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雅 弘

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Academic year: 2021

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体験から言葉を育てる教師の支援の在り方一幼小接続期における生活科を中心に一

学校教育専攻

スコ

発 子 関習 誉 学 a

A

総 秦

1 問題の所在

現代社会において言葉はその一つ一つが本来 の意味から南街も、より抽象的になり形骨刻七して いる。子どもは形骸化された言葉が満ちあふれ る中で育ち、自分の言葉を持っていないのでは ないれ子どもが体験キ経験から自分の言葉を 獲得し、自分の思いや考えを表現できるように 育てていくことは今日の重要な課題である。

段差がある幼稚園教育と小学校教育を、なめ らかに樹売していくことも今目的な課題である。

そこで鍵を握るのが、体験や活動を重視する生 活科である。生活科では気付きの質を高めるこ とが積年の課題となっているo 気付きの質を高 めていくためには、言葉を育てていくことが深 くかかわる。小学校1年生は、文字言語を初め て学習する。「第2の言語の瀦辱期jともよべる 言葉の発達の上でも重要な時期でもある。

2 研究の目的とか法

子どもの発達や成長は間断なく連続している。

本研究では、小朝交入学の4月から夏科撲日 に入る 7月までを、幼稚園教育からの接続の時 期と捉え、幼イ犠続期とする。

本研究の目的は、体験から言葉を育てる貌市 の支援の在り方を明らかにすることである。

研究の方法は、文献研究及び先行研究、それ らをもとにしたモデ〉レの開発と事例分析である。

具体的には、文献をもとに、幼小接続期の子 どもの言葉の発達、体験と言葉の関係について

指 導 教 員 村 )11 雅 弘

考察する。また、体験を基盤にすえた学習過程 の先行研究から、体験と学びの関係、体験と気 付きの関係を考察する。それらをもとに、体験 から言葉を育てる貌市の支援の在り方を明らか にする指針としてのモデルを開発する。そして、

幼小接続期の生活科の実践事例をそデ〉レで分析 し、モデルの適応性の検証を行うとともに、体 験から言葉を育てる教師の支援の一つの在り方 を明らかにする。

3 幼小接続期の子どもの言葉の発達

岡本夏木(1985)は、小学校1年生を、文脈 を共有している親しい人と交わされる、具体的 な話し言葉「一次的ことばJから、言葉の文脈 を共有しない不特定多数の人とも通じる、抽象 的な事象も含む話し言葉や書き言葉「二次的こ とば」への質的転換の時期だとしている。幼児 期から発達してきた「一次的ことばJに「二次 的ことばjを重層的につないで、いく必要がある。

それには、体験や活動の中で、獲得が困難な書 き言葉も含めて「一次的ことばJ と「二次的こ とばjが混在して使われる生活科において、体 験から言葉を生み出す積み重ねを行うことが有 効である0

4 体験と言葉の関係

言葉を育てるということは、「自分の言葉」

で表現できる子どもを育てることである。「自分 の言葉jの源である本能的な欲求による自己表 現を大事にしながら、体験したことを、経験や

ワ 山

(2)

知識と関連付けて「自分の言葉Jをつくること ができるように、考旭市が支援する必要がある。

しかしただ体験したのでは「自分の言葉」を得 ることはできない。体験で得た気付きを価値付 け、意味付けていくことが必要で、あり、気付き を言葉にしていくことが、体験と言葉をつなぎ、

体験と学びをつなぐことになる。

先述の岡本の言葉の発達論を基盤にすえ、

DA.コノレブ (1984)の研究をもとにした後小路 肖美(1993)の論を主に援用し、体験から言葉 を育てる耕市の支援の在り方を明らかにする指 針として、「体験から言葉を育てる学びのプロセ スモデ〉レ」を開発した。

高次体験

このモデ〉レは子ども一人ひとりの中で、体験 から言葉を育む学びのプロセスを示したもので ある。各段階を結ぶ矢印は、子どもの心の動き、

思いである。子どもが向き合う「対象jを主軸 として、「体験Jから「一次自信語化J

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二次的 言語化J

r

高次的意識化J

r

高次体験」と体験が 言語化され対象への意識が高まってし、くプロセ スと、「気付きJの関係を表している。「体験か ら言葉を育てる学びのプロセスモデ〉レ」は一つ のプロセスで、終わるので、はなく、「高次体験jは、 新たなフ。ロセスモテソレの「体験Jとなってしてo そして各段階へ進む中の「かかわり① ④」 に おいての教師の支援が、体験から言葉を育てる ことにつながる口

5 体験から言葉を育てる教師の支援の事例分 析

「体験から言葉を育てる学びのフ。ロセスモデ ノレjを通して、幼

/ J

移譲ヂ訓の生活科におけるア サガオの和音活動の実践事例を分析した。その 結果、子どもの「自分の言葉」の獲得や気付き の質の高まりに教師のどんな支援があったか、

「体験から言葉を育てる学びのプロセスモデ ノレjにおいて、明確に説明することができた。

「体験から言葉を育てる学びのプロセスモデ ノ

レJは、各プロセスが積み重なって発展してい くことも明らかになったo

6研究のまとめと今後の課題

「体験から言葉を育てる学びのプロセスモデ ノレjの開発と事例分析によって、体験から言葉 を育てる税市の支援の在り方の一考察をした。

「一次的ことばjと「二次的ことば」をし、かに つなぐか、「自分の言葉Jを得るために気付きの 質をし、かに高めるカ等、教師の支援の一つの示 唆を得ることができた。

今後の課題として、まずこのモデルによる事 例分析の積み重ねとモデルの改良が挙げられる。

次にモデ〉レをもとに、幼/J~綴湖の生活科の単 元の見直しが必要である。生活科で体験から育 てた言葉を、国語科の学びにどう関連させてい くか等、生活科と他教科との関連についても明 らか

l

こする必要がある。これは、生活科を核と した小学校1年生の年間を通したカリキュラム づくりにつながるo 就学前の幼稚園教育、小学 校 2年生以降の小学校教育全体とつなげれば、

幼・小通して言葉を育てていくこととなる。

〔主引用文献・参考文劇

岡本夏木 (1985)Wことばと発達l岩波新書

後小路肖美 (1993)

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コノレブの経験学習論に関する研究 (1)一議織学習サイクル論を中心として寸中国四国 教育学会教育学研究紀要第39巻 第1pp.359‑364

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参照

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