 齢 30

30±7

76 歳

看 護 師 経 験 年 数は 1年未満

42 年

平均 勤 務 年 数8

40±7

60 年であっ た (表 1)

2

看 護

i

患 者における曖 昧 表現の認 識の比 較

1

)日常 的な看護 援 助 場 面  日常 的に会話が交わ さ れ る看護援助 場 面と して 設 定 し た朝の患 者 情 報を得る観 察場 面で は

,10

語 中

5

語 (50

0%)に有 意差が認め ら れ た

表 2

 

これ らの有 意差 が 認め ら れ た 瞹 昧表現につ い て看 護 師, 患 者の認 識 状 況 を み る と

朝の挨拶後

患者の状 態を確認する た め の表現 として

ご気分 はい か がで すか

に 対 す る 「と く に 変 わ り ない

看 護 師では 「症状はある が 生活に支障 が ない状態 (以下

生 活 に支 障がない 状 態 )」が74

8%と1種 類の状 態に高率で あっ たが , 患 者は 「生活に支 障がない状 態 」 45

3%, 「特別 な症状 が ない態」 31

3%の2 種類の状態の とら 表1

基 本 属 性

看護師

患者 性別   男性

12

人 (

5.

5

%)

102

49.

8

%) 女

1

207

人(

94.

5

%) 正

0

人 (

50.

2

%) 平均年齢 (歳)

30.

30

±

7.

76

58.

52

±

15.

38

歳 年歯編

2

59 歳

18〜84

歳 看護師経験

1年

未満

42 年 平均経験年数

8

40

±

7.

60

年 入院回数 (國

1〜16

回 平

入院回

2.

55

±

2,

35

回 表2

日常的 に会話 が交わ さ れ る援助場 面 に お け る 看 護師

患者の 比較 看護師 患者 p 値 特別 な症状がない状態

12.

4

%(

27

3L3

%(63) 症状はある が

気分はい い状態

1L5

%(25> 18

4% (37) 「とくにわりな副 症状はあるが

生活に支障がない状態

74.

8

%(

163

45.

3

%(

91

) ナ★ ★ 生活に支障がある状態

0,

0

% (

0

) 0

5%   その L4% 3) 4

5% 9) 「何回も」 夜間の尿回数 (回魏 3

91±1

24

3.

46

±

1.

31

歯歯 ★

1

時間も眠れない状態 O

0% (0)

3,

0

% (

6

) 朝 2

3時間眠れた が

め た状 42

991 43

787 の 病 「あまり眠れない」

3〜4

時間眠れた が

目が覚め た状態 44

3%(94)

382

%(

76

) 室 5

6時間寝ているが

熟睡感が ない羽凝鬟 10

8%(23) 12

1%(24) で の その他 L9%   3

0% (6) 会 「ちょっ と熱っぽ い」 帳 島 (℃)

37.

11

±

0.

20

37.

15

±

0,

36

話 「血圧 が少し高め」 鞴 期血旺 (夏nmHg > 142

67±7

68 142

60±12

41 恤圧働 拡張期衄

i

mmHg ) 87

44±7

77 86

73±11

15 「少 し食べた

1

食事量 (割合)

2.

54± 

76

3

46±1

69 歯究 ★ 「けっこう食べた」 食事量 (割合)

7.

34

±1

08

7

31±L49 1日の尿回数(回魏 5

30±1

38

6.

21

±

2.

11

歯 ★ ★ 「ま あま あ出て いる」

1

日の尿量 (ml )

93181

±

509.

541075

10

±

618.

68 士 「少々お待ちくだ さい」 時間 (分) 6

72±4

04 7

27±4

45 ナ ー ス   コ 「 ただいま伺います」 時間 吩)

1,

94

±

1.

37

3

13±2

99 央歯雲

1

  し

  ノ 選択肢式の目はX

検定

そ の他はt検走 表の数値は百分率 (ノtWKお よび平均値±標準偏差値 *pく

0,

05,

 * *〈

0.

Ol,

 * **く

0,

001

57 桐生 短 期 大 学紀要

第18号

2007

(4)

NII-Electronic Library Service え方をし てい た

その他の 記 述で は 「前日と変わ り ない状 態」や 「熱が なく, 睡 眠が とれ て, 食 事がとれ てい る状 態 」 「看護

i

師さんの 手を借りずに自分で で き る状 態 」 などの 回答 もみ られた

 

夜間, 何回 も トイレに行っ た

の意 味する 『何 回 も』は

看 護師3

 

91

± 1

24回

患 者

3,

46±

L31

回で あっ た

看護師の 回答では 「数回」 「頻 同」な どの述 も み ら れた

 

摂 取 量の 確 認の た めの 『少 したべ た』の食

量 は

看 護 師2

54

±

0.

76

患者

3.

46±

L69

で あっ た

看 護 師 は 「

2 〜3

割 」 が

81.

6

患 者 は63

4

% と最 も

い が

看 護 師は 「

6

割 」以

L

と と ら え た回答は な かっ た が

患者は 「

1

割」か ら 「

10

割」とすべ ての幅に回 答してい た

  排 泄の確

認のため の

お小 水は出てい ますか

に対 する 『まあまあ出てい る』の

1

日 の尿 囘数の と ら え方 は

看 護 師は4

5回に集 中し て お り

患 者で は5

8回 と広い 範 囲で と ら え

rP

均 値は看 護

i

師 5

30±1

38 回

患 者

621

±

2.

llであっ た

尿量につ い て は

平 均 値 は看 護 師93L81 ±509

54ml

患 者 1075

[0±618

68ml で あっ た

  患 者か らの点 滴 終了の ナ

ス コ

ル に対 する看 護 師 の 「ただい ま伺い ます 』

看護 師 1

94

±

L37

患 者 3」3±2

99 分であっ た

自由回 答の 中に は

看 護 師 は 「

0

分」や 「す ぐ」とい う記述 が あっ たの に対し

患 者は 「来て くれる まで待つとい う回答が みられ た

 日常的に会話が交わ さ れ る場面で

有意

差 が認め ら れ な かっ た用語は

5

語で あ り

各々 の 曖 味 表 現の 認 識 状 況 を み る と

咋日 は 眠 れ ま した か

に対す る 患者 の 「あ まり眠 れ ない

看護師

患者と も 「

2〜3

お よ び

3〜4

時 間 は 眠 れ た が

眼 が覚め た 状 態」が80

0

% 以 上であり

看 護 師

患者と も同様の認 識であっ た

その他の記 述では

患 者 は 「う とうとし てい る が

熟 睡 感 は ない」 「つ き が 悪 く

な か な か 眠 れ ない な ど睡 眠導入の状 況や睡 眠のを表現 する もの が記さ れ てい た

 

「ちょっ と 熱っ ぽい の示 す体温は

37.

0

℃」が看 護

i

63.

O

患者 が49

7

%であっ た

回答は

整 数 回 答 と 「

37.

0〜375

℃」な ど範囲 を持っ た 回答が み ら れ た が

両 回答を あわ せ る と様の範 囲に とらえてい た

 

「血 圧 が 少 し 高 め』の収縮 期 血 圧 は

看 護 師 142

67

±

7.

68mmHg ,

患 者 142

60

±

12.

41mmHg で あ り

看護 師

患 者とも 「140

〜150mmHg

」が

82.

2

,67.

8

% と最 も

か っ た

拡 張 期血圧 は , 看 護 師

87 .

44 ± 7

77mmHg

患 者 86

73±11

15mmHg で あ り

80〜

桐生短期 大 学 紀 要

第18岑

2007 58 90mmHg 」が看 護師75

0% 患 者 65

1% と 看 護 師

患 者とも同様にとらえてい た

『けっ こうたべ た』の 食 事 量は 看 護 師

7,

34

±】

08

患 者

7.

31

± 1

49 割であ っ た

点滴 施 行 前の “お トイレを済 ませて少々 お待 ち くだ さい

の 『少 々の 示 す 待 ち 時 間は 看 護 師

6,

72

±4

04

患者は

7,

27

±

4.

45分で あ り

看 護師

患 者 と も 同様にと ら えてい た

2)検査説明や指 導などの看 護援 助場面 検査説明 や指 導な どの 看護

i

援 助 場 面では

14語 中ll語 (

78,

6

%)に有意 差 が認めら れた

こ の う ち検査につ い ての説 明に使 用 し た 曖昧 表現 は

6

語 すべ て に

ま た 生活 指 導につ い て の曖 味表 現で は

8

語中

5

語に有意 差 が 認 め ら れ た

3

 

有意差の認め られ た曖昧 表 現をみ ると

夕食後 』の 時 刻に関し て は, 看 護 師は 「19時 」が54

2%と集中し てい た が

患 者は 「19時」が

38,

9

20

時 」が

21,

7%

「21 時」が23

2%と広い の回答が認め ら れ た

看 護 師は 「21 時」以降の 回答はみ ら れ な かっ たが

患 者 は最 大 「23 時」までと ら えてい た

  『しば らくお待ち 下 さい示 す待ち時 間は

看 護 師は19

52±12

99 分, 患 者は16

51±17

61 分であっ た

看 護師は最大 「90分」である が, 患者は最大 「t80分」 で あ り

「来てくれ るまで待つ と言 う回答 もあっ た

 

また 『禁 食 』の状 態は, 看 護 師は 「水や お茶だけな らい い状 態」

85.

7% と集 中し てい たが

患 者は 「水 やお茶だけな らい い 状態 」

水分食 事 も食べ ら れな い 状態 」の2項目のと ら え方を しており

各々57

6%

34,

0

% であっ た

同様に 『安 静 』

『かなり良 くなっ た』

「調 子 が 良いな どの状 態 も 『禁食 』と 同様に

看 護 師では

つ の 選択 肢に高 率に集 中し た回答が認め られ

患者では2

3つ の複 数の選択 肢に回答が認め ら れ た

 

「少 しく らい の示 す 喫 煙量 は, 看 護 師は2

40±

1,

45

1

日 であるが

患 者は

3.

85

±

3.

79

1

日 であっ た

看護 師の 回答

5

本以内ノ日」が98

0

% である が

患 者は

86,

5

% であ り

最 大 「20 本

1

凵」とい う回答もみ ら れ た

  看 護 師の

アル コ

ル は 時々 な ら飲 んでもい いです よ

と 患者に指 導 し た場 合の 『時々

看 讓

i

L28

±

0.

75回

1

患者 1

83

± LO2 回ノ週で あっ た

患者 の最 大値は 「

7

1

週 」と毎日を示す 記 述もあっ た

『飲 ん で もい いとい アル コ

ル量 は

看 護 師

患者と も 「ビ

350m1

缶 」が看 護 師

51.

9

患者

59,

4

%と同 様に高い が

看 護 師は 「コ ッ プ

1

杯 程 度 」が

44.

9

% と 患 者 に 比べ 高 率あ るの に対 し

患 者で は 「

500ml

缶 N工 工

Eleotronio  Library  

(5)

1本 」が109 % と看 護 師に比べ 高 率である ことが認め      と思 う程 度 」とその 入の主観 的な量を示 す 回答もみ ら られた

その他の回答で は 「軽 く酔っ て気持ち がい い      れ た

                        表3

検 査 説 明 や 指 導の援 助 場 面にお ける看 護 師

患 者の比 較 看護師 患者 P値 「夕食後」 時刻 19時26分±015119 時39分±1;03 蜘 食事が食べ られない状態

1.

4

3

7

4% (15)

「禁食」 食事は無理 だが

牛乳やジュ

スな ど流動物はい い状態 水やお茶だけな らい い状態 2

8%   85

7%(186> 1

o%    57

6%(11の 虎 歯冑

水分や食事 も食べられない状態 10ユ%(22> 34

0% (6  い て 体の向きを変えず上を向いたままの状態 14

6%(

31

) 8

5%(17) 匁 ベ ッド上で横を向く程度はい い態 60

6%(129) 38

5% 

「安静」 ベッ ド上で体を動かしたり起 きてもい い状態 U

3%(2の 20

0%(4  忠士★ トイレの時のみ動いてもい い状態 6

1%(13) 33

0%(66) その他 7

5%(16) 0

0% (ω 「しばらくお待ちください」 時間 吩 ) 19

52±12

9916

51±17

61 歯 正常値 23%  (

5

) 2

5%  (5) 境界域 19

2% (41) 5

0% (1ω 検 査 縉 果 「かなりよくなった」 正常値に近い状態 正常値でないが

前回より改善した状態 46

3% (99) 30

8%   44

0% (8匐 47

5% (95) 歯六肯 に その L4%  (3) 1

0%   つ し、 特別な症状がない状態 13

4% (29) 21

3% (43) て の 演伏はあるが

気分 はい い状態 71

9%(156) 53

0%(107> A

「調子が良い 症状はあるが

生活に支障がない状態 14

7% (32> 24

3% (49) ★★ 生活に支障がある状態

0.

0% (

0

) α

5

%  (正) その他 0

0% (0> 1

0% (2> 1週間 くらい前

52.

8

%(115) 34

3

% (68}

2〜3

週 間前 26

6

% (58)

263

% (

52

} 「

最近」 1ケ月前 17

4% (38) 28

8% (57) *歯 * 2

3ケ月前 3

2%    &6% (17) その他 0

0% (ω 2

0% (

4

) 「体重力囎 える」 増加量 (

kg

) 2

83±1

18 2

81±L40 「運動量 を増 やす」 時間 吩) 24

39±1

1

0028

39±16

71

毎日3食食べること

5.

8% ω 6

7% (13) 生 活 指 導 に 「バラン ス よい食事」 好き嫌いをしないこと 野菜

果物な ど何でも食べる こと 1日30品目食べる こと 9

6% (2  673%(1翻 12

0% (25) 13

4% (26) 68

0%(132) 93% (1匐

3

その他 53% (11) 2

6%  (5) て の 矧ヨ 7

0% (15) 8

6% (15> 会 話

5−6

回/週

12.

1

%  

9,

1

% (

1

  「た まには」瀕 度) 3

4回/週 26

o% (56) 20

6% (3 

1−2

回/週 54

4

%(1切

58.

9

%(

103

> その他 O

5%  (1) 2

9% (5)

1

少しくらい」 喫煙本数 体 /日)

2.

40±1

45 3

85±3

79 霊忠 歯 時々 頻度回数/週) L28±

0.

75

1.

83

±

1.

02

大大 士 コ ップ1杯程度 (180ml) 44

9% (9 

26.

6% (51> 「飲んでもい」 (量) 350ml缶1本 500【皿卸 本 5L9%(U1) 2

3%  (5) 59

4%(11の 10

9% (21> 士六★ それ以上 LO%    3

1%  (

6

) 選択肢式の項目は7

7 検定

その他はt検定 表の数値は百分率 (人数)お よび平均値±標準偏差値 *p〈

O.

e5,

 **〈

0.

01,

 * * *<

0.

001

59 桐 生 短期 大 学紀 要

第18

2007

(6)

NII-Electronic Library Service

考  察

1.

看 護 場 面における曖 昧 表 現の認 識の特 徴

1

) 日 常 的 な看 護援 助場而  日常 的な看 護援 助 場 面は

入院 中の患 者であれば誰 も が経 験 するバ イタ ルサ インの 測 定や夜 間の 睡眠状 況

食 事

排 泄な どの観 察を行 う場 面であり

,10

語 中 5語 (50

0%)の瞹昧表現に有 意な 差 が 認め られた

 

「とくに変わ りない』は

看 護 師は

生 活に支 障 が ない 状 態 と限ら れ た認 識を して い る が

患 者は症 状 が まっ た くない状 態か ら 牛活に支障を生 じる状態まで さ まざま なとらえ方 を して い るこ とが 認 め ら れ た

患 者 は特別な症状がない こ と がベ ス トで あるもの の

入 院 とい うれ な 環 境で生 活 を してい ること か ら

現 在 の症 状 を基 準に良 くも悪 くもなっ い ない状 態 を 『変 わ り ない と と ら えてい る と思 わ れ た

トラベ ル ビ

S/ は

「決まり文句や自動返答の使 用はコ ミュ ニ ケ

シ ョ ンを 妨 げ 途 絶 さ せ る

決ま り文 句

と は 『ご気 分 はい か がで か ?』 「大 丈 夫でよ』な どあ りふ れた 無意味 な質問で あ り

看護 師 が 決 ま り文句を言え ば

患者は従 うよ うに自動 的に反応 して し まうの である

」 と述べ い る

本研究の結 果か ら も

患者の解 釈 する 『変わ りない と看 護 師の解 釈 する 「変わ りない

と は 明 ら かあ り

者の この言 葉 を 額 面 ど お りに受 け取る な ら ば

看 護 師は とくに支 障 が ない 状 態と判 断を するこ と になる

こ のっ た認 識 の ま ま で は 患 者の の状 態 や 想い をつ か むこ とは不可 能であ り

看 護行 為に重 大 な誤り を もたらすこ と とな る

看 護師は決ま り文 句や自動 的 反応を す る ような 言 葉は使 用せ ず, 患 者の 状 況に応 じ な が ら言葉を 選 択 し 情 報を収 集 する必 要 がある と思われる

 

体温 に 関 す る 認 識 は

看護師

患者と も 「

37.

0

℃」 に集中 して い た た め

統 計 的 な イ∫意差 は 認め ら れ な か っ たが

看 護 師は 「

37.

0・

37.

5

℃ 」の 囲で と ら えて い た が 患 者は少数な が ら も 「

35,

0〜38.

0

℃」まで 広い 範囲で回答して い た

血 圧 に 関 す る 認 識 も 同 様の 結果である こ と か ら 看 護 師は正 常値やWHO の 血 圧 のガ イ ド ラインなど基 準 値を判 断基準 にとらえ

患者 は個々の 身体状 況 を 判 断 基 準 にと ら え る 傾 向 が 伺 え た

体 温 畑

圧 など個別的 なデ

タで ありな が ら有 意 差が 認めら れ な かっ た理 由と してイ タル サ イン測 定は看 護 行 為で ある もの の 口常 的に計 測 さ れてお り

測 定結果は数 値で表現 され る た め

患者 自身が 自分の 状態とし て その値を 理解して い る こ とや 情 報 ネッ トワ

ク の 及 か ら 正常 値や合 併症な ど医 療 情報の知識 が 桐 生短期 大学 紀要

第18弓

2007 6〔} 高まっ てい るこ となどか ら共通 認 識に 至 っ てい る こ と なの で は ない か と思われ た

 

時 間に関する曖 昧表現で は 「少々お待 ちくだ さい や 「た だい ま伺い ます 』と も看護 師に比し

患 者の 方 が1分以

ヒ長 くとらえてい た

「ただい ま

は織田の 分 類 7 )に おい て 「た だちに」

「す ぐに」を示 すごく近 い心理的 未 来 表現の用 語 とさ れてい る

看 護 師 は 「

0

分」, 「す ぐ」とい う回答がみ ら れ

用語の持つ意味と 同様であ り

す ぐ に 行 動 を 開 始 しよう と考えてい る が 患 者の 認 識 して い る間の違 を考える と

実 際 に は行 動 を 開 始できて いない とい う現 状 が 伺 え る

ま た 「少々や 「た だい ま』な どの ご く近い心 理 的未 来 表現におい て は

待たせる 側

看護

i

に比べ

つ 側

患 者

その時 間を長く と ら えてい る

これ は 待つ 側 (患 者

は その時 間 を何 か 目 的のも と待っ て お り

受 身の状 態で ある

ま た そ れに付 随し

入 院 環境 や治 療な ど さ ま ざ ま な心理的影 響を受け やすい ことか ら

実 際の時 聞より長 く感じてい ると思わ れ た

時 間 に対する考え方は

その 性 格を表し地 位や文化に よっ 影響 さ れ

話の 前後 関係や時 間を述べ る人に よ っ て も受 け取る人に よっ ても その意 味は違 う3℃と報 告 されてい る

患者は 入院 と言 う環 境の変 化や疾 患

治 療に よ る不安か ら心理的影 響を受け やすい

た とえ同 じ時間で も患者の状態や状 況によっ て1分が10分に も 感じ るこ と が ある

時 間に鬨 する提示は

患 者の理解 度に応 じな が らそ の状 況を判 断し

客観 的なデ

タと して示 すこ と も必 要であ る と思 わ れ た

 量に関 して の瞹昧 表現 をみ ると

看護 師は食事量:の 『少し』を

3

割 以 下

『けっ こう』を 「6割以 上」と と ら えて お り, 患 者は 「少 し』も 「けっ こ う』も 「

1〜10

割 」と同様に幅 広 く認 識 してい る傾向が 認 め ら れ た

患 者 は 自 分の身 体状 態や状況に応 じな が ら個 別 的な判 断 基 準 を お き

食事量 を 認 識 し てい る と思 われ た

 

「まあまあ で てい る』の

凵 の尿 回数と尿量におい て は

看 護 師も患者も 「

100〜3000m1

」と か なりの 答幅 が み ら れ た

ま た 患 者 は 「

出てい れ ばい い

「普 段 と変わら ない 量」とい 回答もみられ た

これ は尿 鼠と しての認 識 が 既存の知 識 に ない こ とや

飲水 量 や 不 感 蒸 泄 などに よ り毎日の尿 量 は 変 化 す る とい 状況 をと らえた認 識で あるこ と

さ れ た

ま たこ の回 答幅 か ら考え る と 回 答の と ら え方が

1

回 量 か

咽 量 か 混在 して い る と思 わ れる結 果で もあっ た

しか し

1

日の尿 量は どれ く らいか

の 質 問の提 示におい ての 果で あ り, 看 護 師 も患 者 も 「尿 量』と言 う表現の もつ 解釈は同様である

つ ま回 提 示 した尿 量とい N工 工

Eleotronio  Library  

(7)

う表現は個 別 的に認 識して い る解釈が さ れる 曖 昧な表現である と考 えら れ た

 日常的 な看 護援 助場 而で は

バ イタ ル サ イン

食 事

排 泄等の観察場 面であり

これ ら は 入院し てい る か否かに限 らず

日常生活に おい て誰もが経 験し てい るこ とが

入 院 したこ とに よ る環 境の変化はある もの の過 去 や 現在の生活 経 験か ら

瞹 昧 表現を使 用し て も比較 的共 通 認識がで き

情 報が共 有で きてい ると 思 わ れ た

2

) 検 査 説 明や指 導 などの援 助場 面

 

検査説 明や生活 指 導の 場 面で は

14語Ilrll 〔78

6%)に有 意な差が認め られた

とくに検 査の 明や検査結果につ い て提 示 した現のすべ て に有意 差 が認め られ た

 

囗常 的な看 讓

i

援助 場 面 と同 様に検 沓

指 導の面で も

看 護 師は1つ の回答に集ri

患 者

2 〜3

複 数の 回答が 認め ら れ た

これ は看 護 師と患 者の認 識 に相 違があり

曖昧 表現 が 共 通 理 解の障害になっ てい るこ とを意味 してい る

検査や生活 指 導は

般 的に行 われて い るもの で はな く

経験の ない患者もい る

し か し検査の準 備 や検査デ

お よ び日常 的に生活を 送る た めの生活指 導は正確に授 受 する必 要がある情 報 である

 小 六゜

昧 表 現は人によっ て言 葉に対 する イ メ

や 尺 度 が 違た め

療現 場混 乱招 くμ∫能 性 が あ るこ と を述べ い る ように

看 護 師

患 者間で 共 通 認 識 がで きて い ない とい うこ とは

情 報の伝達に 支 障 を き た す 恐 れ が あ り

検査結 果の認識い や そ れに く生活指 導は患 者の予 後に影 響 を及ぼす可能 性が ある

内 容 によっ ては 医療 事 故につ な がる危 険 性 も ある こ と か ら, 曖 味 表 現の使用は細 心の注意 が 必要 であると考 えられる

 

「禁 食』, 『安静』などの示す 状 態や 『か なり良 くな っ た』

「調 子が よい 』な どの体の状態を表現 す る 用 許 は個人を基準 に した表現であ り

その 人の持つ 知 識や 背景, 価 値

過 去に関 する デ

量 が 基準 値 定 する

「禁 食』, 「安静』などその ま まの表現で使用 せず

状 況を客観 的に説 明 する必 要 が ある

ま た 「か な り良くなっ た』

『調 了 がよい』はその 人の もつ 基 準 か ら どう変 化し た かの 身 体の状態の推 移 を表 すた め

言語 的な表 現の もつ 情 報だ けでな く

継 続 し た 客 観 的 デ

タも含め て観 察し, 精 度の 高い 情 報として い か な けれ ば な ら ない

た 『時々』の度 や 「少し く らい の量に おい て も有 意 差が 認 め ら れ た

これ は 喫 煙や飲 酒の指 導に対して の 面 設定で っ た た め

看 護 師の 61 職 業 的 知識やその人の持つ 背 景 , 過 去に関 するデ

の 量や その人の持つ 基 準 値が左 右し た結果で ある と思 われ た

と く に嗜 好品 などの 指 導

瞹 昧表現 を使用 し た場合, 個 別の 主観的 な 理解に なっ て し まうため 適 切 な指 導に な ら ない危 険 性 が あ るこ とが 示 唆 さ れ た

 

検 査説 明 や 指

の場 面で は

入 院 や検査 など初めて の経 験や精 神的にス トレス をワえる環 境 に あ る

ま た

般 に使 用 され る と思 わ れ る用

院とい 環境の変化や精神的ス

1

レ ス の 中で用語の持 つ は 変 く る と思 わ れ る

 検 査や生 活 指導な ど止確な 意味内容で認識 する必要 が あ る看 護 場 面で の曖 味 表現の使 用は

看 護の目標 達 成におい て障 害を も た らす 危 険性があるため

曖 味 表 現や程度 表 現は使 用せず

患 者の状 態や背 景に応じ た 客 観 的な情 報を提 供し なけれ ば な ら ない と考 えられ る

ま た客 観的 な情報を提供 した 上で確 認を行い なが ら情 報をフィ

ドバ ック し

看 護 師

患 者間の相互 理 解のできる情 報に し て い く必 要性がある と思わ れ た

限 界

今後

題   本 研究は

質問紙に よ り看 護場 面を設定して患 者

看護 師の曖 昧 表現の認 識 を調 査 した た め 普 遍 化 す る には限 界がある

 

今 後は 実際の看 護場 面 に お け る 瞹 昧表現の使 用 状 況や認識を明らか にし

また看護 師の情 報の取 り込み 過程に お ける臨床判 断 が 明 ら か に で き る ように研究 デ ザ イン に検 刮 を加 え, 検 証 して い く必 要がある

ま と め

 

本 研 究は

患 者

205

名 (男性 102名

女 性 103名 )

看 護 師

219

名 (男性 12名

女性 207 名 )を対 象に 看 護場 面 にお ける患者

看 護 師の曖 昧 表現の 認 識を明ら か に するこ と を目的に分析 した

  看護 場 面におい て使用 さ れる曖 昧 表現は

日常 的に 会話が交わ され る場 面に比べ

検 査説 明 や指 導な どの 看 護 場面の ほ うが有 意な差が認め ら れ た

こ れ らの結 果か ら

検査や指 導の場面な ど正確な意 味 内容で認 識 する必 要 性がある看 護 場面で の曖 昧 表現の使用は 看 護の 目標達 成 におい て障 害を も た らす危 険性がある こ と

患 者

看 護 師 間の互 理解の ため に は

言 葉のも つ意味 や 曖昧 表 現の 識に柑 違 が あるこ と を理解し

状 況に応 じた客 観 的な情報を授 受し てい く必 要 性が示 唆さ れ た

桐 生 短 期 大学紀 要

第18号

2007

(8)

NII-Electronic Library Service

謝 辞

 

本 研 究の実 施 に あた り

研 究へ の力 を 承 諾 し

貴 重な時問を割い て ご

力い た だき ま した患 者 およ び 護 師の皆 様 に 深 く感 謝い た し ます

参考文献

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管理 3 (7) :

   

480−486,

 

1993.

Recognition

 of 

Ambiguous

 

Expression

 among  

Patients

 and  

Nurses

 

in

 

Nursing

 

Scenes

Hiroko

 

Joboshi

Abstract

  The purpose of this study  was  tく)clarify 

h

く}w tcchnical terlns or amb 三guous exprcssions

 which  may  obstruct  communicadon

in nursing  scenes

 are recognized

 and  to clarify any differences in recognition  among  nurses  and  

patients

 We conducted  a 

ques−

tionnaire sLirvey of 205 hospitalized patients (102 male

103 female)and  219clinica】nurses  except  head nurses 12職 de

207

female)at University Hospital A in the Kanto area

 and  analyzed  the results

 As a result  

it

 was  recognized  that 50ut of 10terms

(50

0%) used  in daily nursing  care scencs  and  11 out of 14 tcrms (78

6%)used  in nursing  care scene ∬ uch  as explaining  exam

inations and instruction were  found to differ significalitly

 compared  to scenes  inwhich regular  conversation  is exchanged  on a daily

basis

 

It

 was  concluded  that the use of ambiguous  expressions  in nursing  scenes

 such as cxaminations  or instruction

 which  require semantic  content  to be recognized  correctly

 might  

place

 obstacles  in the way  of achieving  their goals in nursing

 This study  also

suggests  the importance of both understanding  the differences in recognizing  the implication of a word  or ambiguous  expression and  communicating  objective  information depending on the situation

 to aid mutual  understanding  between patients and  nurses

Keywords :Patient Nurse Ambiguity expression  Clinical 

judgment

桐 生 短 期 大 学 紀要

第18号

2007 62

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