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保育活動に.対す.る適応の推移
-昭和35年と昭和56年の教職(保育)活動の比較-篠 原 1982年10月16日受理) 倭The Change o土Adjustment for the Nursing Activity
● Yutaka Shinohara 一 間 題 昭和37年2月1日から,幼稚園設置基準が完全施行にな`った。設置基準の施行は,かねて多くの 幼稚園陶係者にとって,つよい問題意識の対象になっていた。その理由は,教師の資格・園舎・園 地・諸設備などに,画期的な変化をせまられるからである。 当時をふらかえると,全国で70%,本県では93%が私立幼稚園であった。・そこで,設産着はもち ろんながら,以下のような理由のため,幼稚園教育にたずさわる多くの教師にとって,希望と不安 の交錯する切実な関心がよせられていた。 ・1 ∵約70%に連する助教諭は,経過措置があっても,資格を取得し濠けれぼ退職を余儀なくきれ ることになる。 2 都市に集中している多くの幼稚園では,園地の拡張がむずかしい。したがって,学級数の縮小 ・幼稚園の閉鎖・他の施設への転用などのやむなきにいたる。 3 財政的な事情のため,園舎や諸設備の改善と充実に,多くの困難があるなど。 昭和35年に共同研究として, 「幼稚園設置基準の完全施行に七もなう教師の適応の推移について (第1報)」を発表した。これは完全施行に先だって,幼稚園教師の保育活動に対する適応状態を, 次のような諸角度からたしかめたものである。 -1 幼稚園教師の個人的条件 2 幼稚園教師を志望した動機 3 幼稚園教師の生活状態 5 幼稚園教師の人間関係 6 幼稚園教師の保育状態 7 幼稚園設置基準に対する態度など 4 幼稚園教師の社会的地位 -ところで,それから20年を経過するうちに,幼児の教育や保育をめぐる条件は,大きく変化し た.そのことを示す多くの事実があげら,れる。 1人間形成における幼児期の重要性がとかれ,保育所をあわせると,卒園率は90%に近くなっ た。 2年保育と1年保育の人数比も, 7:3から3:7に逆転した。 2 短期大学や4年制大学による幼稚園教諭や保母の養成がととのい,・助教諭や無資格の保母は,
an 保育活動に対する適応の推移 原則として採用されなくなった。 3 公立幼稚園の増設がめだち,私立幼稚園より多くなった。私立の幼稚園も原則として法人立と なり,主として人件費に充当するための公的な補助金が,すべての幼稚園に支給されるようにな った。 4 常勤やパートで働く母が増加したこともあって,公私立の保育所が激増し,幼稚園数をかなり 上まわるようになった。幼保の一元化,保母の身分法の制定も問題になっている。 5 幼児保育の要求が多様化し,教育や福祉をめぐる行政の立ちおくれがとかれることになった。 いわゆるベビーホテル(baby hotel)の問題も,そのひとつである。 6 幼児の家庭教育をめぐる問題について,父母の研修が全国的におこなわれるようになった。家 庭教育相談事業,乳幼児をもつ親の学級などがそれである。 I 7 出生減にともなって,父母の過保護や過干渉がとりあげられ,育児に関する書籍が本屋の店頭 にあふれる状態がみられている。障害幼児の保育をめぐる問題もふえている。 8 わが国の経済成長によって,幼稚園や保育所の勤務条件は,大巾に向上した。しかし「物はゆ たかになったが,心はまずしくなった」といわれるように,職場の人間関係が変化したなど。 昭和56年におこなった研究は,昭和35年の研究による結果とくらべるため,おなじ質問項目で おこなうことにした。ただし,幼稚園の教諭だけでなく,保育所の保母も対象とし,さらに公立と 私立の両者について実施した。 なお,幼保の一元化と障害幼児の受けいれについての設問は,昭和35年でほとりあげていなかっ たが,昭和56年の研究でほとりあげることにした。 ニ 方 汰 昭和56年におこなった研究方法のあらましは,次のとおりである。 1 調査内容 別紙の様式による幼稚園教職活動調査票および保育所保育活動調査票にもられた内容のとおりで ある。昭和35年の研究での内容とおなじにしたが,次り諸点だけでちがっている。 イ 幼稚園設置基準をめぐる設問は省略した。 ロ 新しく幼保の一元化と障害幼児の受けいれの設問をとりあげた0 - 保育所も対象にしたので, 2種額の調査票を作成した。 2 調査方法 すべて無記名とした。昭和35年は研究大会に参加した幼稚園教師に配付したが,昭和56年は個 人別に郵送しておこなった。 3 調査期日 昭和56年,昭和35年とも, 9月に実施した。
篠 原 庫 〔研究紀要 第34巻〕 215 4 調査対象 昭和35年は私立幼稚園教師を対象として実施した。そのときの県内での依頼者は270名,回答者 は179名,回収率は64%であった。さらに県外教師の依頼は120名,回答者は52名,回収率は42 %であった。 昭和56年は, Tablelの対象についてお こなった。幼稚園教諭は県教職員録,保育 所保母は県児童家庭課の保育所現況調査を もちいて,公立と私立にわけながら,それ ぞれ無作為抽出した。返信用の封筒や切手 をそえていたが,回収率はいずれも50% Tablel 調 査 対 象 回 答 者 数 をこえなかった。なお,対象として,園長や所長は除外した。
三 結果 と考察
備 考 公幼 58 私幼 34 公保 22 私保 68 1調査対象の年齢構成 調査対象の年齢構成は, Table 2のとおりである。これによれは,幼稚園・保育所とも, 20-23 歳のものが, 30%をこえている。 31歳をこえるものは,幼稚園で1696,保育所は31.: である。 保育所に高年齢者の多いことがわかる。逆に23-30歳のものは, Table 2 調査対象の年齢構成 幼稚園では58%であるが,保育 所では35.596である。 いずれにしても,幼児保育者 は若いものが多く,少数の高年 齢者との年齢差がめだち,小・ 中学校とは対照的である。この 要因として,いくつかの条件が あげられるとともに,このこと が,幼児保育の現実に反映する ことはいうまでもない。 2 就職の動機 「あなたはどんな動機で幼稚園(保育所)の先生になりましたか」とたずねると, 「子どもが好き」 「性格にあう」 「仕事が好き」が多い。情緒的な思考がめだっている。 幼稚園と保育所をくらべると「子どもが好き」 「仕事が好き」では額似する。しかし「性格にあ保育活動に対する適応の推移 幼 保 計 う」では,幼稚園は2896.保育所は15%である。 昭和35年と昭和56年をくらべると, 「子どもが好き」は24%から40%にふえ, 「社会に奉仕す る」は23%から2%にへり,ともに危険率1%の有意差であった。丁物はゆたかになった,心はま ずしくなった」といわれる社会的現実のあらわれといってもよい。 3 選職の満足感 「あなたは幼稚園(保育所)の先生という職業をえらんだことについて,現在どう思っています か」とたずねると, Table4のようになった。これによれば,選職に満足感をもつものは,幼稚園 と保育所のいずれでも, 「たい-ん満足」と「かなり満足」をあわせて, 7096をこえている。`このこ とは,昭35と昭56で共通する。幼児を対象とする仕事の楽しさがわかる。女性にとって適職であ Table4 退 職 の 満 足 感 幼 保 計
葛 U だ 覇 判 R h § 川 n u n セ 官 曹 草 L -Y -・ ・ ぎ 訂 V ・ -= -1 1 = -山 川 H u H 甲 山 " - -篠 原 優 〔研究紀要 第34巻〕 217 Table5 仕 事 の 継 続 公 いつもやめたいと 思っている ときどきゃめたい と思う しばらく いつまでも なんとなく 事情がよくなれば その他 無答 in T-i *-i oo co c^ 2 3 2 保 計 OO cO H O) cO W 2 3 2 I f ) -* H I f l C O O 2 3 2 O) N H <O CO O 2 3 2 o in n co to n ^ C ^ ^ ォ r H cO O5 LO t-4 t>- CO t-1 2 3 2 2 3 6 2 = u R u 群 群 応 間 適 紳中 るともいえるであろう。ただし,昭56では「たいへん満足」が減少し「かなり満足」がふえてい る。両者とも, 1%の有意差であった。仕事に生きる心がまえの減少によるものであろうか。 4 仕事の継続 「あなたは幼稚園(保育所)の先生をつづけることについて,どう思っていますか」という設問 の結果をまとめると, Table5のようになった。 仕事を継続したいと考えているものは, 「いつまでも」 「しばらく」をあわせると, 64%となって いる。昭35も62%でさしてかわらない。 しかし,仕事を継続したいとするものを適応群とし「いつも」あるいは「ときどき」やめたいと 考えているものを不適応群とすれば,不適応群は昭35で1596,昭56では24%で,両者に5%で 有意差がみとめられた。両群の中間的なものは, 2396から8%減少した。すなわち,不適応群がふ え,中間群がへっている。なお,不適応群に幼保の差異はない。 5 仕事の満足感 「あなたは幼稚園(保育所)への勤務について,どう感じていますか」とたずねた結果をまとめ ると, Table6のようになった。これによれば, 「たいへん楽しい」と「楽しいことが多い.」をあわ せて,仕事が楽しいとするものは,昭35では8096,昭56では67%と減少した。 「たいへん楽しい」 は, 30%から3%になっている。 「たいへん楽しい」 「楽しいことが多い」のいずれも, 1%の有意 差である。 「いやなことが多い」は2%から13%に増加した。幼保をくらべると,このことは保育所にめだ つ。 5%の有意差である。 「とくになんということはない」は,幼稚園に多い傾向がある。 仕事の満足感をめぐるこれらの数字は,幼稚園や保育所の現実,幼児保育者の実態,幼と保の勤 務内容につながっている。
218 保育活動に対する適応の推移 Table6 仕 事 の 満 足 感 幼 保 計 たいへん楽しい 楽しいことが多い なんということも ない いやなことが多い いやなことばかり その他 無答 O ) H O 5 1 O H-O H 6 2 1 in o tH o 4 1 1 6 悩みの対象 「あなたは幼稚園(保育所)の仕事について,どんな悩みをもっていますか。次の中からあては まるものに○印をしてください。 2つ以上あれは,その順位もあげてください」という設問の結果 をまとめると, Table6のようになる。 これによれば「給料がやすい」という悩みの減少がめだっている。昭35の39%が22%になっ た。若年のものがふえ,初任給が向上したことによると思われる。 「管理者に気をつかう」 「同僚に 気をつかう」 「仕事がきつい」 「保育がむずかしい」という悩みはふえている。 「保護者に気をつか う」は減少した。これはS.35にくらべてS.56は,公立がふえたことにもよるであろう。 7 小学校との比較 「幼稚園(保育所)と小学校をくらべると,どちらの勤務が楽でしょうか」という設問の結果を まとめると, Table7のとおりである。これによれば, 「どちらも楽でない」「どちらともいえない」 が増加し, 「小学校がたい-ん楽である」が減少した。いずれも, 5%の有意差である。なお, 「どち Table 7 悩 み の 対 象 幼 保 計 給料がやすい 仕事がきつい 管理者に気を使う 同僚に気を使う 保護者に気を使う 保育がむずかしい しつけに困る その他 無答 CM OO O rH O '^ ^ C^ '^ ^ H H H <N O4 (N ClA H O N CM tA IA ^ M M t H H t H t H t H oo co t^ co ea o to O "* c m * -1 c m c m i -t c m < -i 一 l
CO O) OO U) OO cO rH t>> OO
r -4 1 -4 ォ ー l i -I r -i O t -H C O ^ t サ C a -< * O I > - 0 0 J > c O -^ C O C O t l サ t l ォ H N O ^ H O ^ r t i o m M H H H r H r 4 H O > C O C O C O O O 」 * < 3 C S O C O t -1 i -H t H 辛 X - * * * * *
篠 原 優 〔研究紀要 第34巻〕 219 Tadle8 小学校との比較 幼 保 計 幼たい-ん楽 小たいへん楽 幼すこし楽 小すこし楽 どちらともいえな い どちらも楽でない その他 無答 T j < I O L O O l 蝣 ^ W U 5 H l O ォ 」 > C O C M l O i > - C O C O l t J I H O O ( N 1 2 cm <o ^j< e* l 蝣 " * f f i N H 3 3 1 1 2 2 N U5 0 ^ tO O> LO O * * らも楽でない」について,幼稚園と保育所をくらべると,幼稚園は 保育所は44%で, 1%の 有意差となっている。保育所は勤務時間が不規則であったり,幼児と按する時間がながく,さらに より幼いものも対象にするなどが,その理由としてあげられる。 9 仕事の専門性 「あなたは幼稚園(保育所)での保育について,どう思っていますか」とたずねると, Table 9 の結果がえられた。これによれば,昭35と昭56のいずれでも, 「子どもをあずかっておればよいの で,誰でもできる」とするものは皆無である。「オルガンやピアノがひけ,歌をうたえれば,誰でも できる」とこたえるものも, 4%と2%であった。専門職とするものは, 81%から, 90%に増加し た。 5%の有意差である。 Table9 住 事 の 専 門 性 幼 保 計 選択肢 子守的 オルガンがひけ ればよい 専門的 小学校より下 その他 無答 O > -* M t ^ - t -I 5 <M -^ tH CO O 8 co co in o h 1 6 1 O C O O H 9 -* * r -I O O I O r -i 8 10 保育の計画性 「あなたの幼稚園(保育所)では,毎日の保育が計画的におこなわれていますか」という設問の 結果は, TablelOのようになった。 「計画的におこなわれている」が減少し, 「かなり計画的」が増
保育活動に対する適応の推移 TablelO 保育の計画性 保 n I % n l % 計 n l % 計画的 かなり計画的 計画的であった り,なかったり あまり計画的で ない 計画はない その他 加した。両者をあわせると,昭35は9796,昭56は73%である。 「計画的であったり,なかったり」 がふえている。いずれも1%の有意差であった。幼稚園は「かなり計画的」が多く,保育所は「計 画的」が多い。 11保育時の用語 「あなたは保育する場合,共通語を用いますか」の設問の結果は, Tablellのとおりである。 「共 通語だけを用いる」が減少し, 「共通語を多く」と「どちらでも」が増加した。昭35では「方言だ け」が9%であったが,昭56では皆無となった。 Tablell 保育時の用 幼 保 計 12 保育の自主性 「あなたの幼稚園(保育所)では,各クラスの受持の先生が,自分のクラスを自主的に保育して いますか」という設問にたいする結果をまとめると, Table12のとおりである。これによれば「自 主的」が大巾にふえていることがわかる。すなわち,昭35は4096,昭56は72%であった。これ にひきかえて, 「主任の指示による」は, 9%から1%になっている。それぞれ1%と5%の危険率 で有意差があった。助教諭が皆無に近くなったことと,若い保育者の心理的特性の現実が,その理 由と思われる。
篠 原 優 〔研究紀要 第34巻〕 221 Table12 保育の膚主性 、 施設 \- ヽ 、 、---一一一 一 iZiZ!
選択壷-竺
幼 保 計 自主的 かなり自主的 そうであったり なかったり あまり自主的で ^ss 主任の指示によ る その他 7 0 0 6 1 1 4 1 1 7 1 1 1 8 8 3 2 1 1 C S l l 」 > 0 7 1 1 0 1 2 4 2 2 * * * * * 13 保育の効果 「幼稚園(保育所)での保育効果について,あなたはどう尽います」とたずねたら, Table13の ようになった。 「大いにあり」は72%から43%になり, 「かなりあり」は25%から50%になった。 ともに1%の有意差である。両者をあわせると,昭35は 昭56は93%で,有意差はない。 保育効果への自信がわかる。 「大いにあり」の減少は,テレビの影響,幼児教育をめぐる父母の研 修などを考えることによると思われる。 Table13 保 育.の 効 果 幼 保 計 大いにあり かなりあり 子どもによる 家庭保育よりまし 家庭保育よりおと る その他 t-cM CoLO掛21 ob-ea-1100 45S 4oa o> lo cm 3 7 3 一 < 」 > C M O C M 4 4 ffi H N CO 7 9 C O O T l < C M 4 5 C M L T > C S J O 7 2 14 教育課程 「あなたの幼稚園(保育所)では,保育の六領域は,どんなにとりあっかわれていますか」の設 問については, Table14の結果のとおりである。有意の差をもって「調和的」'が増え, 「偏向的」 が減少した。 「とくになし」もすくなくなっている。このことは,幼児を対象とする保育活動の大き な前進といってよい。222 保育活動に対する適応の推移 Table14 教 育 課 程 幼 保 計 15 設置基準と身分法 「あなたは幼稚園設置基準(保母の身分法問題)を研究していますか」との設問のまとめは 15のとおりである。昭35の設置基準のようには研究していないことがわかる。 「話をきいた」は激 増した。 「よんだことがある」は幼稚園に多く, 「話をきいたことがある」は保育所に多い。 Tadle15 設置基準 と身分法 幼 保 計 よく研究している 研究したことがあ る よんだことがある 話をきいたことが ある その他 on "* in O *-H CM O 4 4 * * * * i n 蝣 ォ # i n c m o 4 4 4 0 6 2 5 16 勤務時間 「現在,あなたの勤務時間は,毎日およそ何時ぐらいですか(土曜をのぞく)」とたずねた結果は Table16のとおりである. 8時間以下は26%から16%になり, 8--10時間は63%から82%になっ ている。幼稚園と保育所に有意差はない。 Table16 勤 務 時 間 幼 保 計
篠 原 優 〔研究紀要 第34巻〕 223 17 自宅での公務 「あなたは幼稚園(保育所)の仕事を家へもって帰ってすることがありますか」の設問では, Table19の結果になった。これによれば,ときどき持ち帰るものがふえ,もち帰らないものが減少 している。ともに1%の有意差である。毎日もち帰るものは保育所に多い。幼稚園は1496,保育所 は26%である。 Table17 自宅での公務 幼 保 計 18 勤務時間への態度 「平均的にみた場合,幼稚囲(保育所)での勤務時間について,あなたはどう思っていますか」 とたずねた結果は, Table18のとおりである。これによれば, 「ながすぎる」「適当」が減少し, 「す こしながい」が増加した。 「適当」は幼稚園に多い。保育所では「ながすぎる」と「すこしながい」 が多い。保育所での勤務のきびしさがわかる。 Table18 勤務時間-の態度 幼 n l % ながすぎる すこしながい 適 当 すこしみじかい なんということ I S/TO その他 保 % 計 n l % LO 」- cO t-I 3 3 1 4 3 1 * * * IO O (O H N C O I f l O < 3 i 1 4 2 * * * T i l O O O O O r H -* C M H t * - O O O r H t-I OO LO O ) r H N ォ D C O r H 4 3 1 LD CM OO O CO H CO CO
19 経済生活
「あなたの現在の経済生活は安定していますか」とたずねた結果は, Table19のとおりである.昭 35にくらべると,経済生活の向上がうかがえる。 「いつも乏しい」と「どうなるかが心配」が減少 した。 「なんとかやっている」と「すこしは貯金する」が増加した。しかし, 「安定している」は17 %から5%に減少した。224 保育活動に対する適応の推移 Table19 経 済 生 活 幼 ffi 計 安定している すこし貯金する なんとか いつも乏しい どうなるかと心配 その他 tO W CO CO H N 1 6 t > - c O < 3 > O ) H M 1 6 CO cO N Til H H 1 6 C O I A I O I A H . H 1 7 O> ID O W N cO 2 3 1 1 W T i t N N H N 1 7 S oO CO O) OO tD 1 4 1 * * * 蝣 * # * * 20 昇給の状況 「あなたの幼稚園(保育所)では,先生たちの昇給がおこなわれていますか」という設問では, Table20の結果がえられた。これによれば, 「定期的」に昇給するは, 47%から91%に激増してい ることがわかるo昇給の「不定」と「なし」が減少した。このことでも,待遇が世間なみになった ことがわかる。 Table20 昇 給 の 状 況 幼 保 計 21ボーナスの状況 「あなたの幼稚園(保育所)では,ボーナスはどうなっていますか」という設問の結果をまとめ ると, Table21のとおりであるo昭35では85%が「ある」とこたえていたが,昭56では99%に なっている。大巾な改善がおこなわれている。支給率が問題になる。 Table21ポーチスの状況 幼 保 計
篠 原 .倭 〔研究紀要 第34巻〕 225 22 給料に対する満足感 「あなたは現在の給料についてどう思っていますか」とたずねたら, Table22のようになった。 これによれば∴「たいへん不満」は26%から9%になり, 「すこし不満」は39%から56%になって いる。いずれも1%の有意差である。なお, 「すこし不満」は幼稚園に多く,「まず満足」は保育所に 多い。給料は保育所がすぐれていることがわかる。 Table22 給料に対する満足感 幼 保 計 23 家族の給料観 「あなたの給料に?いて,家族のみなさんは,どう思っていますか」の設問についての結果は・ Table23のよう司こなった。給料のやすさによる「同情的」は, 45%から22%に半減した。世間な ∼ みで「とくになし」は, 2896から65%に増加した。幼児保育者に対する給料の改善がうかがえる。 l ∫ Table23 家族の給料観 選択肢 \
讐竺堅. \
軽蔑的 同情的 とくになし 家計補助的 その.他 .無 答 幼 三上-o I 三上-o ヾ 24 保譲者の給料観 「保護者のみなさんは,先生たちの給料について,一般にどう思っているようですか」とたずね ると, Table24のようになった。給料に対する同情的な見方は, 3896から8%に激減した。丁とく になしJ」は19%から64%に激増した。給料の適正首が裏がきされている. 「とく■になし」は保育所 に多く,寸岡膳的土.ほ幼、稚園に多い.給料における幼保ol差がしめさ.れている.∼保育活動に対する適応の推移 Table24 保護有の給料観 幼 n l % 保 % 計 軽くみる 月謝とむすびつ ける 同情する 家計補助的 とくになし その他 h o n i n 1 5 1 H H.Ifl H N O N <fl * * * * CO LO cO OQ CO OO TH cO 6 1 OO cO O> Lfi CO tH tH r-i * * * * 25 家族の職業観 「幼稚園(保育所)の先生という職業について,あなたの家族は一般にどう考えておられますか」 という設問では, Table25のような結果になった。よい職業と考えるものが58%から73%に増加 し, 「小学校より下にみる」は減少した。幼児保育者の社会的地位(Sociae sfatus)の向上がうかが える。 Table25 家族の職業観 幼 保 計 よい職業とみる 小学校より下に みる とくになし あまりよくない 闇BHffl その他 CVJ CO ^ H O 7 1 7 1 OO cO tO CM O i-I t > - t -I O C M 6 1 7 1 ID CM O> rH O CM UO i-H CO 3 l t- ca o ca H t * O ォ 3 2 26 保護者の職業観 「園児の保護者たちは,幼稚囲(保育所)の先生に対して,一般にどんな態度をとりますか」と たずねた結果は, Table26のとおりである。この表によれば, 「とくになし」が18%から33%に なっている。「小学校より下にみる」と「尊敬的」が減少した。尊敬的ほ幼稚園に多く,子守り的は 保育所に多い。 27 職業の自己評価 「あなたは幼稚園(保育所)の先生という職業について,自分でどう思っていますか」という設 問の結果は, Table27のとおりである。よい職業と自己評価するものは, 7496から86%にふえて
篠 原 優 Table26 保護者の職業観 幼 計 〔研究紀要 第34巻〕 227 いる。小学校にひけ目をもつものは,皆無である。幼保のちがいほない。 Table27 職業の 自己評価 よい職業 小学校にひけ目 とくになし よい職業でない つまらない職業 その他 幼 保 計 28 同僚との人間関係 「あなたは同僚の先生たちと,どんなにつきあっていますか」とたずねたらTable28のような 結果になった.これによれは職場の人間関係は大きく変化したことがわかる.「家族的」は70%か ら33%になり, 「普通」は11%から59%になっている。変化の原因として,規模が大きくなった ものが多い,給料がよくなった,現代の若者像による,世間の風潮による,管理がきびしくなった などがあげられるであろう。 Table28 同僚との人間関係 幼 保 計
228 保育活動に対する適応の推移 29 幼保の一元化 「幼保の一元化が問題になっていますが,あなたはどう思っていますか」とたずねたら, Table29 のような結果になった。これによれば,賛成と反対が,それぞれ3分の1であることがわかる。反 対は保育所に多い。 「とちらでもない」と「わからない」は幼稚園に多い。いずれも5%の有意差 である。 なお,この設問は昭56で新設したため,昭35年との比較はできなかった。 Table38 幼保の一元化 幼 保 計 30 障書幼児の保育 「障害児を普通の幼稚園(保育所)でうけいれることについて,どう思いますか」の設問にいっ てまとめると, Table30のとおりである。これをみると「障害幼児の適切な処置は最高の利廻りで ある」といわれながら,現夷は理論とかなりちがっていることがわかる。受けいれに問題が多いと するものは,幼稚園は6296,保育所は5896,両者をあわせると60%となる。その理由として,さ まざまな障害幼児がいる,受けいれのための予算が不足する,受けいれに必要な研修がふじゆうぶ んである,健常児の保育にさしつかえるなどがあげられるであろう。なお, 「うけいれがのぞまし い」は保育所に多い。 Table30 障害幼児の保育 iiiFiJg 、L-一一施設 ㌧-
◆一一●一、-選択肢、仝竺
幼 うけいれるべき H3K うけいれがのぞ ましい 問題が多い 特定のクラスや 園が必要 その他 無 答 ^ 1>- oO O rH 1 5 * O > H N 1 6 i n c j T j サ 保 計 * w o o t o 2 5 ^ 0 5 C O O J I f 1 3 0 1 1 O) O S 63 CO 1 6 一 一 一 一 l篠 原 優 〔研究紀要 第34巻〕 229 m 31年次別比較のまとめ 各設問ならびに選択肢で,昭35と昭56を比較して, 1%の有意差(P<0.01)がみられるものを まとめると, Table31のとおりである。さまざまの要因で,保育活動への適応に大きな推移があっ たことがわかる。 Table31年次別比較のまとめ 項 目 i 選 択 肢 N N C O I O l f l O O O H C O C O " 3 1 0 0 0 ) H C O C O 1 0 ォ D C D N N 0 0 0 0 T t i O N N N N N N N N N W N N C O C O -C O r t 就職の動機 就職の動機 選職の満足度 仕事の楽しさ 仕事の楽しさ 悩みの対象 保育の計画性 保育の計画性 保育の自主性 保 育 効 果 盟 iBEM 教 育 課 程 勤 務 時 間 自宅での公務 経 済 生 活 昇給の状況 昇給の状況 ボーナスの状況 給料の見方 給料の見方 家族の給料観 家族の給料観 保護者の給料観 保護者の給料観 家族の職業観 職業の自己評価 藤場の人間関係 職場の人間関係 p 子どもが好きだから ホ 社会に奉仕する イ 大へん満足である イ 大へん楽しい p 楽しいことが多い イ 給料がやすい イ 計画的である p かなり計画的である イ 自主的に保育する イ 大いにあり p かなりあり p 調和的である p 8-10時間 。 ときどき持ちかえる - なんとかやっている イ 定期的 口 不定期である イ あ る イ 大へん不満である ロ すこし不満である ロ 同情的 - とくになし - 同情的 ホ とくになし イ よい職業である イ よい職業である イ 家族的 口 普 通 Table32 適応群と不適応群 32 適応群と不適応群 設問4によって,適応群・中間群および不適応群を設定した。選択肢のイとpをえらんだものを 不適応群とし, -とこを適応群とした。ホと-ほ中間群とした。
230 保育活動に対する適応の推移 S.56とS.36について,適応群と不適応群で有意差のみとめられた主要なものは, Table34およ びTable35のとおりである。年次的な推移がしめされている。とくに職場の人間関係・勤務条件・ 保育の自主性などでの変化がめだっている。 Table 33 適応群と不適応群の差 S.56 項 目 就職の動磯 職業の満足度 保育の自主性 家族の給料観 職業の評価 職場の人間関係 職場の人間関係 選 択 肢 イ 仕事がすきだから イ たいへん満足 イ 自主的に保育する p 同情的にみる イ よい職業である イ 家族的である ロ さまざまである ¶ible 34 適応群と不適応群の差 項 目 CM CM CO CO CO CM O 1 2 就職の動機 就職の動棟 職業の満足度 職業の満足度 教師の悩み 保育の自主性 <.m:..mz 薗 選 択 肢 PL 子どもがすきだから リ なんとなく イ たいへん満足 こ かなり不満 p 住事がきつい イ 自主的に保育する イ たいへんながい 適応群l不適応群 * -3fr -5fr * * * * * * * * * * ォ O H H O O O H tO CO CO CO ID
四 要約 と課題
幼稚園の教諭と保育所の保母を対象として,保育活動に対する適応の推移をあきらかにするため に,原則として同じ質問紙で,昭和35年と昭和56年におこなった調査の結果を比較した。対象者 数は昭和35年は231名,昭和56年は183名である。ただし,前者は幼稚園教諭のみであるが,後 者には約50%の保育所の保母を加えている。 質問紙の内容は,別表の1および2のとおりである。昭和56年のものは,幼保の一元化と障害 幼児の設問をつけ加えた。幼稚園と保育所でことなる内容は,設置基準または身分法とした設問15 だけである。その他は幼稚園と保育所の用語をかえただけである。昭和35年は配付,昭和56年は 郵送とした。 調査の結果を幼と保,公立と私立,適応群と不適懇群などにわけて検討し,考察した。それによ って,幼児保育者の待遇が向上した,保育者自身やまわりのものの職業観が世間なみになった,自 主的な保育がめだっている,職場の家族的な人間関係が減少した,社会奉仕的な気特がうすれてい る,情緒的に保育活動をとらえているなどと, 21年間におこなわれた推移があきらかになった。 これらのことは,今日の幼児保育者に対する正しい理解の必要ないしは幼児保育者観の反省をも篠 原 優 〔研究紀要 第34巻〕 231 とめられることになる。 ところで,本研究でとりあげられた保育活動に対する適応の推移は,.巨視的なアプローチである。 たとえば,就職の動機で「社会に奉仕する」が激減しているが,その理由をたしかめ,それが保育 活動にどうあらわれているかをあきらかにする必要がある。それぞれの設問について,推移の程度 や原因についての掘りさげた研究がのぞまれる。 さらにいえば,幼稚園と保育所,公立と私立などについての比較研究を掘りさげることで,幼児 の教育や保育をめぐる多くの問題があきらかになるであろう。 付記 設問40であったが,紙面や整理の都合で,本論文では,そのうちの29間について記述す ることにした。なお,この論文は参考文献にあげているように, 「測上孝・篠原優,教職活動に対 する幼稚園教師の適応について,鹿児島大学教育学部研究紀要第14巻,昭37. 12」の続報である。 さらに昭和56年11月に宮崎大学での第42回九州心理学会で「保育活動に対する適応の推移」と 題して,浅地明・篠原優の連名による口頭発表をした。 参 考 文 献 1)測上孝・高橋正臣・篠原優,幼稚園設置基準の完全施行にともなう教師の適応の推移について,第22回九州心 理学会紀要 昭35.12 於熊大,口頭発表) 2)測上孝・篠原優, 37.12 3)刑上孝・篠原優, 10 (於広島大学, 4)測上孝・篠原優, 5)測上孝・篠原優, 口頭発表) 6)測上孝・篠原優, 7)浅地明・篠原優, 教職活動に対する幼稚園教師の適応について,鹿児島大学教育学部研究紀要 第14巻 昭 幼稚園の保育効果についての一考察,第2回九州・四国・中国心理学会連合大会紀要昭36. 口頭発表) 学童期におよはす幼稚園教育の効果,鹿児島大学教育学部研究紀要 第14巻,昭37.12 学童期におよばす幼稚園教育の効果,第24回九州心理学会紀要 昭37.12,於宮崎大学, 学童期におよぼす幼稚園教育の効果,鹿児島大学教育学部研究紀要 第15巻,昭38.ll 保育活動に対する適応の推移,第42回九州心理学会紀要(於宮崎大学,口頭発表)
別 表1
保育活動に対する適応の推移 幼稚園教職活動調査 1次のらんにそれぞれ記入か叉は○印をして下さい。 最終学歴( ) 年齢(満職歴巴竺年竺㌔三
資格(助教諭,教諭)幼稚園所在地(村,町, 幼稚園の種頬(私立,法人立,公立,国立)結婿歴(未婚既婚莞笥蒙独身)
子どもの数(なし 1人2人3人4人以上) 2 あなたはどんな動機で幼稚園の先生になりました か。次の中からあてはまるものを選んで○印をして 下さい。二つ以上あればその順位を( )の中にか いて下さい。 ) ヽ ヽ ヽ J ) イ P ハエホ へ ト チ タ ヌ ル ヲ ′ 仕事がすきだから。 子どもがすきだから。 自分の性格にあうから。 家計をたすけるために。 社会に奉仕するために。 上品な仕事だから。 周囲がすすめたので。 楽な仕事だから。 なんとなくなった。 進学や就職がうまくいかなかったので。 学校退職後のよい仕事と思って。 そ の 出 3 あなたは幼稚園の先生という職業をえらんだこと について,現在どう思っていますか。次の中でとく にあてはまる記号を1つだけ○印でかこんで下さい。 (イ)大へん満足している。 (p)かなり満足している。 (-)とくに考えたことはない。 (ニ)かなり不満に思っている。 (ホ)つまらないと後悔している。 (へ)これからよくなると思う。 (I)将来に希望がない。 (チ)いまさらしかたがない。 4 あなたは幼稚園の先生をつづけることについてど う思っていますか。 5 あなたは幼稚園の勤務について,どうう感じてい mEB (イ)いつもやめたいと思っている。 ")ときどきゃめたいと思っている。 (-)しばらくつづけたいと思っている。 (ニ)いつまでもつづけたいと思っている。 (ホ)なんとなくつとめている。 (へ)事情がよくなればつづけたい。 (イ)大へんたのしい。 (p)たのしいことが多い。 (-)とくになんということもない。 (ニ)いやなことが多い。 (ホ)いやなことばかりだ。 6 あなたは幼稚園の仕事について,どんな悩みをも っていますか。次の中からあてはまるものに○印を して下さい。二つ以上あればその順位もかいて下さ い。 (イ)給料がやすい。 (ロ)仕事がきつい。 (-)管理者に気をつかう。 (ニ)同僚に気をつかう。 (ホ)保護者に気をつかう。篠 原 優 〔研究紀要 第34巻〕 233 8 幼稚園と小学校をくらべると,どちらの勤務が楽 でしょうか。 (イ)幼稚園の方が大-ん楽だ。 (ロ)小学校の方が大-ん楽だ。 (-)幼稚園の方がすこし楽だ。 (ニ)小学校の方がすこし楽だ。 (ホ)どぢらともいえない。 (-)どちらも楽でない。 9 幼稚園の保育についてあなたはどう思ってい・ます か。 10 あなたの幼稚園では毎日の保育が計画的におこな わていますか。 (イ)子どもをあづかっておればよいので誰でもでき る。 (p)オルガソやピプノがひれ 歌がうたえれば誰でも できる。 (-)保育のための知識や技術がいるので誰でもできる わけでない。 (ニ)かなりむづかしいが小学校の方がさらにむづかし い。 (ホ)そ の 他 (イ)計画的におこなわれている。 (ロ)かなり計画的におこなわれている。 (-)おこなわれたり,おこなわれなかったりする。 (ニ)あまり計画的におこなわれていない。 (ホ)計画らしいものはない。 11あなたは保育する場合,共通語を用いますか。 12 あなたの幼稚園では各クラスの受持の先生が自分 のクラスを自主的に保育していますか。 (イ)共通語ばかりでする。 (ロ)方言ばかりでする。 (-)共通語を多く用いる。 (ニ)方言を多く用いる。 (ホ)どちらということはない。 (イ)自主的に保育している。 (p)かなり自主的に保育している。 (-)自主的に保育していないところがある。 (ニ)あまり自主的に保育していない。 (ホ)主任などの指示によって,毎日の保育が行なわ れる。 13 幼稚園での保育効果について,あなたはどう思っ ていますか。 (イ)大いにある。 (p)かなりある。 (-)卒園してもしなくても子どもによる。 (ニ)家庭保育よりましだ。 (ホ)家庭保育の方が一般にすぐれている。 14 あなたの幼稚園では保育の六領域はどんなにとり あっかわれていますか。 , かたよってとりあげられている領域があれば次の (イ)かたよってとりあげられている。 (p)調和的にとりあげられている。 (-)とくに考えられていない。 音楽リズム( ) 絵画製作(
234 保育活動に対する適応の推移
篠 原 倭 〔研究紀要 第34巻〕 235 「 I 27 あなたの給料について,家族のみなさんはどう思 っていますか。 28 保護者のみなさんは先生たちの給料について,一 般にどう思っているようですか。 ) ヽ ノ ヽ J ) ) イ ロ ハ ニ ホ ( ( ( ( ー 給料が安いので軽蔑するところがある。 給料がやすいので同情されている。 とくになんということもない。 家計の補助として適当な仕事だと思われている。 そ の 他 (イ)給料が安いので軽蔑するところがある。 (ロ)自分たちが月謝を出しているという態度をみせ る。 (-)給料が安いので気の毒だと思われている。 (ニ)家計の補助として適当な仕事だと思われていか。 (ホ)そ の 他 31本年の4月ごろから,あなたはどんな単行本をよ みましたか。 32 あなたはテレビをみていますか。 どんな番組がすきですか。 (イ)毎日みる。 (1日およそ (p)ときどきみる。 (-)みない。 33 次のような家庭用晶の中,あなたが家でつかって いるものに○印をして下さい。 時間ぐらい) ラ ジ オ・テ レ ビ・電気釜・電気洗濯機 オルガン・ピア ノ・電 蓄・電気アイロン 電気掃除磯・ミシン・電 話・ミキサー 電気ポット・電気コタツ・冷蔵庫・電子レンジ 34 幼稚園と先生という職業について,あなたの家族 は一般にどう考えておられますか。 (イ)よい職業だと思っている。 (ロ)小学校の先生より下にみるところがある。 (-)とくになんということもない。 (ニ)あまりよい職業とは考えていない。 (ホ)軽蔑するところがある。 35 園児の保護者たちは幼稚園の先生に対して,一般 にどんな態度をとりますか。 (イ)先生として尊敬する。 (p)小学校の先生より下にみている。 M とくになんということもない。 (ニ)軽蔑するところがある。 (ホ)子どものお守りをする人ぐらいに思っている。 36 あなたは幼稚園の先生という職業について自分で どう思っていますか。 (イ)よい職業だと思っている。 M小学校の先生にひけ目を感じる。 (-)べつになんとも思っていない。
236 保育活動に対する適応の推移 (ニ)あまりよい職業とも思わない。 (ホ)つまらない職業だと思っている。 37 あなたは同僚の先生たちと,どんなにつきあって いますか。 (イ)どの人とも家族的にしたしくつき合っている。 (p)親しい人もあり,つきあいにくい人もある。 -)親しい人はなく,ただ事務的につきあっている。 38 「幼保の一元化」が問題になっていますが,あな たはどう思っていますか。 (イ)賛成する。 (ロ)反対する。 (-)どちらでもよい。 (ニ)わからない。 39 障害児を普通の幼稚園でうけいれることについて, どう思いますか。 (イ)うけいれるべきである。 (ロ)うけいれることがのぞましい。 (-)問題が多いのでいちがいにはいえない。 (ニ)障害児のためのクラスや園でうけいれるとよい。 (ホ)わからない。 (へ)其 他 40 現在の幼稚園教育について,とくに問題と思わ れるものを三つあげてください。 別 表 2 保育所保育活動調査 15 あなたは「保母の身分法問題」を研究しています か。 (イ)よく研究している。 (ロ)研究したことがある。 (-)よんだことがある。 (ニ)話をきいたことがある。 * 保育所の調査票で,内容的に幼稚園のものと異っているのは,設問15だけである。その他は,幼稚園を保 育所におきかえているだけであるため,省略することにした。