平
成
24
年
度
岡
山
市
下
水
道
事
業
会
計
岡
監
第
1
3
6
号
平 成 2 5 年 7 月 3 1 日
岡
山
市
長
髙
谷
茂
男
様
岡 山 市 監 査 委 員
白 神 利 行
同
種 田 和 英
同
三 木 亮 治
同
田 中 慎 弥
平 成 2 4 年 度 岡 山 市 下 水 道 事 業 会 計 決 算 審 査 意 見 に つ い て
目
次
第 1 審 査 の 対 象 … … … 1
第 2 審 査 の 期 間 … … … 1
第 3 審 査 の 方 法 … … … 1
第 4 審 査 の 結 果 … … … 1
1 業 務 の 概 要 … … … 2
2 予 算 の 執 行 状 況 … … … 5
3 経 営 成 績 … … … 7
4 財 政 状 態 … … … 9 5 む す び … … … 1 3 資 料 … … … 1 5
( 注 ) 1 文 中 の 金 額 は , 原 則 と し て 万 円 単 位 で 表 示 し , 端 数 は 切 り 捨 て た 。 こ の た め 計 数 が 一 致 し な い 場 合 が あ る 。
2 文 中 の 比 率 及 び 各 表 中 の 数 値 は , 原 則 と し て 表 示 の 1 桁 下 位 で 四 捨 五 入 し た 。 こ の た め 計 数 が 一 致 し な い 場 合 が あ る 。
3 文 中 に 用 い る ポ イ ン ト と は , パ ー セ ン テ ー ジ 間 又 は 指 数 間 の 単 純 差 引 数 値 で あ る 。
平 成 2 4 年 度 岡 山 市 下 水 道 事 業 会 計 決 算 審 査 意 見
第 1 審 査の 対象
平 成 2 4 年 度 岡 山 市 下 水 道 事 業 会 計 決 算
第 2 審 査の 期間
平 成 2 5 年 6 月 2 8 日 か ら 平 成 2 5 年 7 月 3 1 日 ま で
第 3 審 査の 方法
審 査 に 当 た っ て は , 平 成 2 4 年 度 岡 山 市 下 水 道 事 業 決 算 報 告 書 及 び 財 務 諸 表 並 び に 証 書 類 , 事 業 報 告 書 及 び 収 益 費 用 明 細 書 , 固 定 資 産 明 細 書 , 企 業 債 明 細 書 が 関 係 法 令 に 準 拠 し て 作 成 さ れ て い る か , 事 業 の 経 営 成 績 及 び 財 政 状 態 を 適 正 に 表 示 し て い る か ど う か に つ い て 審 査 す る と と も に , 関 係 者 か ら の 説 明 を 聴 取 し , 会 計 帳 票 , 証 拠 書 類 と の 照 合 及 び 経 営 内 容 の 動 向 を 把 握 す る た め 計 数 の 分 析 を 行 い , 年 次 比 較 等 の 検 討 を 加 え た 。
第 4 審 査の 結果
審 査 に 付 さ れ た 決 算 書 類 及 び 決 算 附 属 書 類 は , い ず れ も 関 係 法 令 に 準 拠 し て 作 成 さ れ て お り , 関 係 諸 帳 簿 等 と 照 合 審 査 の 結 果 , 計 数 は 正 確 で あ り , か つ , 本 年 度 の 経 営 成 績 及 び 財 政 状 態 を 適 正 に 表 示 し て い る も の と 認 め た 。
- 2 -
1
業
務
の
概
要
(1) 業務実績
業務の実績は,次のとおりである。(資料第1参照)
本年度において,処理区域面積を102.0ha拡大した結果,本年度末の処理区域内人口は 455,524人で,前年度末に比べ11,551人(2.6%)増加している。(公共下水道,特定環境 保全公共下水道及び農業集落排水の合計値。以下,表記がない限り同様。)
また,水洗便所設置済人口は389,010人で,前年度末に比べ14,998人(4.0%)増加し ている。
汚水処理水量は60,474,465 で,前年度に比べ839,792 (1.4%)増加している。汚 水処理水量のうち有収水量は50,291,417 で,前年度に比べ592,462 (1.2%)増加し ている。
なお,本年度末の公共下水道と特定環境保全公共下水道に係る人口普及率は63.7%で, 前年度末に比べ0.8ポイント向上,水洗化率は85.3%で,前年度末に比べ1.2ポイント向 上している。
(2) 建設改良事業
児島湖流域下水道関連処理区,岡東処理区及び御津中央処理区等における本年度に実 施した主な建設改良事業は,次のとおりである。
ア 管きょ施設整備事業について
汚水管幹線工事として,笹ヶ瀬左岸幹線,尾上幹線等の整備を実施するとともに, 新たに上道幹線,西大寺幹線の整備に着手した。
汚水処理整備区域の拡大として,撫川地内,中井地内等における汚水管埋設工事を 実施し,処理区域面積を旭川以西の児島湖流域下水道関連処理区等,旭川以東の岡東 処理区等あわせて102.0ha拡大した。
イ ポンプ場施設整備事業について
浸水対策事業として実施していた北長瀬ポンプ場建設工事が完了した。
また,旭西浄化センターの既存施設を利用し,合流式下水道の改善対策を実施した。
ウ 流域下水道整備事業について
岡山県が施工する児島湖流域下水道事業に係る建設費の一部を倉敷市,玉野市,早 島町とともに負担した。
(3) 下水処理施設の稼働状況
下 水 処 理 施 設 の 稼 働 状 況
区 分
24年度 A
23年度 B
増,減(△) A−B
晴天時1日平均処理水量( ) (a) 159,061 156,033 3,028
晴 天 時 1 日 処 理 能 力 ( ) (b) 249,168 362,418 △ 113,250
施 設 利 用 率(%)(a/b) 63.8 43.1
ポイント 20.7
(注)公共下水道及び特定環境保全公共下水道に農業集落排水を加えた数値で算出している。
施設利用率(施設の稼働状況を示す指標)は63.8%で,前年度に比べ20.7ポイント上 昇している。これは主に,旭西浄化センターが前年度末で汚水処理を停止したためであ る。
なお,これまで旭西浄化センターで処理していた汚水については,本年度から全量を 児島湖流域下水道浄化センターへ送水している。
(4) 経営の効率性の状況
経営の効率性の状況は,次表のとおりである。
経 営 の 効 率 性 の 状 況
区 分
24年度 A
23年度 B
増,減(△) A−B
備 考
処 理 区 域 内 人 口 職員1人当たり
処理区域内人口(人)
5,994 5,920 74
損益勘定所属職員 有 収 水 量 職員1人当たり
有 収 水 量 ( )
661,729 662,653 △ 924
損益勘定所属職員
(注)1 職員数は,地方公営企業決算状況調査の数値を使用している。
2 公共下水道及び特定環境保全公共下水道に農業集落排水を加えた数値で算出している。
- 4 - (5) 有収率の状況
有収率の状況は,次表のとおりである。
有 収 率 の 状 況
区 分
24年度 A
23年度 B
増,減(△) A−B
備 考
汚水処理水量( ) 60,474,465 59,634,673 839,792
有 収 水 量( ) 50,291,417 49,698,955 592,462
有 収 水 量
有 収 率(%) 83.2 83.3
ポイント
△ 0.1 汚水処理水量 (注)公共下水道及び特定環境保全公共下水道に農業集落排水を加えた数値で算出している。
汚水処理水量は,有収水量及び下水道使用料の徴収対象とならない有収以外水量がそ れぞれ増加したため,前年度に比べ839,792 (1.4%)増加している。
2
予算の執行状況
(1) 収益的収入及び支出
収益的収入及び支出の予算執行状況は,次表のとおりである。(資料第2参照)
収 益 的 収 入 及 び 支 出 の 予 算 執 行 状 況
区 分 予 算 額 A 決 算 額 B 執行率 B/A
予算額に比し増,減(△) 又 は 不 用 額
円 円 % 円
収益的収入 17,620,710,000 17,486,747,764 99.2 △ 133,962,236
収益的支出 17,552,863,000 17,387,341,617 99.1 165,521,383 (注)決算額のうち収益的収入における仮受消費税及び地方消費税は479,110,559円,収益的支
出における仮払消費税及び地方消費税は211,957,515円である。
収益的収入決算額174億8,674万円は,予算額176億2,071万円に対し99.2%の執行率, また,収益的支出決算額173億8,734万円は,予算額175億5,286万円に対し99.1%の執行 率となっている。
(2) 資本的収入及び支出
資本的収入及び支出の予算執行状況は,次表のとおりである。(資料第3参照)
資 本 的 収 入 及 び 支 出 の 予 算 執 行 状 況
区 分 予 算 額 A 決 算 額 B 執行率 B/A
翌年度への財源 繰越又は繰越額
予算額に比し増, 減(△)又は不用額
円 円 % 円 円
資本的収入 21,567,947,000 16,374,482,346 75.9 4,612,577,000 △ 580,887,654
資本的支出 28,391,534,403 23,137,068,373 81.5 4,706,055,821 548,410,209
(注)決算額のうち資本的収入における仮受消費税及び地方消費税は337,020円,資本的支出におけ
る仮払消費税及び地方消費税は284,497,285円である。
資本的収入決算額163億7,448万円は,予算額215億6,794万円に対し75.9%の執行率, また,資本的支出決算額231億3,706万円は,予算額283億9,153万円に対し81.5%の執行 率となっている。
- 6 -
内訳の主なものは,企業債償還金143億6,673万円,建設改良費83億1,538万円である。 なお,建設改良費の翌年度繰越額は,前年度に比べ2億1,772万円増加した47億605万円 で,その内訳は,予算繰越額として,公共下水道整備事業費(管きょ)37億3,204万円, 公共下水道整備事業費(ポンプ場)6,454万円,公共下水道整備事業費(処理場)8億5,637 万円,農業集落排水施設整備事業費5,309万円である。
3
経
営
成
績
(1) 収支の状況
収支の状況は,次表のとおりである。(資料第4,5参照)
収 支 の 状 況
24年度 23年度
区 分
金 額 A 構成比 金 額 B 構成比
増,減(△) C(A−B)
C/B
【収 益】 円 % 円 % 円 %
営 業 収 益 11,342,447,073 66.7 11,517,380,668 68.2 △ 174,933,595 △ 1.5 下 水 道 使 用 料 9,533,738,858 56.1 9,493,679,533 56.2 40,059,325 0.4 他 会 計 負 担 金 1,776,627,639 10.4 1,992,470,295 11.8 △ 215,842,656 △ 10.8 その他営業収益 32,080,576 0.2 31,230,840 0.2 849,736 2.7 営 業 外 収 益 5,654,075,607 33.2 5,372,161,771 31.8 281,913,836 5.2 他 会 計 負 担 金 4,158,265,997 24.4 4,259,210,503 25.2 △ 100,944,506 △ 2.4 他 会 計 補 助 金 1,466,081,174 8.6 1,092,174,406 6.5 373,906,768 34.2 そ の 他 29,728,436 0.2 20,776,862 0.1 8,951,574 43.1
特 別 利 益 11,114,525 0.1 0 0 11,114,525 皆増
計 17,007,637,205 100.0 16,889,542,439 100.0 118,094,766 0.7
【費 用】
営 業 費 用 11,498,493,807 67.6 11,165,768,581 66.1 332,725,226 3.0 人 件 費 611,514,055 3.6 654,938,102 3.9 △ 43,424,047 △ 6.6 委 託 料 1,174,117,492 6.9 1,398,172,816 8.3 △ 224,055,324 △ 16.0 減 価 償 却 費 6,580,797,489 38.7 6,562,765,675 38.9 18,031,814 0.3 流域下水道維持管理費負担金 2,227,011,139 13.1 1,454,422,363 8.6 772,588,776 53.1 そ の 他 905,053,632 5.3 1,095,469,625 6.5 △ 190,415,993 △ 17.4 営 業 外 費 用 5,490,286,697 32.3 5,679,982,871 33.6 △ 189,696,174 △ 3.3 企 業 債 利 息 5,461,627,005 32.1 5,647,355,297 33.4 △ 185,728,292 △ 3.3 そ の 他 28,659,692 0.2 32,627,574 0.2 △ 3,967,882 △ 12.2 特 別 損 失 18,856,701 0.1 43,790,987 0.3 △ 24,934,286 △ 56.9 計 17,007,637,205 100.0 16,889,542,439 100.0 118,094,766 0.7
純利益(△純損失) 0 − 0 − 0 −
- 8 -
これは,営業外収益で一般会計から他会計補助金を繰り入れて収支を均衡させたため である。
なお,他会計補助金は14億6,608万円で,前年度に比べ3億7,390万円(34.2%)増加し ている。
(2) 収益について
収益は170億763万円で,営業収益は減少したものの,営業外収益が増加したため,前 年度に比べ1億1,809万円(0.7%)の増収となっている。
営業収益は113億4,244万円で,前年度に比べ1億7,493万円(1.5%)減少している。こ れは主に,下水道使用料は4,005万円(0.4%)増加したが,他会計負担金が2億1,584万 円(10.8%)減少したためである。
営業外収益は56億5,407万円で,前年度に比べ2億8,191万円(5.2%)増加している。 これは主に,他会計負担金は1億94万円(2.4%)減少したが,他会計補助金が3億7,390 万円(34.2%)増加したためである。
特別利益は皆増している。
(3) 費用について
費用は170億763万円で,営業外費用は減少したものの,営業費用が増加したため,前 年度に比べ1億1,809万円(0.7%)の増費となっている。
営業費用は114億9,849万円で,前年度に比べ3億3,272万円(3.0%)増加している。こ れは主に,委託料は2億2,405万円(16.0%)減少したが,流域下水道維持管理費負担金 が7億7,258万円(53.1%)増加したためである。
営業外費用は54億9,028万円で,前年度に比べ1億8,969万円(3.3%)減少している。 これは主に,企業債利息が1億8,572万円(3.3%)減少したためである。
4
財
政
状
態
財政状態は,次のとおりである。(資料第6,7,8参照)
(1) 年度末現在の財政状態
ア 資産について
資産総額は3,918億668万円で,前年度末に比べ8億6,776万円(0.2%)の増加とな
っている。これは,流動資産は10億5,296万円(19.4%)減少したが,固定資産が19
億2,072万円(0.5%)増加したためである。
固定資産の増加は,主に減価償却の実施により減少したものの,建設改良事業の
実施に伴う構築物(管きょ等)や機械及び装置,その他投資が増加したためである。
固定資産の総資産に占める割合は98.9%で,前年度末に比べ0.3ポイントの増加とな
っている。
流動資産の減少は,主に現金預金が減少したためである。流動資産の総資産に占
める割合は1.1%で,前年度末に比べ0.3ポイントの減少となっている。
イ 負債及び資本について
資産の調達資金源を示す負債,資本の構成は,固定負債が343億9,797万円(構成
比8.8%),流動負債が40億3,969万円(構成比1.0%),資本金が2,123億600万円(構
成比54.2%),剰余金が1,410億6,300万円(構成比36.0%)となっている。
これらを前年度末と比べてみると,固定負債は28億3,082万円(9.0%)の増加,
流動負債は9億7,941万円(19.5%)の減少,資本金は56億1,435万円(2.6%)の減
少,剰余金は46億3,071万円(3.4%)の増加となっている。
固定負債の増加は,固定負債に計上される企業債(資本費平準化債)が増加した
ためであり,流動負債の減少は,主に未払金が減少したためである。
資本金の減少は,主に企業債である借入資本金が減少したためである。
剰余金の増加は,資本剰余金において,主に国庫(県)補助金及び他会計負担金
- 10 -
ウ 財務比率について
財務比率は,次表のとおりである。
財 務 比 率
(単位:%)
分 析 項 目 24年度 23年度 算 式
固定資産 固定資産対長期資本比率
(望ましい比率100%以下)
99.9 99.9
資本金+剰余金+固定負債
×100
流動資産
流 動 比 率
(望ましい比率200%以上)
108.2 108.0
流動負債
×100
現金預金+未収金
当 座 比 率
(望ましい比率100%以上)
108.2 108.0
流動負債
×100
負債
負 債 比 率
(望ましい比率100%以下)
166.9 177.6
自己資本
×100
固定資産とその調達資金源との関係をみる固定資産対長期資本比率は99.9%で,前
年度末と同率となっており,固定資産の調達が資本金,剰余金,固定負債の範囲内で
行われているものと認められる。
短期の支払能力をみる流動比率は108.2%で,前年度末に比べ0.2ポイント向上して
いるが,望ましいとされる比率200%以上を下回っている。
当座の支払能力をみる当座比率は108.2%で,前年度末に比べ0.2ポイント向上して
おり、望ましいとされる比率100%以上を示している。
経営の健全性をみる負債比率は166.9%で,前年度末に比べ10.7ポイント向上してい
るが,望ましいとされる比率100%以下を上回っている。
(2) 収入状況
流動資産のうち未収金の年度末現在高は19億558万円となっている。
本年度末における下水道使用料の収入状況は次表のとおりで, 収入率をみると,現
年度分は83.1%で前年度に比べ0.3ポイントの向上,過年度繰越分は95.0%で前年度に
比べ1.1ポイントの向上となっている。現年度分と過年度繰越分を合わせた収入率は
84.9%で前年度に比べ0.4ポイントの向上となっている。
未収金は17億6,780万円(下水道使用料の平成25年2,3月期調定分15億8,004万円を含
む)で前年度に比べ1,942万円(1.1%)の減少となっている。
なお,不納欠損額は1,500万円で,前年度に比べ1,730万円(53.6%)の減少となっ
下 水 道 使 用 料 の 収 入 状 況
24 年 度 区 分
調 定 額 A
収 入 額 B
収 入 率 B/A
不納欠損額 C
未 収 金 A−B−C
23年度 収入率 円 円 % 円 円 % 現 年 度 分 10,010,425,759 8,316,428,835 83.1 01,693,996,924 82.8 過年度繰越分 1,786,671,290 1,697,858,176 95.0 15,008,772 73,804,342 93.9
合 計 11,797,097,04910,014,287,011 84.9 15,008,7721,767,801,266 84.5
(参考)平成25年2,3月期調定分を除いた下水道使用料の収入状況は,現年度分,過年度繰越分の 合計で98.0%の収入率となっている。
また,本年度末における負担金等(下水道事業負担金及び分担金)の収入状況は次
表のとおりで, 収入率をみると,現年度分は96.2%で前年度と同率,過年度繰越分は
55.1%で前年度に比べ0.6ポイントの向上となっている。現年度分と過年度繰越分を
合わせた収入率は92.8%で前年度に 比べ0.4ポイントの低下となっている。未収金は
3,182万円で前年度に比べ670万円(17.4%)の減少となっている。
なお,不納欠損額は129万円で,前年度に比べ118万円(47.7%)の減少となってい
る。
負 担 金 等 の 収 入 状 況
24 年 度 区 分
調 定 額 A
収 入 額 B
収 入 率 B/A
不納欠損額 C
未 収 金 A−B−C
23年度 収入率 円 円 % 円 円 % 現 年 度 分 419,346,303 403,540,395 96.2 0 15,805,908 96.2 過年度繰越分 38,521,547 21,209,209 55.1 1,295,607 16,016,731 54.5
合 計 457,867,850 424,749,604 92.8 1,295,607 31,822,639 93.2
下水道使用料等の未収金については,解消に向けて一層の努力をされるよう要望す
- 12 -
(3) 企業債
企業債の残高状況は,次表のとおりである。
企 業 債 の 残 高 状 況
本年度中 年 度 区 分
前年度末残高
A 増加高(借入)減少高(償還)
差引増減高増,減(△) B
増減率 B/A
本年度末残高 資本 費平準化 債 円 円 円 円 % 円 (固定負債) 29,209,281,803 5,058,000,000 2,700,128,910 2,357,871,090 8.1 31,567,152,893
企業債 (借 入資本金 )
220,420,370,102 4,895,100,000 11,808,387,605 △6,913,287,605 △ 3.1 213,507,082,497
23
合 計 249,629,651,905 9,953,100,000 14,508,516,515 △4,555,416,515 △ 1.8 245,074,235,390
資本 費平準化 債 (固定負債)
31,567,152,893 5,284,700,000 2,453,876,125 2,830,823,875 9.0 34,397,976,768
企業債 (借 入資本金 )
213,507,082,497 4,984,000,000 11,912,854,501 △6,928,854,501 △ 3.2 206,578,227,996
24
合 計 245,074,235,390 10,268,700,000 14,366,730,626 △4,098,030,626 △ 1.7 240,976,204,764
(注)資本費平準化債は,下水道事業の構造的に生じる資金不足を補うために発行される企業債で, 固定負債として計上されるものである。
本年度末残高は2,409億7,620万円で,前年度に比べ40億9,803万円(1.7%)の減少
となっている。
利子負担率は2.2%となっている。
(4) 一般会計繰入金
本年度における一般会計からの繰入金は,収益的収入へは73億7,601万円で前年度に
比べ1億1,699万円(1.6 %)の増加,資本的収入へは32億8,211万 円で前年度に比べ
1億8,630万円(5.4%)の減少,総額は106億5,812万円で前年度に比べ6,931万円(0.6%)
5 む す び
本事業の運営状況の概要は,以上のとおりである。
本市の下水道事業会計は,一層の財政状況の明確化・透明化を図り,経営の効率化・健
全化をめざすため,平成22年度に地方公営企業法を一部適用し,会計方式を公営企業会計
へ移行して3年目を迎えた。
主な事業としては,管きょ施設整備事業として,笹ヶ瀬左岸幹線や上道幹線等の汚水管
幹線工事や撫川地内等における汚水管埋設工事などを実施,ポンプ場施設整備事業として,
北長瀬ポンプ場建設工事が完了し,旭西浄化センターの既存施設を利用した合流式下水道
の改善対策などを実施した。
業務実績についてみると,処理区域面積を102.0ha拡大した結果,本年度末の処理区域内
人口は前年度末に比べ11,551人(2.6%)増加している。また,水洗便所設置済人口は前年
度末に比べ14,998人(4.0%)増加している。
汚水処理水量は60,474,465 で,前年度に比べ1.4%増加,有収水量は50,291,417 で,
前年度に比べ1.2%増加している。
なお,公共下水道及び特定環境保全公共下水道に係る本年度末の人口普及率は63.7%,
水洗化率は85.3%で,前年度末に比べ0.8ポイント,1.2ポイントそれぞれ向上しているが,
他の政令指定都市の普及率と比較すると依然低率であることから,本年度に策定した「岡
山市下水道事業経営計画」(平成25∼33年度)に掲げた数値目標の達成に向け,引き続き普
及率の向上や水洗便所改造等補助金制度の利用促進等による水洗化率の向上に努められた
い。
次に経営成績についてみると,本年度の収支は,一般会計から他会計補助金を繰り入れ
て均衡させているため,総収益及び総費用はいずれも170億763万円となっており,前年度
と同様に純利益は生じていない。
本年度末における平成23年度以前の過年度繰越分未収金は,下水道使用料で7,380万円,
下水道事業負担金等で1,601万円となっているが,所在不明等の事由により1,500万円,129
万円がそれぞれ不納欠損処分されている。下水道使用料等は重要な財源であり,また,受
益者負担の原則や公平性の観点からも,未収金の解消に努められたい。
こうした中,下水道事業においては,「岡山市下水道事業経営計画」に基づき事業を進め
ることとなるが,計画の目標達成には多額の建設改良費や企業債の償還を要し,さらに管
きょ等の老朽化対策に要する費用の増大や耐震化対策も重要性を増すと予想される一方,
これまで以上の節水意識の高まりや普及率を勘案すると下水道使用料収入の急増は見込め
ないなど,事業を取り巻く経営環境は長期にわたって厳しい状況が続くものと予測される。
このことから,今後の事業運営にあたっては,下水道が市民生活に必要不可欠な社会資
本であることから,安定的・継続的にサービスを提供できるよう留意し,引き続きコスト
意識の徹底や事業収益の向上にも努め,より効率的な運営に取り組まれるよう要望する。
なお,平成26年度予算及び決算からの改正地方公営企業会計基準の適用に向けた準備に