• 検索結果がありません。

・第3次 青森県食育推進計画 食育 青森県庁ホームページ dai3ji

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2018

シェア "・第3次 青森県食育推進計画 食育 青森県庁ホームページ dai3ji"

Copied!
83
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

第3次

青森県

食育推進計画

(計画期間:平成28年度~平成32年度)

平成28年3月

(2)

第3次青森県食育推進計画の

策定に当たって

食は、子どもたちの健やかな成長と、生涯にわたって健康で活力ある生活を送るために かかせない命の源です。

スーパー・コンビニ等の小売業や外食産業の発達 などにより、私たちの食生活はますま す便利なものになっている一方で、心身の健康を 育む健全な食生活の実践は必ずしも十分 とは言えない状況であると思っています。本県の 平均寿命が男女ともに全国最下位となっ ているのは、こうした食生活の乱れがその一因となっていると言われています。

本県にとって大きな課題である健康寿命の延伸に 向けては、ヘルスリテラシー(健やか 力)の向上や運動等も含めた生活習慣の改善、生活習慣病の発症予防等に取り組んでいる ところですが、県民一人ひとりが様々な経験を通 じて、食に関する知識と食を選択する力 を習得し、健全な食生活を実践できるように育てる「食育」も極めて重要な取組です。

県では、平成23年3月に「第2次青森県食育推進計画」を策定し、平成27年度まで の5年間、市町村、関係者・団体と連携・協力しながら、本県の豊かな自然と恵まれた食環 境を生かし、「青森県らしい食育」を県民運動として推進してきました。

この結果、県民の食育に関する認知度が確実に高 まってきているほか、市町村や民間企 業等による主体的で活発な取組やマスメディアに よる積極的なキャンペーンの展開などに より、県内全域で健康づくりに関する気運が高まってきています。また、「あおもり食命人」 や「だし活」等、本県の豊かな食に着目した取組も拡大しています。

こうした流れを途切れさせることのないよう、より一層の食育推進を図るため、この度、 平成28年度から32年度までの5年間を期間とする「第3次青森県食育推進計画」を策 定しました。

この計画では、次代を担う子どもたちはもちろん、家庭や学校から離れ、生活が不規則 になりがちな若い世代、生活習慣病の発症率が高 く日頃の生活習慣の見直しが求められる 働き盛り世代、単身者世帯の増加が見込まれる高齢者を重要なターゲットとするとともに、 企業や飲食店・量販店等、医療等の専門家と連携して取り組むことを重視しています。

私たちが目指す姿である「健康で活力に満ちた『 くらし』の実現」に向け、広く県民の 方々の御理解と御協力の下に、豊富な農林水産資源、地域の食文化等、青森ならではの食 の力を生かしながら、今後も県民運動として食育を推進していきます。

この計画の策定に当たり、数多くの貴重な御提言をいただきました青森県食育推進会議 の委員の皆様、食育協力団体をはじめ、関係各位に心から感謝を申し上げます。

平成28年3月

(3)

第1章 計画策定の趣旨

1 食育とは ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 2 計画策定のねらい ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 3 計画の位置付け及び期間 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3

第2章 計画の目指す姿 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4

第3章 食育推進の現状と課題

1 食をとりまく社会情勢 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5 2 食生活と健康 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11 3 「食育」に対する県民の意識 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 21 4 青森ならではの食の力 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 23 5 第2次計画の成果 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 32 6 今後の展開に向けた課題 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 35

第4章 青森県の食育推進方向

1 目標 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 36 2 食育推進の視点 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 36 3 基本方向 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 36

基本方向 ① ライフステージに対応した食育の推進

1 子育て家庭における食育の推進 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 38 2 保育所や幼稚園、学校等における食育の推進 ・・・・・・・・・・ 40 3 企業における食育の推進 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 42 4 飲食店や量販店等における食育の推進 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 43 5 地域における食育の推進 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 44

基本方向 ② 青森ならではの食の力を生かした「食」と健康を育む環境づくり 1 販売や交流を通じた「食」や農林水産業への理解促進 ・・・・ 48 2 食文化の継承・発展 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 49 3 専門家等と連携した生活習慣病の予防・改善 ・・・・・・・・・・ 50 4 食の安全・安心の確保 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 51

(4)

第5章 多様な関係者の連携・協力の強化

1 全県的な食育推進体制の充実 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 56 2 地域における食育推進体制の充実 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 56 3 食育を進める人財の育成 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 57 4 食育を推進するための運動の展開 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 57

□ 用語説明 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 59

□ 参考資料 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 67 1 青森県食育推進会議設置要綱

2 食育基本法

食育コラム

・インスタントラーメン1位でいいの? ・・・・・・・・・・・ 9 ・野菜ジュースは野菜の代わりになるの? ・・・・・・・・・・11 ・朝ごはんの必要性 ・・・・・・・・・・14

・適正な体重とは? ・・・・・・・・・・16

・エコ料理のすすめ ・・・・・・・・・・18

・「食育月間」と「食育の日」 ・・・・・・・・・・20

・青森県の代表的な郷土料理 ・・・・・・・・・・30

・うま味のちから ・・・・・・・・・・31

・お酒を上手に楽しもう! ・・・・・・・・・・35

・良く噛んで食べよう ・・・・・・・・・・39

・体脂肪を1kg燃焼するためには? ・・・・・・・・・・42 ・和食を知ろう ・・・・・・・・・・45

・農家レストランの魅力 ・・・・・・・・・・49

(5)

第 1章

計 画 策 定の 趣旨

1 食 育 と は

○ 食 育 基 本 法 で は 、食 育 を 、生 き る 上 の 基 本 で あ っ て 、知 育 、徳 育 及 び 体 育

の 基 礎 と な る べ き も の 、 と 位 置 付 け る と と も に 、 さ ま ざ ま な 経 験 を 通 じ て

「 食 」に 関 す る 知 識 と「 食 」を 選 択 す る 力 を 習 得 し 、健 全 な 食 生 活 を 実 践 す

る こ と が で き る 人 間 を 育 て る こ と 、 と し て い ま す 。

○ 県 民 一 人 一 人 が

① 自 ら の 食 に つ い て 考

え る 習 慣

② 食 に 感 謝 す る 心

③ 食 に 関 す る さ ま ざ ま

な 知 識

④ 食 を 選 択 す る 判 断 力

を 身 に 付 け て 、 健 全 な

心 と 体 を 培 い 、 豊 か な

人 間 性 を 育 ん で い く 基

礎 と す る も の で す 。

食 育 に つ い て は 、学 校 や 地 域 、企 業 、団 体 、行 政 な ど が そ れ ぞ れ の 立 場 や 特

性 を 生 か し 、そ の 必 要 性 を 啓 発 し て い ま す が 、こ れ を 実 践 に つ な げ る に は 、大

人 が 食 へ の 理 解 を 深 め て 、「 あ お も り の 食 」の 素 晴 ら し さ に 誇 り を 持 ち 、自 ら

実 践 す る と と も に 子 ど も た ち の 食 育 に 積 極 的 に 関 与 す る 中 で 、 県 民 一 人 ひ と

り が 主 体 的 に 毎 日 の 生 活 の 中 で 取 り 組 む こ と が 重 要 で す 。

で き る こ と か ら 少 し ず つ 継 続 し て 取 り 組 み ま し ょ う 。

・「 い た だ き ま す 」、「 ご ち そ う さ ま 」 の 意 味 を 理 解 し 、 あ い さ つ を す る 。

・ 食 べ 物 を 大 切 に し 、 感 謝 の 心 を 持 っ て 食 事 を す る 。

・ 食 事 マ ナ ー を 身 に 付 け る 。

・朝 ご は ん は も ち ろ ん 、1 日 3 度 、栄 養 バ ラ ン ス の と れ た 食 事 を し 、望 ま し い

食 習 慣 を 身 に 付 け る 。

・ 家 族 や 友 達 と い っ し ょ に 、 楽 し く 食 事 を す る 。

・ し っ か り 噛 ん で 、 好 き 嫌 い な く 味 わ っ て 食 べ る 。

・ 自 分 や 家 族 の 健 康 に と っ て 、 必 要 な 食 べ 物 は 何 か を 考 え る 。

・ 食 事 と と も に 、 適 切 な 運 動 、 休 養 と 十 分 な 睡 眠 を と る 。

・県 産 品 や 地 場 産 物 、旬 の 食 材 な ど を 積 極 的 に 取 り 入 れ 、地 域 の 自 然 や 風 土 、

(6)

・ 地 域 の 郷 土 料 理 や 行 事 食 な ど の 食 文 化 に つ い て 理 解 を 深 め る 。

・食 に 関 係 す る 人 々 や 自 然 環 境 の こ と を 考 え て 、食 べ 物 に 感 謝 し 、食 材 は 使 い

切 る 、 料 理 は 食 べ 切 る こ と に よ り 、 食 品 廃 棄 を 減 ら す 。

・ 食 の 安 全 性 に つ い て の 正 し い 知 識 と 、 こ れ に 基 づ く 食 の 選 択 力 を 身 に 付 け

る 。

・農 林 漁 業 体 験 な ど を と お し て 、自 然 の 恵 み や 生 産 の 場 の こ と を 学 び 、食 の 大

切 さ を 感 じ る 。

・ 日 本 や 世 界 の 食 料 事 情 に 関 心 を 寄 せ る 。

・ 次 の 世 代 に 、 食 の あ り が た さ や 大 切 さ 、 知 識 を 伝 え る 。

・ 食 に 関 す る 経 験 や 知 識 を 生 か し て 、 食 育 活 動 に 参 加 す る 。 な ど

2 計 画 策 定 の ね ら い

○ 「 青 森 県 食 育 推 進 計 画 」は 、食 育 基 本 法 に 基 づ い て 策 定 す る も の で 、県 全

体 で 推 進 す る 食 育 の 基 本 指 針 で す 。ま た 、県 民 の 理 解 と 共 感 を 得 る こ と で 、

一 人 ひ と り が 食 育 を 進 め て い く 上 で 何 が で き る の か を 考 え 、 実 践 す る こ と

を 促 す も の で す 。

○ 県 で は 、平 成 1 8 年 1 1 月 に「 第 1 次 計 画 」、平 成 2 3 年 3 月 に「 第 2 次

計 画 」を 策 定 し 、県 、市 町 村 を は じ め 関 係 者 、団 体 が 連 携 ・協 力 し 、「 い た

だ き ま す ! あ お も り 食 育 県 民 運 動 」な ど に よ り 、県 民 に 対 す る 食 育 の 普 及 浸

透 に 努 め て き ま し た 。そ の 結 果 、県 民 の 食 育 の 認 知 度 は 高 ま り 、学 校 等 に お

け る 食 育 の 進 展 を は じ め 、 食 育 は 着 実 に 推 進 さ れ て き ま し た 。

○ し か し 、食 生 活 に 関 す る 社 会 情 勢 が 変 化 し て い る と と も に 、脂 肪 か ら の エ

ネ ル ギ ー 摂 取 の 割 合( 脂 肪 エ ネ ル ギ ー 比 率 )が 多 く な る な ど の 食 生 活 の 偏 り

に 起 因 し た 肥 満 や 生 活 習 慣 病 の 増 加 等 、 食 に 関 連 し た 健 康 問 題 は 依 然 と し

て 大 き い こ と か ら 、今 後 も 時 代 に あ っ た 食 育 の 推 進 が 必 要 と な っ て い ま す 。

○ ま た 、平 均 寿 命 が 全 国 で 最 下 位 と い う 課 題 を 克 服 す る こ と で 、県 民 総 時 間

は 増 加 し 、 人 口 減 少 ス ピ ー ド の 抑 制 や 生 産 と 消 費 の 拡 大 に よ る 県 内 経 済 の

活 性 化 が 見 込 ま れ る こ と か ら 、健 康 長 寿 県 の 実 現 に 向 け て 、県 民 一 人 ひ と り

の 「 食 」 を は じ め と し た 健 康 的 な 生 活 習 慣 づ く り を 促 進 す る 必 要 が あ り ま

す 。

○ こ の よ う な 状 況 を 踏 ま え 、本 県 の 特 性 を 生 か し た 食 育 を 、総 合 的 か つ 計 画

的 に 継 続 し て 推 進 す る た め の 指 針 と し て 、「 第 3 次 計 画 」 を 策 定 し ま す 。

【 第 3 次 計 画 策 定 に あ た っ て 重 視 し た 点 】

主 な も の そ の 概 要

重 要 タ ー ゲ ッ ト 子 ど も に 対 す る 働 き か け と と も に 、若 い 世 代 、働 き

(7)

企 業 、飲 食 店・量 販 店

等 や 農 林 漁 業 者 、専 門

家 と の 連 携

食 と 健 康 の 環 境 づ く り に 向 け 、企 業 や 飲 食 店・量 販

店 等 を 巻 き 込 む と と も に 、 食 育 の 必 要 性 を 十 分 に

理 解 し て い た だ く た め 、 農 林 漁 業 者 や 専 門 家 と の

連 携 を よ り 強 化 し ま す 。

青 森 な ら で は の 食 の

力 の 発 揮

青 森 な ら で は の 自 然 や 豊 富 な 旬 の 食 材 、 魅 力 あ る

食 文 化 な ど を さ ら に 活 用 す る ほ か 、「 あ お も り 食 育

検 定 」や「 あ お も り 食 命 人 」、「 だ し 活 」を は じ め と

す る 県 民 の 健 康 づ く り に 向 け た 新 た な 取 組 の 成 果

を 生 か し な が ら 食 育 を 展 開 し ま す 。

3 計 画 の 位 置 付 け 及 び 期 間

こ の 計 画 は 、食 育 基 本 法 第 1 7 条 第 1 項 に 規 定 す る「 都 道 府 県 食 育 推 進 計

画 」と し て 位 置 付 け 、実 施 に あ た っ て は 、既 存 の 関 係 計 画 等 と 連 携 し な が ら

本 県 の 食 育 を 推 進 し て い く こ と と し ま す 。

期 間 に つ い て は 、平 成 2 8 年 度 か ら 3 2 年 度 ま で の 5 年 間 と し 、社 会 情 勢

の 変 化 な ど に よ り 、見 直 し が 必 要 と な っ た 場 合 は 、計 画 期 間 内 で あ っ て も 必

要 な 見 直 し を 行 い ま す 。

連 携 し て 推 進 食 育 基 本 法

食 育 推 進 基 本 計 画 ( 法 第 1 6 条 )

都 道 府 県 食 育 推 進 計 画 ( 法 第 1 7 条 )

市 町 村 食 育 推 進 計 画 ( 法 第 1 8 条 )

第 3 次 青 森 県 食 育 推 進 計 画 【H28~H32】

○ 青 森 県 基 本 計 画 未 来 を 変 え る 挑 戦 【H26~H30】 ○ ま ち ・ ひ と ・ し ご と 創 生 青 森 県 総 合 戦 略 【H27~H31】 ○ 青 森 県 健 康 増 進 計 画 「 健 康 あ お も り 2 1 ( 第 2 次 )」【H25

~H34】

(8)

第 2章

計 画 の 目指 す姿

「 健 康 で活 力 に 満 ち た 『 く ら し 』の 実 現 」

本 県 に は 、良 好 な 食 の 環 境( バ ラ ン ス 良 く 生 産 さ れ る 豊 富 な 農 林 水 産 物 )が

整 っ て い ま す 。こ う し た 青 森 の 豊 か さ( 季 節 と 食 材 )を 楽 し み な が ら 、県 民 が

元 気 に 生 活 し 、健 康 寿 命 を 延 ば し て い る 状 態( 健 康 で 長 生 き な 青 森 県 )を 目 指

す た め 、こ れ ま で の 計 画 に 引 き 続 き「 健 康 で 活 力 に 満 ち た「 く ら し 」の 実 現 」

を 目 標 に 設 定 し ま す 。

~ 本 県 で は 稲 作 を 始 め 多 種 多 様 な 農 業 が 営 ま れ て い ま す ~

~ 豊 富 な 農 林 水 産 物 が 健 康 な 身 体 を つ く り ま す ~

~ 三 方 を 海 に 囲 ま れ て い る た め 漁 業 も 盛 ん で す ~

~ 豊 か な 食 材 で 食 事 を 楽 し み ま す ~

(9)

第 3章

食 育 推 進の 現状 と 課題

1 食 を と り ま く 社 会 情 勢

( 1 ) 家 族 形 態 の 変 化

ア 本 県 の 人 口 は 、昭 和 5 8 年 を ピ ー ク に 減 少 傾 向 に あ る 中 で 、6 5 歳 以 上

の 老 年 人 口 の 割 合 は 増 加 し て い ま す 。

イ 世 帯 数 は 増 加 傾 向 で 、こ の 結 果 、1 世 帯 当 た り の 人 数 が 減 少 を 続 け て い

ま す 。一 方 で 、高 齢 者 世 帯 数 は 増 加 し て お り 、特 に 単 身 で 暮 ら す 高 齢 単 身

者 世 帯 数 が 増 加 し て い ま す 。

ウ 家 族 類 型 別 で は「 単 独 」、「 夫 婦 の み 」、「 ひ と り 親 と 子 」の 割 合 が 増 加 し 、

「 夫 婦 と 子 ど も 」 か ら 成 る 世 帯 が 減 少 し て い ま す 。

総 務 省 「 国 勢 調 査 」

172 844 353 12.5 61.4 25.7 0 10 20 30 40 50 60 70 80 0 200 400 600 800 1,000 1,200 1,400 1,600 1,800 T9

T1

4

S5

S1

0

S1

5

S2

0

S2

5

S3

0

S3

5

S4

0

S4

5

S5

0

S5

5

S6

0

H

2

H

7

H

12

H

17

H

22

(%) (千人)

人口の推移(青森県)

年少人口(14歳以下) 生産年齢(15~64歳)人口 老年(65歳以上)人口 年少人口割合

(10)

総 務 省 「 国 勢 調 査 」 ( 一 般 世 帯 : 住 居 と 生 計 を 共 に し て い る 人 の 集 ま り 又 は 一 戸 を 構 え て 住 ん で い る 単 身 者 等 の こ と )

総 務 省 「 国 勢 調 査 」

511,427

2.6

0 0.5 1 1.5 2 2.5 3 3.5 4 4.5

0 100,000 200,000 300,000 400,000 500,000 600,000

S45年 S50年 S55年 S60年 H2年 H7年 H12年H17年H22年

(人) (世帯)

一般世帯数と一世帯当たりの人員の推移(青森県)

一般世帯 一般世帯1世帯当たり人員

49,933 12,233 38,304

0 20,000 40,000 60,000 80,000 100,000 120,000

S55年 S60年 H2年 H7年 H12年 H17年 H22年

(世帯) 高齢夫婦・高齢単身者世帯数の推移(青森県)

(11)

総 務 省 「 国 勢 調 査 」 ( 非 親 族 を 含 む 世 帯 : 二 人 以 上 の 世 帯 員 か ら 成 る 世 帯 の う ち 、 世 帯 主 と 親 族 関 係 に な い 人 が い る 世 帯 の こ と で 、 親 族 で は な い 人 ( 住 み 込 み の 雇 い 人 な ど ) を 含 む 世 帯 の こ と )

( 2 ) 生 活 様 式 の 多 様 化

ア 単 身 世 帯 や 共 働 き 家 庭 の 増 加 、 就 労 時 間 や 勤 務 形 態 の 多 様 化 な ど に よ

り 、「 孤 食 」、「 個 食 」 や 栄 養 バ ラ ン ス の 偏 り な ど が 顕 在 化 し て い る ほ か 、

家 庭 の 味 や 地 域 の 食 文 化 が 継 承 さ れ に く く な り 、 個 人 や 家 庭 だ け で は 食

の 力 を 育 む こ と が 難 し く な っ て い ま す 。

イ 生 鮮 食 品 の 支 出 割 合 が 減 少 す る 一 方 、 加 工 食 品 や 外 食 の 支 出 割 合 が 増

加 す る な ど 、食 の 外 部 化 、簡 便 化 が 進 ん で お り 、こ の う ち 、総 菜 、弁 当 な

ど の 中 食 に よ る 支 出 額 は 急 速 に 増 加 し て い ま す 。

ウ コ ン ビ ニ エ ン ス ス ト ア の 店 舗 数 及 び 売 上 高 は 、 こ こ 数 年 で 大 き く 伸 び

て お り 、今 後 も こ れ ら 店 舗 に よ る 中 食 市 場 が 広 が る こ と が 予 想 さ れ ま す 。

141

単独世帯

95

夫婦のみの世帯

122

夫婦と子供から成る 世帯

7

男親と子供から成る 世帯

50

女親と子供から成る 世帯

92

核家族以外の世帯

3

非親族を含む世帯

0 50 100 150 200 250 300 350 400 450 500 550 H22年

H17年

H12年

H7年

世帯数(千世帯)

(12)

( 公 財 ) 食 の 安 全 ・ 安 心 財 団 附 属 機 関 外 食 産 業 総 合 調 査 研 究 セ ン タ ー に よ る 推 計 ( 外 食 率 : 外 食 産 業 市 場 規 模 / 家 計 の 食 料 ・ 飲 料 支 出 額 、 食 の 外 部 化 率 : 外 食 産 業 市 場 規 模

+ 料 理 品 小 売 業 市 場 規 模 / 家 計 の 食 料 ・ 飲 料 支 出 額 )

総 務 省 「 家 計 調 査 」( 全 国 ・ 二 人 以 上 の 世 帯 ) を も と に 農 林 水 産 省 で 作 成 し た も の

31.8

33.5

37.7

36.6 36.7

36.0

35.5

35.3

33.4

35.4

41.2

40.7

42.1

44.1 44.1 44.0

30 35 40 45 50

S55年 S60年 H2年 H7年 H12年 H17年 H22年 H25年

(%) 外食率と食の外部化率

外食率 食の外部化率

76 152

89

60 70 80 90 100 110 120 130 140 150 160

S55年 S60年 H 2年 H 7年 H12年 H17年 H24年

指数

食料・調理食品及び外食の実質年間支出金額指数の推移

(S55年=100としたときの値)

(13)

農 林 水 産 政 策 研 究 所 「 人 口 減 少 局 面 に お け る 食 料 消 費 の 将 来 推 計 」 ( 外 食 は 、 一 般 外 食 と 学 校 給 食 の 合 計 。 生 鮮 食 品 は 、 米 、 生 鮮 魚 介 、 生 鮮 肉 、 牛 乳 、 卵 、 生

鮮 野 菜 、 生 鮮 果 物 の 合 計 、 加 工 食 品 は そ れ 以 外 。 平 成3 2年 は 推 計 値 )

生鮮食品

31.0

生鮮食品

27.7 生鮮食品

17.4

生鮮食品

16.0 加工食品

52.2

加工食品

54.8

加工食品

44.8

加工食品

51.6 外食

16.8

外食

17.5

外食

37.9

外食

32.5

0 20 40 60 80 100

H22年 H32年 H22年 H32年

二人以上の世帯 単身世帯

(%)

食料消費における外食等の割合(全国)

食 育 コ ラム :イ ン ス タン ト ラーメン 1位 で いいの?

総 務 省 の 家 計 調 査 によ る と 、2 0 1 2年 ~ 2 0 1 4 年 平 均 の カップ 麺 と 即 席 麺 を 合 わ せ た イン

ス タ ン ト ラ ーメ ン の 都 道 府 県 別 消 費 量 ( 1 世 帯 当 た り ) は 、青 森 県 が 第 1 位 と な って い ます 。

そ の 量 は8 ,7 7 9 gで 全 国 平 均 の1 .4倍 、最 も少 な い 沖 縄 県 の1 .8倍 で す 。

保 存 性 に優 れ て 簡 単 に 調 理 が で き 、種 類 も 豊 富 と い う便 利 な 食 品 で すが 、食 事 が そ れ だ

け と い う方 は 、 ち ょ っと ご 注 意 で す。 今 一 度 、 カッ プ や 袋 に 記 載 さ れ て い る 栄 養 成 分 や 品 質

表 示 を 確 認 し て み ま し ょ う 。 ほ ぼ 炭 水 化 物 な の で 栄 養 面 で 偏 り が 出 て し ま う ほ か 、 塩 分 量

が 高 い こ と も気 にな り ます。

塩 分 摂 取 量 が 全 国 に比 べ て 高 い 一 方 、野 菜 の 摂 取 量 は 少 な い 青 森

県 民 。塩 分 摂 取 の 目 標 は 、大 人 で 一 日 8gで す。食 事 を イン ス タ ント

ラ ーメ ン に頼 り切 らな い 、塩 分 を 排 出 して く れ る野 菜 など の 具 を 入

(14)

● 業 態 別 販 売 額 の 推 移 ( 全 国 ) ( 兆 円 )

H 1 6 年 H 2 1年 H 2 4年 H 2 6年

小 売 店 販 売 額 計 ( う ち 食 品 販 売 額 計 )

2 1 . 5 ( 9 . 7 )

1 9 . 8 ( 1 0 . 1)

1 9 . 6 ( 1 0 . 5)

2 0 . 2 ( 1 1 . 0 ) 百 貨 店 販 売 額

( う ち 食 品 販 売 額 )

8 . 9 ( 2 . 3 )

7 . 2 ( 2 . 0)

6 . 6 ( 1 . 9)

6 . 8 ( 1 . 9 ) ス ー パ ー 販 売 額

( う ち 食 品 販 売 額 )

1 2 . 6 ( 7 . 4 )

1 2 . 6 ( 8 . 0)

1 3 . 0 ( 8 . 5)

1 3 . 4 ( 9 . 1 ) コ ン ビ ニ 販 売 額

( う ち 食 品 販 売 額 )

7 . 3 ( 5 . 0 )

8 . 0 ( 5 . 1)

9 . 5 ( 5 . 8)

1 0 . 4 ( 6 . 6 ) 経 済 産 業 省 「 商 業 動 態 統 計 調 査 」

一 般 社 団 法 人 日 本 フ ラ ン チ ャ イ ズ 協 会 「 コ ン ビ ニ エ ン ス ス ト ア 統 計 調 査 」

9,730,905 51,814 0 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000 60,000 0 2,000,000 4,000,000 6,000,000 8,000,000 10,000,000 12,000,000

H20年 H21年 H22年 H23年 H24年 H25年 H26年

(店) (百万円) コンビニエンスストア店舗数と売上高の推移

(15)

2 食 生 活 と 健 康

( 1 )平 均 寿 命 の 推 移

ア 本 県 の 平 均 寿 命 は 、 年 々 延 び て い る も の の 、 男 女 と も 全 国 最 下 位 の 状

態 が 続 い て お り 、 全 国 と の 格 差 が 依 然 と し て あ る こ と が 課 題 で す 。

イ こ れ は 、が ん 、心 疾 患 、脳 血 管 疾 患 な ど 、生 活 習 慣 に よ る 要 因 で 引 き 起

こ さ れ る こ と が 多 い 生 活 習 慣 病 の 死 亡 率 が 高 く 、 高 い 喫 煙 率 や 過 度 の 飲

酒 の ほ か 、 不 適 切 な 食 生 活 や 運 動 不 足 か ら く る 肥 満 な ど の 問 題 が 多 い こ

と に 起 因 す る と 考 え ら れ て い ま す 。

厚 生 労 働 省 「 都 道 府 県 別 生 命 表 」

65.3

77.3

71.8

85.3

67.7

79.6

72.9

86.4

65 70 75 80 85 90

S40年 S45年 S50年 S55年 S60年 H2年 H7年 H12年 H17年 H22年

(歳) 平均寿命の推移

青森県 男 青森県 女 全国 男 全国 女

食 育 コ ラ ム: 野 菜 ジ ュ ース は 野 菜 の 代 わ り にな る の ?

野 菜 ジ ュ ース には 、ビ タ ミン や ミネ ラ ル (カリ ウム な ど )が 含 まれ て い ます。

し か し 、野 菜 を ジュ ース にする こ と で 、野 菜 に含 まれ てい る 食 物 繊 維 の うち、

水 に溶 け にく い 不 溶 性 食 物 繊 維 が 少 な く な った り 、ビタ ミンCが 壊 れ や すく な る な ど 、栄 養 成

分 が 変 化 し て し まう場 合 が あり ます。

や は り 一 番 良 い の は 、野 菜 を 食 べ る こ と で すが 、外 食 や 中 食 が 食 事 の 中 心 と な って し まう

人 や ゆ っく り と 食 事 を する 時 間 が な い 人 の場 合 、野 菜 の 代 用 と し て 野 菜 ジ ュ ース を 活 用 する

方 法 が あり ま す。こ の場 合 、果 汁 入 り の 野 菜 ジ ュ ース は 炭 水 化 物 が 多 く 、飲 み 過 ぎ る と 糖 分

の 摂 り 過 ぎ にな って し まうこ と が あり ま す 。な る べ く 果 物 が ミ ックス さ れ た も の は 避 け 、 食 塩 不

(16)

厚 生 労 働 省 「 人 口 動 態 調 査 」

厚 生 労 働 省 「 都 道 府 県 別 生 命 表 」

379.5

196.1

132.5

132.2 74.7

42.6

20.5

0 50 100 150 200 250 300 350 400 (人口10万対)

主要死因別死亡率(人口10万対)の経年変化(青森県)

悪性新生物 心疾患 脳血管疾患 肺炎 老衰 自殺 不慮の事故

青森県

長野県

85.0 85.5 86.0 86.5 87.0 87.5

77.0 77.5 78.0 78.5 79.0 79.5 80.0 80.5 81.0 81.5 (女・歳)

(男・歳)

(17)

( 2 ) 食 に 関 す る 健 康 問 題 の 増 加

ア 児 童 生 徒 の 肥 満 傾 向 児 出 現 率 が 全 年 齢 で 全 国 平 均 を 上 回 っ て い ま す 。

イ 本 県 で は 、小 学 校 、中 学 校 、高 等 学 校 と も 、う 歯( 虫 歯 )被 患 率 は 減 少

傾 向 に あ り ま す が 、全 国 と 比 較 す る と 依 然 と し て 差 が 大 き い 傾 向 に あ り

ま す 。

● 児 童 生 徒 の 肥 満 傾 向 児 出 現 率 ( 平 成 26 年 度 ) ( % 、 位 )

区 分

男 子 女 子

青 森 県 順 位 全 国 青 森 県 順 位 全 国

小 学 校

6歳 6.25 8 4.34 9.13 1 4.15

7歳 6.79 12 5.45 11.05 1 5.41

8歳 14.36 1 7.57 11.06 1 6.24

9歳 12.45 5 8.89 11.67 3 7.36

10歳 13.84 9 9.72 12.66 3 8.4

11歳 14.11 4 10.28 12.8 4 8.56

中 学 校

12歳 13.24 6 10.72 9.62 17 7.97

13歳 13.1 4 8.94 13.72 2 7.89

14歳 10.09 6 8.16 11.81 2 7.68

高 等 学 校

15歳 18.98 2 11.42 11.74 7 8.35

16歳 12.71 9 10.16 8.56 18 7.44

17歳 11.82 17 10.69 11.18 7 8.25

文 部 科 学 省 「 平 成2 6年 度 学 校 保 健 統 計 調 査 」 ( 肥 満 傾 向 児 : 性 別 、 年 齢 別 、 身 長 別 標 準 体 重 か ら 肥 満 度 を 求 め 、 肥 満 度2 0 % 以 上 の も の )

文 部 科 学 省 「 学 校 保 健 統 計 調 査 」

52.5 64.2

42.4 50.9 53.1 59.3

40 45 50 55 60 65 70 75 80

H20年度 H21年度 H22年度 H23年度 H24年度 H25年度 H26年度

(%) う歯被患率の年次推移

(18)

ウ 2 0 ~ 3 0 歳 代 の 若 い 世 代 は 、家 庭 や 学 校 と い っ た「 食 育 の 場 」か ら 離

れ 、一 人 暮 ら し 等 で 生 活 が 不 規 則 に な り が ち で あ る ほ か 、朝 食 欠 食 率 が 全

世 代 を と お し て 最 も 高 く 、 女 性 で は 痩 身 も 問 題 と な っ て い ま す 。

エ 4 0 ~ 5 0 歳 代 は 、特 に 男 性 に お い て 肥 満 者 が 多 く 、生 活 習 慣 病 の 発 生

率 も 高 く な る 年 代 で あ り 、死 亡 率 に つ い て は 、全 国 と の 差 が 顕 著 に な っ て

い ま す 。

オ 4 0 歳 か ら 7 4 歳 ま で の 被 保 険 者 と 被 扶 養 者 に 対 す る 特 定 健 診 の 受 診

者 の う ち 、メ タ ボ リ ッ ク シ ン ド ロ ー ム( 内 臓 脂 肪 症 候 群 )の 該 当 者 及 び 予

備 群 の 割 合 は 、 全 国 と ほ ぼ 同 様 の 割 合 で 推 移 し て い ま す 。

県 が ん ・ 生 活 習 慣 病 対 策 課 「 H 2 2青 森 県 県 民 健 康 ・ 栄 養 調 査 」

94 96 93 75 50 55 72 84 87 95 3 4 14 8 12 2 5 5 1 3 7 7 15 15 14 6 4 3 2 4 1 4 25 18 9 5 3 1

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100

1~5歳

6~11歳

12~14歳

15~19歳

20~29歳

30~39歳

40~49歳

50~59歳

60~69歳

70歳以上

(%)

年齢別の朝食欠食率(N=891)

毎日食べる 週1回欠食 週2~3回欠食 週4~5回欠食 ほとんど食べない

食 育 コ ラム : 朝 ごはんの必 要 性

通 常 、 脳 の エ ネ ル ギー 源 は ブ ド ウ 糖 で す 。ブ ド ウ糖 は 、 体 の 中 に 大 量 に 貯 蔵 し て お く こ と

が で きな い た め 、朝 ごは んを 食 べ る こ と で 午 前 中 の 脳 の エネ ル ギーを 補 給 する こ と が で きる

ほ か 、胃 や 腸 が 活 発 に 動 きだ す こ と で 、体 中 の 細 胞 が 活 動 を 始 め 、体 が 目 覚 め ま す 。朝 ご

は んを 抜 く と 、 脳 の エネ ル ギ ーが 不 足 し て 集 中 力 の 低 下 な ど が 起 こ り や すく な る ほ か 、昼 頃

には お 腹 が 空 き過 ぎ て 昼 ごは んを た くさ ん食 べ て し まい が ち で す 。

また 、文 部 科 学 省 の 全 国 学 力 ・学 習 状 況 調 査 にお け る 朝 ごは んの

摂 取 状 況 と 学 力 調 査 の 平 均 正 答 率 と の 関 係 を み る と、毎 日 朝 ごは ん

を 食 べ る 子 ど もほ ど 学 力 調 査 の 平 均 正 答 率 が 高 い 傾 向 にあり ます 。

朝 か ら元 気 に過 ごすた め にも 、朝 ごは んを し っか り 食 べ まし ょ う。

(19)

厚 生 労 働 省 「 H 2 2国 民 健 康 ・ 栄 養 調 査 」 県 が ん ・ 生 活 習 慣 病 対 策 課 「 H 2 2青 森 県 県 民 健 康 ・ 栄 養 調 査 」 ( 肥 満 者 : B M I が2 5以 上 の 者 )

厚 生 労 働 省 「 H 2 2国 民 健 康 ・ 栄 養 調 査 」 県 が ん ・ 生 活 習 慣 病 対 策 課 「 H 2 2青 森 県 県 民 健 康 ・ 栄 養 調 査 」 ( 肥 満 者 : B M I が2 5以 上 の 者 ) 0

5 10 15 20 25 30 35 40 45 50

20~29歳 30~39歳 40~49歳 50~59歳 60~69歳 70歳以上

(%)

成人の肥満者の割合(男性)

男性 青森県 男性 全国

0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50

20~29歳 30~39歳 40~49歳 50~59歳 60~69歳 70歳以上

(%)

成人の肥満者の割合(女性)

(20)

● 青 森 県 の 年 代 別 の 粗 死 亡 率 ( 人 、 人 口 1 0万 対 )

年 齢 青 森 県 ( 男 ) 全 国 ( 男 ) 全 国 比 青 森 県 ( 女 ) 全 国 ( 女 ) 全 国 比

0 - 4歳 73.2 69.6 1.1 58.8 58.8 1.0

5 - 9歳 20.5 9.2 2.2 10.7 8.1 1.3

10 - 14歳 14.9 11.6 1.3 6.2 7.1 0.9

15 - 19歳 43.9 30.4 1.4 21.3 16.4 1.3

20 - 24歳 75.2 60.8 1.2 33 25.7 1.3

25 - 29歳 88.1 66.2 1.3 31.1 29.2 1.1

30 - 34歳 113 76 1.5 73.2 41.2 1.8

35 - 39歳 112.1 98.8 1.1 52.3 56.5 0.9

40 - 44歳 233.8 151.3 1.5 87.8 82.8 1.1

45 - 49歳 410 238.2 1.7 162 125.7 1.3

50 - 54歳 492.5 384.5 1.3 249.3 194.1 1.3

55 - 59歳 831 631.5 1.3 346.8 279.7 1.2

60 - 64歳 1177.3 934.9 1.3 463.7 389.6 1.2

65 - 69歳 1815.6 1460.9 1.2 676.1 596.3 1.1

70 - 74歳 2740.8 2270.9 1.2 1066.6 980.2 1.1

75 - 79歳 4826.8 3959.4 1.2 2004.7 1787.9 1.1

80 - 84歳 8144.9 7046.3 1.2 3544.8 3434.2 1.0

8 5歳 以 上 16380.4 15320 1.1 10990.6 10673.8 1.0

厚 生 労 働 省 「 人 口 動 態 統 計 」及 び総 務 省 「 国 勢 調 査 」 から 算 出 < 平 成2 2年 青 森 県 版 生 命 表 の 概 況 >

※ 粗 死 亡 率 : 死 亡 数 を 人 口 で 除 した 死 亡 率 の こと

食 育 コ ラ ム :適 正 な 体 重 と は ?

適 正 な 体 重 の 目 安 は、 身 長 ( m) × 身 長 ( m)× 22で 計 算 で きます。

こ れ は、成 人 向 け の 肥 満 の 判 定 に使 わ れ て い る 、身 長 か ら見 た 体 重 の 割 合 を 示 す体 格 指

数B M I (B od y M a ss I n d e x)に基 づ く もの で す。

B M I は 22 前 後 が 一 番 病 気 にな り にく く 、2 5以 上 の 肥 満 にな る と 生 活 習 慣 病 にな り や すい

と さ れ て い ます 。自 分 に あ った 食 事 量 を 知 り 、栄 養 バ ラ ン ス の よ い 食 事 や 運 動 の 習 慣 化 で 適

正 な 体 重 の 維 持 を 心 が け まし ょ う。

体 重 は 、 摂 取 し た エ ネ ル ギ ー ( 食 べ る 量 ) と 消 費 エ ネ ル ギ ー ( 動 く 量 ) の バ ラ ン ス が 取 れ て

い る と きに維 持 さ れ ます。こ まめ に体 重 を 確 認 し 、体 重 の 変 化 の 幅 が 小 さ い うち に食 べ る量 と

動 く 量 を 調 整 し て み まし ょ う 。

【 B M Iの 計 算 方 法 】 B M I =体 重 ( kg) ÷ (身 長 ( m)× 身 長 ( m))

B M Iの 判 定 18 .5未 満 や せ

18 .5 ~ 25 .0未 満 正 常 域

25 .0 以 上 肥 満

(21)

● メ タ ボ リ ッ ク シ ン ド ロ ー ム ( 内 臓 脂 肪 症 候 群 ) の 該 当 者 及 び 予 備 群 数

( 上 段 は 人 数 ・ 下 段 は 割 合 )

メタボ リッ クシン ド ロ ーム( 内 臓 脂 肪 症 候 群 ) の 該 当 者

21年 度 22年 度 23年 度 24年 度 25年 度

青 森 県 30,240 29,812 33,218 34,200 35,874

14.4 14.1 14.9 14.7 14.7

全 国 3,098,903 3,252,070 3,434,633 3,528,081 3,584013

14.4 14.4 14.6 14.5 14.3

メタボ リッ クシン ド ロ ーム( 内 臓 脂 肪 症 候 群 ) 予 備 群 者

21年 度 22年 度 23年 度 24年 度 25年 度

青 森 県 26,187 25,421 26,919 26,810 27,921

12.5 12.1 12.1 11.5 11.5

全 国 2,656,548 2,705,540 2,850,584 2,914,091 2,966,488

12.3 12.0 12.1 11.9 11.8

厚 生 労 働 省 「 特 定 健 診 ・ 特 定 保 健 指 導 等 に 関 わ る デ ー タ 」

カ 県 内 の 元 気 な 高 齢 者 に お い て は 、 バ ラ ン ス の 良 い 食 事 を 3 食 と も 食 べ

る 人 が 多 く な っ て い ま す が 、 同 居 者 が い る 高 齢 者 と 比 べ て 一 人 暮 ら し の

高 齢 者 で は 、 野 菜 の 摂 取 頻 度 が 少 な い 傾 向 に あ る ほ か 、 2 食 し か 食 べ な

い 人 の 割 合 が 多 く な っ て い ま す 。

県 食 の 安 全 ・ 安 心 推 進 課 「 元 気 な 高 齢 者 の 食 生 活 大 調 査 」 ( H 2 6)

25 52

6

71 114

7

31 57

3

14 23

3 5

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

たくさん食べている(N=144) まあまあ食べている(N=251) あまり食べていない(N=16)

家族構成と野菜の摂取頻度(N=411)

(22)

県 食 の 安 全 ・ 安 心 推 進 課 「 元 気 な 高 齢 者 の 食 生 活 大 調 査 」 ( H 2 6)

( 3 )食 品 ロ ス の 状 況

ア 世 帯 計 に よ る 食 品 ロ ス 率 は や や 減 少 傾 向 に あ り 、平 成 2 6 年 は 3 .7 %

と な っ て い ま す 。世 帯 別 で は 、単 身 世 帯 で 4 .1 % 、二 人 世 帯 で 4 .0 % 、

3 人 世 帯 以 上 で 3 . 4 % と 世 帯 人 員 の 数 が 少 な く な る ほ ど 高 く な っ て い

ま す 。

イ 県 が 平 成 2 5 年 度 に 行 っ た 生 ご み の 組 成 調 査 に よ る と 、 生 ご み は 家 庭

か ら 出 さ れ る 可 燃 ご み の 約 5 割 を 占 め て お り 、こ の う ち 、食 べ ら れ る の に

捨 て ら れ て し ま う 食 品 、い わ ゆ る「 食 品 ロ ス 」に 相 当 す る 部 分( 手 つ か ず

食 品 や 食 べ 残 し 、過 剰 除 去 の 調 理 く ず )の 合 計 は 2 6 .7 % と な っ て い ま

す 。

78 4

188

5

89 1

36 1

7

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 3食食べている(N=398)

2食しか食べない(N=11)

家族構成と食事の回数(N=409)

ひとり暮らし 夫又は妻との2人暮らし 子どもや孫などの家族と同居 その他

無回答

食 育 コ ラ ム :エコ料 理 の すすめ

本 県 は 、 1 人 1日 当 た り ご み 排 出 量 が 他 の 都 道 府 県 に 比 べ て 多 く 、 都 道 府 県 順 位 の 下 位

に低 迷 し て い ます。

県 の 調 査 によ る と 、家 庭 か ら出 さ れ る可 燃 ごみ の 約 半 分 が 生 ごみ で あり 、そ の うち 約 30 %

が 本 来 食 べ られ る の に廃 棄 さ れ て い る 、い わ ゆ る「 食 品 ロ ス 」に相 当 する 部 分 (手 つ か ず食 品

や 食 べ 残 し 、過 剰 除 去 の 調 理 く ず )と な って い ます。

例 え ば 、食 材 を 無 駄 な く 使 い 切 り 、 一 度 で 食 べ 切 れ な か った 料 理 は 作 り 直 し て 別 の 料 理 と

する 工 夫 を こ らし た 「エコ 料 理 」 を 実 践 し て はい か が でし ょ うか 。

県 で は 、 平 成 2 6 年 度 に 県 内 の 調 理 関 連 学 科 の あ る 高 等 学 校 や 調 理 系 の 専 門 学 校 に 在

籍 し て い る 生 徒 さ んか ら、環 境 に配 慮 し た 「 エコ料 理 レシ ピ 」を 募 集 した

コ ン テ ス ト を 開 催 し 、「エコ料 理 レシ ピ 集 」を 作 成 し ました 。 野 菜 や 果 物 を

皮 ごと 使 う 料 理 や 、野 菜 の ヘ タ や 皮 、切 れ 端 な ど 、普 段 捨 て て い る 部 分 で

作 る野 菜 だ し 「ベジ ブ ロ ス 」を 使 った 料 理 が 紹 介 さ れてい ます。ぜ ひ参 考

にし て く だ さい 。

青 森 県 エコ 料 理 レシ ピ 集

h ttp :/ / w w w .p re f.a omo ri. lg.j p / n a tu re / ka n ky o/ 2 0 1 4 a o morie c ore c ip e .h tm l

食 べ 物 に感 謝 し、 食 品 ロ ス の削 減 を 心 が け 本 県 の ごみ 減 量 にご協 力 を お 願 い し ます 。

(23)

農 林 水 産 省 「 食 品 ロ ス 統 計 調 査 ・ 世 帯 調 査 」 ※ 統 計 数 値 に つ い て は 、表 示 単 位 未 満 を 四 捨 五 入 し て い る た め 、合 計 値 と 内 訳 の 計 が 一 致 し

な い 場 合 が あ る

農 林 水 産 省 「 食 品 ロ ス 統 計 調 査 ・ 世 帯 調 査」 ※ 統 計 数 値 に つ い て は 、表 示 単 位 未 満 を 四 捨 五 入 し て い る た め 、合 計 値 と 内 訳 の 計 が 一 致 し

な い 場 合 が あ る

2.0 0.7 1.0

0 1 2 3 4 5

15年度 16年度 17年度 18年度 19年度 21年度 26年度

(%) 食品ロス率の経年変化(世帯計:全国)

過剰除去 直接廃棄 食べ残し

1.9

2.5

1.7

0.8

0.6

0.7

1.4

1.0

1.0

0 1 2 3 4 5

単身世帯 二人世帯 三人以上世帯

(%) 世帯員構成別の食品ロス率(H26:全国)

過剰除去 直接廃棄 食べ残し

計 4 . 1 %

計 4 . 0 %

計 3 . 4%

(24)

県 環 境 政 策 課 「 青 森 県 内 主 要 自 治 体 生 ご み 組 成 調 査 」( H 2 5)

66.7% 5.1%

13.5% 8.1%

6.6%

生ごみの組成割合(生ごみ重量に占める割合%:県内)

調理くず 調理くずのうち過剰除去分 食べ残し 手つかず食品 食品外の生ごみ

食品ロス 計26.7%

食 育 コ ラ ム: 「 食 育 月 間 」と 「食 育 の 日 」

食 育 月 間 は 、食 育 基 本 法 が 成 立 し た 平 成 1 7年 6 月 にち な んで 6 月 と 定 め られ まし た 。

本 県 で は こ の 「 6 月 」 に 加 え 、 県 産 の 農 林 水 産 物 が 豊 富 に 食 卓 に 上 る 「 1 1 月 」 も 食 育 月

間 と し てい ます。

また 、食 育 の 日 は、 数 字 の 語 呂 合 わ せ な ど か ら 毎 月 1 9 日 と 定 め られ て お り 、こ の食 育

月 間 や 食 育 の 日 には 、 関 係 団 体 や 行 政 機 関 等 が 参 加 し て 食 育 を テ ーマ と し た 行 事 を 行

うな ど 全 国 的 な 食 育 推 進 運 動 が 展 開 さ れ 、食 育 の 一 層 の 定 着 を 図 って い ます。

県 内 で も、すべ て の 市 町 村 で 食 育 月 間 や 食 育 の 日 に合 わ せ て 、料 理 教 室 や 普 及 啓 発

イベ ン ト を 開 催 し た り 、学 校 給 食 で 地 元 産 品 を 数 多 く取 り 入 れ た 「ふ る

さ と 産 品 給 食 の 日 」を 実 施 し 、広 報 誌 や 給 食 だ より、校 内 放 送 で 紹 介

する な ど 、さ まざ まな 啓 発 活 動 が 行 わ れ てい ます。

皆 さ んの ご家 庭 で も、地 元 の 旬 の 食 材 を 使 った 料 理 を つ く った り 、

い つ もよ り ゆ っく り と 会 話 を 楽 しみ な が ら味 わ って 食 べる な ど 、で きる

こ と か ら取 り 組 んで み ませ んか 。

(25)

3 「 食 育 」 に 対 す る 県 民 の 意 識

( 1 )「 食 育 」の 認 知 度 に つ い て は 、「 言 葉 も そ の 意 味 も 知 っ て い た 」と す る 割

合 が 、平 成 2 1 年 度 の 県 政 モ ニ タ ー ア ン ケ ー ト よ り も 増 加 し て お り 、着 実

に 浸 透 し て い ま す 。

( 2 )し か し 、「 食 育 」へ の 関 心 に つ い て は 、「 関 心 が あ る 」、「 ど ち ら か と い え

ば 、関 心 が あ る 」と し た 県 民 の 割 合 は 平 成 2 6 年 度 で 約 8 3 % 、「 食 育 」の

実 践 度 に つ い て は 、「 積 極 的 に し て い る 」、「 で き る だ け す る よ う に し て い

る 」と 答 え た 人 を 合 わ せ て 約 5 0 % と 、平 成 2 1 年 度 調 査 時 よ り 減 少 し て

い ま す 。

( 3 )「 食 育 」を し て い な い 理 由 に つ い て は 、経 済 的 理 由 や 仕 事 を 挙 げ た 人 が 多

く な っ て い ま す 。

県 食 の 安 全・安 心 推 進 課「 県 政 モ ニ タ ー ア ン ケ ー ト 」( H 1 9 : 1 7 7人 、 H 2 1 : 1 8 8人 ) 、「 青 森 県 ウ ェ ブ ア ン ケ ー ト 」( H 2 5: 4 2 3人 、 H 2 6: 3 0 0人 )

県 食 の 安 全・安 心 推 進 課「 県 政 モ ニ タ ー ア ン ケ ー ト 」( H 1 9 : 1 7 7人 、 H 2 1 : 1 8 8人 ) 、「 青 森 県 ウ ェ ブ ア ン ケ ー ト 」( H 2 5: 4 2 3人 、 H 2 6: 3 0 0人 )

72 71 66 55 27 27 25 35 1 2 8 9 1 1

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100

H26年

H25年

H21年

H19年

(%) 「食育」の認知度

言葉もその意味も知っていた 言葉は知っていたが、意味は知らなかった 言葉も意味も知らなかった 無記入

25 35 48 51 58 48 46 42 9 9 5 5 5 5 1 3 3 1

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% H26年

H25年

H21年

H19年

「食育」への関心

関心がある どちらかといえば、関心がある どちらかといえば、関心がない 関心がない

(26)

県 食 の 安 全・安 心 推 進 課「 県 政 モ ニ タ ー ア ン ケ ー ト 」( H 1 9 : 1 7 7人 、 H 2 1 : 1 8 8人 ) 、「 青 森 県 ウ ェ ブ ア ン ケ ー ト 」( H 2 5: 4 2 3人 、 H 2 6: 3 0 0人 )

県 食 の 安 全 ・ 安 心 推 進 課 「 青 森 県 ウ ェ ブ ア ン ケ ー ト 」 ( H 2 6: 3 0 0人 中 「 食 育 」 を し て い な い 人 )

6 7

11 28

43 44

61

35 37

23 56

8 6

3 9

7 6

2 7

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% H26年

H25年

H21年

H19年

「食育」の実践度

積極的にしている できるだけするようにしている したいと思っているが、実際はしていない したいと思わないし、していない わからない

2

28 43 20

15 10

22 6

7

0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 食 生 活 に 関 心 が な い か ら

食 生 活 へ の 関 心 は あ る が 、 仕 事 等 で 忙 し い か ら 食 生 活 へ の 関 心 は あ る が 、 食 費 を 安 く す る こ と が 重 要 だ か ら

現 在 の 食 生 活 に 問 題 は な い か ら 「 食 育 」 に つ い て よ く 知 ら な い か ら 活 動 や 行 動 を 起 こ し た く て も 、 情 報 が 入 手 で き な い か ら 面 倒 く さ い か ら そ の 他 特 に な い

(%)

(27)

4 青 森 な ら で は の 食 の 力

( 1 ) 豊 富 な 農 林 水 産 資 源

ア 青 森 県 の 海 面 漁 業・養 殖 業 生 産 額 を 含 め た 農 林 水 産 業 に よ る 産 出 額( H

2 5 )は 、特 定 の 品 目 に 偏 ら ず 、米 、野 菜 、果 実 、畜 産 物 、水 産 物 が 万 遍

な く 生 産 さ れ て い ま す 。

イ 食 料 自 給 率 は カ ロ リ ー ベ ー ス で 1 1 8 %( 平 成 2 5 年 度 概 算 値 )と 、全

国 ( 3 9 % ( 同 )) に 比 べ 極 め て 高 く な っ て い ま す 。

農 林 水 産 省 「 生 産 農 業 所 得 統 計 」、「 生 産 林 業 所 得 統 計 」、「 漁 業 生 産 額 」( H 2 5)

農 林 水 産 省 「 食 料 需 給 表 」( 青 森 県 の 食 料 自 給 率 は 「 食 料 需 給 表 」、「 作 物 統 計 」、「 生 産 農 業 所 得 統 計 」 な ど を 基 に 農 林 水 産 省 で 試 算 )

15%

野菜

18%

果実

23% 畜産

24% その他

3% 林業産出額

3%

海面漁業・養

殖業生産額

14%

農 林 水 産 業 産 出 額 等 の 構 成 比 ( H 2 5 年 )

73

54 53

43

40 40 39 40 41 40 39 39 39 39

117 116 118 119

121 121 120

112

118 118

0 20 40 60 80 100 120 140 (%)

食料自給率(カロリーベース)の推移

(28)

● 東 北 地 域 の 食 料 自 給 率 ( H25 ) ( % )

H 2 5 東 北 地 域 の 食 料 自 給 表 ( 東 北 農 政 局 が 食 料 需 給 表 、 作 物 統 計 、 生 産 農 業 所 得 統 計 な ど を 基 に 試 算 )

( 2 ) 地 産 地 消 へ の 取 組

ア 「 ふ る さ と 産 品 消 費 県 民 運 動 」の 推 進 に よ り 、県 民 に よ る 県 産 品 愛 用 に

向 け た 取 組 な ど を 進 め た 結 果 、 道 の 駅 や 産 地 直 売 施 設 の 販 売 額 が 増 加 し

て い ま す 。

イ 学 校 給 食 に お い て も 、 学 校 給 食 向 け に 県 産 原 料 を 使 用 し た 加 工 品 の 開

発 支 援 な ど に 取 り 組 ん だ 結 果 、県 産 食 材 の 利 用 率 は 高 く 推 移 し て い ま す 。

県 総 合 販 売 戦 略 課 調 べ

小 麦 大 豆 野 菜 果実 牛 肉 豚 肉 鶏 肉 鶏卵 牛 乳 ・ 乳製 品

魚 介 類

青 森 県 1 1 8 3 2 6 5 6 4 4 8 2 5 6 5 6 2 2 3 2 5 4 5 4 2 2 4 2 6 3

岩 手 県 1 0 5 3 3 4 3 7 1 0 4 5 9 2 6 4 4 0 3 1 1 2 2 3 5 8 0 1 8 6

宮 城 県 7 3 2 4 6 2 2 3 8 9 3 4 5 1 9 8 7 2 0 2 5 1 7 5

秋 田 県 1 8 1 7 2 5 1 9 1 1 1 6 8 0 4 8 1 0 2 2 2 2 0 1 4 1 6

山 形 県 1 3 6 5 2 4 2 1 0 7 3 1 1 2 1 5 2 1 9 1 2 4 6 2 9 1 3

福 島 県 7 6 2 8 3 1 4 0 1 8 8 0 6 6 1 5 6 3 1 7 1 9 3 9

東 北 1 0 5 3 6 8 2 7 3 6 3 1 0 0 1 3 2 2 1 1 6 2 7 2 3 3 1 1 2 2

全 国 3 8 9 7 2 1 1 2 2 3 7 6 3 4 1 1 6 8 1 2 2 7 6 4 食料 自

給率 米

米 を除い た 自 給

品 目 別 自給 率

75 138

179 229

283 331

375

415 410 491

525 600

635

0 100 200 300 400 500 600 700(店)

(29)

県 総 合 販 売 戦 略 課 調 べ

● 学 校 給 食 県 産 食 材 利 用 率 ( 重 量 ベ ー ス ) ( % )

2 0年 度 2 1年 度 2 2年 度 2 3年 度 2 4年 度 2 5年 度 2 6年 度

62.1 62.1 61.6 64.5 64.9 64.3 65.9

県 総 合 販 売 戦 略 課 調 べ

( 3 )環 境 に 配 慮 し た 農 業 へ の 取 組

ア 土 づ く り 、化 学 肥 料・化 学 合 成 農 薬 の 低 減 を 一 体 的 に 実 践 す る「 エ コ フ

ァ ー マ ー 」 の 取 組 面 積 は 平 成 2 1 年 度 を ピ ー ク に 減 少 傾 向 に あ り ま す 。

イ 化 学 肥 料 と 化 学 合 成 農 薬 を 使 わ な い 、又 は 、地 域 の 生 産 方 法 の 5 割 以 下

に 減 ら し て 生 産 さ れ て い る「 特 別 栽 培 農 産 物 」及 び 有 機 J A S 認 証 を 受 け

た 「 有 機 農 産 物 」 の 栽 培 面 積 は 、 合 わ せ て 7 0 0 ha 前 後 で 推 移 し て い ま

す 。

42 45

54 61

67 68 74

79 81 113

110 113

108 110 115 124

133 149

156 157 165

169

172 171

177 177

181 183 167

161

0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200

0 20 40 60 80 100 120 140

(か所) (億円)

産地直売施設等の施設数・総販売額

(30)

県 食 の 安 全 ・ 安 心 推 進 課 調 べ

( 4 ) 食 料 品 製 造 業

ア 本 県 の「 食 料 品 製 造 業 等 」に つ い て は 、平 成 2 5 年 の 製 造 品 出 荷 額 等 が

3 , 1 0 9 億 円 で 製 造 業 の 中 で も 高 い シ ェ ア を 占 め る 産 業 の ひ と つ と な

っ て い ま す 。

経 済 産 業 省 「 H 2 5工 業 統 計 調 査 」

350 416

4,085

0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 7,000

18年度 19年度 20年度 21年度 22年度 23年度 24年度 25年度 26年度

(ha) 環境にやさしい農業の取組面積

有機JAS 特別栽培農産物認証 エコファーマー認証

非鉄金属製造業

22%

食料品製造業

20%

3,109億円

電子部品・デバイ

ス・電子回路製造業

9% 業務用機械器具製造

8% パルプ・紙・紙加工

品製造業

6%

飲料・たばこ・飼料

製造業

6%

その他の製造業

29%

製造業の製造品出荷額等の割合(H25・青森)

(31)

( 5 ) 恵 ま れ た 生 産 基 盤 と 元 気 の あ る 人 財

ア 本 県 の 耕 地 面 積 は 全 国 4 位 で あ り 、緑 あ ふ れ る 自 然 環 境 に 育 ま れ た「 水

資 源 」に 恵 ま れ て い ま す 。こ の「 水 資 源 」は 、消 費 者 が 求 め る 安 全・安 心

で 優 れ た 農 林 水 産 物 を 安 定 供 給 す る 基 盤 と な っ て い ま す 。

イ 農 業 生 産 の 基 本 で あ る 土 づ く り を 徹 底 す る た め 、平 成 1 9 年 度 か ら「 日

本 一 健 康 な 土 づ く り 運 動 」 を 展 開 し て お り 、 健 康 な 土 づ く り に 取 り 組 む

「 土 づ く り フ ァ ー マ ー 」数 は 、販 売 農 家 数 の 約 9 割 に あ た る 3 5 ,0 0 0

人 前 後 で 推 移 し て い ま す 。

ウ 農 業 就 業 人 口 の 平 均 年 齢 は 6 3 .6 歳 で 、高 齢 化 は 進 ん で い る も の の 、

全 国 で は 北 海 道 に 次 い で 2 番 目 に 若 く 、 東 北 で は 唯 一 6 5 歳 を 下 回 っ て

い る ほ か 、こ れ ま で の 取 組 で「 若 手 農 業 ト ッ プ ラ ン ナ ー 」な ど 意 欲 的 な 人

財 が 育 成 さ れ て い ま す 。

● 耕 地 面 積 ( h a )

順 位 都 道 府 県 名 計 田 畑

1 北 海 道 1,148,000 223,400 924,700

2 新 潟 県 172,500 152,900 19,600

3 茨 城 県 172,300 99,400 72,900

4 青 森 県 154,800 82,300 72,500

5 岩 手 県 151,500 94,700 56,800

農 林 水 産 省 「 H 2 6年 作 物 統 計 」

県 食 の 安 全 ・ 安 心 推 進 課 調 べ

34,640

0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 30,000 35,000 40,000

18年度 19年度 20年度 21年度 22年度 23年度 24年度 25年度 26年度

(人)

(32)

農 林 水 産 省 : 2 0 1 5年 農 林 業 セ ン サ ス ( 概 数 値 )

( 6 ) グ リ ー ン ・ ツ ー リ ズ ム 等 に よ る 農 林 漁 業 体 験

ア グ リ ー ン・ツ ー リ ズ ム の 受 入 先 で あ り 、農 山 漁 村 に お け る 食 育 の 拠 点 と

な る こ と が 期 待 さ れ る 農 林 漁 家 民 宿 の 数 は 、年 々 増 加 し て い ま す 。ま た 、

農 林 漁 家 民 宿 に 宿 泊 し 農 作 業 体 験 を 行 っ た 数 は 、平 成 2 6 年 度 に 6 ,0 6

0 人 で 、 平 成 2 3 年 度 の 東 日 本 大 震 災 の 影 響 に よ る 減 少 か ら 回 復 傾 向 に

あ り ま す 。

イ 農 林 漁 業 団 体 な ど に よ る 体 験 学 習 の 受 入 れ に よ り 、 修 学 旅 行 を は じ め

と す る 教 育 旅 行 な ど で 、 主 に 子 ど も が 参 加 す る 農 林 漁 業 体 験 活 動 が 行 わ

れ て い ま す 。

県 構 造 政 策 課 調 べ

63.6 67.3 65.9 66.7 65.8 67.1 66.3 60 61 62 63 64 65 66 67 68

青森 岩手 宮城 秋田 山形 福島 全国

(歳)

農業就業人口の平均年齢

2,155 2,484 2,610 4,060 5,306 6,155 2,407 4,023 5,404 6,060 137 198 254 289 319 350 369 381 403 411 0 50 100 150 200 250 300 350 400 450 0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 7,000

H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26

(戸) (人)

農林漁業体験民宿・民宿者数の推移

(33)

( 7 ) 地 域 の 食 文 化

ア 本 県 は 海 域 や 地 形 が 複 雑 で 、地 域 に よ っ て 大 き く 気 候 が 異 な り ま す 。そ

の 気 候 や 自 然 に 加 え 、歴 史 を 背 景 と し た 文 化 の 違 い に よ っ て 、さ ま ざ ま な

地 域 特 有 の 料 理 が 育 ま れ 、 受 け 継 が れ て い ま す 。

イ 県 で は 、地 元 の 人 に 愛 さ れ て い る 郷 土 料 理 や ご 当 地 グ ル メ な ど 、地 域 な

ら で は の「 食 」を「 あ お も り 食 の エ リ ア 」登 録 料 理 と し て 情 報 発 信 し て い

ま す 。

青 森 県 の 地 域 ご と の 食 文 化 県 総 合 販 売 戦 略 課H P「 青 森 の う ま い も の た ち 」よ り

● あ お も り の 食 の エ リ ア 登 録 料 理

食 の エリ ア 登 録 料 理

青 い森 食 のエ リア の っ け 丼 、 青 森 生 姜 味 噌 お で ん 、 味 噌 カ レ ー 牛 乳 ラ ー メ ン 、 じゃ っ ぱ汁 、 ホ タテ 貝 焼 き 味 噌 、 あ お も り海 道 そば 、 平 内 ホタ テ 活 御 膳

岩 木 山 食 の エリ ア 弘 前 い がめんち 、 黒 石 つ ゆ やき そ ば 、 けの 汁 、 黒 石 名 物 よ さ れ 鍋 、 ひろ さき 豚 辛 焼

はち のへ 食 のエ リア 八 戸 せ ん べ い 汁 、 八 戸 ら ー め ん 、 八 戸 前 沖 さ ば 料 理 、 八 戸 ば く だ ん 、 い ち ご 煮 、 は ち の へ 殿 様 御 膳 、 は ち の へ 鮨 、 八 戸 ブ イ ヤベース 、 五 戸 馬 肉 料 理

奥 津 軽 食 の エリ ア 激 馬 か な ぎ カ レ ー 、 十 三 し じ み ラ ー メ ン 、 ご し ょ 山 宝 汁 、 鰺 ヶ 沢 ヒラ メのヅケ 丼 、 五 所 川 原 十 三 湖 し じみの 汁 焼 そ ば、 深 浦 マ グ ロ ス テ ー キ 丼 、 鰺 ヶ 沢 イ ト ウ 料 理 、 中 泊 メ バ ル の 刺 身 と 煮 付 け膳

十 和 田 ・ 三 沢 食 の エリ ア 十 和 田 バラ焼 き 、 十 和 田 お いらせ 餃 子 、 十 和 田 湖 産 ヒメマ ス 料 理 、 三 沢 ほ っ き 丼 、 チ ー ズ ロ ー ル 、 七 戸 バ ー ガ ー 、 の へ じ 北 前 ラ ーメ ン 、 三 沢 パイ カ料 理 、 米 粉 ごぼ う う ど ん、 お い ら せ だる ま芋 へっち ょこ 汁 、 宝 湖 わんこ 丼

本 州 最 北 食 のエ リア 大 湊 海 軍 コ ロ ッ ケ 、 下 北 み そ 貝 焼 き 、 大 間 まぐ ろ 料 理 、 風 間 浦 鮟 鱇 料 理

(34)

( 8 ) あ お も り 食 育 サ ポ ー タ ー

ア 地 域 の 保 育 所 や 学 校 な ど に お い て 、食 に 関 す る 講 話・寸 劇 、郷 土 料 理 な

ど の 調 理 実 習 や 農 林 漁 業 体 験 の 指 導 を 行 う「 あ お も り 食 育 サ ポ ー タ ー 」の

人 数 は 、 年 々 増 加 し て い ま す 。

県 食 の 安 全 ・ 安 心 推 進 課 調 べ

154

236

280

285

293

0 50 100 150 200 250 300 350

22年度 23年度 24年度 25年度 26年度

(人)

あおもり食育サポーター(累計実数)

食 育 コ ラム : 青 森 県 の 代 表 的 な 郷 土 料 理

青 森 県 は 、 地 域 によ っ て 気 候 や 自 然 、 歴 史 を 背 景 と し た 文 化 が 異 な る こ と な ど か ら 、 米

作 地 帯 の 津 軽 地 方 は 米 を 主 体 と し た 料 理 、 畑 作 地 帯 の 南 部 地 方 は 雑 穀 ・ 粉 食 ( 小 麦 ・ そ

ば )を 主 体 と し た 料 理 、 下 北 地 方 は 雑 穀 ・粉 食 ・ い もを 主 体 と し た 料 理 な ど 地 域 な らで は の

もの が 育 まれ て きまし た 。

代 表 的 な 郷 土 料 理 と し て 、津 軽 地 方 で は「しと ぎ もち 」、

「け の 汁 」 、南 部 地 方 で は「ひっつ み 」 、「 せ んべ い 汁 」 、 下

北 地 方 で は 「け い らん」 、「べ ごもち 」 が よ く知 られ て います。

また 、最 近 で は 、郷 土 料 理 を 学 校 給 食 の メ ニ ュ ーとした

り 、 「け の 汁 カ レ ー 」や 「け の 汁 ラ ーメ ン 」な ど の 新 た な メ ニ ュ ー や 各 地 域 で 地 元 食 材 な ど を

生 か し た ご当 地 グ ル メ が新 し く 登 場 する な ど 、地 域 の 特 徴 的 な 料 理 を 食 べ られ る 機 会 も増

(35)

( 9 ) 食 を 通 じ た 健 康 づ く り の 新 た な 動 き

ア 県 民 一 人 ひ と り が 、食 へ の 理 解 を 深 め 、自 発 的 に 周 囲 に 食 育 を 普 及 啓 発

で き る よ う 、 本 県 の 豊 か な 農 林 水 産 物 や 食 文 化 な ど の 知 識 を 有 す る 者 を

認 定 す る 「 あ お も り 食 育 検 定 」 を 実 施 し て い ま す 。

イ 食 と 健 康 に 関 す る 専 門 研 修 を 修 了 し た 事 業 者 等 と し て 県 に 登 録 さ れ た

「 あ お も り 食 命 人 」が 、県 内 の 飲 食 店 や 給 食 施 設 等 で 旬 の 県 産 食 材 の 活 用

に よ る 健 康 に 配 慮 し た 料 理 を 提 供 し て い ま す 。

ウ 県 民 の 食 塩 摂 取 量 が 全 国 平 均 に 比 較 し て 多 い こ と か ら 、「 だ し 」 の う ま

味 を 生 か し た 減 塩 を 進 め る た め 、「 だ し 」の 活 用 を 普 及 啓 発 す る と と も に 、

県 産 農 林 水 産 物 を 利 用 し た 「 だ し 」 商 品 を 開 発 し 、「 で き る だ し 」 の 名 称

で 販 売 し て い ま す 。

● 「 あ お も り 食 育 検 定 」 認 定 者 数

実 施 年 度 H 23 H 24 H 26 H 27

認 定 者 数 (人 ) 383 217 227 246

H 2 5は 未 実 施

● 「 あ お も り 食 命 人 」 登 録 者 数

業 態 登 録 者 数

( 人 )

料 理 提 供

店 舗 数 ( 店 )

外 食 103 84

中 食 35 87

施 設 給 食 ( 病 院 ・ 保 育 園 ) 39 30

合 計 177 201

県 食 の 安 全 ・ 安 心 推 進 課 調 べ ( H 2 8 . 3 月 末 現 在 ) 開 発 し た 「 だ し 」 商 品

食 育 コ ラム : う ま味 の 力

「 う ま味 」は 、 味 覚 の 基 本 と な る 甘 味 ・塩 味 ・ 酸 味 ・ 苦 味 に連 な る「 5味 」の ひと つ で す 。日

本 の だ し の 文 化 が う ま 味 の 発 見 に つ な が っ た と 言 わ れ て お り 、 英 語 に は う ま 味 に 対 応 す る

単 語 が な い た め 、国 際 的 にも「u ma mi」と 記 載 さ れ て います。

う ま 味 物 質 は ほ と ん ど の 天 然 食 品 に 含 ま れ て お り 、 代 表 的 な グ ル タ ミ ン 酸 は 昆 布 や ト マ

ト 、イノシ ン 酸 は 煮 干 し や か つ お 節 、グア ニ ル 酸 は 干 し し い た け な ど に多 く 含 まれ て い ます。

昆 布 にか つ お 節 や し い た け を 合 わ せ て だ し を と る と 単 独 の 時 よ り も 強 い う ま味 が 感 じ られ ま

す が 、 こ れ は 、 う ま 味 に 相 乗 効 果 が あ る た め で す 。 ま た 、 料 理 に う ま 味 を 加 え る と 、 素 材 の

風 味 や ま ろ や か さ 、 濃 厚 感 が 増 す ほ か 、 食 塩 の 量 を 減 ら し て も 味 を し っ か り 感 じ る こ と が で

(36)

5 第 2 次 計 画 の 成 果

第 2 次 計 画 で は 、 成 果 を 客 観 的 に 把 握 す る た め に 、 毎 年 度 進 ち ょ く 状 況 を 把

握 す る 指 標 ( 短 期 指 標 ) 6 つ 、 5 ~ 1 0 年 程 度 の 長 い 期 間 で 状 況 を 把 握 す る 指

標 ( 長 期 指 標 ) 5 つ 、 食 と は 関 係 が あ る が 食 以 外 の 要 因 も 多 い こ と か ら 参 考 的

に 捉 え る 指 標 ( 参 考 指 標 ) を 2 つ 設 定 し ま し た 。

基 本 方 向 ① 子 ど も か ら お 年 寄 り ま で 、 ラ イ フ ス テ ー ジ に 応 じ た 食 育 の 推 進

○ 20 ~ 39歳 の 脂 肪 エ ネ ル ギ ー 比 率 及 び 成 人 男 性 の 肥 満 率 が 2 次 計 画 策 定 時

よ り 悪 化 し て い ま す 。

○ 一 方 、さ ま ざ ま な 施 策 に よ り 、全 体 的 に 健 康 的 な 食 生 活 を 送 ろ う と す る 意

識 や 実 践 力 が 高 め ら れ て き て お り 、 食 育 に 関 す る ほ と ん ど の 指 標 は 改 善 傾

向 に あ り ま す 。

■ 短 期 指 標

★ 現 状 の 緑 色 の 網 掛 け は 目 標 値 を 達 成 で き た 指 標

★ 矢 印 は 数 値 の 動 向 を 示 し 、 緑 色 で 改 善 、 赤 色 で 悪 化 傾 向

指 標

目 標 値 (H27 )

策 定 時 現 状 備 考

改 善 状 況 食 事 バラン ス ガイ ド 等 を

参 考 に食 生 活 を送 る 県 民 の 割 合

80% 以 上

75.6% (H22 )

83.2% ( H26)

食 育 イ ベン ト 等 で の アン ケ ート 結 果

※ 県 農 林 水 産 部 が 調 査 ( 各 種 イ ベ ン ト 等 で の ア ン ケ ー ト )

あおもり食 育 サポ ー ター によ る 年 間 活 動 回 数

100回

32回 (H22.11~ H23.2)

173回 (H27 )

活 動 回 数 は延 べ回 数 ( リピ ー ターを含 む ) ※ 県 農 林 水 産 部 が 調 査

■ 長 期 指 標

朝 食 の 欠 食 率 (長 ) 7~ 14歳

0%

3 .0 % (H17 )

4.4% ( H22)

毎 日 食 べる 88.4% 88.5% 時 々 欠 かす 10.3% 10.4% まっ た く食 べ な い

1.3% 1.1%

(H22 ) (H26 )

成 人 5%

11.4% (H17 )

10.4% ( H22) ※ 県 健 康 福 祉 部 が 調 査 ( 青 森 県 県 民 健 康 ・ 栄 養 調 査 )

参照

関連したドキュメント

また、同法第 13 条第 2 項の規定に基づく、本計画は、 「北区一般廃棄物処理基本計画 2020」や「北区食育推進計画」、

事業開始年度 H21 事業終了予定年度 H28 根拠法令 いしかわの食と農業・農村ビジョン 石川県産食材のブランド化の推進について ・計画等..

目的3 県民一人ひとりが、健全な食生活を実践する力を身につける

 本計画では、子どもの頃から食に関する正確な知識を提供することで、健全な食生活

その他 わからない 参考:食育に関心がある理由 ( 3つまで ) 〔全国成人〕. 出典:令和元年度食育に関する意識調査 (

平成 27

平成 27

[r]