• 検索結果がありません。

壮令広葉樹林分の林分構成: University of the Ryukyus Repository

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "壮令広葉樹林分の林分構成: University of the Ryukyus Repository"

Copied!
22
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

Title

壮令広葉樹林分の林分構成

Author(s)

砂川, 季昭; 山盛, 直

Citation

琉球大学農家政工学部学術報告 = The science bulletin of

the Division of Agriculture, Home Economics & Engineering,

University of the Ryukyus(11): 83-101

Issue Date

1964-12

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12000/19316

(2)

壮 令 広 葉 樹 林 分 の 林 分 構 成

砂 川 季 昭*・山 盛 直*

SueakiSUNAKAWA andNaoshiYAMAMORI: Standcomposition ofmaturebroad-leavedtrees. I * .] 最近 リュウキュウマツの横棒的造林が叫ばれ,現存する奥地広築樹林分の林性転換の問題が検討 さ れている。 現在の沖縄で,不良な林分 を優良な林分へ と誘導 し,又,拡大造林が重要視 されることは時宜 を得 たもので,寧ろ遅 きに失 した ともいえる。 然 し乍 ら,現存する天然生広葉樹林分 も,不良林分だけではな く,優良な林分 も存在 してお り,か か る俊良な郷土在来広葉樹樹榎の育成助長 も,土地保全或は植生の面 より考慮 されなければならない いであろ う。 然 るに,最近における沖縄の俊良広葉樹林分は減少 しつつあ り,やがては姿 を消すであろ うことも 予想 され る。 この時に当 り,北部営林署長此尾根良一氏の御提言 と,林務課長比窟行雄氏,経営係長呉屋済仁氏, 官有林係長津波仁栄氏の御賛同を得て,表題に関する調査 をお こな う機会に恵まれた。 即ち,現存する広葉樹林の中で,林分の成立後乱伐 されずに自然の状態で生育 し,又,比較的優良 な林分の林分構成 を調べ,今後 の広葉樹林分の施業の一助たら しめん との意図のもとにお こな った も のである。 本調査は,1963年 9月にお こな ったが,調査遂行のための事務処理及び航空写真判読の労 を琉球 政荷経済局林務課山川元英,峯井政秋の 両氏に,現地調査は 林務課佐渡山安清氏の 御協力 を 頂 き, 丸 現地調査及び資料の整矧 こ林学科学生新本光孝君の御助力を得た。記 して感謝の意 を衰する次第 である。 ⅠⅠ 調 査 地 の概 況 調査地は,沖縄本島北部奥担 当区50林牡は小姓で,海岸か らの拒敵は 1km 前後,標高約 100m の地点である。 土塊は,古世屑粘板岩に由来する国頭磯屑の風化土壌で,一般に埴質で赤色味が強い。A屑は比較 的 うす く,下層は右横 を含み乾燥 していて粒質が堅密である。又,A,B 層には樹木板が多 く見 られ る。 植生は,上層木の うっペいが比較的強 く,下層木 (2m以下)の生育不良で,椎樹の発生 も少い。 嶺部は, リュウキュウチクが良 く繁茂 して下層植生の大部分 を占め,その他中腹部沢部, も含めて, *琉球大学頗家政工学部林学科

(3)

84 琉球大学戯家政工学部学術報告第11号 (1964) シシア クチ, シバ ニ ッケ イ, ナカハ テクロキ, ヤマ ヒ- ツ, シマ ミサオ ノキ, アデ ク,ヒメサザ ンカ, カク レミノ, シャ リンバ イ, モ ッコク, ヒメユ ズ リ-, タブ, -ゼ ノキな どが 出現 し,地床には, カ ラスキバサ ンキライ, コンロンカ, タイワンカモメゾル, シラタマカズラ, ミ ドリカ タバ ミな どが散 見 された。 気象 は,1963年3月琉球気象台発行 の気候表か ら調査地に最 も近い奥の観測値 を抜記 する と第 1 表 の通 りである。

1

(

1

2

8

0

1

6

,

2605

0

)

-

2

T

T

l

l

1

7

7

2

L

2

1

7

O

l

1

5

2

O

L

2

6

6

2

L

3

0

0

7

L

3

3

8

1

2

7

6

5

,

2

5

8

i

l

2

2

8

!

1

9

9

1

6

.

5

!

2

.

.

9

備考

1

9

5

6

,

註) 1年間 を通 じての最多風 向は NE III調 査 方 法 1) 標 準地の設定 50林政 は小数 を,予め航空写真判読に よって,地形,杯相の概略 を検討 し,帆 上にて標準地 を2箇所選定 した。 その後現地において,踏査 の上,幅 20m 長 さ160mの帯状標準 地 を1箇所設定 した。 その垂直的,平面的形状 を第 1図及び第 2図に示す。 6 Ⅹ 7 Ⅹ 15

L

l

6 。 ==,__:/ ;- I.ニ ー-

-

I

-

/

」 七

二 三 三 二 Ⅹ 13 × 印は土壌調査区お よび成長錐挿入区 を示す。 第1図 標準地 の垂直的模式図 - -; 263o 方形内の番号は枠 の番号 を示 す。 第2図 棲準地 の平面的模式図 2)毎木調査 ・標 準木 の選定 ・成長量調査 幅 20m,長 さ160mの帯状標準地 を第2図のご と く 10m2 のブ ロ ック (枠)32個 に区画 し,4cm以上 (2cm 括約) の立木について,樹種,胸高直径 お よび樹高 を測定 した。 標準木は ウー リッヒ第 Ⅱ法 に よって,16cm 以下3本 (予備1本計4本),18cm 以上 3本を選定 した。

(4)
(5)

砂 川 ・山盛 :壮令広葉樹林分の林分構成 85 成長錐は傾斜の上方か ら挿入 し,挿入箇所は土壌調査区 と同一ブ ロック内と し,各直径階に1本宛 配分 されるように考慮 した。 3) 土壌調査 標準地内での高低差は小 さいが,お よそ嶺,中腹,沢の3つに大別 し,第1図に示 す ×印の箇所で土壌調査 をお こな った。調査は,A屑・B層の厚 さお よびA層の土壌について,pH, 有機質お よび水分含有量 を測定 した。

4

) その他 断面積定数4お よび 10の手製の測定器で ピッター リッヒ調査 をおこな った。本調査 の 目的は,単位面積 当 りの求横 と断面横定数値別の精度 を比較検討するために行な った ものである。 IV 調査結果ならびに考察 樹粗,立木本数お よび材横についての侮木調査結果 を表示すると第2表-第6表の通 りである。 第2表お よび第3表に よると,樹槌は25位に及び, イタジィ, ヒメユズ リハ, イス ノキ, コバ ン モチ, シャリンバ イの順位で,それぞれ全体の5270,17%,670,670,470 を占め,残 りの 1570は 第3表 樹種別立木本数お よび材積 (0.32ha当 り) メ イ ヒ イ コ モ チ ノ キ シ バ ニ ッ ケ イ モ ッ コ ク ナ カ ハ ラ ク ロ キ タ フ 刀 ア ノ ク レ デ ク ツ ハ キ フ カ ノ キ ギ ー マ タ イ ミ ン タ チ バ ナ ハ ゼ ノ キ イ ソ ユ ト キ ワ ガ キ ア オ バ ナ - イ ノ キ ヤ マ モ モ シ ロ ミ ミ ズ サ ク ラ ツ ツ ジ t・ ベ フ ォ ガ タ マ ノ キ 計 1 1942 竺 ・: 墨 ・ 3 -・ 5 -・ 8 -・ 6 1 ・ 8 ㌶ = = 。 ・ 7 。 ・ 7 。 ・ 7 。 ・ 6 。 ・ 5 。 ・ 2 。 ・ 2 。 ・ 1 。 ・ 1 。 ・ 1 M M M ⋮ 示 1 36・4749 も 74187 ::崇 : i ::::

(6)

86 琉 球大 学 鹿家 政 工学部 学術 報 告第 11早 (1964)

L

t

6 8 10 12 1ん 16 18 20

(

e

m

)

(7)
(8)

87 68 66 62 64 52 56 62 56 39 5g 71 74 59 90 61 75 60 78 71 65 66 68 51 45 38 嘘 35 45 57 66 71 7 砂 川 ・山盛 : 壮令広薬樹林分 の林分構成 第5表 ブ ロ ッ ク別 胸 高 直径 別 立木 本 数 一 覧 表 (0.32ha当 り) 7 3 5 6 2 7 5 6 2 2 2 6 8 3 2 1 3 5 2 4 1 2 7 Cy3 4 3 6 4 7 6 7 0 6 1 1 6 7 6 8 4 9 7 0 4 2 7 00 7 8 4 4 2 ー_竺 」 .竺 10

.

2

51 5.15 8 2 5 5 5 3 7 5 7 0 5 9 4 7 6 5 5 8 3 8 9 5 8 6 3 6 の8 4 6 1 9 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 6 0 1 0 5 3 5 4 7 5 1 2 8 2 0 1 9 7 5 5 2 6 3 1 3 cc 4 6 6 0 9 8 1 1 2 1 1 1 1 1 2 1 1 1 1 2 1 1 2 1 1 6 】 8 1 7 7 8 2 1 1 1 1 0 6 0 2 1 1 1 3 7 7 6 8 0 9 3 6 7 7 2 9 7 3 1 1 1 1 1 2 1 1 1 1 1 2 1 1 8 1 4 1 1 1 5 7 8 2 0 1 3 4 ∴ 2 '.:

汁/a

I

-6 5 8 8 3 0 4 4 7 1 5 1 7 1 8 7 4 2 1 2 8 5 5 2 5 9 9 9 1 1 1 1 1 1 1 1 3 1 2 1 2 1 1 1 1 1 1 1 1 1 23.69 26.26I18.38 LL3 6 7 QU 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 er3 3 ウU

(9)

B8 琉 球 大 学頗 家 政 工 学部 学 術 報 告第 11号 (1964)

(10)

砂 川 ・山盛 :壮令広葉樹林分 の林分構成 89・ その他 20程 の樹榎 で占め られてお り,材横 においては, イタジィ, ヒメユ ズ リ-, コパ ンモチ, シ ャ リンバ イ, イス ノキの順位 で, それぞれ全体 の 7570,970,470,270,270 を占め,残 りの870は その他 20種 の樹種で占め られてい る。即ち,主林木である イタジイほ,本数歩合 において全体 の紛 5070材横歩合 において全体 の 75% を占めてい る0 第3図には,胸高直径別本数歩合お よび材横歩合 を,全樹種についての もの と, イタジイだけの も の とを図示 したが, これ による と,本数歩合 においては,全樹種 についてみ ると6cmに最頻値があ り,L字型分布 を示すが, イタジイだけの曲線では,8cmに最頻値が あ って,同令林の一般分布正 規分布 に類似 してい る。材横歩合 では,全樹種 の場合 もイタジイだけの場合 も最頻値 は12cmにあ っ て,その曲線は正規分布に従 ってい る。 更 に,本数歩合 では,8cm 以下は イタジイ以外 の他樹種全部 の割合が大 で,8cm以上にな る とイ タジイの割合が大 き くな り,材積歩合 では,12cmまでは イタジイ以外 の他樹種全部 の割合が大であ・ るが,12cm以上にな るとイタジイの占める割合が大 とな ってい る。 即ち, イタジイが本数では 8cm を,材横 では 12cm を境 に して,直径 の増加 に伴い, その割合 が全体 に較べて大 き くな ることを示 してい る。 又, イタジイは他の樹種に較べ て直径が大であ り,直径の小 さい 4cmの立木の占める本数割合が 非常 に小 であ ることが観察 され る。 第4表は,更に立木本数及び材積 を,樹槌別にブ ロック別に表示 した ものである。 この表に よると 前記5種 の樹種 は,各 ブ ロ ック毎 に出現 してお り,本調査地においてほ, これ らイタジィ, ヒメユズ リハ, イス ノキ, コバ ンモチ, シ ャ リンバ イが主体 をな し,特に イタジイが主林木 をな してい る。 第5表,第6表 はブ ロ ック別,胸高直径別に立木本数及び材横 を表示 してある。 第1図,第2図に よって,釈 (ブ ロ ック番号 1,2,3,4,23,24,25,26,27,28),中腹 (ブ ロ ック番号 5,6,7,8,9,10,17,18,19,20,21,22,29,30)お よび嶺 (ブ ロ ック番号 11,12, 13,14,15,16,31,32)に大別 し,第5表,第6表 に よって,全樹種な らびに イタジイのみについ て,地形別の立木本数お よび材横 を考察する と,第 7表,第 8表 の如 くな る。 これ らの表 に よる と, ブ ロ ック1個 (10m2)当 りの 立木本数は,嶺,中腹,沢 の順に減少 し,材横 は 略一定 の値 を示 して お り,立木 1本 当 りの材横は,釈,中腹,嶺 の順 とな り, イタジイのみの場合 は,特にその差が著 しい。 第7表 地形別立木本数及 び材積 (全機種) 第8表 地形別立木本数及 び材積 (イタジイ)

(11)

90 琉 球 大 学 収 家 政 工 学 部 学 術 報 告 第11号 (1964) 標 準木 は, ウ∼ リッヒ第 Ⅱ 法 に よ って 16cm 以下4本 (予備1本 ),18cm以 上3本 を選 定 した 那,各位 測定値 は第9表 -第 13表 の通 りで あ る0 第9表 に よる と枝 下高 率 は 59.52%∼78.6770 の範 囲 内に あ り平 均 66.02%,枝条 率 は 11・23% ∼ 第9表 伐採木の各種測定値 樹 種 イ タ ジ イ ヒ メ ユ ズ リ ハ イ タ ジ イ ナ カ- ラク ロキ イ タ ジ イ イ タ ジ イ イ タ ジ イ 伐採木を選 定 す るために計 算 し た_些径__

(

C

_

p

L _ 4.7 7.1 18.0 7.1 18.0 11.5 輪尺によって選 定測定した直径 "__Lcml _ 4.8 7.0 18.0 7.0 18.0 11.8 19.2 19.6 樹 高 Lml 7.5 8.4 12.7 8.9 10.8 8.4 12.

0

年 令 (午) 1三Z i ::::…芸: 7 1 9 9 00 9 9 1 3 3 2 3 2 2 註)1. 校条 材 積 は,枝 条 の 1/3-1/10を宿 舎 まで持 ち帰 り, キ シロ メー ターで測 定 し換 算 した。 2. 校条 率 の平均 は 24.6170 で あ るo

/

I

:

'

=

:

:

-

=

-

-

tq … 、▲

V

I

0

.

C

K

X

)

2

5

1

)

2

2

L

L

5

1

6

,

/

-

I

-

/

11 6 8 10 12 1LI 第4図 材 横 線 曲 16 18 20E〉(cn)

(12)

砂川 ・山盛 :壮令 広葉樹林分 の林分構 成 第 10家 令 階別 単 木総成 長 量 l 35 91 第 11 表 令 階別 単 木 連年成長 量 7 0 8 5 0 1 0 7 6 3 2 4 5 0 0 0 0 0 0 0 1 15 1 20 1 25

(13)

琉球 大 学農 家政 工 学部 学術 報 告第11号 (1964)

第 12表 令 階別 単 木平均 成 長量

第 13表 令 階別 単木成長 率

(14)

砂 川 ・山盛 : 壮令広葉樹林分の林分構成 93 43.18% の範囲内にあって平均 24.61% である. 第4図には,第9表 の各標本の値 を,胸高直径を横軸に,材横 を縦軸に落点 したが, これ らの分布 は,お よそⅤ-aDb式が適合するご とく観察 されたので, その定数 を決定するとV-0.00025D2・24518 が得 られた。 この曲線 も第4図に図示 してある。 この実験式は,標本 も非常 に少な く,材横式に よっ て計算 され る材横は,直径の小 さい ときは大 きく,直径が大 き くなると小 さ くなるが,林分材帝成長 量の計算には, この材横式 を用いて穿 出することに した。その計昇は第 14表に示 してある。 この表 か ら,ha当 り林分の成長畳は,10.2mさ,ha当 り材鎖は,187.7m3,成長率は平均5_4% と計算 さ れる。 第 10表 一第 13表は,標本木の樹幹折解の結果を取 り纏めて表示 したものである。 第14表 材桁成長量計算表 直 径・単木材硫 ゴ 言 :"I"1t{ I 6Lo.0138 8rO・0263 :三l: ::.:: :L::.i : 267 199 100 32 14 3 1942 全(盟 )

*

閣 )* 2.5760 7.0380 9.3891 ll.8815 10.7 8.0 6.5 5.2 13.0345】4.4 4.1 3.8 3.5 3.3 6.7 成長錐調査 の結果は,第 15表 に表示 してある。 この表の数値 を用いて,直径成長量 と胸高直径の 回帰式 を計許 すると, ^ Ⅰ-0.1672+0.0064Ⅹ Ⅹ は期間中央皮付直径 Ⅰは連年皮付直径成長量の推定値 で示 される。 この式か ら計界 した直径階毎の連年直径成長量 を第 16表に表示 してある。即ち,胸高 直径 4cm の とき,成長量は 0.2em, 胸高直径 20cm のとき 0.3cm で, 胸高直径 6cm∼18cm の直径連年成長量は, この範囲 内にある。 尚,第 14表の単木当 り連年直径成長量の数値は第 16表 の数値 を転記 したものである。 更に,毎木調査 の結果を用いて,定期材横成長量の計算 と,将来休分材横の予測をお こな ったが, その結果は第 17表 に計算 してある。 この表か ら,14.8861m8は 0.32haの 5年間の定期成長量で あるか ら,ha当 り5年間の定期成長量は 46.52m3とな り,第14表 で計算 した場合の 10,205m8×5-51.025m3-・・ha当 り5年間の定期成長量 と対比 され,本調査地においては,現在材横が188m3で,今後5年間の定期成長量が,50m3約 と 推定 され る。

(15)

94 琉 球 大 学 農家 政 工 学 部 学 術 報 告 第 11号 (1964) 第 15表 最近5年間の直径成長量及 び樹皮厚 第 16表 直径階毎の算 出 連年直径成長量

(

c

m)

; (

c

m)

2 4 6 8 1。 ほ 諾 18 2。 空 第 17表 定期材積成長量の計算 と将来林分村積の予測 0 8 6 4 2 0 8 6 4 2 0 0 2 5 m0 1 4 6 9 2 5 (H U 8 9 0 1 3 4 5 6 8 9 0 1 1 2 2 2 2 2 2 2 2 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 胸高直径

(

c

m

) 2 0 8 6 4 2 0 8 6 4 5年間の直径 成長量

(

c

m

) 8 3 (H ) 3 8 2 7 2 7 1 1 0 0 9 9 00 8 7 1 1 1 1 0 0 0 0 0 3 4 2 0 9 7 7 0 0 1 3 0 9 6 5 1 6 1 1 2 3 5 4 2 8 7 2 8 3 5 9 7 1 5 9 2 5 0 7 1 1 2 1 Fm98)il積i 現荒野 l将霞㌍ ::………… r ..6180 :霊 …Z I ≡:≡;Z… o・0925 】 9・2500 ::::::I-:≡ ll:13:ごこtl':--: 0.5104 1.8540 3.7421 8.3683 13.5050 14.6720 13.3055 10.8093 6.5964 1.5848 註)74.9478-60.0617-14.8861m8-・・0.82haの5年間の成長量 次に,標準木7本 の資料 を用いて材横令 を計算す る と次 のよ うにな る。 今,標準木のみ にて計算 す る と平均林令 は約34年 とな る (材横令)。 ところが この計算は,各年令 に対す る本数 の重みづけがな されていないので,次の仮定 をおいて計算 を進 めた。即ち,第9表 か ら 必要な因子 を抽 出す る と,

^E

4 ・ -8 7 ・ 。5 ほ S 6

D

1 1 ヽ 1 午 ( e 7 1 9 9 8 g 1 3 3 2 3 A

(16)

砂 川 ・山盛 :壮令広東樹林分の林分構成 95 10.68 29 19.63 29 となる。故に6cm 以下を 20年,6cm-16cm を 30年,18cm 以上 を 40年 と仮定 し,平均林令 を推定することに した。 林均林令は次の如 く計算 され るO (20×0.0079)×970+ 30\二二・・・二 0.0079×970+0.0270×955+0.1756×17 -28.7(午) 上記計算 により,本調査地は林令範囲 17-39年で,平均林令は約 30年である。 (本調査地は,柿 分成立後約40年経過 しているもの と考えられる)0 pH,含水率,有機質の各桂測定値 は第 18表に載せてある。 pH の測定は,水素電極 pH メー ターを 使用 し,含水率は,土壌 を風乾状態に し,試料 1g を乾 燥器の中に入れ (100oC-110oCに保つ)24時間後取出 して秤量 し,減少量 を水分重量 と して,始め の1g に対する比率 を求めた。有機質の測定には,風乾土壌 0.1g を実験材料 と し,試薬 と しては クロム硫憩 (0.4N),硫酸第 1鉄 アンモニヤ溶き夜 (0.2N),Diphenylami n溶液 を用いて測定 した。 p耳 は,4.50-4.95の範囲内にあ り,平均値は 4.80で酸性 を示 し,含水率は,4.65-9.1370 の 範囲内にあ り,平均値は7.3270,有機質は, 24.63-33.1270の範囲内にあ り, 平均30.3170であ る。 札 本調査地内での沢,中腹,嶺に よる地形別の pIⅠ,含水率,有機質の差異は,余 り認め られな いが,唯,pH は変動が小 さいのに対 して,含水率は,場所による変動が大 き く,有機質は,前両者 の中間的の変動 を示 している。 第 18表 pH 含水率,有機質の測定値 pH F 含 水 率 (70) 有 機 質 (ro) 1 7 13 20 25 27 32 9 4 (H ) 5 3 9 5 7 9 0 6 1 1 4 6 8 7 4 9 7 7 5 7 6 7 4 2 5 1 00 cc 5 qU 1 7 1 0 4 1 9 3 1 3 3 2 OU 2 3 3 7.32 I 30.31 次に ピッタ- リッヒ調査は,第1図におけ る×印の箇所 において,ス リッ ト幅 を 2cm と して,狗 高断面積定数4と 10の手製の測定器 を用いて測定 したが,ha当 り材横は,比推定に よって求めた。 第 19表 には,此推定に必要な材横 と胸高断面横の比を,ブ ロック毎に (毎木調査結果使用)ある いは,測定箇所毎に計算 した ものを掲げた。 この表か らha当 り材横は,毎木調査結果の比 を用いると, 定数4の場合, 11.8× 4×4.42-208.624m3 定数10の場合, 3.8×10×4.42-167.96 m3

(17)

96 琉 球 大 学 農 家 政 工 学部 学 術 報 告第 11号 (1964) 第 19 表 Ⅴ/BA泰 第 20表 count立木本数

プU

N

L

y

.

クj

定数

4

1

4 7 0 2 5 1 1 1 countされた立木の此を用いると, 定数4の場合, 11.8× 4×4.82-227.504m3 定数10の場合, 3.8×10×4.72-179.36 m3 となる。即ち,本調査地の如 き,胸高直径の範囲が広 くなると, countされた立木の材横 と胸高断面積の比は,毎木調査結果か ら計算 した比 とは一致せず,前者が若干大 きな値 を示 し,従 っ て材横倍 も大 き くな ってい る。 今,本調査地のha当 り材横 を 188maとすると,定数 4お よび 10の場合の誤差は,それぞれ (毎木調査結果の比を用い た場合)

+1

1

%,-1

1

70 とな り, 絶対値 は 等 しいが,定数

4

の場合は,+の誤差 を,定数10の場合は,-の誤差 を示 して い る。

(18)

砂 川 ・山盛 :壮令広兼樹林分 の林分構成 97 尚,定数4お よび 10の場合 のcount数は,それぞれ,第20表 の通 りであった。 第 21表 ブ ロック別 樹高別本数一覧表 1 CO 7 9 7 1 1 2 9 3 1 4 2 1 1 2 1 5 6 8 1 1 0 cc 1 2 1 1 4 7 9 7 1 1 2 1 本 数 計 平 均 樹 高 2ブ ロ ック の樹高平均 7 9 7 2 0 9 2 2 1 5 8 4 4 1 1 2 4 0 6 3 6 6 9 2 2 5 8 8 8 0 1 1 1 1 2 18 12 2 7 3 23 4.88 I 4.89 1 6.17 3 8 0 6 0 3 1 1 1 2 1 1 3 5 9 7 2 8 1 1 1 5 5 6 8 0 7 5 1 1 1 l 1 5 6 9 5 0 1 1 2 1 1 6 1 5 5 4 7 2 1 1 4 3 2 4 1 8 4 1 3 1 3 2 7 LD 3 8 1 本 数 計 平 均 樹 高 2ブ ロック の樹高平均 1 3 2 8 4 4 0 1 2 1 3 4 3 1 6 1 1 1 1 1 3 1 6 5 3 2 1 2 2 CO O 1 5 1 1 1 2 1 0 7 9 4 1 2 1 1 2 7 CVD 0 5 1 3 CY3 4 6 8 6 7 CrU 2 8 2 8 1 2 1 2 4 3 2 2 2 Ⅴ 総 括 1)調査地の概況 調査箇所 は,奥担 当区50林斑は小社で,標高約 100m,海岸か らの距離1km 前 後の地点である。 土塊は,盲世層粘板岩に由来する国頭傑層の風化土壌で一般に埴質である。

(19)

98 琉球大学戯家政工学部学術報告第11早 (1964)

6 8 10 12 払 16 18 20D(仇 ) 第5図 樹 高 曲 線 図 pⅡ の値 は,4.50-4.95の範囲内にあ り,平均値 は 4.80で酸性である。 含水率は,4.65%∼9.13%の範囲内にあ り,平均7.82%である。 有機質は,24.3670-33.1270の範囲内にあ り,平均30.3170で,比較的大 きな値 を示す。 平均気温は20.9oC,年降雨量 は2733.9mmで,最多風向はNEである。 下層植生は,嶺部 には,特 に リュウキュウチ クが良 く繁茂 してお り下層植生の大部分を占める。 そ-の他シシアクチ,シバ ニ ッケ イ, ナカ- ラクロキ,ヤマ ヒハツ等が見 られ,地床には,カラスキバサ ンキライ, コンロンカ, タイワンカモメヅルその他が散見 され る。 2)樹 程 調査地内に出現する樹種は 25程で,代表的な樹種は イタジイデある。即ち,本数に おいては全本数の5070,材横においては全材横の7570を占めてい る.次いで ヒメユズ リハが比較的-広 く分布 し,本数,材横 においてそれぞれ 1770,970 を占める。 その他 イス ノキ,コバンモチ,シャ リンバ イ, モチノキ, シバニ ッケ イ,モ ッコク,ナカ- ラクロも タブ等 の樹種が出現する。 3)本 数 毎未調査 の結果か ら,0.32haの標準地内に生立する本数は1942本で,ha当り6069・ 本である。 本数において全体 の5070を占めるイタジイの胸高直径階別本数分布は,天然広葉樹林の一般的分 布L字型 より,同令林の一般的分布型正規曲線に類似 していて,その最頻値 は8cmにある。全樹種 での胸高直径階別本数分布は,6emに最頻値があるが,L字型分布に 近づ き,天然広葉樹林分の措 長 を表わす。 尚,8em以下では, イタジイ以外 の他樹種全都の本数割合 が大 で,8cm以上になるとイタジイの,

(20)

砂川 ・山盛 : 壮令広葉樹林分 の林分構成 99 占め る本数割合が大 き くな り, イタジイは他の樹種に較べて大径木の多い こ とが観察 され る。 地形別 に単位面横 当 りの立木成立本数は,嶺,中腹,沢の順に本数が減少 してい る。即ち,ブ ロッ ク1個 当 り(10m3) の本数は,71本,61本,52本である0 -枚 に,嶺部は沢部 に此較す る と成長が惑いが,小径木で も本数 の多い こ とか ら,単位両横 当 りの 材横は,それ程 の美がない こ とにな る。但 し,木材利用の面か らは,地形別 の較差は大である。 4) 胸高直径,樹高 毎木調査 は,胸高直径 4cm以上を対象 と した。 そのため3cm以下の立木 は含 まれていない。 本調査地での最大胸高直径は20cm,最大樹高は18m,平均胸高直径は7.74m (算術平均)お よ び 8・42cm(断面横 に よる平均直径),平均樹高は6.5mである (第 21表)0 地形別 には,一般 に沢,中腹,嶺 の順に,胸高直径,樹高共小 さ くな ってい くが,特 に樹高はその 傾 向が強い。 5)材 横 毎木調査結果に よるha当 り材掛 ま約 152mSである。地形別 に観察す ると,ブ ロ ッ ク1個 当 り平均材横 は,沢が 1.59m8, 中腹が 1.46m3, 嶺が1.54m3で,地形別の平均材稗 の変 動は小 さい。但 し,1本 当 りの平均材横 は,沢が0.31ma,中腹が 0.24ma,嶺が0,21mBで,嶺 よ り沢に向 って1本 当 りの平均材横 は増加する (本調査地は,中央部 に位置 する嶺が,両側 (嵐 西の 両方) の嶺で抱護 されていて,嶺は しての性格が少な く,中腹 と嶺 の1本 当 り平均材横 の数倍 には, それほ どの差 のない ことが注 目され る)0 更 に, イタジイのみについて考察する と,地形別 の材横成長 では,単位面積 当 りの平均材横の変動 は,余 り認め られないが,1本 当 りの平均材横 は,沢が0.51m8,中腹が0.84m3,嶺が0.29mBで, その差が著 しくな る。 次に,標準木法 に よると,ha当 り材横は 153m3, ピッタ- リッヒ法に よると,胸高断面横定数4 の ときは,209m3定数10の ときは,168m3 とな り,2変数材横式 (V-0.00025D2・2`516)で求横す る と,188m‡とな る。 枝条材横 は,お よそ幹材横 の 2570である (枝条率 2570)。 6) 林 令 平均林令の算 出には材横令 を採用 した。標準木で計算 した数値 を用いて,平均林令 を 求 め る と約 30年 とな り,林令範囲はお よそ15-40年である。 7)成長量 樹幹 析解の結果か ら,総成長量は1本 当 り平均において, 樹高は 30年で約 10m, 胸高直径は30年で約 10cm,材横は 30年で 0.04m3である。 連年成長量は,樹高では 10年,胸高直径ではお よそ30年前後 に,最大 の時期があ り,平均成長 量最大の時期は,樹高では 10年,胸高直径お よび材掛 ま観察 されない。 成長率は,30年で,樹高は 2.470,胸高直径は7.170,材横は15.370である. 直径連年成長量 の回帰直線は, < Ⅰ-0.1672+0.0064Ⅹ で示 され,胸高直径 4cmの とき0.20cm,胸高直径 20cmの とき 0.30cmの直径成長量 を示す。 ha当 り材稗連 年成長量は 10.2m3 で,ha当 り材横 188m8に対 して5.470の成長率 を示 し,5 年間の定期成長量は 51m8であ る。 尚,林分表か ら計算す ると,5年間の定期成長量は,47cmBで ある。 平均林令 (林横令)30年 を用い ると,林分 の平均成長量は 6.3m3お よび5.1maである (前者は 2変数材横表 を,後者は3変数材椅表 を用いて計辞 した値)0

(21)

100 琉球大学鹿家政工学部学術報告第11号 (1964)

ⅤⅠ

摘 要 1. 本調査は,現存す る広葉樹林分のなかで,比較的優良な林分構成 を調べ,今後の広葉樹林分施 業の基礎資料 とするためにお こな ったものである。 2. 調査 の結果は次の通 りである。 1)pIIは平均 4.8,含水率は平均 7.82%,有機質は平均 30,31% である。 2) 下層植生の大部分は リュウキュウチ クで占め られ (特に峯)その他シシアクチ,シバニッケイ, ナカ-ラクロキ,ヤマ ヒハツな どが見 られ,地床にはカラスキバサ ンキライ, コンロンカ, タイワン カモメゾルな どが散見 される。 3) 調査地内に出現する樹種は25種 で,代表的な樹種は イタジイである。即ち,本数では全体の 5070,材横では全体 の75% を占め る。 3) ha当 り本数は約 6000本 で,分布は L 字型分布 をなすが,主林木であるイタジイのみについ て観察すると正規分布に類似する。地形別 には,嶺,中腹,沢の順に単位面積 当 りの本数は減少する。 5) 最大胸高直径は 21)em, 最大樹高は 13m で, 平均胸高直径は 8.42em,平均樹高は 6.5m

,地形別には,直径,樹高 とも沢,中腹,嶺 の順に小 さ くな るが,特に樹高はその傾向が強い。 6) ha当 り材横は,毎木調査 の結果では 152m3,標準木法 では 153m8, ピッタ- リッヒ法では, 168m3お よび209m8,2変数材横式 V-0.00025D2・24516で求めると 188m3となる。本調査地では 188mSを採用 したい。 7) 枝条率は平均 2570である。 8) 林令範囲は 15-40年で,平均林令 (材横令)は30年である。 9) 直径連年成長量 の回帰式は ∧ Ⅰ-0.1672+0.0064Ⅹ で示 される。 10) ha当 り材横連年成長量は,約 10m8で,成長率は約 5

.

4% であ る。 ll) 林分 の ha当 り平均成長量は,6.3m8である。 参 考 文 献 1)西沢正久 1959 森林測定法. 2) 砂川季昭 1961 リュウキュウマツ林 の施業に関する研究 Ⅰ.琉球大学農家政工学部学術報告, 第8号. 3) 沖縄生物教育研究会 1959 沖縄植物 目録.

(22)

101

Resume

1. The research was made in order to obtain the basic data for future management of

the broad-leaved forest, investigating the stand composition of the comparatively better part -of the existing broad-leaved forest.

2. The results of the this investigation are as follows.

1) The soil pH is 4.8 in average. The soil contents 7.32% of moisture and 30.31% of

-organic matter.

2) The under vegetation is mostly covered with Pleioblastus linearis Nakai (on the top

in special) and partly with Ardisia quinqulgona Bl., Cinnamomum Doederleinii Engl.,

Sym-plocos japonica var. Nakaharai Hayata and Antidesma japonicum S. et Z., etc. On the

:surface of the area, Heterosmilax japonica Kunth, and Mussaenda parvijlora Miq. etc. are found here and there.

3) There are about 25 species in this area. The representative species is Castanopsis

.8ieboldii (Mak.) Hatusima that accounts 50% in number and takes 75% in volume.

4) The number of the stand per hectare is about 6,000. It has L-shaped distribution.

With respect to Catanopsis Sieboldii, the main tree-crop, it looks like to have a normal

dis-tribution. In each topography, the number per unit area is evidently decrease in the valley,

the mid-slop, and the top in order.

5) The maximums of the diamater at breast height and the tree height are 20 cm and

13 m, respectively. The means of the diamater at breast height and the tree height are 8.42

·cm and 6.5m, respectively. In each topography, both the diamater at breast height and the

tree height decrease in the top, the mid-slop, and the valley in order. The tree height

speci-fically showed the above tendency.

6) The volume per hectare is 152 m3 by the method of the diameter measurement, 153 m3

by the method of the sample tree, and 168 m3 to 209 m3 by the method of Bitterlich. By the

two-varible volume equation, V=0.0025Dz.zm6, the volume becomes 188 m3 The authors adopt

188 m3 in the research.

7) The mean branch percent is 25%.

8) The stand age ranges from 15 to 40 years. The average stand age (volume age) is

·30 years.

9) The regression formula of the current annual growth of the diameter is 1=0.1672

+0.0064X.

10) The volume current annual growth per hectare is about 10 m3, and the growth,

.5.4%.

参照

関連したドキュメント

例えば,立証責任分配問題については,配分的正義の概念説明,立証責任分配が原・被告 間での手続負担公正配分の問題であること,配分的正義に関する

日林誌では、内閣府や学術会議の掲げるオープンサイエンスの推進に資するため、日林誌の論 文 PDF を公開している J-STAGE

中空 ★発生時期:夏〜秋 ★発生場所:広葉樹林、マツ混生林の地上に発生する ★毒成分:不明 ★症状:胃腸障害...

[r]

影響はほとんど見られず、B線で約3

奈良県吉野林業地を代表する元清光林業株式会社部 長。吉野林業の伝統である長伐期択伐施業を守り、間 伐(多間伐を繰り返し、1 階の間伐は

生育には適さない厳しい環境です。海に近いほど  

 かつての広葉樹は薪炭林としての活用が主で、20〜40年の周期