<論説>多国籍企業の国際提携にみる戦略的性格
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(2) 16@ (94). 横浜経営研究. 第 2 号 (1990). 第拙巻. 月老 ) はかたちは似ていても 多くの面で重要な 差異があ る」とし次の 4 点をあ げている 4).. " Ⅲ an 。。, ) という用語で 呼ばれるようにその 戦. 来不均衡の場合が多かったのに 対して現在では. 略的性格に主たる 特徴をみる.本稿は ,提携活 動の展開過程を 競争行動との 関連で整理しそ こに反映している 戦略的性格の 検出を課題とし. 相互に匹敵する 場合が多い. これはかって 先進. ている.. ①. パートナ一同士は 経営力・資産の 面で従. 国 多国籍企業と. 現地企業間の 技術提携や合弁事 業協定にその 中心があ ったのに現在では 先進国 企業間による 提携が多くなったことの 反映とも いえる. (2) パートナ一間の 競争関係は今まで 存在し ないか,あ ってもほんのわずかであ ったのに現 在では協力すると 同時に同じ製品や 地域市場で 常に存在する. (3) パートナ一間の 協力内容は従来バランス していなかった ,多国籍企業が主として資本, 技術,経営能力を提供する一方,現地パート ナ一の協力内容は 主として現地市場情報, ビジ ネス折衝,流通経路などの立地特殊性からくる ものであ った,戦略提携のもとでは生産,マー ケティンバ,技術面での協力内容になお 不均衡 の面を残しているが 従来よりバランスした 状況 となっている.. (1). " 戦略,性 " と " 国際,性 ". この分析に先立ち ,企業経営にみる「戦略」 という用語を 一応ここでは ,企業主体が変化す る経営環境との 係 わり合いで経営資源を 有効に 組み合わせ,配分するための組織的活動の 基本 計画と考えておきたい. もとよりこの 規定がこ れで十全なものとは 思えない. ただ筆者の意図 は 戦略提携分析の 前提として企業の 戦略的行動 が, ①将来にわたる 経営環境変化への 対応であ ること,②その対応内容が経営資源の 組み合わ せによ る組織体としての 活動であ ること,そし て ③その活動が 企業主体に 26 基本的認識の 発 現であ ることを確認したに 過ぎない. 次にこの課題分析のもう. 一つの前提として ,. 戦略提携一般と 比較して国際戦略提携の 特殊性. (4) 提携の動機は 従来,市場接近,規模の 経 情性,資源のプールといった経済的要因にあ. 2. 海外進出と戦略 提拐. っ. が 確定されねばなるまい.. これも簡単に 明らか. にされるものではないが ,. ここでは国際経営活. た・戦略提携の 場合, これらの要因によること. 動全体にみる 特殊性の把握がこの 提携について. るが,一般的には戦略的,競争的要因によ ることが多い.. も適用できるものと 考えておく・すなわち , 両. もあ. 特に (4)の差異が,業界内部での競合状況を形 作っていく上から 重要とみられている. そして この「戦略的かつ 競争的な 係 わり合い」こそ 戦 略提携を他と 区別する「主たる 特徴であ る」と 指摘される. まさに, S.C. Jain の言うようにこの 戦略提 携は「バローバル な 力を求めるための 成熟経済 内部での戦略上の 選択あ るいは競争上の 武器」. であ り,「バローバル 競争,技術移転あるいは その他の戦略的挑戦への 新しビアプローチ」 5) であ ることを示している. 多国籍企業によって 推進される現段階での 企 業提携は上述のように 戦略提携 (,t,ategた. 者の間に本質的な 差異は存在しないが ,提携相 手が他国企業であ ることからくる 特殊な問題領 域の形成であ る. 言うまでもなく ,戦略提携は単純に言って 内 づ内 ,内 つ外 , 丙 + 外の場合が考えられる.. 国. 際提携は後の 二者であ り, この場合活動展開の 上で国内提携とは 異なった次の 二つの次元から 特殊な問題を 生む. 第 1 に, パートナー. (提携相手 ). となる企業. 主体とその環境条件が 本国とは異なることから 生ずる特殊性であ る・すなわち ,提携相手先企. 業体の人的,制度的,法的,慣習的諸条件およ びこれを支える 環境にみる言語,地理,政治, 一般条件や当該企業活 法律,経済,社会などの.
(3) 多国籍企業の 国際提携にみる 戦略的性格. (95) 17. (竹田志郎 ). に 変わってきたわけであ る.戦略提携も当然そ 動 に直接関連をもつ 技術水準,労働事情,流通 構造,競争関係などの特定条件であ る.例えば, の一環として 国内外での拡大化,多角化の推進 これによって 現地国の保護主義施策の 障壁をこ えて市場確保を 目指すために. 提携を行い,イン. サイダー化を 計ろうとする 戦略動機や提携遂行 (特に合弁会社設立 ) 段階での 対 現地政府折衝 のような特殊な 問題が生ずる. 第 2 に, 国際戦略提携が 本国も含め多数の. を担っている・だが ,. ここでの分析課題が 国際. 提携にあ るので当然,海外と国内で行う覚国企 業との合弁企業,生産委. (受 ). 託,. クロスライ. センシング, クロスディストリビューションな. どいわゆる内外の 提携関係を検討することにな る.. 国々で同時に 行われることが 生ずる特殊性をあ. げうる ・すなわち,国内外の相手先によって 質. この戦略提携が 多国籍企業の 戦略展開過程で. 的に異なった 活動を組み合わせることからくる. 問題であ る・例えば, X 国のパートナー A. とは. 自国ではクロスライセンスを 結びまた X 国では. 共同生産のための 合弁企業を設営して 協調的に 事業活動を進めていても , Y 国では A 社と自社. の子会社は激しい 競合関係にあ る場合に, Z. (2) 海外戦略における 戦略提携の位置. 国. どのような位置にあ るかの確認から 出発しょう. なおここでは 問題の煩雑さを 避けるため企業主 体 が自ら能動的に 外国企業に働きかけ 外国市場 へ進出する場合を 想定して検討を 進める. 改めて指摘するまでもなく ,海外進出 (参 人. での A 社子会社に対して 製品調達のための 生産. と拡大 ) には図. 委託契約の提示をどうするかといったケースを. 全所有子会社の 設営に至るまで 各種の方式が 存 在する. 図は左から右へ 資本出資を伴わない 商 R"輸出から 100% の直接投資に 向けて本国本社 の現地事業単位への 支配 力 (統制の度合 ) の強 化と取引の柔軟性 ( 自由な度合 ) の低下を示し. 想定してみよう・. 国際戦略提携の 場合, これを. 同時に踏まえて Z 国での対応、を戦略的に進めね. ばならないという 点に新しい問題領域が 生ずる わけであ る. 以上みた. " 戦略性 ". と " 国際性 " を前提に現. 段階での多国籍企業の 提携活動の戦略的性格を. 検出していくことになる. もとより,かっての 提携活動でも 実際の戦略体系に 組み込まれなか ったものは無かったわけであ. る. だが, 問題は. 前述したように 局面的もしくは 成り行き的な 施 策であ る. よ. り企業間の競争関係の ・・・ , ・・・・ ,将来的な変化 ・・・. ,. ,. を見越した対応策としての ・ ・・・・・・・ ・・ 意味が重要となって. いる点にあ る. まさに,現在の「戦略提携は会 社の長期的戦略計画に 関連して生じており ,そ して会社の競争的地位を 改善するなり ,大幅に 変えようとする」 6)ものなのだ.他社との 競争 関係のなかでの 巨大企業の基本的な 長期戦略計 画は, A. Chandler の指摘する拡大化,多角化, 海外進出に係わるものであ ることは今でも 変わ. 1. に示す通り, 間接輸出から 完. ている. さらに図のなかで 点線で区画された 戦. 略提携の部分を 除いて左から 右へ下の線を 追っ ていくと, かっての多国籍企業形成 期 にみる海 外進出へのステップが 見い出される. すなわち, 当時の巨大企業の 海外市場への 参入は当初,① 商品輸出. ( 間接づ直接 ). 出 ( ライセンシング ,. へて , ③企業進出. から始まり,②技術輸. フランチャイジンバ ) を. (販 社 +. 工場 ) に至る・現実 の各個別企業の 進出過程は上記のステップで①. がいきなり直接輸出から 開始されたり ,②が無 い 場合あ るいは③でも 合弁企業が無く 完全所有 子会社の設営といったパターンはいくらでも 存 在する. しかし. ここでは学習経験やリスク. 負. 担といった企業主体の 経営力 め 増強という側面 からみると原理的には① づ ② + ③という進展を. らない. ただ,海外進出活動はその後国際化 づ グローバル化へと 質的発展を遂げ.全戦略体系. 示すといえる. したがって重要な 点はこの段階. そのものがグローバル. 択することではなく 企業自体の発展度合によっ. な 視点で策定されるよう. での海外進出は 戦略的に①②③のいずれかを. 選.
(4) 18 (96). 横浜経営研究 図1. 第 2 号 (1990). 第 Ⅲ巻. 海外ウ禁方式における 戦目 提拐 出資の度合. 0%. 100%. 珂. 焦鋤;,ド生. 戦略 捉携. レ|. イ. 支配 力. ;確実性. 意思決定 ソ J. 氏. Ⅲエ玉 ヒ. Ⅰ. ①間接輸出② (従来の ) ライセ 長期取引関係 契約設定 ンシング・フラ (ハンドシ ェ ンチャイジング イク,組織化). 合弁会社 (対 ③ (従来の ) 合 ③完全所有子会 等 ・少数所有 ) 弁 会社 (村 社 (新設, 合 或いは資本参 等 ・多数所 併 , 買 u刀 有) (新設,. カⅡ. 合併,買抑 (注J Simyar, F.. と. Argheyd, K. のモデル. R 。id,S.D.( 。d,), M"""gi. ㎎. 旺@porrE",. ド. ゥ. Exporl Entry and Expansion Strategies,,,in Rosson P.J,.and ""d み戸 ",i ㎝,P, 、。9 。, , 1987.) をもとに筆者が 整理したもの・. て 規制された制度的,性格をもつものといえる.. このプロセスでの 企業提携は「最終ゴール」 8). すなわち,初期段階では①をいかに効率的に進. としての完全所有子会社に. めるかであ り, この経験,実績を踏まえてはじ. ッ. ょ. 6 世界的な事業. トワークが完成するまでは ,前述のように企. めて②が可能となる.この段階で初めて①と②. 業主体の発展過程によって. の 選択もしくは 組み合わせが 可能となり,③段. 完 的な性質をもつものであ った. 1960 年代の米国企業の 対外技術提携 (② ) は 「輸出と直接投資という で 替 ,ルートの中間にあ ・・ , ・・・ る. 規制された代替・ 補. 現段階の多国籍企業はその「最終のゴール」. 階への発展を 迎えるわけであ る. ィ. ネ. ・. 外国市場へのアプローチ」とされた.これが. 達成を踏まえて 初めて①②③の 計画的活用が 可 能 となったわけであ る・ そして,各種の企業 提 携は十分に選択・ 併用され ぅる 戦略的性格をも. 「中間的アプローチ」と 呼ばれるのは ,大多数 の会社が合衆国からの 輸出と上 ヒベ外国市場の危 険と係 わり合いの多い 製造・販売基地の 所有・. つ性質に変わったわけであ. 経営. 設営と上 ヒ べるとコントロールの 面で不十分であ. よ. り少ないリスクで 済み, その時点で ,. たって新市場開発にふさわしい ,かつ 十分な方法であ る」 (傍点 二 引用者 ) 7), と認識さ 「さしあ. 図. 1. に示された よう に戦略提携は 多国籍企業. の海外事業方式のなかにあ り. る・. って完全所有子会社. ,取引上の不確実性でも相対的に高い 位置に. あ ることが確認される. れたためとみられる. そして③の企業進出段階に 入ってもここでの. 合弁企業はリスクを 少なく自らの 経営支配権. を. (3) 戦略提携の形態 続いて図. 1. にみる戦略提携の 形態を簡単に 整. 点は別の機会 9)に詳述してい. 主張するという 立場からの多数所有が 圧倒的に. 理しておく・この. 多く,完全所有の代替として存在した・ もとよ り個別具体的には 出資比率制限に よ る少数所有 も , また特殊的な 経営条件による 対等所有も存. るのでここでは 本稿のテーマに 関連するかたち. で補足,・整理するにとどめる・. 在したが,そうした制約条件がな. い 限り完全も. 資本参加・資本出資を. しくは多数所有に 置き換えられる 性質のもので. 産・ロジスティックス. あ った.技術提携と合弁企業設営に 代表される. ビスなどの各事業活動にみられる. A.. 合弁会社. (対等・少数所有 ). あ. るいは. 伴う提携で技術開発, 生 ,マーケティンバ・サー.
(5) 多国籍企業の 国際提携にみる 戦略的性格 B.. 契約設定・契約内容を. 文書化したもので. マ. 達迂 ,. る. 検. 産す 生計. 抜 け. 術て. 提っ. をわ 携に. この提携には 旧来の技術供与,商標,製造ノ. 長期取引関係.パートナー 相互の信頼を. 基礎とする継続的な 顧客関係に. よ. る提携をさす. したがって個々の 取引には契約書を 作成するこ とはあ ってもパートナ 一間の関係自体はその 取 引以外のもの. 略四. (1) 技術提携. どもこれに入る.. C.. 提携目的にみる 戦略特性. 調. 3. ケ. 携,販売力の活用,販売ノウハウの 提供,相互 品揃え,共同販売などの提携契約を含む. さら に 製品に関する 国際基準 (規格 ) の取り決めな. 析 してみよう. 戦の はグ でン こィ こテ. 内容的には技術実施契約,共同開発契約などの 技術契約, 製造委託契約, 製作物供給契約 (OEM 契約とそうでな い 契約 ) などの生産提. (97) 19. (竹田志郎 ). 例えば経営ノウハウの 提供,. ウハウ, エンジニアリンバサービス. ,. フランチ. ャイジングをはじめ 戦略提携で活発. イヒ. してきた. クロスライセンシング (相互技術供与 ), 共同 技術開発が含まれる. この種の提携内容は 事業の進展に よ り共同生. 財務援助,技術指導, 組織化 (XX 協力会の 類) で結ばれている. したがって法的書類 を 作成せず口約束 (ハンドシェーク ) のかたち. 術開発段階にあ る事例をみよう.例えば, 1990. 年に入って lBM. とシーメンスは 両社の折半出. をとる場合もあ る. これを戦略提携に 入れるこ. 資で 64MDRAM. の共同開発を 開始した. DR. とについては 異論があ ろうかと思われるが ,. AM. こ. れらパートナ 一間の取引が 純粋な市場価格でな いという観点から 戦略提携と考えたい 上記. 3. 10).. 形態の戦略提携の 戦略的性格の 指標と. して一応本稿ではその 提携目的. (特に競争との. 関連を中心に ) と長期計画性に 注目することに する. それらは次のような 内容に具現化されよ 、つ. 市場については 両社とも 4M. ここでは共同技. の生産に着手. したばかりであ り, それを次の世代の 16M. を. 超えて 64M の開発に向けたのは「すでに 開発競 争の射程にあ るものを避け ,共同開発の効果が 上がる形を追及したからだ」とみられ ,. 「開発. のめどを 90 年代半ばと設定,長期をにらんだプ ロジェクトであ る」と評価されよう. そしてこ の 提携は「世界の 最先端を行く 日本企業に対抗. する狙いもあ るとみられている」 11)(⑤⑥二前 節末尾にみた 指標, カッコ 内 以下同じ ).. ①市場シェアの 防御・拡大 ②競合企業への 適応・追従. ③参入障壁設営を 通ずる競争の 予防 ④顧客 (企業 ) への追従 ⑤将来の有利な 競争関係形成のための 布石 ⑥技術・ノウハウ 取得機会への 接近 の特定園市場への 依存度の引き 下げ. 産・販売に結び付くわけだが ,. (地理的. 多角化 ). ⑧新製品ライン 確保の機会取得と 開発. (製品. 多角化 ). ⑨当該国の政治的規制 (摩擦その他も 含む ) の回避 ⑩リストラクチュアリンバの 推進 以上の諸点に 留意しながら ,最近の事例に注 目しつつ戦略提携の 内容毎にその 戦略特性を分. この種の提携は 先進諸国企業間だけでなく. 先進国と発展途上国間にもみられる.. ,. かって. IBM. とエイサー (台湾 ) 間のコンピュータ 特 許 (パソコン「 PS/2 」の互換機開発に 必要な マイクロチャネルを 含む ) のクロスライセンス. 契約 (1988) などはその例であ る・マイクロチ マ ネルの特許問題では I BM が自国や日本企業 と対立関係にあ るため, この提携は NIES 諸国 企業への接近を 示すことで競合企業への 牽制策 (⑤ ). としての意味をもつものとみられている また,形態的には従来のようなライセンサー からライセンシーへの 一方的な技術給与でも 供 給側にとってたんなるロイヤルティ 確保だけで.
(6) 20 (98). 横浜経営研究. 第 Ⅲ巻. 第. 2 号 (1990). なく生産や販売面での 長 ・短期的メリットを 合 わせもつようになっている・ 例えば,鈴木昌二. 規模化要請と 大企業側の戦略目的が 一致したと. のそり一二社. きに生ずる提携関係であ る・エレクトロニクス ,. (伊 ). クータ一タイプの. 3. への へ ルメット x 純理 ス り. 種類のエンジンの 製造技術. 供与 (1990) があ げられよ. う. .. この契約に. よる. った 小規模企業による 巨額な資本なり 事業の大. 情報通信,薬品,バイオテクノロジ 一関係の部 門 に多くの例をみる・. 近年,自らの. " 技術 ". で. と, モ 社はスズキ・スペインに 対して 1991 年 か. 日本の. ら 技術供与を受けた. VB が多くみられるのもこの 例 とい え よう 13).. 3. 種類のエンジンの 供与を. " 資本 ". との提携を求めてくる 米国の. 日本の医薬品各社は 表. 義務 4才けられるが ,独自の販売をはじめ今後 エ. VB. の例にみる よ うに 欧 と種々なかたちでの 提携を進めている. 1. ンジン機種を 追加しての共同開発というメリッ. 米の. トを 得る・また鈴木. 山之内製薬にみる 研究委託契約では 各バイオベ. 目 上側には. モ社 側からのエ. 高め,スペインはじめフランス,西独などへの. 提供しその成果を 日本 国内で商品化するというもの.いずれにしろこ. 販売量の増加とともに. れらの提携は「国際的に 通用する新薬の 開発を. ンジン供給でスズキ・スペインの. 生産量を順次. 日本製原付き 小型二輪車. ンチャ一に研究資金を. の 輸入禁止 国 イタリーへの 販売推進という メリ. 目指して覚部から 優秀なノウハウを 得る狙い」. ットが考えられる・つまりこの 提携は鈴木が EC 統合後の二輪車市場の 競争激化に対応す るため主にエンジンの 安定供給, EC 域内での 部品現地調達 ( ローカルコンテント ) 率向上の. をもち,「今後予想、 される "R&D (研究開発 ) の現地化 " に 対しても欧米の 研究開発型企業の 取り込みで布石を 打っ」,4)ことを考慮に 入れた ものとみられる (6 ⑥⑥. 「. 観点から」. 12) 行ったものとみられ ,その基底に. は欧州の二輪車販売で 先行する本田,ヤマハヘ. ンチャー・ビジネスとの 提携が目立った 動きと してあ げられよ う ,これは特殊な技術開発を行 表 1. 山之内製薬. 携. 第 1. 畑. さらに技術開発の 分野では巨大企業と 現地べ. 提. 戦略特性として 特に目立っ点は. ((2 ⑤⑨. の 追い上げがあ るとみられている. 日本企業. 以上の技術・ 開発提携に注目するとき ,その. 内. に,かなりの長期計画による 新技術開発. を 志向していること. (IBM : シーメンス, 製. 楽企業 :VB),. 製薬企業と欧米 vR との 捉楳例. 容. 糖尿病の併発症治療薬. 提. 携. 先. ジェリテック (米 ). 提携方式 研究委託契約 8 % の資本参加. 動脈硬化によって 生ずる血管障害の 予防薬. ティー・セル・サイェン シズ (木 ). 老人性痴呆症の 一種アルツハイマー 病や動. イ. 研究委託契約. / ジェネティクス (ベルギⅡ. 脈硬化等の診断 薬 田辺製薬. 第一製薬. 免疫性疾患治療薬. ノ ミューンテック (木 ). 光学活性医薬品. セ ブラ コール (木 ). アルツハイマー 病治療薬. 力 ルバイオ (木 ). 造影剤の開発. ニコメッド ( ノルウェ一 ). 出所 : 「日経産業新聞 J 1989 年 9 月 18 日付より作成. 共同研究契約 10% の資本参加 共同研究契約.
(7) 多国籍企業の 国際提携にみる 戦略的性格 (竹田志郎 ). 第 2 に,既存技術の相互補完による 有利な競 (鈴木 : モリーニ, 年関係づくりがみられること IBM. : ェィサ. Ⅱ. をみる・その 他,現地化への 布石,地域市場 統合への対応、 などが具体的な 戦略特性として 注 目される.. (2) 生産提携. BMW,. ボルボが 2. いう .. 共同生産は生産受託と べると技術開発や 販売 活動を含む提携内容が 多い. また形態的にみる 上ヒ. と,生産受託では契約設定が圧倒的に 多 い のに. 対して共同生産の 場合は合弁会社方式が ヒ較 的 多くなっている. かっての GM : トョタ NUMMI の設立 (1984) は著名な例といえる. 上. 12年間という期限付きで 両社がこの提携に 踏み 切った主たる 意図が費用負担,技術補完という -ン ナジーより,相互学習効果というより 戦略,性. の高い動機にあ ったことは多くの 論者によって. (QX⑥ Ul5,.. 明らかにされている. 一. これは 4 社 (木 ) 側が「自社 ブランド半導体の 対日輸出を増やすため 日本市 場 で強力な販売網をもつ 松下に協力を 求め」, 一方松下側が「日米半導体摩擦の 緩和を狙った 外国系半導体の 輸入拡大黄の 一環として」 '8)設 立したものとみられている (①⑨ ). をみよう・. 生産提携のもう 一つの注目すべき 点、として 自 仕事業活動を 重点的に推進するためのリストラ クチュアリングの 一環として特定部門を 他社と の合弁会社へ 移すという動きをあ げう る .著名 な何として, GEC (笑 ) が通信機・防衛関連 部門をシーメンス (西独 ) との合弁に ,医療機 弁に, 重 電部門を CGE 機器に集中したケース. という相互の 資本参加ならびに 両社のトラック. (⑳. ボルボ・トラック・ 株式 45% の相互持ち合い. コ一. と. (実質. (木 ). との合. との合弁に委ね , 自らはエレクトロニクス・システム ,部品OA. 用車部門子会社 ( ボルボ・力づ 株式 25% の取 得,一方ボルボによるルノ 一の株式 25% の取得. ポレーシ, ン ). 日本軍全体で 11%. 器・送配電機器・ 家電部門を GE. 畑. またルノ一によるボルボの 株式 10% とその 乗. 部門子会社 (RVI. 3 %,. 99) 21. 強 (1988年 時 ) という状況にあ る.激化してい る競争関係で 生き残るためこの 種の提携は各企 業間で進められている , 7). 次に生産受託の 事例として,松下に よ るイン テル社製半導体の 国内販売に伴う イ社 開発のマ イクロプロセッサー 受託生産の契約設定. (1990). この戦略提携は 共同生産や生産受託を. て. (ィム ). (1988)があ げられよう. ¥19).. 以上の生産提携にみる 戦略特性としては 主に 以下の 2 点が認められよう.. 的に合併といえそうだが ) という提携 (1990) は限られた事業部門の 相互補完というのではな く生産を中心に 開発・販売を 含む事業活動全般. 第 1 に,当面する市場シェアの 維持・拡大を 通じての生存を 計るという比較的短期的な 目的 を見 ぃ 出すこと ( トョタ : GM, 松下 : インテ. に 亘 るものとみられる. この提携の狙いは 乗用. 軍部門では「幅広く 商品ラインを 揃えなければ. ル) 第. 生き残りが難しくなりっ っ あ る」ことから 両社. ける自社の位置付けを 意図する販売活動を 含ん. の得意の車種 ( ルノ一の小型車,ボルボの高級 車 ) によって「相互に 弱点を補い合い 競争力を 一段と強化できる」とみた 点にあ り, トラック 部門では「世界トップシェアを 固めること」. だ 差し迫ったものが 目立つこと. (傍点. 二 引用者 )16) にあ るとみられる. (①②. ).. 周知のように 1980 年代に入って 欧州自動車市 場は vw, フィアット. プジョⅠ フォード, GM がそれぞれ 10% 台のシェア, ベンツ,. 2. に競合企業の 動向に対応、 しての市場にお ( ルノー. :. ボル. ボ,サーブ: GM). 他にはリストラクチュアリンバの. 一環として. の戦略や摩擦回避等の 政治的要因を 考慮したも. のもみられる. (3) 調達提携 調達提携という 用語は提携活動を 推進する 企.
(8) 22 (100). 横浜経営研究. 第Ⅲ巻. 業 側からの相手先への 生産委託 (OEM 生産そ の他を含む ), 部品調達 (構成部品,中間品な どを含む. ). をさして筆者が 仮称したものであ. る. 従来, この生産委託はあ る一定の技術条件が 保証されれば , コスト引き下げを 主目的として. 第. 2. 号 (1990). する動きがまずみられる.かつて海外子会社設 営は完全所有主義で 部品なども自製化率が 極め て高かった GM による日本の 部品メーカー ( 日本発条,曙ブレーキ) との合弁会社設営は 著名な例といえる 21). 進められた. したがって,先進国企業から発展. これらの場合いずれも. GM. からは各部品. 途上国企業へ , もしくは他の 先進国の後発企業 へ一方的に委託されるのが 常であ った. ところ. する安定的な 供給源確保であ るのに対して ,. が,戦略提携の場合,先発企業間相互にもみら. 本の部品" メ 一ヵ. れるようになり ,. 給 先を得ることを 通しての市場拡大にあ ること. またかってと 異なり委託・ 受. メ 一ヵ一の優秀な 生産技術の取り 込みを目的と. 一. 日. 側からすれば 逆に安定した 供. 22).. 託無双方にとって 選択可能な道となった.次に みる AT&T と日本電気の 半導体の製造・ 開発. を示している. 提携などはその 例 といえる. この提携期間は. るが前述した (19ぺージ ) 長期取引関係という 形態の戦略提携がみられる.従来この種の取引. 年間で (a)日 電の AT&T. 5. に対するゲートアレイ. の生産技術供与, (b)AT&T. の. 日 電に対するセ. ミカスタム半導体の 設計技術供与・. (。 ) 通電の. また, この部品調達に 関しては徐々にではあ. 関係は い わゆる系列化による 企業力格差による. 支配・従属の 関係. (取引以外の経営活動諸側面. AT&T に対するマイクロコントローラ 一の生 産委託, (d旧電製 コンピュータに 対する両社共. たわけだが,戦略提携のもとでは日本企業によ. 同開発の半導体の 採用を内容とするというもの. る. 従来半導体事業に 関しては日本の 他社と異なり 独自路線を歩んできた 日電がこの提携に 踏み切 った目的は人的資源の 相互活用や製品供給の 多 様化のメリットに 求められているが ,「実際は 外国系半導体の 購入比率拡大にっながることや 米大手企業に 技術,製品を供与することで 米国 側の心証を よ くするなど,主に摩擦の緩和が 狙. メ 一ヵ一の日本部品メーカ 一の組織化にみられ. 20)という日米半導体協定の. ひとみられる」. 切れ (1991 年. 7. 期限. 月 ) を予定した政治的要因を 考. 慮した動機に 求める見解も 存在する. (⑨. ).. 次に部品調達に 係わる提携をみていこう.従. 来,欧米企業にあ っては自社製品用の 部品は原 則的に自製化する 傾向が強かったわけだし 日 本 企業の場合,相手企業を単純な部品サプライ ヤーとしての 取引先よりも ,外注化・系列化の 促進によって 相手企業の事業活動を 管理下にお く傾向にあ った・ したがって, 自社より相対的 に弱小企業を よ. 下請け化し条件によって. 出資に. り子会社化するかたちがみられた. と. ). が取引企業相互の 前提として存在し. 他国部品メーカ 一の組織化や ,米国 (GM). るように,特定企業との従属関係から 顧客関係 への変質が生じている.. これは国内部品調達の 下請け制にみる 日本自 動車 メーカ一の下請け 企業以外への 発注や部品 メーカー側の 一社依存への 回避および米国自動 車メーカーと 部品業者との 取引慣行にみる 長期 取引志向といった 変化にも反映している 23). この変化は日米別々の 意味で,取引を通じての. 相互信頼を軸とする 長期的な顧客関係に 変質す る傾向 ( 日本では従来の 取引関係以外の 資金, 技術などの援助の 排除,米国では一見の客とし ての単発的取引の 除去 ) を 見ぃ 出すことができ る , いずれにしても 企業力格差を 有する企業間. の取引から同等の 企業としての 取引への転換を 志向する努力のプロセスといえよう (⑤の ). この過程は長く 困難なものであ るとともに競争 などの環境条件によっては 旧来の関係を 残すな ,関係そのものを解消してしまう 場合もあ ぅる .だがここにも少しづつではあ るが既存の 関係を意識的に 変更しょうとする 戦略的意図に り. それが戦略提携のもとでは ,経営支配権 を放 棄しても,特定された戦略目的を達成しょう. にわたる. り.
(9) 多国籍企業の 国際提携にみる 戦略的性格 (竹田志郎 ) 図 2. よった提携関係への 動きをみることができよう. 達に. よ. I BM. .. シーメンスの. 生産委託に よ る水平分業体制,部品調. ン一 メンス. I@BM. る垂直分業体制のなかで 行われるため ,. 供給側に対して 買付側は本来優位に 立つので他 の戦略提携と 比較すると旧来の 性質 (支配 : 従 属という ) を残す傾向にあ るといえる.特に先 進国企業と発展途上国企業との 場合,その傾向 は強いと い え よう .. 米 現地法人 50% 50% 出資. したがってその 戦略性は先. 造国企業間の 提携に強くみることになる. マ. マ. ロ ルム. ロ ルム. 従来この種の 提携は, 自社販売網がな い ため. システムズ. 2. もとうと思えばもてる 力 は. 劫Ⅶ 製肋. 軽㍼ ︵9 8 ⅠⅠ @@@d 新聞. 相手企業を販売会社として (合弁であ れ,代理 店契約であ れ,) 活用した・それに 対して, 現 在の提携の推進企業はその 前提に当該現地国市 場ですでに自社販売経路をもっでおり ( また,. 100%. ワ. (4) マーケティンバ 提携. もっていなくとも ,. 101) 23. 提携関係 図. 以上の調達提携は 生産提携にみる 特性と基本 的に異なるものではないが ,調達活動が完成品 の OEM. て. 十分にもっている ), 地域別,業種別,もしく は 製品ライン別にこの 種の販売提携を 締結しよ. た ・一方, 、ン一 メンスにとっては ,民生用通信. うとする場合が 多いようであ る.. 機分野で合弁会社を 設立するほか 生産部門の買. ここでは生産活動を 含む販売提携を 除き,販 売活動だけのもの (販売網の相互作用,製品ミ. qx を通じ米国の 同市場で強力な 基礎ができたこ. ックス七双方の 製品を利用し 合うクロス・マ 一. ス 市場であ る米国に食い 込むことは最大の 目標. ケティンバ. のひとつ」 25)とシーメンス 側では認識している. ). や マーチャンダイジング 上 問題と. 、ン一 メンスの構内機の 販売権 を得ることができ. とになる, 「世界最大の 電機・ ェ レクトロニク. なる製品規格・ 基準の国際的取り 決めについて. ことからこの 販売会社設営は 実現したといえる. みて い く.. 両社にとってそれぞれの 要望を充足したことに. まず米国での IBM. とシーメンスの 提携に 注. 目したい・周知のように. IBM. は 1984 年に買収. した構内交換機メーカⅠ ロ ルム. (米 ). をシー. に売却し 2。 ,,販売会社を 折半 出資で設立した (1988) ( 図 2 参照 ). この販売 提携は両社にとってどのような 意味があ るのだ ろうか. メンス. IBM. (西独 ). は ロ ルム社の売却によって 独力で電気. この場合, IBM にとっては自国市場内 での主要製品の 販売ルートを 十分に構築した ぅ なる・. えでの施策であ り, シーメンスには 米国市場内 部でのルート 構築上費用がかかっても. 策ということになろう (①⑤ ). この種の相乗効果を 意図した戦略展開は 近年 先進国企業と 発展途上国企業にもみられる.例 えば日立が金星 (韓 ) の販売経路を 使って大型. 通信機器事業の 推進を諦めねばならなかったが ,. カラー TV. 構内交換機の 製造をシーメンスに 任せる代わり. 工 もしくはゴールドスター・. に ロ ルムの株主として 販売を担当することで 通. へ輸出する動きは 最近の例. 信 機市場に踏み 止どまるだけでなく ,欧州で. 必要な施. や高画質 VTR. (使用ブランドは. 日. 日立 ) を韓国市場. (1990) とかえる. すでに両社は ( 日立からの ) 記述供与, (金星.
(10) 24 (102). 横浜経営研究. への ) OEM. 第Ⅲ巻. 第 2 号 (1990). 生産委託という 提携関係があ った わけだが, この販売提携は 松下, ソニ一による 同様な形態での 韓国における 家電販売の開始や 韓国政府の日本製家電製品の 輸入禁止措置の 緩 和という動向を 見ての日立側の 要請と「金星 側 にも品ぞろえを 拡充できる利点があ る」 26)ため 成約されたものとみられている (②⑨ ). 最後に製品規格などの 国際基準設定について. 達,マーケティンバの 4 分野にみる戦略提携の 現況からその 戦略特性を簡単にみてきた・その. みよう,個別企業間の取引契約ではないが ,. 中から高まりつつあ る国際提携の 戦略的性格を. 自. 社 提案を基礎に 他社と統一規格を 協定すること で自社に有利な 製品の互換性を 確保し当該市 場での優位,性を 得ようとする 点でマーケティン グ提携の一部と 考えたい. この具体的内容としては ソニ 一に. よ. る欧米. 3. 社 との光ディスクの 統一規格や米国 2 社との元 磁気ディスクシステムの 仕様統一などを 想起し うる 27) ハイテク部門を 中心とするこの 種の. 規格競争は「単に 企業間の政治的駆け 引きの間 題 としてとらえるのではなく ,競争戦略の新し い枠組みの一つとしてとらえることが 重要」で あ り,その戦略設定上の留意点として 次の諸点、 があ げられる. まず市場確立双に 必要な「技術 の流れに沿った 規格の選択」「規格統一双の 事 実 上の『標準. コ. の形成」と並ぶ「できる 限り強. い 企業との規格の 連携」であ る. さらに市場確. れる可能性をもっこと などがあ げられよ. 以上,戦略目的に沿って技術開発,生産,調. 検出するためにまず 以下の 第 1. (傍点. 二 引用者 )28) という.. 以上のマーケティンバ 提携の戦略特性として. 同一に論ずるこ とは難しいのだが ), 前述した生産活動に 結び 付いた販売提携がかなり 急迫していたのに 対し は. (販売活動と基準設定にっき. て, 第. 点に注目する 必要. に,戦略提携は1980 年代に入って 各産業. 部門. 製造,流通,金融,運輸,通信,サー. ビスなど. にみられるとはいえ ,その中心は. 製造業にあ ること,そして特に①半導体, コン. ピュータ,情報技術関係の電子機器,②自動車, ③医薬品,バイオテクノロジ 一関係の ィヒ 学など の各部門に集中して 発生していること・ 第 2 に,上記三つの産業部門の戦略提携は 戦 略目的からみて 共通する特性がみられること. ,. すなわち,エレクトロニクスや 化学産業にみる 戦略提携は研究開発に 係わるものが 比較的多く 自動車産業には 生産・販売力の 補完を目的とす るものが多いこと ,. 第. 3. に,医薬品,バイオ 関連企業や通信情報. には巨大企業と VB. られる」. 3. があ る. ( ソフトも含む ). 込み新たな標準規格を 策定して い くことが考え. う. むすびに かえ て. 軸とした下位企業間の 提携のための 戦略であ. 公共セクターや 他業種企業,海外企業をも巻き. 金星 ). 4. 多国籍企業の 競争行動と戦略 提楳. 立後のチャレ・ンジャ 一企業側による「互換性を る. ( 日立 :. . エレクトロニクス 関連企業. との提携が多いせいか , そ. の 内容がかなり. 限定的であ ること・ また,異業 種間提携も上 ヒ較 的多くみられること O)U崎 製鉄 : LSI ロジックなど ). 上記の 3 点は多国籍企業の 国際提携にみる 戦 略が先端技術産業では 将来への布石という 長期 的 性格を,成熟産業では現実への対処という 短 期的性格. ( いずれも相対的 ). を示しているので. はなかろうか. もとより個別企業べ ー スでみれ 1. に,長期的目標のもとに漸次自社にとっ. て有利な競争関係づくりを 進めること : シーメンス,国際基準).. (IBM. 第 2 に,当面の動きは競合企業への 追従とい. うかたちをとるが ,条件の変化で大幅に変更さ. ば,各戦略目的は錯綜しているし. 性格の異な. った 提携は同時に 行われているわけであ る・だ がこの産業部門毎にみられた 特徴的傾向は 現在. の国際提携の 戦略的性格の 具現化を映し 出すも のといえる..
(11) 多国籍企業の 国際提携にみる 戦略的,性格 (竹田 志且6). これは現段階の 競争関係 下 における多国籍企 業の競争行動によって 条件付けられている.本 来,製造企業の 場合,他の産業部門企業と 上 ヒ べ. (103) 25. げ戦略の展開が要請される. そのため高度なリ. スクを伴うグローバル な 市場での発展のために ますます巨額投資が 必要となる・ したがって, このための負担を 極力低減し適切な 製品ミッ クスを基本とする 経営資源の最高の 組み合わ. て製品の開発から 販売までの各経営機能および 経営資源の組み 合わせの性格上,本来的に 事業 したがって, 活動の執行に 一貫性が要請される・. せ ・配分が戦略設定の 主たる課題となっている. もし経営環境が 完全所有子会社の 設営を容易に. わけであ る, これにより現段階における 多国籍. 許容する状況. 企業の競争行動は 大きく変化している ,すなわ ち, 0 多国籍企業の 競争が流通・ブランド 支配力 め 確立を軸とする 価格競争へのシフトがみられ. (政治・法律的条件だけでなく. ,. 企業間の競争関係まで ) であ るならば,前述し たかれらの本国本社の 意思決定が確実に 具現化 する「最終ゴール」 (完全所有子会社による 世 界的事業ネットワークの 完成 ) の - 層の級 密 化 が求められているかもしれない・. だが,現実の. 経営環境の変化は 多国籍企業の 組織的活動の 基 本計画の中に 戦略提携を大幅に 組み入れること を条件付けたのであ る. この環境変化の 中心に. 多国籍企業間の 競争関係があ ることは言をまた な い . 戦略提携とバローバル 競争との関係にっ. いてはすでに 別の機会 29)に詳論して、 、 るので, ここでは,特に戦略提携が他の 海外進出戦略の. ること・そのため ,. 0 多国籍企業は 出資,開発から生産,販売に 至るまで従来の. " 純血主義 " を捨てざるをえな. くなっていること・. したがって,. 0 多国籍企業はすでに 形成されたグローバル な 調達・生産・. 販売ネットワークを 前提として " 味方 " の企業とともに " 敵 " の企業とも手を 組まさるをえなくなっていること をみる.. 県 として次の個別経営的要因がみられる.. こうした状況下にあ ってこれからの 10 年間多 国籍企業には 特に市場の選択能力 (生存・発展 の場をより精確に 確定すること ) や事業の持続 力 (確定された場での 自社の 力 をど う 作り出す か ) ばかりでなく 他社の活用能力 ( 自社の力の どの部分を代替させるか ) が要請されてくるわ けであ る 30).その意味で戦略提携は ,執行過 程の管理技術の 開発 3n を伴いつつその 戦略的. Ⅲ. ,性格を一層高めつつあ るといえる.. なかでの一体性,相関性を強く主張するように なってきた要因を 追ってみよう.. 1980 年代後半の資本主義世界市場の 諸動向に 注目すると,先進諸国間の 経済ブロック 化に伴 う市場拡大,発展途上国の技術・労働力の 質的 向上に伴う競争力強化,社会主義諸国の 政治構 造的変化に伴う 各種要素市場への 影響などを 背 市場側面. 多国籍企業間の 競争激化は自. らの生存のために 市場規模の拡大 市場への進出. ). ( グローバル ミキ. を進めることで 産業部門間の 垣. 根 崩壊と同時に 顧客 選 好のグルーバル 化をひき 起こしていること.. (2) 技術側面 技術革新の加速化と 平準化が 研究開発やマーチャンダイジング 費用の上昇や 製品寿命・製品準備時間の 短縮を結果すること. この 2 側面からの要因とその 背景に目を向け. l) f主 2) の Business. Inlernaむ onal, Co 笏petitiひピ. A Ⅲ anres. および 3)4)5)6) に掲げた論稿のほかに , 特に以下の成果が 注目されよ う . Per ㎞ utter, Howard V. and Heenan. Davis A., 。 Cooperate to Compete 刮 obally, H4Tva ㎡ Busi.. Rev,iew, Mar.-Apr.. ness. tractor , Farok@ Szd. Ⅰれ ⅠⅠ 9i ピ s. るとき,現段階の多国籍企業には ,片面におい. Books. て非価格競争面を 貫く自らの差別化戦略と 一方 では価格競争に 対応する徹底したコスト 引き下. Hood. C K. Ⅰ. れ. 1986, pp.136. J , and@ Lorange Ⅰ れサビ. m. 乙 zio れ d Ⅰ. , 1988 , pp , 3-28.:@. Hamel. 一 152.: Cnn.. , P ,, Cooperative. B ぴ sz れピ ㏄, LeXlngton , G , and@ Prahalad. G b8@ Strate8c@ CapaUlity , , in and@ Vahlne , Jan Erik@ (eds) 捜 仏陀 は ie$ ㎞ G Zoみ dZ Co 別戸etizioれ , Croom Helm, ・. ,, 。 Creating@ ,. Neil@. Ⅰ. ・.
(12) 26 (104). 横浜経営研究. 第 Ⅲ巻. Ⅱ「国際提携に 関する一考察」Ⅰ経済論集 ] 第 44号 1987年 10月 m 「多国籍企業の 競争行動と国際提携」「経済. 1988,pp.5一 39. なお,こうした 新しい国際提携 の形成状況を 数量的に分析した KarenJ. Ⅲ adik の指摘も興味深い.つまり,. 第 2 号 (1990). (大東文化大学 ). 1975 年以降の国際. 提携にはそれ 以前のものと 性格的に異なってい. 論集. ることの反映として 合衆国の少数所有合弁企業. Ⅳ「国際提携と 企業内貿易」 拙編 「経済摩擦 と多国籍企業 同文箱 1988 年 V 「国際マーケティンバの 経営的基礎として の企業提携」Ⅰ商学論究 J (関西学院大学 ) 第 38. の著しい増加をみる. 1974 一 82 年に設立された. ブ. 江夏健一編著『バローバル 競争戦略 ] 誠文覚 新 光社 1988 : 竹内弘高,小林寛司「日本企業の 国 際提携」 ( 「ビジネスレビュⅡ Vo1.35 N0.4, 1988 年 3 月号所収 ) : 桑名義晴「バローバル 競 争戦略の展開」 ( 喧士 論叢』第 34 巻 第 1 号 1989 年 5 月所収 ) : 南 昭二「新国際化時代の 企業内 国際分業の展開」 ( 『産所論 剣 (関西学院大学 ) 第 17 号 1990 年 3 月 所りR) などのほか,実務書と しては中島蔵 『企業提携の 契約事例」商事法務 研究会 1990 年 : 国際経営法務研究会「国際買 収・合弁事業契約書マニュアル ] 清女 社 1990 年 : 高柳一男 編 『国際プロジェクト 契約八ンドブ ック ] 有 斐閣 1987 年 : 稲葉英幸Ⅰ海覚ビジネス. のすすめ月 日本実業出版社 1984 年などが参考 になろう. なお, 翻訳書としてキャサリン・ R . ハリガン,佐伯兄弥監訳 Ⅰジョイントベン チャ一成功の 戦 附有 斐閣 1987 年 : ロザリー・ L . タン,山田正喜子濫訴『合弁事業Do& Don,t 有 斐閣 1987 年などがあ げられる. 」. 2) 多国籍企業の 競争行動との 関連で国際提携を 検 訂 する出発点は ,筆者の場合,企業内国際取引 の拡大化と多様化に 国際提携がどのような 位 置・役割を演ずるかを 明らかにすることにあ っ た. したがって理論的な 面では Helleiner の所説 (Helleiner, Gerald K., 7n ゆ Firm Trade an み Thれ eD,Uelop 肋gCoounfriees,TheMac ㎡ IlanPress 1981) と実態分析面では Business InternationaI 社の調査報告 (の 笏タ,tifiveAZliaれ ,の, Business InternationalCorp,, 1987) が有効な手掛かりと なった, そして第 1 に多国籍企業が 激化する世 Ⅰ. 第 47 号 1989 年 2 月 コ. 合弁会社は平均して 約 80% が少数所有であ るこ とを示している け"f,r 加ぉ。れ alJooint Vg,"t ひ r,@sA" E 。onomic Ano ゆsis of ぴ S. FOore 。ignn Busi" 。,s Raarfれクサ zps.,D.C. Heath and Company, 1985, p.51). また, 日本におけるこの 種の研究では ,. コ. 巻第 2 号 1990 年 7 月 E , and@ Fuller , Mark@ B , 。 Coali , and 刮 obal Strat<egy,, in Port 。,, M.E. (。d.), ComPetition in G lobalfn"dustniees,Harvard Busi.. 3)@ Porter , Mchael@. ・. tions. nessSchool Press, 1986, p.315. 4) Doz, Y., HameI, G., PIaha,ad, C. K., ⑧ 撰 zegic Rarfngrs肪p5,S J臼群. ひ cce 播 or. ぬ rrgnd。r? : T ル C ん ai. 撰 zion, pape, p,e-. oダ Com タ ,fifi 比 CoJZa&o at Joint AIB-EIBA. sented Meeting, London, 20 り 3 Nov. 1986. ここでは上記 ぺ一パ 一の人手 が不可能であ ったので, S. Young らの 丘ヤrnna. flo れ alM 僻矛 tE れ trノり材 Develo 戸ment, (Prentice Hall, 1989,pp.273 一 274 りよりその内容を 要約引 用した. 5)@ Jan , Subhash@ C.@@。 Perspecti es@on@ Internati n3 Strategic A Ⅲ ances,,in CavusgiI,S.T.(ed.),A メひ ances in fnnternafioMI Marketi nig れ VOo1,2, JA I. Press, 1987,p.104. Strategic 6)@ Devlin , Godfrey@ and@ Bleakley, Mark ,。 A Ⅱ iances.Guideline for Success,, ZつれS K 沖とと PAaa戸れ iれ g,Vol.2lNo.5,p.18. 7). NICB,. FOo 庇 ie れ Lice. 戸 St 、 れ nlg. Agr. 化と笏ピれお ,. 1960 , p.7. 8)@ Ibid 9) 2) の拙稿 1, V を参照 10) 詳しくは拙稿Ⅳを 参照. 最近その拡充が 伝え も. れる本田技研による 米国部品メーカ 一の開発技 術者を日本と 米国の研究所に 招き部品の共同開 発を行う. 『ゲストエンジニア. 制 朗なども「木. 部品メーカーと 長期的な協力関係を 築くため」 ㎝日本経済新聞」 1990 年 4 月 26 日付 ) からみて この種の戦略提携の 一部を形成するものとみら れよう. なお,大阪府立産業開発研究所と大阪 商工会議所によって 1988 年に在外日系企業 (536. 界市場競争のなかで 国際提携を新市場支配シス テムとしてどのように 構築しているかを (1 ニ この注の末尾に 掲げる拙稿,以下同じ), 第 2 に. 社 ) に対して行われた 現地部品調達と 外注下請 け関係の調査結果によると ,「海覚日系企業の多. これら国際提携の 内容・性格を 整理し (n),. しつつあ り, またその取引は 同一企業と長期に 及ぶ ケ 丁子 が 多 い ・このような 面で日系企業は. 第. 3 にこうした国際提携の 形成要因を企業経営的, 社会経済的側面から 検出し ( Ⅲ ), 第 4 に国際提. 携によって企業内国際取引がどのように 拡大 化・多様化しているかの 実態を分析し (IV), 第 5 に提携内容・ 形態に沿って 従来の提携活動と 封土 して現在の国際提携の 特徴を明らかにした (V). したがって,本文以下にみる 5 点は (V) ヒ. のまとめであ る. 1. 『多国籍企業の 新展開. コ. 森山書店 1987年. くでは現地資本覚注企業に 対し技術指導を 実施. 国内と似かよった 外注下請け関係をとっている」 (傍点 幸 引用者 ). という指摘がみられる 点は興味. 深い. また同報告による「覚注企業との 態 」「単価決定方法」「指導・. 取引 形. 援助 策 」「協力金』. 的 組織の有無」「『日本的」覚注下請け 関係形成 への考え」といった 面の分析はこの 長期取引関 係を戦略提携の 一環とみるかどうかを 仝後判断 していく上で 有効と思われる. (河崎 豆 州 夫. 「. 海.
(13) l ・Ⅰ Ⅰ. (竹田志郎 ). (105) 27. 49% の所有比率でエアコン 部品の 力 ルソニック と 合弁子会社を , また米国でブレーキ 部品にっ き曙ブレーキと 1988 年に 50% の子会社を設営し た. さらに 1989 年 力 ルソニックが 減速機付き小 型モーターを 製造するため 米国に設立した 子会 社 ( 力 ルソニック・インターナショナルの 完全 所有Ⅰ に 2 一 3 年後を メド に資本参加する 予定 といわれる. 22). この辺の事情は , ロバート,ボッシュから従来 のべンディックス (木 ) の出資相当分の 資本参. 加を受け入れた 曙ブレーキ社長の 次の発言に反 映されている. この戦略の目的はなにか. 雑誌記者の質問に 対して, 「信元 : ひとつは米国において GM. ,. とい. う. との連携を. 強めるためのものです. 合弁会社を作るなど 我 が社は GM との関係を深めています. こうした 米国戦略を展開する 上で, ベンディッ クス より 米国におけるブレーキ 生産シェアの 高い ボツーン ュ. との提携は非常に 重要なものだったのです.. 一一 GM への販売がやりやすくなるということ ですね. 信元 : 端的にはそういうことになります. -技術吸収のメリットもあ ると聞いています 信元 : そのとおりです. これはもう一つの 大き な 理由ですが, ボッシュはアンチ・ロック・. -ン. ステム と 呼ばれる車輪制動システムの 開発で世 界の最先端を 走っている, そのノウハウ 取得も 重要な狙いです.」 (信元安貞「 " 系列 " は業界か ら消えるべき 時代になった. の前向きな関り 方 」「M 37 ぺージ ). ゐ. 実践した外資と. AJ l989 年 8 月号 36 一. 23) 近年, 日本の下請け 制にも徐々にではあ るがそ の変質の端緒をみることができる.例えば,商 工甲金の調査によると , 大企業からみると ,. ①. 自社系列の有力下請け 企業は,海外進出の. 要請を含めて 積極的に育成する. ②. 8 19 1 0 21 2. 穏 仕の 所と ぱ日 M 条 g , 田% 楽 平 業 村 と す 提且 ソ 0 図 折 に 企 9日 苓 Ⅰ. 6 7 l Ⅱ Ⅰ 1l. G % フ 来車かG や 権た が 2 こ 月 1 対1 ㎝ タ. 4 5 1l 2 13 1. ヤ ㌍ 男 ﹂ 第 2開イ グ一シ ウを か ス は すジ 所業 一 携 孝 ︶ げ 3 項 提 号 帥 藤所 先. 多国籍企業の 国際提携にみる 戦略的性格. これまでの下請け 体系の枠にとらわれず 系. 列外でも優良企業へは 積極的に発注する. ③ 分野調整や発注品目の 特定化などにより 系 列下請けの選別と 集中化をすすめる. 一方,有力な下請け企業側では ,. ① 成長力のあ る主力 親 企業のパートナー とし ては親企業の 分工場的な存在を 志向する. ② 一社への過度の 依存を避け,複数の 親企業 との等距離取引を 志向する. ③. 自社製品開発を 強Ⅰとして独立メーカーを. 目. 指す. という三つのタイプに 分化しっ っ あ るとみられ ている (商工中今調査部『新しい 分業構造の構 築を目指して』 1989 年 26 一 27 ぺージ ). 特に下請. け企業からみてこの「取引関係」の. 点では①は. 質的に変わらず ,③は独立メーカーとなるため , 下請け制の変化は②に 現われていることになる..
(14) 28 (106). 横浜経営研究. 例えば,本田の完全な下請け 企業であ るスタン レー電気 ( 自動車部品メーカ㍉の 場合本田と の取引関係は ,およそ20 一 15 年前 100%, 15 一 5. 2 号 (1990). に ロ ルム社を譲渡した」 (。 Corporate odd Cou, ples; Beware thewrongpartner,, Busi た ss We,ek, July 2l, 1986,p.l00.),. 25) 「日経産業新聞 J 1988年 m2月 15 日付.. の 要望が全般的に 厳しいことは 変わりはない. 26) 「日本経済新聞 J 1990 年 2 月 20 日付. なおこの種 の販売提携は 医薬 R"業界で現地市場向け (武田. なお, こうした「取引先の 分散化」をはじめと する「従来の 下請構造」の 変質に関する 調査結 果については ,「経営環境変化と下請中小企業の 行動に関する 調剤 (機械振興協会経済研究所 1988 年 3 月 ) やこの成果を 含めて北村かよ 子 編 「機械産業の. 国際化と部品調達. J. 0 アジア経済研. 究所 1990年 3 月 ) が参考となる・ 一方,米国においても 自動車メーカーが 自国. 部品メーカ一に 対する技術指導力を 欠き, もっ ぱら買い叩き 一途の道にあ ったところ, 1980年 代に入ってから 部品業者との 取引慣行に変化の 兆しが現れてきた 点にも注目される・つまり , 1. 年毎の複数企業に 対する入札制度による 短期. 契約を改め, 3 一 5 年毎の長期契約に 基づく 1. 社 発注を採用し 始めたし, また購買組織の 運営. 方針も.従来の 自社の部品部門重視型から 外注 重視型へと戦略転換を 遂げつつあ るという. (西. -. 目敏腔「Ⅰ産業国家アメリカ」の 復権 を占う 一 ビック 3 は自動車市場を 奪還できるか」 旧 CONOMICSTODAYSJ l988 年春季 号 110 一 113 ぺージ ). こうした自動車企業が「部品供給. の面でより に日本的」 な アプローチを 目指して 動いている」ばかりでなく ,繊維産業において も「最近, グリーンウッド・ミルズ 社は取引先 の繊維原料メーカ 一の数を半分にして 2 社とし たが, これは長期的かつ 信頼のおける 関係を構 築するためであ った」とみられている (MIT 産 業生産性調査委員会,依田直也 訳 [MADE IN AMERICAJ Ⅰ. 第. 年前 80%,. 3 年前一現在 70% という変化をみる , 但し実際には 自動車メーカ 一の一次下請けへ. 24. 第 Ⅲ巻. 草 思社 1990 年 260,. 薬品 : アップジョン ,エスエス製薬 : ブリスト. ルスクイブなど. なり, 日本市場向け. ). ネラルなど ) に行われているのが 目立つ. 27) LMS (木 ), アルカルテル・トムソン・ギガ デ ィ スク (仏 ), フィリップス・デュポン・オプテ ィカル. (蘭 ) など欧米 3 社と光ディスクの 基本. 仕様を直径 13 センチに取り 決めた統一規格の 設 定 (1986) および書き換え 可能な光磁気ディス クシステムの 仕様統一での 3 M (木 ) と HP (木 ) との提携 (1988) であ る. 28) 山田英夫「 " 企画 " 競争から [ 日本経済新聞. 29) 拙稿 m を参照. 30) O,B,ien, Pete,,.St,ategic A Ⅲ ances:The Shifting Bounda,ies between ColIabo,ation and petition,, Ⅳ "Zri""fio"oz B ぴ ,;"。,,, Wnter p.16 を参照・. 三つの段階に 分けられその 改善が進んで い ると みられる.すなわち, [折衝 段附 / 提携準備の. ためのリスク 評価, / 提携上要注意の 指標の早期 検出, / 相手企業との 戦略目標の討議, [設立枝 随 / 特定化された 目標の設定, / 事業主体の法 的形態の選択と 創設, / 事業活動遂行基準の 設定, 懐 施設 制 / 活動計画の策定, / 日常の業務管理 の調整と改善への 配慮, / 状況変化への 対応措置 S 、fetyNetforStrat. 。. 1989,. E 撰 cti㏄ I G. pp.17 一 24.: Lynch, Robert Porter, T ル ぴ ide to JOo肋古ア臼加 rees ぴ COor戸MOr ほ %. Alliances, John. WIey. &. Sons,. 1989,. pp.55 一220.). なお,準備の段階で力を入れすぎ 実際の執行段階がおろそかになっている 点がよ. 合思い切ったかたちで 進められたのではあ るま. く指摘され,特に戦略提携を有効に 運営する企. いか . 「事業活動の 進め方について 前以て合意し. 業体に共通する 認識として次の 占が検出される.. ていないと提携は 失敗することになる. 略. 一一 IBM が 2 億 2,900 万ドルを投入し ロ ルム 社の 15% 株式所有に踏み 切ったときも 同様な失 敗に陥った. 略. 両社の開発計画はうまく. 進まず, IBM 側の販売部門も ロ ルム社製構内交 換機の販売に 抵抗した.. 略. ロ ルム社の. M.K. オシュマン社長はほんの 1 午後に IBM 社. ・. eic Alliances,, Business 7n"fUemotionax, Jan. 23.. ルム を買収し売却するのは 一見戦略上計算し しもそうではなく , ロ ルム社への参加資本を 予 定したが,下記のような状況下で買収すること になったわけであ り, その意味でこの 売却も割. Com, l989,. 31) 提携活動実施のための 実務的手順は 通常以下の. つくされた行動のようにみえるが. ,実際は必ず. " 規格 " 競争へ」. j 1990 年 2 月 12 月村.. などであ る (。 Weavinga. 409 ぺ 一 -ジ ).. IBM が先端技術をもち 急 成長下にあ る小企業 ロ. ( ダイア. トロン : ウエルカム・ファンデーション , 日本 ケミカル・リサーチ : バイオテクノロジー・ゼ. 「協調は違ったかたちの 競争であ る」「たんなる 調和は成功を 計る最重要な 尺度とはいえない」 「協力の範囲は 限定されたものであ る.会社は競 争上の妥協から 自らを守らねばならない」「相手 先企業から学ぶことが 最も重要な事であ る」㈲ の Hamel らの論文 134 ぺージ ) ( たけだしろ. う. 横浜国立大学経営学部教授. コ.
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