© 2006 IBM Corporation
2010年5月
日本アイ・ビー・エム株式会社
ソフトウェア事業 Lotus事業部
特記事項
本資料の記載内容は、できる限り正確を期すよう努めてはおりますが、い
かなる明示または暗黙の保証も責任も負いかねます。
本資料の情報は、使用先の責任において使用されるべきものであることを、
あらかじめご了承ください。
掲載情報は不定期に変更されることもあります。他のメディア等に無断で
転載する事はご遠慮ください。
当資料をコピー等で複製することは、執筆者の承諾なしではできません。
また、当資料に記載された製品名または会社名はそれぞれの各社の商標
または登録商標です。
IBM、IBMロゴ、Lotus、Lotus Notes、Lotus Domino、WebSphereは、International Business Machines Corporationの米国およびその他の国における商標。 JavaおよびすべてのJava関連の商標およびロゴは Sun Microsystems, Inc.の米国およびその他の国における商標。
他の会社名、製品名およびサービス名等は、それぞれ各社の商標。
本資料の内容
Lotus Notes/Domino 8.5 機能拡張概要
クライアント機能拡張
–
Lotus Notes
–
Lotus iNotes
–
Lotus Notes Traveler
アプリケーション開発機能拡張
サーバー機能拡張
まとめ
本資料の内容
Lotus Notes/Domino 8.5 機能拡張概要
クライアント機能拡張
–
Lotus Notes
–
Lotus iNotes
–
Lotus Notes Traveler
アプリケーション開発機能拡張
サーバー機能拡張
まとめ
エンドユーザー
操作性の向上
Webブラウザー上での
リッチな操作性
様々なモバイルデバイス
からのアクセス
開発者
Web2.0インターフェースの
容易な実装
業界標準の開発環境
Eclipseへの対応
システム管理者
ストレージコスト削減
IDファイル管理の簡素化
運用支援ツールの拡充
サーバーパフォーマンス
向上
シングルサインオン機能
の向上
Lotus Notes/Domino 8.5 開発方針
TCO削減
最新のWebアプリ
ケーション開発環境
より良いユーザーイン
ターフェースの提供
お客様の声
6
Lotus Notes/Domino ロードマップ
注意) IBMの判断により、内容は事前の通知なく変更されることがあります。
2010
Lotus Notes and
Domino 8.0.2
Microsoft Office 2007 デフォルトの ファイル形式サポート(表示) クライアントの起動短縮、レスポンス向
上(スタンダード構成) Lotus Domino Web Access
Ultralite mode(英語版のみ)
Lotus Notes and
Domino 9 and beyond
氾濫する情報の活用 ・Navigationの強化 ・Lotus Notesと他Lotus製品とのインテグレーション強化 ・タスク管理 ・検索と発見 ・アーカイビング 開発生産性の向上 ・新APIとデザインエレメント Eclipase対応の管理クライアント Lotus Notesクライアントのより幅広い利用シーン ・追加モバイルデバイスのサポート ・リモートフォワード ・Lotus iNotesの機能強化
2009
Lotus Notes and
Domino 8.5
TCO削減 ・IDファイル管理の簡素化 ・ストレージコストの削減 ・サービス品質の改善 アプリ開発の改善 ・Web2.0対応開発(XPages)・EclipseベースのLotus Domino Designer 関連の高い情報へのアクセスが容易 ・Lotus Connectionsとの検索連携 ・カレンダー重ね合わせ表示 Lotus Notesクライアントのより幅広い利用シーン ・ローミングユーザー ・MacOS 10.5(Leopard)、Ubuntsu8.04、 Citrix64Bitクライアントサポート ・Nokiaシリーズ60デバイス ・Lotus iNotesの機能拡充(Lotus Quickr/Widgetサポート、追加ポリシー、サイド バー)
Lotus Notes and
Domino 8.5.1
アプリ/開発の新機能・改良 ・LotusScriptエディター ・Notes上のXPages さらなるサーバー側ディスク削減 IDファイル管理の追加オプション 使いやすさの改善Lotus Notes and
Domino 8.5.2
Xpages機能拡張
プラットフォーム拡張
本資料の内容
Lotus Notes/Domino 8.5 機能拡張概要
クライアント機能拡張
–
Lotus Notes
–
Lotus iNotes
–
Lotus Notes Traveler
アプリケーション開発機能拡張
サーバー機能拡張
まとめ
8
基本操作の効率化
ツールバーの拡張
カラーピッカー
カラーピッカー
アンダーライン
アンダーライン
ハイライトペン
ハイライトペン
URLリンクの作成
URLリンクの作成
8.5.1
9
表操作の改善
箇条書き
–
ブランクの行には箇条書きマークは出さない
ウィンドウ管理
–
タブの右クリックメニューで、ビュー画面を別ウィンドウで表示
基本操作の効率化
シフトキー + ダブルクリック
で行・列の追加・挿入
シフトキー + ダブルクリック
で行・列の追加・挿入
マウスのドラッグ&ドロップ
による行・列の移動
マウスのドラッグ&ドロップ
による行・列の移動
マウスのドラッグ&ドロッ
プによる列のリサイズ
マウスのドラッグ&ドロッ
プによる列のリサイズ
8.5.1
基本操作の効率化
ドラッグ&ドロップによるテキストの移動、コピー
–
テキストを選択してハイライト表示にした後、マウスのドラッグ&ドロップで移動することが出来
る。
–
Ctrlキーを押しながらドラッグ&ドロップを行うと、テキストがコピー出来る。
例) 本文から件名へドラッグ&ドロップでコピー
基本操作の効率化
文書にペーストした画像の自動圧縮
–
PrtSc キー(プリントスクリーン)でコピーしたビットマップ画像データを、文書にペーストすると、自動的にgifやjpegに変
換してサイズ圧縮される。
–
メニューバーの「作成」→「画像」で画像を貼り付ける場合は対象外。
–
ユーザープリファレンスの 追加のオプション で指定する。デフォルトは有効。
サンプルテストデータ: 3.7MBのビットマップデータを貼り付けた場合
1.2 MB
-8.0.2
1.2 MB
無効
596 KByte
有効
8.5.0 (build7)
サイズ
圧縮オプション
Lotus Notes
基本操作の効率化
ビュー上の文書を右クリックして表示するコンテキストメニューの改善
–
よく使われるものだけを表示し、使用頻度の高いメニュー項目は上位へ配置
–
メニューを見つけやすくし、マウスの移動距離を最小限に抑え、操作性を向上
13
基本操作の効率化
ファイルサーバーローミングが、Linux、Macクライアントに対応
ローミングの対象に、ワークスペースが追加
–
ワークスペース上のDBアイコン情報が、Bookmark.nsf に移行される
–
Desktop8.ndk は、ローミングの対象外
ローミング対象のファイルは、レプリケーターページ上に見られる。 8.5.1でも従来どおり4つのファイルで変わらない。ローミングを受け入れたユーザーのBookmark.nsfをLotus Domino Designer で参照した様子。ワークスペースの各タブ毎にフォルダが作成されているのが 分かる。
14
基本操作の効率化
ウィジェットの表示形式にリスト形式が選択可能
マイウィジェットで、フォームによる文書作成連携が可能
–
例) テキスト選択 → 右クリック → 選択した文字列が件名に入ったメール作成画面
更新サイトを指定してウィジェット、プラグインの導入、更新が可能
8.5.1
15
メール操作の拡張
プリファレンスで未読を赤で表示するよう選択可能
送信者別色分けが10色に増加
16
メール操作の拡張
アーカイブDBで操作していることが、より判別しやすくなった
最近アーカイブされた文
書のビューを提供
最近アーカイブされた文
書のビューを提供
タイトルが黄色になって
分かりやすい
タイトルが黄色になって
分かりやすい
ツール、アーカイブなどの
ビューは削除
ツール、アーカイブなどの
ビューは削除
メール文書のヘッダーに
もアーカイブされたことが
表示
メール文書のヘッダーに
もアーカイブされたことが
表示
8.5.1
メール操作の拡張
メールの すべての文書 ビューにフォルダ列が追加
–
すべての文書 ビューで検索した場合、検索にヒットした文書がどこのフォ
メール操作の拡張
宛先候補表示での複数のメールアドレス表示オプション
–
ユーザー文書に複数のメールアドレスが格納されている場合、その複数のメールア
ドレスが宛先候補エントリのサブメニューに表示
–
一人のユーザーに対し、プライベート用のメールアドレスと業務用のアドレスと携帯
電話などのモバイル用宛先を登録しておき、状況に応じて使い分け
–
最初に宛先のユーザーを選択して、次にそのユーザーのどのメールアドレスに送る
のが最適であるかを考える、というユーザーの実際の思考を反映
19
メール操作の拡張
ゴミ箱の右クリックメニューで空にする操作が可能
vCardを署名に自動挿入
メール操作の拡張
個人アドレス帳上のユーザー情報をvCard形式でメール転送
–
連絡先一覧からユーザーを選択(複数可)して、vCard形式のファイルに書き出して、
メールで転送することが可能
カレンダー機能の拡張
•カレンダー追加ボタン エントリーはカレ ンダーごとに色分 けして表示される ユーザーのカレン ダーに参照権がな い場合にも、予定の 入っている時間帯 (busy‐time) が確認 できる。 追加したカレンダー はナビゲーター上で 表示・非表示を切り 替えることが可能 出欠未返答の会議 招集通知を表示する ことも可能∼ 他のユーザー、様々な種別のカレンダーを重ね合わせ表示 ∼
カレンダー操作の拡張
・天気予報などのiCalendarフィードを取り込んで、自分のカレンダー上に 天気予報を表示。iCalendar Feed
利用例
対象カレンダーシステム
アクティビティ(Lotus Connections)
以下のようなスケジュールをユーザーのカレンダー上に自動配信。 - 勉強会のスケジュール - 製品発表スケジュール - 月末事務処理の締切日 - 事業所停電予定チームルーム
・よく一緒に仕事する人の予定と重ね合わせて仕事調整 ・会議室の予約状況と自分のスケジュールを同時確認。Notesカレンダー
・Google Calendar上のプライベートの予定と仕事の予定を両方みながら スケジュール調整。 ・「日本の休日」Google共有カレンダーを取り込んで、自動祝日設定。Google Calendar ™
重ね合わせがサポートされるカレンダーシステム
23
カレンダー操作の拡張
スケジュール作成
–
メールをサイドバーの一日の予定にドラッグ&ドロップ
スケジュール変更
–
カレンダーエントリをサイドバーの一日の予定にドラッグ&ドロップ
プレビューペインから承認、否認のアクションを実行可能
8.5.1
Sametime連携拡張
Sametimeプライマリ連絡先
9
Lotus Notes クライアントのサイドバーに、 Sametimeプライマリ
連絡先 パネルが提供される。
9
頻繁にコンタクトする連絡先を、ドラッグ&ドロップでSametimeプ
ライマリ連絡先に登録。
Sametime連携拡張
Sametime連絡先のドラッグ&ドロップ操作
メール中の宛先をSametime連絡
先にドラッグ&ドロップで登録可能。
To: CC: に指定されている各ユー
ザーを選択して登録するダイアロ
グボックスが表示される。
Sametime連絡先からメールの宛先フィールド
にドラッグ&ドロップすることも可能。
Lotus Connections 統合拡張
27
Lotus Connections 統合拡張
ビジネスカードからLotus Connectionsの各機能へリンク
–
ビジネスカードが様々なところで利用可能になっている
Sametimeのコンタクトリスト上でマウスオーバー させると表示される。 チャット画面上で、相手の情報を確認8.5.1
28
Lotus Connections 統合拡張
メールの送信者にマウスオーバーさせることで、ビジネス カードを表示。Profilesを確認することで、相手の所属 などの情報を把握できる。 メールアドレスのタイプアヘッドでも、ビジネスカード が表示される。顔写真がでるので、宛先間違いを 減らせる。8.5.1
本資料の内容
Lotus Notes/Domino 8.5 機能拡張概要
クライアント機能拡張
–
Lotus Notes
–
Lotus iNotes
–
Lotus Notes Traveler
アプリケーション開発機能拡張
サーバー機能拡張
まとめ
Lotus iNotes 3つのモード
MAIL DBフルモード
- Lotus iNotesのフル機能
ライトモード
- 回線帯域の狭い環境に適応
- 利用可能機能は制限
ウルトラライトモード
- iPhone, iPod Touchに適合
Full Mode Lite Mode UltraLite Mode
機能比較表 : http://www.ibm.com/support/docview.wss?rs=899&uid=swg21315871 :英語
Lotus iNotes 8.5 新機能 ∼ フルモード
フルモードのパフォーマンス改善、ユーザーインターフェース改善
–
ライトモードで成功したアーキテクチャーをフルモードにも適用。
Full Mode サイドバー表示 ・一日の予定 ・Sametime連絡先 ・ヘルプ タブ形式でのウィンドウ管理 アイコンでメール、カレンダー などを起動 使用容量を表示 使用可能な ウィジェットを表示Lotus iNotes 8.5 新機能 ∼ フルモード
フォルダに未読文書数を表示
Full Mode8.5.1
メール受信時に受信ボックスを自動更新
プレビュー画面でアクションボタンが利用可能
細かな使い勝手を向上
細かな使い勝手を向上
Lotus iNotes 8.5 新機能 ∼ フルモード
8.5.1
Full Modeタイプアヘッド (アドレス入力補完) を実装
インターネットアドレスでもタイプアヘッド可能
最近のインターネットメール送信履歴が保存され、そのリストから タイプアヘッドの候補が表示される。
タイプアヘッド(アドレス入力補完)機能の提供
タイプアヘッド(アドレス入力補完)機能の提供
–
Lotus Notesクライントと同様に、数文字入力した情報をもとに、宛先候補を自動的に提示。
Lotus iNotes 8.5 新機能 ∼ フルモード
8.5.1
Full Mode プリファレンス画面でスクロールヒ ントを有効にする。ポリシーで全 ユーザーを有効にすることも可能。 この例では、日付でソートしている ビューをスクロールしている。現在、 09年2月12日付近をスクロールし ているので、それを画面中央にわ かりやすいポップアップの形で表示 できる。文書を見つける時に、高速 にスクロールさせても、該当の文書 を見つけやすい。
スクロールヒント機能
スクロールヒント機能
– スクロールヒント機能により、現在スクロールしている場所をソート列に基づいて表示可能。クイックにスクロールアップ、スクロールダウンする 際に、目的とする文書を見つけやすく出来る。Lotus iNotes 8.5 新機能 ∼ フルモード
8.5.1
Full ModeNOTES.INI に「iNotes_WA_PrefetchDocuments=1 または 2」を設定する。
1 = メールビューに表示されるすべての未読ドキュメントをフェッチする
2 = メールビューに表示されるすべてのドキュメントをフェッチする
NOTES.INI に「iNotes_WA_PrefetchDocuments=1 または 2」を設定する。
1 = メールビューに表示されるすべての未読ドキュメントをフェッチする
2 = メールビューに表示されるすべてのドキュメントをフェッチする
設定方法
設定方法
文書プリフェッチ機能
文書プリフェッチ機能
–
ビューの表示後、次に表示するメッセージ をクライアントから非同期にロードすることが可能。これにより、次にスクロールさ
せた時に、事前に取得されたメッセージが表示されるのでパフォーマンス良くビューを表示できる。
Lotus iNotes 8.5 新機能 ∼ フルモード
Googleカレンダーのオーバーレイ表示
ユーザー自身により、Googleアカウン トの情報を設定する。 V V Googleカレンダーから取得したカレン ダー情報を表示。 Full ModeLotus iNotes 8.5 新機能 ∼ フルモード
Lotus Sametimeのコンタクトリストがサイドバーに統合
Lotus iNotes 8.5 新機能 ∼ フルモード
Full Mode
メール作成時にLotus Quickrからリンクを挿入。
添付ファイル付きメールの送信時に、自動的に
Lotus Quickrに保存し、リンクに置き換えて送
信。
受信したメール中の添付ファイルをLotus
Quickrの文書ライブラリに保存。
Lotus Quickr サーバーは、以下が対象。
– Lotus Quickr Services for Websphere Portal 8.1.1以上
– Lotus Quickr Services for Lotus Domino は、8.2 で対応予定。 【メール作成時にLotus Quickrリンク挿入】
【添付ファイル付きメール送信時の確認ダイアログ】
Lotus iNotes 8.5 新機能 ∼ フルモード
ウィジェット機能の提供
–
Lotus Notesで作成したウィジェットをLotus iNotesで利用可能。
–
ウィジェット作成
•
ユーザー自身が独自に作成する。
•
ユーザー自身が、サーバー上のカタログから選択して使用する。
•
管理者がサーバー上に作成して、全ユーザーに使用させる。
Full Mode 登録されているウィジェット一覧 ウィジェットは、Lotus iNotesの 中のタブとして表示される。 <?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <webcontextConfiguration version="1.1"> <palleteItem id="228705219" url="http://www.ibm.com/jp" title="日本IBM" imageUrl="http://www.ibm.com/favicon.ico" modified="false" providerId="com.ibm.rcp.toolbox.web.provi der.WebServicesPalleteProvider" contributeToSideshelfOnStartup="true"> <preferences/> <data> <authForm/> </data> </palleteItem> </webcontextConfiguration> <?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <webcontextConfiguration version="1.1"> <palleteItem id="228705219" url="http://www.ibm.com/jp" title="日本IBM" imageUrl="http://www.ibm.com/favicon.ico" modified="false" providerId="com.ibm.rcp.toolbox.web.provi der.WebServicesPalleteProvider" contributeToSideshelfOnStartup="true"> <preferences/> <data> <authForm/> </data> </palleteItem> </webcontextConfiguration> 日本IBMのWebサイトを表示するウィジェットの例Lotus iNotes 8.5 新機能 ∼ ライトモード
カレンダー機能の拡張
–
通常のカレンダー表示、スケジュール作成などの操作が可能。(8.0.xでは、サイドバーで一日の予定が確認
できるのみ)
メールファイルサイズの表示
プリファレンス設定が可能
不在通知の設定が可能
別名、DJX対応
ライトモードで実装されない機能例(1部)
–
カレンダー
• 表示モード(2日、2週間、1年) • グループカレンダー • 他のユーザーのカレンダー表示–
メール文書中の表作成
–
暗号化・複合化
–
メールルールの作成
–
新規メール受信確認
–
個人アドレス帳からの新規メール作成
Lite ModeLotus iNotes 8.5 新機能 ∼ ウルトラライトモード
ユーザーインターフェースが日本語に対応。
–
8.5.0では、DJX、別名へは未対応。将来的に対応予定 (計画は変更されることがあります。)
–
英語版は8.0.2から提供済み。
Lotus iNotes 8.5 ウルトラライトモードの制限事項
△ 転送、返信は禁止できるが、 OSレベルのコピーは防げない × コピー禁止メールへの対応 ×(受信ボックス、送信済み、全 ての文書、ごみ箱、の4つ) ×(受信ボックス、送信済み、全て の文書、ごみ箱、の4つ) メールフォルダー対応 ○ × (あいまいなあて先などの理由で、 配信されない可能性あり) 送信アドレスの確認 ○ プレーンテキストによる署名の みサポート × 署名 (自分の名前や電話番号をメールの一番下に入れる事) ○ × 文書を開いてから操作する必 要がある。 ビュー上からのメール削除、未読既読化、フラグ操作 日付ピッカーによる移動も可能 前後キーでの移動のみ カレンダー上での日付の移動 × × 別名対応、 DJX対応 ○ × アドレス帳からメール宛先を選択 × × iPhoneネイティブのメールとの同期 ○ × 会議招集の受け入れ・拒否 一日のみ 一日のみ カレンダー表示形式 × × iPhoneネイティブのアドレス帳との同期 × × iPhoneネイティブアプリケーション対応 × × オフライン機能 × × カレンダーエントリーの追加・変更・削除8.5.1
8.5.0
制限事項
UltraLite ModeLotus iNotes 8.5 新機能 ∼ 問題判別機能
Lotus iNotesコンソールの提供
–
Webブラウザー上で動作するコンソール機能を提
供し、各種エラーメッセージの表示が可能。
–
画面左上の IBM Lotus iNotes のロゴを、Ctrl
キーを押しながらマウス左クリックしてアクセス。
インターネットメールのソース表示
–
文字化けの原因などの問題分析時に利用できる。
•
MIMEヘッダーの表示
•
MIMEの完全表示
Full Mode Lite Mode
Lotus iNotes 8.5 新機能 ∼ ポリシー機能
メール設定文書に Lotus iNotes タブが新設され、多くの設定を
制御可能。
Full Mode Lite Mode UltraLite Mode 使用するユーザーインターフェー スを固定することが可能。 従来、notes.iniパラメータで指 定していた使用機能の限定が ユーザー単位で可能。Lotus iNotes 8.5 新機能 ∼ ポリシー機能
Full ModeLite Mode
UltraLite Mode
8.5.1
Lotus iNotes 8.5 新機能 ∼ ポリシー機能
Full ModeLite Mode
UltraLite Mode
Lotus iNotes 8.5 新機能 ∼ ポリシー機能
Full ModeLite Mode
UltraLite Mode
本資料の内容
Lotus Notes/Domino 8.5 機能拡張概要
クライアント機能拡張
–
Lotus Notes
–
Lotus iNotes
–
Lotus Notes Traveler
アプリケーション開発機能拡張
サーバー機能拡張
まとめ
49
Traveler 8.5.1は iPhone, iPod Touch をサポート
メール
カレンダー
コンタクト
50
Traveler 8.5.1は iPhone, iPod Touch をサポート
Traveler 8.5.1は、Exchange ActiveSync プロトコルをサポート
–
iPhone OSが持つExchange ActiveSync機能でTravelerサーバーと接続
–
Iphone上には何もインストールする必要なし
–
サポートデバイスは、iPhone, iPhone 3G, iPod Touchのみ
メール、カレンダー、コンタクトを双方向同期
–
Pushに対応
–
iPhone上の制限がそのまま適用
•
添付ファイルは1MBまで、フォルダ未対応、ドラフト保存、暗号化メール、etc
リモートワイプに対応
8.5.1
51 Trusted Domain DMZ Fire w a ll Fire w a ll
Lotus Domino mail servers (7.0.2+)
Lotus Domino 8.5.1 with Lotus Traveler service
Notes RPC TCP Port 1342 HTTPS protocol TCP Port 443 Trusted Domain DMZ Fire w a ll Fire w a ll HTTPS protocol TCP Port 443 Traveler inside DMZ
Lotus Mobile Connect with SSL passthru (or other authenticating proxy)
Lotus Mobile Connect with SSL passthru
HTTPS protocol TCP Port 443
Lotus Domino 8.5.1 with Lotus NotesTraveler service To Lotus Domino mail servers (7.0.2+) VPN Appliance Trusted Domain DMZ Fire w a ll IPSEC VPN (e.g.) Cisco Fire w a ll HTTPS protocol TCP Port 443 To Lotus Domino mail servers (7.0.2+)
Lotus Domino 8.5.1 with Lotus NotesTraveler service
Lotus Notes Traveler 8.5
デバイス側のセキュリティ強化
–
ポリシーにより、デバイス側のセキュリティ設定をコントロール可能
–
デバイス紛失時に、管理者がデバイスのデータを消去可能
•
消去オプション: 工場出荷時に戻す、Traveler関連データの消去、全て消去
–
Travelerを利用できるユーザーを指定可能
Domino Administratorから各種デバイスの情報を取得可能
リッチテキストのサポート(Windows Mobile 6 のみ)
メール送信時に、Dominoディレクトリからユーザーを検索可能
53
メールのモバイルアクセス機能比較
自動同期を利用している場合は悪い。手動同期や電池低下時の自動 同期抑制機能によって回避は可能。 アクセス頻度に依存。 デバイスの電池の持ち 管理者がリモートからデバイス上のデータを消去可能。 キャッシュも含め、データがデバイスに 残らないので問題なし。 デバイスセキュリティ 残る 残らない デバイス上のデータ残有無 可 不可 オフライン利用可否 同期アクセス リモートアクセス アクセスタイプ 不要 必要 不要 デバイスへのインストール ほぼリアルタイムで可能。 不可 自動同期 メール カレンダー (リスト、日、月) アドレス帳 メール カレンダー (日、週、月、年) アドレス帳 タスクリスト ノートブック メール カレンダー (1日表示のみ、読込の み) アドレス帳 利用可能機能iPhone, iPod Touch Windows Mobile 5.0/6.0/6.1
iPhone, iPod Touch 対応デバイスプラットフォーム
Lotus Notes Traveler iNotesウルトラライトモード
比較項目
本資料の内容
Lotus Notes/Domino 8.5 機能拡張概要
クライアント機能拡張
–
Lotus Notes
–
Lotus iNotes
–
Lotus Notes Traveler
アプリケーション開発機能拡張
サーバー機能拡張
まとめ
Lotus Domino Desiger 8.5 拡張点概要
Eclipse上に実装
–
オープンなWeb開発環境への対応
–
Look & Feel を開発ツールのデファクトと統一
–
優れたスクリプト記述機能
Lotus Domino Desiger 8.5 拡張点概要
新しい設計要素 XPage の提供
–
リッチなユーザーインターフェースの開発を容易にする
–
JSF(Java Server Faces)をベースに機能拡張
•
ユーザーインターフェースをタグで簡単に記述する仕組み。
–
UIコンポーネント
–
入力値のバリデーション、コンバージョン
–
JavaBeanとの連携
–
ページ移動
•
XPageを解釈・処理するサーブレットが内部的に実装されている。
–
拡張子 xsp が付くリソース要求に対して動作
>
例) http://myserver/mydb.nsf/mypage.xsp
–
CSS, Ajax, Dojo 対応
–
ノンプログラミングで開発可能。
Lotus Domino Desiger 8.5 拡張点概要
Dojoの提供
–
Dojoとは、JavaScriptを拡張するJavaScriptライブラリー
•
リッチテキストエディターなどのUIコントロールを提供
•
Ajaxに対応したコントロールを提供
–
XPage上でコントロールをドラッグ&ドロップで配置して開発
サーバーサイドスクリプト言語の提供
–
サーバーサイドJavaScript
•
JavaScriptのインタープリターをサーバ上に実装
•
@関数を呼び出し可能
•
Javaプログラムとのブリッジ
–
シンプルアクションによる開発
EmpNameEn=Document.getItemValueString("EmpNameEn");
nameKanji=@DbLookup(@DbName(),"vEmpByName",EmpNameEn,3);
EmpNameEn=Document.getItemValueString(
"EmpNameEn"
);
Lotus Domino Desiger 8.5 拡張点概要
より加工のしやすいHTMLの生成
–
データベースプロパティで指定。
–
HTML中にclass属性が付与されるようになり、CSS対応しやすくなった。
<table class="domino-view"border="0" cellpadding="2" cellspacing="0"> <trclass="domino-view-colhead"><th nowrap="nowrap" align="left"><b><font
size="2">社員番号</font></b></th><th nowrap="nowrap" align="left"><b><font size="2">社員名</font></b></th></tr>
<tr valign="top" class="domino-viewentry"><td nowrap="nowrap"><img width="16" height="1" src="/icons/ecblank.gif" border="0" alt="" /><a
href="/test85.nsf/e6b54b364318f08a492574c50000b58a/ff97954f29b55930492574c500019958?O penDocument">AA261966</a></td><td nowrap="nowrap">大川
宗之</td></tr>
Eclipse対応
NSFは仮想ファイルシステムとして扱い、Package Explorerビューに表示。
レイアウトはダイナミックに変更可能
–
ビュー、エディターの表示、非表示、レイアウト変更
–
ビューをデタッチして別ウィンドウで表示
パースペクティブへの対応
–
パースペクティブとは、エディタ、使用するビュー、レイアウトの組み合わせ
のこと。
–
パースペクティブの切替によって、開発者、開発フェーズに合わせたイン
ターフェースを使用することが出来る。
Eclipseの持つ様々なエディターを利用可能
–
JavaScript, Java, XML, CSS
–
LotusScriptエディターを追加
60
Eclipse対応 ∼ ビューとエディター
ビュー
ビュー
ビュー
ビュー
エディター
エディター
ビュー
ビュー
ビュー
ビュー
Eclipse対応
Eclipse利用者であれば、違和感なく利用できる。
Eclipse
Eclipse対応
従来型インターフェースでの開発も可能
従来型インターフェースでの開発も可能
新しい設計要素 XPages の提供
リッチなWeb2.0ユーザーインターフェース開発を容易にする
–
複雑なAjax、JavaScript、Dojoなどのコーディングを隠蔽し、ノンプログラミングで開発可能
–
HTML, CSS, XML, Java, JavaScript, Dojo, JSP, JSFなどの知識は必須ではない
–
使いやすいインターフェースにより、アプリケーションを利用するエンドユーザーの生産性を高
64
65
XPage ~ 8.5 Discussion Template
タグ・クラウド
タグ・クラウド
本文概要の
Expand/Collapse
本文概要の
Expand/Collapse
ビュー部分だけを
リフレッシュ
ビュー部分だけを
リフレッシュ
CSSによる
色合いの統一
CSSによる
色合いの統一
XPages ∼ コントロール
UIコントロールの提供
–
Controlsビューからエディターにドラッグ&ドロップで貼り付ける。
–
ビルトインコントロール
カスタムコントロール
–
ビルトインコントロールを組み合わせたりして、独自にコントロールを作成可能。
XPagesによるAjaxタイプアヘッドの開発例
アルファベットを入力すると、候補となる社
員のローマ字がリストされるタイプアヘッド
をエディットボックスに定義する。
アルファベットを入力すると、候補となる社
員のローマ字がリストされるタイプアヘッド
をエディットボックスに定義する。
ダイアモンド・ボタンをクリックする
と、計算式の入力ボックスが開く。
ダイアモンド・ボタンをクリックする
と、計算式の入力ボックスが開く。
・@DbColumnで、ローマ字列を全て取っ
てくるようにコーディング。
・候補のマッチングは自動的に行われる。
・サーバーサイドで実行されるように指定。
・@DbColumnで、ローマ字列を全て取っ
てくるようにコーディング。
・候補のマッチングは自動的に行われる。
・サーバーサイドで実行されるように指定。
XPages ∼ データとUIの分離
データとUIの分離により、新たなユーザー体験を提供
複数サーバー、複数DB上の
ビュー、文書が対象
データは、ビュー、文書以外
にもRDBなど順次拡張予定
様々なデータを自由度の高い
レイアウトで統合して表示
今まで構築が難しかった
アプリケーションが実現可能
70
71
XPagesでハイブリッドアプリケーションを容易に実現
バージョン 8.5.1 から、Lotus Notesクライアント上でXPagesアプリケーションがそのまま稼動します。
WebブラウザーとLotus Notesクライアントの両方から利用するハイブリッドアプリケーションが容易に構
築可能です。
タグクラウドなどのWeb 2.0的なインターフェースをLotus Notesクライアントで利用可能です。
Notes DB
Lotus Notes クライアントでのXPages表示 WebブラウザーでのXPages表示
• NotesのプロトコルであるNRPCでサーバーにアクセスします。
• Notes IDファイルでログインしていれば、Webパスワードを入力する必要ありません。
• ローカルレプリカで、オフラインアクセスが可能です。
72
73
通常のクライアント・サーバー間の動作が、クライアント内で行われている
Web Container
XPages UI Container Embedded XUL Runner
NSF
1 NSFにはXPages起動オプションが指定されている。 2 NSFがオープンされると、このURLがXPages UI containerに渡される。 3 containerは、次にURLを • XULRunner のインスタンスを作成 • Web containerにリクエストを送信4 Web containerは全てのXSPリクエストをXPages runtimeに渡す。 5 XPages runtime はページをレンダリングし、XULRunner に渡す。 動作原理
XPages Runtime
NSF
Lotus Notes 8.5.1
XPagesの将来
75
コンポジット・アプリケーションが、より容易に活用可能
統合開発環境を利用
した高度な開発
Eclipse SDK
Expeditor toolkit
Rational tools
スクリプト言語による
迅速な開発
Domino Designer
Portlet Factory
コンポジットアプリケーション組み立て (結合)
Composite Application
Editor (CAE)
プログラミングなしで
お手軽に開発
Notes ウィジェット
Generic Container
Java でのコーディング、WSDL の作成、プラグインや
フィーチャーの配布などが不要です。
(Notesウィジェットは8.0.1から提供)8.5.1
76
コンテナを利用して、簡単コンポジットアプリ開発
コンテナにより、異なる技術のアプリケーションを包含し、コンポジットアプリケーションの
コンポーネントとして利用できるようになる。
8.5.1で提供されるコンテナ
–
Lotus Notes ビューコンテナ
–
管理ブラウザコンテナ
–
Lotus Notes 文書コンテナ
–
Symphony コンテナ
–
Host On Demand コンテナ
XPagesもコンポーネントとして利用可能
Notesビュー Webアプリ デスクトップ アプリ ホストアプリ 5250, 3270 オフィス アプリ Notes文書8.5.1
本資料の内容
Lotus Notes/Domino 8.5 機能拡張概要
クライアント機能拡張
–
Lotus Notes
–
Lotus iNotes
–
Lotus Notes Traveler
アプリケーション開発機能拡張
サーバー機能拡張
まとめ
Lotus Domino 8.5 サーバーパフォーマンス目標
CPU使用率に影響を与えず
Disk I/O ビジー率を下げる
Lotus Notes 8.0 v.s 8.5 パフォーマンス比較
サーバー環境
テンプレート
ODS
Disk I/O per
seconds
Disk KB/Sec
CPU使用率
8.0
10540
52
885
48
mail8
8.5 (DAOS)
6669
49
759
51
mail85
使用シナリオ:N85EntMail- Same transactions as N85Mail workload - 2 servers in a cluster
- 50% active users per server, 3000 per server - 20% local replicas
システム構成 - Two x3850s
- Windows Server Enterprise x64 SP2 - Two 3.6 GHz processors
- 8 GB RAM
- DS4300 with forty two 72 GB disk drives
Lotus iNotes 8.0 v.s 8.5 パフォーマンス比較
サーバー環境
テンプレート
ODS
Disk I/O per
seconds
Disk KB/Sec
CPU使用率
8.0
7000
19
590
48
mail8
8.5フルモード(DAOS)
4500
18
485
51
mail85
2,000同時アクセスユーザーで測定 注)お客様の環境により、パフォーマンス結果は異なります。6.0 v.s 7.0 v.s 8.0 パフォーマンス比較
移行パス
CPU使用率
メモリー
Disk I/O per
seconds
6.0 → 7.0
7.0 → 8.0
ほぼ変化なし
ほぼ変化なし
ほぼ変化なし
ほぼ変化なし
10%程度の増加
40%程度の削減
・日本で実施した実環境に近い環境での独自ベンチマークテスト結果。 ・Windowsサーバーでの測定。 ・Lotus Notesクライアントでのメールシナリオで測定。 ・Lotus Domino 8.0 は、32bit版を使用。・Lotus Domino 8.0は、ODS48を使用。
6.5 v.s 8.5 サーバーリソース比較
∼ 仮想10,000ユーザー環境での試算 ∼
サーバー環境
6.5
ユーザー数
per CPU
900
サーバー数
6
メールDB
容量制限値
500 MB
ディスク
使用量
8.5
1300
4
500 MB
2728 GB
4547 GB
2台のサーバー台数削減
1.8 TBのディスク容量削減
DAOS (Domino Attachment and Object Service)
同一添付ファイルをデータベース間で一元管理する機能
ユーザーからの添付ファイルの見え方は今までどおり。
DAOSの効果
ディスク容量の低減
データバックアップの高速化
夜間メンテナンス時間の短縮(compactタスク)
DAOSによるディスク容量低減効果
Total Disk Footprint - Sample M ail Databases
0 20,000 40,000 60,000 80,000 100,000 120,000 140,000
Original Size Data Compression w /DAOS
Size (MB) DAOS Repository Tanya Maria Julia June Jeri Andrea Wilma Ruby Michele Janet Dorothy
DAOS適用効果の見積もり
見積もりツール DAOS Estimator が提供される
–
Lotus Domino 6.0以上で稼動
–
全てのサーバープラットフォーム用に提供
–
Webサイトからダウンロード (※1)
–
1つの実行ファイル
–
日本語ガイド提供予定
※1 http://www.ibm.com/support/docview.wss?rs=463&uid=swg24021920
DAOS Estimator 出力例
IBM DAOS Savings Estimator tool, Version 1.0 Copyright (c) IBM 2008. All rights reserved.
Database Name Orig NSF New NSF Num DAOS Dup Compr Space DAOS Ob
Size Size Files Files Files Size Savings Size
============= ======== ======== ====== ====== ====== ======== ======== ======== l¥k######.nsf 3.1 GB 989.8 MB 6473 6473 2203 2.2 GB 424.7 MB 1.7 GB ¥k#######.nsf 4.4 GB 1.0 GB 5083 5083 1492 3.4 GB 879.6 MB 2.5 GB ¥k#######.nsf 136.5 MB 124.9 MB 87 87 12 11.6 MB 6.7 MB 4.9 MB ・・・・・・・・・・・・・・ 省略 ・・・・・・・・・・・・・・・・ Summary: Total DB's analyzed: 60 Total DB's skipped due to errors: 0 Total Size of NSF's Examined: 188.2 GB Total Attachments found: 429864 Total Duplicate Attachments found: 194499 Total DAOS Eligible Attachments: 429864 Estimated Size of DAOSified NSF's: 67.5 GB Estimate Size of DAOS dir: 90.8 GB Total Disk Savings: 38.8 GB Compression Statistics:
None: 257877 Huffman: 150278 LZ1: 21704 Huffman on LZ1 servers: 0 IBM DAOS Savings Estimator tool, Version 1.0
Copyright (c) IBM 2008. All rights reserved.
Database Name Orig NSF New NSF Num DAOS Dup Compr Space DAOS Ob Size Size Files Files Files Size Savings Size ============= ======== ======== ====== ====== ====== ======== ======== ======== l¥k######.nsf 3.1 GB 989.8 MB 6473 6473 2203 2.2 GB 424.7 MB 1.7 GB ¥k#######.nsf 4.4 GB 1.0 GB 5083 5083 1492 3.4 GB 879.6 MB 2.5 GB ¥k#######.nsf 136.5 MB 124.9 MB 87 87 12 11.6 MB 6.7 MB 4.9 MB ・・・・・・・・・・・・・・ 省略 ・・・・・・・・・・・・・・・・ Summary: Total DB's analyzed: 60 Total DB's skipped due to errors: 0 Total Size of NSF's Examined: 188.2 GB Total Attachments found: 429864 Total Duplicate Attachments found: 194499 Total DAOS Eligible Attachments: 429864 Estimated Size of DAOSified NSF's: 67.5 GB Estimate Size of DAOS dir: 90.8 GB Total Disk Savings: 38.8 GB Compression Statistics: None: 257877 Huffman: 150278 LZ1: 21704 Huffman on LZ1 servers: 0
削減される
ディスク容量
現在のサイズ89
DAOS利用環境のパフォーマンスが向上
添付ファイル付メールの読み込み 返信/転送ボタンをクリック 添付ファイルの実体がダウンロー ド メール編集 メール送信8.5.0
複製の実行8.5.0
DAOS DAOS DAOS 添付ファイル付メールの読み込み 返信/転送ボタンをクリック メール編集 メール送信8.5.1
DAOS 複製の実行8.5.1
DAOS DAOSサーバー ⇔ クライアント間のパフォーマンス向上
サーバー ⇔ サーバー間のパフォーマンス向上
8.5.1
90
DAOSをさらに管理しやすく新コマンドを提供
Show Stat DAOS サーバーコマンドの提供
リモートのクライアントまたはサーバーからネットワーク経由で送信する必要がなかったオブジェクトの合計節 約容量を MB 単位で示します。オブジェクトコピーの最適化から得られたサーバー間の節約状況です。 DAOS. Object.OptimizedCreateRemoteSavingsMB このサーバーのデータベース間でコピーの必要がなかったオブジェクトの合計節約容量を MB 単位で示しま す。オブジェクトコピーの最適化から得られたサーバー内の節約状況です。 DAOS. Object.OptimizedCreateLocalSavingsMB Object.Attach_DAOSCreate、Object.Attach_NSFCreate、 Object.Attach_DAOSOptimizedCreateLocal、Object.Attach_DAOSOptimizedCreateRemote の統 計にリストされたオブジェクトの合計数です。 DAOS. Object.Attach_TotalCreated 参照数がゼロになったオブジェクトの数です (オブジェクトは直ちに削除されるか、または遅延削除キューに 入れられます)。 DAOS. Object.Attach_DAOSDelete オブジェクトがすでに DAOS リポジトリに存在しているため、リモートのクライアントまたはサーバーからネット ワーク経由で送信する必要がなかったサーバー上のオブジェクトの数です。 この統計は、オブジェクトコピー の最適化によるサーバー間の容量節約状況を示しています。 DAOS. Object.Attach_DAOSOptimizedCreateRemote
オブジェクトが DAOS リポジトリにすでに存在しているため、同じ Lotus Domino Server のLotus Notes データベース間でコピーの必要がなかったオブジェクトの数です (MAIL.BOX から受信者のメールファイルへ のコピーなど)。 この統計は、オブジェクトコピーの最適化によるサーバー内の容量節約状況を示していま す。 DAOS. Object.Attach_DAOSOptimizedCreateLocal オブジェクトが一般的に最小オブジェクトサイズよりも小さいため、DAOS に保存されず、NSF に作成され たオブジェクトの数です。 DAOS. Object.Attach_NSFCreate DAOS で作成されたオブジェクトの数です。 DAOS. Object.Attach_DAOSCreate DAOS カタログが同期されているかどうかを報告します。 DAOS.Engine.Catalog 暗号化が DAOS に有効化されているかどうかを報告します。 DAOS.Engine.Encryption DAOS が有効かどうかを報告します。 DAOS.Engine.Status 説明 統計項目
8.5.1
IDファイル管理コストを削減する3つの機能拡張
IDボールト
新機能
共有ログイン
機能拡張
ローミング
機能拡張
IDボールトとは
IDファイルをサーバー上で一元管理する仕組み
–
クライアント上でのIDファイル変更後は、自動的にサーバー上にアップロード
•
パスワードの更新
•
暗号化キーやインターネット認証を追加
•
名前変更や有効期限延長などのシステム管理処理
クライント ホームサーバー ID ボールト サーバーID
ID
IDボールトの効用
容易なIDファイル/パスワード紛失管理を実現
–
IDファイル紛失時
•
ユーザーからは透過的に、サーバーからダウンロードされてくる
•
ローミングとしても有効
–
パスワード忘れの場合
•
管理者がパスワードをリモートから再設定可能
•
ユーザー自身によるパスワードの再設定が可能
ID ボールトの動作概要① ∼初期展開時のアップロード∼
既存のユーザー ID は、ID ボールトに自動的に格納される
–
Lotus Notes クライアントから、ID ボールトへの ID ファイルのアップロード
•
既存環境へ ID ボールト機能を適用後、全ユーザー(サーバー初回アクセス時)
でアップロード処理が起こる
ID ボールトサーバー
(Lotus Domino)
Vault
自動アップロード
ID
ID
利用者
②サーバーへ
アクセスする
②サーバーへ
アクセスする
①ボールト DB には、
まだ ID ファイルが
存在していない
①ボールト DB には、
まだ ID ファイルが
存在していない
③ID ファイルが自動的
にアップロードされる
③ID ファイルが自動的
にアップロードされる
ID ボールトの動作概要② ∼その後のダウンロード∼
ID ボールトから、ID ファイルをダウンロードする機能
–
新規端末セットアップ時・ローカル ID ファイル破損時などに ID ファイルをダ
ウンロードする
–
パスワードリセット時も、ID ボールトからの再ダウンロードとなる
ID ボールトサーバー
(Lotus Domino)
Vault
ダウンロード
ID
利用者
新規端末
ID, Password
①新規端末のセットアップ時に、
ユーザー名とパスワードを入力
①新規端末のセットアップ時に、
ユーザー名とパスワードを入力
②ボールト DB の ID と
パスワードが一致しているた
めダウンロードを許可
②ボールト DB の ID と
パスワードが一致しているた
めダウンロードを許可
ID
96
Lotus iNotes、Lotus Notes Travelerでも IDボールトが利用可能
メールDB中に格納したIDファイルとIDボールト内のIDファイルの自動同期が可能
–
メールDBにIDファイルがなければ、IDボールトから自動コピー。逆も同様。
–
メールDB、IDボールト上のIDファイルの更新は、双方向で同期。
暗号化メール、メール回収機能、DOLSが利用しやすくなる
–
初期IDファイルの取り込みが簡単
–
パスワード変更時のIDファイル再取り込みが不必要
メールDB
IDファイル同期
IDファイル同期
IDボールト
New
暗号化メール
8.5.1
IDボールトによるコスト削減
∼ 仮想5,000ユーザー環境での試算 ∼
ユーザー数
パスワード忘れ頻度
1回あたりのヘルプデスク対応時間
1回あたりのユーザー作業停止時間
単位時間あたりの作業コスト
年間総コスト
人
回/年
時間
時間
万円
5,000
0.2
0.5
3
0.3
万円
1,050
Lotus Notes 8.5 共有ログイン機能
Notes ID のパスワードを入力せずに Windows の認証をもって Notes
Client にログオンする機能
–
ID ファイルはパスワード解除され、Windows のデータ保護機能
(Microsoft DPAPI)で暗号化される
–
従来の「Notes シングルログオン」 機能のようなパスワード同期処理は
不要
Lotus Notes ユーザー
ユーザー ID ファイル
(user.id)
1. パスワードを解除
2. Windows の認証情報
を使って暗号化
1. パスワードを解除
2. Windows の認証情報
を使って暗号化
従来の Notes シングルログオンと Notes 共有ログインの比較
password
password
【Notes シングルログオン】(従来から提供)
Windows パスワードと Lotus Notes のパスワードの同期をとる機能
※Windows または Lotus Notes パスワード変更時に他方を自動的に変更
同期
ID
【Notes 共有ログイン】(Lotus Notes/Domino 8.5 の新機能)
Lotus Notes のパスワードではなく、Windows の認証をもって Lotus Notes にログオンする機能
password
password
ID
同期
×
×
Windows 認証により、暗号化された
Notes ID が復号され Lotus Notes
クライアントから利用可能となる
2つのパスワードが完全に同期
された状態を維持するのが大変
共有ログイン利用で得られる効果 ∼TCO削減と利便性向上∼
ユーザー/管理者にとって、管理すべきパスワードが Windows パスワード1つに
なる
シンプルな仕組みのため、維持・管理が容易
–
Notes ID にはパスワードが存在しないため、Windows と Lotus Notesのパ
スワードポリシーの不一致は発生しない
–
パスワード変更は、Windows のみで実施すればよく、これまでのような二重
管理が不要
現行からの移行が非常に簡単
–
ポリシーの適用のみ
–
ID ボールト機能との併用も可能
ユーザー ID のパスワードの運用・保守の簡素化が可能
ローミング機能拡張
Lotus Notes スタンダード版へのローミング対応
–
プラグイン情報、ユーザープリファレンス、Feed情報が追加で対象となる
ファイルサーバーローミングの提供
–
ローミング用にLotus Domino サーバーを構築する必要がない
–
動的ポリシーでの制御が可能
–
Windowsクライアントのみのサポート
IDボールト機能と共に利用可能(利用を推奨)
グループ文書管理の拡張
グループ文書の自動メンテナンス機能
–
ホームサーバー毎に自動的にグループ文書を作成・更新
–
テキストフィールドの制限(32KB)を考慮し、サブグループを自動生成
–
使用例
•
ホームサーバー毎のアクセス制御
•
ホームサーバー毎のメールポリシー適用
•
ホームサーバー毎のサーバーメンテナンス情報のメール配信
グループ管理の拡張
動的ポリシーの提供
–
ポリシー文書に対して、グループを指定可能
Domino Configuration Tuner
サーバー設定を自動分析し、問題を引起す可能性のある設定や範囲外の値などを抽出し、
設定ガイドを提示する。
サーバー設定を見直すことで、サーバーをより健全な状態に保ち、障害発生の未然防止につ
なげる。
注)8.5.1では、ソフトウェア障害のため、機能しない。8.5.2で対応予定。105
SPNEGOでWindowsとLotus Domino WebサーバーのSSOを実現
SPNEGO(
Simple and Protected GSS-API Negotiation Mechanism)
とは
–
ユーザーがWindowsドメインへログオンした後、Webサーバーにアクセスする際に、
Windowsでの認証情報を使用して、自動的にログオンさせる仕組み
• Active Directoryサーバーでは、クライアント認証の際にKerberosという標準技術を使います。SPNEGOでは、Windowsドメインへログインした時にクライアント側に 発行されるKerberos認証を、Windows以外の他サーバーに引き渡して利用できるように、SPNEGOトークンと呼ばれるフレームにKerberos認証を埋め込んでサー バーに渡す仕組みを定義(IETF RFC 2478)しています。 Active Directory ドメインコントローラー Windowsクライアント ブラウザー(IE,Firefox) Lotus Domino 8.5.1 Windowsサーバー Windowsへログオン 認証の発行 Webサーバーへアクセス 認証の要求 該当サーバーへのアクセスチケットの要求 アクセスチケットの発行 Webサーバーへアクセス(SPNEGOトークン付) Webページの表示8.5.1
106