長崎大学留学生センター紀要 第 9号 2001年
大学の国際化 と地域への貢献
一 ア メ リカの大学 に お け る活 動 例 か ら一
松本久美子
81
キー ワー ド :大学 の国際化 、留学生受 け入 れ、専 門職 、留学 生 ア ドバ イザ ー コ ミュニテ ィ・サ ー ビス
は じめ に
昨今、独立行政法人化問題 や少子化問題等 、国立大学 は外部か らも内部か ら も改革 を迫 られている状況である。 大学の改革 目標 として挙げ られている もの の中に、多 くの場 合、「国際化」 お よび 「地域へ の貢献」が含 まれている。
留学生受 け入れは、大学 の国際化お よび地域 の国際化 に大 き く寄与す る もの である。 大学が これ を推 進 し、国際教 育交流 を活発化 し、継続 してい くには、
海外 の教育機関 との人的 ネ ッ トワー クの構築が不可欠である と同時 に、学内の 国際教 育交流 に関 わる部署 の教職員 の専 門性 を高めてい く必 要が あ る。 また、
地域 との連携 を進 め、留学生 と日本 人学生お よび地域の人たち との継続的な交 流 による相互理解 ・相互学習 を進めてい く必要がある。
筆者 は
2 00 0
年5
月7
日か ら同年6
月1
1日までの約5
週 間、 フルブライ トプロ グラム( Ful br i ghtI nt e r na t i ona lEduca t i onAdmi ni s t r a t orPr ogr a m:Shor t ‑ Te r m I EA)
にメンバ ーの一人 として参加 した。 この プログラムは、国際教育交流 と米国の 高等教 育 に関す る知識 を得、その理解 を深めるため、外 国人留学生お よび研究 者 に関 わ る4
年制大学職員 ・教員お よび非営利研 究機関の専任職員 を対象 に行 われてい るプログラムである。フルブライ トプログラムでの訪問先 (資料
1
)は、主 に教育 ・国際交流 に関 わる政府関係機関、お よび大学の国際教育交流 に携 わる部署である。 また、 フ ル ブ ラ イ トプ ロ グ ラム参 加 中 、NAFSA年 次 総 会( NAFSA■ S52ndAnnual conf e r enc e) 1
'が組 み込 まれている。各訪問機関では、大学の理念 ・方針 ・現在の状況 を始め として、 アメ リカの留 学生の派遣 ・受 け入れ業務全般 、アメリカに留学 している外 国人学生 に対す る
82
大学の国際化 と地域への貢献支援活動の状況 、 またそれ らの 日本 における状況 についての情報交換 お よびデ ィスカ ッシ ョンが行 われた。
本稿では国際教育交流 の視点か ら、 フルブライ トプログラム参加 によって得 られた知見 を もとに、「 大学の国際化」 と 「 地域へ の貢献」 について、① アメ リカの大学 にお ける留学生受 け入れ業務内容 ( 地域交流 を含めた支援体制)と、
② コ ミュニテ ィ ・サー ビスに関する具体的な取 り組み、③専 門職 として留学生 受 け入れに関わ る職員の状況、 を取 り上げ、若干の考察 を行 う
。1. アメ リカの高等教 育機関の全 般的な状 況
アメ リカでは 日本の文部省方式 と対照的 なH de ‑ c e nt r a l i z a t i on" の考 え方ですべ ての システムが動いてい る
。一般的 に大学での学長の権 限はかな り大 きい よう で、州立大学 といえども、私立大学 と同様 にそれぞれの大学が特色 を持 ち、明 確 な理念 と現状 を正確 に認識 した上 での具体的な方針 を持 って運営 されている
とい う印象 を受 けた。
また、 ワシン トン D. C . のCHEA ( Counc i lf orHi ghe rEdu c a t i onAc c r e di t a t i o n) によって全米の大学の客観的評価が行 われてお り、 しか もそれが実質的な効力 を持 っている とい うことである
。つ ま り、評価 は形式的 な ものではな く、大学 の教育 ・研究内容等 に対 する責任が大学 自身 ( 教職員) に常 に真剣 に問 われて いる とい うことであった。
一方、教育 ・研究だけでな く、地域 に対す る貢献 も大学の重要な柱 となって いる
。全米 のほ とん どの大学 にボ ラ ンテ ィア ・セ ンターやサ ー ビス ラーニ ン グ ・セ ンターコ ) 、 もしくはそれに類す る ものが設置 されてい る 。 プログラムで 訪問 した どの大学で も、 コ ミュニテ ィサー ビス、つ ま り学生 による地域‑の貢 献が ミッシ ョンの一つ と して挙げ られていた。
国際教育交流 に関 しては、留学受 け入れ大国 と言われ、世界で最 も留学生受 け入れ数の多い国だけあ って、留学生受 け入れに関す る部署 には留学生 ア ドバ イザー ( For e i gnSt u d e ntAdv i s e r:FSA) と呼ばれる専 門職貝が配置 されてお り、
留学生 に対す る活発 な支援 ・交流活動が学 内及び地域 にお いて展 開 されてい る 。
2. 留学生 受け入れ ( 地域交流を含めた 支援体制 )
まず 、Ame r i c a nUni v e r s i t y のI SS ( I nt e ma t i ona lSt u de ntSe r v i c e s )の職務内容 を
長崎大学留学生 セ ン ター紀 要 第
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年8 3
紹介 しなが ら、 アメ リカにおける留 学生受 け入れに関わるオフ ィスの一般的 な 職務内容 を概観 す る。 日本 では留学生課や留学生セ ンター、国際交流 セ ンター な どが これ にあ た る。 (以 下、本稿 で は留学 生受 け入れ に関わ るオフ ィス を留 学生課 と総称す る。)
Amer i can 仙 ver s i t
y (私立大学 ・ワシン トンD. C. )
I SS
は学部 の建 物 で は な く、全学 の学生 の ための総 合施設 (ジム、 プー ル、ラーニ ングセ ンター等)の 中に位置 している。 すべ ての学生 に近い場所 とい う ことで ここを希望 した との こと
。
留学生 を隔離 した くない とい う意図があ る。
I SS
の主 な職務 は以下 の とお りであ る。 これ ら5
項 目は、留学生受 け入れ に 携 わるオフ ィスで は どこで も多かれ少 なかれ行 われている ものである。①i
mmi gr a t i onwor k
(入国関連業務 )② オ リエ ンテー シ ョン
③ カウ ンセ リング ・ア ドバ イジング (指導相談業務 )
伽 r os s ‑ c ul t u r a lt r a i ni ng
(異文化適応 ・異文化理解教 育)⑤ スペ シャル プログラム (地域交流)
① のi
mmi gr a t i onwor k
は、 ア メリカへ私費留学す る場 合 、在留資格認定証明 書 は入国管理局 で はな く、留学先 の大学か らト20
とい うフ ォームが発行 される ことが 多い。 またト20fbr mは留学生課 に所属す る留学生 ア ドバ イザーのサ イン
で発行 される。 従 って、入 国関連業 務 はlnt e r na t i ona lSt ude ntOf r i c e
において大きなウェ イ ト占めている といえる。
② の 「オ リエ ンテー シ ョン」 も、留学生課 で は必ず実施 されている ものであ る。Ame
r i c a nUni ve r s i t y
で は、留学生 だけで な く、留学生数の多い学部 の アメリカ入学生 も対 象 に行 われ ている。
③ の カウ ンセ リング とア ドバ イジ ングにつ いては、留学生の学習 ・研 究上 お よび 日常生活全般 に関す る相談業務 である。I
SS
では、留学生 ア ドバ イザ ーは 留学生個 人個人の相談 に対 応す る と ともに、留学生 についての理解 を深めて もらい、起 こ りうる問題 を事前 に避 けるため に も、留学生 の アカデ ミック ・ア ド バ イザ ー と連携 し協力体制 を強化す る ことに重点が置かれている。
④ の
「 Cr os s ‑ cul t ur a lt r a i ni ng」
の実施 内容 は大学 に よって まち まちであ るが、留学生 の異文化適応 を促進 す るための ものだけでな く、受 け入れ側 の異文化理
84 大学の国際化 と地域‑の貢献
解 を促すために、学内の教職員やアメリカ入学生、地域 の人たち も対象 とされ る。I SS では、教官や事務官 を対象 に行 われているプログラム もある
。( 参の 「スペ シャルプログラム」は地域 との交流 を目指 したプログラムである
。l SS では毎年違 うプログラムが オー ガナ イズ されている
。今期 の プログラムは 小学校訪問で、I SS でオー ガナ イズ されているプログラムはこのひ とつだけだ が、大学 として コ ミュニテ ィ ・サー ビスに重点 をおいてお り、大学全体では多 くの プ ロ グ ラムが オー ガナ イズ され てい る
。た とえ ば、 ス ー プキ ッチ ン、
c hur c hpr ogr a ms 、ホーム レスへ の援助等があ り、 アメ リカ入学生 に まじって、
1 0 0 人以上の留学生が関わ っている との ことだった。
また、大学の ラーニ ングセ ンターは、留学生 も含めた全学の学生が レポー ト の書 き方等、勉学の中で困難 を覚 えた とき利用で きるようになってお り、チ ュ ー ターシステム もある
。ラーニ ングセ ンターのチュー ター制度やスペ シャルプ ログラムな ど、一般学生 と統合 されることで、留学生の隔離が防げ、 より幅広 いサー ビスにつ なが っている ようだ。
以下、 フルブライ トプログラムで訪問 した大学の中か ら、特 に⑤ の地域交流 に関係す る もので特色のある ものをい くつか具体例 として挙げる
。T L J m U r be r s 托y ( 私立 ・ルイジ7ナ)
< Ce nt e rf orI nt e r na t i ona lSt ude nt s皮Sc hol a r s>
Ce nt e rf orI nt e r na t i ona lSt ude nt s& Sc hol a r s は学部の建物 の中にあ るのではな く 、Ta t eHous e とい う一軒家 をオフ ィス としてお り、建物 もス タッフも明 る く 温かい雰囲気である。
同セ ンターでは、キャンパ スで 「ワール ドク ック」 と 「ワール ドフェア
」と い う7. ェステ イパ ルを開催 している 。 「ワール ドク ック」 は、ESL の学生 と一 緒 に世界 の料理 を提供す る もので、地域 の人たち も招待 している
。また、「ワ ール ドフェア」 は、小学 生 を招待 して留学生 との交流 の機会 を持 ってい る
。5 0 0 人の小学生が参加する とい うことである
。L
kl i ver s i t y of N ew
Or l ea ns ( 州立 ・ルイジ7ナ)
<Of f i c eofI nt e ma t i ona lSt ude nt s
&Schol a r s:OI SS>
oI SS は留学生 と関わる他 の部局 と連携体制 を とり、留学生交流 を支援 して
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い る。 また、それぞれの部局 は留学生交流 に関 して独 自の方針 を持 ち、 プログ ラムが運営 されている。 例 えば
ce n t e rf o rAs i a nSt u d i e s
では、文化人類学 の クラ スで 「外 国文化 としてのアメ リカ」 とい うクラスが 開講 されてお り、留学生 と ア メ リカ人合 同の クラス (1 5
人) で、い ろいろな視点 か ら意見 を交換 してい る。また、 日本 人学生 とア メ リカ入学 生 合 同の組 織
( J a pa ne s ea ndAme r i c a n cu l t u r a lOr g a n i z a t i o n)
が ある。 アメリカ入学生2 5
名、 日本 人学生1 5
名 (この大 学 に在籍 している 日本 人学生 は3 0
名)で、 アメリカ入学生 の方が 日本文化 (特 にアニ メー シ ョンや音楽、映画 な ど) について よ り多 くの興味 を持 っているよ うである。 各国か らの留学生 はそれぞれの国の組織 を作 ってお り、新 入生 に対 す るサポー トを行 っているが、 日本人学生 の組織 が なか ったので作 っては どう か とス タッフが促 した ところ、 日本 人学生 だけの組織 を作 る ことには誰 も興味 を示 さなか った。 しか し、 アメリカ入学生 と共同の ものであれば興味がある と い うことで、 アメ リカ入学生の積極的な参加 も得 られ、現在活発 な活動が行 わ れている との こ とであ る。Stanford
ul i ver s
托y (私立 ・カ リフォルニア)< Be c h t e l l n t e ma t i o n a l Ce n t e r >
Be c h t e lI n t e r n a t i o n a lCe n t e r
の大 きな特徴 の一つ は、 コ ミュニテ ィ ・ボ ラ ンテ ィアが留学生 に対す るサ ポー ト体制 の中で大 きな位 置 を占め てい る こ とであ る。 このボ ラ ンテ ィアグループはセ ンター設立以前 か ら留学生 に対す る支援 ・ 交流活動 を行 って きてお り、現在 はセ ンター内 に部屋 を持 ち、約3 0 0
人のボ ランテ ィアが活動 している。セ ンターが行 うオ リエ ンテー シ ョンでは、留学生歓 迎 、約
60
家族 のホームステ イの オフ ァー、 レセプシ ョン等が コ ミュニテ ィ ・ボラ ンテ ィアによって行 われてい る。
同セ ンターの もう一つの特徴 は、留学生 と研究者 の配偶者 をサポー トす る強 力 なプログラムを持 っている点 で、配偶者の プログラムのための専任 のス タッ
フが配置 されている。 留学生や研究者の配偶者 に対す るサポー トプログラムは どこの大学 で も多かれ少 なかれ行 われてはいるが、 このセ ンターの ように、そ のための専任 のス タ ッフがいる ところは珍 しいだろ う。 ここで企画 ・実施 され て い る プ ロ グ ラム は 配 偶 者 の 立 場 や環 境 が よ く考 慮 され て い る。 例 え ば
「 pr o f e s s i o n a l Li a i s o nf o rl n t e ma t i o n a l Sp ou s e s 」
とい うプログラムは、ア メリカで8 6
大学の国際化 と地域への貢献留学生や研究者 の配偶者が母国でのキャリアを活か した活動がで きる ように配 慮 された もので、彼 らと同様のキ ャリアを持つ地域 の人 を紹介 し、 ここでの活 動の幅 を広 げ られるように しようとい うものである 。 その活動が今度 は彼 ら自 身が ボランテ ィア として地域の人 と共同で地域 のための講座 を開設す る とい う
ような活動 に結 びついていっている。
Urbersity
of
CaJ'rfwnia,Berkdey( 州立 ・カ リフオル二7)
<I nt e r na t i ona lHous e >
ロ ックフェラー財団 によって立 て られた 4 つの インターナシ ョナル ・ハ ウス の一つであるが 、ニュー ヨークの インターナ シ ョナル ・ハ ウス との相違点 は、
ニュー ヨー クの ものが、 コロンビア大学の学生 だけ を対象 とせず、ニュー ヨー ク地区の学生であれば入寮可能 なの に対 し、 ここはバー クレーの学生のための ものであ り、バ ー クレーのカラーが はっ き り出てい る点であ る。寮 は
600人の 定員 中、アメリカ入学生
50%、留学生
50%となっている 。 留学生お よびアメリ カ入学生のための宿舎である と同時 にプログラムセ ンター としての機能 も合わ せ持 ち、 どんな規模 のセ ミナー に も対応 で きる部屋 がい くつ も完備 されてい
る。
I nt e r na t i onalHous ePr ogr a m Of f i c e のプログラム ・デ ィレクターに よって、留 学生 とアメリカ入学生お よび地域の人たち との交流 を促進す るため に、様 々な プログラムが組 まれている。学生達 は共同 してプログラムの立案 を行 っている
。インターナ シ ョナル ・ハ ウス内で行 われる活動 だけでな く、地域 の中での活動 ( out r e a c hpr ogr a m)の一つ として、 アメリカ入学生 と留学生のペ アによる地域 の学校訪問が行 われてい る
。2‑
1. まとめ と考察以上、概観 した ように、留学生受 け入れに関わる職務 は多岐 にわたっている
。留学生数、ス タッフの数、お よびその力量 によって、行 われているサー ビスは 異 なって くるが、訪問 した どの留学生課のオフ ィスに もス タッフの笑顔の顔写 真が 「 wel c ome ! 」 の ことば とともに掲 げてあ り、それぞれの担 当内容 が明記 され ていた ( 資料 2 )。 また、留学生が参加 した行事 の写真等 も飾 ってあ り、
非常 に明る く親 しみやすい雰囲気 になっている
。ス タッフは自分の仕事 に熱意
と誇 りを持 ち 、NAF S A 主催 の研修 プログラムに参加 して 自己の専 門性 を高め
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号2 0 01
年87
なが ら、職務 に励 んでい る ように見受 け られた̀ミ'。
また、具体例 として挙 げた国際交流 イベ ン トや地域交流 プログラムは どれ も、
一過性 の ものではな く、継続的 に行 われている ものである。 これ ら交流 プログ ラム を通 じて、留学生 は地域 にネ ッ トワー クを広 げ ることが可能 になる。 地域 交流 プログラムは留学生の支援 の ネ ッ トワー クを学内外 に広 げる役割 も果た し ている。
また、留学生 とアメリカ入学生お よび地域 との交流の機会 を作 り、その関係 を深 めてい くこ とは、即 ち、学内外 の コ ミュニテ ィの メンバーに相互学習の機 会 を与 え、異文化理解 ・国際理解 を推進 している こ とにはか な らない0
筆者 は、 これは大学 が教育活動 として行 える地域貢献 の一つの有効 な方法で ある と捉 えてい る。
3.
コミュニテ ィー ・サー ビス先 に も触 れたが、ア メリカの大学では、教育 ・研 究 だけで な く、地域 に対す る貢献 も大学 の重要な柱 となっている。 ここでは、 プログラムで訪問 した大学 の中か ら、 コ ミュニテ ィ ・サー ビスに関す る具体的 な活動例 を取 り上 げる。 プ ロ グ ラム は学 生 全 員 を対 象 に企 画 ・実 施 され て い る もの で あ るが 、 上 記 の
Ame r i ca nUni ve r s i t y
の例 の ように、留学生対象 にア レンジされたプロ グラムだ けで な く、一般 の学生 を対象 としたプログラムに も多 くの留学生が参加 してい る ようであ る。C
okJT bi aL kl i ver s 托y
(私立 .ニ ュー ヨーク)<Commu ni t yI mpa c t >
communi t yl mpa c t
は大学 として地域 のニーズ に応 じたボ ラ ンテ ィア活動 を供 給す るための オフ ィスで、 オフ ィス独 自のプログラムをい くつ もオー ガナ イズ してい る。 3
人の職員が配置 され、1
週 間 に85 0
人以上の学生 ボ ラ ンテ ィアが2 5
の プログラムの中で1 , 2 0 0
人以上の地域 の人た ちに奉仕 してい る。col umbi aUni ve r s i t yはマ ンハ ッタンのハ ー レム地区 に隣接 してお り、周 りに
援助 を必要 としている人が大勢 いる地域 に位置 している。 この ような地域 にあ る大学 として、 コ ミュニテ ィに対す る貢献活動 を大学の使 命の一つ と捉 えてい る ようである。 ボランテ ィアのサ インナ ップ ・ボー ドには 申 し込 み用紙が一面 に貼 ってあ り、活動 を希望す る学生が名前 と参加可能 日時 を記入す る ようにな8 8
大学の国際化 と地域への貢献っている
。どの 申 し込み用紙 にも多数の学生の記入があ った。 また、募集広告 が所 狭 しと貼 ってあ り、活動が活発 に行 われ ている様子 が伺 い知 れた ( 資料
3)
。学内 ツアーの中で も、 コロンビア大学 における地域でのボランテ ィア活動 に ついての説明が あった。 ツアーガイ ドはコロンビア大学 の学生で、彼 自身 も地 域の子供 のチュー ターや スポーツの指導等、週 1 回ボラ ンテ ィア として活動 し
てお り、子供 と一緒 に勉 強 した り遊ぶ ことが とて も楽 しい と答 えていた。 この 活動 は大学 も学生 に奨励 してお り、 ホームページ も整備 されている
。L
aGu udaCo r Tm
山 tyCo J l ege/CUNY ( 私立 ・ニューヨーク)
La Gua r di aCommu ni t yCol l e ge はニュー ヨー クの クイー ンズに位置 している
。クイー ンズはニュー ヨー クで も特 に住民の文化的背景が多様であ り、 また修学 困難 な児童 を多 く抱 えている地域で もある。地域へ の貢献が大学の ミッシ ョン の第 1 に挙げ られてお り、 地域 の特性 にあった教育 とサー ビスを提供 している
。例 えば、 クイー ンズでは移民の割合が非常 に高 く、一世帯当た りの平均所得が 他 の地域 に比べ て低 い。経済的な理 由や両親の教育 に関す る考 え方 などの理由 で、子供への教 育の機会が狭め られている
。また、高校 を ドロ ップアウ トす る 子供 も多い。 この ような子供 に対す る学生 によるチュ一 夕リングな どのボラン
テ ィア活動が活発 に行 われている
。TL 血n eUn h l er S 托y ( 私立 ・ルイジ7ナ)
Tul a neUni ve r s i t y はニ ューオ リンズで唯一の研究 中心 の大学 だが、学部 の教 育の重 要性 を強調 してお り、学長 自 ら、学部 の教育内容 の質 を高め るため に、
次の学期 にビジネスの教養科 目を教 えることになっている
。また、 コ ミュニテ ィ ・サー ビスを大学の重要 な柱 と考 えている
。現在 コ ミュニテ ィ ・サー ビスに 参加 している学生は全体 の1 5%か ら2 0%だが、 2年以内 に5 0%に増や したい方 針である
。地域 と強 くかかわっている し、かかわろ うとしている
。同大学では多 くの学部で コ ミュニテ ィ ・プログラムに参加するこ とが要求 さ れている 。 サ ー ビスラーニ ング も積極的 に大学教育の中 に取 り込 まれてお り、
大学全体が地域 でのボラ ンテ ィア活動 を支援 ・促進す る形 になっている
。学生
の地域 でのボラ ンテ ィア活動 を通 して、地域全体、つ ま りニューオ リンズ市お
よびバ ージニア州の生活 の質の向上 に資するこ とが大学の重要な使命のひ とつ
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年89
とされてお り、 また、それ と同時 に、 コ ミュニテ ィの質の向上お よび発展 は、
大学 の質の向上 であ り、大学の発展である と考 え られている。
また、 この大学 には
1 9 68
年 に設立 されたア メリカの大学 で最 も古 く最 も大 き い学 生 の ボ ラ ンテ ィア組織H cACTUS" ( Communi t yAct i onCounci lofTul a ne Uni ver s i t ySt udent s )
があ る。Colombi aUni ve r s i t y
のCommunit yl mpa ct
もこれ を 手本 に開始 された との ことである。DeJ ga L く わ Co r T YnL J
dyC
ok! ge
(私立 ・ルイジアナ)コ ミュニテ ィに貢献 す る ことを大学 の最 も大 きな ミッシ ョンとしてお り、地 域 に対 して様 々なサー ビス を提供 している。 例 えば、 ノンク レデ ィッ トの プロ グラム を高校 中退、 もしくは家計 が困窮 している家庭の子供 で、教 育が十分 に 受 け られ ない者 を対象 に行 っている。 教 育的 なサ ポー トだけで な く財政的 なサ
ポー トも行 っている。
また、学 内的 には大学 自体、財政的 に豊 か とは言 えない状態 の中で、障害 を 持 つ学生 のためのサー ビスの充実 に努めてお り、 それに挑戦 してか な りのサポ
ー ト体制 を築 いてい る ことに誇 りを持 っている。
サー ビスラーニ ングについては、その導 入 を開始 した ところであ る。 効果的 な学習法 だ と認めてい るが、本格 的 にカ リキュラムの中 に導 入す るには まだま だ壁があ る。 サ ー ビスラーニ ングの コンポー ネン トを通常 の コースに取 り入れ よう と試 み てい るが、容易 では ない。例 えば、心 理学 の クラスに、 「女性 のた めの シェル ター」 でのボラ ンテ ィア活動 を取 り入れたが、参 加 した学生か らの 評価 に、心理学 で学 んでい る内容 とシェル ターでの活動 の関連性が見 出せ ない とい うコメン トがあ った との こ とであ る。 コース ワー クの内容 とどれだけ直接 的で明確 な関連付 けがで きるか、 コース を担 当す る インス トラクターがサー ビ
スラーニ ングの導入 に どれだけ意味がある と考 えるかが、 これか らの課題 との こ とであ る。
一方
、ESL
の上級英語会話 クラスで は、サ ー ビス ラーニ ングが導 入 されてお り、学生全員 に コ ミュニテ ィ ・プロジェク トが課せ られてい る。 プロジュク ト の内容 は、学生 が これか ら専攻 す る専 門 に関係 した もので なければな らない。例 えば、 メデ ィカルケースワー カーを目指す学生 で、病 院で のボラ ンテ ィア活 動 を選択 した場 合、 アポ イン トか ら、セ ッテ ィングまで、すべ て 自分で行 うこ
とになる。
90 大学の国際化 と地域への貢献
Uni ver s
托yo fCaJ i f o mi a ,Davi s ( 私立 ・カ リフォルニア)
大学の概 要紹介の ビデオの中には
、「 st ude ntSuc c e s s es 」 とい う項 目があ り、
その中で、以下の ような内容が紹介 されていた。
・学生 は年間5 85, 00 0 時 間以上、 コ ミュニテ ィ ・サー ビスに貢献 している
。・3 分の 2 の学生が インター ンシ ップ ・プログラムに参加 してい る
。・平和部隊へ のボ ランテ ィア参加 人数が国内で 1 1番 目にランクされている
。UCDa vi s では 6, 0 00 人の学生が平均 1 カ月に 45 時間 コ ミュニテ ィで活動 し
ている
。3
‑1. ま とめ と考 察アメリカの大学での地域貢献 に対す る取 り組 み として行 われている各種の コ ミュニテ ィ ・サー ビスは、当然の ことなが ら大学の教育方針 とも関わっている
。サー ビスラーニ ングの ように通常の授 業 に統合 されてい ない活動で も、参加 し た学生 は他 の活動では得難い経験 を し、地域 に奉仕する ことを通 して多 くを学 んでいる 。
また、 コ ミュニテ ィ ・プログラムを企画推進 してい く際 に、アメ リカでは大 学が持つボ ランテ ィア ・セ ンターやサー ビス ラーニ ング ・セ ンターの持つプロ
グラムがあるので、留学生 ア ドバ イザーはこれ ら学内のセ ンターや地域のボラ ンテ ィア ・セ ンター と連携協力することで、幅広 いサー ビス を提供す ることが 容易である
。これに対 し、 日本の大学では、地域貢献の方法の一つ として学生 によるコ ミ ュニテ ィ ・サ ー ビス を組織 的 に取 り上 げてい る ところは まだほんの一部であ る 。 学生 による地域 でのボランテ ィア活動 をうま く機能 させ、継続 させてい く ためには、 外部 との交渉や ア レンジがで きる部署 と協力体制 を組 まないか ぎり、
かな りの困難 を伴 う
。大学が ボランテ ィア ・セ ンターやサー ビスラーニ ング ・
セ ンターを持 ち、それ らが うま く機能 していけば、地域 でのボランテ ィア活動
を取 り入れたプログラムの立案 と実施 は比較的容易 に行 われるはずである 。 ま
た、それが大学教育の活性化 と同時 に、地域 との繋が りを築いてい く確かな足
がか りとなるはずである。 と同時 に、地域でのボ ランテ ィア活動 は、国際教育
交流の立場か らは、留学生 に対 して、地域 と密接 に関わる機会 を幅広 く与 える
ことになる 。 そ して、そ こに表面的ではない相互交流 を通 した真の相互理解が
生 まれる可能性が大 きい と考 える。
長崎大学留学生 セ ンター紀 要 第
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年91
4,
国際教 育交流 に関 わる職長の 専門性以上 の ような多岐 にわた る業務 をこな し、様 々なプログラム を企画 ・立案 ・ 実施す るため には、 まず、留学生 と直接接 触す る機会の多 い、留学生課 の職員 の資質の向上が要求 される
。
筆者 は フルブ ラ イ トプログラム参加 中、サ ンデ ィエ ゴで行 われた
NAFSA
の5 2
回年次 大会 に参加 した。NAFSA
の年次 大 会で は国際教育交 流 に関す る様 々な ワ ー ク シ ョ ッ プ が 実 施 さ れ て い る が 、 そ の 中 に
PDP ( Pr of essi onal De v e l o pme ntPr og r a m)
とい うワー クシ ョップが あ り、 この ワー クシ ョップの 修了証 は職場 での昇級 の際 の資料 となる とい うこ とである。 5 2
回年次大 会では、pDP
に よって6
つ の新 しい ワー ク シ ョップ、ppws( pr of es s i onalPr a ct i c e wor ks h ops )
が紹 介 された( 5 2
回年次 大会 の ワー クシ ョップは全部 で48)。
筆 者 はその中のひ とつ、‖Be yo n dAd vi s i n g ‑ To ol sf o rSt r e n g t h e ni n gYo u rl nt ● lSt u d e n t of f i c e'
‑に参加 した。 この ワー クシ ョップは9
時 間の ワー クシ ョップで、2
日間にわた って行 われた。参加対象者 は、留学生 ア ドバ イザー としての経験が
1 5
ケ 月以上 で、中級 レベ ルのスキル と知識 を持 ってい る者 とな っている。
ワー クシ ョップで取 り上 げ られてい る主 な内容 を見 る と、 ア メリカにおける留学生 ア ド バ イザ ー とい うポ ジシ ョンの専 門性 の高 さと領域 の広 さが見 て取 れる。 その内 容 は次 の とお りである。O
f f i c emi s s i on,goa ls e t t i ng,e t hi cs ,d e ci s i o nma ki ng,i nt e r c ul t u r a lt r a i ni ng
,a d v o c a c y ,o f f i c ec u l t u r ea n dwe l l n e s s ,i n c r e a s l n gy o u ri n nu e n c eb yne t wor k i n g
,de v e l o p me nt , a n dpl y l n gp Ol i t i c s ・
この ワー クシ ョップでは入国管理 関係 の内容 は扱 われてい ないが、 この部門 は独立 して他 の ワー クシ ョップで扱 われていた。 また、留学生 ア ドバ イザー と
しての経験が
1 5
ケ月以内の新任 の ア ドバ イザ ー を対象 に した基礎 的な ワー クシ ョップ も開催 されている。 筆者が参加 した ワー クシ ョップの講師 (6
名)はア メ リカ各地の大学 で留学生 ア ドバ イザ ー と して現職 にあ り、長年そのポ ジシ ョンで経験 を積 んで きた人た ちであ った1'。
他 の分野 (例 えば 「留学生送 り出 し」 に関す る もの)で も、対象者 の レベ ル 別 に行 われてい る ものが い くつ もあ り
、NAFSA
が 国際教 育交流 に関 わ る全て の分野 における教職員の専 門性 の向上 に資 してい る ことが うかが われ る。
9 2
大学 の国際 化 と地域‑ の貢献4‑
1. まとめ と考察
ア メ リカで はNAFSA の大会 に見 られるように 、4 8 もの専 門的 な ワー クシ ョ ップを実施で きるだけの人材が育 っている 。 これに対 して 日本では、 ここ数年 J AFSA ( J a pa nA s s oci a t i onf orFor ei gnSt udentAf f a i r s ) 5 'の活動 も組織化 され、
J AFSA 主催の研修内容 も充実 して きたが、大学 における職員の専 門性の確立 に 関 しては、アメ リカにはるかに立 ち後 れている と言わ ざるを得 ない。その大 き な原 因の一つ は、 日本 の大学 では、職員が一般職 として採用 されていて、 2‑
3 年 に 1回、部署の配置替 えが行 われるとい う点 にある
。これでは高い専 門性 が要求 される部署 において、知識 と経験の蓄積がで きないまま終 わって しまう
ことになる
。これに対 してアメリカでは、留学生 ア ドバ イザーのポ ジシ ョンは専 門職 とし て一般公募 され、採用 されることになる。St a nf or dUni v e r s i t y の留学生 ア ドバ イ ザーの一人で、入国管理 関係 を専門 に扱 っている職員は、 ワーキ ングビザ に関 するス ピーチを、学内だけでな く、学外か らも依頼 を受 けて行 っている との こ とであ った。 日本 でい う入管の担当官 よ りもビザに関す る知識がある とい うこ とで、 まさに、 この道の プロ とい う感 じだった。
NAFSA の年次大会の中のセ ッシ ョンの一つ、H J AFSA Se s s i on‑ Be c omi ngl nt ‑ 1 Educ a t or s :J a pa nes eSt u de nt s ■Expe r i e nc e
&Hopef わrt heFut ur e ■ で は、 アメリカで 学位 を取得 し、現在 アメ リカ、 もしくは 日本 の大学で留学生ア ドバ イザー とし て働 いている 日本 人がプ レゼ ンターであった。両者の発 言内容か ら、 日本 では 留学生 ア ドバ イザーのポ ジシ ョンが まだまだ専 門職 として認め られていない現 状が浮 き彫 りに されていたが、 もし日本が これか ら本当 に留学生 の数 を増や し
てい くつ もりな ら、現在 の システム を見直 さざるを得 な くなるだろ う
。5.今後の展望 と課題
フルブライ トプログラムで訪問中、最 も印象 に残 っているのは、その素晴 ら しい設備ではな く、留学生のために心地 よい環境 を整 え ようと心 を砕いている ス タッフの姿である 。 いいサー ビスや プログラムを提供 するため には、何 よ り
もプロ として自分の仕事 に対 して誇 りと情熱 を持 ち、熱心 に動 くス タッフがい るか どうかが大 きな鍵である と再認識 させ られた。
日本では専門職が必要 なポ ジシ ョンが一般職 で埋 め られている分野が多々あ
る。例 えば図書館 に して も、専 門職 としての司書の応募が部分的 に開始 された
長崎大学留 学生 セ ンター紀 要 第 9号 2001年
93
の はわず か
2 0
数年前 の こ とで あ る。 そ の当時 、 日本 の図書館 は欧米 の 図書館 に 比べ1 00
年遅 れ て い る と言 わ れ てい た。現 在 で も、大学 図書 館 、公 共 図書館 を 問 わず 、 そ のサ ー ビス ・サ ポー ト体制 におい て、欧 米 の図書 館 に比 べ て大 き く 遅 れてい る。 真 に専 門職が必 要 とされ る ところ に専 門職 員 を配置 し、常 に レベルア ップの ため の研 修 の機 会 を保障 していか ない か ぎ り、 そ の分野 の発 展 は望 め ない だ ろ う。 変化 が激 しい分野 にお い ては特 にその必 要性 が高 い。
この意味 で国際教 育交流 に関 わ るポ ジシ ョンを早急 に専 門職 と して認 め、専 門家 の養 成 に努 め てい く必 要性 が あ る。 そ う した 人材 の採 用 方法 、配 置替 えの システ ム、研修 制 度等 を早急 に確 立 す る こ とが 、大学 の国際 化 、 ひい て は地域 の 国際 化 を進 め て い くうえで重 要で あ る と考 える。
多文 化 共生社 会 を 目指 し、地域 で も様 々な試 み が行 われ てい る。 この大 きな 動 きの 中で、大学 は地域 に対 して具体 的 に どん な貢献 が で きるで あ ろ うか。
大 学が留 学 生受 け入 れ に対 して確 固た る理 念 を持 ち、その上 で留学 生 受 け入れ を促 進 し、地域 と連携 しなが ら、学 内外 にお け る留 学生交 流 を活発 化 し相互理 解 を促 進 す る努 力 をす る こ とが 、地域 に根 差 し地域 に開か れ た大学 と しての一 歩 を踏 み 出す一助 とな るの で は ない だ ろ うか。 またそれが単 なる留 学 生
1
0万 人 計 画 に添 った数字 上 の 国際化 で はな く、相 互理解 を伴 った実 質的 な国際化 を大 学 と地域 に もた らす 一つの契 機 になる と確信 して い る。注
1)NAFSA ( As s oc i a t i onoHnt e r na t i ona lEduc a t or s )
は米国 と諸外 国 との教育国際交流 の推進 を目的 として1 948
年 に創立 された組織である。現在、本部 はワシン トンD. C.
に置 かれ、会員は米 国 を始 め71
カ国の教 育機 関、個 人等で、会員数 は約7 , 5 0 0
人に上 る。2
) クリン トン大統領 によって1 993
年に設立 されたco叩Or a t i onf orNa t i ona lSe r vi c e
が 行 っているものに、①Ame r iCor ps
②Na t i ona lSeni orSe r vi c eCor ps
③Le a r na nd ser veAme r i ca
がある。 これ らは、ケネデ ィ大統領 によって開始 された海外ボランテ ィア派遣組織 「平和部隊
」 ( pea c ecor ps )
の国内版 とも言える。③ のLe a r n a ndSe r v eAme r i c a
は全米の学校教育‑のサービス ・ラーニ ングの普及 とその支援を目的 としている。 サー ビス ・ラーニ ングは教室で行われ る学校教育 (アカデ ミックな学問) と地域でのボランテ ィア ・サー ビス とを結 合 させ た もので、経 験学習の一つであるo
9 4
大学の国際化 と地域‑の貢献3
) フルブ ライ トプル グラムで訪問期 間中、面談 した全 ての留学生 ア ドバ イザ ーはNAFSA
の メ ンバ ーで、サ ンデ ィエ ゴでのNAFSA
の年次 総会で再会 したメ ンバ ーもかな りの数 に上 った。
4
)講 師の一人 は留学生 ア ドバ イザ ー と して2 0
年以上 にわ た り、その専 門性 の確 立 と留学生 ア ドバ イザ ーの養成 を通 して国際教 育交流 に貢献 して きたGa r yAl t h e n
であ った。彼 はNAFSA
の会長職 を勤 めた こ ともあ り、留学生 ア ドバ イジ ングに 関す る著書 も著 してい る。5
) 国際教 育交流 に携 わる者 の専 門性 を高め るための研修 制 度 を持 ち、定期 的 に研 修 の機 会 を的供 してい る機 関であ る。J AFSA
は設立以来 、外 国人留 学生受 け入 れ、 日本 人学生 の海外留学 に関す る諸問題 について積極 的 に取 り組 み、 国際教 育交流 を推 進 し、サポ ー トす るための活動 を展 開 してい る。参考文献
ゲ‑ リー ・オルセ ン
( 1 999)
『留学生 ア ドバ イザ ー とい う仕 事 一国際教 育交流 の プロ フェ ッシ ョナル として‑』東海大学 出版 会今 関 進 (
1998)
「大学 の国際化 に向 けた留 学 生担 当者 の育成 一 日米 の比 較 ‑」『留学生交流
』v o
l. 1 0no. l lpp. 1 4. 1 5
小松 由美
( 2 0 0 0 )
「アメ リカにお ける留学生 ア ドバ イザ ー による異文 化適応教 育 一 経験 の浅い留学生 ア ドバ イザ ーの場合‑ 」
『東京外 国語 大学留学生 日本語教 育 センター論集』第
26
号pp. 1 9 9‑ 21 0
松本 久美子
( 1 999)
「外 国人留学生問題研 究会( J AFSA)
海外研修 プロ グラム参加報 告 一大学 の 国際化 と留 学生交流担 当者の専 門性‑ 」
『長崎大学留学生 セ ンター紀 要』第7
号pp. 7 7‑ 96
松本 久美子
( 2 0 0 0 )
「ボ ラ ンテ ィア活動 を通 した留学生の主体的社会参加 に関す る研 究 一多文化 共生 に向けて‑ 」
『平成11 , 1 2
年度科学研究費補助金萌芽 的研究 研究 成果報告書』三宅 政子 (
1 997)
「日本 の留 学生担 当者 、米 国 のFSA 」『留 学生 交流』vol . 9no. 6
pp. 6‑ 9
横 田 雅 弘 (
1 997)
「留 学 生 担 当者 の育成 は ど うあ るべ きか」
『留 学 生 交流』vol . 9
n o. 6pp. 2‑ 5
長崎大学留学生 セ ンター紀 要 第 9号 2001年
資料 1 フル ブライ トプログラム訪問先 WASHNGTON,D.C.
ICoun c i lf orI nt e r na t i ona lExc han geofSc hol a r s ICoun c i lf orHi ghe rEduc a t i onAc c r edi t a t i on
・Uni t e dSt a t e sSt a t eDe pt, Educa t i ona n dCul t ur a lAf f a i r s
・Uni t e dSt a t esDe pa r t me ntofEduc a t i on
・Ame r i c anUni v e r s l t y
・Ga l l a ude tUni ve r s l t y
NEW YOR K ,NY
・Col umbi aUni ve r s l t y
・I nt e r na t i ona lHous e
・La Gua r di aCommuni t yCol l e ge
・Me t r oI nt e r na t i ona l
・I ns t i t ut ef orI nt e r na t i ona lEduc a t i on
・Uni t e dNa t i ons
ANNARBO
R
,M・Uni v e r s l t yOfMi c ci ga n, AnnAr bor
・Ta ppa nMi ddl eSc hool
NEW O
RU≡ A
NS,LA
・Loyol aUni ve r s l t y
・Tul a n eUni ve r s l t y
・Loui s i a naSt a t eUni ve r s l t yi nBa t onRou ge
・Uni v e r s l t yOfNe wOr l e a ns
・Di l l a r dUni ve r s l t y
・De l ga doCommunl t yC Ol l e ge
DAVIS/SACRAMENTO,CA
・UCDa vi s
・Ca l i f or ni aSt a t eCa pl t Ol
95
96
S ANF R ANCI SCO, CA
・UCBe r k el e y
・St a nf or dUni ve r s i t y
大学の国際化 と地域への貢献
資料 2 StanfordUniversjtyくprofessknaJLiajsonfw lnterrutkna
JSp
uses)資料
3 CqT
lrTW 托yl r l ) aCt
のオフィスの掲示板(留学生センター助教授)