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ジョージア州立大学における障害学生の支援

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Academic year: 2021

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(1)

ジョージア州立大学における

障害学生の支援

国立特別支援教育総合研究所

教育支援研究部 生涯学習担当

取りまとめ:平成19年12月

1.ジョージア州の障害者人口(2005)

全人口約800万人

障害のある労働年齢人口の割合

→12.9%(全米平均12.6%)

40-49歳 25% 50―59歳 32% 60-64歳 16% 21-29歳 11% 30-39歳 16%

• 雇用率

• 障害のある労働年齢人口の雇用率:36.3%(全米平均38.1%)

• 障害のない労働年齢人口の雇用率:78.2%(全米平均78.3%)

¾障害者・非障害者の雇用率の差は41.9%

障害のある労働年齢人口における年齢別内訳

(2)

2.ジョージア州における高等教育参加状況(2005)

0% 20% 40% 60% 80% 100% 障害者 非障害者 0% 20% 40% 60% 80% 100% 障害者 非障害者 高卒以下  高卒または相当 大学 大学卒(学士以上) ジョージア州における21歳以上の高等教育参加状況 全米における21歳以上の高等教育参加状況 障害者 非障害者 障害者 非障害者 高卒以下 30.5% 12.5% 24.8% 11.5% 高卒または相当 33.9% 28.9% 34.5% 27.9% 大学 24.3% 28.9% 28.0% 30.5% 大学で単位を履修した(1年以内)または 1年以上大学に在籍したが学士を取得して いない,または準学士(2年制) 大学卒(学士以上) 11.3% 29.7% 12.8% 30.1% ジョージア州 全米平均

3.ジョージア州公立大学在籍の障害学生への支援体制

ジョージア州公立大学評議会 University System of Georgia's Board of Regents

ジョージア州政府 Georgia State Government

University of Georgia 学生事務課 Office of Student Affairs

障害サービス委員会 Disability Services committee

… … 現在の規定, 義務, 懸案 事項について進言,報告 州立大学 全 35校 在籍学生の障害評価依頼 在籍学生の障害評価報告 公立4年制大学 26校 総合研究大学:4校 地方大学:2校 州立総合大学(University):13校 州立大学(College):7校) 評議会学習障害センター 設置校

Regents Centers for Learning Disorders: RCLDs ・ミーティング ・各大学に情報の提供 ・障害の評価 2年制大学 9校 Georgia Southern University Georgia State University ・LDの定義・アコモデーション,RCLD の手続き,外部評価基準,LD以外の 障害のアコモデーションを明記 ・州内大学における一貫した障害の 定義・評価システム・サービスを提供

(3)

4.州立大学(35校)における障害学生の登録状況(2003)

全州立大学で,全学生数247,020名

このうち障害サービスを受けている学生は合計5,427名

障害学生数の増加率(1998-1999から16%上昇)=全入学生数の増加率

0 1000 2000 3000 4000 5000 6000 1998-1999 1999-2000 2000-2001 2001-2002 2002-2003 年 度 人数 視覚障害 聴覚障害 頭部損傷 移動能力障害 心理的障害 学習障害 ADHD 学習障害・ADHD 慢性疾患 重複障害 その他

5-1.州立4年制大学(大規模)における障害学生の登録状況(2003)

☆ 大学の入学選考基準を示す (by Peterson's, A Nelnet Company ) ☆☆Moderately Difficult,☆☆☆ Very Difficult

大規模=全学生数10,000人以上とする 大学名 学部 全学生数(人) 障害学生数(人) 障害学生割合(%) LD/ADHD割合(%)

(1) Georgia Institute of Technology 6 12,361 255 2.06

3.69 1.08 2.12 5.02

(2) Georgia Southern University 9 14,650 541

45.88 58.23 38.89 29.38

(3) Kennesaw State University 6 16,739 180

(4) Georgia State University 6 19,122 405

(5) University of Georgia 15 25,437 1278 54.15

0

200

400

600

800

1000

1200

1400

(5)UG: ☆☆

(4)GSU: ☆☆

(3)KSU: ☆☆

(2)GSU: ☆☆

(1)GIT: ☆☆☆

視覚 聴覚 運動 慢性疾患 心理的疾患 後天性脳損傷 学習障害 ADHD LD・ADHD併存 その他 ・・・評議会学習障害センター設置校

(4)

5-2.州立4年制大学(中規模)における障害学生の登録状況(2003)

中規模=全学生数4,500人以上とする 大学名 学部 全学生数(人) 障害学生数(人) 障害学生割合(%) LD/ADHD割合 (%) 5.67 62.50 30.95 28.87 21.43 32.65 22.73 62.99 37.30 1.54 1.64 1.37 1.57 1.99 7.38 1.39 (1) Georgia College & State University 5 4,798 272

(2) Augusta State University 4 5,461 84

(3) Armstrong Atlantic State University 5 5,915 97

(4) Clayton College & State University 6 6,152 84

(5) Macon State College - 6,244 98

(6) Columbus State University 4 6,624 132

(7) State University of West Georgia 3 8,346 616

(8) Valdosta State University 7 9,093 126

0 100 200 300 400 500 600 700 (8)VSU: ☆☆ (7)SUWG: ☆ (6)CSU: ☆ (5)MSC: -(4)CLSU: ☆ (3)AASU: ☆ (2)ASU: ☆ (1)GCSU:☆☆ 視覚 聴覚 運動 慢性疾患 心理的疾患 後天性脳損傷 学習障害 ADHD LD・ADHD併存 その他 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 (8)DSC: -(7) NGCU:☆☆ (6) SPSU: ☆☆ (5) ASU: ☆ (4) SSU: ☆ (3) GSSU: ☆☆ (2) FVSU: ☆☆ (1) MCG: ☆☆ 視覚 聴覚 運動 慢性疾患 心理的疾患 後天性脳損傷 学習障害 ADHD LD・ADHD併存 その他

5-3.州立4年制大学(小規模)における障害学生の登録状況(2003)

☆ 大学の入学選考基準を示す (by Peterson's, A Nelnet Company ) ☆☆Moderately Difficult, ☆☆☆ Very Difficult

小規模=全学生数4,500人以下とする 大学名 学部数 全学生数(人) 障害学生数(人) 障害学生割合(%) LD/ADHD割合(%)

(1) Medical College of Georgia 5 648 15 2.31

2.50 2.77 1.40 0.68 1.98 1.84 2.02

(2) Fort Valley State University 4 1,997 50

60.00 18.00 43.55 31.71 31.82 60.61 54.55

(3) Georgia Southwestern S_University 5 2,238 62

(4) Savannah State University - 2,939 41

(5) Albany State University 4 3,212 22

(6) Southern Polytechnic S_University 5 3,330 66

(7) North Georgia C & S_University 4 4,190 77

23.86

(5)

5-4.州立2年制大学(大規模)における障害学生の登録状況(2003)

大規模=全学生数4,500人以上とする

大学名 全学生数(人) 障害学生数(人) 障害学生割合(%) LD/ADHD割合(%)

(1) Gainesville College 5,985 141 2.36 63.12

(2) Georgia Perimeter College 18,986 287 1.51 49.48

0 50 100 150 200 250 300 350 (2) GPC (1) Gainesville 視覚 聴覚 運動 慢性疾患 心理的疾患 後天性脳損傷 学習障害 ADHD LD・ADHD併存 その他

5-5.州立2年制大学(小規模)における障害学生の登録状況(2003)

小規模=全学生数4500人以下とする 大学名 全学生数(人) 障害学生数(人) 障害学生割合(%) LD/ADHD割合(%) 77.78 23.08 12.50 40.00 40.43

(1) East Georgia College 1,318 36 2.73

(2) Atlanta Metropolitan_C 1,748 26 1.49

(3) Bainbridge College 2,475 8 0.32

(4) Coastal Georgia Community_C 3,062 65 2.12

(5) Darton College 4,126 47 1.14 0 10 20 30 40 50 60 70 (5) Darton (4) Coastal_G (3) Bainbridge (2) Atlanta_M (1) East_G 視覚 聴覚 運動 慢性疾患 心理的疾患 後天性脳損傷 学習障害 ADHD LD・ADHD併存 その他

(6)

考察(1)日米の障害学生の割合の比較

• 全人口に占める障害者の割合

– アメリカ(12.6%) >日本(約6%)・・・約2倍

– アメリカにおいて障害者の割合が高いのは,障

害の定義が違うためと思われる

• 高等教育における障害学生の割合

– アメリカ(2-3%)>日本(0.16%)・・・10倍以上

– 全人口に占める障害者の割合の違いを考慮に

入れても,日本の大学における障害学生の割合

は低いといえる

考察(2)日米の障害学生の内訳の比較

• アメリカの障害学生の内訳の特徴

• LD・ADHDの割合が最も高い

• 次に慢性疾患・心理的疾患

• 身体障害と発達障害の比率の日米比較

– 日本では,身体障害:発達障害=35:1

– アメリカでは,身体障害:発達障害=1:2.8~3

• 身体障害とは,視覚障害・聴覚障害・肢体不自由・重

複・病弱

• 発達障害とは,LD・ADHD・高機能自閉症等

参照

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