電力データによるわが国
鉱工業稼働率の測定
和
邦
昌
薮
村
津
大
中
赤
雄
彦
一ー*
r.序 稼働率(capacityutilization)は能力産出量 (capacityoutput)に対する実際 産出量 (actua!output)の比率(%)として定義される。すなわち産業の t期 における能力産出量と実際産出量をそれぞれYc
(i,t
)
,Y
(i, t)とすれば,稼 働率CU
(i, t)は次式で示される。Y
(i, t)CU
(i,t
)
=
一一一」一一x1
0
0
Yc
(i, t) ) l ( ここで,能力産出量とは, ミクロ的に言えば,企業がフノレ操業したとき得られ る産出量のことである。しかし, どのような状態を「フル操業」と言うことが できょうか。例えば,それに対して,物理的に可能な最大の産出状態,平均費 用最小の状態,通常の標準的産出状態など様々な答えが考えられる。このよう に,能力産出量の概念はともすれば駿昧なものとなる。我々の問題は,実際産 出量との関連の中で,どのように能力産出量の概念を明確化し測定するかにあ る。特に,ある産業または一国全体の稼働率を考える時, ミクロ的概念とは異 なりうることをも考慮しなければならない。 一般に稼働率と言えば,機械設備の操業度(operatingrate)のことを連想し 事香川県立丸亀商業高等学校教諭(
1
)
GNP
に対する能力産出量の一つに潜在的GNP
(potentialGNP)
がある。潜在的GNP
とは完全雇用が達成されたとき得られると考えられるGNP
の水準のことである。詳しく は , A. M.Okun [25], E.Kuh [22], P K.Clark [18]等を参照。-44- 第60巻 第4号 710 がちであるが,それだけでなく,生産過程に投入される他のインプy トも考慮 される。どのインプットを含めて考えるかによって,稼働率は概念上次の三つ に分類される。 l 生産能力利用率 (capacityutilization)
2
資本稼働率 (capitalutilization) 3 労働稼働率 (laboruti1
i
zation) 生産能力利用率は(1)式において定義された,資本・労働とも含んだ稼働率であ り,単に「稼働率」と言えばこれを指すことが多い。資本稼働率は資本すなわ ち機械設備の操業度のことであり,我々の試みる電力データによる稼働率(以 下,電力稼働率と言う。〉はここに分類されうるものである。労働稼働率は労働 の稼働状態を示すものであり,例えば雇用率000-
失業率(%))はこの一つ である。これら三つの稼働率は互いに関連を持つてはし、るが, 必ずしも厳密に 一致するものではなL。、 稼働率の測定については様々な方法があるが, 大別すると,直接法と間接法 に分類される。直接法とは,企業を対象にした,稼働率あるいは生産能力につ いての統計調査を基にして,産業または一国の稼働率を求めるものである。企 業から直接得られたデータを基にしているため信頼性は高いと思われるが,企 業家の将来に対する期待等が含まれている可能性があり,主観的尺度を生むと の批判が多い。一方,間接法は,アウトプyj-.,資本ストック,失業率等の集 ( 2) K Hilton& H Dolphin [21]参照。 ( 3 ) 資本インプyf (資本スト y "やその稼働時間)の測定の問題があり,厳密には労働イ ンブソトだけしか含んでいない場合が多い。また,“capacity utilization"と“capital utilization"とを.I弐別を考えずに使っていることもある。 (4) 例えば, コブ・ダグラス生産関数を考えると, Y/ Yc=
(K/ KclαX(L/Lc)β となり,稼働率(生産能力利用率)は,資本稼働率(K/Kclと労働稼働率(L/Lclの関数 として表される。上式は, Y=
AKaLβ. Yc=
AKcaLcβ より容易に得られる。 PJ
Lund [23]参照。 ( 5 ) 稼働率の測定については.L CJ.hristiano[17]のサーベイが詳しい。他に.[3]. [5]. [13]. [15]. [16]. [21]. [26]がある。711 電力データによるわが国鉱工業稼働率の測定 -45-計的データを用いてそれらの間の関係を定式化していくことにより,より客観 的尺度を求めようとするものである。間接法についても,基礎となるデータの 測定,関係の定式化,パラメータの推定などにおいて多くの欠点が存在しうる。 電力稼働率の測定について述べる前に,ここで電力データの利用可能性につ いて少し検討してみよう。電力は次のような性質を持つ(6)
1
電力は均質なインプットであり,lkWh
の電力はどの地域,どの時期に おいても同じlkWh
である。したがって,電力データには資本ストック測 定にみられるような集計の問題が存在しない。2
電力は貯蔵のきかないインプットであり,生産過程に投入されるやいな や機械(電動機など〉は動き,その投入の停止と同時に機械は止まる。 このような電力の性質から,電力データは資本インプットの代理変数として充 分に役立ちうることがわかる。 この論文では電力データを使って稼働率の測定を試みる。この方法は間接法 の一つであり,直接法の欠点である主観的要素が含まれていないのはもちろん であるが,上述したように間接法での基礎データ測定の問題も存在しなし、。ま た,複雑な定式化・推定をすることなし簡単な計算により容易に電力稼働率 を求めることができることを後に示す。さらに,電力稼働率を他の方法による 二種類の稼働率と比較することにより,電力稼働率の概念,利点・欠点をより 明らかにしたいと考える。I
I
.
電力稼働率の測定方法一一サーベイ 資本稼働率測定の一つの手段として電力データを用いる方法は,諸外国製造 業においてすでに試みられている。アメリカでのM..F
.
.
F
o
s
s
[
1
9
],イギリスで の0.F
.
H
e
a
t
h
f
i
e
l
d
[
2
0
J
,イスラエルとフィリピンでの0..Morawetz [
2
4
J
が それである。しかし,データに制約があり,方法を少し複雑にしている。 電力稼働率は実際消費電力量(kWh)
と最大消費電力量(kWh)
との比率(%) ( 6) D.F
H
e
a
t
h
f
i
e
l
d
[20], p.209参照。-46- 第60巻 第4号 712 であり,必要なデータが利用可能であれば,次式により簡単に計算される。
K
W H
(i,t
)
KUe
(i, t)一- K W
c
(
i
, t)x
H
(
t
)
x1
0
0
(2) ここで ,KUe
(i, t)はt
産業のt
期における電力稼働率(%),KWH
(i, t),KWc
(i, t)はそれぞれt
産業の t期における実際消費電力量(kWh)
および最 大消費電力(kW)
である。H(
t
)
は t期の時間数(
h
)
で,年次データでは8
7
6
0
時 間 (24時間x365
日〕となる。 例えば,フル稼働において10kW
の電力を消費する資本があったとしよう。 ある1
年間における実際の消費電力量が43800kWh
であれば,その資本のその 年の電力稼働率は,4
3
8
0
0
一 一 一 一x
1
0
0
1
0
x
8
7
6
0
すなわち50%
になる。 しかし, (2)式の分母の最大消費電力が利用できない場合には,例えばD F Heathfieldに見られるように,評価馬力 (ratedhorse power)のデータを利用 しなければならない(:)このとき,電力稼働率はKUe(t
,t ) K
W H
(i,t
)
×1 0 0 ( 3 )
- HFU
, t)X0746XH(
t) により計算される。ここで ,HP
(i, t)はt
産業の t期における評価馬力(HP)
である。1HP
=
0
.
.
7
4
6
k
W
であるから,評価馬力にo
7
4
6
を掛けることにより電 力の単位(kW)
に変換される。 電力は,工場では,照明,電動機(electricmotor),原料(電解槽など),加 熱用(電気炉など〉等として消費される。この中で電動機の消費割合が最も高 く,(
3
)
式の評価馬力のデータが電動機についてしか得られないために,M
ゅF
Fossと D.Morawetzは対象を電動機のみに限って,電力稼働率を次式により ( i) D F.Heathfield[20J
, p 209参照。 ( 8 ) 評価馬力データは2年間 0951年と 1961年)の儲(しかも,不充分な形で)しか得ら れず,資本ヌト ylJ・データを使って補間・補外されている。 D.F Heathfield[20J, pp 210-211参照。713 電力データによるわが国鉱工業稼働率の測定
計算している:
KUe(
υi
,tけ)=KWH(μi , υ)XPCmηz (i)ν/10~XIOO
HPm
(
i
,
t)x0746/0 9XH(
i
)
-47-(4) ここで ,PCm
(
i
)
は総消費電力量(全用途〉に占める電動機の消費電力量の割合 (%) (以下,電動機消費割合という1HPm(t
,t)は電動機の評価馬力 (HP) である。o
9は,約 10%の電力が熱となって失われると仮定したときの,電動 機の効率である。 このように求められた電力稼働率は,文字通り「フル操業」の状態,すなわ ち1日 24時間・ l年 365日の操業を基準にしている。この点において,標準的 労働時聞を基準とした通常の稼働率とは異なりうる。例えば1
日8
時間1
年365日の操業が標準的である企業を考えよう。この企業が 1年間この状態を 維持したとき,通常の稼働率は100%である。一方で,電力は 1日 24時間のう ち, 1/3の 8時間しか消費されないから,電力稼働率は 33%となる。そして数 年後,交替制採用の結果1
日24時間の操業が可能になったとしよう。通常の稼 働率は同じく 100%である。ところが,電力稼働率は 33%から 100%へと大幅に 上昇したことになる。このように,電力稼働率は通常の稼働率と違い,長期的 要因により変動する。 最後に, (2), (3), (4)式で計算される電力稼働率の問題点を整理しておこう。 まず,共通に存在する問題点として次の点が指摘される。 ( 9) D. Morawetz [24], p.644参照。 (0) アメリカ連邦電力委員会(FederalPower Commission: FPC)の調査により 1954年 の電力用途別・業種別の消費電力設が利用で、きる。M F. Fossはこの年の電動機消費割合 ([19], Table 1, p.10)を他の年にも適用している。さらに, D Morawetzは電動機消 費割合は技術的に決定され,国による違いはあまりないであろうとして([24], p.647), この同じデータを使っている。 (11) 約10%が熱となって失われるのであれば,評価馬力で示されているだけの仕事をさせ るにはそれだけ多くの電力が必要になる。 (2) M. F Foss,
t 1929年から1955年までのアメリカ製造業における電力稼働率の約45% ものl:Yfの理由を次のように考えている([19], pp. 8-9)。 上交替制の進展。 2 "経営管理知識の増加(予備的資本の減少,修理維持のための時間の短縮等〕。 3 オートメーションの導入。-48ー 第60巻 第4号 714
1
.
電力以外のエネルギーを使う機械が存在する。a
溶鉱炉は技術的制約から2
4
時間フル稼働しており,電力稼働率は下 方パイプスを持、っている。溶鉱炉の比重の高い業種は注意、を要ずる。b
.
熱機関,水力機関,風力機等の電動機以外の原動機が存在する。電動 機と他の原動機で稼働率が異なり,他の原動機のウェートが大きなとき, 電力稼働率のバイアスはそれだけ大きくなってくる。2
.
分母の最大消費電力の値が非現実的であり,電力稼働率は下方バイアス を持っているoa
現実には修理維持のための時聞が必要である。しかし,これを無視し たことによるバイアスは小さいであろう。 次は, (3), (4)式で評価馬力データを用いたことによるものである。b
.
評価馬力データは,個々の機械(あるいは,電動機〕の馬力を合計し たものであるが,すべての機械が同時に動くと考えるのは非現実的であ る。ある一台の機械に注目したとき, フル操業しているときでも,かな りの時聞が,その機械のセクト,原材料のセット,機械のリセットに費 やされる。連続工程を持たない業種ほどこれは顕著であろう。また,景気 がかなり良いときにしか使われない陳腐化した資本も存在すると思われ る。c
電力が消費されたとき,すべてが機械的エネルギーに変わるのではな く , 血部が熱となり失われる。 (3)式ではこのことは全く考慮されておら ず, (4)式では電動機の効率をo
9と仮定しているに過ぎなし、。 以下(
4
)
式の問題である。3
計算の対象を電動機に限っている。a
電力の電動機以外の他の用途を無視している。電解槽や電気炉の比重 (3) 炉を止めた後,再び稼働させるために数日(あるいは数週間)もかかる。また,炉は極 めてコス}高であり,平均資用を下げるために,夜でも使った方が良い。 D.Morawetz [24], p 645参照。 (14) D. Morawetzは,このパイアスは10-15%を越えないであろうと言っている ([24J. p 644)。
715 電力データによるわが国鉱工業稼働率の測定 -49-が 高 い 業 種 で は 特 に 問 題 と な る 。
b
.
消 費 電 力 量 の 用 途 別 デ ー タ が 得 ら れ ず , す べ て の 年 に つ い て あ る 年 の 同 じ 電 動 機 消 費 割 合 を 使 っ て い る 。 以 上 見 て き た よ う に , 電 力 稼 働 率 の 測 定 方 法 が 極 め て 簡 単 で あ る に も か か わ ら ず , 最 大 消 費 電 力 に つ い て の デ ー タ が 利 用 で き な い た め に 種 々 の 問 題 が 生 じ ている。I
I
I
.
新 し い 電 力 稼 働 率 の 構 築 我 々 は 『 電 力 調 査 統 計 月 報 』 か ら の2
種 類 の デ ー タ , 大 口 電 力 の 産 業 別 使 用 電 力 量 (kWh)と 契 約 電 力(kW)を用いて,わが国電力稼働率を, (2)式 よ り 計 算 した。 契 約 電 力 は , 電 力 使 用 者 が 電 気 事 業 者 に 対 し て 契 約 上 使 用 で き る 最 大 電 力 で あ る 。 そ れ を 超 過 し て 電 力 を 使 用 し た 場 合 , 契 約 違 反 と な り , 違 約 金 を 支 払 わ なければならなし、。 こ の よ う に 算 出 さ れ た 電 力 稼 働 率 の 利 点 ・ 欠 点 は 次 の よ う に ま と め ら れ よ う 。1
最 大 消 費 電 力 と し て 契 約 電 力 を 使 用 す る こ と に よ り ,I
I
節 で 指 摘 し た 問 題 点 の 一 部(2.b
.
とc
お よ び3.)
が 解 決 さ れ , 稼 働 率 に 存 在 し た 下 方 バ イ ア ス ( 特 に2
.b
.
による。〉が除かれる。2
使 用 電 力 量 と 契 約 電 力 の 二 つ の デ ー タ が 閉 じ 調 査 か ら 得 ら れ る 。3
北 海 道 ・ 東 北 ・ 東 京 ・ 中 部 ・ 北 陸 ・ 関 西 ・ 中 国 ・ 四 国 ・ 九 州 ・ 沖 縄 の1
0
電 力 会 社 別 に デ ー タ が 得 ら れ る た め , こ れ ら の 地 域 別 に も , 稼 働 率 が 算 出 (15) D Morawetz [24J, pp..644-645参照。 (16) 我々は月次データを使った。データについては付録参照。 (2)式の時間数は, H(t)=
28x24時間(t=
2月)=
30x 24時間(t=
4, 6, 9, 11月) = 31x 24時間(t=その他の月) である。閏年は考慮、に入れなかった。 (17) 大口電力の場合,契約電力を4%相当以上超過して使用した電力に対して,一定の方式 により違約金が算定される(i電気事業辞典J[6J, p90)。なお,大口電力とは,契約電 力500kW以上の電力をし、う。 (8) M. F. Foss等の電力稼働率は 15-25%と低いが(D.Morawetz [24J, p..643),我々の 電力稼働率は,平均して約50%である(表1)。-50- 第60巻 第4号 716 できる。
4
対象が大口電力に限られ,また,自家発を含まないため,業種によって は問題となるかもしれない。I
V
.
全国電力稼働率の試算結果 通商産業省の作成している鉱工業指数の中から,稼働率指数と生産指数(付 加価値ウェーりを取り出し,我々の算出した電力稼働率との比較を試みよう。 通産省作成の稼働率指数(以下,通産省稼働率指数と言う。)は昭和5
5
年平 均を1
0
0
とする指数であり,稼働率の絶対的水準について議論することはでき ない。稼働率の時間的変化を見ることができるだけである。 次に生産指数であるが,生産指数そのままでは稼働率を表さず,生産指数か らそのトレンドを除去しなければならなL、。このために,最小自乗法などでト レントを算出し,生産指数とトレンドとの比率(%)を稼働率とする方法を用 仰 いた。この方法による稼働率(以下, トレンド法稼働率と言う。〉も一種の指数 (期間平均を1
0
0
とするもの〉であり,この点で通産省稼働率指数と同様に, 稼働率の水準を表すものではない。 表l
において,業種別各稼働率の平均・標準偏差・変動係数を比較した。各稼 働率の全体的な水準と変動の大きさを知ることができる。しかし,通産省稼働 率指数とトレンド法稼働率が指数化されているため,電力稼働率との平均の比 較はできなし、。変動の比較も,期間が異なる(通産省稼働率指数は特に短期間 である。)ため,注意して行わなければならなL。、 表2
では,各稼働率聞の相関関係を調べてみた。ここでは,いわゆる相関係 (19) 木 地 [4 ]によれば,生産能力調査が最も充実している業種の一つである化学工業にお いてさえ,稼働率100%の概念に品目閲でかなりの相違があり,このままで業種総合・産 業総合の実稼働率を算出しても,意味がないものになるとしている。 (20) この他に,生産指数を用いて稼働率を求めるものとして,ウオートン法がよく知られて いる。ウオートン法は,生産指数のピークを順に直線で結び,これを生産能力と考え,稼 働率を測定する方法である。詳しくは,大薮[2 ]等参照。 (21) 平均は各系列の単純算術平均である。また,変動係数=標準偏差/平均x100。717 電力データによるわが国鉱工業稼働率の測定 5 マ , ω
。
数と,短期的(1か月〕な動き方の相関関係を見るための階差相関係数の2
種 類 を計算している。 表l
・表2
とも,季節変動・不規則変動が含まれている原系列からの計算と, 。 団 それらを除いたTC
系列(中心化1
2
か 月 移 動 平 均 系 列 〉 か ら の 計 算 の 両 方 を 試 みている。 表1
・表2
による記述統計学的比較に加えて, よりわかりやすくするために, グラフを描き,図1(
a
)
-
(
r
)
に 示 し た 。 各 稼 働 率 は 短 期 的 に あ る 程 度 上 下 変 動 し て お り , 原 系 列 を そ の ま ま グ ラ フ に し た の で は 見 に く い う え に , む し ろ , 循 環 (景気〕変動の動きを分析すべきであると考えられるので,季節変動と不規則 変 動 を 除 い たTC
系列を描くことにした。 全 般 的 に , 各 稼 働 率 は よ く 似 た 動 き を し て い る 。 相 関 係 数 も か な り 高 く , グ ラフからピークと谷もよく一致している。ただ,昭和43-44
年にかけて,電力 稼働率と通産省稼働率指数がよこばいか,むしろ下降しているのに対して, ト レンド法稼働率は逆に上昇しているとしづ現象が多くの業種で見られる。 通 産 省 稼 働 率 指 数 と ト レ ン ド 法 稼 働 率 は , 電 気 機 械 器 具 製 造 業 と 輸 送 用 機 械 器 具 製 造 業 の2
業 種 を 除 い て , ど の 業 種 と も 一 様 に 高 い 相 闘 を 示 し て い る 。 こ (22) 階差相関係数は, 2つの系列X,Yより求めた一次階差L1x,L1yの相関係数ァ(L1x,L1y) である。 (23) 中心化 12か月移動平均系列は,12か月移動平均系列をさらに2項ずつ移動平均計算し たものである。 (24) 製造業全体では,電力稼働率は,トレンド法稼働率よりむしろ,通産省稼働率指数との 相関が高L、。これは次図により部分的に説明できょう。つまり,電力稼働率は,同じ生産 動態統計調査から得られる2種類の稼働率のうち,概念上同じ資本稼働率であると考え られる通産省稼働率指数のほうに近いと恩われる。しかし,このことは,業種別には必ず しも当てはまらなし、。 資 本 稼 働 率 生産能力利用率 生産動態統計調査 通産省稼働率指数 トレンド法稼働率 電 力 調 査 電 力 稼 働 率-52- 第60巻 第 4号 718 れは,両者が同じ生産動態統計調査から得られたものであることによると思わ れる。 電力稼働率と他の
2
つの稼働率との相関を見ると,全般的にその相関は高し、。 しかし,業種によっては,相関のかなり低いものがみられる。特に問題となる のは,輸送用機械器具製造業とパルプ・紙・紙加工品製造業の2
業種であり, それらは通産省稼働率指数・トレンド法稼働率のどちらとも相闘が低い。その 原因については,輪送用機械器具製造業では,生産指数に比べて稼働率指数の 採用品目数がきわめて少ないこと,ノミルプ・紙・紙加工品製造業では, 自家発 のウェートが無視できないほど大きいことなどが考えられる。 参 考 文 献 [ 1 J 椴村豊紀「電力消費動向と鉱工業生産指数J I経済統計研究」第3巻,第 2号, 1975年 9月, pp.23-36。
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720 第4号 第60巻 54-わが国稼働率の統計的比較 業 種 電 力 稼 働 率 通産省稼働率指数 トレンド法稼働率 鉱工業
5
8
2
.
2
7
C
i
7
5
i
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3
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j
1031iI吟~~ 一〉8
.
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各縦jの3つの数値は,上から順に,平均・標準偏差・変動係数である。 各系列の期聞は,それぞれ次の通りである。 電 力 稼 働 率 昭 和30年 4月 昭和59年 3月 通 産 省 稼 働 率 指 数 昭 和43年 1月 昭和58年 3月 トレンド法稼働率:昭和28年 1月 昭和58年 3月 ただし,石油製品・石炭製品製造業,ゴム製品製造業(電力稼働率)は昭和40年 1月 昭 和59年3月。 3 ( )はTC系列による数値。 (注)1 2721 電 力 デ ー タ に よ る わ が 国 鉱 工 業 稼 働 率 の 測 定 F D FO 表2わ が 国 稼 働 率 問 の 相 関 指電通数産力稼省の相働稼働率関率と 稼電働力率稼の働相率関とト レ ン ド 法 通指産法省 稼 働 率数 業 種 とトレン ド 稼 働 率 の 期 間CAl 期 間(B) 相 関 鉱 工 業 743C 822) 488C 503) 622( 825) 439( 754) 鉱 業 620( 673) 372(383〕〉 491( 365) 442( 473 製 造 業 917( 960) 736( 816) 487( 514) 868(892) 658( 895) 620( 826) 404( 749) 968( 899) 鉄 鋼 業 801(903) 854( 934) 676( 715) 932( 946) -.062( 875) 185( .886) 348( 845) 902( 953) 非 鉄 金 属 製 造 業 652(717〕〉 689( 781) 363( 351) 871(889) 253C 441 252( 504) 198( 453 945( 946) 機 械 器 具 製 造 業 762(868〉〕 628(663〉〕 629((632〉〉 744( 729). 750( 581 695( 523 670( 695 933( 672) 電 気 機 械 器 具 製 造 業 501(( 642〉 664( 755) 594(( 593〉 563((569) 〉 572( .607) 597( 652 585( 668) 855C 559 輸 送 用 機 械 器 具 製 造 業 508( 321) 562( 428) 315( 217) 290(202〉〉 812( 582) 807( 423 718( 530) 955( .550 そ の 他 の 機 械 器 具 製 造 業 828( 901) 685( 809) 502(567〉〉 802((858〕〕 635( 667) 492( .649) 455( .599 .872C .810 窯 業 ・ 土 石 製 品 製 造 業 715(753〕〉 737(790〉〉 519((504〉〉 818(861〕) 689( 782 782( 737 712C .625 869( 854 化学工業(化学繊維除く〉 893( 944) 624((708〉〉 215(075〉〉 830((882) 〕 156( 819) 312C 662 387( .428 761C .890 石 油 製 品 ・ 石 炭 製 品 製 造 業 700( 855) 417〔(551〉〉 242(〔 268〕 807(〔 814〕 旬378( 398) 290C .168 .264( 129) 874( 757) パノレブ・紙・紙加工品製造業 347((276〉〉 429(347〉〉 147(-031〉〉 864( 868) 316C 731 503(“767 .448( 665 900( 915) 繊維工業(化学繊維含む〉 809((915〉〉 664(706〉〉 482( 446) 822(〔872〉〉 725C 843 788( .838 769( 825) .878C903 繊維工業(化学繊維除く) 766((855〉〉 771(( 848〕 683(748〉〉 860〔932〕〉 798C .775 810( 865) 792( 837 873( 880 化 学 繊 維 製 造 業 671(809) 385((431〉〉 一0郎85((.5m27〉〉 786〔〔 797〉〉 154( 685) 163C 504 948C866 食 料 品 製 造 業 159((333〉) 一.1 回21582(("0必688〕〉 344C .432 ゴ ム 製 品 製 造 業 703((688〉〉 708(710〉〉 641((576〉〉 859〔831〕〉 782C .759 771( 678 765C ..611 966( 736 (注)1 各 側 の 上 下 の 数 値 は , そ れ ぞ れ , 相 関 係 数 と 階 差 相 関 係 数 で あ る 。 2 昭 和43年1月 昭 和58年3月 の 期 間(A)について計算。電力稼働率とトレンド法 稼 働 率 の 相 関 は , 昭 和30年4月 昭 和58年3月 の 期 間(B)についても計算した。た だ し , 石 油 製 品 ・ 石 炭 製 品 製 造 業 , ゴ ム 製 品 製 造 業 ( 電 力 稼 働 率 と ト レ ン ド 法 稼 働 率の相関)については,昭和40年1月 昭 和58年3月である。 3 ( )はTC系列による数値。
722 第4号
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製造業 (c) 723 % 120 6O 110 lOO 9O 8 0 70 2 8 3 0 3 2 3 4 3 6 3 8 4 0 4 2 4 4 4 6 4 8 5 0 5 2 5 4 5 6 5 8 年(昭和) 5 0 鉄鋼業町
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(1) 石油製品・石炭製品製造業 電力データによるわが国鉱工業稼働率の測定728 第4号 第60巻 -62ー パルプ・紙・紙加工品製造業 率 数 制 調 ; 町 一 仰 酬 ン 省 稼 レ 産 カ ト 通 電
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731 電力データによるわが国鉱工業稼働率の測定 -65-付録一一間データ解説 本稿で直接・間接に使われている業種別データは次の通りである。 ア ー タ 期間(年/月) 単位(基準〉 出 所 そ の 他 生 産 指 数 28/1-58/3 昭和55年基準 覧『鉱』工な業ど指 数 総 付加価値ウェー「 使用電力量 30/ 1-59/3 百万kWh 月報』『電力調査統計 大口電力 契 約 電 力 30/4 -59/3 kW 通率産指省数稼働 43/1-58/3 昭和55年基準 覧「鉱』 工 業 指 数 総 付 加 価 値ウェート トレンド法 28/1-58/3 期間の平均 生産指数より計 すべて, 数原系 稼働率 =100 算 列(原指 〉 電力稼働率 30/4 -59/ 3
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使約用電電力力よ量り,計契算 (注) 期間は業種により多少異なる。 生産指数・通産省稼働率指数 昭和5
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年基準鉱工業指数 接続指数表J,昭和48-52
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年基準鉱工業指数総覧J)は,これら旧系列指数にリン ク係数を掛けて,昭和5
5
年基準指数(出所j昭和5
5
年基準鉱工業指数総覧 J) に接続した。リンク係数は次表の通りである。-66ー 第60巻 第4号 業 種 732 鉱 工 業 鉱 業 製 造 工 業 鉄 鋼 業 非 鉄 金 属 工 業 金 属 製 品 工 業 機 械 士 業 一 般 機 械 工 業 電 気 機 械 工 業 輸 送 機 械 工 業 精 密 機 械 工 業 窯業・土石工業 化 学 工 業 石油・石炭工業 パルプ・紙・紙加工品士業 繊 維 工 業 化 学 繊 維 木材・木製品工業 リ ン ク 係 数 生産指数
│
稼働率指数 723244 1 017193 721526 799444 710902 846013 991431 744804 4 ハ V P D の L q L s a τ 4 ・ A U つ d 1 ム 弓 t F b nddAVA 生 qdAV 唱 i ハ U ハ υ P 0 0 6 1 ょ っ , u a 位 向 J ι u ι υ 巧 , a A 坐 ιUFOQU 可i 弓 i n z h v R υ ヲ aqJRυ06nnvoEAυ。
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業 工 こ こ 業 ぶ み d 一 、 ﹂ ぷ み 十 一 j t : 3 他 ロ ロ料 た の 食 そ コ ム 製 品 工 業 684807 851464 (出所)r 昭和55年基準鉱工業指数総覧』 使用電力量・契約電力 データ(使用電力と契約電力〉は1
0
電力会社とその他卸電気事業者の合計で あり,自家発電は含まない。 電力データの業種分類が過去数回変更されているため,分類の組み替えを行 い,最新の分類(昭和45年 4月変更の分類〉に調整した。しかし,次の業種・ 期間についてはデータを得ることができなかった。これらは,その他の製造業 の中に組み込まれており,その他の製造業の数値がその分だけ大きくなってい る。また, この期間において,非鉄金属製造業,窯業・土石製品製造業はそれ733 電力データによるわが国鉱工業稼働率の測定 -67-ぞれ,アノレミニウム第一次精練・精製業,セメント製造業に等しし、。 業 種 デー(タ年の/欠月損〉期間 使用電力毘 その他の非鉄金属製造業 40/1 -42/4 その他の窯業・土石製品製造業 40/1 -45/3 石油製品・石炭製品製造業 30/1-39/12 コム製品製造業 30/1-39/12 契 約 電 力 その他の非鉄金属製造業 40/6 -42/4 その他の窯業・土石製品製造業 40/6 -45/3 なお,昭和
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年
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月の契約電力データは入手できなかったが,直線補聞によ り値を求めた。 トレンド法稼働率 生産指数に曲線をあてはめてトレンドを計算し,原指数をこのトレンドで除 してトレンド法稼働率を得た。 原則として,理論的傾向線(ロジスティック曲線またはゴンベルツ曲線〕を あてはめ,計算は三分割法によった。各曲線のパラメータの推定値および決定 係数は次の通りである。l
i
-68- 第60巻 第4号 734 業 種 従 属 変 数 a b c 決 定 係 数 鉱 工 業 l/T 0086930 15221 98637 9779 製 造 工 業 1/1 0087784 16342 98603 9783 鉄 鋼 業 l/T 0090918 19128 98445 9598 非 鉄 金 属 工 業 l/T 0089129 16966 98555 9653 金 属 製 品 工 業 l/T 0080041 17126 98617 9433 機 械 工 業 log T 5 4257 -4 9998 99472 9718 電 気 機 械 工 業 logτ
5 7731 -6 1823 99511 9621 輸 送 機 械 工 業 l/T 0092821 42047 98251 9709 そ の 他 機 械 工 業 log T 5 2180 “42916 99446 9543 一 般 機 械 工 業 log T 5 1007 -4..1978 99390 9481 精 密 機 械 工 業 log T 8 7271 -7 8867 99819 9522 窯 業 ・ 土 石 製 品 工 業 l/T 0094698 092495 98649 9639 化 学 工 業 l/T 0076954 18130 98700 9826 石 油 ・ 石 炭 製 品 工 業 l/T 0084836 25495 98280 9834 パノレブ・紙・紙加工品工業 l/T 0096667 12129 98519 9777 繊 維 工 業 l/T 0095116 044368 98552 9488 繊維工業(化学繊維除く〉 l/T 0098446 040141 98253 9318 化 学 繊 維 l/T 0095672 28924 98143 9676 食 料 品 ・ た ば こ 工 業 l/T 0094361 047952 98778 8958 食 料 ロロロ l/T 0095934 050170 98734 8856 Tょ tま 』 一 l/T 0057721 .030159 99357 9380 そ の 他 工 業 log T 5 3508 -1..2562 99680 7454 コ ム 製 品 工 業 log T 5 0287 -3 2197 99446 9747 (注jロ ジ ス テ ィ ッ ク 曲 線 l/T=
a十bc' コンベノレy曲 線 log T=
a十bc' 例外は鉱業と木材・木製品工業の2
業種である。最小自乗法により,次のよ うに曲線をあてはめた。735 電力データによるわが国鉱工業稼働率の測定 -69-鉱 業 木材・木製品工業 従 属 変 数 1/T 1/'1 a 011114 019744 b - 000062525 000065228 c 00000029210 d - 00000000033774 00000000033662 自由度修正決定係数 7720 9345 (注 1/T
=
a+bt+ct'+dt3 業種分類 業種分類は,鉱工業指数(生産指数と通産省稼働率指数)と電力データ(使 用電力量と契約電力〉とで若干異なっている。両者の比較をするために分類を 少し組み替えて,鉱工業指数の分類に基づき,最終的に次のような業種分類を 得た。(lii
-70ー 第6
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巻 第4
号 736 業 種 名 鉱 工 業 鉱 業 製 造 業 鉄 鋼 業 非鉄金属製造業 アノレミニウム第1次精練・精製業 その他の非鉄金属製造業 金属製品製造業 機械器具製造業 電気機械器具製造業 輸送用機械器具製造業 その他の機械器具製造業 一般機械器具製造業 精密機械器具製造業 窯業・土石製品製造業 セメント製造業 その他の窯業・土石製品製造業 化学工業(化学繊維除く〉 石油製品・石炭製品製造業 パノレフ〉・紙・紙加工品製造業 繊維工業(化学繊維含む〉 繊維工業(化学繊維除<) 化学繊維製造業 木材・木製品製造業 食料品・たばこ製造業 食 料 品 製 造 業 た ば こ 製 造 業 その他の製造業 コム製品製造業 鉱 工 業 指 数 生産指数, ト レ ン ド 法 稼働率 O O O O O 通産省稼働 率指数0
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電力データ 使用電力量, 契約電力, 電力稼働率 O O O O O O O0
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O O O0
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O (注)10
はデータの得られる系列である。 2 電力データのその他の製造業はコム製品製造業を含んでいない。 特に理由はないが,業種名は日本標準産業分類による呼び方に従った。例え ば,鉱工業指数では「製造工業J,r一一工業」などとなっているが,本稿では737 電力データによるわが国鉱工業稼働率の測定 -71-「製造業j,,-一一一製造業」などと呼ぶことにした。 分類の組み替えについては次の通りである。まず,鉱工業指数については, 接続した後,
1
.
,-一般機械工業」と「精密機械工業」を統合して「その他の機械器具製 造業」とした。2
.
,-繊維工業」から「化学繊維」を除き「繊維工業(化学繊維除く )j と した。3
.
,-食料品・たばこ工業」から「たばこ」を除き「食料品製造業」とした。 このためのウェートは次表に示される通りである。 生 産t
旨 数 稼 働 率 指 数 基準年(昭和〕 35 40 45 50 55 50 55 計 算 期 間 28/1 38/1 43/1 48/1 53/1 43/1 53/1 (年/月) -37/12 -42/12 -47/12 -52/12 -52/12 一 般 機 械 工 業 1.124 6 928 9 1.2308 1,284 6 1. 2005 1. 368 3 1. 3794 精 密 機 械 工 業 136 6 166 9 164 7 1563 1735 2438 244 1 繊 維 工 業 1.1418 1.137 1 988 3 897 1 7478 1,397..3 1,226 9 化 学 繊 維 190 7 252 4 2563 64 0 60 1 1364 142 6 食料品・たばこ工業 906 7 1. 0588 768 0 899 3 811 7 1.:. ば ;: 54 2 62 0 39 1 739 463 (注) 生産指数の昭和30年基準ウェート,稼動率指数の昭和45年基準ウェートは使うこと ができなかった。 (出所)w鉱工業指数総覧~ (昭和35-55年基準〉 次に,電力データについては,1
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,-化学工業」から「化学繊維製造業」を除き「化学工業(化学繊維除く )j とした。2
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,-繊維工業」に「化学繊維製造業」を加え「繊維工業(化学繊維含む)j とした。 なお,-その他の製造業」については,稼働率の算出は行ったが,本稿での分738 第4号 第60巻