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スマートフォンを巡る現状 1 スマートフォンの普及状況 (1) 携帯電話出荷台数のうち スマートフォンの占める比率が急速に上昇を続け 2013 年度には80% 近くまで達するとの見通しもある スマートフォン国内出荷台数の推移 予測 5,000 4,500 4,000 3,500 3,000 2,50

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(1)

スマートフォン安心安全強化戦略

~スマート ユース イニシアティブ~

平 成 2 5 年 9 月 1 7 日

総 務 省 総 合 通 信 基 盤 局

電 気 通 信 事 業 部 消 費 者 行 政 課

資料2

(2)

1

スマートフォンを巡る現状

1 (1) 携帯電話出荷台数のうち、スマートフォンの占める比率 が急速に上昇を続け、2013年度には80%近くまで達すると の見通しもある。 (4)青少年の所有する携帯電話 に占めるスマートフォンの割合 (内閣府調査 2012年11月) ・高校生 55.9% ・中学生 25.3% ・小学生 7.6% 【スマートフォン国内出荷台数の推移・予測】 【携帯電話契約数とスマートフォン契約数の推移・予測】 (2) スマートフォンの契約数も増加しており、2013年度末の 携帯電話契約数に占めるスマートフォン契約数の割合は 5割程度になると予想される。 (3)携帯電話契約者数に占める スマートフォン契約者数の割合 ・米国 50% (2012年5月) ・韓国 48% (2012年2月) ・英国 51% (2012年第一四半期)

スマートフォンの普及状況

110 234 855 2,417 2,972 3,240 3,530 3,560 3,670 3,750 3,479 3,210 2,909 1,857 1,209 980 840 770 710 650 3.1% 6.8% 22.7% 56.6% 71.1% 76.8% 80.8% 82.2% 83.8% 85.2% 0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0% 70.0% 80.0% 90.0% 100.0% 0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 3,500 4,000 4,500 5,000 08年度 09年度 10年度 11年度 12年度 13年度 14年度 15年度 16年度 17年度 スマートフォン出荷台数 フィーチャーフォン出荷台数 スマートフォン出荷台数比率 (万台) 3,589 3,444 3,764 4,274 4,181 4,220 4,370 4,330 4,380 4,400 (予測) (予測) (予測) (予測) (予測) ※ 株式会社MM総研調べ(13年度以降は予測値)「2012年度通期国内携帯電話 端末出荷概況」 (2013年5月9日) )。いずれも国内メーカー製品・海外メーカー 製品を含む。PHS・タブレット端末・データ通信カード・通信モジュールは含まない。 120 315 955 2,568 4,337 5,915 7,112 8,034 8,778 9,383 10,172 10,212 9,957 8,736 7,324 6,078 5,137 4,431 3,874 3,427 1.2% 3.0% 8.8% 22.7% 37.2% 49.3% 58.1% 64.5% 69.4% 73.2% 0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0% 70.0% 80.0% 90.0% 100.0% 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 09年3月末 10年3月末 11年3月末 12年3月末 13年3月末 14年3月末 15年3月末 16年3月末 17年3月末 18年3月末 スマートフォン契約数 フィーチャーフォン契約数 スマートフォン契約比率 10,292 10,527 10,912 11,304 11,661 11,993 12,249 12,465 (万件) 12,652 12,810 (予測) (予測) (予測) (予測) (予測) (予測) ※ 株式会社MM総研調べ(M&D Report(2013年5月号))(13年3月末は予測値。 PHS・タブレット端末・データ通信カード・通信モジュールは含まない。)

(3)

利用者視点を踏まえたICTサービスに係る諸問題に関する研究会

【構成員】 堀部 政男(座長) 一橋大学名誉教授 國領 二郎 慶応義塾大学総合政策学部教授 相田 仁(座長代理)東京大学工学系研究科教授 長田 三紀 全国地域婦人団体連絡協議会事務局次長 岡村 久道 弁護士 国立情報学研究所客員教授 野原 佐和子 イプシ・マーケティング代表取締役社長 木村 たま代 主婦連合会 藤原 まり子 博報堂生活総合研究所客員研究員 清原 慶子 三鷹市長 別所 直哉 インターネットコンテンツセーフティ協会理事 桑子 博行 安心ネットづくり促進協議会調査企画委員会副委員長 松本 恒雄 一橋大学大学院法学研究科教授 ○ 近年のインターネット・携帯電話の発展普及に伴う諸課題について、利用者視点を踏まえながら、関係者間で、速やかに具体 的な対応策を検討するため平成21年4月から開催。 ○ 平成24年1月から「スマートフォンを経由した利用者情報の取扱いに関するWG」を設置し、検討。 同年8月、提言(「スマートフォン プライバシー イニシアティブ」)を公表。 ○ 平成24年12月から「スマートフォン時代における安心・安全な利用環境のあり方に関するWG」を設置し検討。平成25年9月、 提言(「スマートフォン安心安全強化戦略」)を公表。 主査 堀部 政男 一橋大学名誉教授、 主査代理 新美育文 明治大学教授、 新保史生慶應義塾大学教授 スマートフォン時代における安心・安全な利用環境の在り方に関するWG 【背景・目的】 ○ スマートフォンの急速な普及に伴い、利用者情報がインターネット等を通じグローバルに蓄積・流通する場合が増加。利便性が高くニーズの高い サービスの提供が可能となる一方、その実態を利用者が十分に把握することが困難となり、自らのコントロールできる範囲を超えた利用者情報の蓄 積・流通・活用への懸念が高まっている ○ スマートフォンが幅広い利用者に普及する中、通信料金体系や速度表示、セット販売の在り方、電波や端末の品質、契約時の説明等についての苦 情・相談が増加しており、様々なアプリ利用に伴う新たな課題への対応も求められる等、安心・安全な利用環境の整備の必要性が高まっている。 【検討事項】 (1) スマートフォンにおける利用者情報に関する課題への対応 (2) スマートフォンサービス等の適正な提供の在り方 (3) スマートフォンのアプリ利用における新たな課題への対応

平成25年9月、

「スマートフォン安心安全強化戦略」を公表

(4)

3

スマートフォンを巡る課題と対応

3 ○ スマートフォン上の多様な利用者情報(電話帳、位置 情報、アプリ利用履歴等)を、利用者に十分な説明がない ままアプリケーションが収集し、第三者に提供する場合 があり、利用者のプライバシー上の不安が拡大 ○ 2012年8月に公表した提言を踏まえ、アプリケーショ ン提供者による「プライバシーポリシー」(取得する利用者 情報の項目・利用目的・第三者提供の有無等を記載)の作成・ 公表を推進 ○ 近年、スマートフォン等の急速な普及に伴い、「携帯 電話サービス」や「モバイルデータ通信サービス」に係 る苦情・相談が増加 (ベストエフォートの通信速度と実効速度の乖離が大きい、2年縛りサー ビスの更新月を通知すべき 等) ○ 併せて、「光ファイバ」に係る苦情・相談も増加傾向 (電話での勧誘が執拗である、契約解除しやすいルールとすべき 等) ○ ソーシャルメディアの利用が青少年にも拡大し、安 易に個人情報を公開してしまい、犯罪被害やネット 上の炎上に巻き込まれてしまう場合がある 1 利用者情報の取扱い(プライバシー) 3 青少年の利用環境整備 2 適正なサービス提供 ・ 利用者等の安心感を一層高めるため、プライバシーポリ シーの表記とアプリケーションの実運用状況を第三者が検 証する仕組みを整えるべき旨を提唱 ・ 第三者検証の仕組みとして ① 多数の民間事業者がサービスとして提供可能な仕組 みとすべきことを提言。 ② 検証者が共通的に利用できる検証基準を提示する ・ 通信速度の広告表示等について、実測値を表示・併記す る等、利用者に分かりやすく情報提供する ・ 期間拘束・自動更新契約について、更新月をプッシュ型 で通知する等利用者に分かりやすいサービス設計を推進。 ・ 電気通信事業法における消費者保護ルールの見直し等 制度的な対応の検討に着手する 等 ・ 高校生等におけるソーシャルメディアの利用における留 意事項をまとめたガイドラインの策定を促進する 等 (1)アプリケーションの第三者検証の在り方 - スマートフォン プライバシー イニシアティブⅡ - (2)電気通信サービスの適正な提供の在り方 - CS適正化イニシアティブ - (CS: Consumer service/satisfaction) (3)青少年のソーシャルメディア等利用環境整備 - スマート ユース イニシアティブ - 《現状・課題》

(5)

4

スマートフォンのアプリケーション利用における現状と課題

○ ソーシャルメディア は、利用者が情報を発信し、形成していくことにより利用者同士のつながりを

促進する様々なしかけが用意されており、互いの関係を視覚的に把握することができるのが特徴。

スマートフォンのアプリケーションとして特徴的に普及したコミュニケ-ションアプリは、従来の

SNSにくらべ、中学生・高校生への普及が顕著。

※アンケート調査結果

【コミュニケーションアプリ】

「コミュニケーションアプリ」:スマートフォンのアプリケーションとして特徴的に普及したコミュニケーション機能を有するアプリ。利用者間の無料通話やメッ セージのやりとりなどが可能となる。 「SNS」:PC等での利用を含むコミュニケーション機能を有するサービス。

【SNS】

ソーシャルメディアの利用動向

(ソーシャルメディアの例)

・コミュニケーション機能を有するアプリ等

・ゲームや動画投稿サイト

(6)

5

スマートフォン時代に適応したフィルタリング環境の整備

(1) スマートフォンにおけるフィルタリングに対する現状と課題 ・ 無線LAN経由の接続やアプリに対する端末でのフィルタリングは、事業者において仕組みを整えつつある ・ フィルタリングがかからない場合があることについて、その認識は青少年(6割)や保護者(4割)と低い一方で、 低年齢層ほどその利用が広がる傾向にあり、青少年が様々なリスクに直面する可能性から、早期の対応が必要 (2) 青少年に大きな影響を有するアプリのフィルタリングに関する課題 ・ フィルタリングの推進とともに、第三者機関による認定によるフィルタリングサービスが反映されるべき ・ スマートフォンの普及により利用が伸張しているアプリにおいては、第三者機関の認定を受けていないものも存在

【スマートフォンの普及に伴うフィルタリング環境】

(1) 携帯電話インターネット接続役務提供事業者 ・ 新規契約時の説明等の徹底(店頭におけるフィルタリングの現状やリスクとその対応、カスタマイズ機能の説明) ・ 既存契約者への周知の徹底(フィルタリングアプリの利用の周知と店頭でのサポート) ・ フィルタリングの利用者の把握(スマートフォンにおけるフィルタリングの実利用者数の把握) (2) 第三者機関 ・ 独立性・中立性を維持しつつ、社会情勢等の変化を踏まえ、多くの関係者の参加が得られる形での適正な運営 (3) アプリケーション提供事業者、コンテンツ配信事業者 ・ フィルタリングに関する仕組みへの対応(フィルタリングと第三者の認定による閲覧制限対象を最小限に留める) ・ 利用者の年齢認証の取組 ・ 個人間メッセージの内容確認 (4) 保護者・青少年 ・ フィルタリングに関する知識(フィルタリングかかからないリスクとその対応、カスタマイズ機能の活用)の正しい理解

【スマートフォンのフィルタリング環境の一層の整備のために必要な対応】

(7)

6

スマートフォン

携帯電話事業者のネットワーク(3G等) ブラウザによる閲覧 以下の2つの課題に対応するため、端末にフィルタリングソフトをインストール ① 無線LAN経由によるインターネットアクセスの場合の閲覧制限 ② 青少年に有害なアプリの起動制限 無線LAN フ ィ ル タ リ ン グ サ ー バ ー アプリのダウンロード safari Internet Explorer 等 携帯電話事業者のネットワーク(3G等)

従来型携帯電話端末

(フィーチャーフォン) ブラウザによる閲覧 ・携帯電話事業者のブラウザ (iモード、Ezweb、Yahoo!ケータイ) ・PCサイトブラウザ ※ただしアプリについては、フィルタリング機能なし

(参考)従来の携帯電話とスマートフォンにおけるフィルタリング

(8)

7

(参考)スマートフォン時代に適応したフィルタリング環境の理解

【無線LANを利用しているかどうか】

○ 中学生・高校生の8割以上が無線LANを利用している一方で、無線LAN利用時にフィルタリング

がかからない場合があることについて、中学生・高校生の認知度は約6割に留まる。さらに、中学

生・高校性の保護者の認知度は4割前後まで下がる。

※ アンケート調査結果をもとに総務省作成 【「無線LAN利用時にフィルタリングがかからない場合が あること」を認知しているかどうか】

(9)

8

(参考)フィルタリングの実施方法

ブラウザから

Webサイトを閲

アプリから

サービスを

利用

メールの利用

不法

薬物

自殺

出会い

暴力・恐怖

ポルノ

裏情報

セキュリティ

翻訳・キャッシュ

コミュニケーション

ギャンブル・宝くじ

飲酒・喫煙

成人娯楽

主張

ショッピング

懸賞・副収入

趣味・娯楽

アプリ提供者が

第三者機関

による認定を

受けたサイト・アプリ

(青少年が安全安心に利用できるた め、個人間通信のモニタリング等必要 な措置を講じているサイト等を認定)

(保護者の同意の下で)

利用者が個別に

カスタマイズ機能を

用いて閲覧可能とした

サイト・アプリ

スマートフォンによる インターネットの利用形態 特定分類アクセス制限方式 によるフィルタリング

下記のとおり、個々のサイト・ アプリをカテゴリ別に分類 ※ 一般社団法人モバイルコンテンツ審査・ 運用監視機構(EMA)等

閲覧可能

ただし、閲覧不可のサイト・ア プリでも、下記の場合は閲覧 可能となる

(10)

9

ソーシャルメディアガイドラインの普及促進(1)

○ 青少年におけるソーシャルメディアの利用が拡大しているが、その利用の容易さや簡便さに

よって、その影響やリスクを考えることなく、自分の行動や居場所、自分や他者のプライバシーに

係る情報を安易に発信してしまい、犯罪被害やネット上の炎上に巻き込まれてしまう場合がある

また、個人情報を公表しないつもりでも、ソーシャルメディアに登録されている情報やその他の

関連情報を組み合わせることで、個人が特定されてしまい、深刻な炎上被害につながる場合も

ある

ソーシャルメディアガイドラインの普及促進

○ ソーシャルメディアとの接触機会や場面が増加(つぶやき)

○ 検索ツールやまとめツールの充実(まとめサイト)

○ 炎上までの時間は短縮傾向(伝達速度が加速化)

○ 深く考えずに個人情報を公開してしまう

【ソーシャルメディア上で炎上事例が発生しやすい背景】

○ 自身の情報の公開によるリスク(個人情報の安易な公開)

○ 他者への被害(他者への誹謗中傷)

→トラブルの記録が永遠にネット上に残り、将来(進学・就職等)で自身が不利益を被るおそれ

【ソーシャルメディアをめぐるトラブル】

9

(11)

10

ソーシャルメディアガイドラインの普及促進(2)

10

○ 多くの企業・大学等において、ソーシャルメディア利用における注意を促すためのガイドライン

を策定。

○ 高校生においては、スマートフォン・ソーシャルメディアともに利用が進んでいるものの、学校に

おけるソーシャルメディアガイドラインの策定は進んでいない。

★ 法律や規約等を遵守する。 ・・・・・・他者の権利を侵害しない、サービスの利用規約をよく理解するなど ★ 誹謗中傷や差別的な発言をしない。 ・・・・・・公序良俗に沿った発言をする、他者を傷つける発言をしないなど ★ 守秘義務のある情報を漏らさない。 ・・・・・・職務上知り得た秘密を発信しない、発信する前に機密性を確認するなど ★ 自分や他者のプライバシー保護する。 ・・・・・・個人情報を開示した場合の影響を考える、本人の承諾なく個人情報を発信しないなど ★ 一度発言・発信した内容は完全に取り消すことはできないことに留意する。 ・・・・・・自分で削除しても完全に削除することはできない、自分の意思に関わらずに拡散してしまう可能性があるなど ★ 正確な情報を発信する。間違いがある場合は訂正する。 ・・・・・・虚偽や不確かな情報を発信しない、間違いに対しては訂正や謝罪を行うなど ★ 個人を尊重する。 ・・・・・・他者の考えを尊重する、自分の考えを押しつけないなど ★ 自分の行為が自分や他者の将来に重大な影響を及ぼす可能性があることに留意する。 ・・・・・・自分の行為が家族や友人に影響を与える可能性がある、過去の発言が将来の不利益をもたらす可能性があるなど

ソーシャルメディアガイドラインの主な記載項目

10

(12)

11

(参考)聖心女子大学におけるソーシャルメディア扱いのガイドライン

(出典)「聖心女子大学におけるソーシャルメディア扱いのガイドライン」から抜粋 ○ ソーシャルメディアの利用における情報の扱い 【・貢献できる参加者になる ・よく考えてから投稿する ・発信内容は、将来まで影響する】 ◎機密性の保持・・・・・・・・・・守秘義務のある情報や私的な情報について、Web上に発言してはいけません。どの程度機密性がある情報なのか、発言・ 投稿する前によく考えてください。 ◎プライバシーを保護・・・・・・ソーシャルメディア上で、本人の許可なく他人の個人名や写真をもちいた議論を行ってはいけません。あなたが公共の場で 表現しないようなことは、Web上でも同じように表現してはいけません。 ◎間違いを正し明記する・・・もしあなたが誤った内容を発信してしまった場合は、それを認め、先手を打って素早く訂正してください。ブログに記事を載せ た場合、あなたは先に掲載した記事自体を修正しようとするかもしれません。しかし、修正以前の古い記事をそのまま保持し ている人もいます。訂正したことを明記することが賢明です。 ◎他者に敬意を払うこと・・・よくない行動について議論する、あるいは特定の考えや人物を批判する場合、他者に配慮することを十分に心がけて下さい。 ◎偽名を使わないこと・・・・・誰か別の人になり済まさないこと。匿名による発言であっても、追跡ツールを用いれば、誰が発言を行ったか特定することがで きます。 ○ ソーシャルメディアにおける安全性とプライバシーの保護について インターネットは世界中の利用者に開かれています。しかし、扱いを間違えると危険に遭遇することもあります。また、被害者ではなく、知らないうち に加害者になっている場合もあります。ソーシャルメディアのチャンネルを使用する際には、次のようなことを自問するようにしてください。  あなたのプロフィールや個人的な情報、写真を閲覧されないよう、限定公開やプライバシー保護の設定をしましたか?  個人情報がどのように悪用される可能性があるか考えたことがありますか?  大切な人が、あなたのことを、あなたが公開した記事や写真をもとに評価しても、大丈夫ですか?  情報は公共の場で披露しても大丈夫な内容ですか?  インターネットに発信した情報は取り消すことが困難なことを知っていますか?  自分以外の写真や情報に関して投稿する際、きちんと許可を取っていますか?  スパイウェアやインターネットウィルスから保護するためのソフトはインストールされていますか? ○ 大学名を明示してインターネット上に発信する場合の注意事項・遵守事項 ◎発信に際して ・正確な情報発信に努めること ・発言が偏らないよう注意すること ◎ソーシャルメディアサイトを立ち上げる場合 ・承認を求めること ・責任を持つこと ・管理人を決めコメントを監視すること ・聖心女子大学のロゴを無断で使用しないこと (下線部は説明者が付記)

(13)

12

ソーシャルメディアガイドラインの普及促進(3)

○ インターネットは世界中の人が見ています。 ○ 個人情報に関する書き込みはやめましょう。 ○ 学校の名誉や人を傷つける行為は絶対にしてはいけません! ○ 利用しない、見ない、気にしないことも勇気だと知りましょう。 (参考)日本大学第三中学校・高等学校のメディアポリシー

【ソーシャルメディアガイドラインの留意すべき事項】

1 ソーシャルメディアで発言や情報発信をする場合は、発言や発信をする前に、自分の発言や発信がトラブ

ルにつながる可能性がないか、誰かを傷つけたりする可能性がないか「もういちど考える」ことを心がけること。

軽率な行為・行動が、自分又は他者の将来に重大な影響を及ぼす可能性があることを認識すること。

2 現実の社会において許されない行為・行動や好ましくない行為・行動は、ソーシャルメディア上においても

許されないこと、同じ行動であっても、その影響は現実社会以上に大きい場合があることを認識すること。

3 トラブルに巻き込まれてしまった時、又はそのおそれがある時には、教師や保護者にすぐに相談すること。

○ ソーシャルメディアガイドラインの普及を促進するに当たっては、高等学校等においてガイドラインを作成する

場合に留意すべき事項を整理することによる支援によって、自ら考え、自ら理解できる、実効あるガイドラインと

することを支援することが重要。

生徒のソーシャルメディアの利用は“自己責任”であると考えます。その利用に際し、学校としての基本的な 考えを明確に示し、理解を求めるものとします。 ○ 情報教育と保護者勉強会には参加しましょう! ○ 携帯電話における保護者の三大責任を理解してください。 ○ 困ったときはみんなで話し合いましょう。 ○ 私たちが考える本当のコミュニケーションは“FACE to FACE”で! 12

(14)

13 1 これは私が契約した携帯です。 2 パスワードは必ず私に報告しなさい。 3 鳴ったら出なさい。礼儀良く「こんにちは」と言いなさい。発信者が「ママ」か「パパ」なら必ず出ること。 4 学校がある日はpm7:30に、週末はpm9:00に携帯を私かお父さんに返しなさい。携帯は次の日の朝am7:30まで電源がオフになります。親が直接出る固 定電話に電話できないような友達なら、その子に電話もメールもしてはいけません。 5 携帯はあなたと一緒に学校には行けません。メールをやり取りする子とは直接話しなさい。コミュニケーションは人生で大切なスキルです。 6 万が一トイレや床に落としたり、無くしたり、破損させた場合は修理費用は自己負担です。日頃から準備しておきなさい。 7 このテクノロジーを使って人を騙したり、馬鹿にしたりしてはいけません。人を傷つけるような会話に参加してはいけません。 8 人に面と向かって言えないことをこの携帯を使ってメールしてはいけません。 9 友達の親の前で言えないことを携帯を使ってメールしてはいけません。 10 ポルノは禁止。私とシェアできるような情報をウェブで検索してください。質問があれば、なるべく私かお父さんに聞きなさい。 11 公共の場では電源を切るかサイレントモードにしなさい。 12 他の人にあなたの大事な部分の写真を送ったり、逆にその人の大事な部分の写真をもらったりしてはいけません。いくらあなたが賢くてもそういうこと をしたくなる時期がきます。とてもリスキーなことで、あなたの青春時代・大学時代・社会人時代を壊してしまう可能性だってあります。インターネットはあ なたよりずっと巨大で強いのです。 13 写真やビデオを大量に撮影しないこと。人生を肌身で感じなさい。あなたの記憶に保存されていきます。 14 ときどき家に携帯を置いてでかけましょう。そしてその選択に自信を持ちましょう。携帯は生き物じゃないし、あなたの一部でもありません。携帯無しで生 活することを覚えてください。流行に流されない器の大きい男になってください。 15 同じような音楽を聴いている大多数の人達と違って、もっと新しい音楽、クラシックな音楽、ジャンルの違う音楽をダウンロードしましょう。あなたの世代は 歴史上最も多様な音楽にアクセスできます。これを活用して、あなたの視野を広げて下さい。 16 ときどき、ワードゲームやパズルゲーム、知能ゲームで遊びましょう。 17 上を向いて歩きましょう。あなたの周りの世界を見ましょう。窓から外を覗きましょう。鳥の鳴き声を聴きましょう。知らない人と会話しましょう。Googleで検 索しないで自分で考えましょう。 18 あなたは失敗します。そのときは携帯を取り上げます。その失敗について一緒に話し合い、そしてまた一からやり直すのです。あなたと私はいつも何 かを学んでいます。私はあなたのチームメイト。一緒に答えを出していきましょう。

(参考)スマホ18の約束(米国)

○ アメリカのあるお母さんが13歳の息子に対し、スマートフォンをクリスマスプレゼントとして渡したときの約束。

(15)

14

スマートフォン時代に適応したリテラシー向上の取組(1)

・ スマートフォンでは様々な事業者が関わっているため、利用者が自ら情報を収集し、高いリテラシーの習得が必要 ・ タブレット端末やゲーム端末等の新たなデバイスの普及を踏まえ、柔軟・効率的かつ機動的な展開が必要 (1) 青少年のインターネット・リテラシーの可視化 ~リテラシー指標の開発と活用~ ・ 青少年に求められるインターネット・リテラシーの的確な把握のための指標(ILAS)を開発 (2) 関係事業者等によるリテラシー向上のための周知啓発活動 ・ 携帯電話事業者(学校等においてリテラシー向上に向けた取組を実施) ・ サイト監視事業者(大学生から中高生を対象とした周知啓発活動を実施) (3) 地域における自律的な周知啓発活動のための枠組みとその活動 ・ 総務省では、総合通信局等が中心となり、地域の関係者と連携した周知啓発活動を実施

【スマートフォン時代に適応したリテラシー向上に関する現状と課題】

0% 20% 40% 60% 80% 総合 1a:違法情報への対応 1b:有害情報への対応 2a:適切なコミュニケーション 2b:適切な商取引 2c:料金や時間の浪費 への配慮 3a:適切な プライバシー保護 3b:適切なセキュリティ対策 1.インターネット上の違法コンテンツ、有害コンテンツに適切に対 処できる能力 a.違法コンテンツの問題を理解し、適切に対処できる。 b.有害コンテンツの問題を理解し、適切に対処できる。 2.インターネット上で適切にコミュニケーションができる能力 a.情報を読み取り、適切にコミュニケーションができる。 b.電子商取引の問題を理解し、適切に対処できる。 c.利用料金や時間の浪費に配慮して利用できる。 3.プライバシー保護や適切なセキュリティ対策ができる能力 a.プライバシー保護を図り利用できる。 b.適切なセキュリティ対策を講じて利用できる。 テストにより 能力を数値化 s インターネット上の危険・脅威への対応に必要な能力 (有識者検討会において以下の項目に整理) ○違法情報への対応(著作権、肖像権等)(1a.)と料金や時 間の浪費への配慮(2c.)に関する能力が相対的に高い。 ○適切な商取引(詐欺、不適正製品等)(2b.)と適切なセ キュリティ対策(不正アクセス等のなりすまし)(3b.)に関 する能力が相対的に低い。 これらの分野について重点的な啓発が必要 テスト結果の全般的評価 全体平均点 32.8点/49点 (約67点/100点) 67% 75% 66% 72% 55% 75% 66% 59% 適切な商取引(詐欺、不適正製品等) 適切なセキュリティ対策 (不正アクセス等のなりすまし) ウィークポイントの 「見える化」 リテラシーを重視すべきポ イントに重点をおいた啓発 活動を展開 例えば・・・ 【地域連携体制】

(16)

15 (1) インターネット・リテラシー指標(ILAS)の更なる展開 ・ ICTサービスの登場や普及度合い等を踏まえたインターネット・リテラシー指標(ILAS)の柔軟な見直し ・ インターネット・リテラシー指標(ILAS)の多様な年齢層への展開 (2) 地域における自律的な周知啓発活動の展開 ・ 地域における自律的・分散的な周知啓発の枠組みの構築(地域の核となり人材や組織を中心とし、地域の顕在 的・潜在的なニーズに応じたリテラシー活動が展開できるための環境づくりが重要) ・ インターネット・リテラシー指標を核とした地域活動の展開 (3) リテラシーの向上に関する国際的な調和の推進 ・ インターネット・リテラシー指標(ILAS)の国際的展開 ・ 民間団体等におけるリテラシー向上の取組の連携

【地域の自主的なリテラシー向上活動の展開】

【ILASモデル校における対応フローのイメージ】

モデル校 を選定 ILASによる リテラシーの 可視化 大学生によ る啓発講座 ILASによる リテラシーの 可視化 (効果測定) 定着度の 測定テスト

スマートフォン時代に適応したリテラシー向上の取組(2)

(17)

16

【地域】

総務省

地域における草の根的な連携体制

事業者

(キャリア、ISP事業者、端末メーカー、フィルタリング 事業者、コンテンツ・アプリ事業者、OS事業者)

有識者

自治体

PTA

教育委員会

小・中・高等学校 保護者 教職員

安心ネットづくり

促進協議会

・保

消費者団体

普及啓発活動を 行っている団体等 セミナー、シンポジウム等(e-ネットキャラバンを含む。)の開催 普及啓発活動を積極的に行っている団体、有識者やNPO等 連携強化 参加呼びかけ

勉強会・セミナー等 の開催支援・調整 パンフレット等資料提供 体制整備 や運営の 支援 セミナー等 による周知 資料配付

(参考)地域における連携体制の構築と普及啓発活動の展開

参照

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