浦安市環境配慮指針
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公共施設の計画・施工編
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目
次
はじめに ... 1
1.指針の基本的事項 ... 3
1 .1 「環境配慮指針 −公共施設の計画・施工編−」策定の背景...3
1 .2 目的・位置づけ ...3
1 .3 対象範囲 ...4
1 .4 基本方針 ...4
2.配慮事項 ... 6
Ⅰ. 計画時 ...6
(1)省エネルギー ...6
(2)自然エネルギーの利用...9 (3)エコマテリアル ... 1 0 (4)周辺環境保全(地域生態系保全・周辺環境配慮) ... 1 1 (5)長寿命化... 1 2 (6)適正使用・適正処理 ... 1 3 (7)その他 ... 1 4 Ⅱ. 施工時 ... 1 5 (1)周辺環境保全(地域生態系保全・周辺環境配慮) ... 1 5 (2)適正使用・適正処理 ... 1 6 (3)その他 ... 1 6
はじめに
<環境配慮指針策定の背景>
今日の環境問題において、後世に良好な地球環境を継承するためには、地球温暖化を防止 することが、今日を生きる私たちに課された大きな責務となっています。
地球温暖化防止を国際的な協調により推進することを目指した京都議定書が平成 1 7 年 (2 0 0 5 年)2月に発効し、各国で取り組みが進められていますが、この議定書には、ア メリカが批准していないことや、中国等の発展途上国が枠組みとして入っていないなどの問 題も抱えています。
また、日本においても、平成 2 0 年(2 0 0 8 年)から平成 2 4 年(2 0 1 2 年)までに温 室効果ガスを平成2 年(1 9 9 0 年)比で6%削減する国際的な義務を負っていますが、平 成 1 7 年度(2 0 0 5 年度)速報値では 9 0 年比で8.1 %も増加しており、目標達成のために は平成 1 7 年度(2 0 0 5 年度)比で 1 4 .1 %削減しなければならない状況となっています。
<環境配慮指針の位置づけ>
環境配慮指針は、市・市民・事業者・滞在者等(以下「各主体」)が日常生活や事業活動の中
で環境に配慮すべき事項や、これらを活用して各主体の積極的かつ連携した取り組みを促進する
ための効果的な仕組みをまとめたものです。また、各主体の省エネルギーを推進するためのハー
ド、ソフト面での取り組みや、新エネルギー設備導入などに関する各主体の方針・方策を示すク リーンエネルギービジョンとともに環境アクションプランに含まれます。
環境アクションプランは、「もったいないプロジェクト」を推進する上で、浦安市環境基本計
画の実行計画的な推進方策に位置づけられるとともに、第2次浦安市地球温暖化対策実行計画に
掲げる市公共施設からの温室効果ガス削減目標の達成を目指し、各主体の環境保全行動を促進す
るものです。
1.指針の基本的事項
1. 1 「環境配慮指針 −公共施設の計画・施工編−」策定の背景
今日の環境問題は、地球温暖化のように、地球規模で大きな影響を与えるとともに、後世 にまで大きな影響を与える可能性がでてきています。
その主な発生原因は大量生産・大量消費・大量廃棄型の社会経済システムに基づく環境へ の負荷の急速な増加であることから、私たちは自分たちのライフスタイルや事業活動を環境 への負荷の少ないものに変えていかなければなりません。
市では、「もったいない」という言葉の「ものの本来の価値を無駄にすることなく生かす」 ことをコンセプトに、地球温暖化防止と資源循環を中心に、市の率先行動をはじめとする地 域全体での環境保全行動を推進する取り組みを、「もったいないプロジェクト」として平成 1 8 年度( 2 0 0 6 年度) から開始しています。
特に、市では、各主体の協働により、地球温暖化防止を推進していく上で、市の率先した 行動と効果の達成が最も重要と捉えており、公共施設の計画・施工・管理等を担う者が日頃 から具体的な配慮実践のために活用できる指針となるものが不可欠となっています。
1. 2 目的・位置づけ
1. 3 対象範囲
(1)対象となる環境分野
国土交通省「官庁施設の環境保全性に関する基準」では「環境負荷」の定義を「官庁施設 の整備及び利用に伴い環境に加えられる影響であって、環境の保全上の支障の原因となるお それのあるものをいう」としており、施設の整備段階(計画、設計、施工)から利用段階(運 用)に至る幅広い場面を想定しています。浦安市では、この国の考え方を基本としつつ、特 に、地球温暖化防止、廃棄物の削減・資源化などの分野に主眼を置くものとします。具体的 には、省エネルギー・省資源、自然エネルギーの利用、エコマテリアル、周辺環境保全(地 域生態系保全・周辺環境配慮)、長寿命化、適正使用・適正処理の分野とします。
なお、運用については、市の配慮指針(事務事業編・公共施設の運用編)に配慮項目と仕 組みを盛り込みます。
(2)対象となる主体・施設
本指針の対象となる主体は、市の施設管理者及び施設の計画・施工を担う担当者であり、 対象となる施設は、現在、地球温暖化対策実行計画で対象としている施設及び今後新築され る全ての公共施設とします。
(3)対象となる行為
公共施設の計画・施工に係る行為が対象となります。
1. 4 基本方針
市では、これまで公共施設の計画・施工に係る体系的な指針やそのマネジメントの仕組み が構築されていなかったため、今後の課題として以下の事項が挙げられます。
● 計画・施工段階からの配慮:今後、新庁舎を始め施設の建替え等の時期を迎える浦安市に おいて、施設計画を行う初期段階から、環境配慮を組み込んでいく必要があります。 ● 意識の向上:施設の計画・施工の各段階における温暖化対策や資源循環対策に取り組む必
要性・意義を、一人ひとりの職員に強く認識してもらう仕組みを用意する必要があります。
方針1:施設計画の初期段階から環境配慮を組み込む仕組みを浸透させる
施設の計画・施工という初期段階から、環境配慮を組み込んでいくための仕組みを段階的 に浸透させていきます。計画・施工段階については、その進行管理の仕組みとして、定性的 なチェックや半定量的なチェック(簡易な点数付け等によるチェック)、あるいは C A S B E E の活用等が考えられますが、当面は配慮メニューの周知徹底に力点を置き、進行管理の仕組 みは、活用を進めながら検討していきます。なお、活用を徹底させるために、研修も合わせ て行います。
方針2:ハード面の対策メニューを用意する
従来の実行計画では十分に担保されていなかった「建物構造の工夫、省エネ設備や自然エ ネルギー利用設備等の積極的導入等、ハード面の対策」などのメニューを用意し、施設建設 の計画・施工に係る職員が活用していくこととします。
方針3:配慮の必要性・意義を職員一人ひとりに確実に浸透させる
2.配慮事項
Ⅰ. 計 画 時
(1) 省エネルギー
1)建物配置
○ 建設地の立地条件をふまえ、日射や室内外の温度差等が低減される建物配置、建物形状 (平面形状、断面形状)とする。
○ 居室、廊下やコア等の配置、窓の向きや大きさ等の工夫により、熱負荷を低減させる建 築計画とする。
○ 室の用途や地域の環境特性に配慮した上で、半地下や屋根散水等、熱負荷の低減に有効 な手法を検討する。
2)外壁、屋根、床の断熱
○ 建築の外周部の熱負荷を低減するために、外気や土に接する壁、屋根、床等の断熱の充 実を図る。
3)窓の断熱、日射遮蔽、気密化
○ 複層ガラスなどの断熱性の高い窓ガラス、エアフローウィンド等の採用により、熱負荷 の低減を図る。
○ 庇、外ブラインド等の日射遮蔽手法の採用や、日射遮蔽能力の高い窓ガラスを効率的に 採用するなどにより、開口部からの過大な日射の進入の抑制を図る。
○ 建具の機密性の向上等により、空気の流出入による熱損失の低減を図る。
4)局所空調、局所排気
○ アトリウムなどの大空間や高天井の室等では、上部からの輻射熱に留意し、居住域内高 さを中心とした空調方式の採用を検討する。
5)エネルギー損失の低減
○ 冷水と温水、冷風と温風の混合によるエネルギー浪費の削減を図る。
○ 配電損失、配管熱損失、ダクト内抵抗等を低減するよう設備諸室の適切な配置等を検討 する。
○ 適切な省エネルギー設定が行える空調ゾーニング、初期照度補正や人感センサーの採用 の検討、照明及び空調の制御区分への配慮等により、不必要な照明用電力や空調用エネ ルギーの削減を図る。
6)エネルギーの有効かつ効率的利用
○ 電気負荷及び熱負荷の特性について検討し、電気エネルギー及び熱エネルギーの有効利 用による総合効率の向上により、省エネルギー及び環境負荷の低減が見込める場合には、 コージェネレーションシステムの採用を検討する。
○ 建物からの排熱がある場合には、全熱交換器による間接利用、また、空調室の排気を用 いて廊下や倉庫、駐車場等の簡易な空調を行うカスケード利用(熱エネルギーの段階的 利用)を検討する。
○ C O2冷媒ヒートポンプ給湯器、潜熱回収型給湯機器等の高効率給湯器の採用を検討する。
○ 中央給湯方式から局所給湯方式への変更・採用を検討する。 ○ 熱源機器の台数制御の採用を検討する。
○ 高効率熱源機の導入を検討する。
○ 吸収冷温水機を超高効率型に更新し、台数制御運転を行なって負荷率を向上する。
7)負荷の平準化
○ 空調熱源の選定にあたっては、建物の熱負荷特性、維持管理体制等について総合的に考 慮し、ガス式または蓄熱式の採用を検討する。
○ 建物の室の用途、熱負荷特性を考慮し、潜熱蓄熱、躯体蓄熱等の採用を検討する。 ○ 建物の電力負荷の特性等を考慮し、電力貯蔵(蓄電)システムの採用を検討する。 ○ 超高効率変圧器、力率改善コンデンサ、デマンドコントロールシステム等の電気設備の
省エネに資する機器・システムの採用を検討する。
8)搬送エネルギーの最小化
○ 搬送抵抗が小さなシステムを採用するとともに、V A V (変風量)方式、V W V (変流量) 方式やインバータ等を利用し負荷の大きさに応じてエネルギー消費が低減されるシス テムの採用を図る。
○ 台数制御運転される冷却水・冷温水循環ポンプにインバ−タを付加して回転数を下げて 運転し、電力使用量を削減する。
9)照明エネルギーの最小化
○ 照明の心理・生理面の影響、使用環境、維持管理等を考慮したうえで、高効率照明器具、 高周波点灯型安定器、高効率の反射板等の採用を検討する。
○ 適正な照度設定を図るとともに、過照度分を調光機能を用いて必要照度に抑制し、電力 消費を低減することを検討する。
○ 自然光の影響を受ける箇所の照明器具は、ブラインド、間仕切、家具等の影響に留意し、 照明制御システムの採用を検討する。
○ 執務環境に応じ、タスク・アンビエント照明の採用を検討する。 ○ 建物内に反射板を取り付け、照明照度を上げる。
○ H f 蛍光灯を導入し電力使用量を削減する。
○ 誘導灯(非常灯を含む)などを高輝度誘導灯を導入して電力使用量を削減する。 ○ トイレ照明に人感センサーを導入する。
1 0 )水資源の有効利用
○ 建物規模、建物用途、地域性等を考慮し、排水再利用システム及び雨水利用システムの 採用を検討する。
○ 水使用量の削減を図るため、節水システムの採用を検討する。 ○ 節水コマの採用を検討する。
○ トイレの擬音装置の採用を検討する。
1 1 )適正な運転管理が可能なシステムの構築
○ 庁舎の用途、規模等に応じ、エネルギーの合理的・効率的な利用を可能とする自動制御 システム、中央監視制御システムの充実を図る。
○ 適切な保全に資するため、設備機器の累積運転時間、エネルギー消費変動傾向等の使用 状況及び点検、修理、故障等の履歴情報の収集・分析が可能なシステムの採用を検討す る。
(2) 自然エネルギーの利用
1)自然採光
○ 自然光を積極的に活用する、ライトシェルフ、ハイサイドライト等の採用を検討する。 ○ 昼光に連動して照明を制御する自動調光システムの採用を検討する。
○ 地階、無窓階等では、集光装置と光ファイバーケーブル等による昼光利用システムの採 用を検討する。
2)自然通風
○ 開口部や吹き抜け空間等による通風経路の確保に配慮し、冷房負荷の低減を図る。自然 通風の検討にあっては、人体が感ずる快適性に配慮する。
○ 建物の立地による風向や風速を考慮し、開口部の形状、方向等を検討する。
○ 夏季と冬季の季節による気候の変動等を考慮し、開口部は開閉調節が可能な構造を検討 する。
3)自然エネルギー利用
○ 電力需要のピークカットに資する等の効用、建築規模等を考慮し、太陽光発電の採用を 図る。
○ 温水需要の多い施設については、建築規模等を考慮し、太陽熱給湯の採用を検討する。 ○ 外気温度の低いときに外気導入量を増やし、冷房用エネルギーを削減することが可能な
外気冷房システムの採用を検討する。
○ 河川や地中の熱、風力等の自然エネルギーを利用する建築設備システムについては、そ れぞれの建物の用途・規模・立地等を考慮したうえで、採用を検討する。
(3) エコマテリアル
1)低環境負荷材料
○ 資源の枯渇に配慮した上で、製造時の C O2 排出量が少ない自然材料の積極的な採用を
検討する。
○ 伐採と植林のバランスにより C O2排出量が削減される木材の有効利用を検討する。
○ ホルムアルデヒド等の揮発性有機化合物等の有害化学物質を含有しないか、あるいは含 有量の少ない内装材を採用する。
○ E M ケーブルの採用など、環境負荷を低減するとともに、その被覆材料のリサイクル性 を高める。
○ ダイオキシン等の内分泌かく乱化学物質(環境ホルモン)の発生原因となる物質を含む 資機材については、可能な限り使用を抑制する。
○ アスベスト(石綿)を含む建材等の最新情報に留意し、適切に対応する。 ○ 間伐材の活用を促進する。
○ グリーン購入法における調達率の向上を図る。
2)熱帯材型枠の使用合理化
○ 複合合板型枠、断熱材兼用型枠、床型枠用鋼製デッキプレート等の代替型枠の採用を検 討する。
○ コンクリート打設時に型枠の用途を果たし、建物の仕上げ面として残置できるハーフ P C 工法の採用を検討する。
○ 階数が多くかつ各階の形状が同一の建物では、型枠転用回数の増加を図る。 ○ 熱帯林の減少に配慮し、熱帯材型枠の使用の合理化等を図る。
3)副産物・再生資源の活用
○ 廃棄物を原料とする建築資機材の積極的活用を図る。
○ 建設副産物を用いた再生材の積極的活用を図る(建設発生土・廃木材・廃コンクリート など)。
○ 再利用、再生可能な資機材の積極的活用を図る。
4)分解が容易な材料・構工法
○ 資機材の部分更新を容易にするとともに再利用を促進するため、建築資機材の定尺寸法 を考慮した基準寸法の設定を検討する。
○ 個々の材料の剥離、分解が容易な構造とするよう検討する。
(4) 周辺環境保全(地域生態系保全・周辺環境配慮)
1)地形改変の抑制
○ 地形の改変を最小限にとどめ、既存の自然環境に与える影響の軽減を図る。
○ 生態系に配慮した質の高い緑地を保全若しくは創出するとともに、緑地を周囲の緑地と 連結させること等により、既存の自然環境や生態系の保護・育成を図る。
○ 動植物の生息環境を保全・創出するよう、指標種の選定とその生息環境への配慮などを 行う。
2)緑化の推進、地下水の涵養
○ 敷地内の緑化を推進するとともに、屋上緑化、壁面緑化、駐車場の芝生化等の採用を検 討する。
○ 緑地の確保、透水性舗装、各施設への浸透マス導入等により地下水系を保全する。 ○ 緑化材には、大気汚染防止効果のある種や郷土種、食餌植物等を採用する。
3)環境汚染物質の排出抑制
○ S OX、N OX等の排出を抑制するため、硫黄、窒素含有の少ない燃料の選択、燃料技術の
改善、脱硫装置、脱硝装置等の設置を検討する。
○ ダイオキシンの発生、周辺への煙害を防止するため、一般廃棄物を焼却するための小型 焼却炉は原則として設置しない。
4)周辺環境配慮
○ 騒音・振動の発生源となる可能性のあるものを適切に予測し、それらが周辺環境や周辺 住民の生活に悪影響を及ぼさないよう、適切な措置を講ずる。
○ 建築物の形状の工夫、植栽や暴風フェンスの設置等、計画建物の特性に応じて、適切な ビル風防止の措置を講じる。
○ 光害の発生源となる可能性のあるものを適切に予測し、それらが周辺環境や周辺住民の 生活に悪影響を及ぼさないよう、建物が立地する地域の周辺の照明の設置状況等に応じ て、適切な措置を講ずる。
○ 建築基準法における日影規制を遵守し、建物配置、建物形状、外装材等の工夫により、 日照障害の範囲を極力少なくする。
○ 塵芥の集積場所を設ける場合には、カラス等による拡散に対する防御策を検討する。
5)周辺地域の景観への配慮
○ 周辺環境状況の把握に努め、周辺地域の景観(眺望、緑や水辺、町並み)などに配慮し た配置、形状、色彩を選定する。
○ 電線の地下埋設や歩道・自転車道の設置などによる、快適な道路環境の創出策を検討す る。
6)環境影響調査
○ 環境アセスメント(環境影響評価)が必要な大規模事業については、法令等に基づく適 切な調査を実施し、その結果を計画・設計に反映する。
○ 環境に与える影響が大きいと考えられる事業については、事前に調査し、その結果を計 画・設計に反映する。
(5) 長寿命化
1)フレキシビリティの確保
○ 将来的な用途変更や高機能化に対応可能なように、階高や延べ面積及び各階床面積のゆ とりを確保する。
○ 将来的な用途変更や高機能化に対応可能なように、床荷重を設定する。
○ 将来的な集密書架やコンピュータ等の設置に対応可能なように、ゆとりのある床荷重を 設定する。
○ 将来的な増築に対応可能なように、建築物の配置及び構造について十分に検討する。 ○ 将来的な用途変更や高機能化を考慮し、設備機器の容量、配管やダクトのサイズの増大
に備えて、設置スペースを確保する等の対策を検討する。
○ 部分的な更新が容易となるように、分解が容易な資機材、モジュール材料等を使用する。
2)構造体の耐久性
○ 構造体の耐久性を確保するとともに、構造体の劣化防止を検討する。
3)建築非構造部材及び建築設備の合理的耐久性
○ 仕上材は、汚れや退色に強く、製造等維持保全が容易なものを採用する。
○ 外壁は、耐久性に優れた材料の採用、簡易洗浄や劣化診断等のための足場の確保等、長 寿命化のための適正な維持保全に配慮する。
切りの配置や内部仕上げと設備のシステム化を図る。
○ 設置環境を考慮して設備機器・資材の選定を行うとともに、必要に応じ適切な防食対策 を講じる。
○ 点検や部品交換が容易な構造の機材の採用を検討する。
4)維持管理の容易性
○ 建築非構造部材、設備機器、設備システムの補修、更新、維持管理等を効率的・効果的 に実施するため、適切な作業スペースを確保する。
○ 建築設備の配管やダクトの更新に配慮し、脱着可能な天井、壁のシステム等を検討する。
(6) 適正使用・適正処理
1)建設副産物の発生抑制・再資源化
○ 分別収集を徹底する。
○ 建設リサイクル法に基づく特定建設資材(コンクリート,アスファルト,木材)のリサ イクルなど、建設副産物の減量化・再資源化に努める。
○ 「建設発生土情報システム」の活用等により、建設発生土の再利用を図る。 ○ 木材やコンクリート塊、残土などの建設副産物の削減、リサイクルに取り組む。 ○ コンクリート再生骨材・路盤材再生砕石・再生砂の使用,再生合材の使用範囲の拡大な
ど再生建設資材の利用に努める。 ○ 再生二次製品の使用に努める。
○ 街路樹伐採木のリサイクル化に努める。
○ 施設から発生する剪定枝、生ごみ、汚泥などの廃棄物を、堆肥化や燃料化によって再利 用するための設備や施設を導入する。
2)環境負荷の大きい物質の使用抑制と適正回収
○ 代替フロン類を使用した建築資機材の使用を避け、代替手法の採用を検討する。代替手 法がない場合は、最小限の使用量にとどめ、漏洩防止と適正回収を徹底する。
○ アスベストを撤去する場合は、現場養生や廃アスベストの適正処理などを徹底する。
3)施設運用時の廃棄物の適正処理
(7) その他
1)施工契約にあたっての環境への取り組みの考慮
○ 環境配慮の観点を盛り込んだ契約内容の設定、及び契約管理を行う。 ○ 特定建設作業実施届など、公害関係法令に基づく届出などを遵守する。 ○ 公共工事の入札参加資格に、IS O 1 4 0 0 1 等の認証取得等を検討する。
2)地域住民への情報提供
Ⅱ.施 工 時
(1) 周辺環境保全(地域生態系保全・周辺環境配慮)
1)騒音・振動の防止
○ 出入りする車輌の騒音・振動の防止に取り組む。 ○ 低公害型の車両や建設機械を使用する。
○ 低騒音舗装を導入する。
○ 工事中の騒音対策として,工事期間・時間帯に配慮する。 ○ 遮音施設を設置する。
2)大気汚染の防止
○ 出入りする車輌の排ガス抑制止に取り組む。 ○ アスベストや粉塵の飛散防止に取り組む。
○ 粉じんの飛散を防止するための、散水などの対策を行う。 ○ 排出ガス対策型建設機械を使用する。
3)水質汚濁の防止
○ 水質浄化対策工法を採用する。
○ 沈砂槽設置により水質汚濁の防止に努める。
4)土壌汚染・地下水汚染の防止
○ 搬入土壌の過去の汚染の有無確認を行う。 ○ 土壌汚染(地下水汚染)の抑制に努める。
5)日照被害、電波障害の防止
○ 影響範囲を調査し日照被害・電波障害の防止施設の配置・構造を設置する。
6)地盤沈下・地形改変の防止
○ 動植物の繁殖期などを考慮した工期を設定する。 ○ 伐採・枝打ち・立入は必要最小限にする。
8)周辺地域の景観への配慮
○ 地域を特徴づける景観,身近に触れ合える緑や水辺を保全・創出するよう努める。 ○ 身近な自然を楽しむ人の多い時期・時間帯を回避する工事工程を設定する。
9)法令遵守
○ 工事期間中における各種規制基準の遵守について、適切な監視・指導を行う。
(2) 適正使用・適正処理
1)建設副産物の発生抑制・再資源化
○ 施設から発生する廃棄物を分別回収するためのスペースを設置する。
○ リサイクル計画書・実施書の作成,再生資源利用(促進)計画書・実施書,マニフェス トの確認などにより、建設副産物の適正な処理・処分に努める。
2)環境負荷の大きい物質の使用抑制と適正回収
○ 環境負荷の大きい物質を使用した資機材の使用を抑制するとともに、その適切な回収に 配慮する。
○ 処分計画書・実績書の確認などにより、建設廃棄物の適正な処理に努める。
(3) その他
1)施工契約にあたっての環境への取り組みの考慮
○ 講習会の開催,現場巡回時の指導などを行い、工事関係者の環境意識の向上に努める。
2)地域住民への情報提供
3.推進体制・進行管理
公共施設の計画時・施工時の環境配慮をどのように進行管理していくかという点について は、さまざまな考え方があります。例えば、ⅰ)各施設の取り組み状況を定性的に報告して もらう、ⅱ)簡易な点数付け等による半定量的チェックを行う、ⅲ)C A S B E E 等のツール を活用する、などが想定されます。どの方式を用いるかについては、まず、計画時・施工時 の環境配慮の意義・必要性等の周知徹底を図り、庁内における合意形成をふまえて、より効 果的な方式を検討していく必要があります。
そこで、当面は、本指針を施設の計画・施工に携わる担当者に配布し、配慮メニューの周 知徹底を図るとともに活用の方法について協議を行うことに力点を置き、取り組み状況につ いて担当者から簡単に報告してもらう方式をとることを検討します。
浦安市環境配慮指針
−公共施設の計画・施工編−
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