特集 保険自由化10年
保険学雑誌編集委員会
保険業に自由化(規制緩和)をもたらした1996年および1998年の保険業法 改正から10年が経過した。
当時,学界としては保険業の規制緩和について様々な議論を行ったが,自 由化が実現して10年が経過した今,この自由化を顧みる必要があることは言 うまでもない。日本保険学会としても平成20年度の全国大会のシンポジウム 自由化後10年の検証 として取り上げたところであるが,時間の制約から,
特定の分野・現象について概括的に論じたものとなっている。この重要な問 題については網羅的な検証が不可欠である。そこで,日本保険学会として,
さらに保険学雑誌において特集を組むこととしたものである。
具体的には,自由化後10年を経て,自由化によって何が起き,何がもたら され,それが自由化によるものか否かの検証を,主に経済学・商学の観点か ら多面的に行う特集とした。こうした基礎的な検証作業が礎となって,初め て次の政策論議が可能となる。
今回は経済学・商学の若手研究者に執筆いただいたが,目次(表紙)をご 覧いただければお分かりのとおり,実に多様な研究分野の研究成果が集まっ た。執筆者への激励を兼ねて,読者諸氏のご意見・ご批判をお願いしたい。
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