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米の消費に関する動向 米の 1 人当たりの年間消費量は 昭和 37 年度をピークに一貫して減少傾向にある 具体的には 昭和 37 年度には 118 kgの米を消費していたのが 平成 28 年度には その半分程度の 54 kgにまで減少 今後 我が国の人口は減少していくとともに 高齢化も進むことから

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(1)

米粉をめぐる状況について

(2)

資料: 総務省「平成28年版情報通信白書」 (2015年までは総務省「国勢調査」、 2020年以降は国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口 (平成24年1月推計)」の出生中位・死亡中位仮定による推計結果)

○ 米の1人当たりの年間消費量は、昭和37年度をピークに一貫して減少傾向にある。具体的には、昭和37年度には118㎏

の米を消費していたのが、平成28年度には、その半分程度の54㎏にまで減少。

○ 今後、我が国の人口は減少していくとともに、高齢化も進むことから、米の消費量も更に減少する見込み。

○米の消費量の推移

○日本の人口推計

○ 米の消費に関する動向

118.3 105.8 93.1 86.2 77.8 73.4 69.9 67.3 63.6 61.0 57.8 54.4 40 50 60 70 80 90 100 110 120 36 41 46 51 56 61 3 8 13 18 23 28 資料:農林水産省「食料需給表」 注:1人1年当たり供給純食料の値である。 (kg(精米))

(3)

○ 水田における土地利用の状況

○ 平成20年以降、主食用米の需要減少分は、飼料用米等の拡大で対応されている。こうした取組を進めることで、水田がフルに活用さ れ、生産者等の主体的経営判断による需要に応じた米生産の推進が期待される。 ※ 水稲、麦、大豆:「耕地及び作付面積統計」、主食用米:「作物統計」、加工用米、飼料用米等:「新規需要米の取組計画認定状況」、備蓄米:穀物課調べ 麦:17万ha 〔25年産〕 水稲作付面積:165万ha 加工用米:3.8万ha 主食用米:153万ha 加工用米:2.8万ha 主食用米:158万ha 加工用米:4.7万ha 飼料用米等:12.5万ha(8.0万ha) 〔23年産〕 水稲作付面積:163万ha 加工用米:3.9万ha 飼料用米等:6.6万ha(3.4万ha) 備蓄米:1.2万ha 〔24年産〕 水稲作付面積:164万ha 主食用米:152万ha 加工用米:3.3万ha 飼料用米等:6.8万ha(3.5万ha) 備蓄米:1.5万ha 〔26年産〕 水稲作付面積:164万ha 主食用米:147万ha 加工用米:4.9万ha 飼料用米等:7.1万ha(3.4万ha) 備蓄米:4.5万ha 〔27年産〕 水稲作付面積:162万ha 主食用米:141万ha 備蓄米:4.5万ha

主食用米:152万ha 備蓄米:3.3万ha飼料用米等:5.4万ha(2.2万ha)

大豆:12万ha

〔28年産〕 水稲作付面積:161万ha

主食用米:138万ha 備蓄米:4.0万ha飼料用米等:13.9万ha(9.1万ha)

加工用米:5.1万ha 〔22年産〕 水稲作付面積:166万ha 飼料用米等:3.7万ha(1.5万ha) 〔21年産〕 水稲作付面積:164万ha 主食用米:159万ha 飼料用米等:1.8万ha(0.4万ha) 〔20年産〕 水稲作付面積:164万ha 主食用米:160万ha 飼料用米等:1.2万ha(0.1万ha) 加工用米:2.6万ha 大豆:12万ha 麦:17万ha 大豆:11万ha 大豆:11万ha 大豆:11万ha 大豆:12万ha 大豆:12万ha 大豆:12万ha 大豆:13万ha 麦:17万ha 麦:17万ha 麦:17万ha 麦:17万ha 麦:17万ha 麦:17万ha 麦:17万ha 麦:17万ha 加工用米:2.7万ha 〔29年産〕 水稲作付面積:160万ha 主食用米:137万ha 備蓄米:3.5万ha 飼料用米等:14.3万ha(9.2万ha) 加工用米:5.2万ha 大豆:12万ha 麦:17万ha 〔30年産〕 水稲作付面積:159万ha 主食用米:139万ha 備蓄米:2.2万ha 飼料用米等:13.1万ha(8.0万ha) 加工用米:5.1万ha 大豆:12万ha ※ 、()は飼料用米のみの面積 2

(4)

米粉用米の生産量・利用量の推移

○ 米粉用米の利用量は、平成24年度以降、概ね2万数千トン程度で推移。生産量は、持越在庫による原料米対応等により、平

成25年産以降、2万トン前後で推移。

○ 民間では、利用拡大に向け、製粉コスト低減の取組のほか、グルテンを使用しない米粉商品の開発、新たな米加工品(米ピュ

ーレ、米ゲルなど)の保湿性や粘性に着目した商品の開発が進むなど、様々な取組を実施。

○ 今後の米粉の利用拡大のためには、このような米(粉)の特徴を活かした魅力ある商品開発と、そういった商品によってアピー

ルしていくことが重要。

新 た な 米 穀 加 工 品 ◆米ピューレ ◆米ゲル ・高アミロース米を炊飯後に高速攪 拌しゼリー状に加工しパン等に 利用 ・加工条件により様々な物性に加工でき、パン・菓子等、多彩な用 途に使用可能 ・老化(時間の経過とともに水分が抜けて堅くなること)しにくいパン の製造や、カロリー低減(卵・油脂の代替利用)が可能 ・米穀を加熱処理した後に、裏漉ししピ ューレ状に加工してパン等に利用 ・乳化剤の代替として利用でき、保湿性 に優れたパンの製造等が可能 米粉のアピール 米粉料理コンテストの様子 官民一体の米粉消費拡大運動 製粉コストの状況 原料価格 製粉コスト等 製品価格 米 粉 50円程度 50~240円 程度 100~290円 程度 小麦粉 50円程度 50円程度 100円程度 (kg当たり) 注1) 米粉は製品販売量(原料玄米ベース。27年度見込み)50トン以上の 主な米粉製造企業、小麦粉は大手小麦粉製粉企業から聞き取った数値。 注2) 米粉原料価格は企業購入価格(平均値)であり、農家出荷価格と は異なる場合がある。 注3) 製品価格(米粉にあっては最高値)は業務用卸値の平均値。

○ 米粉用米の状況

注) 農林水産省調べ(21年度の生産量は計画数量。利用量は需要者からの聞き取り。数値は利用量) 商 品 開 発 油を吸いにくい 唐揚げ粉 グルテンフリーのホームベーカリー用 米粉(左からパン用、菓子用) グルテンフリーパスタ 国産食材(米粉・小麦粉) によるパン : 生産量 : 利用量 0 10 20 30 40 50 21 22 23 24 25 26 27 28 29 千トン 年度

(5)

年度

17年度 ・・・

21年度 22年度 23年度 24年度 25年度 26年度 27年度

米粉パン等導入校数

6,063 ・・・

12,221 16,166 15,954 18,264 19,628 20,601 20,840

給食実施校数

31,662 ・・・

31,001 30,762 28,648 30,295 30,203 30,057 29,930

米粉パン等導入校率

19% ・・・

39%

53%

56%

60%

65%

69%

70%

○ 米粉の需要拡大の取組

注 : 農林水産省調べ 米粉に適した品種の開発 学校給食における米粉利用状況 米粉を利用した新商品 ●ミックス粉 袋の中で材料を混ぜ、電子レンジで加熱 するだけでできるグルテンフリーケーキ のミックス粉。 グルテンフリーケーキミックス ●パスタ用米粉 福井県産「越のかおり」の玄米を使用し たパスタ用玄米米粉。 ノングルテン認証を取得。 4

○ 米粉の需要拡大に向けて、原料用米の生産面では、パンに適した「ミズホチカラ」や麺に適した「越のかおり」等、各地にお

いて加工適性や収量に優れた品種が開発。

○ 需要面では、米粉に適した品種の特性・機能性を活かした新しい商品が開発され始めている。

○ また、学校給食における米粉の利用は、平成17年度の約2割(対給食実施校数)から、平成27年度には約7割(同)まで

増加。

国産米粉100%のパスタ用米粉 ●ミズホチカラ(2011年3月品種登録) 製粉時のデンプン損傷が少ないため膨らみやすく、主食用品種に比 べ2割以上の増収が期待できるパンに適した品種。 [米粉パンの形状比較] 比容積:4.2 比容積:3.7 「ミズホチカラ」 主食用米「あきまさり」 ●越のかおり(2011年2月品種登録) 白米のデンプン成分のうち、炊飯米を硬くするアミロースの含有量が 多く、茹でても溶けにくく、麺離れが良い品種。 [米麺の形状比較] 越のかおり 春陽 (中アミロース)

(6)

もっちりおいしい食感

米粉で作られたパンや麺は、もっちりとしたも

ちもちの食感。

優れたアミノ酸バランス

米粉は、人に必要なアミノ酸のバランスが優位。

・アミノ酸スコア

米 65

小麦 41

※米は精白米、小麦は中力粉の数値。1973年FAO/WHOの評点パターンを 使用。(出展:「食品のたんぱく質とアミノ酸」科学技術庁資源調査所(昭和61 年)) ※アミノ酸スコア 人間が食物として摂取しなければならない「必須アミノ酸(9種)」の各々につ いて、その含量を人が必要とする基準値(評点パターン(FAO/WHO(1973、 1985年))で除して%表示し、その9種のうちの最低値がアミノ酸スコア。9種 全て基準値を満たすと100となる。

低吸油で、さっぱりヘルシー

小麦粉よりも油の吸収率が低く、例えば、天

ぷらを米粉で揚げると、サクサク感が長く継

続。

・油の吸収率

米粉 21%

小麦粉 38%

※鶏もも肉を揚げた時の衣の油吸収率 (出展):

「Oil Uptake Properties of Fried Batters from Rice Flour」 F.Shin and K.Daigle (J.Agric. Food Chem.47(1999))

食料自給率アップ

国産米粉パンを1人が1ヵ月3個食べると、自

給率が1%アップ。

※パンの原料である小麦粉(輸入)を国産の米粉で代替するとし、 パン1個に使用する米粉量を80gとして試算。

○ 米粉の特徴

(7)

フード・アクション・ニッポンの活動の

一環として、米粉の消費を拡大する

ための活動です。米粉に関わる様々

な企業が、「米粉倶楽部」として共に

米粉の消費拡大のための活動をして

いくことで、米粉の認知拡大を図り、

消費量の増大および食料自給率向

上につなげることを目的とします。

○ 米粉倶楽部の活動

◆米粉倶楽部ホームページの充実

米粉倶楽部員数

1,358社

※2018年3月末現在

《広報活動に連動した米粉倶楽部の取組例》

◆ イベント出展

※ 各種イベントにて試食アンケート実施

平成26年9月 「月島もんじゃキャンペーン」にて月島もんじゃ振興協同組合とタイアップ 平成26年11月 「JAPAN FOOD FESTA 2014」ブース出展

平成27年 11月 「JAPAN HARVEST2015」ブース出展

◆ 学校給食関係者、パン・菓子事業者に向けたセミナーの実施

米粉の特性や米粉レシピの紹介、製造技術等についての講習会を実施

◆ 米粉倶楽部レポート

http://syokuryo.jp/komeko/report2013/ ◆米粉倶楽部販促ツールの提供

6

(8)

粉砕装置の種類

粉砕方法

粉の大きさ

特徴

粉砕室内のファンが高速回転し、その中 に原料米が投入され、粉砕室内の内壁に 衝突、あるいは粒子同士が摩擦し粉砕され る。 粉砕された粉は気流にのって排出される。 湿式・乾式粉砕の両方が可能。 直径50~60ミクロン ①微細粒粉の製造が可能 ②製粉ダメージが少ない ③品温が上がりにくい ④回転速度、風速の 調整で粒度調整が可能 ⑤シフターが不要 ⑥粉砕と同時に乾燥が行える ⑦機械設備がコンパクト ⑧少量から大量生産まで対応可能 ⑨金属同士の衝突部がないので金属粉が混入しない 角ピン状の突起物十数本がついた板を 高速回転させ製粉する。 粉砕された粉は、その周囲を囲むスク リーン(篩)を通過し、定められた粒度の粉 が製粉される。 原料米は乾式で行う。 直径70~80ミクロン ①スクリーンの交換で細かい粉から荒い粉まで粉砕が 可能 ②製粉ダメージがややある ③機械設備がコンパクト ④少量生産に向く ⑤微細粒粉には不向き 石臼に原料米を入れ、杵により搗いて循 環しながら粉砕する。 原料米は湿式で行う。 直径60~80ミクロン ①製粉ダメージが少ない ②品温が上がりにくい ③シフターが不要 ④大量生産(100㎏/h以上)に向く ⑤機械設備が大掛かり ⑥機械設備費が高額 ⑦製粉に技術を要する 原料米を一夜ほど水に浸け、その米を水 とともに石臼で水挽きし、細かく挽かれたも のを水とともに布袋に入れ圧縮。 その後乾燥させる。 直径50~60ミクロン ①微細粒の粉が可能 ②製粉ダメージが少ない ③機械設備が大がかり ④機械設備費が高額 ⑤製粉に技術を要する 互いに逆方向に回転する2本のロールの 間に原料を通し、圧縮させ粉砕する。 原料米は乾式で行う。 直径70~100ミクロン ①鋭角的な角を持った粉が出来る ②シフターが必要 ③大量生産に向く ピン式粉砕装置(高速粉砕機) 胴搗式粉砕装置(スタンプミル) 気流式粉砕装置

○ 米穀粉の主な粉砕装置

ロール式粉砕装置 挽き臼式粉砕装置(例;水挽粉砕機)

(9)

○ 米粉用米に対する支援措置

水田を活用して、麦、大豆、飼料用米、米粉用米等の作物を生産する農業者に対し、交付金を直接交付

米粉用米、飼料用米

:55,000円 ~ 105,000円/10a

WCS用稲

:80,000円/10a

麦、大豆、飼料作物

:35,000円/10a

加工用米

:20,000円/10a

生産者に対する支援

○ 米粉用米については、水田活用の直接支払交付金による生産者に対する助成のほか、安定的な供給体制を構築する

ため、加工施設の整備、乾燥調製・集出荷貯蔵施設の整備等の支援を実施。

○ また、官と民が一体となって、「米粉倶楽部」を通じた米粉の認知拡大・消費喚起の取組を実施。

【水田活用の直接支払交付金】

生産者、加工事業者等が整備する機械・施設等に対する支援

米粉用米・飼料用米の生産から米粉・米粉食品、飼料の製造までの施設整備に 対し交付金を交付 (補助率:定額1/2)

予算措置

米粉・飼料製造施設、米粉を原料とした食品の製造、加工施設等への低利融資

フード・アクション・ニッポンの活動の一環として、米粉の 消費を拡大するための活動です。米粉に関わる様々な企 業が、「米粉倶楽部」として共に米粉の消費拡大のための 活動をしていくことで、米粉の認知拡大を図り、消費量の 増大および食料自給率向上につなげることを目的としま す。 【活動内容】 ① 「米粉倶楽部」共通のロゴマークを活用した販売促進 ② 「米粉倶楽部」(ホームページ)を通じた各企業・団体 の米粉に関する活動情報の集約・発信 米粉倶楽部員数:1,358社 ※2018年3月末現在

金融措置

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(10)

水田活用の直接支払交付金の概要

○ 米政策改革の着実な実行に向け、飼料用米、麦、大豆等の戦略作物の本作化を進めるとともに、産地交付金により、地域

の特色ある魅力的な産品の産地の創造を支援。

対象作物 交付単価 麦、大豆、飼料作物 3.5万円/10a WCS用稲 8.0万円/10a 加工用米 2.0万円/10a 飼料用米、米粉用米 収量に応じ、 5.5万円~10.5万円/10a 販売目的で対象作物を生産する販売農家・集落営農

【交付対象者】

【支援内容】

1. 戦略作物助成

<飼料用米、米粉用米の交付単価のイメージ> 注1:数量払いによる助成は、農産物検査機関による数量確認を受けていることが条件 注2:※は全国平均の平年単収(標準単収値)に基づく数値であり、各地域への適用に当たっては 、地域農業再生協議会が当該地域に応じて定めた単収を適用 数量払いの単価(傾き):約167円/kg 助成額 (円/10a) 10.5万 8.0万 5.5万 単収(kg/10a) 682※ 532※ (標準単収値) 382※

2. 産地交付金

○ 地域の作物振興の設計図となる「水田フル活用ビジョン」に 基づき、高付加価値化や低コスト化を図りながら、地域の特色 のある魅力的な産品の産地を創造するため、地域の裁量で活用 可能な産地交付金により、二毛作や耕畜連携を含め、産地づく りに向けた取組を支援 ○ また、取組に応じた配分(下表参照)を都道府県に対して行う 対象作物 取組内容 配分単価 飼料用米、米粉用米 多収品種への取組 1.2万円/10a 加工用米 複数年契約(3年間)の取組 ※継続分のみ。 1.2万円/10a そば、なたね 作付の取組 ※基幹作のみ。 2.0万円/10a

【平成30年度予算額 : 330,400 (315,000)百万円】

※ 子実用とうもろこし(飼料用)を含む ※ 上記のほか、以下の取組に応じた配分を都道府県に対して行う ① 転換作物拡大(1.0万円/10a) 前年度実績よりも転換作物が拡大し、主食用米の作付面積が減少した場合 に、その面積に応じて配分 ② コメの新市場開拓(2.0万円/10a) 内外の新市場の開拓を図る米穀の作付面積に応じて配分 ③ 畑地化(10.5万円/10a) 水田の畑地化面積(交付対象水田からの除外面積)に応じて配分

(11)

○ 米穀の新用途への利用の促進に関する法律(平成21年7月1日施行)

水田の有効活用と食料の安定供給の確保

生産製造連携事業計画

生産者 製造事業者 促進事業者 新用途向けの米穀の生産者、米粉・飼料の製造事業者及 び米粉パン製造業者、畜産農家等の促進事業者は、共同し て、生産製造連携事業に関する計画を作成し、農林水産大臣 の認定を受けることができる。

新品種育成計画

新品種育成事業を行おうとする者 加工適性に優れ、多収性を有する稲の新品種育成を行う者 は、新品種育成事業に関する計画を作成し、農林水産大臣の 認定を受けることができる。

【法律の趣旨】

○ 米穀の新用途(米粉用・飼料用)への利用を促進し、我が国の貴重な食料生産基盤である水田を最大限に活用して食料の

安定供給を確保。

(必須) ○ 米穀の新用途への利用の促進の意義及び基本的な方向 ○ 生産製造連携事業及び新品種育成事業の実施に関する 基本的な事項 ○ 米穀の新用途への利用の促進に関する重要事項 ○ 米穀の新用途への利用の促進に際し配慮すべき重要事項

米穀の新用途への利用促進に関する基本方針

・ピューレー状・ゼリー状などの新たな加工技術の利用を位置づけ ・生産者・製造事業者等の連携 ・競合品と競争し得る価格での供給 ・生産・流通・加工コストの低減 ・消費者ニーズ等を踏まえた商品の開発 ・生産者と実需者とのマッチング ・米穀の新用途への利用の促進に関する理解の増進等 ・地域の水田の有効活用 ・新用途米穀の適正な流通の確保 ・新用途米穀等の安全の確保 ・米粉を原材料とする加工品等に関する適切な表示 ・飼料用米を原材料とする飼料の給与技術の普及 農林水産大臣 10

(12)

○ 米粉製造事業者等が整備する機械・施設等に対する支援

農山漁村活性化法に基づく活性化計画を策定した地域に所在する米粉用米の生産者と米粉製造事業者等が連携して米粉用米の生産・米粉の 製造・利用に取り組む生産製造連携事業計画(新用途米穀利用促進法)を作成し国の認定を受けることを前提に、当該生産者・米粉製造事業者 等が認定生産製造連携事業計画に基づき行う機械・施設整備等を支援

・施設整備等の支援(補助率:定額(1/2))

農業生産機械の導入 ②加工施設の整備 ③ 集出荷貯蔵施設の整備 等 《都道府県及び市町村が作成する活性化計画の記載事項》 ・必須事項 ① 活性化計画の区域・・・・・・・・・・・・・・区域面積、区域設定の考え方 ② 事業に関する事項・・・・・・・・・・・・・・定住等を促進するために必要な事業及び関連事業に関する市町村名、地区名、事業名、 事業実施主体等 ・添付書類 ① 交付対象事業別概要・・・・交付対象事業により達成される活性化計画の目標と目標設定の考え方、交付対象事業の内容、 年度別の事業実施計画 等 ② 事前点検シート・・・・・・・・・目標が法律及び基本方針と適合しているか 事業の推進体制は整備されているか 事業による効果の発現は確実に見込まれるか 個人に対する交付ではないか、また目的外使用の恐れがないか 等をチェックするもの

《事業実施主体》

都道府県、市町村、農林漁業者等の組織する団体等

《支援の内容》

農山漁村振興交付金のうち農山漁村活性化整備対策

30年度予算額 : 10,070(10,060)百万円の内数

(13)

食品安定供給施設整備資金(中小企業者向け日本政策金融公庫資金、10年超)

【融資率】

80%

【貸付利率】

0.35% (中小③-1/30年12月19日現在)

※ ①、②、③の整備に関連して立ち上がり時に必要となる運転資金は、1.10% (食品A/30年12月19日現在)

【貸付対象】

「米穀の新用途への利用の促進に関する法律」の規定により農林水産大臣の認定を受けた生産製造連携事業計画に

基づいて生産・流通・加工・販売の各関係者が整備する以下の施設等

① 米穀の乾燥調製・集出荷貯蔵施設

② 米粉又は米を原材料とした飼料の流通、加工、製造に係る施設

③ 米を原材料とした食品(畜産物を含む)の流通、加工、製造、販売に係る施設

④ ①、②、③に関連して必要となる費用(立ち上がり時の運転資金)

⑤ 新技術の利用をともなう新商品の開発等に必要な施設

⑥ ⑤と一体的となって必要となる費用(特許権の取得費用等)

【償還期限】

15年 (うち据置期間 3年)

※ なお、生産者組合、農業協同組合等が整備する場合は、農林漁業施設資金(共同利用施設)の利用も可能

【貸付利率】 0.30%(農林D-3/30年12月19日現在)

12

(14)

産地活性化総合対策事業のうち戦略作物生産拡大支援事業

(米粉製造革新技術等の開発支援)

米粉用米の需要拡大のため、米粉の用途別基準に即した米粉の商品化、ノングルテン米粉や米粉の保湿性・粘性に

着目した食品添加物の代替利用といった新たな米粉製品の開発、実需者ニーズに応じた品質の米粉用米を効率的に生

産する体制を構築する取組について支援するとともに、これらの取組に必要な米粉製造設備の整備について支援。

新たな米粉製品の開発

事業実施主体:民間事業者等 ○ 「米粉の用途別基準」に即した米粉の商品化 ○ ノングルテン米粉や食品添加物の代替利用等 の需要拡大に有望な米粉製品の開発 ○ 新たな米粉製品の開発計画の策定・分析・公表 ○ 用途別基準をクリアできる製粉機やそれら米粉 の製造に必要な分析機器のリース導入 などを支援

【平成30年度予算額:73(72)百万円の内数】

米粉用米の生産・利用体制の構築

米粉用米の需要拡大

○事業実施主体:民間団体等 (生産者団体と米粉製造業者等が連携してニーズに即した米粉・米粉用米の生産・利用計 画を策定) 米粉用米の 生産地 米粉 製造 業者 食品 製造 業者 等 ④麺用米粉の安定供給 ②高アミロース の 米 粉 用 米 を 生産してほしい ③要望に添っ た 高 ア ミ ロ ー ス米の生産・ 出荷 ①麺離れの良い強弾 力の麺製造に適した米 粉を安定供給してほし い ○ 需要者のニーズ に応じた品種・品質 の米粉用米の生産 を可能とする生産体 制の確立に必要な 経費を支援 ・ 栽培履歴の記録 ・ 栽培マニュアル の作成 ○ 用途別基準やノングルテン表示に即した米粉の製造に必 要な経費を支援 ・ ノングルテン米粉製造に向けた簡易な改装(コンタミ防止 施設の導入等) ・ 分析機器(粒度分析機器、澱粉損傷度分析機器)の導入 ・ ノングルテン米粉を用いた加工食品製造に必要な施設の 改良 等 (例)

(15)

○ 『米粉の用途別基準』及び『米粉製品の普及のための表示に関するガイドライン』について

14 米粉の用途別基準について Ⅰ 趣 旨 近年、米粉用米の利用量が年間2万トン台前半で推移している中、米粉の利用拡 大に向けて、製粉コスト低減の取組のほか、グルテンを使用しない米粉製品の開発 等、様々な取組が進められている。 米粉については、小規模な米粉製造業者が多く、米粉用米の品種や製粉方法も様 々であることから、米粉製造業者によって製品の吸水量が異なるなどの製品の品質 の違いがみられ、利用が広がりにくいといった課題を有している。 このような状況を踏まえ、米粉の普及に向け、製造業者の自主的な取組が推進さ れるよう、米粉の用途別基準(以下「用途別基準」という。)を策定する。 Ⅱ 用途別基準の位置付け 用途別基準は、米粉の普及の観点から、米粉製造業者による共通の用途別の米粉 の基準に基づく自主的な製品製造の取組を促すためのものである。 Ⅲ 対象事業者について 用途別基準の対象事業者については、事業規模の大小に関わりなく全ての米粉製 造業者を対象とする。 Ⅳ 用途別基準の内容及び表示について 用途別基準の内容及び表示は、次により行うものとする。 1 米粉の主な用途について、菓子・料理用、パン用及び麺用に分類する。 2 1により分類した各用途ごとの米粉の粒度、澱粉損傷度、アミロース含有率及 び水分含有率等の基準は、別紙のとおりとする。 3 2の基準を満たしたものについては、別紙のとおり用途を表記することとする。 4 その他留意すべき事項については、別紙に掲げるとおりとする。

(16)

○ 『米粉の用途別基準』及び『米粉製品の普及のための表示に関するガイドライン』について

注) 各用途の具体的な例は【参考】を参照。 水分含有率 (%) 10%以上15%未満 105℃ 乾燥法 又は 電気抵抗 式(電気 水分計) 粒   度 (μm) 粒径75μm以下の比率が50%以上 回析散乱式レーザー 澱粉損傷度 (%) 酵素法 (AACC法 76-31) アミロース 含有率 (%) ヨウ素呈色 比色法 又は 近赤外分光 方式 10%未満 グルテン 添加率 (%) - 18~20%程度 (※グルテンを添加している旨を 明記する必要) - 【別紙】    主な用途 項  目 米粉の用途別基準 ・ 用途表記 用途表記 測定法 3番 1番 2番 菓子・料理用 パン用 麺 用 (※一部、菓子・料理用 を含む。) 20%未満 15%以上 25%未満 20%以上  適応する用途の詳細は  【参考】のとおり  適応する用途の  詳細は【参考】  のとおり <付帯事項> 注)上新粉など、既存用途向けの米穀粉は対象としない。 ミドルタイプ 3 番 2 番 1.1番の米粉は、アミロース含有率の別によって適応する用途が異なるので、米粉  製造業者は、上表を参考としながら、表示等により、消費者等に対して、用途の詳  細情報を伝達するものとする。 2.3番の米粉であってアミロース含有率25%以上のものは強弾力の麺への適性が  高いので、米粉製造業者は、上表を参考としながら、表示等により、消費者等に対  して、当該情報の積極的な提供に務めるものとする。 アミロース含有率 アミロース含有率 【参考】 15%以上 20%未満 柔らかいスポン ジケーキ(例え ばシフォンケー キなど)、 クッキー スポンジケー キ、 クッキー、 天ぷら粉、 お好み焼き粉、 唐揚げ粉、 惣菜類(とろみ 付け等) 各米粉の具体的な用途の例及びアミロース含有率に応じた用途詳細 強弾力の麺、 洋酒に浸すなど の固めのケーキ 麺全般 パン全般 ハードタイプ 25%以上 15%未満 1 番 ソフトタイプ

(17)

16

○ 『米粉の用途別基準』及び『米粉製品の普及のための表示に関するガイドライン』について

米粉製品の普及のための表示に関するガイドライン Ⅰ 趣旨 近年、米粉用米の利用量が年間2万トン台前半で推移している中、米粉の利用拡 大に向けて、製粉コスト低減の取組のほか、麦類に含まれるグルテンを使用しない 米粉製品の開発等、様々な取組が進められている。 このような中、グルテンフリー食品の需要が増加傾向にあり、これらの需要を取 り込むことによる米粉の利用の拡大が見込まれることから、米粉製品の普及に向け、 製造業者の自主的な取組を推進するため、米粉製品の普及に向けた表示に関するガ イドライン(以下「ガイドライン」という。)を策定する。 Ⅱ ガイドラインの位置付け 本ガイドラインは、米粉製品の普及の観点から、米粉製造業者及び米粉加工製品 の製造業者によるグルテンを含まない製品の表示の自主的な取組を促すためのもの である。 Ⅲ 対象事業者について 本ガイドラインは、事業規模の大小に関わりなく全ての米粉製造業者及び米粉加 工製品の製造業者を対象とする。 Ⅳ 表示 1 適用対象 本ガイドラインは次の製品に適用する。 ア Ⅴのグルテンの検査方法によりグルテン含有量のサンプル検査を行った結 果、当該グルテン含有量が1ppm 以下の米粉 イ アの米粉を主たる原料として使用した製品であって、当該米粉以外の米粉、 グルテン及び食品表示法(平成 25 年法律第 70 号)により表示が義務付けられ ている範囲の「小麦」を含まない加工製品 2 表示事項 前項の製品(以下「ノングルテン米粉製品」という。)に表示すべき事項は、 次のとおりとする。なお、アの表示に当たっては、表示を行う米粉製造業者及び 米粉加工製品の製造業者以外の第三者機関の検査を受けることとする。 ア 前項のアの製品は、「ノングルテン(Non-Gluten)」の用語を表示するもの とする。なお、表示に当たっては、グルテン含有量が1ppm 以下の製品である 旨を付記することとする。 イ 前項のイの製品は、原材料としてグルテン及び小麦を含んでおらずノングル テン(Non-Gluten)の米粉を使用している旨の表示をするものとする。 Ⅴ グルテンの検査方法 グルテンの検査方法は、「食品表示基準について」(平成 27 年 3 月 30 日消食表 第 139 号消費者庁次長通知)の別添「アレルゲンを含む食品の検査方法」の別添1 の2に定める特定原材料等の定量検査法を準用するものとする。また、定量検査法 の試験室間バリデーションに係る試料が含むグルテンタンパク質の濃度レベルに ついては、1μg/g(小麦タンパク質の濃度として 1.2μg/g)となるよう設定す るものとする。なお、この検査方法に基づく定量検査法の評価は、別紙のとおりと する。 Ⅵ 留意事項について 1 Ⅳの1のアの製品の製造業者は、本ガイドラインに基づくノングルテン (Non-Gluten)表示に当たって必要な検査を受け、当該検査を受検した記録その 他関係書類の整理を行うものとする。また、優良誤認防止の観点から、必要な注 意喚起表示に努めるものとする。 2 ノングルテン米粉製品の製造業者は、ノングルテン米粉製品の製造工程におけ るグルテン及び小麦の混入を防止するため必要な検査を実施し、当該検査を実施 した記録その他関係書類を整理すること等、必要な対応を行うこととする。 3 ノングルテン米粉製品の製造業者は、適切な食品安全管理体制を構築するため、 ISO や HACCP などの取得に努めるものとする。 ◆本ガイドラインの策定における米粉のグルテン含有量検査法の検証(定量検査法に係る試 験室間バリデーション)に御協力いただいた企業・団体 【分析キットメーカー】 日本ハム株式会社中央研究所、プリマハム株式会社基礎研究所、株式会社森永生科学研究所 【分析機関】 一般社団法人日本海事検定協会、一般財団法人日本穀物検定協会(東京分析センター)、一般財団法 人日本食品分析センター、オリエンタル酵母工業株式会社、株式会社つくば食品評価センター、株 式会社ファスマック、公益社団法人日本食品衛生協会食品衛生研究所 【試料の作製、データ集計等】 江崎グリコ株式会社、グリコ食品安全センター、グリコ栄養食品株式会社、公益社団法人米穀安定 供給確保支援機構、国立医薬品食品衛生研究所 <別紙> 「米粉製品の普及のための表示に関するガイドライン」のⅤの検査方法に基づくグ ルテンの定量検査法として確認された小麦タンパク質定量検査キットは以下のとおり である。 ・日本ハム社製 FASTKIT エライザ Ver.Ⅲ 小麦 ・プリマハム社製 アレルゲンアイ ELISAⅡ 小麦 ・森永生科学研究所社製 FASPEK エライザⅡ 小麦(グリアジン) (五十音順) 注)上掲の ELISA キット以外のキットであって、今後、本ガイドラインのⅤの検査方法によ るグルテン定量検査法の試験室間バリデーションに基づきグルテンの定量検査法として確 認された ELISA キットについては、順次、本ガイドラインに定めるグルテンの定量検査法 とする。

(18)

○ 日本米粉協会の設立

○ 29年5月、米粉の国内普及・輸出拡大に向けて、米粉製造業者や米粉を利用する食品製造業者、外食

事業者、原料米の生産者団体、消費者団体等の関係者から構成される「日本米粉協会」が設立。

○ 同協会では、ノングルテン米粉の表示制度の運営、米粉の用途別基準の普及などを通じて、国内外で米

粉製品の需要拡大を促進。

【会

長】:服部幸應

(服部学園理事長)

【会長代理】:田波俊明

(全国農業協同組合中央会副会長)

【副 会 長】:武内秀行

(全国穀類工業協同組合新米粉部会長)

井田仲弘

(ホテルメトロポリタン総料理長)

島田圭一郎

(NPO法人

国内産米粉促進ネットワーク理事長)

【会

員】

米粉製造業者、食品製造業者、外食事

業者、生産者団体、消費者団体 等

ノングルテン米粉の認証機関の登録・監督、認証マークの管

理等を実施。

平成30年6月に認証を開始。

米粉の用途別基準やノングルテン表示の普及により、利

用者が使いやすい米粉製品を拡大。

平成30年1月に用途別基準に適合する製品に協会推奨

マークを付与する仕組みを開始。

米粉製品の輸出拡大に向けた市場調査やマッチング活動

の実施。

日本米粉協会の取組

日本米粉協会について

設立総会の様子

1 ノングルテン米粉の第三者認証制度の運営

2 国内における米粉製品の普及・拡大

3 米粉製品の海外輸出に向けたPR活動

(19)

○ ノングルテン米粉製品第三者認証制度

日 本 米 粉 協 会

認 証 機 関 製造販売業者 ノン グル テン 米粉 製品 認証 ノン グル テン 米粉 製品 認証 ノン グル テン 米粉 製品 認証 米粉製造販売 業者 認 証 機 関 認 証 機 関 米粉製造販売 業者 米粉製造販売 業者 <ノングルテン米粉認証マーク> ◆サンプル検査によりグルテン含有 が1ppm以下であること、及び同製 造工場における当該製品の安定生 産が確認された米粉に付与 2018年6月 ノングルテン認証製品 第1号が誕生

○ 日本米粉協会は、29年12月、「米粉製品の普及のための表示に関するガイドライン」に基づくノングルテン

米粉製品の第三者認証制度を創設。認証は、あらかじめ日本米粉協会への申請により認証機関登録を行っ

た民間団体が行い、同協会は、当該認証制度全体を管理運営する仕組み。

○ 今後、認証の拡大を通じて国内外における米粉製品の販売を拡大。

18

(20)

○ 米粉の用途別基準

用途別表記がされた米粉製品

○ 米粉は、小規模な製造業者が多く、米粉用米の品種や製粉方法も様々なことから、製造業者によって製

品の吸水量が異なるなど品質の違いがみられ、利用が広がりにくいといった課題。

一方、小麦粉は、「薄力」、「中力」、「強力」という表示を付して流通しており、家庭等における小麦粉利用

の基礎情報として浸透。

○ 日本米粉協会は、29年12月、「米粉の用途別基準」に適合する等の高品質な米粉の普及に向け、品質

について確認を受けた米粉に、協会の「推奨マーク」を付与する仕組みを開始。

(21)

◆ グルテンフリー市場は、麦類に含ま

れるグルテンによるアレルギー、セリア

ック病、グルテン過敏症、ダイエット等

に対するニーズにより形成

◆ 米は成分としてグルテンを含んでいな

いため、近年、米粉やその米粉を利用し

た商品の製造に取り組むメーカーも増加

◆ 平成30年6月から、世界最高水準のタ

ンパク質定量技術を活用し、グルテン含有

「1ppm以下」の米粉を 「ノングルテン表

示」でアピールする「ノングルテン米粉製

品第三者認証制度」を開始

20

○ 米粉によるグルテンフリー市場の取り組みに向けて

世界のグルテンフリー市場規模

米粉によるグルテンフリー市場の

取り込みに向けて

アメリカや欧州を中心に、

世界のグルテンフリー市場は順調に拡大しており、

2022年には約80億USドルに達する見込み

(22)

○ ノングルテン米粉表示と欧米のグルテンフリー表示との比較

目    的 表示の対象 表示が可能な グルテン含有量の範囲 20ppm未満/20ppm以下

ノングルテン米粉表示

<2017年3月に決定した世界で初めての自主基準>

欧米のグルテンフリー表示

<FDA(米国食品医薬品庁)、EC(欧州委員会)等> セリアック病対策  【セリアック病】:小麦等に含まれるグルテンに対する免疫反応  が引き金となって起こる慢性自己免疫疾患。小腸の粘膜が炎  症を起こし下痢等を発症。遺伝性の疾患で欧米人に多いといわ  れている。  世界のグルテンを摂れない子供たちなどの需要に対  し、世界最高水準のグルテン含有量検査法を活用した  ノングルテン表示で高い安心感を提供することにより、  日本産米粉をアピール 日本産の米粉 自国(地域)内で流通する食品 1ppm以下

(23)

○ 米粉の輸出に向けた取組

○ 米粉の需要拡大を図るためには、国内だけでなく、海外における需要を創出し、輸出を拡大していくことが

重要。

○ このため、農林水産省、関係機関が連携し、海外における日本産米粉の優位性を活かした需要創出の取

組や取引の拡大を支援。

◆昨年9月に「コメ海外市場拡大戦略プロジェクト」を立ち上

げ、戦略的に輸出に取り組む輸出事業者、輸出産地等を

特定し、輸出事業者等が行う海外市場開拓、海外でのプ

ロモーション活動等を支援。

◆海外における米粉の需要創出に向けた、オールジャパン

での効果的なプロモーション活動等を支援。

(平成29年度補正予算:コメ・コメ加工品輸出特別支援事業750百万円) ※平成30年1~2月、スペインにおいて、現地メディア・グルテンフリー 製品販売者向けの実演試食会を実施。

【JETROの取組】

◆ウェブサイトに「米粉」のページを開設し、日本産米粉の優

秀さを海外にPR。

https://www.jetro.go.jp/agriportal/pickup/riceflour.html

◆米粉の商談の機会を提供するマッチングデータベースを

開設。

https://www.jetro.go.jp/ttppoas/indexj.html

【JFOODOの取組】

◆第一次取組テーマ7品目の1つとして米粉を選定し、海外

でのプロモーション活動を実施。

◆29年度は、グルテンフリー市場が大きい米国、食トレンド

の発信基地としてのフランスを拠点として、以下の活動を

実施。

・現地に適した基本レシピの作成

・日本産米粉の優位性をまとめたリーフレットの作成

・外食事業者へのヒアリング、働きかけ

農林水産省

JETRO・JFOODO

22

(24)

(参考1) 米粉関連施策①

施設・設備の整備 ●食料産業・6次産業化交付金 のうち「加工・直売」 (30予算額:16億円) ●農山漁村振興交付金のうち 農山漁村活性化整備対策 (30予算額:101億円の内数) ●ものづくり・商業・サービス 経営力向上支援事業(新連 携支援事業) (中小企業庁29補正予算額: 1000億円) ※活用可能な事業例 農 業 者 ●強い農業づくり交付金 (30予算額:201億円) 【他省庁】 農業者 ・ 食品加工業者共通 【他省庁】 ●ふるさと名物応援事業 (30予算額:10億円) ※活用可能な事業例 国産米粉用米の安定供給 のため、その生産から流通 までの強い農業づくりに必 要な米粉・米粉加工品製 造機械等の生産基盤の整 備を支援 ネットワークを構築して6次 産業化による米粉事業に取 り組む農業者等の加工・販 売施設等の整備を支援 米穀の新用途への利用の 促進に関する法律に基づく 生産製造連携事業計画の 認定を受けた米粉製造業 者・米粉加工品製造販売業 者の米粉用米加工施設・機 械等の整備を支援 ※食品加工業者は中小企業のみ対象 中小企業者と農林漁業者と の連携による事業活動の促 進に関する法律に基づく農 商工等連携事業計画の認 定を受けた米粉製造業者、 米粉加工品製造販売業者 等の付加価値を高めた米粉 加工品製造のための機械・ 設備の整備を支援 ※中小企業のみ対象 中小企業等経営力強化 法に基づく異分野連携 新事業分野開拓計画の 認定を受けた米粉製造 業者・米粉加工品製造 販売業者の設備投資を 支援 ※中小企業のみ対象 【例】 米粉製造機械、製パン設 備を導入し、生産製造連携事業 計画に基づき利用を拡大 米粉製粉工場 40%以内 【例】 製粉コストを従前より3割 削減できる機械をリース契約に よって導入 米粉製粉コストの低減を図る ためのライン改良 1/2以内 【例】 農業生産法人が米粉パンを 製造し販売する施設を整備 米粉パン製造販売施設 1/2以内 【例】 農業生産法人と連携し た米粉製造業者が、 粘性を 付与した高付加価値米粉(α 化米粉)開発のための新たな 製造設備を整備 高付加価値米粉の開発 1/2以内 【例】 米穀需要拡大に対応する ため、玄米倉庫を整備 玄米倉庫 【例】 ノングルテン米粉を利用 した米粉麺の開発のための新た な製造設備を整備 米粉製麺機 80%以内 定額等 食品加工業者 ●食品安定供給施設整備資金 (日本政策金融公庫) 米穀の新用途への利用 の促進に関する法律に 基づく生産製造連携事業 計画の認定を受けた米 粉製造業者・米粉加工品 製造販売業者の米穀の 保管や新商品の開発に 必要な施設の改良、取得 等の整備を融資により支 援 ※中小企業のみ対象

(25)

24

米粉関連施策②

輸 出 米粉のアピール等 官民一体の米粉消費拡大運動 新 商 品 開 発 ●産地活性化総合対策事業の うち戦略作物生産拡大支援事業 (30予算額:7.3千万円の内数) ●外食産業等と連携した需要拡 大対策事業 ( 29補正予算額:4億円) ●品目別輸出促進緊急対策事業のうちコ メ・コメ加工輸出特別支援事業(29補正予 算額:7.5億円) 【例】 海外でグルテンを含まない米粉製品の 市場調査、マッチングを開催 ●国産農産物消費拡大事業 のうち食の魅力発掘による消 費拡大のための国民運動推 進事業 (30予算額:2億円) ●外食産業等と連携した 需要拡大対策事業 ( 29補正予算額:4億円) 米粉に関するトピックス(最 新情報)の発信 米粉商品や米粉メニュー情 報の発信 共通ロゴマーク の活用による ジャパン・ブランド 確立 農業者 ・ 食品加工業者共通 需要 拡大 農業者 ・ 食品加工業者共通 農業者 ・ 食品加工業者共通 ●食料産業・6次産業化交付金のう ち「加工・直売」 (30予算額:16億円) ●食料産業・6次産業化交 付金のうち「加工・直売」 ( 30予算額:16億円) 定額等 ●産地活性化総合対策事業 のうち戦略作物生産拡大支 援事業(30予算額:7.3千万円 の内数) 左から、「ノングルテン米粉認証ロゴマーク」 用途別基準の「推奨ロゴマーク」 グルテンフリー ケーキミックス (ココア) 無添加グルテンフリー ラーメン グルテンフリー ビーフカレー 商品化 新商品の試食会等のプロ モーションイベントの開催 を支援 海外市場の開拓、海外プロモーション 活動、海外規制への対応の取組促進 等を支援 フード・アクション・ニッポ ン事務局が、国産農林水 産物の消費拡大の取組 や食の魅力普及活動等を 支援 ネットワークを構築して6次産業化 による米粉事業に取り組む農業者 等の新商品の開発・製造、販路開 拓等の取組を支援 米粉の需要拡大に有望な新 たな米粉製品開発の取組を 支援 新商品開発のためのニーズ 調査、試作費、機械の開発 ・改良等を支援 ネットワークを構築して6 次産業化による米粉事業 に取り組む農業者等の新 商品の消費者評価を行う ために必要な試食会等の 開催、商談会等への出展 を支援 実需者ニーズに応じた品質 の米粉用米を効率的に生 産する体制構築のための、 農業者、食品製造業者、米 粉製造業者による検討会 の開催、当該ニーズにあっ た生産方法の確立等の取 組を支援 【例】 従来よりも更に油を吸いに くい新しい 唐揚げ粉を開発 1/2 【例】 米ゲルを利用した新商品 開発のための量産機の開発、試 作品の製造、市場調査を実施 定額 【例】 農業生産法人が食品加工業者と連 携して地域の特産品(例えば大豆)との新 たなミックス粉を開発 市町村戦略あり1/2以内 市町村戦略なし1/3以内 【例】 米粉の宣伝広告、イベント 開催、用途別規格・グルテンを含 まない米粉製品のアピールを通 じた消費拡大 定額 【例】 新たな米粉製品の販拡 イベントの開催 定額 【例】 全国の米粉製造業者、消 費者等を対象とした、検討会の 開催 【例】 新たに開発した高アミ ロース米の米粉麺を商談会に出 展 定額等 市町村戦略あり1/2以内 市町村戦略なし1/3以内

(26)

(参考2) 米粉の取組事例①

尾西食品(株)

東北日本ハム(株)

特定原材料7品目を使用しないアレルギー対応専用工場で、山形 県酒田産米粉100%を使用した「みんなの食卓」シリーズの米粉パン を製造。角パン、食パン、まあるいパン、パンケーキ等をラインナップ。

第一屋製パン(株)

● 特定原材料7品目不使用、国産米粉100%を使用した米粉パンの 新ブランド「FAHAN(ふぁはん)」を立ち上げ。第一段として「食事パン 玄米」を販売。2018年秋以降におやつパンの販売を予定。

小城製粉(株)

グルテンフリーのパン・ケーキ用ミックス粉を開発。パンやケーキ 等を製造・販売するほか、欧米に輸出。

エースコック(株)

にいがた発「R10プロジェクト」(小麦粉の10%分を米粉に置き 換える運動)の応援企画として、「うまさぎっしり新潟シリーズ」を製 造・販売。

アレルギー物質(特定原材料等)27品目不使用、長期保存(5年) 可能な「ライスクッキー」シリーズを製造・販売。日本災害食認証やハラ ール認証を取得。

国産米粉と国産小麦「ゆめちから」を配合し、独特のもっちり感を だしたロールパンや食パンを販売。メインブランドの「超熟」シリーズ にも国産米粉を使用。

敷島製パン(株)

(27)

米粉の取組事例②

熊本製粉(株)

(株)波里

小林生麺(株)

(株)大潟村あきたこまち生産者協会

グリコ栄養食品(株)

新潟県産米粉を使用したホームベーカリー向け「こめの香」を製 造・販売。独自のグルテンフリーの管理手法を実施。

みたけ食品工業(株)

ノングルテン米粉認証第1号を取得する等、輸出を含めた積極的 な米粉の製造・販売を実施。 26

アレルゲン27品目不使用「無添加グルテンフリーヌードル」シリーズ に愛知県産米粉を使用

米国のGFCO認証やハラール認証を取得。

国内の米粉製造業者として初となるGFCO認証を取得し、米国等 の海外に向けて積極的な輸出を展開。

発芽玄米を使用したグルテンフリーパスタや米ピューレを使用した パスタソース、カレー、シチュー等を製造・販売。GFCO認証取得。

多彩な米粉・米粉製品を開発。日本米粉協会の用途別基準「推奨 ロゴマーク」第1号を取得する等、積極的な普及活動を展開。

参照

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