第3学年C組 社会科学習指導案 展開場所 3年C組 指導者 K・S 研究主題 「心を耕す集団作り」 教科の努力点 「社会的事象に対して,自分なりの考えを持って意見を発表したり,話し合いをする 力を育てる」 1 単元名 現代の民主政治と社会 2 単元について (1)単元観 本単元は,中学校社会科学習指導要領公民的分野の内容(3)アに基づき「人間 の尊重についての考え方を,基本的人権を中心に深めさせるとともに,法の意義に 着目させ,民主的な社会生活を営むためには,法に基づく政治が大切であることを 理解させ,我が国の政治が日本国憲法に基づいて行われていることの意義について 考えさせる。また,日本国憲法が基本的人権の尊重,国民主権及び平和主義を基本 的原則としていることについて理解を深め,日本国及び日本国民統合の象徴として の天皇の地位と天皇の国事に関する行為について理解させる。」との関連で設定さ れている。これらを受けて,歴史的分野で扱った過去の専制・独裁的な政治から先 人達の手によって進められた諸改革や思想を学び,いかに法に基づいた政治が大切 であるか,また私たちが政治に参加をすることがいかに大切であるかを学習する良 い機会であるとともに,政治や社会事象に対する興味・関心を持ちやすく,携わり やすい単元であると考える。 (3)指導観 人権の学習を進める中で,できる限り身近で具体的な資料をもとに私たちの権 利について考えてきた。しかし,生徒の認識の多くは,表面的・断片的なものに とどまっている感が強く,学習内容を自分のものとして具体的に考えられるまで には至っていない。本時では,選挙権を与えられる年齢の世界の現状を知り,日 本が今後どのようにしたらよいか,その理由を話し合う中で,自分と共通した考 え方やなかなか合意できない人の考え方に触れ,民主的決定のむずかしさに気づ かせるようにしたい。また,互いの意見交換をすることで,他の人の意見を聞き, 互いに尊重する態度を育成することで「心を耕す集団づくり」に迫ることができ ると考える。 これまで,平素の授業の中では,教師が立案した学習指導計画に基づいて,主 に一斉学習により学習内容を深めようとしてきた。本単元では,これまでの学習 で習得してきた知識・技能や学び方を活用し,生徒が課題を自らの力で調べ,ま とめあげ,発表する学習を実践することにより,見方や考え方の基礎と公正に判 断する能力と態度を一層養っていきたい。 3 単元の目標 (1)自ら課題を持ち,進んで調べ積極的に話し合いに参加しようとする。 (社会事象への関心・意欲・態度) (2)日本の選挙の問題点に気づき,その解決方法について考察し,自分の意見や考え 方を相手にわかりやすく発表できる。 (社会的な思考・判断・表現) (3)文献やインターネットなどを活用して自分の意見をまとめることができる。 (資料活用の技能) (4)日本の選挙制度や政党の働きについて理解し,民主主義が個人を尊重した決定方 法であることが理解できる。 (社会事象についての知識・理解) 4 指導計画(6時間扱い) 学習過程 時 配 目 標 主な学習活動 評 価 規 準 人 々 の 1 身近な生活の 身近な問題点が政 ・現代日本の政治に関心 意 見 を 政 中でどのような 治に反映されていく を持ち,意欲的・自主 治 に 生 か 願いがあるか話 様子に興味・関心を 的に学習活動を進める す し合う。 持つ。 ことができる。 民 主 主 1 民主主義の重 民主主義の考え方 ・民主主義とは何かを理 義とは 要性と多数決の を学び,その前提に 解することができ,将 原理について理 は,きちんとした話 来の主権者としての自 解する。 し合いが大切である 覚を持つことができ ことを理解する。 る。 選 挙 の 1 日本の選挙制 投票率の低迷など ・選挙の意義とわが国の し く み と 度について理解 の選挙の課題につい 選挙制度のあらましに
課題 し,その問題点 て,多面的・多角的 ついて理解することが について考察す に考察する。 できる。 る。 政 治 参 1 政治参加の方 新聞や広報誌など ・現代日本の政治に関す 加と世論 法 に つ い て 知 を活用しながら,さ る新聞記事・法令・判例 り,身近な政治 まざまな政治参加の な ど を 収 集 ・ 選 択 し , に関心を持てる 方法を見つけ発表す 自ら学習課題を設定す ようにする。 る。 ることができる。 選 挙 権 1 日本の選挙制 論題「選挙権は 18 ・論題に対して,立論を の 年 齢 に (本時) 度と諸外国の制 歳から認めるべきで しっかりとたてること つ い て 話 度を比較し,話 ある」是か非かにつ ができ,自分の意見を し合う し合うことで, いて話し合う。 はっきりと主張するこ 民主主義につい とができる。 ての理解を深め る。 政 党 と 1 政党の働きと 政党の働きや役割 ・政党の働きや役割につ 政治 役 割 を 理 解 す について学び,現代 いて理解し,日本の政 る。 日本の特徴を理解す 党政治の特徴をとらえ る。 ることができる。 5 本時の指導(5/6) (1)目標 ・ 論題にともない,自分の意見をきちんとまとめることができる。(思考・判断) ・ 自分の意見や考えを相手にしっかりと伝えることができる。(表現) (2)展開 時配 学 習 内 容 と 活 動 教師の支援(・) 評価(○) 心を耕す(*) 資料 1 0 1 世界の国旗と数字の関係を予想 ・国名と数字を示し,学習課題 国旗 する。 に関心を持てるようにする。 ○自分の意見を積極的に発表で きたか *互いの意見を尊重できる。 3 2 本時の学習課題をつかむ 論題「選挙権は,18 歳から認めるべきである」是か非か。 5 3 小集団での話し合い。 ・学習課題について,自分なり ワークシート ・ディベート形式を用いてクラス の意見をまとめられるよう 全体で話し合いを行う。 に,他国の実態を説明する。 25 ①弁論 ・友達の意見の要点をまとめ ・自分の考えた意見と理由を発表 て記入できるようにする。 する。 ○事前に考えた理由をしっかり ②作戦タイム と相手に伝えることができた ・同じ意見を持つ者同士が話し合 か。 い相手の考えに対する意見を考 える。 ・活発な発言を促すため,個人 ③反駁 的な考えも受け付ける。 ・相手の意見に対する反論を述べ ・思いつきの発言にならない る。 よう留意する。 ④主張変更時間 ・それぞれの意見を聞いて自分の 意見の変更があれば席を移動す る。 ⑤最終弁論 ・他の人の意見を尊重し,自分 ①に準ずる。 の考えをまとめる。 ⑥最終判断 *他の人の意見を尊重すること ④に準ずる。 ができたか。
6 4 本時のまとめをする。 ・ディベートの感想を記入する。 1 5 次回の予告をする。 ・次回の予告をし,予習できる ようにする。 6 板書計画 p72 4政治参加と世論 ○論題 「選挙権は18 歳から認めるべきである」 是か非か 【肯定側】 【否定側】 ・多くの国が18 歳 ・政治的判断が難しい ・主要国では日本のみ ・投票率が低い 【選挙権の年齢】 ・関心が高まる ・関心がない 18歳・・・142 ヶ国(世界の約8割) ・被選挙権も ・負担が増える 20歳・・・7ヶ国 ・政治家の高齢化 ・責任が持てない ・自分たちの未来 ・税金を払っていない