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通信がもたらす豊かな社会の実現を目指して ファーウェイの飽くなき挑戦 ファーウェイ ジャパン 華為技術日本株式会社 代表取締役社長 エン リ ダ 閻 力大 謹賀新年 本年もどうぞよろしくお願い申 し上げます 昨年ファーウェイは大きな試練を経験しま した 10月に米国下院情報特別委員会が 逆境 それは

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(1)

先進の水晶技術で

世界市場をリード

NDKグループの成長戦略とグローバリゼーション Special Interview

ファーウェイの

法人向けソリューション

キャンパス・ネットワークとデーターセンター・スイッチング Solutions

通信事業者と

OTTの新たな関係

Tao of Business

スターハブ

通信事業者のクラウド・サービス・モデルとは Voice from Operators

トークトーク

英国初の子供向け オンライン・セキュリティー・サービス Winners

2013/01

ISSUE 8

www.huawei.com/jp

(2)

2013/01 ISSUE 8

ファーウェーブ

TABLE OF CONTENTS

HUAWEI Japan Highlights

P29

ファーウェイ ジャパン ハイライト

Profiling HUAWEI People in Japan

P30

ファーウェイ・ピープル

Roaming China P32

漫遊中国

P24 P20 P15 P11 P6 P2 P1

HUAWEI Global Highlights

P28

ファーウェイ グローバル ハイライト

 新年明けましておめでとうございます。  ファーウェイ・ジャパンは、昨年11月で設立8年目を迎えました。今 号の表紙では、新年の幕開けとともに心を新たにし、日本の通信業 界によりいっそう貢献するという決意を込めて、ファーウェイのロゴ入 りだるまに目入れをしました。皆様のご支援によりここまで積み重ねて きた実績と信頼を笑顔の白だるまに託し、それを支えとして研鑽を続 け、1年を終える頃には赤だるまに立派な右目を入れられるよう、さらに 前進してまいります。だるまの顔の両側には「謹賀新年」と、中国語で 繁栄を願う新年の挨拶「恭喜発財」をしたためました。皆様にとりまし ても、成功と躍進の1年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。  2010年に創刊した『HuaWave』も、今号で2周年を迎えることが できました。これもひとえに読者の皆様があたたかく見守り続けてくだ さったおかげです。これからも皆様のお役に立つ情報をお届けし、読 みごたえのある広報誌を目指して精進してまいります。引き続きご愛 読のほど、よろしくお願い申し上げます。 編集部より 華為技術日本株式会社 『HuaWave』編集部 〒100-0004 東京都千代田区大手町1-5-1 大手町ファーストスクエア ウエストタワー12階 03-6266-8008(大代表) 閻 力大(エン・リダ) 華為技術日本株式会社 広報部 有限会社 アイラック 有限会社 レベルフォーデザイン :   : : : : : 発 行 T E L 発 行 人 編集責任 制 作 デ ザイン HuaWave 第8号 2013年1月1日  謹賀新年。本年もどうぞよろしくお願い申 し上げます。  昨年ファーウェイは大きな試練を経験しま した。10月に米国下院情報特別委員会が、 国の安全を脅かす恐れがあるとの理由から、 弊社を含む中国の通信機器メーカー2社の 設備を排斥するよう米国企業に呼びかけま した。この根拠なき非難に弊社は書面にて 正式に当委員会に抗議しております。本件 ではお客様をはじめ、ファーウェイの各ステー クホルダーにご心配ならびにご迷惑をおか けしましたことを、この場を借りて深くお詫び 申し上げます。また、噂や憶測に基づく報道 が数多く飛び交う中、一貫して弊社にゆるぎ ない信頼と支持を寄せ続けてくださる皆様 に、心より厚く御礼申し上げます。

閻 力大

エン 華為技術日本株式会社 代表取締役社長 ファーウェイ・ジャパン 【免責事項】 本誌の情報は、各国における取材をもとに、世界の通信ネットワークの情報を提供することを目 的に作成されています。情報の内容には万全を期していますが、その内容を保証するものではあ りません。当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、華為技術日本株式会社は一 切の責任を負うことはできません。 ©華為技術日本株式会社 (本誌掲載の写真・記事の無断転載および転写を禁じます) HUAWEI、HUAWEIロゴ、記載されているすべてのHUAWEI製品およびサービス名は、中国 およびその他世界各国におけるHUAWEIの登録商標または商標です。本誌にて掲載されてい るその他すべての製品およびサービス名は、関連するロゴも含めて、各会社の商標である場合 があります。 バレッジを広げることで、通信事業者の収益 率を高めるとともに、法人および個人のお客 様に快適なエクスペリエンスをお届けするこ とを目標としています。この戦略を推し進める 上で原動力となっているのが、お客様のニー ズとそこから生まれるイノベーションです。  コンシューマー向け端末事業においては、 ファーウェイはスマートフォン、データ通信端 末やホーム・デバイスといった通信ネットワー クに接続できるデバイスを提供しています。 ファーウェイ・ジャパンはこれまでに、Pocket WiFi、デジタルフォトフレーム、キッズケータイ など、日本のお客様のニーズに応える製品を 市場に送り出してきました。昨年末に初めて 自社ブランドとして発売した通信端末、世界 最速5秒起動のスマートフォン『Ascend』 は、グローバル・モデルがベースですが、 NOTTV・ワンセグ・おサイフケータイといった 日本独自の機能も搭載しています。また、弊  「逆境、それはその人に与えられた尊い試 練であり、この境涯に鍛えられてきた人はま ことに強靱である」(松下幸之助氏)  ファーウェイは今回の試練を乗り越えてこ そ、より強い企業となり、ミッションの実現に 向けて果敢にチャレンジできることと確信し ております。  近年、人々の暮らしの細部に至るまで、高 度のデジタル化が加速しています。勢いを増 すデジタル・データの洪水に対して最適な技 術で対応し続けることは、ICTソリューション・ プロバイダーにとって終わりなき挑戦と言え ましょう。「ブロードバンドをすべての人に」と いう信念を提唱するファーウェイは、現在3つ の事業グループにおいて通信事業者、法 人、消費者という異なる顧客層にICTソ リューションを提供しておりますが、その根幹 にあるのはパイプ戦略です。すなわち、情報 流通を支えるパイプ・ネットワークの容量とカ 社のスマートフォンに使われる50%以上の 部品は、日本のメーカーにご提供いただいて います。今後もファーウェイ・ジャパンは、より 多くの国内メーカーとの共同研究開発を重 ね、日本の消費者のライフスタイルに合わせ たハイエンド・スマートフォンを積極的に発表 してまいります。  クラウド・コンピューティングの台頭により、 ビッグデータの活用が注目され、エンタープラ イズ・アーキテクチャの構造とダイナミクスに も大きな変化が起きています。ファーウェイの 法人向けICTソリューション事業は、お客様 の事業環境に統合可能なICTインフラスト ラクチャの提供によって業務効率の向上を 図ることを主眼としています。当社のエンター プライズ・ソリューションは、さまざまな業種向 けのネットワーク構築をはじめ、クラウドベース のデータセンターにも対応しうるストレージや サーバー・システム、モバイル・ソリューション、 さらにはテレプレゼンスやネットワーク・ビデ オ・ソリューション(HD監視を含む)まで、幅 広いソリューションと製品ポートフォリオを誇 ります。昨年設立された日本の法人事業本 部は、今後も国内の企業にファーウェイの豊 富なリソースを活かしたソリューションをご提 案してまいります。  商用LTEの本格稼動、ファーウェイ・ブ ランドのスマートフォンの発売、法人事業部 の立ち上げと、2012年はファーウェイ・ジャ パンにとって特別な年になりました。これから も私たちは、高速・大容量・ユビキタスな通信 ネットワークとストレスのないユーザー・エクス ペリエンスの実現によって、通信を通じて 人々の生活や仕事がより便利になる社会を 目指していきます。そのために、お客様の声 に絶えず耳を傾け、それを次の技術革新へ とつなげ、ICT業界のさらなる発展のために 尽力する所存です。  最後に、第8号をもちまして無事創刊2周 年を迎えた『HuaWave』読者の皆様に感 謝の意を申し上げるとともに、引き続き本誌 への貴重なご意見を賜りますようお願い申し 上げます。

通信がもたらす豊かな社会の実現を目指して

ファーウェイの飽くなき挑戦

/ JAN.2013 01

通信がもたらす

豊かな社会の実現を目指して

ファーウェイの飽くなき挑戦

華為技術日本株式会社 代表取締役社長 閻 力大 Special Interview 日本電波工業株式会社 代表取締役社長 竹内寛氏に聞く

先進の水晶技術で世界市場をリード

NDKグループの成長戦略とグローバリゼーション Solutions

ファーウェイの法人向けソリューション

キャンパス・ネットワークとデーターセンター・スイッチング

Voice from Operators

スターハブ

通信事業者のクラウド・サービス・モデルとは Tao of Business

通信事業者とOTTの新たな関係

Winners

トークトーク

英国初の子供向けオンライン・セキュリティー・サービス

HUAWEI Global Nodes & Links 世界のファーウェイから

政財界との活発な対話を続ける

ファーウェイ・ドイツ

P26 HUAWEI Japan Device Update

ますます広がる豊富なラインナップ

ファーウェイ・ジャパンの多彩な端末製品をご紹介します ない信頼と支持を寄せ続けてくださる皆様 に、心より厚く御礼申し上げます。 に、心より厚く御礼申し上げます。  新年明けましておめでとうございます。 ファーウェイ・ジャパンは、昨年11月で設立8年目を迎えました。今 部 ファーウェイ・ジャパンは、昨年11月で設立8年目を迎えました。今 にあるのはパイプ戦略です。すなわち、情報 ない信頼と支持を寄せ続けてくださる皆様 ない信頼と支持を寄せ続けてくださる皆様 ない信頼と支持を寄せ続けてくださる皆様 ない信頼と支持を寄せ続けてくださる皆様 ない信頼と支持を寄せ続けてくださる皆様 ない信頼と支持を寄せ続けてくださる皆様 ない信頼と支持を寄せ続けてくださる皆様 ない信頼と支持を寄せ続けてくださる皆様 ない信頼と支持を寄せ続けてくださる皆様 ない信頼と支持を寄せ続けてくださる皆様 ない信頼と支持を寄せ続けてくださる皆様 ない信頼と支持を寄せ続けてくださる皆様 ない信頼と支持を寄せ続けてくださる皆様 ない信頼と支持を寄せ続けてくださる皆様 ない信頼と支持を寄せ続けてくださる皆様 ない信頼と支持を寄せ続けてくださる皆様 ない信頼と支持を寄せ続けてくださる皆様 ない信頼と支持を寄せ続けてくださる皆様 ない信頼と支持を寄せ続けてくださる皆様 ない信頼と支持を寄せ続けてくださる皆様 ない信頼と支持を寄せ続けてくださる皆様 ない信頼と支持を寄せ続けてくださる皆様 ない信頼と支持を寄せ続けてくださる皆様 ない信頼と支持を寄せ続けてくださる皆様 ない信頼と支持を寄せ続けてくださる皆様 ない信頼と支持を寄せ続けてくださる皆様 ない信頼と支持を寄せ続けてくださる皆様 ない信頼と支持を寄せ続けてくださる皆様 ない信頼と支持を寄せ続けてくださる皆様 ない信頼と支持を寄せ続けてくださる皆様 ない信頼と支持を寄せ続けてくださる皆様 ない信頼と支持を寄せ続けてくださる皆様 ない信頼と支持を寄せ続けてくださる皆様 ない信頼と支持を寄せ続けてくださる皆様 ない信頼と支持を寄せ続けてくださる皆様 ない信頼と支持を寄せ続けてくださる皆様 ない信頼と支持を寄せ続けてくださる皆様 に、心より厚く御礼申し上げます。 に、心より厚く御礼申し上げます。 に、心より厚く御礼申し上げます。 に、心より厚く御礼申し上げます。 に、心より厚く御礼申し上げます。 に、心より厚く御礼申し上げます。 に、心より厚く御礼申し上げます。 に、心より厚く御礼申し上げます。 に、心より厚く御礼申し上げます。 に、心より厚く御礼申し上げます。 に、心より厚く御礼申し上げます。 に、心より厚く御礼申し上げます。 に、心より厚く御礼申し上げます。 に、心より厚く御礼申し上げます。 に、心より厚く御礼申し上げます。 に、心より厚く御礼申し上げます。 に、心より厚く御礼申し上げます。 に、心より厚く御礼申し上げます。 に、心より厚く御礼申し上げます。 に、心より厚く御礼申し上げます。 に、心より厚く御礼申し上げます。 に、心より厚く御礼申し上げます。 に、心より厚く御礼申し上げます。 に、心より厚く御礼申し上げます。 に、心より厚く御礼申し上げます。 に、心より厚く御礼申し上げます。 に、心より厚く御礼申し上げます。 に、心より厚く御礼申し上げます。 に、心より厚く御礼申し上げます。 に、心より厚く御礼申し上げます。 に、心より厚く御礼申し上げます。 に、心より厚く御礼申し上げます。 に、心より厚く御礼申し上げます。 に、心より厚く御礼申し上げます。 に、心より厚く御礼申し上げます。 に、心より厚く御礼申し上げます。 に、心より厚く御礼申し上げます。 に、心より厚く御礼申し上げます。 に、心より厚く御礼申し上げます。 に、心より厚く御礼申し上げます。 にあるのはパイプ戦略です。すなわち、情報 にあるのはパイプ戦略です。すなわち、情報 にあるのはパイプ戦略です。すなわち、情報 にあるのはパイプ戦略です。すなわち、情報 にあるのはパイプ戦略です。すなわち、情報 にあるのはパイプ戦略です。すなわち、情報 流通を支えるパイプ・ネットワークの容量とカ 流通を支えるパイプ・ネットワークの容量とカ 流通を支えるパイプ・ネットワークの容量とカ 流通を支えるパイプ・ネットワークの容量とカ 流通を支えるパイプ・ネットワークの容量とカ 流通を支えるパイプ・ネットワークの容量とカ 流通を支えるパイプ・ネットワークの容量とカ 流通を支えるパイプ・ネットワークの容量とカ  新年明けましておめでとうございます。 ファーウェイ・ジャパンは、昨年11月で設立8年目を迎えました。今 部より

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TABLE OF CONTENTS

HUAWEI Japan Highlights

P29

ファーウェイ ジャパン ハイライト

Profiling HUAWEI People in Japan

P30

ファーウェイ・ピープル

Roaming China P32

漫遊中国

P24 P20 P15 P11 P6 P2 P1

HUAWEI Global Highlights

P28

ファーウェイ グローバル ハイライト

 新年明けましておめでとうございます。  ファーウェイ・ジャパンは、昨年11月で設立8年目を迎えました。今 号の表紙では、新年の幕開けとともに心を新たにし、日本の通信業 界によりいっそう貢献するという決意を込めて、ファーウェイのロゴ入 りだるまに目入れをしました。皆様のご支援によりここまで積み重ねて きた実績と信頼を笑顔の白だるまに託し、それを支えとして研鑽を続 け、1年を終える頃には赤だるまに立派な右目を入れられるよう、さらに 前進してまいります。だるまの顔の両側には「謹賀新年」と、中国語で 繁栄を願う新年の挨拶「恭喜発財」をしたためました。皆様にとりまし ても、成功と躍進の1年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。  2010年に創刊した『HuaWave』も、今号で2周年を迎えることが できました。これもひとえに読者の皆様があたたかく見守り続けてくだ さったおかげです。これからも皆様のお役に立つ情報をお届けし、読 みごたえのある広報誌を目指して精進してまいります。引き続きご愛 読のほど、よろしくお願い申し上げます。 編集部より 華為技術日本株式会社 『HuaWave』編集部 〒100-0004 東京都千代田区大手町1-5-1 大手町ファーストスクエア ウエストタワー12階 03-6266-8008(大代表) 閻 力大(エン・リダ) 華為技術日本株式会社 広報部 有限会社 アイラック 有限会社 レベルフォーデザイン :   : : : : : 発 行 T E L 発 行 人 編集責任 制 作 デ ザイン HuaWave 第8号 2013年1月1日  謹賀新年。本年もどうぞよろしくお願い申 し上げます。  昨年ファーウェイは大きな試練を経験しま した。10月に米国下院情報特別委員会が、 国の安全を脅かす恐れがあるとの理由から、 弊社を含む中国の通信機器メーカー2社の 設備を排斥するよう米国企業に呼びかけま した。この根拠なき非難に弊社は書面にて 正式に当委員会に抗議しております。本件 ではお客様をはじめ、ファーウェイの各ステー クホルダーにご心配ならびにご迷惑をおか けしましたことを、この場を借りて深くお詫び 申し上げます。また、噂や憶測に基づく報道 が数多く飛び交う中、一貫して弊社にゆるぎ ない信頼と支持を寄せ続けてくださる皆様 に、心より厚く御礼申し上げます。

閻 力大

エン 華為技術日本株式会社 代表取締役社長 ファーウェイ・ジャパン 【免責事項】 本誌の情報は、各国における取材をもとに、世界の通信ネットワークの情報を提供することを目 的に作成されています。情報の内容には万全を期していますが、その内容を保証するものではあ りません。当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、華為技術日本株式会社は一 切の責任を負うことはできません。 ©華為技術日本株式会社 (本誌掲載の写真・記事の無断転載および転写を禁じます) HUAWEI、HUAWEIロゴ、記載されているすべてのHUAWEI製品およびサービス名は、中国 およびその他世界各国におけるHUAWEIの登録商標または商標です。本誌にて掲載されてい るその他すべての製品およびサービス名は、関連するロゴも含めて、各会社の商標である場合 があります。 バレッジを広げることで、通信事業者の収益 率を高めるとともに、法人および個人のお客 様に快適なエクスペリエンスをお届けするこ とを目標としています。この戦略を推し進める 上で原動力となっているのが、お客様のニー ズとそこから生まれるイノベーションです。  コンシューマー向け端末事業においては、 ファーウェイはスマートフォン、データ通信端 末やホーム・デバイスといった通信ネットワー クに接続できるデバイスを提供しています。 ファーウェイ・ジャパンはこれまでに、Pocket WiFi、デジタルフォトフレーム、キッズケータイ など、日本のお客様のニーズに応える製品を 市場に送り出してきました。昨年末に初めて 自社ブランドとして発売した通信端末、世界 最速5秒起動のスマートフォン『Ascend』 は、グローバル・モデルがベースですが、 NOTTV・ワンセグ・おサイフケータイといった 日本独自の機能も搭載しています。また、弊  「逆境、それはその人に与えられた尊い試 練であり、この境涯に鍛えられてきた人はま ことに強靱である」(松下幸之助氏)  ファーウェイは今回の試練を乗り越えてこ そ、より強い企業となり、ミッションの実現に 向けて果敢にチャレンジできることと確信し ております。  近年、人々の暮らしの細部に至るまで、高 度のデジタル化が加速しています。勢いを増 すデジタル・データの洪水に対して最適な技 術で対応し続けることは、ICTソリューション・ プロバイダーにとって終わりなき挑戦と言え ましょう。「ブロードバンドをすべての人に」と いう信念を提唱するファーウェイは、現在3つ の事業グループにおいて通信事業者、法 人、消費者という異なる顧客層にICTソ リューションを提供しておりますが、その根幹 にあるのはパイプ戦略です。すなわち、情報 流通を支えるパイプ・ネットワークの容量とカ 社のスマートフォンに使われる50%以上の 部品は、日本のメーカーにご提供いただいて います。今後もファーウェイ・ジャパンは、より 多くの国内メーカーとの共同研究開発を重 ね、日本の消費者のライフスタイルに合わせ たハイエンド・スマートフォンを積極的に発表 してまいります。  クラウド・コンピューティングの台頭により、 ビッグデータの活用が注目され、エンタープラ イズ・アーキテクチャの構造とダイナミクスに も大きな変化が起きています。ファーウェイの 法人向けICTソリューション事業は、お客様 の事業環境に統合可能なICTインフラスト ラクチャの提供によって業務効率の向上を 図ることを主眼としています。当社のエンター プライズ・ソリューションは、さまざまな業種向 けのネットワーク構築をはじめ、クラウドベース のデータセンターにも対応しうるストレージや サーバー・システム、モバイル・ソリューション、 さらにはテレプレゼンスやネットワーク・ビデ オ・ソリューション(HD監視を含む)まで、幅 広いソリューションと製品ポートフォリオを誇 ります。昨年設立された日本の法人事業本 部は、今後も国内の企業にファーウェイの豊 富なリソースを活かしたソリューションをご提 案してまいります。  商用LTEの本格稼動、ファーウェイ・ブ ランドのスマートフォンの発売、法人事業部 の立ち上げと、2012年はファーウェイ・ジャ パンにとって特別な年になりました。これから も私たちは、高速・大容量・ユビキタスな通信 ネットワークとストレスのないユーザー・エクス ペリエンスの実現によって、通信を通じて 人々の生活や仕事がより便利になる社会を 目指していきます。そのために、お客様の声 に絶えず耳を傾け、それを次の技術革新へ とつなげ、ICT業界のさらなる発展のために 尽力する所存です。  最後に、第8号をもちまして無事創刊2周 年を迎えた『HuaWave』読者の皆様に感 謝の意を申し上げるとともに、引き続き本誌 への貴重なご意見を賜りますようお願い申し 上げます。

通信がもたらす豊かな社会の実現を目指して

ファーウェイの飽くなき挑戦

/ JAN.2013 01

通信がもたらす

豊かな社会の実現を目指して

ファーウェイの飽くなき挑戦

華為技術日本株式会社 代表取締役社長 閻 力大 Special Interview 日本電波工業株式会社 代表取締役社長 竹内寛氏に聞く

先進の水晶技術で世界市場をリード

NDKグループの成長戦略とグローバリゼーション Solutions

ファーウェイの法人向けソリューション

キャンパス・ネットワークとデーターセンター・スイッチング

Voice from Operators

スターハブ

通信事業者のクラウド・サービス・モデルとは Tao of Business

通信事業者とOTTの新たな関係

Winners

トークトーク

英国初の子供向けオンライン・セキュリティー・サービス

HUAWEI Global Nodes & Links 世界のファーウェイから

政財界との活発な対話を続ける

ファーウェイ・ドイツ

P26 HUAWEI Japan Device Update

ますます広がる豊富なラインナップ

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Special Interview

先進の水晶技術で

世界市場をリード

NDKグループの成長戦略とグローバリゼーション

日本電波工業株式会社 代表取締役社長 竹内寛氏に聞く

編集部:NDKは水晶デバイスのトップ・ブ ランドとして確固たる地位を築かれていま す。競争力の源泉はどこにあるとお考えで しょうか。 竹内寛氏:「お客様への奉仕を通じて、社 会の繁栄、世界の平和に貢献する」という 創業理念を一貫して守り続けてきたこと が、今日を築いた基本であると考えていま す。創業者の竹内正道は太平洋戦争中、 水晶の技術者として戦地フィリピンに派遣 され、そこで戦争の悲惨さを痛感しました。 もし生きて日本に帰ることができたら、世界 の平和に貢献する仕事をしたい、世の中 の役に立つ仕事をしている企業に奉仕し たいと考え、1948年に当社を設立しまし た。この創業の精神が今も当社グループ の中に脈々と息づいています。 編集部:NDKは、ファーウェイの『 The

Excellent Core Partner賞』やボッシュ 社の『Supplier Award』など、パートナー 企業から数々の賞を受賞されています。こ うした高い評価の背景に、お客様への奉 仕を謳う創業理念があるわけですね。 竹内氏:創業理念を具現化するために、 場合によっては研究開発の段階からお 客様と協業し、どのような問題が発生して もすぐに対応するという姿勢で臨んでいま す。それがお客様からの高い評価につな がっているのではないでしょうか。とくに一 昨年は3月11日に東日本大震災が発生 し、多数の競合企業が出荷停止に追い 込まれましたが、当社グループはお客様の 生産を止めることのないよう社員の総力 をあげて対応し、全量を期間内に納めまし た。「NDKはサプライを守ってくれた」とい うお褒めの言葉を多くのお客様からいた だきました。 編集部:ファーウェイと同様、NDKも連結 売上高の約70%を海外で計上するグ ローバル・プレイヤーです。海外展開の基 本戦略についてお聞かせください。 竹内氏:水晶デバイスの世界は二極分化 が際立っています。一方に比較的安価な 量産品があり、一方に高精度な先端製品 がある。量産品をコストの高い日本で生産 すると競争力が低下するため、1970年 代末にマレーシアに製造会社を設立し、 その後、世界各地に生産拠点を設置して いきました。グローバル化の基本的な考え 方は「ローカリゼーション」、つまり現地の 社会や経済をよく知っている人が経営に 当たることが最も自然だと捉えています。 たとえば蘇州日本電波工業有限公司は 総経理(社長)こそ日本人ですが、5人いる 董事(取締役)のうち3人が中国人です。  当社グループではまた、国内外に生産 拠点を展開する場合、工場ではなく必ず 法人という形を採ってきました。会社を設 立すれば現地で税金を納めることになり、 地域社会や地域経済に貢献することが できるからです。現地の人たちに運営を任 せ、モノや資金をローカルの中で循環させ ることは経営効率の点からも非常に有効 です。ローカリゼーションは、当社グループ が事業を進めていく上での不変のスタイ ルと言ってよいかもしれません。 編集部:なるほど、現地化を重視するファー ウェイの経営方針と相通ずるところがあり ますね。ところで、近年、エレクトロニクス 分野でも中国市場の将来性が注目され るようになってきました。中 国において NDKはどのように事業展開を進められて いるのですか。 竹内氏:中国にはファーウェイを筆頭にグ ローバル企業として発展を遂げている会 社が十数社あり、加えて今後大きく成長し ていくと思われる多数のメーカー群が存在 します。当社グループの基本戦略は、まず その大手十数社としっかり仕事をしていく こと。そのために良好な人間関係、ビジネ ス関係の構築に取り組んでいく、それが第 一です。これから伸びていくメーカーについ ては、中国全土に散在している個々の会 社に直接製品を販売することは不可能で すので、商社のネットワークを活用しながら サービスの提供体制を整備していきます。  現在、日本と中国の関係は決して良好 ではありませんが、政治の問題と民間企 業のビジネスは次元の異なる話だと受け 止めています。両国の人と人、企業と企業 が良い関係を維持していけば、やがては日 中の関係改善にも良い影響を及ぼすこと

お客様への奉仕

̶

NDKの成長を

支えてきた創業の精神

ローカリゼーションで

地元の経営資源を最大活用

『HuaWave』では今号より、ファーウェイのグローバル・ビジネスを最先端の技

術と製品で支えてくださっているベンダー各社のトップ・インタビューを掲載しま

す。第1回目となる今回は、携帯電話や基地局など通信産業に不可欠な水晶

デバイスのリーディング・カンパニーである日本電波工業株式会社(NDK)の

竹内寛社長に、同社のグローバル戦略とファーウェイとのパートナーシップに

ついてお話をうかがいました。

HuaWave編集部 1948年の創業以来、水晶振動子、 水晶発信器、水晶フィルタなど、情報 通信機器をはじめあらゆる電子機器 に欠かすことのできない水晶デバイス の製造販売で業界をリード。1970年 代から海外展開を開始し、現在は欧 米・アジア10か国に営業・開発・生 産拠点を有している。2010年には日 本企業として初めて国際会計基準 (IFRS)を適用した連結決算を発表 し、経営のグローバル化を積極的に 進めている。

日本電波工業株式会社

ティ

ティ

/ JAN.2013 / JAN.2013 02 03 とう じ

(5)

Special Interview

先進の水晶技術で

世界市場をリード

NDKグループの成長戦略とグローバリゼーション

日本電波工業株式会社 代表取締役社長 竹内寛氏に聞く

編集部:NDKは水晶デバイスのトップ・ブ ランドとして確固たる地位を築かれていま す。競争力の源泉はどこにあるとお考えで しょうか。 竹内寛氏:「お客様への奉仕を通じて、社 会の繁栄、世界の平和に貢献する」という 創業理念を一貫して守り続けてきたこと が、今日を築いた基本であると考えていま す。創業者の竹内正道は太平洋戦争中、 水晶の技術者として戦地フィリピンに派遣 され、そこで戦争の悲惨さを痛感しました。 もし生きて日本に帰ることができたら、世界 の平和に貢献する仕事をしたい、世の中 の役に立つ仕事をしている企業に奉仕し たいと考え、1948年に当社を設立しまし た。この創業の精神が今も当社グループ の中に脈々と息づいています。 編集部:NDKは、ファーウェイの『 The

Excellent Core Partner賞』やボッシュ 社の『Supplier Award』など、パートナー 企業から数々の賞を受賞されています。こ うした高い評価の背景に、お客様への奉 仕を謳う創業理念があるわけですね。 竹内氏:創業理念を具現化するために、 場合によっては研究開発の段階からお 客様と協業し、どのような問題が発生して もすぐに対応するという姿勢で臨んでいま す。それがお客様からの高い評価につな がっているのではないでしょうか。とくに一 昨年は3月11日に東日本大震災が発生 し、多数の競合企業が出荷停止に追い 込まれましたが、当社グループはお客様の 生産を止めることのないよう社員の総力 をあげて対応し、全量を期間内に納めまし た。「NDKはサプライを守ってくれた」とい うお褒めの言葉を多くのお客様からいた だきました。 編集部:ファーウェイと同様、NDKも連結 売上高の約70%を海外で計上するグ ローバル・プレイヤーです。海外展開の基 本戦略についてお聞かせください。 竹内氏:水晶デバイスの世界は二極分化 が際立っています。一方に比較的安価な 量産品があり、一方に高精度な先端製品 がある。量産品をコストの高い日本で生産 すると競争力が低下するため、1970年 代末にマレーシアに製造会社を設立し、 その後、世界各地に生産拠点を設置して いきました。グローバル化の基本的な考え 方は「ローカリゼーション」、つまり現地の 社会や経済をよく知っている人が経営に 当たることが最も自然だと捉えています。 たとえば蘇州日本電波工業有限公司は 総経理(社長)こそ日本人ですが、5人いる 董事(取締役)のうち3人が中国人です。  当社グループではまた、国内外に生産 拠点を展開する場合、工場ではなく必ず 法人という形を採ってきました。会社を設 立すれば現地で税金を納めることになり、 地域社会や地域経済に貢献することが できるからです。現地の人たちに運営を任 せ、モノや資金をローカルの中で循環させ ることは経営効率の点からも非常に有効 です。ローカリゼーションは、当社グループ が事業を進めていく上での不変のスタイ ルと言ってよいかもしれません。 編集部:なるほど、現地化を重視するファー ウェイの経営方針と相通ずるところがあり ますね。ところで、近年、エレクトロニクス 分野でも中国市場の将来性が注目され るようになってきました。中 国において NDKはどのように事業展開を進められて いるのですか。 竹内氏:中国にはファーウェイを筆頭にグ ローバル企業として発展を遂げている会 社が十数社あり、加えて今後大きく成長し ていくと思われる多数のメーカー群が存在 します。当社グループの基本戦略は、まず その大手十数社としっかり仕事をしていく こと。そのために良好な人間関係、ビジネ ス関係の構築に取り組んでいく、それが第 一です。これから伸びていくメーカーについ ては、中国全土に散在している個々の会 社に直接製品を販売することは不可能で すので、商社のネットワークを活用しながら サービスの提供体制を整備していきます。  現在、日本と中国の関係は決して良好 ではありませんが、政治の問題と民間企 業のビジネスは次元の異なる話だと受け 止めています。両国の人と人、企業と企業 が良い関係を維持していけば、やがては日 中の関係改善にも良い影響を及ぼすこと

お客様への奉仕

̶

NDKの成長を

支えてきた創業の精神

ローカリゼーションで

地元の経営資源を最大活用

『HuaWave』では今号より、ファーウェイのグローバル・ビジネスを最先端の技

術と製品で支えてくださっているベンダー各社のトップ・インタビューを掲載しま

す。第1回目となる今回は、携帯電話や基地局など通信産業に不可欠な水晶

デバイスのリーディング・カンパニーである日本電波工業株式会社(NDK)の

竹内寛社長に、同社のグローバル戦略とファーウェイとのパートナーシップに

ついてお話をうかがいました。

HuaWave編集部 1948年の創業以来、水晶振動子、 水晶発信器、水晶フィルタなど、情報 通信機器をはじめあらゆる電子機器 に欠かすことのできない水晶デバイス の製造販売で業界をリード。1970年 代から海外展開を開始し、現在は欧 米・アジア10か国に営業・開発・生 産拠点を有している。2010年には日 本企業として初めて国際会計基準 (IFRS)を適用した連結決算を発表 し、経営のグローバル化を積極的に 進めている。

日本電波工業株式会社

ティ

ティ

/ JAN.2013 / JAN.2013 02 03 とう じ

(6)

NDKのOCXO(Oven Controlled Crystal Oscillator:恒温槽付水晶発 振器)は、安定した周波数供給に加 えて小型化と消費電力の低減を実現 し、基地局のスモールセル化に貢献し ている。また、TCXO(Temperature Compensated Crystal Oscillator: 温度補償水晶発振器)は、Ascendを はじめとするファーウェイの携帯端末 製品においてWi-Fi、GPSなどのさま ざまな機能を実現する上で重要な役 割を果たしている。

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ます。お客様のそういったニーズに適合し た製品を一つひとつ開発していくことが、 結果としてハイエンド市場の開拓につな がっていくわけです。 編集部:スマートフォン普及の本格化と機 能の多様化、LTEの進展、車載用通信 機器の拡大など、今、世界の通信市場は 大きな変化の時代を迎えているように思 われます。竹内社長は今後の市場動向を どのように分析されていますか。 竹内氏:通信は今日では、あって当たり前 のもの、簡単な動作ひとつでユーザーの ニーズを満たすほぼ完璧に近いサービス を提供するものとなりました。それを支えて いるインフラや、そこで機能している装置 の存在を利用者はほとんど意識すること がありません。世の中の誰もが安心して自 分のやりたいことに集中できようにするた めに、通信インフラに何ができるか。そうし た視点が今後ますます重要になってくる のではないでしょうか。当社グループもこう した通信機器の進化を見据えて、次世代 製品の創出に取り組んでいます。 編集部:NDKはファーウェイにとって最重 要パートナーの1社ですが、竹内社長から ご覧になってファーウェイはどのような会 社でしょうか。 竹内氏:私がファーウェイを最初に訪れた のは1998年のことでした。それから15年 が経過しましたが、世界企業を目指すとい うファーウェイの企業ビジョンが当時も今 も変わらないことに驚いています。トップ・ マネジメントの変わらぬ思い、情熱が今日 の発展をもたらしたのではないでしょうか。 また、ファーウェイには常に新しいことに チャレンジする企業風土があります。社員 の方々と接しても、皆さんアグレッシブに目 標に向かって業務に取り組んでいる。さら に、世界市場を相手にビジネスを行う場 合、コストよりもまず品質で勝たなければ なりませんが、私の知る限り、中国のメー カーの中でファーウェイほど品質を重要視 する会社は他にありません。チャレンジす る気持ちを大切にしながら、このままイン ターナショナルに事業を拡大していただき たいと願っています。 編集部:NDKとファーウェイの協業が成功 している理由はどこにあると思われますか。 竹内氏:品質に対する徹底したこだわりや 未知の領域に挑むチャレンジ精神など、 ファーウェイと当社には共通している点が 数多くあります。そのため、一緒に仕事をし ていて実に楽しく、折衝もスムーズに進ん でいきます。仕事というのは最後は「人」 ですから、人と人が共感しなければ、良い 仕事は生まれません。ファーウェイは一定 のスペックさえ満たせば後は価格だけと いう安易な姿勢を決して取ることはあり ませんし、当社もただ儲ければよいという 気持ちではつきあっていません。われわ れはファーウェイの価値創造に貢献でき る技術や製品を提案し、ファーウェイもそ れに真摯に耳を傾けてくれる。そうした Win-Winの意識がパートナーシップの 根底にあるからこそ、両社の協業がうまく 機能しているのではないでしょうか。 編集部:そうですね。ファーウェイも「通信 を通じて人々の生活を豊かにする」という ミッションを掲げており、企業利益だけで なくその先の社会を見据えているという点 で、NDKとは根底にある理念を共有して いるように思います。では最後に、そうした Win-Winの関係を今後さらに強化にして いくにあたり、竹内社長のご方針をお聞か せください。 竹内氏:われわれはファーウェイのおかげ で中国におけるプレゼンスを一段と向上 させることができました。そのことに心より 感謝しています。ファーウェイが調達して いる資材の中で、水晶が占める割合は小 さなものです。数億円の製品に数点しか 使 用されないことさえあります。しかし ファーウェイの方々は、水晶は通信機器・ 設備にとって欠かすことのできない最重 要部品のひとつだとおっしゃってくださる。 そうしたファーウェイの期待に高品質な製 品を安定的に提供していくことで応えて いきたいと考えています。 ができるのではないでしょうか。 編集部:まさに、ビジネスを通じて「世界の 平和に貢献する」という理念につながりま すね。NDKはいち早くグローバル化を達 成された、いわば海外展開の「先達」でい らっしゃいますが、海外への進出を検討・ 計画されている企業の方々にアドバイス をいただけますか。 竹内氏:自分のパーソナリティーはどういう ものか、自分の価値観は何か、そうした 「原点」を持っていなければ国際人とは言 えませんし、日本人としての誇りを失っては 世界を舞台に活躍することはできません。 企業も人間と同様に、自己のアイデン ティティーをしっかり踏まえた上で、グロー バル化を進めていくことが肝要でしょう。た だ単に海外で生産するとコストが安いか らとか、市場が大きいからという経済合理 性だけで海外進出を図ることは危険な試 みだと思います。 編集部:水晶デバイスの業界では、同業 間の競合がグローバル・レベルで激化し ているとうかがっています。厳しい競争に 打ち勝つため、NDKはどのような事業方 針を取っていますか。 竹内氏:世界のフラット化が進行し、とくに 携帯電話においては世界がひとつの市 場になりました。どこかのメーカーが優れた 製品を送り出すと、それがすぐに世界中に 行き渡る。逆に失敗するとシェアは一気 に低下してしまう。かつて企業間のシェア の逆転はきわめてまれな現象でしたが、わ れわれが今日相手にしているのは実に流 動的なマーケットです。多くの企業に使っ ていただけるコスト競争力の高いマス・プ ロダクション・アイテムをつくり続けていく 必要があるのです。   一 方 、ハイエンドのマーケットでは、 ファーウェイをはじめとする最先端ビジネ スを手がけている企業に、当社グループ にしかつくれない製品、小型でハイ・パ フォーマンス、そして信頼性も兼ね備えた 製品を提供していく。量産品とハイエンド の両市場で、それぞれのニーズを満たした NDKならではの製品群を開発・供給して いくことがわれわれの基本方針です。  しかし、量産品であれハイエンドであれ、 最高の品質を実現するという考えに違い はありません。圧倒的な品質をきっちりと つくり上げること、それが世の中の信頼を 得るための唯一の方法だと信じています。 編集部:NDKの技術は携帯電話の小型 化やデータ通信の高速化など、通信技術 の発展において重要な役割を果たしてお り、ファーウェイ製品の性能の向上にも大 きく貢献しています。ハイエンド製品にお けるNDKの技術力は、本当に目を見張る ものがありますね。 竹内氏:ハイエンド向けと言っても、自社の 独断でただ闇雲に高性能な製品をつくれ ばいいという訳ではないと考えています。 お客様の具体的な要求に応えていくこと が、われわれのビジネスを意味あるものに しているのです。たとえばLTE市場がこれ から急速に拡大していくことは間違いない ところですが、LTEを運用する場合は、 データ・トラフィック量の増大に耐えうる、 きめ細かいネットワークを構築しないとそ の機能を十分に果たすことができません。 増加するLTE基地局には小型で信頼性 の高い商品が求められますし、光通信機 器の高スピード化、大容量化を達成する ためにはより高周波の商品が必要とされ

通信機器の進化を見据えた

次世代製品群を準備

パートナーシップの基盤は

Win-Winの強固な信頼関係

/ JAN.2013 / JAN.2013 04 05 OCXO TCXO

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NDKのOCXO(Oven Controlled Crystal Oscillator:恒温槽付水晶発 振器)は、安定した周波数供給に加 えて小型化と消費電力の低減を実現 し、基地局のスモールセル化に貢献し ている。また、TCXO(Temperature Compensated Crystal Oscillator: 温度補償水晶発振器)は、Ascendを はじめとするファーウェイの携帯端末 製品においてWi-Fi、GPSなどのさま ざまな機能を実現する上で重要な役 割を果たしている。

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ます。お客様のそういったニーズに適合し た製品を一つひとつ開発していくことが、 結果としてハイエンド市場の開拓につな がっていくわけです。 編集部:スマートフォン普及の本格化と機 能の多様化、LTEの進展、車載用通信 機器の拡大など、今、世界の通信市場は 大きな変化の時代を迎えているように思 われます。竹内社長は今後の市場動向を どのように分析されていますか。 竹内氏:通信は今日では、あって当たり前 のもの、簡単な動作ひとつでユーザーの ニーズを満たすほぼ完璧に近いサービス を提供するものとなりました。それを支えて いるインフラや、そこで機能している装置 の存在を利用者はほとんど意識すること がありません。世の中の誰もが安心して自 分のやりたいことに集中できようにするた めに、通信インフラに何ができるか。そうし た視点が今後ますます重要になってくる のではないでしょうか。当社グループもこう した通信機器の進化を見据えて、次世代 製品の創出に取り組んでいます。 編集部:NDKはファーウェイにとって最重 要パートナーの1社ですが、竹内社長から ご覧になってファーウェイはどのような会 社でしょうか。 竹内氏:私がファーウェイを最初に訪れた のは1998年のことでした。それから15年 が経過しましたが、世界企業を目指すとい うファーウェイの企業ビジョンが当時も今 も変わらないことに驚いています。トップ・ マネジメントの変わらぬ思い、情熱が今日 の発展をもたらしたのではないでしょうか。 また、ファーウェイには常に新しいことに チャレンジする企業風土があります。社員 の方々と接しても、皆さんアグレッシブに目 標に向かって業務に取り組んでいる。さら に、世界市場を相手にビジネスを行う場 合、コストよりもまず品質で勝たなければ なりませんが、私の知る限り、中国のメー カーの中でファーウェイほど品質を重要視 する会社は他にありません。チャレンジす る気持ちを大切にしながら、このままイン ターナショナルに事業を拡大していただき たいと願っています。 編集部:NDKとファーウェイの協業が成功 している理由はどこにあると思われますか。 竹内氏:品質に対する徹底したこだわりや 未知の領域に挑むチャレンジ精神など、 ファーウェイと当社には共通している点が 数多くあります。そのため、一緒に仕事をし ていて実に楽しく、折衝もスムーズに進ん でいきます。仕事というのは最後は「人」 ですから、人と人が共感しなければ、良い 仕事は生まれません。ファーウェイは一定 のスペックさえ満たせば後は価格だけと いう安易な姿勢を決して取ることはあり ませんし、当社もただ儲ければよいという 気持ちではつきあっていません。われわ れはファーウェイの価値創造に貢献でき る技術や製品を提案し、ファーウェイもそ れに真摯に耳を傾けてくれる。そうした Win-Winの意識がパートナーシップの 根底にあるからこそ、両社の協業がうまく 機能しているのではないでしょうか。 編集部:そうですね。ファーウェイも「通信 を通じて人々の生活を豊かにする」という ミッションを掲げており、企業利益だけで なくその先の社会を見据えているという点 で、NDKとは根底にある理念を共有して いるように思います。では最後に、そうした Win-Winの関係を今後さらに強化にして いくにあたり、竹内社長のご方針をお聞か せください。 竹内氏:われわれはファーウェイのおかげ で中国におけるプレゼンスを一段と向上 させることができました。そのことに心より 感謝しています。ファーウェイが調達して いる資材の中で、水晶が占める割合は小 さなものです。数億円の製品に数点しか 使 用されないことさえあります。しかし ファーウェイの方々は、水晶は通信機器・ 設備にとって欠かすことのできない最重 要部品のひとつだとおっしゃってくださる。 そうしたファーウェイの期待に高品質な製 品を安定的に提供していくことで応えて いきたいと考えています。 ができるのではないでしょうか。 編集部:まさに、ビジネスを通じて「世界の 平和に貢献する」という理念につながりま すね。NDKはいち早くグローバル化を達 成された、いわば海外展開の「先達」でい らっしゃいますが、海外への進出を検討・ 計画されている企業の方々にアドバイス をいただけますか。 竹内氏:自分のパーソナリティーはどういう ものか、自分の価値観は何か、そうした 「原点」を持っていなければ国際人とは言 えませんし、日本人としての誇りを失っては 世界を舞台に活躍することはできません。 企業も人間と同様に、自己のアイデン ティティーをしっかり踏まえた上で、グロー バル化を進めていくことが肝要でしょう。た だ単に海外で生産するとコストが安いか らとか、市場が大きいからという経済合理 性だけで海外進出を図ることは危険な試 みだと思います。 編集部:水晶デバイスの業界では、同業 間の競合がグローバル・レベルで激化し ているとうかがっています。厳しい競争に 打ち勝つため、NDKはどのような事業方 針を取っていますか。 竹内氏:世界のフラット化が進行し、とくに 携帯電話においては世界がひとつの市 場になりました。どこかのメーカーが優れた 製品を送り出すと、それがすぐに世界中に 行き渡る。逆に失敗するとシェアは一気 に低下してしまう。かつて企業間のシェア の逆転はきわめてまれな現象でしたが、わ れわれが今日相手にしているのは実に流 動的なマーケットです。多くの企業に使っ ていただけるコスト競争力の高いマス・プ ロダクション・アイテムをつくり続けていく 必要があるのです。   一 方 、ハイエンドのマーケットでは、 ファーウェイをはじめとする最先端ビジネ スを手がけている企業に、当社グループ にしかつくれない製品、小型でハイ・パ フォーマンス、そして信頼性も兼ね備えた 製品を提供していく。量産品とハイエンド の両市場で、それぞれのニーズを満たした NDKならではの製品群を開発・供給して いくことがわれわれの基本方針です。  しかし、量産品であれハイエンドであれ、 最高の品質を実現するという考えに違い はありません。圧倒的な品質をきっちりと つくり上げること、それが世の中の信頼を 得るための唯一の方法だと信じています。 編集部:NDKの技術は携帯電話の小型 化やデータ通信の高速化など、通信技術 の発展において重要な役割を果たしてお り、ファーウェイ製品の性能の向上にも大 きく貢献しています。ハイエンド製品にお けるNDKの技術力は、本当に目を見張る ものがありますね。 竹内氏:ハイエンド向けと言っても、自社の 独断でただ闇雲に高性能な製品をつくれ ばいいという訳ではないと考えています。 お客様の具体的な要求に応えていくこと が、われわれのビジネスを意味あるものに しているのです。たとえばLTE市場がこれ から急速に拡大していくことは間違いない ところですが、LTEを運用する場合は、 データ・トラフィック量の増大に耐えうる、 きめ細かいネットワークを構築しないとそ の機能を十分に果たすことができません。 増加するLTE基地局には小型で信頼性 の高い商品が求められますし、光通信機 器の高スピード化、大容量化を達成する ためにはより高周波の商品が必要とされ

通信機器の進化を見据えた

次世代製品群を準備

パートナーシップの基盤は

Win-Winの強固な信頼関係

/ JAN.2013 / JAN.2013 04 05 OCXO TCXO

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/ JAN.2013 / JAN.2013 06 07  ファーウェイの法人事業部は、当社が通 信事業者向け事業において築きあげてき た実績と信頼を、法人向け事業においても 確立することを目標としています。それを支 えるのは、売上の10%以上をR&Dに投資 し、最先端の技術とエンド・ツー・エンドの製 品・ソリューションを生み出し続けるファー ウェイの技術力です。  ファーウェイは企業のITインフラストラク チャーのほぼすべてをカバーする幅広い法人 向けソリューションを提供しています(図1)。 代表的なものは以下のとおりです。 ■企業ネットワーク  ルーター、スイッチ、無線LAN、伝送装置 など、各種アプリケーションのデータ通信を可 能にするインフラ構築のための各種要求に 応じた製品群を有しています。 ■ユニファイド・コミュニケーション  IP電話、テレビ会議システム、ウェブ会議 システム、ビデオ監視システム、コンタクト・ センターなど、企業におけるコミュニケーショ ンとコラボレーションの効率をアップし、ビジ ネスに変革をもたらすツールを提供します。  さまざまなアプリケーションやデータに対 応するコンピューティングとストレージ機能、 オフィスのデスクトップ環境を刷新する仮 想デスクトップ機能など、これからのITに不 可欠なソリューションを実現します。 ■ネットワーク・セキュリティー  アクセス制限、侵入防御、VPN、DDoS (Distributed Denial of Service:分散サー

ビス拒否)攻撃対策、ウェブ・セキュリティー など、エンドポイントからインターネット上、デー タセンターまでエンド・ツー・エンドでIT資産を 保護するソリューションを提供します。  法人向けITは3つの発展段階を経てきま した。個別のPCによってアナログな作業を 置き換えた段階、データを活用した情報共有 が萌芽した段階、そして高品質なサービスが 求められる現在のマルチメディア・クラウド・モ バイル時代です。こうした技術の変化にとも ない、それに必要とされるネットワークの回線 容量は増大し(図2)、企業ネットワークに求 められる性能も大きく変化しています。  ICTリサーチ会社ガートナーは、2015年ま でに全世界の65%の企業が仮想デスクトッ

Solutions

ファーウェイ・ジャパン 法人事業本部 プロジェクト・マネージャー

ファーウェイの

法人向けソリューション

キャンパス・ネットワークとデータセンター・スイッチング

蒋 屹(Jiang Yi)  ファーウェイは、2010年に法人事業部を設立しました。以来順調に拡大を続け、2011年には前年 度比57.1%増となる15億9,000万米ドル(約1,272億円※)の売上を達成しています。  ファーウェイの法人事業部は15の地域、140か国で2万人の従業員によってグローバル規模で展 開されており、法人ビジネス市場を積極的に拡大しようとしています。また、売上の約半分(47%)が チャネル・パートナーからの販売によるものです。  日本では2012年にファーウェイ・ジャパン法人事業本部を設立し、現在約30名が所属していま す。立ち上げから1年足らずですが、すでに日本のお客様にも法人事業本部から提供したソリュー ションが採用されております。ファーウェイ・ジャパンはグローバルで実績を積んだ法人向けソリュー ションを日本の企業のお客様にご活用いただけるよう、サービス内容の充実化に努めています。  今回は、ファーウェイが提供する法人向けICTソリューションの概要と、その中から特にキャンパ ス・スイッチとデータセンター・スイッチの2つのスイッチ製品のラインナップについてご紹介します。

ファーウェイの法人向け

ソリューション

ファーウェイの10GEキャンパス・

ネットワーク・ソリューション

キャンパス・ネットワークの発展と ファーウェイのビジョン 【図1】ファーウェイが各業界に提供するソリューション 【図2】情報技術の発展と必要な回線容量の増大 プを導入すると予測しています。ユーザーは 企業ネットワークにおいても快適な環境を求 めるようになり、コミュニケーションの手段とし てビデオやソーシャル・ネットワークを利用し たいという人も増えています。今やクラウド・ サービスやマルチメディアに対応したネット ワークの提供は不可欠であるといえます。  また、『インフォメーション・ウィーク』誌が 2011年に行った調査では、企業の65%が BYOD(Bring Your Own Device:従業員の 私物端末を業務に利用すること)制度を採用 したいと回答しています。いつでも、どこでも、 どの端末からでも企業ネットワークに接続でき ることが求められているのです。そのために は、無線・有線LANの統合やセキュリティー・ サービス、統合ID管理サービス、無線・有線 LAN共通のQoS(Quality of Service) サービスといった機能によって高いモビリ ティーをサポートしなければなりません。  こうした新たなサービスに対応した企業 ネットワークを実現するためには、克服すべき 課題がいくつかあります。帯域リソースの不 足、信頼性の問題、無線でのオンライン作 業の満足度が有線よりも劣ることへの対応 などです。ファーウェイの10GEキャンパス・ ネットワーク・ソリューションは、こうした課題の 解決をサポートします。  10GEと40GEの技術が成熟するにつれ て、キャンパス・ネットワーク・ソリューションで はアクセス層にはGEネットワークが、アグリ ゲーション層には10GEネットワークが、コア 層には40GEネットワークが使われることが 多くなってきました。10GEキャンパス・ネット ワーク・ソリューションのインフラ・ネットワーク では、冗長性を備えたモジュールやアクセス 層、アグリゲーション層、コア層といったレイ ■クラウド・コンピューティングと  データセンター ■高い性能と幅広い用途を備えた  10GEインフラストラクチャー・  ネットワーク・ソリューション

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/ JAN.2013 / JAN.2013 06 07  ファーウェイの法人事業部は、当社が通 信事業者向け事業において築きあげてき た実績と信頼を、法人向け事業においても 確立することを目標としています。それを支 えるのは、売上の10%以上をR&Dに投資 し、最先端の技術とエンド・ツー・エンドの製 品・ソリューションを生み出し続けるファー ウェイの技術力です。  ファーウェイは企業のITインフラストラク チャーのほぼすべてをカバーする幅広い法人 向けソリューションを提供しています(図1)。 代表的なものは以下のとおりです。 ■企業ネットワーク  ルーター、スイッチ、無線LAN、伝送装置 など、各種アプリケーションのデータ通信を可 能にするインフラ構築のための各種要求に 応じた製品群を有しています。 ■ユニファイド・コミュニケーション  IP電話、テレビ会議システム、ウェブ会議 システム、ビデオ監視システム、コンタクト・ センターなど、企業におけるコミュニケーショ ンとコラボレーションの効率をアップし、ビジ ネスに変革をもたらすツールを提供します。  さまざまなアプリケーションやデータに対 応するコンピューティングとストレージ機能、 オフィスのデスクトップ環境を刷新する仮 想デスクトップ機能など、これからのITに不 可欠なソリューションを実現します。 ■ネットワーク・セキュリティー  アクセス制限、侵入防御、VPN、DDoS (Distributed Denial of Service:分散サー

ビス拒否)攻撃対策、ウェブ・セキュリティー など、エンドポイントからインターネット上、デー タセンターまでエンド・ツー・エンドでIT資産を 保護するソリューションを提供します。  法人向けITは3つの発展段階を経てきま した。個別のPCによってアナログな作業を 置き換えた段階、データを活用した情報共有 が萌芽した段階、そして高品質なサービスが 求められる現在のマルチメディア・クラウド・モ バイル時代です。こうした技術の変化にとも ない、それに必要とされるネットワークの回線 容量は増大し(図2)、企業ネットワークに求 められる性能も大きく変化しています。  ICTリサーチ会社ガートナーは、2015年ま でに全世界の65%の企業が仮想デスクトッ

Solutions

ファーウェイ・ジャパン 法人事業本部 プロジェクト・マネージャー

ファーウェイの

法人向けソリューション

キャンパス・ネットワークとデータセンター・スイッチング

蒋 屹(Jiang Yi)  ファーウェイは、2010年に法人事業部を設立しました。以来順調に拡大を続け、2011年には前年 度比57.1%増となる15億9,000万米ドル(約1,272億円※)の売上を達成しています。  ファーウェイの法人事業部は15の地域、140か国で2万人の従業員によってグローバル規模で展 開されており、法人ビジネス市場を積極的に拡大しようとしています。また、売上の約半分(47%)が チャネル・パートナーからの販売によるものです。  日本では2012年にファーウェイ・ジャパン法人事業本部を設立し、現在約30名が所属していま す。立ち上げから1年足らずですが、すでに日本のお客様にも法人事業本部から提供したソリュー ションが採用されております。ファーウェイ・ジャパンはグローバルで実績を積んだ法人向けソリュー ションを日本の企業のお客様にご活用いただけるよう、サービス内容の充実化に努めています。  今回は、ファーウェイが提供する法人向けICTソリューションの概要と、その中から特にキャンパ ス・スイッチとデータセンター・スイッチの2つのスイッチ製品のラインナップについてご紹介します。

ファーウェイの法人向け

ソリューション

ファーウェイの10GEキャンパス・

ネットワーク・ソリューション

キャンパス・ネットワークの発展と ファーウェイのビジョン 【図1】ファーウェイが各業界に提供するソリューション 【図2】情報技術の発展と必要な回線容量の増大 プを導入すると予測しています。ユーザーは 企業ネットワークにおいても快適な環境を求 めるようになり、コミュニケーションの手段とし てビデオやソーシャル・ネットワークを利用し たいという人も増えています。今やクラウド・ サービスやマルチメディアに対応したネット ワークの提供は不可欠であるといえます。  また、『インフォメーション・ウィーク』誌が 2011年に行った調査では、企業の65%が BYOD(Bring Your Own Device:従業員の 私物端末を業務に利用すること)制度を採用 したいと回答しています。いつでも、どこでも、 どの端末からでも企業ネットワークに接続でき ることが求められているのです。そのために は、無線・有線LANの統合やセキュリティー・ サービス、統合ID管理サービス、無線・有線 LAN共通のQoS(Quality of Service) サービスといった機能によって高いモビリ ティーをサポートしなければなりません。  こうした新たなサービスに対応した企業 ネットワークを実現するためには、克服すべき 課題がいくつかあります。帯域リソースの不 足、信頼性の問題、無線でのオンライン作 業の満足度が有線よりも劣ることへの対応 などです。ファーウェイの10GEキャンパス・ ネットワーク・ソリューションは、こうした課題の 解決をサポートします。  10GEと40GEの技術が成熟するにつれ て、キャンパス・ネットワーク・ソリューションで はアクセス層にはGEネットワークが、アグリ ゲーション層には10GEネットワークが、コア 層には40GEネットワークが使われることが 多くなってきました。10GEキャンパス・ネット ワーク・ソリューションのインフラ・ネットワーク では、冗長性を備えたモジュールやアクセス 層、アグリゲーション層、コア層といったレイ ■クラウド・コンピューティングと  データセンター ■高い性能と幅広い用途を備えた  10GEインフラストラクチャー・  ネットワーク・ソリューション

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