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(4)参 考 論 文 1

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Academic year: 2021

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(1)

乙 第 号

相原 加苗 学位請求論文

審 査 要 旨

(2)

論 文 審 査 の 要 旨 及 び 担 当 者

論文審査担当者

委員長 教授 粕田 承吾 委員 准教授 野上 恵嗣 委員(指導教員) 教授 岸本 年史

主論文

CASII日本語版を活用した地域を基盤とする児童虐待防止システムの可能性の検討

相原 加苗, 山本 朗, 佐藤 寛, 岸本 年史 最新精神医学 254 Page315-322(2020.07)

(3)

論文審査の要旨

本研究では、児童相談所の一時保護所入所児童を対象に、児童青年レベル・オブ・ケ ア評価尺度 (Child and Adolescent Service Intensity Instrument以下「CASII」) を用いた精 神保健ニーズの評定を行った。

その結果、一時保護所における虐待事例では、高レベルのケアが必要な事例ほど、生 活機能等本人の側面にも焦点を当てる必要性があることや、支援ニーズを的確に評定で きず、適切な資源に繋げられていない可能性があることが示された。以上から、CASII 多職種の共通言語として用いることで支援の充実を図ること、また縦断的経過を追跡す ることで地域の支援力を高め、地域資源を開発することが虐待予防システムにおいて有 用であることが示された。

公聴会では、CASII の有用性の発展させていくことについての質問に対しても、地域 に即した多職種協働のネットワークを利用しての対応の必要性も十分説明されていた。

本研究でのCASIIを活用した評価は、地域を基盤として子供を中心とした支援を行う上 で極めて有用であることを示す非常に重要な研究であると考えられる。

以上より、主論文の内容と公聴会での質疑、および参考論文と合わせて、審査委員す べてが適と判断し、博士(医学)の学位に値する研究であると考える。

(4)

参 考 論 文

1. 虐待の実態と評価

相原加苗, 城島哲子, 飯田順三, 岸本年史 精神科 171号 Page24-29(2010.07)

2. 年長同胞が幼児期の年少広汎性発達障害児に及ぼす影響(予備的研究)

太田豊作, 根來秀樹, 飯田順三, 浦谷光裕, 相原加苗, 岸本年史

児童青年精神医学とその近接領域 503 Page318-325(2009.06)

3. 東大阪市療育センター児童精神科における外来診療統計 岸野加苗, 飯田順三, 根來秀樹, 姜昌勲, 橋本和典, 岸本年史 奈良医学雑誌 561号 Page23-30(2005.02)

4. 奈良県立医科大学精神科児童思春期外来における 最近の患者動向につ いて

岸野加苗, 姜昌勲, 根來秀樹, 高橋弘幸, 澤田将幸, 太田豊作, 岸本年史 岩坂英巳, 飯田順三

奈良医学雑誌 561号 Page15-21(2005.02)

(5)

以上、主論文に報告された研究成績は、参考論文とともに精神医学行動神経科学の進歩 に寄与するところが大きいと認める。

令和 2 年 12 月 8 日

学位審査委員長 法医科学

教授 粕田 承吾 学位審査委員

発達・成育医学

准教授 野上 恵嗣 学位審査委員(指導教員)

精神医学行動神経科学 教授 岸本 年史

参照

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