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現代都 市家族の就業構造
階 層,家 族 構 成,フ ァ ミ リー ・ス テ ー ジ を 視 点 と し て
大 梶 俊 夫
1.は じめ に
家族 と就 業 構 造,あ るい は職 業 との 関 係 を直 接,理 論 的 ・全 体 的 に扱 った 研 究 業績 は あ ま り多 くな い。 もち ろ ん,た とえ ば 「共 働 き家 族 」 を扱 った 研 究 な どは 決 して少 な くは ない 。 しか しそ れ は,多 くが 個 別 的 な 「共働 き家 族Jの 状 況 につ い て の 調 査 報 告 あ るい は 研 究 で あ って,共 働 き とい う就 業 構 造 を もつ 家 族 の研 究 で は あ っ て も,就 業 構 造 一 般 が 家 族 一般 に対 して い か な る意 味 を有 す るか につ い て述 べ た もの では な い。 また,た とえば,世 帯 主 と長 男 との職 業 階 層 上 の地 位 の相 違 とい った 問題1につ い て は,階 級 階 層 論 の分 野,特 に世 代 間 社 会 移動 の 問題 と して言 及 され る こ とが 多 い。 しか しそ の場 合 の家 族 は形 式 的 な 枠 組 と して の家 族 で あ って,実 際 に そ の世 帯主 と長 男 が生 活 を共 同 して い るか ど うか は不 問 に 付 され て お り,ひ とつ の 家族 の な か で 異 な る世 代 の 人 間 が様 々 な職 業 階 層 を 構 成 して い る こ との 意 味 は 明 らか に は な らな い。 異 な る世 代 の 人 聞 が 様 々な職 業 階層 を 構 成 してい る こ とは,家 族 に い か な る構 造 と ダイ ナ ミズ
ムを 与 え る のか が 問 題 とされ ね ば な らない 。
世 帯 主 ・配 偶 者 ・長 男 ・次 男 ・長 女 ・父 ・母'・孫 とい った 家 族 内 の地 位 は, 各 自の就 業 の在 り方 に よ って,ど の よ うに影 響 を受 け る ものだ ろ うか 。 就 業 の 在 り方 が それ ぞれ の地 位 の実 際 の役 割 やi勢力 に大 き く関 係 して い る こ とは確 か で あ ろ う。 配 偶 者=母 親 が常 勤 と して就 業 す る場 合 と,パ ー トと して勤 め る場 合 とで は,'配 偶 者 の地 位 も母 親 の地 位 もそ の実 際 に 果 た して い る役 割 に は か な
りの相 違 が 生 じて こ よ う。 そ して この こ とが,た とえ ば世 帯主 の 父親 に と って は,稼 ぎ手 と して の役 割 を 軽 減 した り,親 と して の 役 割 を増 大 させ た りす る で あ ろ う。 また,た とえ ば長 女 に してみ れば,主 婦 業 の 代 行 を 余儀 な くさせ られ るか も しれ な い。 家 族 が役 割 相 互 の ネ ッ トワー クで あ る以 上,ひ と りの 家 族 員 の就 業 の在 り方 は,そ うした 形 で他 の家 族 員お よび 家 族 全 体 に 影 響 を 及 ぼ さず に は お か な い。 そ して そ の なか か ら,全 体 と して の家 族 の 就 業 構 造 が 家族 の在
す る こ とが,本 来,家 族 の就 業 構 造 を分 析 す る 目的 で あ り,意 義 で もあ ろ う。
だ が 本 稿 は,そ うじだ肩 的 自体 を果 た す もの で は な い。 本 稿 に お ける 分 析 が 意 図 す る とこ:ろは 極 あて 隙 定 的 な もの で あ り,ま ず 券 柳 は就 業 構 造 だ け に限 定 され て お り,そ れ が 家族 の在 り方 に与}て い る影 響 につ い て はT言 及 され て い な い。 先 に も述 べ た よ うに,就 業 構 造 分 析 の課 題 が家 族 全 体 へ の そ の規 定 性 に あ る以上,き わ め て 不充 分 な もの とい わ ね ば な らな い。 だ が そ う した分 析 を可 能 にす るた め に も,就 業 構 造 自体 の特 性 を家 族 構 成 や 階 層 別 に 明 らか にす る こ
とが 必 要 で あ る。 本 稿 の 目的 もそ こに限 定 され る。
分 哲 の方 法 と して はTま ず 家 族 を世 帯 主 の従 業 上 の地 位 に よっ て職 業 階 層 的 に 区 分 し,そ れ と家 族 構 成 お よ び フ ァ ミ リー ・ス テ ー ジ の 三 つ を 分 析 の 枠 組 と }働 僑 。 そ して家 族 員 の なか で就 業 して い る者 の組 み 合 わ せ パ タ ー ンに よっ で碑 業 類 型 を構 成 し,そ の就 業類 型 を 前 記 の 三 つ の分 析枠 組 で もうて 分 析 を お
『な う。 本 稿 で用 い て い るデ ー タは,1987年 に東 京 都 八 王 子 市 で 行 わ れ た 家 族 調 査 の デ τタ で あ る。 この調 査 は西 村 洋 子 創 価 大 学 教 授 を 中心 者 と して行 わ れ
縁 灘 活 につ い て の包 括 的 調 査 で あ るカミ,本 稿 で は主 と して就 業 及 びs=に 関 す る デ ー タ だ け を 利 用 して い る。
,,2,職 業 階 層 と 家 族 構 成
まず 調 査 対 象 家 族 の 職 業 階 層 と家 族 構 成 を 明 らか に し よ う。 表1は 世 帯 主 の 従 業 上 の 地 位 別 職 業 構 成 を 示 し て い る。 従 業 上 の 地 位 は 自営 主 を 雇 人 の あ る ・ な しで 区 分 しsま た 雇 用 者 の うち 常 雇 ⑤ 〜 ⑨(計101人)は 従 業 員 規 模 別 に 五 区 分 して あ る。 ① ② の 自営 業 主 は あ わ せ て75人 で 構 成 比 は36.1%(無 回 答 者 の 30人 を 除 い た 分 母=205で 計 算,以 下 同 .じ)と 多 く,そ の うち 雇 人 を も つ 者 が 39人, .・もた な い 者 が36人 で あ る。 職種 的 に は,販 売 職 専 門 ・技 術 職 サ ー ビ
冬 職 が 多 く,ζ の 点 で は 両 者 の 間 で 差 は 幽 ま りな い 。 また 農 家 も3世 帯 だ け ふ
《 まれ て い る 。 ⑤ 〜 ⑪ の 被 雇 用 者 は108人,52.7%と な っ て い る。 被 雇 用 者 の な か で は 事 務 ・管 理 ・技 術 系 の]職種 が48人,23.4%(被 雇 用 者 内 の 構 成 比 は 44.4%),技 能 工 ・建 設 ・運 輸 ・通 信 の 職 種 が27人,13.2%(同 じ く25.a/)9 販 売 ・サ ー ビス 職 種 が25人,12.2%(同 じ く23.1%)で あ る。 全 体 と して は 自 営 享 の 比 率 が か な り高 く・ ξ の 分,い わ ゆ る 生 産 的 労 働 者 で あ る 技 能 工 健 設
ぐ,運輸.・、通 信 職 に 従 事 す る 労 働 者 の 割 合 が 低 くな っ て い る。'
ま た 常 雇 を 従 業 員 規 模 で 区 分 して み る と,500人 以 上 の 層 が13.7%(常 雇 雇 用 者 内 で27、7%),100〜499人 の 層 が1α7%(同21.8%),30〜99人 の 層 が 9β%・(同18.8%),5〜29人 の 層 が12.7%(同25.7%),1〜4人 の 層 が2,9
3現代都市家族 の就業構造
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0(同5.9%0)で あ った 昭 和57年 度 の 『就 業構 造基 本調 査 報 告 』 に よれ ば,非 農 林 業雇 用 者 の従 業 者 規 模 別 構 成 比 は500人 以 上 が26.7%(官 公庁 を 除 い た構 成 比),100〜499人 が17.7%,30〜99人 が173%,5〜29人 が29.0%,1〜4
人 が9.4%で あ る。 これ と今回 の調 査 対 象 者 を 比 較 してみ る と,1〜4人 の零 細 企 業 雇 用 者 層 や5〜29人 の小 企 業 雇 用 者 層 の比 率 が 若 干 低 く,100人 以上 の 中 ・大 企 業 従 業 員層 の割 合 が多 少 高 いが,全 体 と しては そ れ ほ ど大 きな相 違 は ない とい え.ようo
また常 雇 の五 区 分 ご とに専 門 ・技 術 職,管 理 職,事 務職 の 事務 部 門 と,販 売 職,運 輸 ・通 信 職,技 能 工 ・労 務 作 業 者,サ ー ビス職 の現 業 部 門 とに 分 け て み る と,従 業 員 規 模1〜4人 では 事 務 部 門3人:現 業 部 門3人,5〜29人 で は7 人:18人,30〜99人 で は11人:7人,100〜499人 で は13人:7人,500人 〜 で は14人:12人 とにそ れ ぞ れ 分 か れ て い る。 大 企 業 従 業 員 で は 事 務 と現 業 とは約' 半 数 ず つ,中 企 業 従 業 員で は 事 務 職 が 多 く,零 細企 業 従 業 員 で は現 業 職 が 多 い。
表2は 世 帯 主 の従 業 上 の地 位 別 に家 族構 成 類 型 を 示 して あ る。 核 家 族 世 帯 の 比 率 は① ② の 自営 業 主 層 で は58。7%で あ る のに 対 して,⑤ 〜 ⑪ の雇 用 者 層 で は 64.2%と 高 いQそ の反 対 に,直 系 家 族 の割 合 は 自営 業主 が24.0%で あ るの に対 して,雇 用 者 はわ ず か9.1で しか な い。 家 族 が生 産 の単 位 で もあ り,継 承 す べ き生 産 手 段 を所 有 して い る 自営 業 主 の世 帯 で は 直 系 家 族 の 比 率 が 高 く,核 家 族 の割 合 が 低 くな るの に対 して,消 費 の単 位 へ と変 容 して い る雇 用者 の 家 族 で は 逆 に直 系 家 族 の比 率 が 低 く,核 家 族 の割 合 が 高 くな っ てい る。 生 産 的機 能 を もつ か 否 か が 家 族 構 成 に大 きな影 響 を 与 え てい るわ け で あ るが,生 産 的 機能 を もつ こ とは 同時 に家 族 の生 活 基 盤 の安 定 度 を高 め る基 盤 と もな って い る こ とも 忘 れ て は な らな いだ ろ う。 つ ま り,自 営 業 家 族 で は地 域 的 に 移 動 す る機 会 が雇 用 者 家 族 に比 べ て相 対 的 に少 ない こ とが,直 系 家 族 を 多 く保 って い る こ との背 景 と もな って い る で あ ろ う。 また 雇 用 者 層 の なか で も,⑤ ⑥ の100人 以 上 の従 業 員規 模 の企 業 に雇 用 され て い る階 層 で は核 家 族 率 が62%で あ る のに 対 して, 100人 未 満 の中 小 ・零 細 企 業 の 常雇 層 で は71.2%と,約10%の 開 きが あ る。 こ れ も企 業 規 模 の大 きい の程,家 族 の生 活 基 盤 の安 定 度 が 高 く,そ の こ とが 核 家 族 率 の相 対 的 な低 さに繋 が っ て い る もの と思 わ れ る。 家 族 類 型 の割 合 自体 が世
帯主 の職 業 階層 に よ ってか な り異 な る こ とがわ か る。 ・ 比 較 の意 味 で,農 村 地 域 にお け る家 族 構 成 を就 業 形 態 別 にみ てみ よ う。 表3 は首 都 圏 近 郊 農 村 で あ る埼 玉 県 大 里 村 を対 象 に した 調 査 か ら,世 帯 主 の従 業 上 の地 位 別 に家 族 類 型 を構 成 した もの で あ るが,こ こで も農 家 を 中 心 と した 自営 層 で は核 家 族 率 が35.6%0,直 系 家 族 率 は53.3%で あ る の に対 して,常 勤 層 で は 核 家 族率 が45,5%,直 系 家 族 率 は36.4%で あ った 。 つ ま り核 家 族 率 は 自営 層 よ
現代都市家族の就業構造5
表2世 帯主の従業上の地位別家族類型 ()内 は%
単身家族 核家族 片親家族 直系家族 傍系家族 計
① 自営主(雇 人 あ り)
② 自営主(雇 人 な し)
③ 内 職
④ 家族 従業 員
⑤ 雇用 者(500人 〜)
⑥雇 用者(100〜499人)
⑦雇 用者(30〜99人)
⑧ 雇 用者(5〜29人)
⑨雇 用者(1〜4人)
⑩ 日雇 ・臨 時雇
⑪ パ ー ト
⑫無 職 無 回答 計
310013230008562
21{53.8) 23(63.9)
0 0
19(67.9) 12(54.5) 14(73.7) 18(66.7}
5{83.3) 2(33.3) 0
2(10.5}
20{66.6}
136(57.9}
420044211144182
9(23.1) 9(25.0) 0 2(66.6) 4(14.3) 2{9.1) 1{5.3}
3(11.5) 0 0 0 4(21.1) 3(10.0) 37(15.7)
21010101000118 960382966349053322121332
表3世 帯主 の就業 形 態別 の家 族類 型=農 村地 域()内 は%
単身家族 核家族 片親家族 直系家族 傍系家族 計
自 営
常 勤
臨 時 雇
日 雇
無 職
無 回 答 計
0
1
(4.5) 0
0
0
0
1
(1.2)
16
(35.6)
10
(45.5)
0
1
(zoo.o)
1
(33.3)
1
(11.1) 29 (34.9)
5
(11.1)
2
C9.x) 0
0
1
(33.3)
1
(11.1) 9 (YO.s)
24 (53.3)
8 (36.4)
3 (100.0)
Q
1
(33.3)
7
(77.7) 43 (51..8)
0
1
(4.5}
0
0
0
0
1 (1.2)
45(54.2}
{loo.o) 22(26.5) (100.0)
3(3.6}
(100,0) 1(1.2}
(100.0) 3(3.Q) (100.o)
9(10.8) (zoo.o)
83(100.0) (100.0)
7 りも常 勤 層 の方 が約10%も 高 くな っ て お り,核 家 族 と直 系 家 族 との 割 合 は 自営 層 と常 勤 層 とで は,、ほ ぼ逆 転 して い る とい え る。 表2と 表3と を比 較 して み る
と,同 じ自営 主 で も都 市 の商 工 自営 主 層 と農 家 とで は か な り核 家族 率 に差 が あ り,農 家 の方 が は るか に 高 い こ とがわ か る。 核 家 族 とな るか 直系 家 族 とな るか は,家 族 の基 本 的 在 り方 の問 題 で あ る。 そ れ が職業 階層 に よって大 き く異 な る
とい うこ とは,職 業 階 層 が家 族 の基 本 構 造 に大 き く影響 を与 え て い る こ とを意
味 す る。
3.家 族 構 成 と就 業 構 造
表4は 調 査 対 象 家 族 の 就 業 類 型 を 家 族 類 型 別),rL示した もで あ る。 就 業 類 型 は 次 の よ うに 分 類 して い る 。 世 帯 主 や 配 偶 者,子 ど も等,家 族 の な か で 就 業 して い る者 が 一一人 の 場 合 は 「単 独 型 」,世 帯 主 と配 偶 者 だ け が 就 業 して い る,い わ ゆ る共 働 き の 家 族 を 「夫 婦 型 」,世 帯 主 と 子 ど も(た ち)が 就 業 して い る も の を 「親 子 型 」,世 帯 主 夫 婦 と子 ど も(た ち)が 就 業 して い る も の を 「複 合 型 」, 世 帯 主 の 兄 弟 や 三 世 代 に わ た っ て就 業 して い る 家 族 を 「そ の 他 」 と して あ る。
「単 独 型 」 は79家 族,33.6%で あ る が,そ の な か に 子 ど も が 就 業 して い る ケ ー ス が6含 まれ て い る 以 外 は す べ て 世 帯 主 の 単 独 就 業 で あ り,配 偶 者 の 単 独 就 業 は な か った 。 「夫 婦 型 」 は55家 族,23.4%。 ∫ 親 子 型 」35家 族(14.9%),そ の うち2人 以 上 の 複 数 の 子 ど も が 就 業 して い る世 帯 が13あ っ た 。 「複 合 型 」 は30, (12.8%)。 「そ の 他 」 の15家 族(6.4%)の な か に は,夫 婦 が 共 働 き して い る ケ ー ス が5 ,親 子 が 就 業 して い る ケ ー ス が3含 まれ て い る。 「夫 婦 型 」 「親 子 型 」
「複 合 型 」 「そ の 他 」 の 四 つ を 合 計 した 多 就 業 家 族 は135家 族,57.4%に 達 して い る 。 そ の 外,家 族 員 に 就 業 者 の い な い 家 族 が17(7.2%)あ っ た 。 ま た 多 就 業 の うち,夫 婦 が 共 働 き して い る も の(「 夫 婦 型 」+「 複 合 型 」+「 そ の 他 」 の 一 部)は90世 帯 で あ り,こ れ は 全 家 族 の38.3%で あ るが,単 身 家 族 や 片 親 家 族 を 除 い た 世 帯 主 夫 婦 の 数 は181な の で,そ の な か で の 割 合 は49.7%に な る。 す な わ ち 世 帯 主 夫 婦 の 約 半 数 は 共 働 き で あ る。 表5は 昭 和59年 版 『国 民 生 活 実 態 調 査 報 告 』 の 「世 帯 類 型 別 の 稼 働 者 構 成 」 を 表4と 比 較 で き る よ うに 再 構 成 した も の で あ る。 全 国 を 対 象 に した こ の 調 査 で の,共 働 き世 帯 率 は34.2%で あ り,
表4家 族類型別の就業類型 ()内 は0
単独型 夫婦型 複合型 親子型 その他 無就業 無回答 計
単 身 家 族14(
53.8) 核 家 族42
(30.9) 片 親 家 族13
(46・4) 直 系 家 族10
(27.o) 傍 系 家 族0
計79
(33.6)
0
47 (34.6)
0 6 (16.2)
2
(25.0) 55 {23,4)
0
23 (16.9)
0 6 (16.2)
1 (12.5)
30 (1.2.8)
0
1(15 11.0)
12
(42.9}
8 {21.6}
0 35 (14.9)
0
2
(1.5) 3 (10,7)
5 (13.5)
5 (62.5}
15 (6.4}
10
(38.5) 4 (2.9}
0
2
(5.4)
0
2
C7.7)
3
(2.2}
0
0
0
165
(6.8}(2.1)
26(II.1) (100.0)
136(57.9) (100.0)
28(11.9) (100.0)
37(15.7) (100.0)
S{3.4) (100.o)
235{1.00.0}
(100.0)
現代都市家族 の就業構造7
表5世 帯類型別の稼働者構成=全 国 ()内 は%
他のぞ
主偶子型帯配と合世と者複﹁イし
主型帯子子世と親〜/
主偶型帯配婦世と者夫﹁イし
主型帯み独世の単〜/ 鯉 者 緻
単独世帯 核家族世帯
{灘簾
三世 代家族 その他 の世帯 総 数
529
(38.2}
1,980 (42.4)
399 (38.8) 1,461 (43.9}
120
C3s.r)
172
(13.8) 83 {19.6)
2,764
(38.2)
1,430 (30.6)
387 (37.6}
1,043 (31.3)
234 {18.7)
72
(17.0) 1,736 (24.0}
385388 (S.2)(S.3}
294 (s.s)
91 (28.9) 204 (16.3) 43 (10.2) 632 (8.7)
388 (11.7)
304 (24.3) 44 {10.4) 736 (10.2)
363 (40.7) 232257
(5.0)(5.5) 46196 (4.5)(19.1)
lx726 (3.5)(0.8)
6935 (21.9)(II.1)
3305 (26.4)(0.4)
13744 (32.4)(].0.4)
699669 (9.7)(9.2)
892 (loo.o>
4,672 (loo.o>
1,028 (100.0) 3,329 (loo.o)
375
(100.0) 1,249 (100.0)
423 (100.0) 7,236 (100.o)
*厚 生省大臣官房統計情報部編r昭 和59年 度国民生活実態調査報告』 よ り構成
今 回 の 調 査 の方 が 多 少 共 働 き 率 は 高 い こ と に な る 。 また 表4と 表5と を 比 較 し て 気 付 く点 は,子 ど もの 就 業 率 が 表4の 八 王 子 で は 高 い こ と で あ る 。 「親 子 型 」 と 「複 合 型 」 とを 合 計 す る と27.6%が 二 世 代 に わ た る就 業 で あ る 。 表5と 比 べ る と8.7%も 多 い こ とに な る。 こ の 背 景 に は 世 帯 主 の 職 業 階 層 の 違 い と,フ ァ
ミ リー ・ス テ ー ジ の違 い が あ る と思 わ れ る が,そ う した 点 に つ い て も後 で 言 及 した い 。
ま た 表4と 表5と の 比 較 か ら注 目す べ き も うひ とつ の 点 は,表5で は 核 家 族 世 帯 の 共 働 き 率 が38.9%0,三 世 代 家 族 世 帯 で は43.0%と,三 世 代 家 族 世 帯 の 方 が 高 い の に対 して,表4で は 核 家 族51.4%,直 系 家 族 が36.4%と 核 家 族 の方 が 高 い こ とで あ る(1)。 昭 和56年 版 のr労 働 白書 』 も,核 家 族 よ り も親 と 同 居 の 世 帯 の方 が 共 働 き 率 が 高 い(32.2%対37.7%)こ と を 示 して い る が1今 回 の 調 査 結 果 は こ う した 従 来 の 知 見 と は 異 な る も の と な っ た 。 そ れ に は 家 族 構 成 以 外 の 他 の 要 因 が 関 係 し て い る も の と 思 わ れ る。 夫 婦 の 共 働 きや 親 子 二 世 代 の 就 業 と い っ た 家 族 の 就 業 構 造 は,家 族 構 成 に よ っ て 規 定 さ れ る こ とは も ち ろ ん だ が, け っ し て そ れ だ け で 決 定 され るわ け で は な く,職 業 階 層 や フ ァ ミ リー ・ス テ ー
ジ に よ っ て も大 き な 変 化 が 生 じて き て お り,こ う した 視 点 か ら の 分 析 も必 要 だ と い}よ う。
また 表4か らわ か る よ うに,核 家 族 の な か で 単 独 型 の 就 業 類 型 は42世 帯 で あ
り,こ れ は全 世 帯 数 の17.9%に 過 ぎな い。 核 家 族 世 帯 の親 子型 就 業 類 型 を加}
て も57世 帯,全 体 の24.3°oに しか な らない 。 つ ま りt結 婚 した ら独立 して,夫 は 外 で働 き,妻 は家 で家 事 をす る とい う戦 後 家 族 の理 想像 と して考 え られ た役 割分 担 型 核家 族 は2割 前 後 に過 ぎな い とい うこ とで あ る。 この事 実 には様 々な 解 釈 が 可能 だ と思 わ れ る。 夫 だ け の就 業 で は 生 活 が で きな い く らい に実 質的 な 貧 困 が深 化 して い る とみ る こ と もで きる し,理 念 と しての 家 族 が 性 的 役 割 分担 か ら夫 婦 の 自立 的 協 働 化 に変 わ った と理 解 す る こ と もで き よ う。 だ が 少 な く と も,夫 単 独 め就 業(あ るい は それ に未 婚 の子 ども の就 業 を 加 え るに して も)を 現 代 家 族 の典 型 と して捉yる こ とは もはや 正 し くな い こ とだ け は 確 認 して お か
なけ れ ば な らない。
\
表6世 帯主の従業上 の地位別就業類型 ()内 は%
単独型 夫婦型 複合型 親子型 そ の他 無就業 無回答 計
① 自 営 主(雇 人 あ り)1081173(
25.6)(20.5)(28.2}(17.9}(7.7)
② 自 営 主(雇 人 な し)1413423
{35.9)(36.1)(11.1)(5.6}($.3)
③ 内 職00000
④ 家 族 従 業 員00012(
33.3)(66.6)
⑤ 雇 用 者(500人 〜)87292(
28.6)(25.0)(7.1)(32.1)(7.1)
⑥ 雇 用 者(100〜499入)106150(
45.5)(27.3)(4.5}(22.7}
⑦ 雇 用 者(30〜99人)58510(
26.3)(42.1)(26.3)(5.3)
⑧ 雇 用 者(5〜29人)12'5432(
46.2}(19.2}{15.4)(11.5}{7.7)
⑨雇 用者(1〜4人)
⑩ 日雇 ・臨 時雇
⑪ パ ー ト
⑫無 職 無回答 計
1410
{16.7)(66.7)(16.7)
0
2
(50.0)
7
(36.S}
Yo
111
(33.3){33.3)(33.3) 002
{50.0) 000
0
0
0
3145
(33.3}(10.0}(3.3}(13.3}(3.3}(20.0)(16.6) 7955303515165
(‑33.6)(23.4)(12.8)(14.9)(6.4)(6.8)(2.1)
210 C10・5)C52・6)
)0
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現代都市家族 の就業構造9 4.職 業 階 層 と就 業 構 造
次 に世 帯 主 の職 業 階 層 に よって 家 族 の就 業構 造 が どの よ うに異 な るか をみ て い きた い。 表6は 世 帯 主 の従 業 上 の地 位 別 に就 業類 型 を示 した もの で あ る。 同 じ自営主 の 階層 で も雇 用 者 の い る① と雇 用 者 のい ない② とで は 家族 の就 業 構 造 が か な り異 な って い る こ とが わ か る。 まず ① の雇 用 者 の い る 自営主 で は,「 単 独 型 」 の比 率 が 低 い こ と と 「複 合 型 」 が 多 い こ とが 目立 つ。 これ は① で は直 系 家 族 の比 率 が 高 く,核 家 族 が 少 な い こ と と密 接 な関 連 を もつ で あ ろ う し,60歳 代7人,70歳 代 ・80歳代 が そ れ ぞ れ2人 と,高 年 齢 者 が 多 い こ と も関 係 して い
よ う。 だ が 自営 とい う就 業 の形 態 か らい って 「単 独 型」 の 少 な い こ とは 当然 で あ る。 む しろ雇 人が あ りなが ら妻 は働 い て い ない のが10ケ ー スあ る こ との ほ う が注 目に値 しよ うが,そ れ は おそ ら く専 門 ・技 術 職 の場 合 が 中 心 で あろ う。 次 に② の 自営 主 の層 で は 「単 独 型 」・「夫 婦 型 」 が 多 く,そ の 分 「複合 型」 や 「親 子型 」 が 少 な い点 が 特 徴 的 で あ る。 この層 の世 帯 主 の年 齢 が 平 均的 に 若 く,子
ど もが就 業 す る年 齢 まで達 して い な い面 もあ るが,も う一一面 に は就 業年 齢 に達 した 子 ど もが早 く独 立 して い って しま うとい う面 もあ る もの と思 わ れ る。 また
「単 独 型」 が 多 い こ とは,② に は職 業 構 成 と して は専 門 ・技 術 職 の割 合 が 高 い こ と と販 売 従 業 者 が 多 い こ と(表1参 照)で 説 明が 可 能 で あ る。 一方 で は 高収 入 の可 能 な 自 由業的 な職 種 が比 較 的 多 い こ と と,地 方 で は零 細 な小 売 業 が,結 果 と して 「単 独 型」 の職 業 を 多 く して い る とみ る こ とが で き よ う。
雇 用 者 層 では,⑤ には 「親 子 型」 が 多 く,⑥ に は 「単 独 型 」 が 多 く,⑦ で は
「夫 婦 型 」,⑧ で は 「単 独 型 上 が,⑨ で は 「夫 婦 型 」 が多 くな っ て い る。⑤ に
「親 子型 」 が 多 くな って い る のは,こ の階 層 で は 直 系 家 族 の 比 率 が相 対 的 に 高 い こ と も関 係 して い よ う。 また世 帯主 の年 齢 構 成 的 に も30歳 代,40歳 代,50歳 代 が そ れ ぞ れ8人,9人,9人 とな って い て,フ ァ ミ リー ・ス テ ー ジか らい っ
て も 「親 子 型 」 が 多 くな って 当然 で あ る。 む しろ 「夫婦 型」 と 「複 合型 」 の比 率 の 低 さに注 目す べ きで あ ろ う。 そ れ に対 して⑧ の層 で は表 面 的 に は 「単 独 型」 の 割 合 が高 い が,世 帯 主 の年 齢 構 成 をみ る と20歳 代,30歳 代 が6人 お り, 単 身家 族 も3世 帯 あ るか ら 「単 独 型」 の就 業 が 多 くと も不 思 議 で は な い。 た が;40歳 以上 が20世 帯,50歳 以 上 だ け に 限 定 して も12堆 帯 あ る に も か か わ ら ず,子 ど もが親 と共 に就 業 して い る家 族 は8世 帯 しか な い。 ⑤ に 比 べ て 多就 業 家族 の 割 合 は低 い が,む しろ⑧ の零 細 企 業 層 の方 に家 族 の 在 り方 と して 病理 的 な もの を感 じざ るを え な い。,
一一般 的 に い って も,現 在 の家 族,特 に就 業 機 会 の多 い 都 市 の家 族 に お い て, 多就 業 が 貧 困 な 家族 を意 味 し,世 帯 主 の単 独 就 業 が=豊か な家 族 を 意 味 した よ う な従 来 の理 解 は訂 正 を迫 られ て い るの で は ない だ ろ うか 。 もちろ ん そ の よ うな
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現代都市家族 の就業構造11 面 が完 全 に 失 われ たわ け で は な い。 だ が 有 配 偶 女 子 の就 業 率 が5割 を 越 え,共 働 きが一 般 的 に な った こ とに加 え,② の零 細 自営 主 層 や ⑧ の小零 細 企 業 の従 業
員 の家 族 に 「親 子 型 」 の就 業 類 型 が少 な い こ とを考}る と,多 就 業 の意 味 す る こ とも変 わ らざ るを え な い。 少 な く とも子 どもに 関 して は就 業 す る こ と.L同 居 して い る こ と とを 分 け て把 握 す る必要 が あ ろ う。
次 に各 階 層 の多 就 業 の状 況 を み て み よ う。 表7に は世 帯主 と配 偶 者 の 共働 き の パ ター ソ と共 働 き率(全 世 帯 の なか で の 共働 き世 帯 の 率)を 示 して あ る。 ま ず 共 働 き率 を み る と,全 体 では90世 帯,38,3%で あ るが,単 身 家族 と片親 家族 を除 い た世 帯 主 夫 婦 数 はt181組 あ り,そ の なか で の 比 率 で は49.7%と な る。 共 働 き率 は階 層 に よっ てか な り差 が あ り,自 営主 層 で は 約5割 を 占め,当 然 の こ
とな が ら雇 用 者 層 よ り高 い比 率 を 示 してい る。 常 雇 の な か で は⑤ ⑥ の 企 業 規模 の大 きい層 の方 が⑦ 〜 ⑨ の 中小零 細 企 業 に 勤 め る層 よ りも約20%ほ ど低 い 比 率 とな って い る。 自営 主 の場 合 に は家 族 構 成 的 には 直 系 家 族 の比 率 が 高 い な か で の 共働 きで あ り,比 較 的 無 理 の少 な い形 態 で あ る のに 対 して,中 小零 細 企 業 層 の場 合 に は 率 自体 が50%を 越 え る だ け で な く,本 来 共 働 きの少 な い は ず の 核 家 族 が 多 い な か で の 高率 で あ り,か な り家 族 生 活 に負 担 とな る共 働 きで は な い か
と思 わ れ る。
共 働 きの パ タ ー ンを み る と,伯 営 主 層 の配 偶 者 では 当然 では あ るが 家 族 従 業 員 とな って い る ケ ース が約 半 数 と多 く,次 い で配 偶 者 も 自営 主 とい うケ ー スが 多 い 。 配 偶者 が パ ー トも含 め て雇 用 者 とな って共 働 き して い る とい うケ ー スは
表8世 帯主と長男の就業パターン
謹!00③1④ ⑤ ⑥0⑧ ⑨囮 ⑪闘 計
① 自営 主(雇 人 あ り)
② 自営 主(雇 人 な し)
③ 内職
④ 家族 従業 員
⑤ 雇用 者(500人 〜)
⑥ 雇用 者(100〜499人)
⑦ 雇用 者(30〜99人)
⑧ 雇用 者(5〜29人)
⑨ 雇用 者(1〜4人)
⑩ 日雇 ・臨時 雇
⑪ パ ー ト
⑫ 無 職 無 回答 計
1
1
2 2
2 0
EOりQ
8
60i⊥貫りー⊥9自‑⊥‑山‑⊥ 9臼9召4112‑⊥Qりー
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1
1
3
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2
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9 1
1 0
1
1
2
881016681220581⊥‑⊥だ0
9臼噌⊥‑⊥ウ臼望⊥00AU1
12
比 較 的 少 な い。 この点 で も 自営主 層 の 共働 きは雇 用 者 層 の そ れ とは か な り質 を 異 に して い る。 そ れ に対 して 雇用 者 層 で は配 偶者 も雇 用 者 とな って い る ケ ース が 大部 分 で あ るが,そ の なか で もや は り階 層 的 な差 は み られ,⑤ ⑥ の 層 で は 常 雇 と して働 い て い る率 が 高 い の に対 して,⑦ 〜 ⑨ の中 小零 細 企 業 層 の 配 偶者 の 場 合 に は パ ー トの仕 事 につ い て い る率 が 高 く,不 安 定 な就 業 状 態 に あ る とい}
よ う。 また配 偶 者 の仕 事 全 体 の なか で パ ー トの 占め る割 合 を み る と,24/90=
26.7%で あ るが,こ れ は 『昭 和57年 度 就 業 構 造 基 本 調 査』 で の女 子 の パ ー ト率 26.0%に ほ ぼ匹 敵 す る数 で あ る。 また 世 帯 主 と配 偶 者 が 共 に 常 雇 の 雇 用 者 とな っ て い る世 帯 の共 働 きパ タ ー ンを み る と,配 偶 者 の就 業 先 の企 業 規 模 の 方 が 平 均 的 に 大 き く,興 味 深 い。
表8は 世 帯主 と長 男(厳 密 に は 同居 して就 業 して い る最 も年 長 の子 ど もで あ るが,こ こで は0応 長 男 と呼 ぶ こ とにす る)の 従 業 上 の地 位 を ク ロス させ た も の で あ る。 全 体 で68ケ ース,全 世 帯 の28.9%で あ った 。 もち ろ ん世 帯 主 と長 男
とが ひ とつ の家 族 の な か で一 緒 に就 業 して い る とい う状 況 に は,一 般 的 に は あ る特 定 の フ ァ ミ リー ・ス テ ー ジに 当該 家族 が あ る こ とを必 要 とす る。 世 帯 主 が 若 す ぎ て もいけ な い し,子 ど もが 皆独 立 して しま って も不 可 能 で あ る。 現 に後 述 す る よ うに,世 帯主 が20歳 代,30歳 代 の場 合 に は こ う した ケー スは 存 在 しな か った し,高 齢 に な る と割 合 と しては 少 な くな って い る。
就 業 のパ タ ー ンを み る と,ま ず 全体 と して は,長 男 は世 帯主 よ り年 齢 が 低 い ので,そ の こ とが 自営 主 の割 合 を 小 さ く し雇用 者 の 比重 を大 き く して い る。 家 族 従 業 員 と して働 い て い る もの が8人 い る点 も,世 帯 主 の従 業 上 の地 位 構 成 に はみ られ な い長 男世 代 の特 徴 で あ ろ う。 雇 用者 とな っ てい る長 男 の就 業 先 は, 全 体 と して親 世 代 のそ れ よ りも,同 じか あ る い は規 模 の大 き な企業 の割 合 が 高
い。68人 中16人,23.5%が500人 以 上 の大 企 業 が 勤 め てお り,そ の比 率 は親 の 世 代 の比 率 よ りも遙 か に高 い。 各 階 層 別 にみ て み る と,自 営 主 層 では前 述 した よ うに 家族 従業 員 の立 場 の もの が 多 い点 が 目立 つ ほか に,各 階 層 にバ ラエ テ ィ 豊 か に分 散 して い る こ と も分 か る。 これ は,た とえ ば⑤ の大 企 業 従 業 員 の長 男
が⑤ と⑥ とに ほ ぼ 集 中 して い るの とは,対 照 的 で あ る。 サ ラ リーマ ン家 庭 とは 違 う自営 主 家庭 の 独 立 的 な 気 風 の よ うな もの がi窺わ れ る。 また,雇 用 者 層 間 の 差 異 は こ こに も現 れ て お り,大 企 業 従 業 員 の 子 弟 は大 企 業 に,中 小 企 業 従 業 員 の子 弟 は 中小 企 業 に 進 む とい う傾 向 が,,明 確 で は ない が み られ る。
5.フ ァ ミ リ ー ・ス テ ー ジ と 就 業 構 造
ど の フ ァ ミ リ ー ・ス テ ー ジ ば あ る か に よ っ て そ の 家 族 の 生 活 の 仕 方 は 基 本 的 に 異 な る と い}る 。 昔 か ら 「総 領 の15は 貧 乏 の 峠s末 子 の15は 栄 華 の峠 」 と い
現代都市家族の就業構造13
表9フ ァ ミ リー ・ス テ ー ジ 別 の 家 族 類 型 ()内 は%
単身家族 核 家 族 片親家族 直系家族 傍系家族 計
20歳 代 30歳 代
40歳 代
50歳 代
60歳 代
70歳 代
80歳 代
計
11
(68.8)
3
7.5)
4
(6.2)
1
(1.7) 4 {13.8) 3 (13.6) 0 26 (11.0)
3 cis.s) 29 (725)
43 Css.2)
38
(63.3) 14 (48.3) 8 (3S.4) 1 (33.3) 136 {57.9)
0
4
(10.0).
10 (15.4) 6 (10.a) 4 (13.8) 4 (18.2) 0 28 (11.9)
2
(12.5) 3 (7.5}
5 (7.7)
13
(21.7) 6 (20.7)
6 (27.3) 2 (ss.s) 37 (15.7)
0
1
(2.5)
3
(2.5)
2
{3.3)
1
(3:4) 1 (4.5)
0 8 (3.4)
x6C6.s}
(100.o) 40(17.0) {roo.o)
65{27.7) Cioo.o)
60(25.2) (ioo.o)
29(12.3) (loo.o}
22(9.4) (100.0)
3(1.3) (Yoo.o)
235(100.0}
(xoo.o)
表10フ ァ ミ リ ー ・ス テ ー ジ 別 の 就 業 類 型 ()内 は%
単独型 夫婦型 複合型 親子型 その他 無就業 無回答 計
20歳 代
30歳 代
40歳 代
50歳 代
60歳 代 70歳 代
80歳 代 計
9 (56.3)
19
{47.5)
19
(29.2)
12
(20.o) 10 (34.5) 9 (40.9)
1
(33.3) 79 (33.6)
d
15 (37.5}
24
(36.9) 11 (18.3) 3 (10.3)
1
(4.5)
1
(33.3) 55 (23.4}
0
0
7
Co.s)
17
(28.3)
4
(13.S)
2
(9.0) 0 30 (12.8}
0
0
10 (15.4) 17 {28.3)
5
(17.2)
2
(9.0)
X (33.3)
3515 (149)・(6.4)
2
(r2.5}
4 {xo‑o) 3 {4.s)
3
{5.0)
1
(3.4)
2
(9.o) 0
4
(25.0)
0
0
0
6 (20.7)
6
(27.3}
0
1
(6.3}
2
C50)
2
C3.1) 0
0
0
0
165 (6.8)(2.1)
16 tloo.o) 40 (1000)
65 (100.0) 60 (100.0) 29 (ioo.o>
22 (100.o) 3 (100.0) 235 (xoo.o) わ れ る が,そ れ は 現 代 に お い て も形 は 異 な る とは い え,基 本 的 に 当 て は ま る こ
とで あ る。 単 に 家 計 が 豊 か か ど うか と い う以 上 に,家 族 生 活 の 在 り方 そ れ 自 体 が,フ ァ ミ リ0・ ス テ ー ジ の ど の 段 階 丁,rYLある か に よ っ て 大 き く影 響 を 受 け て い る。 表9は 世 帯 主 の 年 齢 別 に 家 族 類 型 を み た も の で あ り,表10ほ 同 じ く就 業 類 型 を み た も の で あ る 。 家 族 の フ ァ ミ リー ・ス テ ー ジ を 規 定 す る要 因 は い くつ か あ る と思 うが,基 本 的 に は 長 子 と末 子 の 就 学 ・就 職 ・結 婚 で あ る(2)。 こ こ で は