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癖 東京医科大学雑誌

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Academic year: 2021

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一 514 一 東京医科大学雑誌 第51巻第5号

4 軸索内HRP注入による卵形嚢一次求心性   綜維の軸索投射様式

5 卵形嚢系−前庭脊僅路ニューロンの 脊萱投射レベルの検討

(生理学第二)

(整形外科)

○今川美登里 佐々木光美  内野 善生

 池上 仁志 遠藤 健司

(整形外科) ○池上仁志 遠藤健二

(生理学第二)今川美登里 佐々木光美       内野善生

 Gacek(1969)はネコの前庭神経節の部分破壊を 試み,卵形嚢一次求心性神経の投射部位は前庭神 経核外側臆面側部及び下核吻側内側部であり,上 核への投射を否定した.我々はネコを用い卵形嚢 神経選択的刺激に応答する一次求心性神経の軸索 にHRPを電気泳動的に注入し,その投射様式を 調べたところ,2例中2例で上核への投射がみら れたので報告する.軸索投射を細かく解析できた 例は8μAの卵形嚢神経刺激で活動電位を発生し,

活動電位の潜時は0.5msecであり,これらのこと より卵形嚢一次求心性線維と同定した.実験終了 後充分なネンブタールを与え血流固定した.脳幹 を取り出し厚さ100pmで連続凍結切片を作製し,

DAB(3,3 一dia皿inobenzidine)で反応させ鏡検 した.標本は神経ネットワーク再構築システムを 用いてコンピューター解析した。このニューロン は外側核の尾側腹側で上行枝と下行枝に分かれ,

上行枝は外側核の外側を上行し,外側核と上皇の 境界部腹側で上核への分枝を派生していた.上核 内での分枝は並並尾側外側部に多く,ブトン(46 個)が存在した.一方下行枝は下核外側を下行し 外側核尾側のレベルで分枝がみられ,この分枝は 外側核の腹側部を通り内側核まで達した.下行枝 は下核内で4−5本の側枝を派生していた.下核の ブトンの数は236個であった.更に電気生理学的 実験を行い,卵形嚢神経刺激による前庭神経核ニ ューロンの活動を繁栄する電場電位(N1電位)

を記録した.N1電位の発生部位は卵形嚢神経投 射部位と良く一致した.

目的)卵形嚢神経に応答する前庭核ニューロンの 存在部位、脊髄投射レベルをネコで調べた。

実験方法)除脳ないし麻酔した猫を使用した。左 側内耳(図1)でタングステン双極電極にて卵形 嚢神経を選択的に刺激し、他の前提神経は全て切 除した。記録は前庭神経核かち微小ガラス電極

(2M NaC1,rast Green)を用い行った。両側外側・

内側脊髄路を第1頚髄で、頚髄膨大部、上位腰髄、

腰髄膨大部に刺入した電極により、逆行性に調べ た(図2)。

結果)応答したニューロンのうち25%(32/127)が 同町のtVSTを,8%(10/127)がMVSTを,6X(8/127)が 対側のLVSTを下降した。 MVSIと対側のtVSTを下降 するニューロンは全て上部頚髄に止まっており、

腰髄まで投射するものは全て同側のLVSIを下降し ていた。卵形嚢神経からの入力を受け、腰髄に投 射する前庭神経細胞は全て外側核腹側と下核に存 在した。二二のtVSTを通る細胞の伝導速度は頚髄 で38〜122m/s、腰髄では55〜72m/sであった。

(図1)

(図2)

Upper. C1

C2−3 lt v.

cl−ThlXI−4tt−ri,Y. k(Ztii

Tht2−L3as

(3)

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