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平成 29 年度全体研修会報告 平成 29 年 10 月 5 日 ( 木 ) 高志会館において 全体研修会が開催されました 昨年に 引き続き風岡先生の講演と中央研修 全国大会 北越地区研究大会の各参加者報告を拝聴 し 学校事務職員をとりまく現状について 理解を深めることができました 1 講演 つかさ

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平成29年度全体研修会報告

平成 29 年 10 月 5 日(木)高志会館において、全体研修会が開催されました。昨年に 引き続き風岡先生の講演と中央研修・全国大会・北越地区研究大会の各参加者報告を拝聴 し、学校事務職員をとりまく現状について、理解を深めることができました。

1 講演

「つかさどる」で何が変わるのか? ―ためされる事務職員の覚悟― 愛知県豊橋市教育委員会 教育部教育政策課 事務指導主事 風岡 治 氏 ・学校教育法において、事務職員の職務規定の見直しが行われ、 (第 37 条第 14 項)「事務に従事する」を「事務をつかさどる」に改正された。 ・地方教育行政の組織及び運営に関する法律の改正により、 「共同学校事務室」設置及び「室長及び職員(室員)」配置の規定が新設された。 これらの改正は、平成 27 年中教審「チームとしての学校の在り方と今後の改善方策につ いて」の答申における、「学校のマネジメントにおける総務・財務面の重要性が増しており、 管理職を総務・財務面で補佐する必要性が増大」という認識を背景に、「学校の事務機能を 強化するべき」との提起を受けたもの。 答申の求める「学校におけるマネジメント機能を十分発揮できるようにする」ため、学 校組織における事務職員の職務を見直すことにより、事務職員が、その専門性を生かして 学校の事務を一定の責任をもって自己の担任事項として処理することとし、より主体的・ 積極的に校務運営に参画することを目指すものである。 ・「つかさどる」とは、 一定の仕事を自己の担任事項として処理すること。責任を持って,主体的に行うこと。 企画・提案型の事務職員へ ・求められる事務職員の役割を果たすために 現状は、「追い風」(事務職員への大きな期待)であるが、「向かい風」もある。 「期待」を現実にするために・・・ 「学校経営に参画する」 → 意見やアイデアを出し合い中核に参画する。 ・教員・教育委員会からの信頼を保つため、ルーティンの業務もおろそかにしない。 ・「期待」を現実にするための戦略を事務職員みんなで考える。 ・ビジョンを持ってその実現に向かってシナリオを描き、目標と方向性・手順を共有し、 一歩ずつ取り組んでいくことが必要である。 講演の後、質疑応答があり、事務職員が「学校」の中でどのような役割を果たすことが できるのか、ここが正念場であり「本気度」が試されているようでした。 単なる事務作業ではなく、立案・調整・判断へ

「仕事の質の変化」が必要

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質疑応答

Q1.標準職務表について 標準職務表は、平成 29 年4月の法改正に併せての通知は出なかったが、標準職務の在り 方については、チーム学校の以前から検討されてきている。今、中教審「学校における働 き方改革特別部会」でも、教頭や主幹教諭・主任等の在り方の見直しの中、事務職員の役 割の明確化の必要性について検討されている。それを踏まえて今後、整理されていくこと になると考えている。 Q2.共同実施のための県と市町村(教育委員会)の組織としての連携・関わり方について 愛知県の場合、県が出した共同実施の設置についての通知の中で、共同実施の組織、グ ループ長の役割、権限についても例示されている。市町村は、県の通知を受けて、市町村 の判断により共同実施の設置を管理規則、設置要綱等で定めた。 豊橋市の場合、平成 26 年の県通に先がけ、平成 20 年から共同実施を実施しており、県 ではなく市町村の主体性で取組を進めてきた。「つかさどる」への改正を受けて、学校管理 規則等を改正するのは市町村であるから、市町村が管理規則等で「事務職員は、事務をつ かさどる」と改正するのは一時的には可能であるが県の職責との整合性が問われる。共同 学校事務室の設置についても、県との協議のもとで市町村が設置をすることは可能である。 Q3.これからの学校事務の研修について 事務研究組織(団体)は、県教育委員会の責任のもとで事務職員育成の研修体系を求める アクションも必要である。愛知県では、県教育委員会の制度研修を県の事務研究会が補完 的に役割を果たしている。市町村教育委員会主催の研修を市町村の事務研究会が企画、サ ポートしている。県・市町村の教育委員会と県・市町村の事務研究組織(団体)は、協働し ながら事務職員の研修の在り方を考えていくことが必要である。 全事研の研修プログラム開発は、豊橋市、宇都宮市、横浜市や香川県の事務研究会の研 修プログラム等を踏まえて、事務職員の研修の在り方を検討したもの。すでに出来上がっ ている研修プログラムをピックアップしていくとか、研修ができる講師を事務職員の中で 育てていくことが必要である。 Q4.研修の意欲を高める(高いモチベーションを維持する)ことについて 学校事務という仕事について考えた時、なぜ学校に事務職員がいて事務職員は何をして いくのかという同じ思い(悩み)を持ち、一緒に考えてくれる先輩や同僚がいたから、学校 事務について真剣に考えるきっかけとなった。事務職員同士のコミュニケーション、モチ ベーションを上げるための目標や取組を通して、学校の中での達成感(成功体験)・スモー ルステップを積み重ね、そこで満足しないで次の目標を考える(学校事務の軸をしっかり 持つ)ことが、モチベーションの維持になると思っている。

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2 研修報告

平成 29 年度教職員等中央研修 第 1 回事務職員研修に参加して 報告 富山市立速星小学校 副 主 幹 塚原 明子 高岡市立野村小学校 上席主任 川平真智子 砺波市立般若中学校 上席主任 笹倉 直紀 6 月 12 日(月)から 16 日(金)までの 5 日間、独立行政法人 教職員支援機構(通称 NITS ニ ッツ)において「平成 29 年度教職員等中央研修第 1 回事務職員研修」が開催された。昨年よ り校長研修と合同で開催されており、校長と事務職員とが会場を一緒にしての受講となっ た。 6/12(月) 「学校ビジョンと戦略」 社会に開かれた教育課程をもとに、「『次世代の学校・地域創生プラン』の実 現にむけて」を図示。 人・物・お金・情報・時間・ネットワークを活用・開発 し、学校をマネジメントしていくことが必要である。 6/13(火) 「スクールコンプライアンスとリスクマネジメント」 何かが起こったときの対応を共有し、その記録を蓄積することが非常に大事 である。 「財務マネジメントとカリキュラム・マネジメント」 学校に配分されている教育活動のための予算(真水の予算)を把握し、管理 職と共有していく必要がある。 6/14(水) 「地域とともにある学校を推進する学校運営事務」 地域と連携していく上での課題を熟議し、解決策を導く。結果よりプロセス が大切である。 「教育委員会と連携した業務改善」 学校教育法の改正により、チーム学校での事務職員の役割に期待が寄せられ ている。業務 改善はマネジメントを進めていくこととなる。 6/15(木) 「求められる事務職員像」 「学校事務職員の実践のフロンティア」 正確で迅速なだけではなく、企画系事務職員として学校全体を見渡して改革 を進めていける人材が求められている。全国の実践事例を紹介。 6/16(金) 「学校運営事務の統括者としての学校運営への参画」 教職員の働き方改革について討議がなされた。 「特別講義」 民間より校長への登用となった、高等学校長を迎えての講義。「10 年後に残っ ている職業は何か?」というテーマの講義を受けた。これからの事務職員は、 学校の中で希少な存在となってほしいと訴えられた。

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第 49 回全国公立小中学校事務研究大会(京都大会)参加報告 富山市立奥田北小学校 主任 菅田 達也 文部科学省行政説明(文部科学省初等中等教育局初等中等教育企画課長 矢野氏)より 学習指導要領改訂について、「何ができるようになるか」「何を学ぶか」「どのように学ぶか」 という 3 つの方向性のもとに「不確定要素に備える学校教育」や、主体的・対話的で深い 学び(アクティブ・ラーニング)の手法で人に教えることや討論すること、「カリキュラム・ マネジメント」を用いて限られた時間(時数)を最大限に使って最大限の効果を生むこと が求められている。 学校教育法で「事務に従事する」から「事務をつかさどる」に変わったことにより、事 務職員は、自ら立案・参画し積極的に学校運営に参画することが求められている。 教員の多忙化により子どもに向き合える時間が失われ、子どもたちにとってよい影響が ない。その状況を打開するために、「働き方改革の受益者は子どもたち」ということを明確 にしたと、説明がありました。 2 日目の分科会は、第 2 分科会大阪小支部「大阪の学校事務のグランドデザイン-子ども たちの豊かな学びと育ちを実現する学校事務の確立をめざして-」に参加しました。 トータルプロデューサーとしての学校事務職員が、学校教育目標の達成に向けて地域や 保護者、教職員と連携・協働しながら、学校内に存在する様々な資源のマネジメントと、 就学保障の観点からの主体的な学校経営参画をとおしてカリキュラムに関わっていく。そ れを力量形成と共同実施が支えている。 学校管理運営部門の統括者としての学校事務職員像では、3 つの観点(果たすべき役割・ 学校事務職員を支える共同実施の在り方・身に付けておくべき知識や能力、力量形成の方 法)が重要である。 また、集団研修(OFFJT)と共同実施内研修(OJT)が相互に関連しあい、それぞれのメ リット・デメリットを補完しあいながら体系化されること、それぞれの研修を行う団体が トータルプロデューサーとしての学校事務職員のイメージを共有し、総合的な研修計画を 立案することが重要であると考えられることについて、発表がありました。 記念講演では、清水寺 貫 かん 主 す 森 もり 清 せい 範 はん 師が「輝」という一文字を揮毫されました。 「見えないものを感じとる感受性が大切では」 「見えるものは見えないものに支えられている」 「輝く人生を見つけ仕事に生かしてほしい」 これらの言葉を大切に、仕事をしていきたいと思いました。

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第5回北越地区公立小中学校事務研究大会(福井大会)参加報告 富山市立奥田中学校 主任 髙原 祥代 〈文部科学省行政説明〉 文部科学省初等中等教育局参事官付学校運営支援企画官 藤岡謙一氏 学校教育法の一部改正により「事務をつかさどる」に変更になった。「つかさどる」のイ メージは、一定のまとまりを持った業務について自身の担当事項として主体的に担うとい うことで、今後これが事務職員に求められる。学校のマネジメントに携わる職員として学 校運営に積極的に参加し、学校改革の手助けをしてほしい、という強い期待から法令上明 確化されたのが「つかさどる」である。人・物・金・情報の4つの経営資源を充実させ、 校長のリーダーシップの下、学校をより良く変えていくことが求められている。 〈全体会(福井支部)・分科会1(新潟支部)〉 保護者や地域社会から寄せられる学校への期待・要望の大きさを踏まえ、地域の特色や 課題を自分の事として捉え、学校事務職員としての歩みを進めていく事が大切である。

参照

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