SVMを用いたプログラムの特徴に基づく異常検知システムの実装
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(2) 情報処理学会第 75 回全国大会. 表 1: 予備実験結果. Closed Test Open Test. 認識率 100% 98.35%. を作成した.各プログラムにおいて使用している DLL と API をデータベースから検索して,検出さ れた DLL と API のインデックスを特徴ベクトル の要素番号とし要素の値を 1 として特徴ベクトル を生成する.これにファイル名の長さを合わせて 合計 6570 次元の特徴ベクトルをプログラムの特 徴とした.生成した特徴ベクトルを学習データと して正常なプログラム 450 個とマルウェア 300 個, 評価データとして正常なプログラム 450 個とマル ウェア 300 個に分けた.図 2 に特徴ベクトルの生 成法を示す.. コールのフックを行っている.本研究では,NtCreateProcessZw のラッパー関数において,プロセス の対象となっているファイルから DLL および API のリストを取得し,特徴ベクトルを生成している. 具体的には,NtCreateProcessZw の引数として渡さ れた SectionHandle から ZwMapViewOfSection を 用いてプロセスのメモリイメージの先頭番地を取 得し,PE 形式ヘッダー情報の中から IMAGE IMPORT DESCRIPTOR 構造体で格納されている インポートセクションの先頭番地を取得する.取 得したインポートセクションの先頭番地から DLL および API のリストを取得している.次に取得し た DLL および API のリストを DLL および API の データベースで照合を行って,特徴ベクトルを生 成している.生成した特徴ベクトルを,予め学習 したモデルを用いて SVM によって認識を行い,マ ルウェアと判別した場合は,NtCreateProcessZw の 戻り値として STATUS UNSUCCESSFUL を返すこ とでプロセスの生成を拒否し,マルウェアが起動 されることを抑制する.現在,WHIPS への実装が 終了し,チューニングと評価実験を行っている.. 5 まとめと今後の課題. 図 2: 特徴ベクトル生成法. 4.2 予備実験 特徴ベクトルによる認識性能を確認するために予 備実験を行った.実験に使用した SVM は SVMlight であり,カーネルには線形カーネルを用い,Solver Type は C-SVM を用いて実験を行った [4].学習 データを用いて SVM のモデルを生成し,学習デー タと評価データを用いて認識実験を行った.実験の 結果を表 1 に示す.評価実験の結果から認識率は, 学習データを用いた Closed Test において 100%, 評価データを用いた Open Test において 98.35%と なった.Open Test の結果から未知のデータについ ても検知が行えることを確認した. 4.3 WHIPS への実装 WHIPS はデバイスドライバとして Windows の カーネルランドで動作し,Windows がシステム コールを実行する際に使用する SSDT (System Service Descriptor Table) を書き換えることでシステム. 本研究では,プログラムがインポートしている DLL と API を用いてプログラムの特徴ベクトル を生成し,SVM により判別する手法の WHIPS へ の実装を行っている.予備実験により評価データ を用いた Open Test において認識率 98.35%が得ら れ,未知のデータについても検知が行えることを 確認した.また,WHIPS においてプロセス生成時 に DLL と API のリストを取得し特徴ベクトルを 生成することが可能となった.今後の課題として は,WHIPS に組み込んだ SVM の動作の安定化と, 評価実験を行い,処理性能と検知性能のチューニ ングを行うことが上げられる.. 謝辞 本研究は科研費 23500106 の助成を受けたもの である.. 参考文献 [1] 伊波靖,高良富夫:危険なシステムコールに着目した Windows 向け異常検知手法,情報処理学会論文誌,Vol. 50 No. 9, pp. 2173–2181 (2009). [2] Cristianini, N. and Shawe-Taylor, J.: サポートベクターマ シン入門,共立出版 (2005). [3] Battistoni, R., Gabrielli, E. and Mancini, L. V.: A Host Intrusion Prevention System for Windows Operating Systems, Proceedings of the 9th European Symposium On Research in Computer Security (ESORICS 2004), pp. 352–368 (2004). [4] T. Joachims, Making large-Scale SVM Learning Practical. Advances in Kernel Methods - Support Vector Learning, B. Scholkopf and C. Burges and A. Smola (ed.), MIT-Press, 1999.. 3-514. Copyright 2013 Information Processing Society of Japan. All Rights Reserved..
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