教 師 が認 知 す る コ ンサ ル テ ー シ ョンの特 性 に 関す る研 究
谷
島
弘
仁*
Teachers'
perceptions
of characteristics
used by
school
psychologists
in school
consultation
Hirohito YAJIMA
Abstract: Although school consultations are an effective practice for teachers and school psychologists, only a few surveys have examined the fundamental process of school consultations in Japan. Therefore, this study examined teachers' perceptions of characteristics used by school psychologists in school consultations. A translated version of the Consultation Evaluation Scale for Schools (CESS) was completed by 118 high school teachers. Based on the results of factor analysis, a twenty-five-item scale was constructed that consisted of the following five factors: facilitated support, support for teachers, perceptions of effectiveness of consultations, professionalism of consultant, and understanding of teachers. The present findings suggest that Japanese and American teachers hold different views of the characteristics used by school psychologists in school consultations. Correlational analysis revealed a significant positive relationship between CESS score and help-seeking preference among teachers. Furthermore, a significant positive relationship was observed between CESS score and individual efficacy among teachers.
Key Words: school consultation, school psychologist, teacher, consultant
問
題
小 学校 や 中 学校 、 高 等 学 校 の 教 師 は 、 教 科 指 導 の他 に教 育 相 談 や生 徒 指 導 な どの 生 活 指 導 を職 務 の 一 部 と して い る た め 、 児 童 や 生 徒 の 心 の 問 題 に 関 わ る こ と を要 求 され る場 面 が 多 く存 在 す る 。 しか し、 一般 的 に教 師 は 児 童 や 生 徒 の 心 理 を専 攻 して きた わ け で は な く、 学 校 現 場 で の 経 験 を通 して 心 の 問題 へ の対 応 方 法 を 身 に つ け て きた の が 現 状 で あ ろ う。 そ の た め 、 教 師 が 児 童 や 生 徒 の 心 の 問 題 に関 わ る な か で 困 難 や 限界 を感 じる こ と も少 な くな い もの と思 わ れ る 。 石 隈(1999)は 、 教 師 に対 す る調 査 の結 果 か ら、 「不 登 校 生 徒 」、 「友 達 関 係 の う ま くい か な い生 徒 」、 「学 習 意 欲 の な い 生 徒 」 の 指 導 や 援 助 に 困難 を感 じて い る教 師 が 多 い こ とを指 摘 して い る 。 この よ う な現 状 に 対 して、 学校 現 場 で はス ク ー ル カ ウ ン セ ラ ー や 発 達 障 害 児 の た め の 巡 回 相 談 員 な ど の制 度 が 整 備 され て きて お り、教 師 が 利 用 で き る リ ソ ー ス は増 加 してい る 。 ス グ ー ル カ ウ ンセ ラ ー な どの 学校 の外 部 の 専 門 家 か ら受 け る こ との で きる サ ー ビ ス に は 、 直 接 、 児 童 や 生 徒 の 問題 に対 応 す る直接 的 援 助(カ ウ ンセ リ ン グ や 心 理 テ ス トな ど)と 、 児 童 や 生 徒 の 問 題 に直 接 に対 応 せ ず に教 師 が 助 言 を受 け る 間接 的 援 助(コ ンサ ル テ ー シ ョン な ど)の 二 つ に大 *や じま ひろ ひ と 文 教大 学人 間科 学部別 す る こ と が で き る(Dougherty,2005)。 児 童 や 生 徒 の 心 の 問 題 は 、 ス ク ー ル カ ウ ン セ ラ ー な ど の 直 接 的 援 助 が 必 要 な 場 合 も 少 な く な い が 、 日 常 的 に 生 じ る 多 く の 問 題 に 対 し て は 教 師 自 身 が 対 応 し な け れ ば な ら な い 場 合 が 多 い 。 そ の よ う な 場 合 、 教 師 が 児 童 や 生 徒 の 心 の 問 題 に 対 応 す る な か で 感 じ る 困 難 や 限 界 に 対 し て 、 コ ン サ ル テ ー シ ョ ン が 支 え と な る で あ ろ う 。 こ の よ う に 、 教 師 の コ ン サ ル テ ー シ ョ ン に 対 す る 潜 在 的 需 要 は 大 き い こ と が 予 想 さ れ る 。 し か し 、 以 上 の よ う な コ ン サ ル テ ー シ ョ ン の 必 要 性 に 関 す る 認 識 は 、 コ ン サ ル テ ー シ ョ ン の 送 り手 、 す な わ ち コ ン サ ル タ ン トの 側 か ら の 考 え 方 で あ り、 実 際 に 教 師 が ス ク ー ル カ ウ ン セ ラ ー な ど の 外 部 の 専 門 家 に 対 し て コ ン サ ル テ ー シ ョ ン を 求 め る か ど う か に つ い て は 明 ら か に さ れ て い な い 。 ま た 、 ス ク ー ル カ ウ ン セ ラ ー や ス ク ー ル サ イ コ ロ ジ ス トに よ る コ ン サ ル テ ー シ ョ ン が 盛 ん に 実 施 さ れ て い る 北 米 に お い て も(北 米 の 現 状 に つ い て は 、 例 え ば 、Cole&Siege1,2003 を 参 照 さ れ た い)、 コ ン サ ル テ ー シ ョ ン の 受 け 手 、 す な わ ち コ ン サ ル テ ィ に は コ ン サ ル テ ー シ ョ ン に 対 す る 様 々 な 抵 抗 が 存 在 す る 場 合 が あ り、 コ ン サ ル テ ー シ ョ ン 過 程 を 阻 害 す る 可 能 性 が あ る こ と が 報 告 さ れ て い る(Gutkin&Hickman,1990)。 さ ら に 、 従 来 、 日本 の 教 育 現 場 に お い て 、 教 師 は 、 教 育 相 談 や 生 徒 指 導 な ど の 生 活 指 導 を 職 務 の 一 部 と し て き た 。 そ の た め 、 児 童 や 生 徒 の 心 の 問 題 へ の 対 応 に つ い て 、 教 師 が 管 理 職 や 指 導 主 事 、 同 僚 な ど に 指 導 を 受 け た り ア ドバ イ ス を 求 め る こ と が 可 能 な 体 制 が あ る 程 度 整 っ て い る 上 に 、 ス ク ー ル カ ウ ン セ ラ ー な ど の 外 部 の 専 門 家 は 導 入 さ れ て か ら 日 が 浅 く 、 ま た 、 そ の 役 割 も未 だ 明 確 に な っ て い な い た め 、 教 師 が 外 部 の 専 門 家 に 対 し て 日 常 的 に コ ン サ ル テ ー シ ョ ン を 求 め 得 る 環 境 に は 無 い こ と も考 え ら れ る 。 こ の よ う な 状 況 の 下 で コ ン サ ル テ ー シ ョ ン を 発 展 さ せ て い く た め に は 、 コ ン サ ル テ ー シ ョ ン に 対 す る 教 師 の ニ ー ズ を 明 ら か に し 、 ま た 、 教 師 が コ ン サ ル テ ー シ ョ ン に 対 し て ど の よ う な 援 助 を 求 め て い る の か 、 必 要 と し て い る コ ン サ ル テ ー シ ョ ン の 内 容 は 何 な の か に つ い て 明 ら か に す る こ と が 必 要 で あ る 。 海 外 で は 、 教 師 が ス ク ー ル サ イ コ ロ ジ ス ト に よ る コ ン サ ル テ ー シ ョ ン に 対 し て 求 め る 特 性 に つ い て 、 こ れ ま で 、Mucha(1994)、Knoff,Sullivan,&Liu(1995)、Perez-Gonzalez,Garcia-Ros,&Gomez-Artiga(2004)ら に よ り 検 討 さ れ て き て い る(TABLE1)。Mucha (1994)は 、116名 の 小 学 校 教 師 お よ び 中 学 校 教 師 を 対 象 と し て 、 ス ク ー ル サ イ コ ロ ジ ス ト に よ る コ ン サ ル テ ー シ ョ ン に お い て 効 果 的 な 特 性 を 測 定 す る25項 目 か ら 構 成 さ れ る 尺 度(the TABLE1先 行 研 究 の 概 観 研究者 年代 因子 Mucha 1994 Knoff,Sullivan,&Liu 1995 Perez-Gonzalez,Garcia-2004 Ros,&G6mez-Artiga 熟 達 モ デ ル(expertmodel) 協 働 モ デ ル(collaborativemodel) 対 人 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン(personalcommunications) 時 間 管 理(timemanagement) コ ン サ ル テ ー シ ョ ン の 知 識 、 過 程 、 応 用 技 術(consultation knowledge,processandapplicationskills) コ ン サ ル タ ン ト の 対 人 的 、 問 題 解 決 的 技 術 お よ び 資 質 (consultantinterpersonalandproblemsolvingskillsandqualities) 相 互 作 用 へ の 熟 達 し た 知 識 と 態 度(expertknowledgeandattitude towardtheinteraction) 介 入 過 程 に お け る 対 等 性(coordinationintheinterventionprocess) 主 導 性 と 事 後 介 入(initiativeandinterventionfollow-up) 188
consultationevaluationscaleforschools:CESS)を 実 施 し た と こ ろ 、 「熟 達 モ デ ル(expertmodel)」 因 子 、 「協 働 モ デ ル(collaborativemodel)」 因 子 、 「対 人 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン(personal communications)」 因 子 、 「時 間 管 理(timemanagement)」 因 子 の4つ の 因 子 を 見 い だ し た 。 ま た 、 Knoff,Sullivan,&Liu(1995)は 、 コ ン サ ル テ ー シ ョ ン過 程 に お け る ス ク ー ル サ イ コ ロ ジ ス トの 最 も効 果 的 な 特 性 と 行 動 を68項 目 か ら 構 成 さ れ る 尺 度(consultanteffectivenessscale:CES)に よ っ て 測 定 し た 結 果 、 「コ ン サ ル テ ー シ ョ ン の 知 識 、 過 程 、 応 用 技 術(consultationknowledge, process,andapplicationskills)」 因 子 、 「コ ン サ ル タ ン ト の 対 人 的 、 問 題 解 決 的 技 術 お よ び 資 質 (consultantinterpersonalandproblemsolvingskillsandqualities)」 因 子 の2つ の 因 子 を 見 い だ し た 。 さ ら に 、Perez-Gonzalez,Garcia-Ros,&G6mez-Artiga(2004)は 、157名 の 小 学 校 教 師 お よ び 中 学 校 教 師 を対 象 と し て 、 ス ク ー ル サ イ コ ロ ジ ス トに よ る コ ンサ ル テ ー シ ョ ン に お い て 効 果 的 な 特 性 を 測 定 す る24項 目 か ら 構 成 さ れ る 尺 度 を 実 施 し た と こ ろ 、 「相 互 作 用 へ の 熟 達 し た 知 識 と 態 度 (expertknowledgeandattitudetowardtheinteraction)」 因 子 、 「介 入 過 程 に お け る 対 等 性 (coordinationintheinterventionprocess)」 因 子 、 「主 導 性 と 事 後 介 入(initiativeandintervention follow-up)」 因 子 の3つ の 因 子 を見 い だ し た 。 以 上 の 海 外 に お け る研 究 の 結 果 を ま と め る と 、 教 師 が コ ン サ ル テ ー シ ョ ン に 対 し て 求 め る 特 性 と し て 、 技 能 的 側 面(熟 達 モ デ ル 因 子 、 時 間 管 理 因 子 、 コ ン サ ル テ ー シ ョ ン の 知 識 、 過 程 、 応 用 技 術 因 子 、相 互 作 用 へ の 熟 達 し た 知 識 と 態 度 因 子 等) と 、 対 人 的 側 面(協 働 モ デ ル 因 子 、 対 人 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 因 子 、 介 入 過 程 に お け る 対 等 性 因 子 等)に 大 別 す る こ と が で き よ う 。 日本 に お い て は 、 ス ク ー ル カ ウ ン セ ラ ー 制 度 が 導 入 さ れ て か ら コ ン サ ル テ ー シ ョ ン に 関 す る研 究 報 告 が 行 わ れ る よ う に な っ て き た が 、 そ の 多 くは 実 践 報 告 が 中 心 で あ る こ と が 指 摘 さ れ て お り (小 栗,2006)、 教 師 が コ ン サ ル テ ー シ ョ ン に 対 し て ど の よ う な 援 助 を 求 め て い る の か 、 ま た 、 必 要 と し て い る コ ン サ ル テ ー シ ョ ン の 内 容 は何 な の か と い っ た 基 礎 的 側 面 に つ い て 検 討 し た 研 究 は 少 な い の が 現 状 で あ る 。 今 後 、 ス ク ー ル カ ウ ン セ リ ン グ の 領 域 で コ ン サ ル テ ー シ ョ ン を有 効 に 活 用 す る た め に は 、 こ の よ う な コ ン サ ル テ ー シ ョ ン 成 立 の 前 提 条 件 に つ い て の 基 礎 的 な 知 見 を 積 み 重 ね て い く こ と が 必 要 と さ れ よ う 。 以 上 の よ う な 問 題 意 識 の も と に 、 本 研 究 で は 教 師 が ス ク ー ル カ ウ ン セ ラ ー に よ る コ ン サ ル テ ー シ ョ ン に対 し て ど の よ う な 特 性 を 求 め て い る の か に つ い て 明 ら か に す る こ と を 目 的 と す る 。 そ の た め に 、 試 み と し てMucha(1994)が 作 成 し た 「学 校 コ ン サ ル テ ー シ ョ ン 評 価 尺 度(CESS)」 を使 用 し、 日 本 の 教 師 を 対 象 と して ど の よ う な 因 子 構 造 が 得 ら れ る の か に つ い て 検 討 す る 。CESSを 取 り上 げ る 理 由 は 、 抽 出 さ れ た 因 子 数 が 多 く、 項 目 が 具 体 的 で あ る た め で あ る 。 ま た 、CESSの 各 因 子 の 特 徴 を よ り 詳 細 に 知 る た め に 、 い くつ か の 教 師 の 特 性 と の 関 連 に つ い て 検 討 す る 。 教 師 の 特 性 を 測 る 指 標 と し て 、 教 師 の 被 援 助 志 向 性 お よ び 教 師 の 個 人 的 効 力 感 を 取 り上 げ る 。 被 援 助 志 向 性 が 高 い ほ ど コ ン サ ル テ ー シ ョ ン を 求 め る 傾 向 が あ る も の と 予 想 さ れ 、 個 入 的 効 力 感 が 高 い ほ ど コ ン サ ル テ ー シ ョ ン を 求 め る 傾 向 は 低 い こ と が 予 想 さ れ る 。 そ の た め 、CESSと 被 援 助 志 向 性 の 相 関 パ タ ー ン とCESSと 個 人 的 効 力 感 の 相 関 パ タ ー ン に は 差 異 が 認 め ら れ る こ とが 考 え ら れ る 。
方
法
調査 対 象 関 東 近 県 の 高 校 教 師118名(男 性56名 、女 性62名)が 調 査 対 象 と な っ た 。調 査 内容 本 研 究 で 使 用 した 質 問 紙 は 、 教 師 の 属 性 等 を 尋 ね る フ ェ ー ス シ ー トお よび 以 下 の3つ の 尺 度 か ら構 成 さ れ て い た 。 ①Mucha(1994)が 作 成 した 「学 校 コ ンサ ル テ ー シ ョ ン評 価 尺 度(CESS)」25項 目 を 日本 語 に 翻 訳 して 使 用 した。 ② 田 村 ・石 隈(2001)が 作 成 した 「被 援 助 志 向 性 尺 度 」11項 目 を使 用 した 。 本 尺 度 は 、 「援 助 の欲 求 と態 度 」 因子 と 「援 助 関 係 に対 す る 抵 抗 感 の 低 さ」 因 子 の2因 子 か ら構 成 さ れ て い る 。 ③ 淵 上 ・西 村(2004)が 作 成 した 「個 人 的 効 力 感 尺 度 」23項 目 を使 用 した 。 本 尺 度 は 「生 徒 指 導 」 因 子 、 「教 科 指 導 」 因 子 、 「成 績 向 上 」 因 子 の3因 子 か ら構 成 さ れ て お り、 そ れ ぞ れ に対 す る教 師 の 個 人 的効 力 感 を測 定 す る。 手 続 き 調 査 は 、 研 修 会 等 の 会 場 に お い て 集 団 で 実 施 した 。 調 査 用 紙 は 無 記 名 式 で あ っ た 。 フ ェ ー ス シ ー トの教 示 文 は 以 下 の 通 りで あ る。 「私 ど もは 、 学 校 教 育 相 談 の 一 層 の発 展 の た め に 、 ス ク ー ル カ ウ ン セ ラー の効 果 的 な活 用 の方 法 に 関 す る調 査 研 究 を 進 め て お りま す 。 と くに 、 今 回 の調 査 で は 、 ス クー ル カ ウ ン セ ラ ー が 、 先 生 方 と ど の よ う に協 働 作 業 を進 め る こ とが 望 ま しい の か とい う観 点 か ら ア ンケ ー トを 実 施 し ます の で 、 ど うぞ ご協 力 くだ さい ま す よ う 、 お 願 い し ま す 。 ご 回答 い た だ い た結 果 はす べ て 数 値 化 し、全 体 と して 統 計 的 処 理 を行 い ます 。 ま た 、 ご 回 答 い た だ い た ア ンケ ー ト用 紙 は 、 数 値 化 後 に責 任 を持 って シ ュ レ ッ ダー 処 理 をい た し ます 。 さ らに 、 調 査 結 果 を公 表 す る 際 に は 、 す べ て全 体 的 に処 理 され た統 計 結 果 を使 用 し ます の で 、 個 人 が 特 定 さ れ る こ と も、 個 人 情 報 が外 部 に 漏 洩 す る こ と も ご ざ い ませ ん 。 以 上 、 こ の調 査 の 趣 旨 を ご 理 解 の上 、 是 非 、調 査 に ご協 力 くだ さ い ま す よ うお 願 い 申 し上 げ ます 。」 各 尺 度 の 回答 形 式 はす べ て4件 法 で あ り、 「た い へ んあ て は ま る」 か ら 「ま っ た くあ て は ま ら な い 」 まで の4段 階 に対 して4点 ∼1点 を与 え た 。 逆 転 項 目 に対 して は 、 反 対 の ス コ ア リ ン グ を 行 っ た。
結果 と考察
1)コ ン サ ル テ ー シ ョ ン の ニ ー ズ の 分 析 フ ェ ー ス シ ー トに お い て 、 コ ンサ ル テ ー シ ョ ン の ニ ー ズ に つ い て 尋 ね た 。 調 査 対 象 は 、 教 師 経 験 が1∼5年 が34.7%(41名)、6∼10年 が39.8%(47名)、10年 ∼15年 が17.8%(21名)、16 年 以 上 が7.5%(9名)で あ っ た 。 教 師 経 験 が10年 以 下 の 教 師 が75%弱 で あ り 、 比 較 的 教 師 経 験 の 浅 い 集 団 で あ る 。 コ ン サ ル テ ー シ ョ ン の ニ ー ズ を 把 握 す る 前 に 、 コ ン サ ル テ ー シ ョ ン の 現 状 に つ い て 検 討 す る 。 過 去 、 ス ク ー ル カ ウ ン セ ラ ー か ら コ ン サ ル テ ー シ ョ ン を 受 け た か ど う か 尋 ね た と こ ろ 、47.5%(56名)が 「は い 」 と 回 答 し 、525%(62名)が 「い い え 」 と 回 答 し た 。 調 査 対 象 の67%(75名)の 教 師 が こ れ ま で ス ク ー ル カ ウ ン セ ラ ー の 配 属 さ れ た 学 校 に 勤 務 し て お り コ ン サ ル テ ー シ ョ ン を 受 け る 機 会 が あ っ た が 、 コ ン サ ル テ ー シ ョ ン を 受 け る 機 会 の あ っ た 教 師 の う ち55.7%(44名)が 実 際 に コ ン サ ル テ ー シ ョ ン を 受 け て い た 。 つ ぎ に 、 今 後 、 ス ク ー ル カ ウ ン セ ラ ー か ら コ ン サ ル テ ー シ ョ ン を 受 け る こ と を 希 望 す る か ど う か を 尋 ね た と こ ろ 、 87.3%(103名)が 「は い 」 と 回 答 し 、12.7%(15名)が 「い い え 」 と 回 答 し た 。 こ の よ う に 、 高 校 の 教 師 の コ ン サ ル テ ー シ ョ ン の ニ ー ズ は 非 常 に 高 い こ と が 明 ら か と な っ た 。 過 去 、 コ ン サ ル テ ー シ ョ ン を 受 け た 教 師56名 の う ち 、 今 後 も コ ン サ ル テ ー シ ョ ン を 希 望 す る 者 は ど の 程 度 か 190TABLE2CESSの 項 目 と 因 子 分 析 結 果 項 目 1 II 皿 V h2 ス ク ール カ ウ ンセ ラー は 、教 師が 生徒 へ の様 々な支 援 の方 法 を試 み る こ と を促 進 すべ きだ。 ス クー ルカ ウ ンセ ラー は 、生徒 の問題 に関 わ って い る他 の人 た ち と教 師の協 働 を促 進 す るべ きだ。 ス クール カ ウ ンセ ラー は 、教 師が よ り客 観 的 な方法 で状況 を見 る こ とがで きる よ うに手助 けす るべ きだ。 ス クー ルカ ウ ンセ ラー の役 割 は、 教 師へ の最 初 の助 言 の後 で 更 な る助言 をす る こ とであ るべ きだ。 ス クー ルカ ウ ンセ ラー の役 割 は、 問題 に基 づい て提 案 した り助言 を した りす る こ とであ るべ きだ。 ス クー ルカ ウ ンセ ラー は 、教 師が 問題 を解 決す る際 に使用 で きる資 源 に気 づ くこ とを手助 けす るべ きだ。 い った んス ク ール カ ウ ンセ ラー と教 師が協 議 して対 策 を立 てた後 で も、 さ らな る助Rは 有 益 だ 。 い った んス ク ール カ ウ ンセ ラー か ら助 言 を うけた ら、 次 の助 言 は あ ま り必 要 で はな い。 ス クー ルカ ウ ンセ ラー の助 言 を利 用 で きるの は よい こ とだ。 ス クー ルカ ウ ンセ ラ ーは能 率 的 な時 間 の使 い方 をす るべ きだ。 ス クー ルカ ウ ンセ ラ ーは 、彼 らが 行 う観 察 に基 づ い て生徒 の問題 を見立 てるべ きだ。 教 師 がス クール カ ウ ンセ ラー か ら助 言 を受 け た な らば、後 か ら引 き続 い て助言 を受 け るべ きだ 。 ス クー ルカ ウ ンセ ラ ーは 、教 師 の仕 事 の プ レ ッシ ャー と時 間的束 縛 を理 解 してい るべ きだ。 ス クー ルカ ウ ンセ ラ ーは 、約 束 を守 っ た り時 間 を守 った りす る上 で 信頼 で きる存 在 であ るべ きだ。 ス クー ルカ ウ ンセ ラ ーの役 割 は 、教 師が 問題 に対 す る別 の解 決法 を見 つ ける こ と を手 助 けす る こ とで あ るべ きだ。 .66 .59 .58 .00 .31 .12 .11 .00 .00 .00 .00 .25 .00 .00 .23 .15 .19 .16 .65 .51 .46 .17 .00 .00 .00 .19 .28 .18 .00 .11 .00 -.11 .00 .00 .00 .21 .74 .50 .42 一.19 .00 .27 -.14 .22 .00 .00 .25 .22 .12 .12 .15 .00 .00 .00 .58 .48 .41 .00 .22 .00 .00 .16 .26 .16 .18 .23 .21 .00 -.11 .00 .00 -.22 .63 .45 .43 .46 .48 .48 .46 .40 .35 .63 .25 .19 .37 .27 .43 .45 .30 .25 ス ク ー ル カ ウ ン セ ラ ー の 役 割 は 、 教 師 が 教 室 で 使 え る 生 徒 へ の 支 援 の 方 法 を 開 発 す る こ と で あ る べ き だ 。 ス ク ー ル カ ウ ン セ ラ ー は 、 生 徒 に 関 す る 微 妙 な 問 題 を 話 し合 う 際 に 、 教 師 に安 心 感 を 与 え る べ き だ 。 助 言 を して い る 問 、 ス ク ー ル カ ウ ン セ ラ ー は い つ ど の よ う に 良 い 質 問 を す れ ば よ い か 知 っ て い る べ き だ 。 ス ク ー ル カ ウ ン セ ラ ー と教 師 は 、 お 互 い が 集 め た 資 料 に基 づ い て 問 題 を 見 極 め 、 対 策 を 立 て る べ きだ 。 ス ク ー ル カ ウ ン セ ラ ー は 、 教 師 に 迅 速 に 対 応 す べ き だ 。 教 室 で 使 用 す る 支 援 の 方 法 は 、 ス ク ー ル カ ウ ン セ ラ ー と教 師 の お 互 い に よ っ て 開 発 さ れ る べ き だ 。 多 く の ス ク ー ル カ ウ ン セ ラ ー は 、 生 徒 の 問 題 を 解 決 す る 上 で 、 カ ウ ン セ リ ン グ の 単 一 の 方 法 に 基 づ くべ き だ 。 ス ク ー ル カ ウ ン セ ラ ー は よ い 聞 き手 で あ るべ きだ 。 ス ク ー ル カ ウ ン セ ラ ー と教 師 は 、 こ れ か ら行 う 生 徒 へ の 支 援 の 方 法 を 一 緒 に考 え て い くべ きだ 。 ス ク ー ル カ ウ ン セ ラ ー は 、 自分 の 考 え を 明 確 に 述 べ る べ き だ 。 .26 .16 -.16 .41 .18 .24 .00 .32 .50 .30 .22 .17 .zg .29 .18 .37 .11 -.15 .49 .00 一.32 .00 .00 .44 .00 .00 -.39 .27 .14 .20 .35 .37 .32 .16 .35 .15 .35 .34 -.10 .26 .00 .14 .27 .26 :28 .00 .00 .00 .00 .00 .34 .21 .z8 .54 .27 .22 .30 .31 .52 .20 因子寄与率 8.717.40.7.187.175.3335.80
を 調 べ た と こ ろ、94.6%(53名)が 今 後 も コ ンサ ル テ ー シ ョ ン を希 望 して い た 。 以 上 を ま とめ る と、 高 校 の教 師 の コ ンサ ル テ ー シ ョン の ニ ー ズ は 非 常 に高 く、 コ ンサ ル テ ー シ ョ ン を受 け た 教 師 は 再 び コ ンサ ル テ ー シ ョ ン を希 望 して い る こ とが 明 らか とな っ た 。 2)CESSの 因 子 分 析 結 果 教 師 が コ ンサ ル テ ー シ ョ ン に対 して 、 どの よ う な特 性 を求 め て い る の か を明 らか にす る た め に 、Mucha(1994)が 作 成 した 厂学 校 コ ンサ ル テ ー シ ョ ン評 価 尺 度(CESS)」25項 目 を 日本 語 に 翻 訳 し使 用 した 。CESSは 米 国 に お い て 作 成 さ れ た 尺 度 で あ り、 日本 で は 信 頼 性 や 妥 当 性 は 検 討 さ れ て お らず 、 因子 構 造 も明 らか と な っ て い な い 。 そ の た め に 、 まず 本 尺 度 の 因 子 構 造 を 確 認 す る た め に 因 子 分 析 を行 っ た 。25項 目 に対 して 主 因子 法 に よ り因子 を抽 出 した と こ ろ 固 有 値 が1以 上 の 因子 は9因 子 得 ら れ た が 、 第5因 子 と第6因 子 の 間 に比 較 的 大 き な差 が 見 ら れ た こ と と解 釈 可 能 性 の 点 か ら5因 子 を抽 出 した 。 抽 出 した5因 子 に バ リ マ ッ ク ス 回 転 を施 し た 。 因 子 を解 釈 す る た め に 、 単 一 の 因 子 の 因子 負 荷 量 が.40以 上 で あ り、 複 数 の 因子 に 高 い 因子 負 荷 量 を示 さ ない 項 目 を選 ん だ と こ ろ 、各 因 子 と も3項 目が 該 当 した 。 因子 分 析 結 果 をTABLE2に 示 し た。 第1因 子 は 、 「ス ク ー ル カ ウ ン セ ラー は 、教 師 が 生 徒 へ の 様 々 な支 援 の 方 法 を試 み る こ と を促 進 す べ きだ 。」 な どの 項 目か ら構 成 され て お り、 「促 進 的 支 援 」 因子 と名 づ け た 。 因子 寄 与 率 は 8.71%で あ っ た。 第2因 子 は 、 「ス ク ー ル カ ウ ンセ ラ ー の役 割 は 、教 師 へ の 最 初 の助 言 の 後 で 更 な る助 言 を す る こ とで あ る べ きだ 。」 な どの 項 目 か ら構 成 され て お り、 「教 師 主 体 の 支 援 」 因 子 と名 づ け た 。 因子 寄 与 率 は7.40%で あ っ た。 第3因 子 は 、 「い っ た ん ス クー ル カ ウ ンセ ラ ー と教 師 が 協 議 して 対 策 を立 て た後 で も、 さ ら な る助 言 は 有 益 だ 。」 な ど の項 目 か ら構 成 さ れ て お り、 「コ ン サ ル テ ー シ ョ ンの 有 効 性 の認 知 」 因子 と名 づ け た 。 因 子 寄 与 率 は 、7.18%で あ っ た 。 第4 因子 は 、 「ス ク ー ル カ ウ ンセ ラ ー は 能 率 的 な 時 間 の使 い 方 をす るべ き だ 。」 な ど の項 目か ら構 成 さ れ て お り、 「コ ンサ ル タ ン トの 専 門性 」 因子 と名 づ け た 。 因 子 寄 与 率 は、7.17%で あ っ た 。 第 5因 子 は 、 「ス ク ー ル カ ウ ンセ ラ ー は、 教 師 の 仕 事 の プ レ ッ シ ャ ー と時 間 的 束 縛 を 理 解 して い る べ き だ 。」 な ど の 項 目か ら構 成 さ れ て お り、 「教 師 へ の 理 解 」 因 子 と名 づ け た 。 因子 寄 与 率 は 、 5.33%で あ っ た 。5つ の 因子 の 因 子 寄 与 率 の合 計 は35.80%で あ っ た。 各 因 子 を構 成 す る3項 目 に よ り下 位 尺 度 を作 成 し、3項 目 の 合 計 得 点 を下 位 尺 度 得 点 と した 。 た だ し、 第3因 子 の 「い っ た ん ス ク ー ル カ ウ ン セ ラ ー か ら助 言 を う け た ら、 次 の 助 言 は あ ま り 必 要 で は な い 。」 とい う項 目 は、 内 容 的 に 第3因 子 の他 の 項 目 の 反 対 で あ る こ と と、 因 子 負 荷 の 方 向 も他 の 項 目 と反 対 で あ る こ とか ら逆 転 項 目 と して 扱 っ た 。 各 下 位 尺 度 の 平 均 値 、 標 準 偏 差 、 α係 数 、 下 位 尺 度 問 の 相 関係 数 をTABLE3に 示 した 。 α係 TABLE3CESSの 平 均 値 、 標 準 偏 差 、 α係 数 お よ び 下 位 尺 度 間 相 関 CESS 平均値 標 準偏 差 α係 数 ① 0 ③ ④ ① 促 進 的支 援 ② 教 師主 体 の支援 ③ コンサルテーションの有 効性 の認 知 ④ コ ンサ ル タン トの専 門性 ⑤ 教 師へ の 理解 1 8.44 10.06 7.85 9.26 1.34 1.13 1.10 1.37 1.23 .70 .65.37** .56.09.18* .47.26**.19*一.06 .44.28**.30**一.01.04 *p< .05,**p<.01 192
数 は 、 「促 進 的 支 援 」 因 子 が.70、 「教 師 主 体 の 支 援 」 因 子 が.65、 「コ ンサ ル テ ー シ ョン の有 効 性 の 認 知 」 因 子 が.56、 で あ り、 これ ら3つ の 因 子 で は あ る程 度 の 信 頼 性 が 認 め られ た が 、 「コ ンサ ル タ ン トの専 門性 」 因子 が.47、 「教 師 へ の 理 解 」 因子 が.44で あ り、 これ ら2つ の 因子 で は必 ず し も 高 い 信 頼 性 は 認 め られ な か っ た 。 こ の結 果 は 、 各 因子 を構 成 す る項 目が そ れ ぞ れ3項 目 と少 な い こ とが 影 響 して い る こ と が 考 え られ る 。 下 位 尺 度 間 の相 関 を見 る と、 第1因 子 の 「促 進 的 支 援 」 因 子 は 、 第2因 子 の 「教 師 主 体 の 支 援 」 因 子 、 第4因 子 の 「コ ンサ ル タ ン トの専 門性 」 因 子 、 第 5因 子 の 「教 師 へ の 理 解 」 因子 と有 意 な 正 の 相 関 が あ っ た 。 第2因 子 の 「教 師 主 体 の 支 援 」 因 子 は 、 他 の4つ の 因 子 す べ て と有 意 な正 の相 関 が あ っ た 。 第3因 子 の 「コ ンサ ル テ ー シ ョン の有 効 性 の 認 知 」 因 子 は 、 第2因 子 の 「教 師主 体 の 支 援 」 因 子 との み 有 意 な 正 の相 関 が あ った 。 第4因 子 の 「コ ンサ ル タ ン トの 専 門性 」 因子 、 第5因 子 の 「教 師へ の 理 解 」 因 子 は 、 そ れ ぞ れ 第1因 子 の 「促 進 的支 援 」 因子 お よ び第2因 子 の 「教 師主 体 の 支 援 」 因 子 と有 意 な 正 の相 関 が あ っ た 。 本 研 究 で得 られ た5つ の 因 子 と、Mucha(1994)に よ るCESSの 因 子 を比 較 検 討 す る 。CESSで は 、 「熟 達 モ デ ル」 因 子 、 「協 働 モ デ ル 」 因子 、 「対 人 コ ミュ ニ ケ ー シ ョ ン」 因 子 、 「時 間管 理 」 因 子 の4つ の 因子 が 見 い だ され て お り、 厂熟 達 モ デ ル 」 因 子 と 「時 間 管 理 」 因 子 は コ ン サ ル テ ー シ ョ ン の技 能 的 側 面 を表 し、 「協 働 モ デ ル」 因 子 と 「対 人 コ ミ ュニ ケ ー シ ョ ン」 因 子 は対 人 的側 面 を表 す と考 え られ る 。 一 方 、本 研 究 で は 、 「促 進 的 支 援 」 因子 、 「教 師 主 体 の 支 援 」 因子 、 「コ ン サ ル テ ー シ ョンの 有 効 性 の 認 知 」 因 子 、 「コ ンサ ル タ ン トの専 門 性 」 因子 、 「教 師 へ の理 解 」 因 子 の5つ の 因子 が 得 られ た 。 こ れ らの う ち 、 「コ ンサ ル タ ン トの 専 門性 」 因子 は コ ンサ ル テ ー シ ョ ンの 技 能 的 側 面 を表 し、 「促 進 的 支 援 」 因 子 、 「教 師 主 体 の 支 援 」 因 子 、 「教 師 へ の理 解 」 因子 の 3つ の 因 子 は 対 人 的側 面 を表 す と考 え られ る 。 「コ ン サ ル テ ー シ ョ ン の 有 効 性 の 認 知 」 因 子 は 、 以 上 の2つ の 側 面 に含 ま れ な い 因子 で あ る と考 え られ る。 こ の よ う に 、本 研 究 の結 果 で は 、得 ら れ た 因子 の 多 くが コ ンサ ル テ ー シ ョンの 対 人 的 側 面 に 関 連 して お り、 コ ンサ ル テ ー シ ョ ンの対 人 的 側 面 に 関 わ る特 性 が 求 め られ て い る こ とが 示 さ れ た 。 3)CESSと 被 援 助 志 向 性 お よび個 人 的 効 力 感 と の 関連 CESSの 各 因子 の 特 徴 を よ り詳 細 に知 るた め に、 い くつ か の 教 師 の 属 性 との 関 連 に つ い て検 討 した 。 教 師 の 特 性 を測 る指 標 と して 、 教 師 の被 援 助 志 向 性 お よび教 師 の個 人 的効 力 感 を取 り上 げ た 。 田村 ・石 隈(2001)に よれ ば 、教 師 の 被 援 助 志 向 性 とは 、 「学 校 教 育 の3領 域(学 習 面 、 心 理 ・社 会 面 、 進 路 面)に お い て 、 教 師 が 児 童 生 徒 ・保 護 者 に対 し指 導 ・援助 サ ー ビス 上 の 困 難 に 直 面 した 場 合 、 同僚 教 師 や 管 理 職 あ る い は ス ク ー ル カ ウ ンセ ラー等 の 心 理 教 育 的 援 助 サ ー ビス の 専 門家 に援 助 を求 め る か ど うか の認 知 的 枠 組 み 」 で あ り、 「援 助 の欲 求 と態 度 」 因子 と 「援 助 関 TABLE4CESSと 被 援 助 志 向 性 お よび 個 人 的 効 力 感 の 相 関 LESS 被援助志向性 個 人 的効 力 感 援 助 の欲 求 と態 度 抵 抗感 の低 さ 生徒指 導 教 科 指導 成績 向上 促 進 的 支 援 教 師 主 体 の 支 援 コンサルテーシ ョンの有効性の認知 コ ンサ ル タ ン トの専 門性 教 師 へ の 理 解 .31** .20* .31** .ol .os 一.07 -.03 .20* 一.01 - .17* 一.10 .17* .02 .OS - .04 一.04 .16 .17* 一.04 - .01 .10 .10 -.16 .25** .02 *Pく .05,**P<.01
係 に対 す る抵 抗 感 の 低 さ」 因子 の2因 子 か ら構 成 さ れ る。 ま た 、教 師 の個 人 的効 力 感 と は 、 淵 上 ・西 村(2004)に よ れ ば 、 「望 ま しい 教 育 的 結 果 を 遂 行 で き る と い う教 師 の 信 念 」 で あ り、 「生 徒 指 導 」 因子 、 「教 科 指 導 」 因 子 、 「成 績 向 上 」 因子 の3因 子 か ら構 成 さ れ て い る 。CESSの 各 因 子 と教 師 の 被 援 助 志 向 性 の 「援 助 の 欲 求 と態 度 」 因 子 、 「援 助 関 係 に 対 す る抵 抗 感 の 低 さ」 因 子 、 お よ び教 師 の 個 人 的 効 力 感 尺 度 の 「生 徒 指 導 」 因 子 、 「教 科 指 導 」 因 子 、 「成 績 向 上 」 因 子 との 相 関 をTABLE4に 示 した 。 CESSと 教 師 の被 援 助 志 向 性 との 相 関 につ い て検 討 す る 。CESSの 「促 進 的 支 援 」 因 子 と教 師 の 被 援 助 志 向 性 の 「援 助 の 欲 求 と態 度 」 因子 に1%水 準 で 有 意 な相 関 が 認 め られ た 。CESSの 「教 師 主 体 の 支 援 」 因 子 と教 師 の 被 援 助 志 向 性 の 「援 助 の 欲 求 と態 度 」 因 子 に5%水 準 で 有 意 な 相 関 が 認 め ら れ た 。 ま た 、CESSの 「コ ンサ ル テ ー シ ョ ンの 有 効 性 の 認 知 」 因子 と教 師 の被 援 助 志 向性 の 「援 助 の欲 求 と態 度 」 因 子 に1%水 準 で 有 意 な 相 関が 認 め られ 、 「援 助 関係 に対 す る 抵 抗 感 の 低 さ」 因子 との 間 に5%水 準 で 有 意 な相 関 が 認 め られ た 。CESSの 「教 師へ の 理 解 」 因 子 と教 師 の被 援二助 志 向 性 の 「援 助 関 係 に対 す る抵 抗 感 の 低 さ」 因子 との 間 に5%水 準 で有 意 な負 の 相 関 が 認 め られ た。 以 上 の結 果 か ら、 被 援 助 志 向 性 の 高 い 教 師 ほ ど学 校 コ ンサ ル テ ー シ ョ ン に 多 くの 特 性 を求 め る傾 向 が あ る こ と、 援 助 に対 す る抵 抗 感 の 高 い教 師 ほ ど、 コ ンサ ル タ ン ト に よ り多 くの 教 師へ の 理 解 を求 め る こ とが 明 らか と な っ た 。 つ ぎに 、CESSと 教 師 の個 人 的 効 力 感 との 相 関 に つ い て検 討 す る。CESSの 「教 師 主 体 の 支 援 」 因 子 と教 師 の 個 人 的 効 力 感 尺 度 の 「生 徒 指 導 」 因 子 に5%水 準 で 有 意 な 相 関 が 認 め ら れ た 。 CESSの 「コ ンサ ル テ ー シ ョ ンの 有 効 性 の 認 知 」 因 子 と教 師 の個 人 的効 力 感 尺 度 の 「教 科 指 導 」 因 子 との 問 に5%水 準 で 有 意 な相 関 が 認 め られ た 。CESSの 「コ ンサ ル タ ン トの専 門 性 」 因 子 と 教 師 の個 人 的 効 力 感 尺 度 の 「成 績 向 上 」 因 子 に1%水 準 で 有 意 な 相 関 が 認 め られ た。 生 徒 指 導 に 高 い 効 力 感 を持 つ 教 師 ほ ど、 コ ンサ ル テ ー シ ョ ン に 教 師 主 体 の 支 援 を求 め る 傾 向 が あ る こ と、 教 科 指 導 に高 い 効 力 感 を持 つ教 師 ほ ど、 コ ンサ ル テ ー シ ョ ン の有 効 性 を理 解 して い る こ と、 生 徒 の 成 績 向 上 に高 い効 力 感 を持 つ 教 師 ほ ど、 コ ンサ ル タ ン トに対 して も高 い 専 門 性 を 求 め て い る こ とが 明 らか とな っ た 。 この よ う に、 教 師 の 個 人 的 効 力 感 の領 域 ご と に コ ンサ ル テ ー シ ョ ン に対 して 求 め る特 性 に は違 い が あ る こ とが 示 さ れ た 。 と りわ け 、 生 徒 指 導 に高 い 効 力 感 を持 つ 教 師 が教 師 主 体 の支 援 を求 め て い る こ とが 明 ら か と な っ た 意 味 は 大 きい 。 なぜ な ら、 生 徒 指 導 と教 育 相 談 は 相 異 な る 領 域 で あ る と一 般 的 に は捉 え られ が ち で あ る の に対 して 、 生 徒 指 導 に 高 い 効 力 感 を持 つ 教 師 ほ ど問 題 を 自力 で 解 決 す る た め に コ ンサ ル テ ー シ ョ ン の必 要 性 を 理 解 して い る こ とが 明 ら か とな っ た た め で あ る。 瀬 戸(2006)は 、 生 徒 指 導 を積 極 的生 徒 指 導 と消 極 的 生 徒 指 導 に分 類 して い るが 、 と りわ け教 師 が 積 極 的 生 徒 指 導 を行 う上 で コ ン サ ル テ ー シ ョ ンが 有 効 で あ る可 能 性 を本 研 究 の結 果 は示 唆 して い る。
討
論
日本 の 小 学 校 や 中 学 校 、 高 等 学 校 で は 、 増 大 す る児 童 や 生 徒 の 心 の 問 題 へ の 対 応 が 急 務 と な っ て い る 。 しか し、 前 述 した 通 り、 日本 の 学 校 制 度 に お い て は 教 員 免 許 は教 科 の 免 許 で あ り、 教 師 は 児 童 や 生 徒 の 心 理 を 専 門 に 専 攻 して き た わ け で は な い こ とが ほ と ん どで あ る 。 こ の よ う な現 状 の 下 で は 、生 徒 指 導 や 教 育 相 談 に 関 す る研 修 を受 け る機 会 は用 意 さ れ て い る もの の 、 教 師 は 学校 現 場 で の経 験 を通 して児 童 や 生 徒 の 心 の 問 題 へ の 対 応 方 法 を 身 に つ け て きた と い う実 194態 が あ る 。 メ ー ル や イ ン タ ー ネ ッ トを使 った い じめ や リス トカ ッ ト、急 増 す る児 童 や 生 徒 の うつ 病 、 家 庭 の 崩 壊 な ど、 児 童 や 生徒 に生 じる 問 題 は急 速 に深 刻 化 か つ 複 雑 化 して お り、教 師 が これ ら の 問 題 に 関 わ る な か で 困 難 や 限 界 を感 じ る こ と も多 い 。 教 師 の うつ 病 が 急 増 し て い る現 状 も、 以 上 の よ う な教 育 現 場 の 問 題 と密 接 に 関 わ っ て い る で あ ろ う。 そ の た め 、教 師 の心 の専 門 家 に対 す る援 助 ニ ー ズ が 高 ま っ て い る(田 村 ・石 隈,2001)。 この よ うな 状 況 に対 して 、 ス ク ー ル カ ウ ン セ ラ ー な どの外 部 の 専 門家 に よ る コ ンサ ル テ ー シ ョ ンが 有 効 で あ る こ とが 指 摘 さ れ て い る(田 渕,2002;小 林,2003)。 本 研 究 で は 、 コ ン サ ル テ ー シ ョ ンの ニ ーズ の 実 態 に つ い て 調 査 した が 、 そ の結 果 、 調 査 対 象 とな っ た教 師 の87.3%が ス ク ー ル カ ウ ンセ ラ ー か ら コ ンサ ル テ ー シ ョ ン を受 け る こ と を希 望 して い る こ とが 明 らか とな っ た。 また 、 過 去 に コ ンサ ル テ ー シ ョ ン を受 け た教 師 の うち 、94.6%が 今 後 もコ ンサ ル テ ー シ ョ ン を希 望 して い た 。 この よ うに 、 教 師 の コ ンサ ル テ ー シ ョ ンの ニ ー ズ は非 常 に高 く、 コ ンサ ル テ ー シ ョ ン を受 け た教 師 は再 び コ ンサ ル テ ー シ ョン を希 望 して い る こ とが 明確 に示 さ れ た 。 しか し、 コ ンサ ル テ ー シ ョ ンの ニ ー ズ が 高 い に もか か わ らず 、 日本 の学 校 現 場 に お い て は コ ン サ ル テ ー シ ョ ンの位 置 づ け や 具体 的 な方 法 論 な どが 確 立 され て い る とは言 い 難 い 。 と りわ け 、 コ ン サ ル テ ー シ ョ ンの 過 程 に お い て は、 コ ンサ ル タ ン トと コ ンサ ル テ ィ が対 等 の 立 場 で協 働 して ク ラ イ エ ン トの 問題 に対 応 して い くこ とが 求 め られ る に もか か わ らず 、 ス ク ー ル カ ウ ンセ ラ ー と教 師 の 問 で ス ム ー ズ に対 等 な 関係 を構 築 す る こ とは必 ず し も容 易 で は な い で あ ろ う。 この よ う な 問 題 を 克服 し、 今 後 、 ス ク ー ル カ ウ ン セ リ ン グ の領 域 で コ ンサ ル テ ー シ ョ ン を有 効 に活 用 す る た め に は 、教 師 が コ ンサ ル テ ー シ ョン に対 して ど の よ う な援 助 を求 め て お り、必 要 と して い る コ ンサ ル テ ー シ ョ ンの特 性 は何 な の か を明 らか にす る必 要 が あ る 。 そ こで 、 本 研 究 は 、 日本 の 教 師が コ ンサ ル テ ー シ ョン に どの よ うな特 性 を求 め て い る の か を 明 ら か に す る た め に 、Mucha(1994)に よ っ て 作 成 さ れ た 「学 校 コ ン サ ル テ ー シ ョ ン評 価 尺 度 (CESS)」 を使 用 し、 日本 の教 師 を対 象 と して どの よ う な 因 子 構 造 が 得 られ るの か につ い て 検 討 し、CESSの 各 因子 の特 徴 を よ り詳 細 に知 る た め に 、 教 師 の 被 援 助 志 向 性 お よ び教 師 の 個 人 的効 力 感 との 関 連 に つ い て 検 討 し た。 そ の 結 果 、 第1因 子 の 「促 進 的 支 援 」 因 子 、 第2因 子 の 「教 師 主 体 の 支 援 」 因子 、 第3因 子 の 「コ ンサ ル テ ー シ ョ ンの有 効 性 の 認 知 」 因 子 、 第4因 子 の 「コ ン サ ル タ ン トの専 門 性 」 因 子 、 第5因 子 の 「教 師 へ の 理 解 」 因子 の5つ の 因 子 がCESSの 下 位 因子 と して 得 られ た。 こ れ らの5つ の 因 子 とMucha(1994)の 研 究 にお い て得 ら れ た 因 子 の比 較 検 討 を行 った 。 つ ぎ に 、得 られ たCESSの 各 因 子 の 特 徴 を よ り詳 細 に知 る た め に、 教 師 の 特 性 を測 る 指 標 と して 教 師 の被 援 助 志 向 性 お よ び教 師 の個 人 的 効 力 感 を取 り上 げ 、CESSと の 関 連 に つ い て 検 討 した 。 そ の結 果 、 被 援 助 志 向 性 の 高 い 教 師 ほ ど コ ンサ ル テ ー シ ョ ンに 多 くの 特 性 を求 め る傾 向 が あ る こ と、援 助 に対 す る 抵 抗 感 の 高 い 教 師 ほ ど、 コ ンサ ル タ ン トに よ り、 多 くの教 師 へ の理 解 を 求 め る こ とが 明 ら か とな った 。 また 、 生 徒 指 導 に高 い効 力 感 を持 つ教 師 ほ ど、 教 師 主 体 の支 援 を 求 め る傾 向 が あ る こ と、 教 科 指 導 に高 い効 力 感 を持 つ教 師 ほ ど、 コ ンサ ル テ ー シ ョン の有 効 性 を 理 解 して い る こ と、 生 徒 の 成 績 向 上 に高 い効 力 感 を持 つ教 師 ほ ど、 コ ンサ ル タ ン トに対 して も高 い 専 門 性 を 求 め て い る こ とが 明 らか と な っ た 。 この よ う に、CESSの 各 因子 と教 師 の被 援 助 志 向 性 お よ び教 師 の 個 人 的 効 力 感 の 関連 につ い て 検 討 した と こ ろ、CESSの 各 因子 の 特 徴 が 示 さ れ た 。 最 後 に 、本 研 究 の 限界 と今 後 の 課 題 につ い て考 察 す る 。本 研 究 の 限界 と して 、 第 一 に質 問 項 目 の 問 題 が あ る。 本 研 究 で は 、 教 師 の コ ンサ ル テ ー シ ョ ンの ニ ー ズ を測 定 し、 因子 構 造 を先 行 研 究
と比 較 検 討 す る た め 、 あ え てMucha(1994)に よっ て 作 成 され た 「学校 コ ンサ ル テ ー シ ョ ン評 価 尺 度(CESS)」 をそ の ま ま翻 訳 し使 用 し たが 、米 国 の 教 育 の 現 状 と 日本 の 教 育 の 現 状 に は大 きな 差 異 が 存 在 す る の は 当 然 で あ る(高 原,2006)。 そ の た め 、今 後 、 日本 の現 状 に応 じた 尺 度 を 開 発 す る こ とが 必 要 で あ る。 第 二 に、 調 査 対 象 の 問 題 で あ る。 本 研 究 で は高 校 の教 師 を調 査 対 象 と した が 、 日本 の現 状 で は ス ク ー ル カ ウ ンセ ラー が 多 く配属 さ れ て い るの は 中学 校 で あ り、今 後 は 学 校 の種 類 を広 げ て調 査 を行 う必 要 が あ る 。 ま た、 本 研 究 で は 調 査 対 象 の 規 模 が118名 と小 さ い た め 、 今 後 、 よ り大 規 模 な調 査 を行 う こ とが 必 要 と され よ う。 付 記 本 研 究 は 、 日本 学 校 心 理 学 会 第9回 大 会 に お い て 発 表 した 内 容 を再 分 析 し、 新 た な デ ー タ を加 え て ま とめ た もの で あ る。 本 研 究 を行 うに あ た って 、 茨 城 県 教 育 研 修 セ ン ター 生徒 指 導 部 教 育 相 談 課 課 長 加 倉 井 正 先 生 、 茨 城 県 立 那 珂 湊 第 一 高 等 学 校 校 長 和 田 トシ子 先 生(当 時)、 同 教 育 相 談 部 長 柴 裕 一 先 生(当 時)を は じめ とす る先 生 方 の ご協 力 を得 ま した 。 心 よ り深 くお 礼 を 申 し上 げ ます 。 引 用 文 献 Cole,E.&Siegel,J.A.(Eds.)2003Effectiveconsultationinschoolpsychology(2nded.).Toronto,Canada: Hogrefe&Huber. Dougherty,A.M.2005Psychologicalconsultationandcollaborationinschoolandcommunitysettings(4thed.). Belmont,CA:ThomsonBrooks/Cole. 淵 上 克 義 ・西 村 一 生2004教 師 の 協 働 的 効 力 感 に 関 す る 実 証 的 研 究 教 師 学 研 究,5・6,1-12. Gutkin,T.&Hickman,J.A.1990Therelationshipofconsultant,consultee,andorganizationalcharacteristicsto eonsulteeresistancetoschool-basedconsultation:Anempiricalanalysis.JournalofEducationaland PsychologicalConsultation,1,111-122. 石 隈 利 紀1999学 校 心 理 学 一 教 師 ・ス ク ー ル カ ウ ン セ ラ ー ・保 護 者 の チ ー ム に よ る 心 理 教 育 的 援 助 サ ー ビ ス ー 誠 信 書 房 小 林 朋 子2003ス ク ー ル カ ウ ン セ ラ ー に よ る 学 校 シ ス テ ム を 対 象 と し た コ ン サ ル テ ー シ ョ ン の 試 み 一 不 適 応 生 徒 の た め の 小 集 団 活 動 の 導 入 を 通 し て 一 学 校 心 理 学 研 究,3,11-18. Knoff,H.,Sullivan,P.,&Liu,D.1995Teachers'ratingsofeffectiveschoolpsychologyconsultants:An exploratoryfactoranalysisstudy.JournalofSchoolPsychology,33,39-57. Mucha,L.1994Asurveyofteacherperceptionsofschoolpsychologistsasconsultants:Afactoranalyticstudyof evaluationinconsultationprocess.Paperpresentedatthe26thAnnualMeetingoftheNationalAssociationof SchoolPsychologists.Seattle,WA,15March. 小 栗 貴 弘2006学 校 コ ン サ ル テ ー シ ョ ン 場 面 の コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に 関 す る 研 究 一 ス ク ー ル カ ウ ン セ ラ ー は ど の よ う に 学 校 コ ン サ ル テ ー シ ョ ン を 行 う の か 一 日 本 コ ミ ュ ニ テ ィ 心 理 学 会 第9回 大 会 プ ロ グ ラ ム ・発 表 論 文 集,... Perez-Gonzalez,F.,Garcia-Ros,R,&Gomez-Artiga,A.2004Asurveyofteacherperceptionsoftheschool psychologist'sskillsintheconsultationprocess.SchoolPsychologyInternational,25,30-41. 瀬 戸 健 一2006消 極 的 生 徒 指 導 と 積 極 的 生 徒 指 導 の 検 討 の 試 み 一 生 徒 指 導 連 絡 協 議 会 に 参 加 し た 教 師 の 認 識 に 着 目 し て 一 学 校 心 理 学 研 究,6,53-65. 田 渕 久 美 子2002教 師 の 教 育 実 践 に 対 す る コ ン サ ル テ ー シ ョ ン の 課 題 一 生 活 指 導 を 中 心 に 一 活 水 論 文 集,45,81-92. 高 原 晋 一2006ア メ リ カ の ス ク ー ル カ ウ ン セ リ ン グ ー 一 人 の 子 ど も の ニ ー ズ に 応 え る シ ス テ ム ほ ん の 森 出 版 田 村 修 一 ・石 隈 利 紀2001指 導 ・援 助 サ ー ビ ス 上 の 悩 み に お け る 中 学 校 教 師 の 被 援 助 志 向 性 に 関 す る 研 究 教 育 心 理 学 研 究,49,438-448. 196