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Endo Shunro 遠 藤 俊 郎 序

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Academic year: 2021

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「富山大学杉谷(医薬系)キャンパス研究活動一覧」は,杉谷キャンパスの医学部・薬学部・和 漢医薬学総合研究所・附属病院に所属する教員・研究者・学生等が行った研究成果を取りまとめた 業績集であります。富山医科薬科大学時代からの伝統と特色を引き継ぎ,今回で第 37 輯となりまし た。本誌には,各部局・講座別に,著書,論文(原著・症例報告・総説)および学会発表など,2013 年の成果が網羅されています。全ての業績は,研究者それぞれの創意工夫と努力に加え,学内外関 係者の協力・支援により生み出されたものであり,本学における貴重な「知の財産」であります。

科学・技術の進歩や新しい情報手段の普及により,社会・世界は過去の歴史にはなかった速さと 広がりで変化しています。20 世紀最大の発明家・事業家と言われるスティーブ・ジョブズが,アッ プル社のマッキントッシュを世に出したのは 1984 年でありました。それより以前は,知識・情報は 人が自ら求め,探し,行動してはじめて獲得,発信できるものあり,その量は限られ,達成には多 くの時間が必要でした。一方近年では,知識・情報を記憶・伝達するコンピュータ能力は,量・ス ピード・正確さなどいずれをとっても人の力を越えるものとなり,人は IT 情報の活用による「より 高い賢さと便利さ」を求め続け,同時にそれに適合させる形でグローバルな社会,世界を作り上げ ています。研究領域に置いても,変化,多様化する社会ニーズに合わせ,成果を速やかに具現化し,

さらなる応用・創造を求め,拡げることが潮流となっているようです。ちなみに「富山大学杉谷(医 薬系)キャンパス研究活動一覧」の第1輯の発行は 1978 年でありました。

このような変化の時代だからこそ,変化の是非・評価は様々でしょうが,研究者には,より高い レベルでの科学的思考と技術力,そして既存の概念を越える発想と創造力,困難に挑戦する忍耐力・

人間力が求められています。しかし一方で,経済的・時間的制約や,新たな倫理面への対応等,本 邦における研究現場の環境は年々厳しさを増していることも事実です。本誌で報告されている業績 は,このような厳しい環境を乗り越え生み出された本学医薬系メンバーの努力の結晶であり,関係 各位の努力と成果に心よりの敬意を表します。また研究遂行において,学外の皆様からも多大なご 支援を頂いていることを改めて感謝致します。富山大学全学の立場からも,医薬学系研究の発展・

拡大は重要課題であり,本学発展の核をなすものと認識しています。

今回の業績集の成果に学内外の皆様が目を通していただくことで,学内研究者および学外産学官 の皆様がさらに理解・連携を深め,その力を融合した新たなイノベーションを創出・発展させてい ただくことを切に願っております。

最後に,本学で研究活動を行っておられる皆様,ならびに学内外関係者の皆様の益々のご活躍と ご発展を祈念いたします。また本誌の刊行にご尽力された編集委員・関係各位に厚く御礼を申し上 げます。

学 長

遠 藤 俊 郎

Endo Shunro

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