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脈をみる : 心拍変動を利用した健常者の副交感神経系機能の定量的評価

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Academic year: 2021

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(1)

脈をみる : 心拍変動を利用した健常者の副交感

神経系機能の定量的評価

著者

谷岡 亮子

発行年

2001-03-26

(2)

論 文 内 容 要

別紙様式3

※整理番号 修士論文標目 (ふりがな) 氏   名 たにおか りょうこ

谷岡 亮子

脈をみる        . 一心拍変動を利用した健常者の副交感神経系機能の定量的評価-【研究の目的】本研究の目的は、租視化スペクトル性を用いた心拍変動のスペクトル解 析によって副交感神経系機能の定量的評価を行い、これによって得られた副交感神経系 機能借が心身の状態を包括したストレス状態の指標となるかどうかをあきらかにするこ とである。 【方抵1健常人144名(男性55名、女性89名)の24時間の心拍変動を記録したデー タを粗視化スペクトル牡を用いて解析し、時間経過をⅩ軸にとり、 10分毎の副交感神経 系機能の値をY軸にとって副交感神経系機能の時系列曲線を措いた。この時系列曲線を 積分して積分曲線を措き、 24時間経過後の積分値をその24時間の副交感神経系の総括 動畳と考え、一日の累積副交感神経系機能値と定義L!た。 【結果】副交感神経系機能借は睡眠時に高値となり、覚醒時には低い傾向が多くの対象 者について認められた。また休日と平日では同一人物でも解析結果に差があり、一日の 累積副交感神経系機能値は休日のほうが高かった。人の一日の累積副交感神経系機能値 は年齢とともに低下し、年齢と一日の累積副交感神経系機能値の間には y=32.465 15.03*logx、 r=-0.62、 p<0.001 (x 年齢、 y :一日累積副交感神経系機能値)の 回帰式で表される関係が認められた。同年齢の男女間で比較すると女性の方が一日の累 積副交感神経系機能値は高かった。 【考察】副交感神経系機能値は、生活様式や精神的・肉体的活動の影響を受けるが、そ の時系列曲線を積分してその累計を算出した催、つまり一日の累積副交感神経系機能値 は、一目のエネルギー産生・貯蔵を定量的に数値化して示す値と推測された。その日の 過ごし方や被験者の性格などを考慮した上で、副交感神経系機能値を同年代の他者と比 較したり、同一人物の別の日と比較することで、有効なストレス状態の評価が行えると 考えられる。直接患者と日々接している看護者であれば、この指標を用いて適切な意味 付けを行い、患者のストレス状態を評価しさらに有効な働きかけができると考えられる。 また年齢の影響を考慮した絶対的評価に基づき、看護の方法を変えて副交感神経系機能 の改善につながるかどうかで、看護の適不適を判断することも可能であると思われる。 E総括】本研究では、心拍変動の時系列曲線から粗視化スペクトル陰によって求めた副 交感神経系機能値が睡眠時や休日などのリラックス時に高く、また一日の累積副交感神 経系機能値は年齢とともに低下していくことをあきらかにし、その関係を表す由帰直線 を指標として、異なった披検著聞でも比較可能な客観的、絶対的な数値であると考えら れた。この副交感神経系機能値は、ストレスの指標として看護行為にフィードバックし てより良い看護を行うことにも役立つと考えられた。

(備考) 1. 研究の目的・方牡・結果・考療・総括の順に記載するこ

2. ※印の欄には記入しないこと。 と。 (1200字以内)

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