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Research Report by Shared Research Inc. 次 SR レポートの読み : 本レポートは 直近更新内容 業績動向セクションから始まります ビジネスモデルに馴染みのない は 事業内容セクショ ンからご覧ください 要約 ---

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COVERAGE INITIATED ON: 2015.06.29 LAST UPDATE: 2018.07.24 当レポートは、掲載企業のご依頼により株式会社シェアードリサーチが作成したものです。投資家⽤の各企 業の『取扱説明書』を提供することを⽬的としています。正確で客観性・中⽴性を重視した分析を⾏うべく、 弊社ではあらゆる努⼒を尽くしています。中⽴的でない⾒解の場合は、その⾒解の出所を常に明⽰します。 例えば、経営側により⽰された⾒解は常に企業の⾒解として、弊社による⾒解は弊社⾒解として提⽰されま す。弊社の⽬的は情報を提供することであり、何かについて説得したり影響を与えたりする意図は持ち合わ せておりません。ご意⾒等がございましたら、[email protected] までメールをお寄せくだ さい。ブルームバーグ端末経由でも受け付けております。

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⽬ 次

SRレポートの読み⽅:本レポートは、直近更新内容・業績動向セクションから始まります。ビジネスモデルに馴染みのない⽅は、事業内容セクショ ンからご覧ください。

要約 --- 3

主要経営指標の推移 --- 4

直近更新内容 --- 5

概 略 --- 5

業績動向 --- 6

四半期実績推移 --- 6

今期会社計画 --- 10

中⻑期展望 --- 13

事業内容 --- 17

事業セグメント --- 18

SW(Strengths, Weaknesses)分析 --- 29

市場とバリューチェーン --- 30

経営戦略 --- 37

過去の業績 --- 39

損益計算書 --- 46

貸借対照表 --- 47

キャッシュフロー計算書 --- 50

その他情報 --- 51

沿⾰ --- 51

ニュース&トピックス --- 52

⼤株主 --- 56

株主還元 --- 56

トップ経営者 --- 56

企業理念 --- 56

社名の由来 --- 56

⽇本の葬儀の流れ --- 56

企業概要 --- 58

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要 約

葬儀業界の慣習を覆して成⻑

◤ 同社は、1997年に代表取締役社⻑の冨安⽒が旧来の葬儀社が⾏ってきた慣習を覆すべく創業した。愛知県名古屋市内 および近郊市町村を主として、個⼈顧客を中⼼に葬儀会館、⾃宅、寺院もしくは公⺠館等を会場とした葬儀の施⾏全 般を請け負っている。また、葬儀会館運営のノウハウを活かし、主に認知度向上を⽬的として、葬儀会館運営のフラ ンチャイズ事業も⾏なっている。 ◤ 2016年の⽇本の死亡者数は1,308千⼈(前年⽐1.3%増)で、死亡者数は過去20年で年率1.9%のペースで増加した。今 後、死亡者数は2040年に1,679千⼈とピークに達し、2017年から2040年まで年率1.1%で増加し続けることが⾒込まれ ている。 ◤ 同社の特徴は、同業他社に先駆けて葬儀価格の完全開⽰を導⼊したこと(明朗会計)、同業他社と⽐較して低価格な 価格設定(市場平均に対し約7割の⽔準)、愛知県名古屋市を中⼼とした葬儀会館のドミナント展開(2017年9⽉期末 現在、名古屋市のみで26会館)、会員制度「ティアの会」を設け、会員を中⼼としたサービスを提供していること(⼊ 会⾦のみで葬儀に関する様々な特典が受けられることに加え、提携店で割引やサービスも受けられる)である。また、 独⾃の社員教育システムも特徴である。 ◤ 葬儀会館数、死亡者数の増加に伴い、2007年9⽉期から2017年9⽉期の間に同社の葬儀件数は平均年率9.5%、売上⾼ は同8.0%、営業利益は同11.9%、当期純利益は同15.8%のペースで増加した。愛知県名古屋市における斎場利⽤者シェ アは2013年9⽉期以降、20%を超えている。

業績動向

◤ 2018年9⽉期会社予想は、売上⾼12,270百万円(前期⽐8.1%増)、営業利益1,275百万円(同7.1%増)、経常利益は 1,260百万円(同6.3%増)、当期純利益は840百万円(同4.9%増)を⾒込む。(2017年9⽉期から連結決算であるため 前期⽐は参考値)。葬祭事業においては、既存会館が堅調に推移する⾒通しであることに加え、新店舗の稼働による 増収効果を⾒込んでいる。経費⾯では商品原価率の低減を推進する⼀⽅、知名度の浸透を図る販売促進を⾏うととも に、中⻑期の出店を⾒据えた⼈材確保を推進する。 ◤ 同社は2020年9⽉期を最終年度とする中期経営計画では、2020年9⽉期は、直営会館の葬儀件数11,160件(2017年9⽉ 期⽐21.8%増)、売上⾼13,770百万円(同21.3%増)、営業利益1,390百万円(同16.8%増)を計画している。会館出 店とフランチャイズ事業の業容拡⼤、営業施策とブランド⼒の向上、戦略的な商品開発とM&A、⼈材の確保・育成の4 項⽬のテーマを推進することによる売上・利益成⻑を図る。また、⾃⼰資本⽐率50%を⽬標とし経営の安定性を⾼め る⽅針としている。 ◤ 中⻑期⽬標として、葬儀会館200店舗体制(2017年9⽉期の葬儀会館数は94店)、売上⾼16,500百万円(同13,770百万 円)を⽬指している。

同社の強みと弱み

SR社の考える同社の強みは、実績と会員制度にもとづく潜在顧客、葬儀会館運営ノウハウの蓄積、資⾦調達のしやすさ である。また、同社の弱みは、売上⾼⼈件費⽐率が⾼いこと、会館の新規開設が業績悪化要因となること、葬儀単価低下 の影響を受けやすいことである(後述の「SW(Strengths & Weaknesses)分析」の項参照)。

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主 要 経 営 指 標 の 推 移

出所:会社データよりSR社作成 *表の数値が会社資料とは異なる場合があるが、四捨五⼊により⽣じた相違であることに留意。 *2016年9⽉期までは単独決算、2017年9⽉期から連結決算。2017年9⽉期の前年⽐は参考値。 損益計算書 10年9⽉期 11年9⽉期 12年9⽉期 13年9⽉期 14年9⽉期 15年9⽉期 16年9⽉期 17年9⽉期 18年9⽉期 (百万円) 単独 単独 単独 単独 単独 単独 単独 連結 会予 売上⾼  7,640 7,827 8,356 8,920 9,528 10,206 10,594 11,352 12,270 前年⽐ 22.9% 2.4% 6.8% 6.7% 6.8% 7.1% 3.8% 7.2% 8.1% 売上総利益 2,412 2,528 2,787 3,103 3,366 3,688 3,916 4,292 前年⽐ 29.7% 4.8% 10.2% 11.4% 8.4% 9.6% 6.2% 9.6% 売上総利益率 31.6% 32.3% 33.4% 34.8% 35.3% 36.1% 37.0% 37.8% 営業利益 771 736 869 940 992 1,078 1,094 1,190 1,275 前年⽐ 45.0% -4.6% 18.1% 8.1% 5.6% 8.6% 1.5% 8.8% 7.1% 営業利益率 10.1% 9.4% 10.4% 10.5% 10.4% 10.6% 10.3% 10.5% 10.4% 経常利益 703 662 798 846 925 1,023 1,072 1,185 1,260 前年⽐ 50.6% -6.0% 20.7% 6.0% 9.3% 10.5% 4.8% 10.5% 6.3% 経常利益率 9.2% 8.5% 9.6% 9.5% 9.7% 10.0% 10.1% 10.4% 10.3% 当期純利益 405 354 419 517 548 652 712 801 840 前年⽐ 46.3% -12.5% 18.2% 23.5% 6.0% 19.0% 9.2% 12.5% 4.9% 利益率 5.3% 4.5% 5.0% 5.8% 5.8% 6.4% 6.7% 7.1% 6.8% ⼀株当たりデータ(円、株式分割調整後) 期末発⾏済株式数(千株) 2,278 2,278 2,278 9,112 18,224 20,167 20,167 20,167 EPS(円) 22.2 19.4 23.0 28.4 30.1 33.0 35.3 39.7 41.7 EPS (潜在株式調整後)(円) - - - -DPS(円) 3.8 3.8 4.4 10.0 12.0 6.0 6.0 8.0 10.0 BPS(円) 98.7 114.4 133.7 157.7 180.2 246.5 275.8 308.5 貸借対照表 (百万円) 現⾦・預⾦・有価証券 1,185 1,001 1,138 940 1,134 1,813 1,442 1,758 流動資産合計 1,476 1,325 1,528 1,369 1,634 2,334 1,943 2,341 有形固定資産 3,924 4,646 5,225 5,626 5,789 6,270 6,649 7,234 投資その他の資産計 1,071 1,135 1,153 1,376 1,350 1,307 1,285 1,263 無形固定資産 246 193 173 134 141 226 190 151 資産合計 6,716 7,299 8,079 8,504 8,913 10,137 10,069 10,990 買掛⾦ 284 245 305 262 314 312 309 315 短期有利⼦負債 57 77 74 87 97 117 120 60 流動負債合計 2,097 2,008 2,279 2,142 2,430 2,482 2,178 2,193 ⻑期有利⼦負債 2,651 2,903 3,068 2,919 2,596 2,058 1,672 1,894 固定負債合計 2,819 3,206 3,364 3,489 3,199 2,685 2,330 2,575 負債合計 4,917 5,214 5,643 5,631 5,629 5,167 4,508 4,769 純資産合計 1,800 2,085 2,436 2,873 3,284 4,970 5,561 6,221 有利⼦負債(短期及び⻑期) 3,863 4,111 4,337 4,175 3,899 3,279 2,676 2,746 キャッシュフロー計算書 (百万円) 営業活動によるキャッシュフロー 860 597 924 806 1,151 1,177 1,180 1,406 投資活動によるキャッシュフロー -711 -919 -901 -717 -529 -877 -806 -998 財務活動によるキャッシュフロー 16 139 115 -289 -429 378 -742 -93 財務指標 総資産経常利益率(ROA) 11.0% 9.4% 10.4% 10.2% 10.6% 10.7% 10.6% 11.3% ⾃⼰資本純利益率(ROE) 24.9% 18.2% 18.5% 19.5% 17.8% 15.8% 13.5% 13.6% 純資産⽐率 26.8% 28.6% 30.1% 33.8% 36.8% 49.0% 55.2% 56.6%

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直 近 更 新 内 容

概 略

2018年7⽉24⽇、株式会社ティアは「ティア梅林」のオープンについて発表した。 同社は、岐⾩県内に「ティア梅林」を2018年7⽉28⽇にオープンする。岐⾩県内では15店舗⽬、岐⾩市内では6店舗⽬、 直営・フランチャイズ合わせて全国で99店舗⽬の葬儀会館となる。 2018年7⽉9⽇、同社は「ティア中村」のリニューアルオープンについて発表した。 同社は、2018年7⽉14⽇に愛知県名古屋市内に「ティア中村」をリニューアルオープンする。式場は家具調の可動式間仕 切を使⽤することにより、葬儀規模に合わせた空間構成ができ、縮⼩させた式場の残り部分は、ホワイエとして参列者が くつろげるスペースとして活⽤できる。 2018年5⽉21⽇、同社への取材を踏まえ、本レポートを更新した。 2018年5⽉10⽇、同社は、2018年9⽉期第2四半期決算を発表した。 (決算短信へのリンクはこちら。詳細は2018年9⽉期第2四半期決算項⽬を参照) 2018年4⽉26⽇、同社は「ティア⼭王」のリニューアルオープンについて発表した。 同社は、2018年5⽉12⽇に愛知県名古屋市内に「ティア⼭王」をリニューアルオープンする。式場は家具調の可動式間仕 切を使⽤することにより、 葬儀規模に合わせた空間構成ができ、縮⼩させた式場の残り部分は、ホワイエとして参列者 がくつろげるスペースとして活⽤できる。 過去の会社発表は、ニュース&トピックスを参照

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業 績 動 向

四半期実績推移

出所:会社データよりSR社作成 *表の数値が会社資料とは異なる場合があるが、四捨五⼊により⽣じた相違であることに留意。 *2017年9⽉期第2四半期までは単独決算、2017年9⽉期第3四半期から連結決算。2017年9⽉期第3四半期から2018年9⽉期第2四半期の前年⽐は参考値。 四半期業績推移(累計) (百万円) 1Q 1-2Q 1-3Q 1-4Q 1Q 1-2Q 1-3Q 1-4Q (進捗率) 上期会予 (進捗率) 通期会予 売上⾼ 2,866 5,897 8,705 11,352 3,019 6,323 100.1% 6,317 51.5% 12,270 前期⽐ 8.8% 6.8% 8.0% 7.2% 5.3% 7.2% 7.1% 8.1% 売上総利益 1,138 2,354 3,412 4,292 1,183 2,527 前期⽐ 15.1% 9.6% 11.2% 9.6% 4.0% 7.3% 売上総利益率 39.7% 39.9% 39.2% 37.8% 39.2% 40.0% 販管費 729 1,492 2,253 3,101 791 1,650 前期⽐ -1.5% 6.0% 9.0% 9.9% 8.5% 10.6% 売上⾼販管費⽐率 25.4% 25.3% 25.9% 27.3% 26.2% 26.1% 営業利益 408 861 1,159 1,190 392 876 104.3% 840 68.7% 1,275 前期⽐ 63.9% 16.2% 16.0% 8.8% -3.9% 1.7% -2.4% 7.1% 営業利益率 14.2% 14.6% 13.3% 10.5% 13.0% 13.9% 13.3% 10.4% 経常利益 402 851 1,148 1,185 390 869 104.7% 830 69.0% 1,260 前期⽐ 62.1% 16.4% 17.0% 10.5% -3.0% 2.1% -2.5% 6.3% 経常利益率 14.0% 14.4% 13.2% 10.4% 12.9% 13.7% 13.1% 10.3% 四半期純利益 254 559 761 801 264 592 100.3% 590 70.5% 840 前期⽐ 66.0% 19.4% 20.8% 12.5% 3.9% 5.9% 5.5% 4.9% 四半期純利益率 8.9% 9.5% 8.7% 7.1% 8.7% 9.4% 9.3% 6.8% 四半期業績推移 (百万円) 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q d 売上⾼ 2,866 3,031 2,808 2,647 3,019 3,304 前期⽐ 8.8% 5.1% 10.5% 4.5% 5.3% 9.0% 売上総利益 1,138 1,216 1,058 880 1,183 1,344 前期⽐ 15.1% 4.9% 15.1% 3.7% 4.0% 10.5% 売上総利益率 39.7% 40.1% 37.7% 33.2% 39.2% 40.7% 販管費 729 763 761 848 791 859 前期⽐ -1.5% 14.4% 15.3% 12.5% 8.5% 12.6% 売上⾼販管費⽐率 25.4% 25.2% 27.1% 32.0% 26.2% 26.0% 営業利益 408 453 298 31 392 484 前期⽐ 63.9% -7.9% 15.5% -67.4% -3.9% 6.8% 営業利益率 14.2% 14.9% 10.6% 1.2% 13.0% 14.6% 経常利益 402 449 297 37 390 479 前期⽐ 62.1% -7.0% 18.8% -59.3% -3.0% 6.7% 経常利益率 14.0% 14.8% 10.6% 1.4% 12.9% 14.5% 四半期純利益 254 305 202 40 264 328 前期⽐ 66.0% -3.2% 24.7% -51.2% 3.9% 7.5% 四半期純利益率 8.9% 10.1% 7.2% 1.5% 8.7% 9.9% 18年9⽉期 18年9⽉期 17年9⽉期 17年9⽉期 18年9⽉期 18年9⽉期

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Coverage 四半期事業セグメント 出所:会社データよりSR社作成 *表の数値が会社資料とは異なる場合があるが、四捨五⼊により⽣じた相違であることに留意。 会館数推移 出所:会社データよりSR社作成 *表の数値が会社資料とは異なる場合があるが、四捨五⼊により⽣じた相違であることに留意。 葬儀件数推移 出所:会社データよりSR社作成 *表の数値が会社資料とは異なる場合があるが、四捨五⼊により⽣じた相違であることに留意。 事業セグメント(四半期累計) (百万円) 1Q 1-2Q 1-3Q 1-4Q 1Q 1-2Q 1-3Q 1-4Q 売上⾼ 2,866 5,897 8,705 11,352 3,019 6,323 前期⽐ -72.9% 6.8% 8.0% 7.2% -73.4% 7.2% 葬祭事業 2,789 5,730 8,459 11,011 2,923 6,122 前期⽐ 10.7% 7.9% 8.9% 7.8% 4.8% 6.8% フランチャイズ事業 77 167 246 340 96 200 前期⽐ -32.5% -19.7% -14.9% -9.6% 24.7% 19.8% 営業利益 408 861 1,159 1,190 392 876 前期⽐ -62.7% 16.2% 16.0% 8.8% -67.1% 1.7% 葬祭事業 609 1,252 1,734 1,994 582 1,259 前期⽐ 35.6% 13.3% 14.5% 10.0% -4.4% 0.6% フランチャイズ事業 23 42 61 78 21 48 前期⽐ 43.8% 31.3% 27.1% 9.9% -8.7% 14.3% 調整額 -224 -433 -636 -881 -211 -431 事業セグメント(四半期) (百万円) 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 売上⾼ 2,866 3,031 2,808 2,647 3,019 3,304 前期⽐ 8.8% 5.1% 10.5% 4.5% 5.3% 9.0% 葬祭事業 2,789 2,941 2,729 2,552 2,923 3,199 前期⽐ 10.7% 5.4% 10.9% 4.3% 4.8% 8.8% フランチャイズ事業 77 90 79 94 96 104 前期⽐ -32.5% -4.3% -2.5% 8.0% 24.7% 15.6% 営業利益 408 453 298 31 392 484 前期⽐ 329.5% -7.9% 15.5% -67.4% 1164.5% 6.8% 葬祭事業 609 643 482 260 582 677 前期⽐ 35.6% -2.0% 17.6% -12.8% -4.4% 5.3% フランチャイズ事業 23 19 19 17 21 27 前期⽐ 43.8% 18.8% 18.8% -26.1% -8.7% 42.1% 調整額 -224 -209 -203 -245 -211 -220 17年9⽉期 17年9⽉期 18年9⽉期 18年9⽉期 会館数 (店) 1Q 1-2Q 1-3Q 1-4Q 1Q 1-2Q 1-3Q 1-4Q 合計 86 87 90 94 95 97 前年⽐増減 6 6 8 8 9 10 前四半期⽐増減 - 1 -7 4 1 2 直営 47 47 49 51 52 54 前年⽐増減 4 4 5 4 5 7 前四半期⽐増減 - - -5 2 1 2 FC 39 40 41 43 43 43 前年⽐増減 2 2 3 4 4 3 前四半期⽐増減 - 1 -2 2 - -17年9⽉期 18年9⽉期 葬儀件数(四半期累計) (件) 1Q 1-2Q 1-3Q 1-4Q 1Q 1-2Q 1-3Q 1-4Q 葬儀件数 2,269 4,769 7,033 9,161 2,493 5,293 前年⽐ 7.1% 7.3% 9.9% 8.9% 9.9% 11.0% 葬儀件数(四半期) (件) 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 葬儀件数 2,269 2,500 2,264 2,128 2,493 2,800 前年⽐ 7.1% 7.4% 15.7% 5.8% 9.9% 12.0% 会館あたり葬儀件数 48.3 53.2 47.2 42.6 48.4 52.8 前年⽐ -2.0% -1.8% 4.9% -3.7% 0.3% -0.7% 17年9⽉期 17年9⽉期 18年9⽉期 18年9⽉期

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2018年9⽉期第2四半期累計期間実績

売上⾼は6,323百万円(前年同期⽐7.2%増)、営業利益は876百万円(同1.7%増)、経常利益は869百万円(同2.1%増)、 親会社株主に帰属する四半期純利益は592百万円(同5.9%増)となった。 同社は、2017年9⽉期第3四半期において、湯灌サービス及びメイク納棺の業務を⾏う株式会社愛共(有限会社から株式 会社へ商号変更)の全株式を取得して⼦会社化し、2017年9⽉期第3四半期より連結決算へ移⾏した。なお、前年同期は 連結決算の財務諸表を作成していないため、前年同期⽐は参考値である(以下同様)。 2018年3⽉期第2四半期累計期間(上期)会社予想に対する進捗率は、売上⾼で100.1%、営業利益で104.3%、経常利益 で104.7%、四半期純利益で100.3%であった。売上⾼は、葬儀単価が想定を下回ったものの葬儀件数が想定を上回ったこ とから、会社予想並みとなった。利益⾯では、採⽤の遅れによって⼈件費が想定を下回ったことから、会社予想を上回っ た。 前年同期との⽐較では、売上⾼が、葬儀事業における葬儀件数の増加によって増収となった。利益⾯では、売上総利益は 2,527百万円(前年同期⽐7.3%増)となった。売上総利益率は前年同期⽐0.1ポイント上昇し、40.0%となった。取扱商品 の⾒直し、葬儀付帯業務の内製化を推進したが、労務費が増加したことから、売上原価率は前年同期並みの60.0%となっ た。販管費は1,650百万円(同10.6%増)となり、販管費率は前年同期⽐0.8ポイント上昇の26.1%となった。中⻑期の出 店を⾒据えた⼈材の確保を進めたことから⼈件費が718百万円(同10.5%増)となった。また、主に関東地⽅での販売促 進を強化したことから、広告宣伝費が436百万円(同26.4%増)となった。 新規出店の状況は、直営会館として名古屋市内に「ティア下之⼀⾊」を開設し、東京都内向けの出店モデルである葬儀相 談サロンとして「ティア北千住」「ティア ⻘砥駅前店」を開店した。会館数は直営54店舗(前年同期⽐7店増)、フラ ンチャイズ43店舗(同3店増)の合計97店舗(同10店増)となった。 セグメントの業績は次のとおりである。 葬祭事業 売上⾼は6,122百万円(前年同期⽐6.8%増)、営業利益は1,259百万円(同0.6%増)となった。 葬儀件数は5,293件(前年同期⽐11.0%増)となった。上述の通り直営会館数が54店舗(前年同期⽐7店増)となったこと に加え、既存会館の葬儀件数が増加した。葬儀件数524件増加の内訳として、新規開設会館の稼働が299件の件数増加要 因となったほか、既存会館の葬儀件数が前年同期⽐225件増、同4.7%増となった。 葬儀件数の基盤であり、潜在顧客数である「ティアの会」会員数は333千⼈(前期末⽐14.4千⼈増)となった。「ティア の会」会員数の拡⼤を図るべく、各種会館イベントや提携団体・企業向けの営業等を取り組んだ。また、提携企業で特典 や割引が受けられる等の会員向け優待サービス「ティアプラス」の充実にも努めた。 葬儀単価は、1,020千円(前年同期⽐3.0%減)となった。供花の品揃え拡充など、前期に⾏った施策の効果が⼀巡した他、 葬儀参列者の減少によって付帯品売上が低下した。また、少⼈数向けに価格競争⼒のある祭壇の提供を開始したことから、 祭壇の単価が低下した。なお、同社によれば、新しく提供を開始した少⼈数向けの祭壇は、簡素化によって従来の低価格

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Coverage フランチャイズ事業 売上⾼は200百万円(前年同期⽐19.8%増)、営業利益は48百万円(同14.3%増)となった。 フランチャイズの会館が前期⽐で3店舗増加した。これによりロイヤリティ収⼊の増加に加え、フランチャイズ会館向け 物品販売も増加した。また、ダイレクトメールやウェブ広告を活⽤した新規クライアントの開発も実施した結果、増収増 益となった。 過去の四半期実績と通期実績は、過去の業績へ

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今期会社計画

出所:会社データよりSR社作成 *表の数値が会社資料とは異なる場合があるが、四捨五⼊により⽣じた相違であることに留意。 *2017年9⽉期上期までは単独決算、2017年9⽉期下期から連結決算。2018年9⽉期上期の前年同期⽐は参考値。 2018年9⽉期会社予想は、売上⾼12,270百万円(前期⽐8.1%増)の⾒込みである。前期⽐の増収額917百万円の内訳は、 既存店売上⾼の増収391百万円、新店売上467百万円、FCの増収65百万円を予想している。葬祭事業においては、既存会 館が堅調に推移する⾒通しであることに加え、新店舗の稼働による増収効果を⾒込んでいる。フランチャイズ事業におい ては、新規クライアントの開発を⾏うとともに、会館向け物品販売の拡⼤を図る。 営業利益は1,275百万円(同7.1%増)を⾒込んでいる。前期⽐の増益額85百万円の内訳は、増益要因として売上⾼の増収 効果347百万円、売上原価の低減142百万円、減益要因として⼈件費の増加263百万円、その他の経費の増加141百万円を ⾒込んでいる。経費⾯では商品原価率の低減を推進する⼀⽅、知名度の浸透を図る販売促進を⾏うとともに、中⻑期の出 店を⾒据えた⼈材確保を推進する。 経常利益は1,260百万円(同6.3%増)、当期純利益は840百万円(同4.9%増)を⾒込む。

会社予想前提

会館数 出所:会社データよりSR社作成 新規出店については、葬儀サロン3店舗を含む直営6店舗(前期⽐2店舗増)、FC6店舗(同2店舗増)を計画している。 葬儀件数 (百万円) 上期実績 下期実績 通期実績 上期実績 下期会予 通期会予 上期実績 下期会予 通期会予 売上⾼ 5,897 5,455 11,352 6,323 5,947 12,270 7.2% 9.0% 8.1% 売上原価 3,543 3,516 7,059 3,795 売上総利益 2,354 1,938 4,292 2,527 売上総利益率 39.9% 35.5% 37.8% 40.0% 販売費及び⼀般管理費 1,492 1,609 3,101 1,650 売上⾼販管費⽐率 25.3% 29.5% 27.3% 26.1% 営業利益 861 329 1,190 876 399 1,275 1.7% 21.3% 7.1% 営業利益率 14.6% 6.0% 10.5% 13.9% 6.7% 10.4% 経常利益 851 334 1,185 869 391 1,260 2.1% 17.1% 6.3% 経常利益率 14.4% 6.1% 10.4% 13.7% 6.6% 10.3% 当期純利益 559 242 801 592 248 840 5.9% 2.5% 4.9% 純利益率 9.5% 4.4% 7.1% 9.4% 4.2% 6.8% 前年同期⽐ 18年9⽉期 17年9⽉期 会館数(店) 実績 会社予想 合計 出店 直営 出店 FC 出店 4 43 18年9⽉期 17年9⽉期 94 8 51 4 6 106 12 57 6 49 実績 会社予想 葬儀件数(件) 増減(件) 748 742 既存店(件) 18年9⽉期 9,903 308 17年9⽉期 303 9,161

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Coverage 葬儀件数は9,903件(前期⽐742件増、8.1%増)を予想している。葬儀件数の前期⽐742件増加の内訳は、既存店の増加件 数が308件増(前期既存店件数に対し3.4%の増加)、新店の増加件数が434件増としている。 既存店の葬儀件数増加に関して、過去2期間の平均増加率を基準に過去の趨勢を考慮した。前期は死亡数が増加し、同社 においても既存店の葬儀件数が増加した。総務省⼈⼝動態総覧⽉報(概数)をもとにSR社が算出した数値(速報値含む) では、2016年10⽉から2017年9⽉の⽇本の死亡数は1,344千⼈(前年同期⽐3.3%増)であった。同社によれば、死亡数は ⻑期的には2040年までは増加が続く⾒込みであり、短期的に増加率が低下した場合にはその後、反動増がみられる傾向 があるという。 新店は2017年9⽉期出店の4店舗、2018年9⽉期出店の6店舗が寄与する予定である。 既存店の⾒通し 出所:会社データよりSR社作成 既存店の葬儀売上は前期⽐4.1%増の⾒込みとしている。上述の通り、葬儀件数が同3.4%増の⾒込みであることに加え、 葬儀単価が前期⽐0.7%上昇する想定である。葬儀単価については、前期の下落分が戻る予定としている。 売上原価・販管費の⾒通し 出所:会社データよりSR社作成 *表の数値が会社資料とは異なる場合があるが、四捨五⼊により⽣じた相違であることに留意。 売上原価率は前期⽐1.2ポイント低下の61.0%を⾒込む。商品原価率が前期⽐1.1ポイント低下の34.2%となるが、労務費 率が前期⽐0.5ポイント上昇の7.5%となる想定である。商品原価率は、しきみ(仏前に捧げられるもくれん科の常緑樹) に造花を使⽤すること、寝台業務および湯灌の内製化を進めることによって低減を図る。労務⽐率は⼈員増による上昇を ⾒込んでいる。 売上⾼販管費率は前期⽐1.3ポイント上昇の28.6%を⾒込む。⼈員の拡充による⼈件費の増加と、関東における葬儀相談 相談サロンの集客を⽬的にWEB広告を強化することに伴い、広告宣伝費の増加を⾒込んでいる。 既存店の⾒通し(前期⽐%) 実績 会社予想 葬儀売上前期⽐ 葬儀件数 葬儀単価 18年9⽉期 4.1 3.4 0.7 2.9 3.6 -0.7 17年9⽉期 経費率(%) 実績 会社予想 売上原価率 62.2 61.0 商品原価率 35.3 34.2 労務費率 雑費率 20.0 19.4 売上⾼販管費率 28.6 18年9⽉期 7.5 27.3 6.9 17年9⽉期

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過去の会社予想と実績の差異

出所:会社データよりSR社作成 *表の数値が会社資料とは異なる場合があるが、四捨五⼊により⽣じた相違であることに留意。 2017年9⽉期は期初会社予想は単独決算数値、実績は連結決算数値であり、参考値であることに留意。 期初会社予想と実績 08年9⽉期 09年9⽉期 10年9⽉期 11年9⽉期 12年9⽉期 13年9⽉期 14年9⽉期 15年9⽉期 16年9⽉期 17年9⽉期 (百万円) 単独 単独 単独 単独 単独 単独 単独 単独 単独 連結 売上⾼(期初予想) 5,731 6,500 6,982 8,403 8,620 9,130 9,900 10,000 10,800 11,420 売上⾼(実績) 5,868 6,216 7,640 7,827 8,356 8,920 9,528 10,206 10,594 11,352 期初会予と実績の格差 2.4% -4.4% 9.4% -6.9% -3.1% -2.3% -3.8% 2.1% -1.9% -0.6% 営業利益(期初予想) 394 509 578 800 779 915 980 1,032 1,085 1,175 営業利益(実績) 485 532 771 736 869 940 992 1,078 1,094 1,190 期初会予と実績の格差 23.1% 4.4% 33.4% -8.0% 11.6% 2.7% 1.3% 4.4% 0.8% 1.3% 経常利益(期初予想) 340 460 480 730 700 820 880 980 1,050 1,150 経常利益(実績) 421 467 703 662 798 846 925 1,023 1,072 1,185 期初会予と実績の格差 23.8% 1.5% 46.6% -9.4% 14.1% 3.2% 5.1% 4.4% 2.1% 3.0% 当期利益(期初予想) 187 253 262 398 400 490 540 630 690 765 当期利益(実績) 224 277 405 354 419 517 548 652 712 801 期初会予と実績の格差 20.0% 9.3% 54.5% -11.0% 4.7% 5.6% 1.5% 3.5% 3.2% 4.7%

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中⻑期展望

中⻑期的な業績を予想するうえで重要な指標は、売上⾼では、葬儀会館数、葬儀会館あたり葬儀件数、葬儀単価である。 また費⽤⾯では、変動費率、葬儀会館あたり原価、販管費の動向を注視する必要がある。SR社は同社の潜在的な売上・ 利益成⻑率を年率10%と推定している。

年率10%程度の売上⾼、利益成⻑が可能

同社は中⻑期的には、直営葬儀会館を年間4〜6施設、開設する計画である(2016年9⽉期末51会館に対し、年率10%程度 の増加ペース)。また、⽇本において死亡者数が2016年から2040年まで年率1.0%で増加することを背景として、既存会 館における葬儀件数の増加も⾒込まれる。葬儀単価の下落は減収減益要因ではあるが、同社は葬儀アドバイザー制度に よって葬儀単価の維持を図っている。これにより、SR社では年率10%程度の売上⾼成⻑が可能であると推測する。利益 ⾯では、商品原価低減効果による変動費率の低下が⾒込まれる⼀⽅、同社は⼈財確保を進めており、販管費は増加傾向に ある。双⽅の効果が打ち消される形で、利益率は維持され、売上⾼の成⻑に伴い、利益⾯でも10%程度の成⻑が可能であ るとSR社は推測する。

葬儀会館数、葬儀会館あたり葬儀件数

葬儀件数の推移 出所:会社データよりSR社作成 *表の数値が会社資料とは異なる場合があるが、四捨五⼊により⽣じた相違であることに留意。 葬儀会館開設ペースは年4〜5会館の開設 売上成⻑の要となる出店に関しては、直営店で年4〜5会館の開設(2017年9⽉期51会館に対して8〜10%増の開設ペース) を計画している。同社は、利益成⻑の維持を基本⽅針としているが、葬儀会館の新規開設から黒字化までに2〜3年を要 する。そのため、葬儀会館数は既存店に対し年間10%程度の増加ペースに留めている。葬儀の簡素化と⼩規模化の傾向に 対応し、主に⼩規模会館を出店するとともに、既存会館は改装により葬儀規模に臨機応変に対応できる体制としている。 出店エリアについて、主⼒拠点の愛知県名古屋市では⼩規模会館を中⼼に既存会館周辺へのサテライト出店を推進してい く⽅針である。また、関東エリア(東京都、神奈川県、千葉県、埼⽟県)においては、年間で1〜3店舗ペースで出店を ⾏い、埼⽟県で⼀定地域に集中して葬儀会館を開設する(ドミナント戦略)予定である。また、2016年9⽉期には東京都 内向けの新たな出店モデルとして「葬儀相談サロン ティア⽇暮⾥」を開設した。同社は葬儀会館のない地域でも、遺族 からの依頼があれば公共の集会所などを使⽤して葬儀を請け負う。東京都は葬儀が可能な集会所が整備されているため、 葬儀相談サロンの開設によって、少額投資で営業網を構築し、葬儀件数の増加を図る⽅針である。 葬儀会館あたり葬儀件数 葬儀会館あたり葬儀件数は減少傾向にある。この要因は、2011年9⽉期以降、葬儀会館全体に占める愛知県内(名古屋市 以外)および愛知県外の会館数の⽐率が上昇していること、それ以前の150〜250名収容規模の⼤ホールと50〜100名収容 規模の中⼩ホールを中⼼とした葬儀会館から、100〜150名収容規模の⼤ホールと50名収容規模の⼩ホールを中⼼とした 葬儀会館の⽐率が上昇し、更に2013年9⽉期以降、100名収容規模の1ホールのみを備える⼩規模会館が開設されているこ とにある。また、中期的には、1ホールのみを備える⼩規模会館の開設を中⼼に葬儀会館の開設を進める⽅針である。 08年9⽉期 09年9⽉期 10年9⽉期 11年9⽉期 12年9⽉期 13年9⽉期 14年9⽉期 15年9⽉期 16年9⽉期 17年9⽉期 会館数(会館) 23 23 27 29 33 36 39 43 47 51 前年⽐増減(会館) 2 - 4 2 4 3 3 4 4 4 期⾸期末平均(会館) 22 23 25 28 31 35 38 41 45 49 葬儀件数(件) 4,194 4,481 5,867 6,021 6,417 6,862 7,301 8,019 8,413 9,161 会館あたり葬儀件数(件) 191 195 235 215 207 199 195 196 187 187

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葬儀単価

葬儀単価の状況 出所:会社データよりSR社作成 *表の数値が会社資料とは異なる場合があるが、四捨五⼊により⽣じた相違であることに留意。 死者の⾼齢化、喪主の⾼齢化、少⼦化による親族の減少に伴い、葬儀施⾏規模は縮⼩傾向にあり、葬儀1件あたりの平均 単価は逓減傾向にある。⼀⽅、同社では葬儀アドバイザーを配置することで、葬儀単価の維持につとめている(「葬儀事 業の概要」の項参照)。2015年9⽉期は、送迎バスにかかる契約内容および取引実態の変更等が影響したことから葬儀単 価が下落したが、それを除けば、葬儀単価は年間1%程度の変動で安定的に推移している。

売上原価

出所:会社データよりSR社作成 *表の数値が会社資料とは異なる場合があるが、四捨五⼊により⽣じた相違であることに留意。 変動費率 変動費は商品原価、業務委託費、葬祭消耗品費、租税公課からなる(「収益モデル」の項参照)。変動費率(変動費÷葬 儀事業売上⾼)は、2007年9⽉期から、2016年9⽉期の間に10.4ポイント低下した。商品原価の低減、業務委託費の低減 により変動費率は低下傾向にある。 葬儀会館あたり固定費 葬儀会館あたり固定費は、会館消耗品費、地代家賃、⽔道光熱費、管理保守料、減価償却費、その他からなる(「収益モ デル」の項参照)。当該費⽤は60〜65百万円で推移している。

販管費

販管費内訳の推移 出所:会社データよりSR社作成 *表の数値が会社資料とは異なる場合があるが、四捨五⼊により⽣じた相違であることに留意。 *⼈件費は役員報酬、給料及び⼿当、賞与、賞与引当⾦繰⼊額、法定福利費の合計 販管費の主要項⽬は⼈件費、広告宣伝費、その他の本社費⽤である。販管費率(販管費÷売上⾼)は2007年9⽉期から、 2016年9⽉期の間に7.0ポイント上昇した。同社は売上原価低減による効果の⼀部を販管費の広告宣伝費、⼈件費に振り 向けることで、⻑期的な成⻑に備える⽅針である。 08年9⽉期 09年9⽉期 10年9⽉期 11年9⽉期 12年9⽉期 13年9⽉期 14年9⽉期 15年9⽉期 16年9⽉期 17年9⽉期 葬儀単価(百万円) - - 1.11 1.10 1.10 1.10 1.12 1.07 1.06 1.05 前年⽐ - - - -1.4% 0.7% -0.1% 1.1% -3.9% -1.2% -0.8% 08年9⽉期 09年9⽉期 10年9⽉期 11年9⽉期 12年9⽉期 13年9⽉期 14年9⽉期 15年9⽉期 16年9⽉期 変動費率 47.5% 46.7% 45.6% 45.5% 44.0% 42.5% 40.9% 39.0% 38.7% 葬儀会館数に応じて変動する売上原価 1,417 1,476 1,787 1,794 1,960 2,121 2,378 2,664 2,718 葬儀会館数 23 23 27 29 33 36 39 43 47 葬儀会館あたり売上原価 64.4 64.2 71.5 64.1 63.2 61.5 63.4 65.0 60.4 販管費内訳 07年9⽉期 08年9⽉期 09年9⽉期 10年9⽉期 11年9⽉期 12年9⽉期 13年9⽉期 14年9⽉期 15年9⽉期 16年9⽉期 (百万円) 単独 単独 単独 単独 単独 単独 単独 単独 単独 単独 販管費合計 1,033 1,197 1,329 1,641 1,792 1,918 2,164 2,373 2,610 2,821 広告宣伝費 183 268 270 335 311 372 410 512 653 654 ⼈件費 595 662 742 915 951 1,027 1,130 1,250 1,373 1,420 その他の販管費 255 267 317 391 530 519 624 611 584 747 販管費⽐率 販管費合計 19.6% 20.4% 21.4% 21.5% 22.9% 23.0% 24.3% 24.9% 25.6% 26.6% 広告宣伝費 3.5% 4.6% 4.3% 4.4% 4.0% 4.4% 4.6% 5.4% 6.4% 6.2% ⼈件費 11.3% 11.3% 11.9% 12.0% 12.1% 12.3% 12.7% 13.1% 13.5% 13.4% その他の販管費 4.8% 4.5% 5.1% 5.1% 6.8% 6.2% 7.0% 6.4% 5.7% 7.1%

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M&Aによる葬儀会館の取得

同社は、葬儀会館の取得に関してM&Aの活⽤も視野に⼊れている。葬儀業界では中⼩企業が多く、後継者不⾜から経営 者の⾼齢化により廃業するケースも増えており、対象企業は多いという。

中期経営計画

同社は2017年11⽉に2018年9⽉期から2020年9⽉期の3ヵ年を対象とする中期経営計画を更新した。中期経営計画では、 2020年9⽉期に、直営会館の葬儀件数11,160件(2017年9⽉期⽐21.8%増)、売上⾼13,770百万円(同21.3%増)、営業 利益1,390百万円(同16.8%増)を計画している。 会館出店とフランチャイズ事業の業容拡⼤、営業施策とブランド⼒の向上、戦略的な商品開発とM&A、⼈材の確保・育 成の4項⽬のテーマを推進することによる売上・利益成⻑を図る。また、⾃⼰資本⽐率50%を⽬標とし経営の安定性を⾼ める⽅針としている。 葬儀単価、既存店売上は2018年9⽉期会社予想の⽔準で推移する前提であり、新規会館開設に伴う葬儀件数の増加が売上 ⾼の成⻑要因となっている。新規葬儀会館は、直営店が年6店舗ペース、FC店が年5〜6店舗ペースの出店を計画している。 営業利益率に関しては、2017年9⽉期実績の⽔準を維持する計画である。商品原価低減による売上総利益率向上は、売上 ⾼の増加に伴う⼈件費、広告宣伝費の増加で相殺され、営業利益率は10%⽔準を維持する想定となっている。 中期経営計画の数値計画 出所:同社資料をもとにSR社作成 *表の数値が会社資料とは異なる場合があるが、四捨五⼊により⽣じた相違であることに留意。

中期経営計画の主な取り組み

中期経営計画の主な取り組みに関しては以下のとおりである。 会館出店とフランチャイズ事業の業容拡⼤の推進 ◤ ドミナント戦略:中⻑期⽬標である会館数200店体制の実現に向け、新規出店ペースの加速化局⾯と判断し、直営会 館については、中部地区での出店により経営基盤の強化を図り、関東地区・関⻄地区でのドミナント展開に向けて体 制を整備する。直営店は年6店舗ペース(うち葬儀相談サロンは年3店舗ペース)、FC店は年5〜6店舗ペースの出店を 想定している。 ◤ 2016年8⽉に、同社は東京都内向けの新たな出店モデルとして、葬儀相談サロン「ティア⽇暮⾥」(東京都荒川区) (設備投資:上限10百万円、⾯積:28坪)を出店した。葬儀相談サロンはビルなどのテナントとして20〜30坪で出店 することを計画しており、設備投資は15百万円程度(同社の⼀般的な葬儀会館における投資額は100〜200百万円、投 数値計画 17年9⽉期 18年9⽉期 19年9⽉期 20年9⽉期 実績 会社予想 計画 計画 葬儀件数(件) 9,161 9,903 10,440 11,160 前年⽐ 8.9% 8.1% 5.4% 6.9% 売上⾼(百万円) 11,352 12,270 12,960 13,770 前年⽐ 7.2% 8.1% 5.6% 6.3% 営業利益(百万円) 1,190 1,275 1,350 1,390 前年⽐ 8.8% 7.1% 5.9% 3.0% 営業利益率 10.5% 10.4% 10.4% 10.1% 経常利益(百万円) 1,185 1,260 1,335 1,380 前年⽐ 10.5% 6.3% 6.0% 3.4% 当期純利益(百万円) 801 840 885 915 前年⽐ 12.5% 4.9% 5.4% 3.4% 設備投資(百万円) 998 917 800 800

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Coverage 資回収期間は7〜10年である)を⾒込んでいる。同社によれば、東京都内は⽕葬場併設式場が充実しているため、⾃ 社の葬儀会館がなくても葬儀の施⾏が可能であり、既存の葬儀会館から同社の社員を派遣して東京都内の葬儀に対応 しているという。葬儀相談サロンの開設によって、葬儀会館形式での出店と⽐較して、少額投資で東京都内の営業網 を構築できれば、東京都内における葬儀件数の増加につながると考えているという。ただし、⽕葬場併設式場などの 賃借費⽤は顧客が負担し、同社は葬儀サービスのみを提供することになるため、⾃社葬儀会館での葬儀と⽐較して、 葬儀単価は低下するとSR社は推測している。利益⾯では、葬儀会館と⽐較して固定費負担を抑制できるため利益を上 げやすく、短期での投資回収が可能な仕組みになるとSR社は考えている。 ◤ フランチャイズ戦略:フランチャイズにおいては、神奈川県、茨城県への進出と早期の⽴ち上げを⾏うとともに、太 平洋ベルトラインを重点開発エリアと位置づけ、新規クライアントの提案営業を推進する。 中期経営計画における出店計画 出所:同社資料をもとにSR社作成 営業施策とブランド⼒の向上の推進 ◤ 営業戦略:葬儀ニーズの多様化や葬儀の⼩規模化に対応すべく、葬儀に関連したサービスの開発と、コンタクトセン ターにおけるユーザビリティの向上等に努める。また、⼩規模葬儀に対応した既存会館の改装を実施する。既存会館 の改装は2018年9⽉期に2店舗、2019年9⽉期および2020年9⽉期にそれぞれ3店舗を予定している。 ◤ ブランド戦略:PR・IR活動においても継続的に実施し、中部地区・関東地区・関⻄地区のみならず、⽇本全国を対象 に同社の知名度と認知度の向上に努める。 戦略的な商品開発とM&Aの推進 ◤ 商品戦略:2012年10⽉に葬儀付帯品を会館へ配送する物流センター(ティア・ロジスティック・センター:TLC)を 稼働したのに加え、商品調達⼿法や取扱商品の⾒直しを⾏い、商品原価率の低減につとめた。今後も、TLCの機能拡 ⼤による商品調達の多様化、葬儀に関連する⼀部業務の内製化等により原価低減を推進する。 ◤ M&A戦略:葬儀業界において、創業者の⾼齢化や、事業継承の問題が深刻化すると考えられるため、この状況をチャ ンスと捉え、M&Aを第3の成⻑エンジンと出来るように社内体制を整備する(2017年9⽉期:専任部⾨の設置)。 ⼈材の確保・育成の推進 ◤ ⼈材戦略:中⻑期の計画に基づいた⼈材採⽤に加え、⼈事処遇制度の充実に努める。また、⼈材教育機関「ティアア カデミー」においては、新卒社員・中途社員・フランチャイズ社員毎に研修項⽬の⾒直しを⾏い、新⼈スタッフのス キルの底上げを図る。さらに、葬儀に関する専⾨的な知識を有する「マスターセレモニーディレクター」の育成にも 取り組む。新卒採⽤数は2018年9⽉期に19⼈、2019年9⽉期および2020年9⽉期に40⼈ずつを計画している。 17年9⽉期 18年9⽉期 19年9⽉期 20年9⽉期 (店) 実績 会社予想 計画 計画 期末会館数 94 106 117 129 増減 8 12 11 12 直営店 51 57 63 69 増減 4 6 6 6 FC店舗 43 49 54 60 増減 4 6 5 6

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Coverage

事 業 内 容

同社は、代表取締役社⻑の冨安⽒が葬儀社に約18年勤務した後、旧来の葬儀社の慣習を覆すべく1997年に創業した。愛 知県名古屋市内および近郊市町村を主として、個⼈顧客を中⼼に葬儀会館、⾃宅、寺院もしくは公⺠館等を会場とした葬 儀の施⾏全般のほか、葬儀終了後のアフターフォローとして忌明け法要や年忌法要の請負などを⾏っている。また、葬儀 会館運営のノウハウを活かし、主に認知度向上を⽬的として、葬儀会館運営のフランチャイズ事業も⾏なっている。 葬儀業界は数少ない成⻑産業 厚⽣労働省⼈⼝動態総覧によれば、2016年の死亡者数は1, 308千⼈(前年⽐1.3%増)で、死亡者数は過去20年で年率1.9% のペースで増加した。国⽴社会保障⼈⼝問題研究所「⽇本の将来⼈⼝推計」によれば、死亡者数は2040年に1,679千⼈と ピークに達し、2017年から2040年まで年率1.1%で増加し続けることが⾒込まれている。葬儀業界は、⼈⼝減少、少⼦⾼ 齢化が進展する⽇本において、需要が拡⼤する数少ない成⻑産業である。 明朗価格、低価格戦略、ドミナント展開、会員制度、独⾃の社員教育システムが特徴 同社の特徴は、同業他社に先駆けて葬儀価格の完全開⽰を導⼊したこと(明朗会計)、同業他社と⽐較して低価格な価格 設定(市場平均の約7割の⽔準)、愛知県名古屋市を中⼼とした葬儀会館のドミナント展開(2017年9⽉期末現在、名古 屋市のみで26会館)、会員制度「ティアの会」を設け、会員を中⼼としたサービスを提供していること(⼊会⾦のみで 葬儀に関する様々な特典が受けられることに加え、提携店で割引やサービスも受けられる)である。また、独⾃の社員教 育システム、葬儀社としては2社のみとなる東証1部上場企業の1社であること(消費者の信頼感、知名度)も特徴として あげられる。 業績推移 葬儀会館数、死亡者数の増加を背景に、2007年9⽉期から2017年9⽉期の間に同社の葬儀件数は年率9.5%で増加した。愛 知県名古屋市における斎場利⽤者シェアは2013年9⽉期以降、20%を超えている。 直営会館および葬儀請負施⾏数の推移 出所:会社資料よりSR社作成 葬儀件数の増加により、2007年9⽉期から2017年9⽉期の間に同社の売上⾼は年率8.0%、営業利益は同11.9%、当期純利 益は同15.8%のペースで増加した。

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Coverage 売上⾼、営業利益、当期純利益の推移(単位:百万円) 出所:会社資料よりSR社作成

事業セグメント

同社の事業は、葬祭事業とフランチャイズ事業からなる。2017年9⽉期実績において、売上⾼・営業利益の⼤半を葬祭事 業が占める。 出所:会社データよりSR社作成 *表の数値が会社資料とは異なる場合があるが、四捨五⼊により⽣じた相違であることに留意。

ビジネスモデル

葬祭事業のビジネスモデル

売上⾼ 同事業の売上⾼は、葬儀単価に葬儀件数を乗じた額となる。2017年9⽉期の平均単価は1,050千円、葬儀件数は9,161件で あった。売上⾼と葬儀単価に葬儀件数を乗じた額の差額は、法要の売上、墓⽯の紹介等に伴う売上、「ティアの会」会員 の⼊会⾦売上などであり、売上⾼の1割程度を占める。 事業セグメント 08年9⽉期 09年9⽉期 10年9⽉期 11年9⽉期 12年9⽉期 13年9⽉期 14年9⽉期 15年9⽉期 16年9⽉期 17年9⽉期 (百万円) 単独 単独 単独 単独 単独 単独 単独 単独 単独 連結 売上⾼ 5,868 6,216 7,640 7,827 8,356 8,920 9,528 10,206 10,594 11,352 前期⽐ 11.4% 5.9% 22.9% 2.4% 6.8% 6.7% 6.8% 7.1% 3.8% 7.2% 葬祭事業 5,833 6,167 7,550 7,697 8,210 8,686 9,259 9,887 10,217 11,011 前期⽐ 12.0% 5.7% 22.4% 1.9% 6.7% 5.8% 6.6% 6.8% 3.3% 7.8% 構成⽐ 99.4% 99.2% 98.8% 98.3% 98.3% 97.4% 97.2% 96.9% 96.5% 97.0% フランチャイズ事業 35 49 90 130 145 234 269 319 376 340 前期⽐ -41.6% 41.5% 82.5% 44.3% 11.8% 60.8% 15.1% 18.5% 18.0% -9.6% 構成⽐ 0.6% 0.8% 1.2% 1.7% 1.7% 2.6% 2.8% 3.1% 3.5% 3.0% 営業利益 485 532 771 736 869 940 992 1,078 1,094 1,190 前期⽐ 25.0% 9.6% 45.0% -4.6% 18.1% 8.1% 5.6% 8.6% 1.5% 8.8% 営業利益率 8.3% 8.6% 10.1% 9.4% 10.4% 10.5% 10.4% 10.6% 10.3% 10.5% 葬祭事業 - - 1,239 1,209 1,333 1,507 1,575 1,648 1,813 1,994 前期⽐ - - - -2.4% 10.2% 13.1% 4.5% 4.7% 10.0% 10.0% 営業利益率 - - 16.4% 15.7% 16.2% 17.4% 17.0% 16.7% 17.7% 18.1% 構成⽐ - - 99.0% 97.5% 96.1% 97.3% 97.3% 97.0% 96.2% 96.2% フランチャイズ事業 - - 13 32 54 41 43 50 71 78 前期⽐ - - - 145.1% 71.7% -24.2% 4.4% 16.9% 41.7% 9.9% 営業利益率 - - 14.3% 24.3% 37.3% 17.6% 15.9% 15.7% 18.9% 22.9% 構成⽐ - - 1.0% 2.5% 3.9% 2.7% 2.7% 3.0% 3.8% 3.8% その他、全社・消去 -481 -505 -518 -608 -625 -620 -789 -881

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Coverage 葬儀売上⾼と葬儀件数、葬儀単価の推移 出所:会社データよりSR社作成 *表の数値が会社資料とは異なる場合があるが、四捨五⼊により⽣じた相違であることに留意。 顧客 個⼈顧客を中⼼に、直営の葬儀会館、⾃宅、寺院、公⺠館等を会場とした葬儀における施⾏全般のほか、葬儀終了後のア フターフォローとして忌明け法要や年忌法要の請負などを⾏っている。 同社は、⼊会⾦1万円で、誰の葬儀にも使えて、様々な会員特典を受けることができる会員制度「ティアの会」を設け、 将来顧客となる会員数の拡⼤を図っている。同社の顧客は「ティアの会」会員および同等のサービスを受けることができ る提携団体の会員が9割以上を占めている。 「ティアの会」会員は、葬儀会館でのイベント、同社の営業員による葬儀会館周辺住⺠への訪問営業(1葬儀会館あたり1 〜2名の営業員を配置している)、インターネットを⽤いて⼊会者を集めている。2017年9⽉末現在、「ティアの会」会 員数は318,412⼈(前期⽐10.2%増)である。 サービス 同社が提供する主要なサービスは、遺体の搬送から⽕葬場に⾏くまでの、通夜と葬儀を含む通常⼆⽇間で⾏われる。具体 的には、病院等からの遺体搬送・安置、遺体のケア、宗教宗派に応じた祭壇等の設営や道具の⼿配、納棺や葬儀の施⾏時 の司会・進⾏、運営、⽕葬場への遺体の搬送等の運営・進⾏等全体の差配である。葬儀の付随サービスとして、墓⽯の販 売、僧侶の⼿配等もあるが、同社は基本的にそれらのサービスを⾏わない。なお、遺体の⽕葬には管轄の市区町村⻑によ る許可を必要とし、都道府県知事の許可を得た者が執り⾏っている。 価格(葬儀単価) 同社における葬儀1件当たりの平均単価は1,050千円である(2017年9⽉期)。同社によれば、国内における⼀般的な葬儀 単価の平均は1,416千円(2017年8⽉「特定サービス産業動態統計調査」に基づき同社試算)であり、それと⽐較して300 千〜400千円安い価格であるという。 葬儀単価の推移 出所:会社データよりSR社作成 *表の数値が会社資料とは異なる場合があるが、四捨五⼊により⽣じた相違であることに留意。 葬儀件数 葬儀件数は、会館数の増加に伴い増加傾向にある。会館当たり葬儀施⾏件数は200件前後で推移している。 08年9⽉期 09年9⽉期 10年9⽉期 11年9⽉期 12年9⽉期 13年9⽉期 14年9⽉期 15年9⽉期 16年9⽉期 17年9⽉期 売上⾼(百万円) 5,833 6,167 7,550 7,697 8,210 8,686 9,259 9,887 10,217 11,011 前年⽐ 12.0% 5.7% 22.4% 1.9% 6.7% 5.8% 6.6% 6.8% 3.3% 7.8% 葬儀売上(百万円) - - 6,524 6,599 7,084 7,569 8,141 8,596 8,909 9,619 前年⽐ - - - 1.1% 7.4% 6.8% 7.6% 5.6% 3.6% 8.0% 葬儀件数(件) 4,194 4,481 5,867 6,021 6,417 6,862 7,301 8,019 8,413 9,161 前年⽐ 14.0% 6.8% 30.9% 2.6% 6.6% 6.9% 6.4% 9.8% 4.9% 8.9% 葬儀単価(百万円) - - 1.11 1.10 1.10 1.10 1.12 1.07 1.06 1.05 前年⽐ - - - -1.4% 0.7% -0.1% 1.1% -3.9% -1.2% -0.8% その他売上(百万円) - - 1,026 1,098 1,126 1,117 1,118 1,291 1,308 1,392 前年⽐ - - - 7.0% 2.6% -0.8% 0.1% 15.4% 1.3% 6.4% 08年9⽉期 09年9⽉期 10年9⽉期 11年9⽉期 12年9⽉期 13年9⽉期 14年9⽉期 15年9⽉期 16年9⽉期 17年9⽉期 葬儀単価(百万円) - - 1.11 1.10 1.10 1.10 1.12 1.07 1.06 1.05 前年⽐ - - - -1.4% 0.7% -0.1% 1.1% -3.9% -1.2% -0.8%

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Coverage 葬儀会館数と葬儀件数の推移 出所:会社データよりSR社作成 *表の数値が会社資料とは異なる場合があるが、四捨五⼊により⽣じた相違であることに留意。

フランチャイズ事業のビジネスモデル

フランチャイズ事業では、同社のノウハウを活かし、⼀般企業などを対象に、新規事業進出による事業拡⼤や遊休地の有 効活⽤の観点から、市場調査や会館企画から従業員教育や経営指導までトータルサポートを⾏っている。2017年9⽉期末 現在、フランチャイズ契約社数は10社、店舗数は43店となっている。 同事業の売上⾼は、加盟時に受領する加盟⾦(2百万円)、出店申込⾦(3百万円)、ロイヤリティ収⼊(加盟店売上⾼ の約3%)、加盟店社員に対する教育サービス料、フランチャイズ会館向け葬儀付帯品の販売からなる。なお、フランチャ イズ加盟は、他業種であることを条件としている。これは同社の葬儀サービスに対する考え⽅が、同業他社と異なるため であり、実務経験がある同業他社の社員を再教育するのは⾮効率的と考えていることが理由である。また、フランチャイ ジーの社員教育に関しては、同社の社員と同様のものを提供している。

葬儀事業の概要

同事業において、同社は個⼈顧客を中⼼に、直営の葬儀会館、⾃宅、寺院、公⺠館等を会場とした葬儀の施⾏全般のほか、 葬儀終了後のアフターフォローとして忌明け法要や年忌法要の請負などを⾏っている。同社の特徴であるサービス価格、 ティアの会、葬儀会館、独⾃の社員教育プログラムに関しては、以下のとおりである。

サービス価格

同社によれば、同社創業以前の1990年代後半までは、葬儀は葬儀社主導で⾏われ、料⾦の明細が提⽰されないまま進⾏ することが多かったという。それに対し、同社は創業時から価格体系の開⽰と⽣前⾒積もりを提唱しており、同社の顧客 はパンフレットやインターネットで料⾦を知ることができる。また、同社では⼼付け(遺族が葬儀関連事業者に対してチッ プを⽀払う慣習)を受け取らない⽅針としている。 同社のサービス料⾦は、祭壇で決まる固定部分と参列者数等によって決まる変動部分に分かれる。なお、料⾦は宗教によっ て変わらない。 固定料⾦ 同社は、祭壇のサイズに異なる料⾦体系を採⽤しており、250〜4,407千円のプランを提供している。2017年11⽉現在、 中部、関⻄エリア、関東エリアでは祭壇価格のプランが異なる。 固定料⾦は、祭壇価格に加え、会館使⽤料(⼆⽇間)、宅送料⾦、宅送布団、湯かんの儀、会館内表記物⼀式、拾⾻セッ ト、仏⾐、通夜礼状(会員特典100枚)、会葬礼状(会員特典100枚)、ナレーション⼊り礼状、飾り花セット、ドライ アイス、消臭・防腐剤、遺影写真、霊柩⾞、棺、後飾り、司会進⾏、サービス料などが含まれる。また、後述する「ティ アの会」会員と⾮会員で料⾦が⼤きく異なる。「ティアの会」会員は葬儀回りの料⾦が会員特典で無料になるほか、祭壇 価格630千円以上のプランは、祭壇価格が10%引きとなる。 08年9⽉期 09年9⽉期 10年9⽉期 11年9⽉期 12年9⽉期 13年9⽉期 14年9⽉期 15年9⽉期 16年9⽉期 17年9⽉期 会館数(会館) 23 23 27 29 33 36 39 43 47 51 前年⽐増減(会館) 2 - 4 2 4 3 3 4 4 4 期⾸期末平均(会館) 22 23 25 28 31 35 38 41 45 49 葬儀件数(件) 4,194 4,481 5,867 6,021 6,417 6,862 7,301 8,019 8,413 9,161 会館あたり葬儀件数(件) 191 195 235 215 207 199 195 196 187 187

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Coverage 固定料⾦ 出所:会社資料よりSR社作成 *中部エリアは愛知県、岐⾩県、三重県、関⻄エリアは⼤阪府、和歌⼭県、関東エリアは埼⽟県、神奈川県、千葉県を指す。 **会員価格はティアの会ゴールド会員価格を指す。 ***上表の料⾦プランのほか、関東エリアには通夜を⾏わず、葬儀・告別式・⽕葬を1⽇で⾏う1⽇葬セットプラン、東京都内限定プランもある。 変動料⾦(葬儀付帯費) 通夜や葬儀の参列者に振る舞うお礼、料理等の料⾦であり、参列者数によって価格が変動する。また、参列者へのお礼や 料理は地域の⾵習によって異なり、下表の料⾦体系となる。 参列者数に応じて変動する費⽤ 出所:会社資料よりSR社作成 *中部エリアは愛知県岡崎市、愛知県豊橋市は除く。 **関東エリアの通夜料理は10名セット4,500円の1名当たり料⾦を表⽰。 粗供養品:葬儀や法要時に⾦品を受け取ったことに対するお返しのことで、主に⻄⽇本地域で使われる。東⽇本では、粗供養ではなく「志」とするの が⼀般的である。 出⽴料理:葬儀前に故⼈との最後の⾷事として、遺族、親戚などが⾷事をすること。 精進落し:四⼗九⽇の忌明けに精進料理から通常の⾷事に戻すこと。お斎(おとき、おとぎ)、精進明け、精進上げともいう。現代においては、⽕ 葬場から戻った後に⾏う初七⽇法要の際に、僧侶や世話役などの労をねぎらう宴席において精進落しが⾏われることが多い。 中⼼価格、平均価格 同社における葬儀1件当たりの平均単価は1,050千円である(2017年9⽉期)。内訳は祭壇(祭壇回り含む)が7割程度、 葬儀付帯費(返礼品および料理)が2割程度、供花(花および供物)が1〜2割である(遺族が⽀払う費⽤は供花を除く部 分)。 固定料⾦の価格 中部エリア 関⻄エリア 関東エリア (千円) 祭壇価格 祭壇及び祭壇回り 祭壇価格 祭壇及び祭壇回り 祭壇価格 祭壇及び祭壇回り ⾮会員価格 会員価格 ⾮会員価格 会員価格 ⾮会員価格 会員価格 家族葬プラン 380 678 380 400 700 400 390 761 390 630 1,051 567 590 1,014 590 660 1,081 594 660 1,083 594 790 1,224 790 830 1,251 747 780 1,203 702 990 1,586 990 1,030 1,488 927 980 1,440 882 1,190 1,832 1,190 1,330 1,800 1,197 1,280 1,775 1,152 1,390 2,090 1,390 1,330 1,788 1,197 1,630 2,143 1,467 1,580 2,103 1,422 1,930 2,552 1,737 1,880 2,527 1,692 ⼀般葬プラン 300 614 300 400 714 400 250 561 250 630 1,091 567 630 1,091 567 630 1,097 630 660 1,121 594 660 1,113 594 680 1,147 680 780 1,241 702 780 1,241 702 780 1,247 780 950 1,411 855 980 1,441 882 880 1,363 880 1,030 1,499 927 1,030 1,499 927 980 1,523 980 1,130 1,599 1,017 1,130 1,591 1,017 1,080 1,706 1,080 1,330 1,847 1,197 1,280 1,751 1,152 1,180 1,806 1,180 1,630 2,147 1,467 1,930 2,571 1,737 1,880 2,503 1,692 1,280 1,950 1,280 2,230 2,895 2,007 2,180 2,838 1,962 1,380 2,057 1,380 2,230 2,883 2,007 2,180 2,873 1,962 1,480 2,250 1,480 2,730 3,395 2,457 2,680 3,338 2,412 1,580 2,350 1,580 2,730 3,407 2,457 2,680 3,373 2,412 1,880 2,650 1,880 3,230 3,907 2,907 3,180 3,873 2,862 2,180 3,012 2,180 3,730 4,407 3,357 3,680 4,373 3,312 2,680 3,512 2,680 参列者当たり⾦額(円) 粗供養品 ⾹典返し 通夜料理 出⽴料理 精進落し 中部エリア(愛知県、岐⾩県、三重県) 600 - 1,300 1,300 3,600 愛知県岡崎市 500 - 500 500 3,700 愛知県豊橋市 500 1,500 600 600 4,000 関⻄エリア(⼤阪府、和歌⼭県) 600 - 700 - 3,800 関東エリア(埼⽟県、神奈川県、千葉県) 2,000 - 450 - 3,800 関東エリア(東京都) 2,000 - 450 - 3,800

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ティア|2485

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Coverage 同社によれば、国内における⼀般的な葬儀単価の平均は1,416千円である(経済産業省「特定サービス産業動態統計調査」 にもとづき同社試算)。よって、同社は同業者と⽐較し、約300千円安い価格で、サービスを提供している。葬儀1件あ たりの利益を同業他社より抑えることで、そのような価格を実現しているという。 単価維持・葬儀アドバイザー 同社によれば、死者の⾼齢化、喪主の⾼齢化、少⼦化による親族の減少により、葬儀の規模は縮⼩傾向にあり、葬儀業界 全体では、葬儀単価が低下傾向にあるという。葬儀単価の維持に対して、同社は2012年9⽉期から葬儀受注専⾨の社員(葬 儀アドバイザー)を配置し、単価維持につとめている。受注の際に葬儀担当社員が対応すると、葬儀の準備に追われ、遺 族の要望を充分に聴き⼊れきれない可能性がある。それに対して、葬儀アドバイザーが遺族に対応する場合には、遺族の 要望を充分に聴き⼊れ、最良の葬儀プランを提案することにより、同社の平均単価を上回るサービスの受注を獲得すると いう。2017年11⽉現在、葬儀アドバイザーの受注⽐率は全体の約70%に達している。

ティアの会

ティアの会とは 「ティアの会」は同社独⾃の会員制度で、⼊会⾦10,000円(WEB⼊会特別価格は7,000円)、積⽴⾦・年会費は不要で、 同社の葬儀でプラン価格に応じた会員特典が受けられるほか、全国の提携店で様々な特典や割引が受けられる。⽣前⼊会 を原則とし、ティアカード1枚につき1回の葬儀に有効であり、加⼊者以外でも、家族、親族、友⼈の誰でも利⽤できる。 また、「ティアの会」ゴールド会員は、ホテル、温泉、レストラン、レジャー施設など約10,000施設以上のサービスが特 別割引料⾦で利⽤できる。 例えば、中部エリアにおいて、⾮会員が平均的な祭壇630,000円のプランを選択すると、基本祭壇まわり(会館使⽤料、 礼状、遺影写真、霊柩⾞、司会など)を加えた1,091,000円が葬儀費⽤となる。それに対し、「ティアの会」会員は、祭 壇価格が⾮会員価格に対し1割引、基本祭壇回りが無料となり、葬儀費⽤は567,000円となる。また、法要費⽤は⾮会員 価格が52,400円に対し、ティア会員価格は28,600円となる。 「ティアの会」の狙い SR社の理解では、葬儀事業者の中で⾼いシェアを持つ冠婚葬祭互助会(同社資料によれば、売上300百万円以上の葬儀事 業者の中で約6割のシェア)では、外交員が加⼊者に定期的に接触し、加⼊者が⽉々の掛⾦を⽀払うことで、その存在が 顧客に加⼊者に認知されている。それに対し、互助会制度を持たない同社が、顧客と接触し、認知度を向上させる⼿段と して「ティアの会」は機能している。 経済産業省「安⼼と信頼のある「ライフエンディング・ステージ〜新たな「絆」と⽣活に寄り添う「ライフエンディング 産業」の構築〜報告書(2011年8⽉公表)」実態・調査編によれば、葬儀業者の情報⼊⼿⽅法に対する質問に対して、「以 前から知っていた」が27.5%を占め、次いで「家族・親族等からの紹介」が21.2%、「故⼈や家族が事前に相談していた」 が15.8%、「故⼈が⽣前から決めていた」が12.2%であった。葬儀業者が顧客に選ばれるためには、家族・親族等からの 紹介を除いた場合、認知されていること、事前相談を⾏っていることが重要な要素となっている。 会員獲得 「ティアの会」会員はお葬式勉強会、葬儀相談会、会館⾒学会などの会館イベントのほか、同社は専⾨営業員を1会館あ たり1〜2⼈配置しており、当該営業員が葬儀会館周辺住⺠に訪問勧誘を⾏っている。新規の葬儀会館では、開設5ヵ⽉前 から営業員を配置し、周辺住⺠への事前営業を⾏っている。

参照

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