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年々増加する傾向がみられた。(3)年令別との関係は,

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では,前装冠の急激な増加が注目された。架工義歯は

年々増加する傾向がみられた。(3)年令別との関係は,

総義歯では,60代,50代で1,439個,総数2,445個の

58.9%を占め,次いで40代17.3%,70代17.0%,30代 3.9%の順となった。局部床義歯は,40代1,570個,

総数6,209個の25.3%,次いで50代23.4%,30代18.5

%であった。各種歯冠補綴物では,20代2、120個,総

数7,125個の29.8%,次いで30代22.7%,40代19.3%

となった。また,架工義歯においては,20代879個,

総数2、278個の38.6%,次いで30代22.3%,40代19.0

%,そして,10代12.2%であった。

岩医大歯誌 2巻1号 1977

の減少効果が得られないことが言える。甑独罹患の高 い第1大臼歯群と上顎前歯群についての検討を行った が,とくに上顎前歯群の罹患上昇が著明であり,小学 校4年生より急激に増加して,6年生時ではDMF歯 率が20〜30%に達している。若年者の上顎前歯部の処 置が容易でないことから,その保護の重要性が急務で あることを強調する。なお,本調査地区において,飲 料水中フッ素濃度は北津軽地区が0,3〜3.2ppm,他の

4地区は01ppm以下であった。

演題4.ランカスター・クレフト・パレート・クリニ    ックでの口蓋裂患者の治療

演題3.学童の頗鐘罹患傾向と処置歯率に関する疫学

   的分析

。亀谷哲也

。田沢光正,原田 潮,飯島洋一,松田和弘,

高江洲義矩,原田順男米

岩手医科大学歯学部口腔衛生学講座 岩手医科大学歯学部補綴学第1講座米

 前報において,私共は乳歯頗蝕が現在,1,2歳の 低年齢児に多発傾向にあるために,永久歯の鵬蝕予防 のための歯科保健指導の効果が減弱されている現状を 指摘した。今回(1976年調査),東北地方の5地区に おける小学校児童の鰯独罹患状況を分析して,頗独の 疫学的標示に用いられるDMF,すなわちCaries ex・

perienceの内容について,いくつかの考察を試みた。

とくに,学年別児童について歯種群による鶴蝕の罹患 傾向と処置歯(F)の推移についての地域差による要 因を検索することを目的とした。調査対象地区は,青 森県北津軽地区および東目屋地区,岩手県松尾および 宮守地区,山形県上山地区であり,いずれも農山村の 小学校児童1年〜6年生である。 被検者総数:1,888 名。調査結果として,6歳頃から11歳頃までの麟蝕罹 患傾向をDMFT指数でみると回帰直線であらわすこ とが可能であり,直線の傾向は地域差を示す指標とな りうる。DMFからF歯率を算出して地区における鯖 蝕の処置状況について考察してみると,F歯率の高い 地区は鵬蝕罹患が減少する傾向にあるが,鵬3虫多発地 区(東目屋)についてみれば,処置歯率の増加がみら れる一方,DM率の著しい増加傾向が認められる。こ のことは,歯苔の付着が異常に多発している小学校児 童の現状に,単なる予防充填処置をもってしても驕蝕

岩手医科大学歯学部歯科矯正学講座

 Lancaster Cleft Palate Clinicは唇,顎, 口蓋裂患

者及び顎顔面,頭部の異形成,障害を対象とした診

療所で1936年一矯正専門医であるDr. H. K. Cooper,

Sr.によって開設された。現在アメリカにはこの種の 診療所は244ヵ所あるがその中でも歴史の古い所とし

て知られている。

 この診療所の機構は臨床,言語治療,Social se・vice,

研究の4部門に大きく分れ,各部門のstaffが横に密 接な連携を保ちながら治療にあたっている。診療部門

ではdiagnosis and multidiscipline c[inical treat−

ment and rehabilitationを目指し,研究部門では,

longitudinal research in cleft lip and cleft palateを 研究活動の基礎としている。

 治療は患者の出生と同時に開始され,まず両親は小 児科医のもとで授乳等保育と今後の治療上の諸問題に ついて概要が説明される。診療所では,主任(補綴医)

を始め形成外科医,矯正歯科医,言語治療者,聴力学 者,遺伝学者が夫々の立場から診査,治療を行なう。

Social workerは州政府に対する医療補助の手続きも 含めて,事務上の相談と,家族ぐるみの治療の進め方 更にその後の社会生活に対する指導相談を行なう。

 長期治療体制の最初の診査時(新生児の場合は3カ 月以内)から資料が整えられる。通常定期診査は半年 毎に行なわれ,年に1〜2回は顔面及び口腔内写真の 撮影と印象採得,頭部X線規格写真,X線映画,聴力

テスト等が基本資料として残される。

 口唇を始めとした形成手術は,出生後10週以上,ま

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岩医大歯誌 2巻1号 1977

たは患児の体重10ポンド(約4,500夕)以上を目安と して行なわれる。硬口蓋の破裂は通常14ヵ月後,軟口 蓋は18ヵ月後を手術の時期としている。口蓋裂患者で

よく見かける上顎歯列の極端な変形を防ぐ意味で,破 裂の状態によっては手術を全くしないで患者はspeech applianceを装着し,隙裂は床によって補填される。

その為口腔内外の形態上の治療に加えて言語治療者の 役割も大きくspeech applianceの形態について臨床 医との合議および発音訓練が重要となる。また患者が 学令期に達すると集団生活の企画も言語治療の部門で

受け持っている。

 Lancaster Cleft Palate Clinicでの治療体系を見 て,この種の先天異常を持つ患者に対しては多くの専 門家が単に組織されるだけではなく,よく機能する teamでなけれぽならないことを痛感した。

演題5.金属焼付合金の熱膨張測定,その1,市販金    合金について

桂 啓文,兼子研一,池田政明,天日常光,

亀田 務

岩手医科大学歯学部理工学講座

 金属焼付用合金は鋳造時に寸法精度が良いメタルコ アーが陶材焼付の過程で変形を生じたり,装着後破析 あるいは陶材界面でのはく離を生じる欠陥がある。焼 付時の変形は主にdegassing操作時に起きたり,陶 材一金属界面に於ける熱膨張の差から生じる歪による 変形が起ると考えられる。そこで今回我々は市販され ている金合金を鋳造試料として微少定荷重熱膨張計を 使用し900℃まで昇温し繰り返し加熱冷却を行なっ て,熱膨張率,熱膨張係数,残留伸びを求めた。その 結果

1)degassing操作を行うと熱膨張率は1.38〜1.58  %,繰り返し加熱冷却を行うとdegassing時の熱膨  張率は小さくなる。

2)冷却時の残留伸びは5種とも認められ,残留伸び  の原因として鋳造時の応力緩和,金属結晶の均一化  によって現われると思う。

3)実験した金合金は400〜600℃の温度内で合金組成  分による新しい相変化により熱膨張係数の変化があ  ると思われ,これらの原因にはIn, Sn等の微量成  分によるものと考えられる。

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4)degassing操作は合金の変形,はく離を防止する  ために必要な操作と考えられるのでdegassing操作  は行うべきと思われる。

演題6.大型電子計算機による実験データ作図法の簡    略化

。平 孝清,松本範雄,鈴木 隆

岩手医科大学歯学部口腔生理学講座

 東北大学電子計算機センターに所属する,本学の Time Sharing System(TSS)を活用し,生理学実験 Data(主にHistogram)の作図処理を簡易に行う方法 を実施,検討した。まず,統計処理用電子計算機(TO−

SHIBA 800CUSC TYPE EDS−34801M)を用いて,

ネコの大脳皮質のsingle unit activityを計測し, Post

Stimulus Time Histogramを得る。このDataをTSS 端末機に読込み可能なCodeに変換して,紙テープを punch outする。次いで, TSS端末機から東北大学電 子計算機センター作図機械(Drafter)を駆動し,作 図作業を遂行させる為の1)Command,2)Program,

3)Dataを入力し,作図する方法を取った。本法に使 用した言語は,FORTRAN 700で,特に作図用に開 発されたSubroutineをcallする方式をとった。この 結果,膨大なHistogramの作図に要する時間と労力 を,人手の場合の約数十分の一から数百分の一に短縮 出来,同時に,Dataに付随する情報を確実に,しか も自動的に記載する事が可能になった。

 そのProgramの詳細と作図結果の比較, Program 操作による,縦軸,横軸の任意調整など,種々の利点

につき発表した。

演題7.大脳皮質内の微小電極によるmarking tech−

   niqueの定量的吟味

。松本範雄,平 孝清,鈴木 隆

岩手医科大学歯学部口腔生理学講座

 猫の歯髄情報の受容と伝達機序を研究する際,大脳 皮質内の微小電極先端の位置の確認は,細胞の種類の 同定やneural networkの推定に重要な意i義を持つ。

参照

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