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発 行 関西学院高等部 住 所 〒662-8501 兵庫県西宮市上ヶ原
関西学院高等部ニュース 2011 年 2 月 18 日 第 36 号
関 西 学 院 高 等 部 こ こ に 在 り 高 等 部 長 メ ッ セ ー ジ 退 任 に 際 し て
高 等 部 長 澄 田 新
高校時代︑古文の授業で﹃奥の細道﹄の﹁月日は百代の過客にして行き交ふ年もまた旅人なり﹂という文章を学びました︒月日と同様︑人生もまた︑芭蕉が実感したように旅であると思います︒
今︑旅立つ君を見て︑感慨ひとしおです︒高等部の三年間で︑君は何を見︑何を考え︑何を感じ︑何を実践してきたのでしょうか︒また︑ど のような﹁出会い﹂があったのでしょうか︒私たちは︑旅をして多くの出会いをしますが︑人生の旅での最高の出会いは︑決定的な人との出会いです︒それはこれからの生き方を左右するような人との出会いです︒ 私の決定的な出会いは︑出版社時代の二十五歳の時でした︒それは︑出版社の仕事で︑東京の山谷で伝道活動をされていた中森幾之進先生とお会いした時に始まります︒大変暑い夏の昼下がり︑その教会を訪ねました︒その時︑ステテコ姿のオジさんが出て来ました︒教会にステテコ姿︒あまり教会には似つかわ しくない雰囲気だったので︑少し驚きましたが︑私は﹁中森幾之進先生はおられるでしょうか?﹂とお尋ねすると﹁あーいますよ︒まぁ︑若い衆︑中へ入りなさい﹂と言われ︑教会堂に入ると︑その会堂では︑若い人たちが五・六人︑熱心に話しています︒私もその中に入って︑話を聞くと︑平和とは何か︑死とは何か︑という哲学的な難しい話をしています︒教会は︑穏やかで︑清らかな讃美歌が流れているところ︑と思っていた私は驚きました︒話している間に分かったことは︑ステテコ姿のオジさんが︑中森幾之進先生であることでした︒本当 に驚きました︒ その日から二年間︑月一回程度のペースで中森先生にお会いし︑彼の書斎である﹁玉姫館﹂で︑生きるとは︑愛とは︑仕事とは︑という話や︑中森先生が歩んで来られた人生の話や︑失敗談や︑いろいろなお話を聞き︑また私も話をしました︒お会いして二年後の夏の夕暮れ︑先生と話し終えて玉姫館を出た時︑私は自分が旅の出発点に立っていることを感じました︒ その年の暮れ︑中森先生は﹃下へのぼる歌﹄︵日本キリスト教団出版局︶という本を出版され︑私はその本を頂きました︒その本の表紙裏に︑中森先生の自筆で﹁われ弱き時に強し﹂という聖句が書かれています︒ 中森先生は︑聖書の学びと実践を通して︑聖書が示す人間の生き方を﹁下へのぼる﹂と表現し︑そのように生きようとされました︒私は︑その 当時︑先生の近くにいた人間の一人として︑先生の生き方を見ていました︒そして私は︑翌年の春︑中森先生の母校︑関西学院大学神学部に入学しました︒ 今︑自然は陽春に芽ぶきが始まる頃になりました︒送られ︑迎えられ︑級を進める君たちの朗らかな声がよく響く季節になります︒高等部の中庭の花水木の芽は︑もう少ししたら膨らんできます︒若々しい︑水々しい季節がやってきます︒ 高等部を卒業する君は︑これからどんな出会いをするのでしょうか︒ 高等部の正面玄関に掲げられている﹁凡ての人の僕︵しもべ︶たれ﹂という聖句を大切にして下さい︒この聖句の生き方は︑中森先生が歩まれた﹁下へのぼる﹂生き方です︒中森先生に出会って四〇年︑私はこの期間︑先生が歩まれ ようとした生き方を︑私の足で歩もうと努力してきましたが︑日暮れて道遠しです︒でも︑私はまたこの四月より︑新たな思いを持って︑私の道を歩いていこうと思っています︒ 君の新しい旅立ちに︑神様の豊かな祝福があることを祈っています︒ ご卒業おめでとうございます︒
二月の新人戦︑六月の県民大会と報徳に連覇し︑初の年間制覇と花園を誰もが期待していた︒しかし︑兵庫県決勝での王者・報徳の集中力は凄まじく︑焦りか緊張か関西学院のプレーは精彩を欠き苦戦を強いられた︒試合終了間際の︑後半ほぼ唯一のチャンスに︑一年間こだわってきたフォワードの攻撃をしかけ︑最後は徳永が意地のトライ︒一九−一〇で勝利した︒
そうして迎えた第九十回全国大会︒これまでの成果が認められ︑初のBシードとなり︑ 十二月三十日の二回戦から登場︒攻撃力のあるトンガ人留学生二名を擁する日本航空石川に対し︑積極的なディフェンスで相手の動きを止め︑作戦通りの勝利︒初の花園での年越しとなった︒ 元旦の三回戦・國學院栃木戦は︑相手の展開ラグビーに翻弄されつつも︑タフさを意識して一年間培ってきた地力でもって二十一−十五で辛勝︒続いてベスト4進出を賭けた一月三日・準々決勝は︑名門・國學院久我山との試合︒試合開始直後に二年徳田がトライを挙げたが︑その後は両者譲らず︑熾烈な攻守が続いた︒結局そのままスコアは変わらず五−
〇︒凄まじいまでのタックルが印象的な痺れる試合で︑初のベスト4進出を果たした︒
厳しくも優しく熱いキャプテン鈴木を筆頭に︑堅い絆で結 ばれ︑〟新しい未来を築く〟をモットーにしてきた純粋なチーム︒次の準決勝で対するは︑王者・東福岡︒果敢な攻めのディフェンスを貫く自らのラグビーを試すのに︑これ以上の相手はない︒ 試合は︑想像以上に強く速い攻撃に耐える展開が続いた︒前半終了間際に︑激しいタックルが危険なプレーと判断され︑一名の退場者を出したこともあり︑大差をつけられた︒それでも後半終了間際︑やはりこだわってきたフォワードの展開で︑最後はキャプテン鈴木が意地のトライ︒七−四十二でノーサイドとなった︒ 史上初の堂々たる全国三位︒まさにこのチームは新しい未来を築き上げた︒ 監督あいさつ安藤昌宏
﹁一日でも長く花園で﹂を 績を収めることができました︒ ができ︑さらに全国三位の戦 年を迎えること 初めて花園で新 た︒チーム史上 本当に見事でし 選手の頑張りは 院久我山戦での 決勝・名門國學 一掃され︑準々 二回戦で不安は 留学生を抑えた しかし︑外国人 も事実でした︒ 安があったこと 怪我人を抱え不 だきながらも Bシードをいた 会は︑名誉ある 目標に臨んだ大
素晴らしい環境で︑自分達の持てる力を存分に発揮することができたのも︑大勢の関学関係者の皆様方に花園まで足を運んでご声援いただいたおかげであるとラグビー部関係者一同感謝しております︒ アメリカンフットボール部は︑夏合宿に加えて︑八月下旬にハワイ遠征を行ったが︑その貴重な経験を活かしながら︑日頃から地道に練習を重ね︑試合ごとにチーム力を高 めて︑関西地区準決勝戦では京都一位の立命館宇治高校と何度も競り合った結果︑二十八−二十一で見事昨年の雪辱を果たし︑決勝戦では大阪一位の関西大学第一高校に三十四−
七で勝利して六年ぶりのクリスマスボウル進出となった︒
奇しくも頂上決戦の相手︑関東地区代表の早稲田大学高等学院が全国大会で初優勝したのは︑二十四年前︵昭和六十一年︶の第十七回大会で︑その時の相手も関学高等部であったので︑因縁の対決ということになる︒
関学のキックオフで始まった試合は︑最初から早大学院のテンポ良いオフェンスと堅いディフェンスで先制を許した︒第2Qも相手ペースでリードを広げられ前半を終える︒
後半に入り得点差を縮めたい高等部だったが︑相手DF陣のプレッシャーが強く︑二度目のインターセプトを喫するなど攻撃の糸口をつかめず十四−〇のまま第4Qへ︒足首を負傷した前田に代わってQB松田が出場︑RB若竹の中央を付くランが出始めてオフェンスにリズムが出ると︑残り六分を切ったところでRB竹之内がTDを決め意地を見せたが︑前半に試合の流れを奪われてしまったことが最後まで響き︑十七−六で︑早大学院が優勝︑関学高等部は 準優勝となった︒ 最高の晴れ舞台に︑実に多くの方々が両校の応援に駆けつけて下さり︑最高の結果を残すことは惜しくも出来なかったものの︑梶原主将を始め︑大きく成長を遂げた選手たちは皆輝いていた︒今回達成できなかった目標の続きは新しいチームに託されることとなった︒ 監督あいさつ中尾昌治
前年までの反省点から設定した目標に︑年間通じてこだわりを持ち続けたチームは︑関西地区の大会において効果的に機能し︑六年ぶりの王座決定戦へ出場することが出来ました︒しかし王座決定戦においては︑さらに緻密で個々・集団とも高いレベルの関東代表早稲田大学高等学院に凌駕され︑残念な結果に終ってしまいました︒ただ関西代表として超満員の王子スタジアムでプレーできたことを誇りに思います︒
クリスマスボウル出場に際し︑関西学院高等部へつながる多くの方から支えられたことを本当に感謝いたします︒果たせなかった日本一のタイトルを奪還するため︑更に向上をめざしたいと思いますので︑今後ともご指導宜しくお願い致します︒
言われていました︒﹂ 会には行けないとまわりから れていました︒とても全国大 ﹁私たちの代は弱いと言わ 今年の三年生が大学に提出した自己推薦書の中に︑こう記した諸君がたくさんいた︒
そしてその重圧を見事にはね返した諸君もいれば︑そうでなかった諸君もいるだろう︒それは仕方がない︒結果だけを問うのは無意味である︒ 第六十三代卒業生の諸君︑ご卒業おめでとう︒高等部という樹木に六十三本目の年輪が刻まれた︒
この年輪は言うまでもなく高等部の歴史と伝統を伝えるものだ︒そして︑ここ数年︑刻まれるその一筋が︑年ごとに太く︑くっきりとしているように感じられる︒
創立が古いことと︑歴史や伝統が積み上がっていくことは別の問題である︒なぜなら高等部自身が︑そういう積み上げをどちらかと言えば苦手にしてきた学校だったからである︒
その中で︑この数年︑高等部は太く︑くっきりとした年輪を刻んできた︒それはその学年の﹁その代﹂だけが優れていたということでは決してない︒なぜなら︑どの学年も﹁私たちの代は弱い﹂という認識から出発するからだ︒そこには先輩方が築き上げた輝く実績があり︑周りの人々の理解と協力があり︑そしてその重圧に挫けそうになる諸君を支えてくれた仲間や後輩たちがいたからである︒
第六十三代卒業生諸君︒君たちの﹁代﹂もその重圧を真正面に受け止め︑さらに分厚い重圧にして高等部に残してくれた︒
そして六十四代・六十五代の諸君︑この目が眩むような重圧をしっかり受け止めよう︒
それが﹁伝統校﹂なのである︒ アメリカンフットボール部
六 年ぶり クリスマス
ボウル
へへ 六六 年ぶり クリスマス ボウル へ
堂々の
全国 3 位 !!
三年ぶりの花園はラグビー部にとって忘れることのできない場所︑そして時間となりました︒今後さらに精進し新たな歴史を築くことができるよう頑張ってまいります︒この場をお借りしまして厚く御礼申しあげます︒ありがとうございました︒
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二年生企画 実際に文化祭があった日から約三ヶ月たちましたが︑いまだに瞼を閉じて思い返してみると︑鮮明に情景を思い出すことができます︒時間をかけて準備をすすめ︑新しい企画にも挑戦した二〇一〇年度の文化祭は︑たくさんの貴重な経験を積むことができました︒多くの人と共につくりあげた今年度の文化祭は︑たとえ男子しかいない関学でも︑とても華やかに仕上がったと胸を張って言うことができます︒多くの生徒が関わり大きな成果を上げた文化祭でしたが︑ここでは特に一年生のモニュメント展示︑Chain Reaction賞を受賞した芸術回廊そして文化祭最優秀賞を受けた四人のコーラスグループ﹁フロックス﹂を紹介します︒
モニュメント展
今年の文化祭の新企画は︑一年生全クラスによるモニュメント展でした︒各クラスの文化祭委員が週一回集まって会合を重ね︑コンセプトから制作計画までをしっかり管理・運営しました︒文化祭委員は自分のクラスへそれを持ち帰ってホームルームで話し合った結果︑A組﹁ハウルの動く城﹂B組﹁澄田部長﹂C組﹁ジョーズ﹂D組﹁シンデレラ城﹂E組﹁ゴーイングメリー号﹂F組﹁関西学院時計台﹂G組﹁ポテトヘッド﹂と決定し︑一般展示に向けて数週間かけての制作に入りました︒一体だけでも高さ3m以上あり︑展示前日に七体がチャペル前にそろった景観には圧倒されるものがありました︒今年度の文化際に新風を吹き込んだことは間違いない でしょう︒高等部の教員と一般の方の審査を経てF組が最優秀賞を得ました︒以下︑F組の文化祭委員川口陽生君の感想を掲載します︒ ﹁﹃どうせやるんやったら中途半端にやらんと︑見た人が感動するようなすげぇ作品作ろうや﹄を合言葉に始まったF組のモニュメント制作︒初めは委員を中心とした少人数で行っていたが︑次第に他の 仲間が積極的に参加するようになっていった︒なぜなら︑夜遅くまで作業をしていると芝川先生が差し入れをくださるという衝撃的な事実を知ってしまったからだ︒︵笑︶ そしてそれに奮起し︑皆が一生懸命に作業をこなしていった︒作品名﹃時計台になりませんか?﹄から分かるように︑F組はとてもユニークなクラスである︒だからこその行動 であろう︒理由はどうあれ︑協力してくれた仲間に感謝している︒また︑他のクラスと切磋琢磨できたこと︑この二つが勝因であろう︒この文化祭で学んだことは準備を怠らず最後までやり遂げることで良い作品ができ︑達成感が得られること︒そして︑一つの目標に向かって仲間と協力することで︑クラスの絆が深まるということだ︒﹂
☆最優秀賞☆
Phlox︵フロックス︶は︑二〇〇九年に結成され︑テナー3D野口︑リード
田︑バリトン 3F政 ス 3C西田︑ベー
習を重ねてきました︒その甲 非常にわずかな時間に毎日練 ブの練習直後三〇分間という ています︒忙しいグリークラ リリングなハーモニーを奏で がミスすれば終わりというス 3G田中で構成され︑一人 願い致します︒ らも︑どうぞ応援よろしくお 奏を続けております︒これか リスマスコンサートなどで演 だき大変光栄です︒教会のク 斐あってか︑最優秀賞をいた
̶スローガン̶
Chain Reaction
〜皆の風を吹き込め〜
●美術部・写真部
☆ Chain Reaction 賞
芸術回廊
あらゆるところにChainを取り込んだことが受賞の理由のようです︒Chainを模した装飾だけでなく︑展示内容のメインとして︑壁から飛び出す巨大なChainのオブジェを制作しました︒また︑写真部員が連鎖反応の象徴と もいえる︑澄田部長先生のモザイクアートを作り︑先生もお喜びでした︒ 三年間の部活動の締めくくりとして︑最高の形で終えることができたと思います︒
僕自身これまで生徒会や学友会といった活動の経験が全くない上に︑頼れる存在であるはずの副会長の役職も今年度は空位のままスタートすることになりました︒新年早々︑何やら波乱の幕開けの予感がします︒未熟な僕が生徒達にとってのプレジデントとも呼べるこの役職に着任したことは︑高等部にとってのアクシデントになっていないだろうか︑と微かな不安を覚えます︒未だ本部役員の皆や顧問に頼り切っている僕ですが︑この高等部に良い意味でのアクシデントを巻き起こしていけるよう︑日々精進していきたいと考えています︒この一年間︑生徒達一人一人を照らし出す光のような役割を果たしていければ良いなと思います︒よろしくお願いします︒
新学友会役員 決 定 秋の収穫
昨年春より学友会エコ部が栽培してきたさつまいもがいよいよ収穫され文化祭で﹁大学芋﹂として販売された︒このさつまいもはもともとさつまいもの葉によるグリーンカーテン試作の副産物として収穫されたもので︑品種は薩摩地方原産の〝安納いも〟︒プランター栽培のためか小ぶりなものが多かったが個数は一〇〇近くになった︒次々とその手でいもを掘り起こしな がら部員たちは皆収穫の驚きと喜びを同時に感じていたようだった︒そして見上げて見ればその葉は中庭に面した一階分の窓の約三分の二を覆っていた︒総務役員
2C 木本健治 囲碁部部長で︑図書サークルにも入っています︒ 趣味は野球観戦で︑日本プロ野球だけでなく台湾︑韓国野球の研究を独自にやってます︒
読書も好きで︑最近は新書を読むことが多いです︒
足立会長はたくさんの施策を掲げ︑実現に向けて努力しています︒そんな彼の支えとなれるよう︑与えられた仕事だけでなく自ら仕事を見つけてこなせる役員でありたいと思います︒どうぞ一年間宜しくお願いします︒
書記役員
2E 土方真之 先輩方︑同級生の生徒が主体となって学校活動を運営している学友会に大変興味をもち︑自分もその中で活動したいと思いました︒書記の仕事には縁の下の力持ちのような部分も多いかと思いますが︑精一杯がんばりたいです︒また︑副会長が不在ですが︑会長を中心に役員全員で協力し︑高等部がより良くなるように全力投球で取り組みたいと思います︒
生徒一人一人の意見も大切に耳を傾け︑皆さんに愛される学友会を目指します︒
文章力のない︑まだまだ未熟な僕ですが︑一年間よろしくお願い致します︒
会計役員
2E 西村幸一朗クラブは文化総合研究サークルに所属しています︒
学友会の仕事は︑学校の自治活動は︑誰がどんなふうに舞台裏で動いているか気になり︑引き受けることを決断しました︒抱負としては足立会長の掲げている政策を実現できるよう︑学友会の一員として協力していきたいです︒
学友会の管理委員会の担当として︑図書館の書籍等の管理を頑張っていく所存です︒また盗難対策委員会の方にも力を入れていきたいです︒
クラブと学友会兼任となりますが︑両方がおろそかにならないよう気をつけたいです︒
一年間よろしくお願い致します︒ 第十二回近畿写真展 高校生の部
☆朝日新聞社大賞 受賞☆
1B 和田健利 この写真は︑夏休みを使って北海道に自転車ツーリングをしたときに撮りました︒いくつか写真の候補がありましたが︑一番お気に入りの写真が大賞になったのでとても嬉しく思います︒ここはエサヌカ線と呼ばれています︒交通量が少なく︑約一〇kmもの直線が魅力なところで︑ライダーに人気のある道です︒車
タイトル「相棒」
日本高校生 訪中代表団
二〇一〇年十二月七日︑日本を代表して兵庫県から四五名の生徒が中国へ向かいました︒我が校から昨年と同様六名の生徒が参加しました︒この訪中では歴史的建造物の見学や学校交流︑ホームビジットがメイン行事でした︒
万里の長城や天安門広場・故宮博物院︑黄鶴楼では︑そのスケールの大きさに驚きま した︒写真を通じて頭の中では把握していたものが実際に目の前に現れ︑想像との大きなズレを生み︑えも言われぬ感動を覚えたものです︒ 二回の学校交流では︑中国の学生に対して知的な印象を受けました︒多くの生徒が英語を流暢に話していたからです︒それ相応の勉強をしているのだろうと感じました︒ ホームビジットは私にとって印象的な出来事だったように思います︒ホストブラザーと互いの趣味などの他愛のない話から︑両国間の歴史に至るまで様々なことを話し合いました︒その中で耳にした興味深い話を挙げると︑ホストブラザーの学校では毎日四〇分の授業が十一コマもあり︑部活動をする時間はないということです︒教育が中国の継続的な経済成長を支える柱の一つとなっているのかもしれません︒教育の在り方︑自分の生活態度について深く考えさせられました︒
留学生の活躍
留学生のフィルダウス君が二月二日のアッセンブリーでプレゼンテーションを行った︒内容は故郷マレーシアの紹介とそこでの自分の生活の紹介だった︒パソコンのトラブルがあり五分以上生徒を待たせることになってしまったがフィルダウス君は皆を落ち着かせようと呼びかけていた︒また発表の内容もわかりやすく︑何より日本語が驚くほど上達していた︒最後にス十一月十五日︑中国の学生二十名が関西学院高等部を訪れてくれた︒礼拝の時間で彼らは地元の踊りを披露してくれ︑その後彼らに学校案内の動画を見てもらった︒異国の学校の様々な行事に興味津々の様子だった︒動画鑑賞後は関学生数名と訪日代表団の生徒とたちで一緒に交流する機会を設けてもらい︑そこでは日中の学生で一つのテーブルを囲み折り紙を折りながらお互いの親睦を深め合った︒外交上では尖閣問題などで緊張の走る日中間であり彼らが来ることに少し不安もあったが︑学生同士ではそのような壁は全くなく︑お互いとても気持ちの良い関係が築けた︒これを機に今後お互いが日中の良き橋渡しとなっていければ嬉しい︒ 執行委員長 岩崎宥樹3D 野口 尚樹
フロックスフロックスフロックスフロックス
美術部部長 和田 将彦
●エコ部
1位 F 組
2位 A 組
3位 E 組
新会長
2C 足立伊純日中青少年 交流事業
3B 和田将彦
中国からも訪日団
2D 大川 将 クリーンに﹁ご成長ありがとうございました﹂と映し出され﹁静聴﹂とかけるなど︑その態度には余裕すら見られた︒来日の時に比べるとその成長ぶりには目を見張るものがあった︒
やバイクが来ない時を狙って自転車を真ん中に置き︑広大さを表すために下から撮る構図にしました︒皆さんも是非︑相棒とカメラを持って出掛けましょう︒
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アメリカンフットボール部は︑八月十九日〜二十七日︑クラブ強化ならびに国際交流を目的としたハワイ遠征を行いました︒準備段階から周りの方々やハワイに住んでおられるOBのご協力をいただき︑実現に至りました︒
交流試合では︑残念ながら
King Kekaulike 高校に 一〇−一五で敗れました︒しかし︑アメリカでのフットボールのあり方や人々の関わり方に少しでも触れたことは︑フットボーラーとして大きな糧になったと思います︒ また国際交流では︑試合以上に得ることの多い遠征だったことは間違いありません︒King Kekaulike高校︑
Maui高校︑Moanalua高校など︑ハワイの現地の方々に︑心から歓迎していただきました︒ 初めて出会う人のために親身になる姿を見ていると︑私たちの生き方を見直す機会をいただいたような気がします︒今後︑この経験を活かし︑フットボーラーとしてだけではなく人として︑成長していきたいと思っています︒
この遠征に関わってくださった全ての方々に感謝いたします︒ありがとうございました︒
アメリカへ
二○一○年八月十九日バスケットボール部員四十一名を乗せた飛行機はアメリカのシアトル・タコマ空港に降り立った︒空港内で迷いながらも国内線でポートランドに到着︒現地のバレー・カソリック高校で各ホームスティ先にひきとられていく︵二人一組で︶︒入国審査からの緊張気味だったバスケットボール部員達は︑さらに不安な面持ちでアメリカの各家庭へと向かうこととなった︒
ウェスト・ビュー高校で親善試合︒バレー・カソリック高校と親善試合と予定のスケジュールを進めるうち︑各生徒ともホームスティに馴染み︑世話になった家庭の裕福さに驚く者︑自分達の希望で 好きなところに連れていってもらった者︑様々になった︒ さらにホスト家庭と最後の一日を過ごし︑一同はバーノニアで開かれたラリースティール・バスケットボールキャンプに参加︒キャンプは六日間︑アウトコートの練習場で︑朝から夜までの練習プログラムだった︒全員無事にキャンプスケジュールを乗り切る頃には︑英語に抵抗を感じることもなくなってきた︒ 最後に二日間はシアトル観光︒盛りだくさんの充実したスケジュールを終え︑多くの収穫を得て日本に帰還した︒
クラブ 海外遠征 ◆剣道部
剣道部は︑八月の兵庫県民大会では育英を破り六年ぶり二度目の優勝を果たしました︒そして︑十一月の兵庫県新人大会︵全国選抜予選︶で︑二年連続三回目の優勝を果たしました︒ 十一月二十七日︑高砂市総合体育館で行われた大会では︑二回戦から出場し︑兵庫県立大附︑近大豊岡︑三木北に勝ちベスト八に入り︑準々決勝では滝川第二を破った姫路西を︑準決勝では明石を五対〇のストレートで下し︑決勝戦に進出しました︒相手は︑やはり育英高校でした︒先鋒︑寺本︵一年︶は引分け︑次鋒︑山脇︵二年︶は一本負けで︑リードを許しますが︑中堅︑西村︵二年︶が︑一本先取の後︑育英の選手の小手︑西村の面が交錯し︑赤旗 が二本︑白旗が一本上がる紙一重の攻防の結果︑西村の二本勝ちとなりました︒副将︑山本︵二年︶は引分け︑大将︑廣地︵二年︶は一本先取しましたが︑直後に追いつかれ︑勝負の行方は最後の最後までもつれました︒やがて終了の合図があり︑関学が本数勝ちとなりました︒ 全国選抜大会は三月二十七日︑二十八日︑愛知県春日井市の総合体育館で行われます︒今年は︑予選リーグを突破し決勝トーナメントに上がれるように頑張ります︒全国選抜大会へ挑む
◆野球部
連覇を目指した夏のトーナメントは︑日替わりヒーローが現れ︑よいムードでブロック優勝できた︒とくに六甲アイランド戦の大西の本塁打が印象的だ︒市川高校との試合は予想通りの接戦︒本塁上のクロスプレ︱も明暗を分けたが︑暑さとの戦いも壮絶︑残念ながらあと一歩で敗退︒スタンドからの温かい拍手が激闘を物語った︒フェアプレ︱で最後まで諦めずに戦った姿勢は︑甲子園出場の先輩たちとかわらない立派な全員野球だった︒
バトンを受けた上田新主将のスタートは順調だった︒地区優勝後の県大会は︑強豪公立勢がひしめくゾーンへ︒神戸科技との試合は︑九回二死までリードを奪われ︑絶体絶命︒無走者から奇跡の三連打で逆転勝ち︒ただ︑エース神谷が負傷し大切な加古川北戦 に欠場︒ズルズルと相手投手の術中にはまり無念の敗戦︒悔しさをバネに今︑冬のトレーニングに励んでいる︒ 幸い︑新大会の優勝を勝ち取り実力も証明した︒春に花が咲くように期待したい︒ サッカー部は今年度慶應高校との定期戦を始めました︒第一回は昨年八月六日に慶應高校にて行われ関学が勝利しました︒今後も両校の友好を深めていきたいと思います︒ 十月に行われた県選手県大会は初戦小野高校に敗れ三年生は引退となりました︒ キャプテンは中野君から西尾君へ︑副キャプテンは酒井君から霧嶋君に引き継がれました︒新チームとして臨むU
れている県新人大会は報徳学 また︑一月二十九日より行わ 終え十六チーム中二位です︒ 18トップリーグは現在五節を 弘陵に敗れ三位となりました︒ 利しましたが︑惜しくも神戸 園︑伊丹西︑科技高に続けて勝
また︑一年・留田が国体近畿ブロック予選に兵庫県代表として出場しています︒
選手権の悔しさを忘れず日々の練習に取り組みたいと思います︒
◆バレー部
二〇一〇年九月
阪神地区秋季リーグ戦 一部四位二〇十一年一月 新人大会阪神予選 ベスト八︵県大会出場︶
◆卓球部
卓球部は現在大きく成長するための鍛錬の期間に入っています︒昨秋の新人戦の県大会では団体戦において︑阪神地区二位で通過したにもかかわらず︑近畿大会出場をかけ た戦いに臨む前に敗れ去りました︒とるべきところで勝ち切れない︒劣勢になると焦りがでるのか踏ん張りきれない︒これはシングルス・ダブルスにおいても課題です︒この冬は基礎的なトレーニングや体力作りに励んできまし
◆テニス部
ノーブルスタボネスの精神と色々な人への感謝を忘れずに︑チーム全体で日々練習に取り組んでいます︒三月二十日から開催される全国選抜団体戦で昨年︵ベストで頑張っています︒ 録を越せるよう︑チーム全体 16︶の記
︵主将 垣内翔太︶ 関学テニス部は︑県・近畿大会と持ち前の粘り強さとチーム力で勝ってきました︒その粘り強さとチーム力をよりステップアップさせていき全国でも通用するよう練習してきました︒全国ではラグビー・アメフトの勢いに乗って上位を目指して頑張ります︒ ︵副将 吉田 翔︶
今回の全国選抜でプレーすることができるのはレギュラーだけです︒しかし僕たちはチーム全員が高い意識を共有して日々練習しています︒この団結力が関学テニス部の強さです︒全国でも高いチーム力を発揮して勝ち進んでいきたいです︒
︵副将 久保裕貴︶
◆柔道部
阪神大会新人戦では︑敗者復活で勝ち上がり︑県大会出場を決めました︒また︑個人戦では六十キロ級で一年伊藤が三位入賞のほか︑田中︑小田︑奥谷が県大会出場を決めました︒ 県新人戦では団体一回戦・神戸北を相手に伊藤が五人抜きをして勝利︑二回戦・育英に一人引き分けるも敗戦︒個人では︑伊藤が第四シード選手を見事破りベスト8に入賞し県高校選手権の出場を決めました︒ 夏の総体では二日目に残れるよう︑これからもキャプテン田中亘を中心に日々稽古に励みたいと思います︒シドニーの Trinity Grammar School
と交流
十一月末︑オーストラリア・シドニーの名門私立高︑Trinity Grammar Schoolのラグビーチームが日本遠征で高等部を訪問し︑十一月二十九日に親善試合と交流会が行われた︒初対面の高校生どうしでも︑ラグビーを通じてすぐに打ち解けている様子が印象的であった︒
これは︑ラグビー部の安藤先生がオーストラリアに留学された際に知り合われ︑その後縁あってラグビー部のコーチを務めている同校出身 のKai Ikeuchiさんの働きによるもの︒しかも︑同校の校長は︑かつて高等部の提携校ブリスベン・ボーイズ・カレッジの校長であられた
M.Cujes先生であり︑その点においても関西学院に関わる人の縁を感じる出来事であった︒こうした国際交流がさらに充実したものとなることを願うばかりだ︒
沖縄インターハイ出場
◆陸上部
昨年︑無念にも近畿大会でまさかの敗退を喫し︑インターハイ出場がならなかった三年山根は︑一年間悔しさをバネに練習に励んできた︒
まず第一関門の兵庫県大会では大会新記録の十四秒六三で第一位となり︑一一〇mHで陸上競技部史上初めて部旗の掲揚となった︒続く近畿大会でもその強さを見せつけ︑堂々の第二位となり沖縄での全国インターハイ出場を決め た︒ 八月五日の全国インターハイ︒決勝へのハードルは高く︑予選を突破し︑準決勝で八位以内に入らなければならない︒しかし︑山根は念願の決勝でスタートラインに立った︒決勝の結果は十四秒五〇で第五位と本当に立派な結果を出した︒ しかし︑本人はその記録に納得せず︑その後も引退をせず︑記録の挑戦に挑み︑十月に行われた日本ジュニア選手権大会にて第四位に入賞︒その記録十四秒二五は︑自身の持つ県高校記録をまた塗り替えた︒また︑二月五日には高等部最後となる日本室内陸上大会にも出場し︑全国二位に入り︑高校での競技生活を締めくくった︒
◆ゴルフ部
一年・河渕雅也が十二月に行われた関西高等学校ゴルフ選手権において好成績を収め︑三月二十九日より滋賀県瀬田ゴルフコースにて開催される﹁文部大臣盾争奪平成 二十二年度︵第三十一回︶全国高等学校ゴルフ選手権春季大会﹂に出場します︒ また︑三月に行われる関西大会出場を懸けて行われる兵庫県新人大会に団体と合わせて地区予選を通過した二十五名が出場します︒
◆ バスケットボール部
◆水泳部
インターハイ出場︵八月十六日〜二十日沖縄︶二〇〇M個メ 小林 大輝一〇〇M平泳 和田 真哉八〇〇Mリレー 前田奨 小林大輝 平田和紀 濱中英泰ジュニア水泳競技大会結果 一〇〇M平泳 和田真哉一位二〇〇M個メ 小林大輝一位二〇〇M個メ 前田奨 二位一〇〇Mバタ 谷口太一四位四〇〇M自由形 平田和紀七位四〇〇M自由形 佐藤宇宙八位四〇〇Mリレー 五位
小林・谷口・平田・前田四〇〇Mメドレーリレー 三位
前田・和田・谷口・平田男子総合 四位
◇ヨット競技
インターハイの開催地が沖縄県ということで︑美しい海で試合をすることができました︒外洋に面しているため︑大会中は連日強風で波も高く︑また行ったことのない場所での大会ということもあり︑体力的に非常に厳しい試合となりました︒しかし︑最後の大会ということで楽しんで戦うことができ︑結果参加艇数六十四艇中十二位となりました︒残念ながら入賞はできませんでしたが︑ほとんどのレースにおいて上位でゴールでき︑強豪校と常に上位争いをすることができました︒大会中︑疲れて苦しいときがありましたが︑悔いの残らない試合ができたと思います︒◇スケート ショートトラック
スケート・ショートトラック競技で活躍する二年・横山君が冬の国体で優勝という快挙を成し遂げた︒昨年に引き続いて出場した国体で︑一〇〇〇mでは無理な追い抜きが反則とされ失格︒普段から気持ちの切り替えを大切にしているとのことで︑次の五〇〇mには集中して臨め︑ほぼ完璧なレースができ︑四十四秒九二六で見事に優勝 した︒ 次は︑昨年JOCの選考リストに入ったことで︑二月にイタリアで行われる世界ジュニア選手権に挑む︒初めての世界の舞台で︑ただ﹁行った﹂だけで終わるのでなく︑選んでよかったと言われるように頑張りたいと︑決意を語ってくれた︒◆サッカー部 横山君快挙!
10 年連続出場 !
◆ラグビー部
◆ バスケットボール部 ハワイへ ◆
アメリカンフットボール部ハードルで 山根が五位
た︒春になればいよいよ全国総体につながる阪神予選を迎えます︒悔いのないようにしっかり備えたいと思います︒ 二○一○年バスケットボール部は全国高等学校総合体育大会︵インターハイ︶に出場した︒七月二十八日は開会式出場メンバーが︑沖縄県総合運動公園にて豪雨降りしきるなか行進︒地元高校生とも交流し貴重な経験をした︒ 七月二十九日︒第一回戦の会場は沖縄市営体育館︒相手は全国大会での優勝回数も多い強豪・能代工業︵秋田県︶だった︒関学高チームは︑ひるむことなく応戦︒前半を四十二対四十二の同点で折り返した︒しかし︑後半は相手側の伝統校としての力量が発揮され一○八対七○で敗北した︒その後︑國學院久我山高校とも練習試合をし︑部員達は充足した一週間の日程を終えた︒
( ) 4
オーストラリア 英語研修旅行
今回の海外英語研修旅行は︑四年ぶりとなるオーストラリア︒恒例の提携校・ブリスベン・ボーイズ・カレッジでのホームステイを中心に︑オーストラリアらしい自然を楽しめるファーム︵農村︶ステイも組み込んだ内容で行われ︑一年生から三年生までの 計十八名の生徒が参加した︒ブリスベン・ボーイズ・カレッジでは高等部生のための英語特別授業を組み︑生徒集会ではお手製の紙芝居﹁浦島太郎﹂を英語で披露した︒ホームステイは︑週末を含む丸八日︒一学期にホストブラザーの一家庭が高等部を訪問され︑交流を持っていたこともあり︑親密な関係を持てた︒多民族国家らしく︑多彩な顔ぶれのホストファミリーに暖かく迎えられ︑同世代のホストブラザーとの生活やバーベキューパーティー︑週末のレジャーなど︑充実した生活を経験できた︒英語を使うという点においても︑いつもの学校の英語とはずいぶん異なったようで︑英語でのコミュニケーションの醍醐味を味わってくれたようだった︒
その後は︑世界遺産の森林でのトレッキングで豊かな自然を体感し︑さらに阿蘇に似 た雄大なツイードバレーでファームステイを行った︒大自然の真ん中の牧場や農場で︑カヤックや搾乳の見学︑満天の星空などを満喫した︒最後は大都会シドニーで思い思いに過ごし︑深刻なトラブルもなく無事に英語研修旅行を終えることができた︒
B B C からも 来日
海外提携校のBrisbane Boys' College ︵BBC校︶から二名の若手教師と十六名の生徒が九月十八日から二十八日まで高等部を訪問し︑ホームステイを体験した︒これまでと大きく異なるのは︑高等部生が別記のとおり︑わずか一か月ほど前にBBC校で英語研修を終え︑既にお互い面識のある生徒が多くいたことである︒本校の生徒を受け入れていただいたBBC校のご家庭の生徒さんを︑今度は関学のご家庭で受け入れていただくこれまでにない深い交流を図ることができた︒ 今回は日本語での自己紹介文が届き︑日本語に関心の深い生徒が多く︑すでにかなり話せるBBC校生もいた︒一行は姫路︑京都︑広島・宮島の観光に加え︑週末にはホストファミリーと共にUSJに行ったり︑大阪・神戸でショッピングしたりと様々に過ごした︒また高等部では通常の授業や︑クラブ活動への参加など短い期間ではあったが日本の高校生の生活を十分楽しめたことと思う︒
ホストファミリーをお引き受けいただいたご家庭には︑今回は休日をはさむことが多い中︑本当によくお世話いただいたことに感謝申し上げたい︒
進路ホームルーム
去る一月二十二日︑二年生は高等部OBを招いての進路講演会に臨んだ︒
まず学年全体で山本晋三氏の講演を拝聴した︒山本氏は︑日本人選手として初の北米プロフットボールに参戦した経歴をもつ︒以後もテレビの解説をはじめ︑数多のコーチを引き受け︑幅広い活躍をされている︒氏の仕事にかける情熱や意気込みに︑生徒たちは自らの未来に思いを馳せ て︑熱心にメモをとっていた︒
次に分科会として︑生徒たちは七つのグループに分かれて︑希望の講師の講演を拝聴した︒公認会計士︑大手企業の部長︑教諭や市役所職員など︑多彩な職種の方々の話を聴いた生徒たちは︑少人数制での講義というメリットを活かし︑講義内容について質問したり︑勉強法を聴いたりと︑人生の先輩に多くの質問 を投げかけていた︒ 講演会を終え︑生徒たちにアンケートをとったところ︑大半の生徒たちは︑この講演会に大変満足し︑講演を聴くことで︑自分の心の中に大きな変化があったと答えていた︒最高学年へ移行しようとする今︑自分の進むべき道を模索する生徒たちにとって︑この講演会は大変有意義なものとなったようだ︒
今 年 で
ご 退 職 の 先 生 方
今年度をもって︑十四年間聖書科に︑また後半は部長をお勤めになられた澄田 新先生と︑理科で四十一年間お勤めになられた稲津芙美子先生がご退職されます︒お二人の先生にお話をうかがいました︒
澄田先生といえば︑礼拝などでのお話の際︑﹁君﹂という呼びかけをされるのが印象的です︒これは︑授業や礼拝など人数に関係なく︑常に一対一の関わりを持ちたい︑一人に向かって語りたいという教師生活にあたってのこだわりであられたそうです︒今後 は︑しばらく充電して︑また自分を何かに活かせるようゆっくり考えていきたい︑とのことでした︒Q.高等部についてどう感じられましたか?
最初は︑とにかく自由な学校︑しかも﹁放任﹂に近い自由という印象でした︒しかし︑次第にその自由は一人ひとりの教師︑生徒が考えた上の自由なのだと思うようになりました︒Q.いちばん印象的なことは何ですか?
いろいろ悩み苦しんでいるある生徒が宗教主事室に来て︑夜遅くまで話をしたことがありました︒その生徒が大学へ進み︑社会へ出て︑今では家庭を持ち︑元気にしているということ全てが印象的です︒Q.高等部生へ伝えたいことは何ですか?
シンプルな言葉ですが︑悩みがあっても︑夢と希望を持 って︑コツコツ歩んでほしい︑ということです︒
稲津先生は︑目立つお仕事ではありませんが︑長年に渡りカウンセリングにも関わられました︒近年ようやく心の問題が一般的になりましたが︑生徒の悩みを知ってもあまり他の人にも話せず苦しい想いもされたそうです︒今後は︑野外散策を通して︑生き物との出会いを︑また家族との時間を楽しんでいきたいと語ってくださいました︒稲津先生に︑高等部生に向けて︑お話をうかがいました︒Q.高等部にお勤めの間︑高等部について感じられたことは何ですか? 勤め始めの頃︑総会で制服が廃止されたり︑関関戦が復活したりと︑勢いのある時代でした︒自治意識も高く︑とても﹁大人﹂に見えました︒最近は教師主導でいろいろなことが動くようになって︑生徒が幼くなっているようにも見えます︒Q.理科の教師としていちばん伝えたいことは何ですか?
もともとは生物専門というわけではなかったのですが︑自然や季節の変化︑生きているものにふれることで心動かされ︑生物に関心が持てました︒昔は選択授業で外に出て直接自然に関われたのですが︑生命の不思議な営みに関心を持ってくれればと思います︒Q.教師として高等部生に伝えたいことは何ですか?
いろいろな場面で︑高等部生は皆︑潜在的な能力がとても高いと感じます︒こだわりを持ってとことん究めてほしいと思います︒
芸術鑑賞
十一月二十二日︑高中部礼拝堂で全校生徒を対象にした文楽︵人形浄瑠璃︶鑑賞会が開催された︒二○一○年度︑関西学院大学は国立文楽劇場と相互連携協力協定を結んでおり︑この鑑賞会も連携行事のひとつとして開かれた︒ 鑑賞会に先立ち︑クリスチャンでもあるコーディネーターの義太夫・豊竹英大夫氏が︑同月十二日チャペル・トークのために来校︒自身のキリスト教体験をもとに﹁神は背負い切れない艱難を背負わすことがない﹂という信条をあかされ︑また当日鑑賞する﹁傾城阿波の鳴門︵けいせいあわのなると︶﹂の中にある﹁父様の名は十郎兵衛︑母様はお弓と申します﹂という有名な義太夫の一節も語られた︒その後︑九百人の全校生で︑この一節を唱和︒チャペル内には義太夫が鳴り響くこ ととなった︒生徒達にとって文楽は近しいものとなり︑英大夫氏のチャペル・トーク終了後は︑自ずと生徒達の拍手喝采も鳴り響いた︒ 鑑賞会当日は︑会場に設営された特製舞台で﹁寿式三番叟︵ことぶきしきさんばそう︶﹂と﹁傾城阿波の鳴門/巡礼唄の段︵じゅんれいうたのだん︶﹂が披露され︑演目の間には三業︵義太夫・三味線・人形遣い︶の解説も実施された︒人形遣い解説では︑高等部生三人が壇上にあが り︑実際に浄瑠璃人形を動かすという楽しい体験をした︒ 舞台終了後︑再び英大夫氏が登場し︑﹁日本の古典芸能について知識がない人が多いなか︑今日のことを心に刻んで財産にしてほしい﹂とのメッセージを全校生に送った︒留学生 帰国の途に
前号で紹介した留学生のうち︑マハランギ君は七月にニュージランドに帰国したが︑入れ替わるように九月にオーストラリアのブリスベンから
James君がやって来た︒彼の母親は学生時代日本への留学を経験され︑とても日本に関心があり︑また水泳部員として試合に出場するなど活躍した︒ 四月から在籍しているアウグスト君︑フィルダウス君︑ヴィダル君たちもすっかり高等部生活に馴染み︑文化祭でESSの部員たちと共にカフェを出したり︑中国からの訪日団が来校したときにはエスコートを手伝ってくれたりと学校行事にも積極的に関わるなど︑高等部の国際交流にも大いに貢献してくれた︒来日時には片言だった日本語も︑今ではプレゼンテーションをしたり︑上手に敬語を使うなど驚くほどの上達を見せた︒そのような彼らも今学期に留学を終え︑いい思い出を胸にそれぞれの国に帰国した︒
●数学研究
この一年は数学上の優れた発見が続きました︒高校生による発見の秘訣は他の研究者が考えていないテーマを世界最初に研究することです︒業績としては︑セルビア国立研究所の雑誌Vismathに﹁双方向ヨセフス問題﹂の論文が掲載され︑日本折り紙学会の学会誌では﹁折り紙で作るコ ップの最大体積問題﹂︑ゲーム学会誌に﹁不等式を満たすニム﹂の掲載が決まっています︒これらのテーマを扱ったのはすべて私たちが世界最初です︒またカナダの高校生対象の科学コンテストで四年連続の1st.prizeを得ました︒また文部科学省より研究費として五十万円を支給されました︒来年度も支給される予定です︒秋季
宗教運動
十月十八日〜二十一日︑秋季宗教運動が行われた︒主題は「与えられた命を生きる」︒全校礼拝では︑キリスト教音楽コンサートとして︑野中宏樹先生︵鳥栖キリスト教会牧師︶から︑先生のオリジナル曲の演奏を中心にメッセージを頂いた︒特にお子さんが保育園で覚えてきたステキな言 葉﹁お隣しよう﹂という言葉から作られた﹁お隣しよう﹂という歌が演奏された際には︑初めて聞く歌であるにも関わらず︑チャペルが揺れんばかりの大合唱となった︒ また︑学年礼拝では︑榎本 恵先生︵アシュラムセンター主幹牧師︶から︑沖縄県伊江島で﹁沖縄のガンジー﹂と言われた阿波根昌鴻さんについて︑あるいは﹁サマリヤ人病院精神科デイケア﹂で出会った統合失調症の方々と作られ た﹁私に似た花 それはきっといい花だろう﹂という詩集についてメッセージを頂いた︒野中先生が出会われた野宿を余儀なくされている方々︑知的障がい者のゆかりちゃん︑ フィリピンのスラム街の貧しい子どもたちの人生を通して︑あるいは︑榎本先生が出会われた占領下の沖縄の小さな島で︑キング牧師よりも早く﹁非暴力﹂という形の運動を辛抱強く続けられた阿波根昌鴻さん︑サマリヤ人病院の統合失調症の方々︑またその方々と真剣に向き合う職員の方々の人生を通して︑「与えられた命を生きる」ことを生徒たちは学んだように思う︒
︵宗教主事
松隈 協︶
●グリークラブ
去る二〇一一年一月三〇日︑川西市みつなかホールにて︑三年生のフェアウェルコンサートとなる第四八回ファミリーコンサートが開催されました︒当日︑寒い中︑会場には大勢のお客様がお越し下さり︑私たちの演奏を聴いて下さいました︒そのお客様︑そしてコンサートを支えて下さったすべての方々に感謝したいと思います︒ 第六三代グリークラブは昨年二月の活動開始以降︑コンクールを始め︑各コンサート や教会での演奏︑文化祭やクリスマス︑またデイケアサービスでの演奏等︑実に多彩な活動をすることができました︒これらの活動を通して︑音楽面のスキルだけでなく︑人間的にもひと回り大きくなることができたと思います︒そして︑年間の練習や演奏活動にはいつも︑部員達の笑顔がありました︒ 翌日から︑第六四代グリークラブが始動いたしました︒引き続きより良いハーモニーを求めて活動を続けてまいります︒今後ともご支援︑ご声援をよろしくお願い致します︒●
写真部
写真部の三年・冨加見君の作品が︑八月に宮崎市で行われた全国高校総合文化祭写真部門に兵庫県代表のひとつとして出展された︒口蹄疫のため開催が危ぶまれたが︑無事開催され︑撮影会や講演会などの現地での行事にも参加 し︑有意義な経験ができたようだ︒ 文化祭では昨年に引き続き美術部との合同企画として展示を行った︒両部とも八月に愛媛県へ合宿を行っており︑その連携もでき︑見事文化祭での受賞も果たした︒︵二面に関連記事︶
●コンピューター部
部員数が低迷する中ですが︑留学生のフィルダウス君も加え︑パソコン検定や文化祭でのゲーム披露のための技術向上など︑できる限りの活動に取り組んでいます︒文化祭では画像を使ったクイズやIT用語説明の展示のほか︑部員が作った自作ゲームのCDの配布を行いました︒ま
●吹奏楽部
現在︑二年生十一名一年生十五名︑計二十六名で﹁有言実行﹂を目標に活動しています︒七月の吹奏楽コンクール西阪神地区大会において︑銀賞を受賞しました︒十二月に行われた第三十八回兵庫県アンサンブルコンテスト西阪神地区大会においてクラリネット五重奏が金賞︑サクソフォン四重奏が銀賞を受賞し︑一月に行われた第三十八回兵庫県アンサンブルコンテストにおいてクラリネット五重奏が た︑部員が編集した文化祭パンフレットも好評でした︒ 加えて︑今年度は阪急電鉄︑関西学院同窓会の協賛で行われた関西学院上ヶ原レールフェアに参加︒部員が作ったゲームやスクリーンセーバーなどを展示し高い評価をいただきました︒ 来年は部員が三年生しかいなくなります︒新入部員を心よりお待ちしております︒銅賞を受賞いたしました︒ 我々は今︑四月二十三日に行われる第十回定期演奏会︑七月に行われるコンクールに向けて練習に励んでいます︒記念すべき第十回の定期演奏会を絶対に成功させ︑コンクールでもいい結果が残せるようにがんばっていますので︑応援よろしくお願いします︒いつも我々の活動を応援して下さり︑ありがとうございます︒
今後ともご声援よろしくお願いします︒