ため池防災支援システム
(氾濫解析)
操作方法【簡易操作版】
平成30年12月
国立研究開発法人農研機構
農村工学研究部門
資料5
目次
1.解析ため池の選択と氾濫解析パラメータ編集の 開始 2-1~2-5.講習会用の簡単な説明1~5 3-1.氾濫解析パラメータの設定① 3-2.氾濫解析パラメータの設定② 3-3.氾濫解析パラメータの設定③ 3-4.氾濫解析パラメータの設定④ 3-5.氾濫解析パラメータの設定⑤ 3-6.氾濫解析パラメータの設定⑥ 4.氾濫解析パラメータ変更画面 5-1.氾濫解析の実行① 5-2.氾濫解析の実行② 6.解析中の画面 7.氾濫解析の結果を見る 8.氾濫解析の結果をサーバーに登録する 9.氾濫解析の結果を公開する 10.SIPONDにため池防災支援システムのIDを設定 11-1.SIPONDに解析パラメータをダウンロード① 11-2.SIPONDに解析パラメータをダウンロード② 12-1.ダウンロードした解析パラメータをSIPOND に設定する① 12-2.ダウンロードした解析パラメータをSIPOND に設定する② 13-1.SIPONDから解析結果をアップロード① 13-2.SIPONDから解析結果をアップロード② 13-3.SIPONDから解析結果をアップロード③ (参考)ハイドログラフのCSVファイルのアップ ロード手順1.解析ため池の選択と氾濫解析パラメータ編集の開始
3 PC:URL (http://sipcat.iotm2m.in/map/monitor/) ①ため池防災支援システムでため池アイコンを選択 し、「台帳」ボタンを押す。 ②ため池台帳(ため池諸元)が表示される。 ③ため池台帳の最下部の「氾濫解析パラメータ編 集」ボタンを押す。 ④再度、ログインが求められる場合は、ログイン名 とパスワードを入力する。 ④「氾濫解析パラメータの変更」画面が表示される。 ※講習では各自の仮想ため池で練習します。 ① ⑤ ② ③ ④2-1.講習会用の簡単な説明1
変更できません・ 通常は「5:5mメッシュ」を選択します。 通常は「0:コスタ式」を選択します。 0.0のままとします。 通常は0.04(標準値)とします。地盤の粗度によって変更します。 通常は60分(最長)とします。 通常は5分を選択します。 ため池堤体からどちらの方向に流出するかを選択します。2-2.講習会用の簡単な説明2
5①始めに、ため池の位置を中心に矩形の解析範囲が選択されています。
②右上のボタンで多角形か矩形かを選択します。
②堤体からの流出方向や地形に合わせて、どこまで氾濫するかを予測して解析範囲
を決定します。マウスでドラッグして範囲を指定します。
③解析範囲を大きくすると、解析時間が長くなります。
解析範囲を指定します。
講習では、平地である役場に仮想ため池を設定しているため、ため池を中心に
200×200mくらいの矩形で範囲をしましょう。
ドラッグします 点をドラッグします2-3.講習会用の簡単な説明3
①始めに、データベースの緯度経度の点に決壊点が設定されています。
②マウスで
をドラッグして決壊点に移動させます。通常はため池の盛土が一番
高いところを決壊点とします。下流直下に家がある場合などでは、状況に応じて、
最も危険となるところを決壊点とします。
決壊点を指定します。
講習では、平地である役場に仮想ため池を設定しているため、堤体がありません。後
点をドラッグします2-4.講習会用の簡単な説明4
国土地理院のHPを参照して、平面直角座標系を選択します
2-5.講習会用の簡単な説明5
区分1:国担当者まで公開
区分2:県担当者まで公開
区分3:市町村担当者まで公開
区分4:ため池管理者にのみ公開
区分5:編集者以外には非公開:編集者とは国、県、市町村で解析権限を持つユーザーです
ここでは基本ソフトを選択します。
最後に保存ボタンを押して解析を実行します。「解析が完了しました」と出たら、別
ウインドウの地図画面に戻って、「ハザード」から「氾濫域」を選択して、解析結果
を確認します。
パラメータ名称
説明
ため池番号 各ため池に与えられたため池番号です。変更する必要はありません。 メッシュサイズ 解析に用いるメッシュサイズを選択します。 選択肢 ・5:5mメッシュ ・10:10mメッシュ ※解析範囲内の浸水域に標高データが無い場合や5mメッシュを選択し て10mメッシュの標高データしか無い場合は、下図のように円状に浸水 が広がった間違った結果となります。このような場合は、再度10mメッ シュで計算してください。 浸水域に標高データが無い場合の表示例3-1.氾濫解析パラメータの設定①
9パラメータ名称
説明
流出流量決定方式 決壊した際の流出流量の決定方式を選択します。 選択肢 ・0:コスタ式(自動) ・1:任意流出流量 「0:コスタ式(自動)」を選択した場合は、通常のダムの決壊に用い られる式で計算されます。 「1:任意流出流量」を選択した場合は、任意のハイドロCSVファイル を事前にアップロードする必要があります。アップロード方法は 3.4.2で説明します。 任意のハイドロ CSVファイル (ファイルアップ ロード方法は、P) 流出流量決定方式を任意流出流量に設定した場合に使用 する流量をハイドロCSVファイルとして事前にアップ ロードします。 ファイル構成 ・1列目:経過時間(単位:秒) ・2列目:時間ごとの流量(単位:m3/sec) ファイル名 ・ため池番号-H_HYDROGRAPH.csv なお、任意のハイドロCSVファイルを事前にアップロー ドせずに「1:任意流出流量」を選択した場合、流出量 は0で計算されます。3-2.氾濫解析パラメータの設定②
パラメータ名称
説明
流出流量 決壊した際の流出流量を直接設定します。 ※現在このパラメータは使用していません。 粗度係数マニングの粗度係数(m
-1/3s)を解析範囲内に一律に設定します。
総解析時間総解析時間を選択します。
選択肢
・5分 ・10分 ・20分 ・30分 ・60分
出力時間間隔 結果を出力する時間間隔を選択します。 ※現在画面上で結果を確認できるのは最大浸水深のみです。 選択肢 ・1分 ・5分 ・10分3-3.氾濫解析パラメータの設定③
11パラメータ名称
説明
流出方向決壊した際の流出方向を選択します。
選択肢
・1:東 ・2:南 ・3:西 ・4:北
解析範囲 右図のように解析を行う範囲を ポリゴンで設定します。デフォルトでは,決壊点を
中心とした矩形が解析範囲
として設定されています。
解析範囲が小さいほど計算時間が
短くなるため、決壊点や流出方向を
考慮して解析範囲を設定すると
解析時間が短縮される場合
があります。
例)決壊点や流出方向を考慮した
解析範囲(流出方向:南の場合)
3-4.氾濫解析パラメータの設定④
決壊点 流出方向パラメータ名称
説明
決壊点 ため池の決壊点をポイントで設定します。 平面直角座標系 区分 解析範囲に対応する 平面直角座標系を 選択します。 参照:わかりやすい平面直角座標系(URL http://www.gsi.go.jp/sokuchikijun/jpc.html )3-5.氾濫解析パラメータの設定⑤
13XIII
XII
XI
X
IX
VIII
VII
VI
IV
III
V
II
I
パラメータ名称
説明
公開区分等 解析結果を公開する範囲について選択します。 区分なし:全体に公開、区分1:国担当者まで公開、区分2:県担当者 まで公開、区分3:市町村担当者まで公開、区分4:ため池管理者にの み公開、区分5:編集者以外には非公開 「公開する」にチェックを入れます。3-6.氾濫解析パラメータの設定⑥
4.氾濫解析パラメータの変更と解析実行
15
氾濫解析パラメータ変更画面において、必要な氾濫解析パラメータを変更し、画面右下の【保存】ボタン をクリックすると解析が実行されます。
5-1.氾濫解析の実行①
氾濫解析パラメータ選択画面において、①ため池番号を入力し、②【検索】ボタンをクリックすると、 ため池が検索される。③解析を行うため池についてチェックを入れます。 ① ② ③17
操作のプルダウンから【解析依頼】を選択し、【実行】ボタンをクリックする。
解析の進行状況が表示されます。①【戻る】をクリックすると、氾濫解析パラメータ変更画面に 遷移し、②【全ての解析中止】をクリックすると実行中の解析が中止されます。
6.解析中の画面
7.氾濫解析の結果を見る
19①解析終了後、システムのメイン画面に戻
り、「ハザード」を選択する。
②ポップアップでハザードメニューが表示
されるので、「氾濫域」を選択する。
③実行を押す。
④ため池決壊時の氾濫域が表示される
① ② ③拡
大
8.氾濫解析済みの結果をサーバーに登録する 1
①アップロードしたいため池を選択する。
②「台帳」を選択する。
③ため池台帳(ため池諸元)が表示される。
④ため池台帳の最下部の「氾濫解析パラ
メータ編集」ボタンを押す。
⑤ 「氾濫解析済みファイル登録 」ボタンを
押す。
① ② ④ ③ ⑤8.氾濫解析済みの結果をサーバーに登録する 2
①①「参照」を選択する。
②解析結果である「shpファイル、shxファイル、
prjファイル、dbfファイル」を選択する。
③「開く」ボタンを押す。
④「アップロード」ボタンを押す。
⑤ 「氾濫解析済みファイル登録」が完了する。
アップロードするファイル名の設定 「4ファイル」(4つの異なる赤字の拡張子ファイル) 352060070-H_SAIDAI_SUISHIN-whole.shp 352060070-H_SAIDAI_SUISHIN-whole.shx 352060070-H_SAIDAI_SUISHIN-whole.prj 352060070-H_SAIDAI_SUISHIN-whole.dbf ・先頭の数値(青字)はため池番号を表す。 ・各解析結果名(緑字)は以下の通り 最大水深・最大流速・到達時間・浸水時間のデータを格納できる。 (SIPONDでは最大歩行困難度も格納している。) ② ③ ④ ⑤ 21 ➢ 4種類のファイルの名前はため池番号以外同じである必要があ る。 ➢ 4つのファイルのセットを複数セット同時にアップロードする ことができる。 ➢ 農研機構の旧ため池DB氾濫解析システム(H27年にサポート終 了)のファイルもファイル名を左記の形に変更すればアップ ロード可能。9.氾濫解析の結果を公開する
① ①氾濫解析パラメータ編集画面で「登録 ファイルを公開」ボタンを押す。 ②公開が完了すると、「解析が完了しまし た」と表示される。 ③氾濫域(最大水深)が表示される。 ② (備考 )時間別について 「4ファイル」(4つの異なる赤字の拡張子ファイル) 232130127-H_JIKANBETSU_SUISHIN-0003.shp 232130127-H_JIKANBETSU_SUISHIN-0003.shx 232130127-H_JIKANBETSU_SUISHIN-0003.prj 232130127-H_JIKANBETSU_SUISHIN-0003.dbf ・先頭の数値(青字)はため池番号を表す。 ・各解析結果名(緑字)は以下の通りである。 時間別水深:JIKANBETSU_SUISHIN,時間別流速: JIKANBETSU_RYUUSOKU 時間別歩行困難度:JIKANBETSU_HOKOU_KONNANDO ③ アップロードした氾濫解析結果のファイルはシ ステムに入っているだけで、まだ表示されてい ない状態である。システム画面に表示するため に、「公開する」という作業を行う。(ため池 防災支援システムは行政機関のみに閉じたシス テムであるため、この作業で一般には公開され ない)10.SIPONDにため池防災支援システムのIDを設定
23 ①「ため池防災支援システム」-「IDとパスワードの設定」ボタンを押す。 ②「ため池防災支援システム」画面が表示される。 ③「ログインID」と「パスワード」を入力する。 ④「設定」ボタンを押すとSIPONDにため池防災支援システムと通信を行うための「ログインID」と 「パスワード」が設定されます。 ① ② ③ ④11-1.SIPONDに解析パラメータをダウンロード①
ため池防災支援システムから以下のため池諸元と解析パラメータがCSV形式でSIPONDに保存されま す。 ■ため池諸元 ・ため池番号 ・ため池名 ・所在地 ・所在地(緯度、経度) ・堤高 ・貯水量 ■解析パラメータ(単独決壊) ・ため池番号 ・解析時間 ・粗度係数 ・出力時間間隔 ・流量方式 ・メッシュ幅 ・貯水量 ・堤高 ・流出方向 ・解析範囲 ・破堤位置 ・平面直角座標系番号 ①「ため池防災支援システム」-「ため池情報のダウンロード」ボタンを押す。 ②「自治体の選択」画面が表示される。 ③「都道府県」と「地方自治体」を選択する。 ここで選択した自治体のため池情報がダウンロードされます。 ④「実行」ボタンを押す。①
②
③
④
⑤ダウンロードが終了したら「通信が終了しました。」のメッセージが表示されるので「OK」ボタン を押す。 ※メッセージが表示されるまで時間がかかる場合があります。 ⑥SIPONDがインストールされているフォルダ「SIPOND」内の「DB」フォルダに以下のファイルが 生成されるとダウンロードは完了です。(同名のファイルが存在する場合は上書き保存される。) ※生成されたファイルは自動で更新されません。
11-2.SIPONDに解析パラメータをダウンロード②
25⑤
⑥
■生成されるファイル(CSVファイル形式) 【都道府県名】 ― 【自治体名】.csv 例)兵庫県―高砂市.csv 通信が終了しました。12-1.ダウンロードした解析パラメータをSIPONDに設定する①
①「1.基本設定」の「設定ファイル読込」ボタンを押す。 ②ファイル選択画面が表示される。 ③該当するファイル(11-2.⑥で生成されたファイル)を選択して「開く」ボタンを押す。 例)C:¥SIPOND¥DB¥兵庫県―高砂市.csv①
②
③
④ため池一覧が表示される。 ⑤解析するため池を選択。(複数選択不可) ※座標系が正しくない場合は、正常に設定されません。 ⑥「選択」ボタンを押すと各パラメータがSIPONDに設定されます。 ダウンロードしたパラメータに異常値が含まれ、正常に設定されない場合があります。