第 4 学年キャリア教育展開計画(学年複合)
千葉市立打瀬小学校 指導者 平林かおる 1 テーマ名 1/2成人式 ~みんなで夢を語り合おう~ 2 テーマについて ・ 自分の課題や目標に向かって、よりよい自分 を目指そうとすることができる。 ・ 自分のよさに気づき、自分を大切にしようと する。 ・ 自分が周りの人とどのように関わって生活し たらよいのか考えることができる。 ・ 自分の気持ちや考えを言葉や文章で表すこと ができる。 ・ 友達や周囲の人に関わりあいながら、自分の よさを理解する。 教師の思いや願い ・ 大人になることや成長について興味はあるが、積 極的に考えようという態度はあまりみられない。 ・ 協力的に活動できるが、自分で決めることが苦手 で人に頼りやすい。 ・ 自分の思いを言葉や文章で表すことはやや苦手 である。 ・ 自分のよさに自信が持てない子どもが多い。 ・ 自分を支えた人々の存在を意識したことが少な く、感謝する気持ちや態度があまり見られない。 子どもの実態 総合的な学習で取り組む「1/2 成人式」では、2 年生の生活科で学んだ自分の成長や保護者の思いを土 台として始まる。これまでの成長や現在の自分自身のよさを再確認し、未来の自分に進むための意欲を持 つことをねらいとしている。この活動を行う上で、キャリア教育の人間関係形成能力や将来設計能力の視 点を加えることで、子どもたち自身が将来を考える上で必要な能力を身につけたことを実感できるだろ う。さらに、これからの自分の生き方を見つめ、生き抜く力を育むことのできる幅広い活動を行うことが できるであろう。 教科等の特性とキャリア教育の視点 テーマゆめ 発見 大人になるっていいね
子どもたちは2年生のときに「大きくなったわたしたち」で自分のアルバム作りを通して自分の成 長を確かめたり、家族に愛される自分を確認したりするなど自尊感情を育んできている。それから2 年経った10歳の現在、子どもの実態を見ると将来の夢をもっている子は多く、その夢に向かって努 力を続けている姿も見られる。しかし、受験で合格するという目標=楽しい生活ととらえて、一本道 の目標のまま進んでいこうとしている姿も見られる。そこで、自分たちの身近な先輩や憧れの存在の 人の生き方・考え方に触れることで、夢を持つことの大切さを感じとり、また苦労や不安を乗り越え る自信をもつことができるだろうと考える。 テーマとしての価値3 単元の位置 本単元では、自己理解を深めていくことをねらうが、周りの人への理解を深めることも大切にしていき たい。心の成長だけでなく体の成長、そして過去・現在・未来と視点を変えながら、よりよく生きるため の方法や考え方の素地を養っていく。そのために、構成的グループエンカウンターの手法を利用して、自 己開示する体験を積み、友達と関わるコミュニケーション能力を高めたり、自分の成長を支えた家族の願 いに気づくような国語での自分史作りなどを組み入れたりしていく。 体育 2次性徴 酒とタバコはなぜいけな いの? 道徳 自分を変えたできごと イチロー自伝 国語 自分史を作ろう 未来の自分へメッセ ージを送ろう 総合 ○ 大人になるってどんなこと? ・ 大人についての関心を高 める。 ○ 自分のよさを見つけよう ・ 自分や友達のよさを見つ ける。 ○ 2分の1成人式をしよう ・周りの人に感謝しながら、自 分に自信を持つ。 4 単元のねらい 本単元での各領域の目標 キャリア教育の視点からの目標 《総合的な学習の時間》 【関心・意欲・態度】 ○ 自分を生み育ててくれた両親や周りの人々に感 謝の気持ちを持つ。 ○ 自分の課題や目標に向かって、よりよい自分を 目指そうとする。 ○ 自分のよさに気づき、自分を大切にしようとす る。 【思考・判断】 ○ 周りの人の考えを認めるとともに、どのように かかわりながら生活していけばよいのか考え る。 《国語》 ○ 誕生から10年を振り返って書いた作文を書く ために、資料から必要なことがらを選ぶことが できる。 ○ 身の回りの人にインタビューをし、書く材料を 集めることができる。 ○ 文集を読み、自分を見つめ、これからの自分の あるべき姿を考え、十年後の自分像を書き綴る <人間関係形成能力> ○ 自分の長所・短所に気づく。 ○ 自分のよさを伸ばす方法を考える。 ○ 自分と異なる意見も理解しようとする。 (自他の理解能力) ○自分から積極的にかかわり、いろいろな立場の人 のよさに気づくことができる。 ○ 自分の思いや考えをわかりやすく表現する。 ○ お世話になった人に感謝する気持ちを持つ。 ○ 友達と協力して、学習や活動に取り組む。 (コミュニケーション能力) <将来設計能力> ○ さまざまな人と関わるなかで、日常の生活や学 習が将来の生き方に結びついていることを感じ ることができる。 (役割把握・認識能力) ○ 1/2成人式を行うために、計画を立てる必要性 に気づき、作業の手順を考えることができる。 (計画実行能力)
ことができる。 《体育》 ○ 自分の体の変化とその役割について知る。 ○ 体に危険なものについて知り、体を守ることが できる。 《道徳》 ○ より高い目標を立て、希望と勇気を持ってくじ けないで努力する。 ○ 自分を支えてくれた身の回りの人々に感謝の気 持ちをもつことができる。 <意思決定能力> ○ 学習上の課題をみつけ、自分の力で課題を解決 しようと努力する。(課題解決能力) <生命尊重意識> ○ 自分や他の人の生命の尊さに気づき、生命を大 切にしようとする。 5 学習計画 (総時間数 21時間 総合13時間+国語5時間+体育1時間+道徳2時間) 過 程 領 域 学習活動 支援 キャリア教育で育む力 評 価 総合 「オリエンテーション」 成人式ってなにをするの だろう 大人のイメージマップ 成人式について興味がわくよ うに、写真や記念品を提示す る。 ◎ 人間関係形成能力 自分の意見や気持ちをわかり やすく表現する。 総合 「大人になるってどんな こと?」 子どものすること 大人のすること 大人になること 大人と子どもの違いや変化に 気がつくように、図で表示す る。 ◎人間関係形成能力 自分の意見や気持ちをわか りやすく表現する。 自分と異なる意見も理解し ようとする。 総合 「大人について知りたい こと」 二十歳の人と語る会 成人したゲストを迎えて、心境 などを語ってもらう。 ◎将来設計能力 将来のことを考える大切さ がわかる。 ステップ 1 大人に な るっ て? ( 4 ) 体育 「体の変化・心の変化」 2 次性徴 大人の体と子どもの体 自分の成長記録を利用したり、 不安を乗り越えた先輩の話を 聞かせたりする。 ◎生命尊重能力 自他の生命を大切にする。 学習観察 ワー ク シ ート ポー トフォリ オ
◎人間関係形成能力 「自分を知ろう」 占 い か ら み る 性 格 分 析 友達から見る自分 《本時◎》 動物占いを利用して、性格や向 いている職業に関心を持たせ る。 総合 自分のよさを理解し伸ばそ うとする。 道徳 「私を変えた3つのでき ごと」 自分の変化や支えとなった出 来事を振り返る。 ◎人間関係形成能力 まわりの人とのかかわり に感謝の気持ちをもつ。 道徳 「夢をかなえるには」 イチロー自伝 自分の経験と照らし合わせて 考える ◎意思決定能力 将来の夢や希望をもち、実現 に向けて努力しようとする。 国語5 「自分史をまとめよう」 生活科ブックを資料にして、 今までの10 年間を振り返り、 書き記しておきたい思いや出 来事を自分史にまとめる。 4期に分けて書き綴り、 自分の思いを語る ① 誕生・幼児期 ② 小学校入学時 ③ 現在 ④ 10年後 ◎人間関係形成能力 まわりの人とのかかわりに 感謝の気持ちを改めてもつ。 自分のよさを理解する。 ステップ2 今の自分 これ からの自分 ( 9) 総 合 「手紙を書こう」 両親へ・20歳の自分へ 今までの学習を振り返って、 考えたことを手紙にまとめ る ◎人間関係形成能力 まわりの人とのかかわりに 感謝の気持ちを改めてもつ。 総合 「1/2成人式の企画をし よう」 お楽しみ会的な要素だけでな く、自分たちも周りの人も心 が温まる会になるようにす る。 ◎人間関係形成能力 自分の意見や気持ちをわか りやすく表現する。 自分と異なる意見も理解 しようとする。 総合 「『荒れる成人式』につい て新聞記事から考えよう」 新聞記事から、成人をお祝いし たまわりの人の気持ちを考え られるようにする。 ◎人間関係形成能力 お世話になった周りの人々 に感謝の気持ちをもつ。 総合 3 「1/2成人式」 準備をしよう 役割分担を明確にして、自分 たちの手で作る式になるよ うにする。 ◎人間関係形成能力 まわりの人とのかかわりに 感謝の気持ちをもつ。 ステップ 3 みんなで語ろう(8) 祝 1/2成人式 子ども・保護者・先生の三者が 協力して式を運営し、心に残 るような時間にする。 ◎意思決定能力 将来の夢や希望をもち、実現 に向けて努力しようとする。 総合 3 1月 学習観察 ワー ク シ ート ポー トフォリ オ
6 本時の学習 (1) 本時の目標 (○…教科のねらい ◎…キャリア教育のねらい) ○ 自分や友達の性格の傾向を知り、よさを見つけることができる。 ◎ 自分や友達のよさを理解し、よいところを伸ばしていこうとする気持ちを持つ。 (2) 展開 過 程 学習活動 支援(○)と評価(☆) 資 料 導入 展開 終末 1 学習のねらいをつかむ。 動物占い 13 歳のハローワー ク ワー ク シ ー ト ○占いの出典を伝えるとともに、よいところ は取り入れ、そうでないところはあまり気 にしないよう伝える。 2 学習の方法について知る。 「動物占い」を利用して自分のことを紹 介する。 占い・・・性格 長所短所 向いている職業 好き嫌いのタイプ 3 自分を知る学習を行う。 グループ形態 ① 自分の動物を調べる ② 動物の資料を読み、当てはまるところ や気になる部分に印を付ける。 ③ 自己紹介文を書く。 4 友達にメッセージを書く。 「X さんからの手紙」方式 5 全体の前で紹介する うれしかったところ 心に残った人 6 振り返りをする。 感想をシートに書く。 感想を話し合う。 ○あらかじめ個人の数字を調べておき、プリ ントにして用意しておく。 ○慣れ親しんだ生活班を利用して、話しなが ら活動を行うようにする。 ○ワークシートを利用して、自己紹介文を書 くようにする。 ○名札に動物シールをはり、お互いの動物が 分かるようにする。 ○友達の書いた自己紹介文を読んで、励まし やよいところをメッセージに書く。 ☆自分と友達との共通点・相違点などをみつ けて親近感を持つことができる。 ○学習を振り返って、自分を見つめる方法の 楽しさに気付かせる。 ○これからの活動に意欲を持つことができ る。 自分のよさをみつめてみよう 自分の長所・短所に気付き、よいと ころに自信を持つことができる。 【自他の理解能力】