Small Voice 細き
ほ そ き聲
こ え聖書研究
大いなる強き風山を裂き岩石を砕きしが風の中にはエホバ在さざりき、風の後に地震ありしが地震の中にはエホバ在さざりき。 又地震の後に火ありしが、火の中にはエホバ在さざりき、火の後に静なる細微き声ありき。 列王記略上19:11、12 明治元訳聖書日本学生宣教会
マタイによる福音書
9章27節
† 福音書対観 「二人の目の不自由な人のいやし」 マタイ9:27~31
マタイ9:27~31
マタイ9:27~31 9:27 そこから進んで行かれると、ふたりの盲人が、「ダビデの子よ、わたしたちをあわれんで下さい」と叫びな がら、イエスについてきた。 9:28 そしてイエスが家にはいられると、盲人たちがみもとにきたので、彼らに「わ たしにそれができると信じるか」と言われた。彼らは言った、「主よ、信じます」。 9:29 そこで、イエスは彼ら の目にさわって言われた、「あなたがたの信仰どおり、あなたがたの身になるように」。 9:30 すると彼らの目が 開かれた。イエスは彼らをきびしく戒めて言われた、「だれにも知れないように気をつけなさい」。 9:31 しかし、 彼らは出て行って、その地方全体にイエスのことを言いひろめた。 口語訳聖書福音書縦観 「二人の目の不自由な人のいやし」 マタイ9:27~31
マタイ9:27~31
Matt.9:27 そこから進んで行かれると、ふたりの盲人が、「ダビデの子よ、わたしたちをあわれんで下さい」と叫 びながら、イエスについてきた。 Matt.9:28 そしてイエスが家にはいられると、盲人たちがみもとにきたので、彼らに「わたしにそれができると 信じるか」と言われた。彼らは言った、「主よ、信じます」。 Matt.9:29 そこで、イエスは彼らの目にさわって言われた、「あなたがたの信仰どおり、あなたがたの身になるよ うに」。 Matt.9:30 すると彼らの目が開かれた。イエスは彼らをきびしく戒めて言われた、「だれにも知れないように気を つけなさい」。 Matt.9:31 しかし、彼らは出て行って、その地方全体にイエスのことを言いひろめた。 口語訳聖書† 日本語訳聖書 マタイ9:27
【漢訳聖書】 Matt. 9:27 耶穌由斯土而往、有二瞽者從之、呼曰、大闢之裔、矜恤我儕。 【明治元訳】 Matt. 9:27 イエス此(ここ)を去(さる)とき二人の瞽者(めしひ)したがひて呼(よび)いひけるはダビデの裔(こ)よ我 儕(われら)を憐(あはれ)み給(たま)へ【大正文語訳】 Matt. 9:27 イエス此處より進みたまふ時、ふたりの盲人さけびて『ダビデの子よ、我らを憫みたまへ』と言ひ つつ從ふ。 【ラゲ訳】 Matt. 9:27 イエズス此處を去り給ふに、二人の瞽者、ダヴィドの裔よ、我等を憐み給へ、と叫びつつ從ひしが、 【口語訳】 Matt. 9:27 そこから進んで行かれると、ふたりの盲人が、「ダビデの子よ、わたしたちをあわれんで下さい」と 叫びながら、イエスについてきた。 【新改訳改訂3】 Matt. 9:27 イエスがそこを出て、道を通って行かれると、ふたりの盲人が大声で、「ダビデの子よ。私たちをあ われんでください」と叫びながらついて来た。 【新共同訳】 Matt. 9:27 イエスがそこからお出かけになると、二人の盲人が叫んで、「ダビデの子よ、わたしたちを憐れんで ください」と言いながらついて来た。 【バルバロ訳】 Matt. 9:27 イエズスがそこを去ろうとすると、二人の盲人が、「ダビドの子よ、私たちをあわれんでください」 と叫びながらついてきた。 【フランシスコ会訳】 Matt. 9:27 イエズスがさらに進んで行かれると、二人の盲人が、「ダビデの子、わたくしたちをあわれんでくだ さい」と叫びながらついて来た。 【日本正教会訳】 Matt. 9:27 イイススの彼處より往く時、二人の瞽者彼に從ひて、呼びて曰へり、ダワィドの子イイススよ、我 等を憐め。 【塚本虎二訳】 Matt. 9:27 そこから出かけられると、二人の盲人が「ダビデのお子様、どうぞお慈悲を」と言って叫びながら、 イエスについて来た。 【前田護郎訳】 Matt. 9:27 そこを去るイエスにふたりの目しいがついて来て叫んだ、「われらをあわれんでください、ダビデの み子!」と。 【永井直治訳】 Matt. 9:27 またイエスの彼處より進み給ひしとき、二[人]の盲者從ひ[來り]、叫び且つ云ひけるは、我等を 愍みたまえ、ダビデの子よ。 【詳訳聖書】 Matt. 9:27 イエスがそこからさらに進んで行かれると、ふたりの盲人が「ダビデの子よ、私たちをかわいそう と思ってください<あわれんでください>」と大声で叫びながらついて来た。
† ギリシャ語聖書
Interlinear
Matt. 9:27 Kai. para,gonti evkei/qen tw/| VIhsou/ hvkolou,qhsan Îauvtw/|Ð du,o tufloi. kra,zontej kai. le,gontej( VEle,hson h`ma/j( ui`o.j Daui,dÅ
Kai. para,gonti evkei/qen tw/| VIhsou/ hvkolou,qhsan Îauvtw/|Ð And passing by hence Jesus followed
du,o tufloi. kra,zontej kai. le,gontej( VEle,hson h`ma/j( ui`o.j Daui,dÅ two blind men crying out and saying: Pity us, son of David.
† 私訳(詳訳)
【私訳】 「そして、イエスはそこから過ぎ去られると、二人の目の不自由な人々が大声で叫んで、『ダビデ の子よ、わたしたちを憐れんで(助けて)ください』と言いながらついて来た」
† 新約聖書ギリシャ語語句研究
【そして】 kai. kai, カイ kai {kahee} (cc 接続詞・等位)
1)そして 2)~さえ 3)しかし 4)しかも 5)それでは 6)そうすれば
【イエスが】 VIhsou/ VIhsou/j イエスース Iēsous { ee-ay-sooce‘ } (n-dm-s 名詞・与男単)
イエス 意味は「ヤㇵウェは救いである」
「イエス」はヘブル語「
['WvwOhy9
イェホーシュア Yehowshuwa` {yeh-ho-shoo'-ah} "Jehovah is salvation"主は救い、ヨシュア」の ギリシャ名
【そこから】 evkei/qen evkei/noj エケイノス ekeinos {ek-i‘-nos} (ab 副詞) 1)それ 2)彼 3)あの 4)その
【お出かけになると】 para,gonti para,gw パラゴー paragō {par-ag‘-o} (vppadm-s 分詞・現能与男単) < para, 傍ら + a;gw 行く
1)傍らを通り過ぎる 2)過ぎ去る、通り過ぎる 3)通りがかる 4)道から外れさせる 【二人の目の見えない人が】
【二人の】 du,o du,o デュオ duo {doo‘-o } (a-cnm-p 数詞・主男複) 1)二人 2)二つの 3)両
【目の不自由な人が】 tufloi. tuflo,j ツフロス tuphlos {toof-los‘} (ap-nm-p 形容詞・主男複) < tu,fw 煙を上げる、煙で暗くする
1)目の見えない 2)おぼろげな 3)はっきりしない 【ダビデの子よ】 ui`o.j Daui,d
【ダビデの】 Daui,d Davui,d ダウイド Dabid {dab-eed‘} (n-gm-s 名詞・属男単)
ダビデ ヘブル名「愛せられる者」
【子よ】 ui`o.j ui`o,j フィオス huios {hwee-os'} (n-vm-s 名詞・呼男)
1)息子、子、子供、男の子、兄 2)子孫、末裔 3)従者、弟子、仲間 4)客、深い関係にあるも の
「ui`o,j フィオス」はヘブライ語「@Beベーン ben {bane} 息子」にあたり、「@Be ベーン ben {bane}」は
「hn:B; バーナー banah {baw-naw'} 建てる」に由来する。「家を建ち上げる、興す者」の意味である。
【私たちを】 h`ma/j evgw, エゴー egō {eg-o‘} (npa-1p 代名詞・対1複) 1) 私、わたし
【憐れんでください】 VEle,hson evlee,w エレエオー eleeō {el-eh-eh‘-o} (vmaa--2s 動詞・命・1アオ・能・ 2単)
1)憐れむ、憐れみを示す 2)同情する 3)助ける 4)ほどこす
【と叫び】 kra,zontej kra,zw クラゾー krazō {krad‘-zo} (vppanm-p 分詞・現能主男複) 1)(鳥が)かあかあと鳴く 2)(わけのわからない声で)叫ぶ 3)金切り声を上げる 4)大声に
叫ぶ、どなる、わめく、大声で叫ぶ
1)そして 2)~さえ 3)しかし 4)しかも 5)それでは 6)そうすれば 【言いながら】 le,gontej le,gw レゴー legō {leg‘-o} (vppanm-p 分詞・現能主男)
1)言う、告げる、語る、話す、言い表す、述べる 2)呼ぶ、命ずる、指図する 3)名づける 【イエスに】 @auvtw/|# auvto,j アウトス autos {ow-tos‘} (npdm3s 代名詞・与男3)
1) 彼・それ(三人称の代名詞) 2)自身(強調用法) 3)同じ 4)まさに
【ついて来た】 hvkolou,qhsan avkolouqe,w アコリュウテオー akoloutheō {ak-ol-oo-theh‘-o} (viaa--3p 動 詞・直・1アオ・能・3複) < a + ke,leuqoj 道 1)同じ道を歩む、ついて行く、従う、つき従う、一緒に行く、~に同行する、随行する、同行する 2) 導かれる 3)弟子になる
† 英語訳聖書
Latin Vulgate9:27 et transeunte inde Iesu secuti sunt eum duo caeci clamantes et dicentes miserere nostri Fili David King James Version
9:27 And when Jesus departed thence, two blind men followed him, crying, and saying, [Thou] Son of David, have mercy on us.
American Standard Version
9:27 And as Jesus passed by from thence, two blind men followed him, crying out, and saying, Have mercy on us, thou son of David.
New International Version
9:27 As Jesus went on from there, two blind men followed him, calling out, "Have mercy on us, Son of David!" Bible in Basic English
9:27 And when Jesus went on from there, two blind men came after him, crying out, Have mercy on us, you Son of David.
Darby's English Translation
9:27 And as Jesus passed on thence, two blind men followed him, crying and saying, Have mercy on us, Son of David.
Douay Rheims
9:27 And as Jesus passed from thence, there followed him two blind men crying out and saying, Have mercy on us, O Son of David.
Noah Webster Bible
9:27 And when Jesus departed thence, two blind men followed him, crying, and saying, Thou son of David, have mercy on us.
Weymouth New Testament
9:27 As Jesus passed on, two blind men followed Him, shouting and saying, 'Pity us, Son of David.' World English Bible
9:27 As Jesus passed by from there, two blind men followed him, calling out and saying, 'Have mercy on us, son of David!'
Young's Literal Translation
9:27 And Jesus passing on thence, two blind men followed him, calling and saying, 'Deal kindly with us, Son of David.'
† 細き聲 聖書研究ノート
<目の不自由な人> 「tuflo,j ツフロス」は聖書では「盲人」と訳される。「盲人」は現在では差別用語ではなく、他に言い換える ことが出来ない場合に使用されることが認められている。しかし、「使いにくい表現」の一つとされ「目の不自 由な人」が用いる場合も多い。(「盲」を「めくら」とするのは差別的表現である) 細き聲聖書研究においては、それらを考慮し、本文内においては「目の不自由な人」を採用することとし、各聖 書に「盲人」と翻訳されている部分についてはそのまま「盲人」と表記するものとする。 <二人の目の不自由な人のいやし> 「二人の目の不自由な人のいやし」は共観福音書中マタイのみにある記事である。 <ダビデの子> イスラエル人は捕囚により国を失い、聖書の預言から、やがて「ダビデの子(子孫)」がメシアとしてイスラエ ルを回復し、異民族の支配から解放することを熱望するようになった。 「我かれらの上に一人の牧者をたてん其人かれらを牧ふべし是わが僕ダビデなり彼はかれらを牧ひ彼らの牧者と なるべし 我ヱホバかれらの神とならん吾僕ダビデかれらの中に君たるべし我ヱホバこれを言ふ」 エゼキエ ル34:23~24 「その政事と平和とはましくははりて窮りなし 且ダビデの位にすわりてその國ををさめ今よりのちとこしへに 公平と正義とをもてこれを立これを保ちたまはん 萬軍のヱホバの熱心これを成たまふべし」 イザヤ9:7 「ui`o.j Daui,d」はメシアの称号であり、最初にイエスに「ダビデの子 bijou/ David」と呼びかけたのは、名もない 目の不自由な二人の男(マタイ9:27~31)であった。(「ui`o.j Daui,d」については細き聲聖書研究ノート マタイ1:1<ダビデの子 bijou/ David>参照)
† 心のデボーション
「イエス此處より進みたまふ時、ふたりの盲人さけびて『ダビデの子よ、我らを憫みたまへ』と言ひつつ從ふ」 マタイ9:27 大正文語訳聖書 はじめてイエスを「ダビデの子」と呼んだのは二人の目の見えない男たちであった。彼らは人々の伝える「うわ さ話」からイエスを「ダビデの子」すなわち「来るべき救い主」と信じたのである。本質を欠く不十分な情報か らでもイエスにくることは出来る。† 心のデボーション
「イエス此處より進みたまふ時、ふたりの盲人さけびて『ダビデの子よ、我らを憫みたまへ』と言ひつつ從ふ」 マタイ9:27 大正文語訳聖書 人々はメシアの到来を熱望していた。しかし、イエスがメシアであることを最初に告白したのは、名前も知られ ない「ふたりの目の不自由な人」であった。彼らがそのような告白に至ったのは、神「御靈を賜ひしに因る」。 「神、御靈を賜ひしに因りて、我ら神に居り神われらに居給ふことを知る」 Ⅰヨハネ4:13 大正文語訳聖 書† 心のデボーション
「イエス此處より進みたまふ時、ふたりの盲人さけびて『ダビデの子よ、我らを憫みたまへ』と言ひつつ從ふ」 マタイ9:27 大正文語訳聖書 金切り声で 「叫ぶ kra,zw クラゾー 」は「(鳥が)かあかあと鳴く、(わけのわからない声で)叫ぶ、金切り声を上げ る、大声に叫ぶ、どなる、わめく」こと。男たちの声は意味不明の喧しい鳥の鳴き声にしか聞こえなかった。イ エスは悲鳴にも似た男たちの金切り声の中に、「ダビデの子よ。わたしたちを憐れんでください」を聞き取って くださる。† 心のデボーション
「イエス此處より進みたまふ時、ふたりの盲人さけびて『ダビデの子よ、我らを憫みたまへ』と言ひつつ從ふ」 マタイ9:27 大正文語訳聖書 ふたりの目の不自由な人はイエスに「ダビデの子よ、我らを憫みたまへ」と叫んだ。「憫みたまへ evlee,w エレエオー eleeō {el-eh-eh‘-o} 」は「憐れむ、憐れみを示す」の意味であるが、この語 に何をどう助けて欲しいかは具体的に示されていない。しかし、彼らにとって「憐み」は「見えるようになるこ と」である。
「この故に我らは憐憫を受けんが爲、また機に合ふ助となる惠を得んがために、憚(はばか)らずして惠の御座 に來るべし」 ヘブル4:16 大正文語訳聖書