路面標示における走行速度の変化
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(2) IV-406. 3.速度測定 前記3箇所について、施工前,施工後の普通車・大型車別の速度測定調査を行った。調査結果を下表に 示す。. 単位:㎞/h. 導 施工前 施工後*1 施工後*2 施工前 施工後*1 施工後*2 施工前 施工後*1 施工後*2. 普通車. 大型車. 全 車. 施工後*1:施工直後 導. 流. 速 度 101.7 90.7 98.5 94.9 85.3 91.9 99.5 88.9 96.4. 型. 整. 差*3 △11.0 △ 3.2 △ △. 9.6 3.0. △10.6 △ 3.1. 施工後*2:施工後6ヶ月経過. 型 差*3 △ +. 2.8 1.7. △ +. 1.2 1.8. △ +. 0.7 2.2. 差*3:施工前との対比 整. 施工前 直後 6ヶ月経過. 速. 流. 速 度 94.1 91.3 95.8 86.7 85.5 88.5 92.0 91.3 94.2. 型. %. 4.結. 流. 流. 型. %. 速. 度. 度. 果. 1)導流型 ・施工前後を対比して、普通車,大型車及び全車共に速度が低下している。 ・櫛型路面標示がある事により、無理な車線変更が無くなりスムーズな走行が確保されている。 2)整流型 ・施工前と直後を対比すると、普通車,大型車及び全車共に速度が低下しているが、速度分布形 状としては、速度が高い方向に移行している。 ・施工前と6ヶ月経過後を対比すると、普通車,大型車及び全車共に速度が上昇している ・櫛型路面標示がある事により、無理な車線変更が無くなりスムーズな走行が確保されている。 5.ま と め 導流型(速度超過対策=交通事故対策)及び整流型(速度低下対策=渋滞対策)路面標示を施工した 事により、それぞれ速度低下又は速度上昇が見られるため、有効な対策と考える。 導流型路面標示施工箇所においては、施工後事故は発生していない。 また、整流型路面標示箇所においては、施工後の渋滞は通年と比較して減少している。 主な原因と しては、お盆及び正月の帰省が分散型であったのも事実であるが、櫛型路面標示もひとつの要因ではな かったかと推測される。 今回の櫛型路面標示は、ドライバーの視覚による対策工であるため、 「慣れ」により効果が減少する 事も考えられるため、今後それぞれの箇所での動向を確認いていく。. -813-. 土木学会第56回年次学術講演会(平成13年10月).
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