(1)(2)1
本報告書に関する問い合わせ先:
日本貿易振興機構(ジェトロ)
調査企画課
〒107-6006 東京都港区赤坂1-12-32
TEL:03-3582-5544
FAX:03-3582-5309
email:
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ジェトロは、本報告書の記載内容に関して生じた直接的、間接的、あるいは懲罰的損害および
利益の喪失については、一切の責任を負いません。これは、たとえジェトロがかかる損害の可
能性を知らされていても同様とします。
© JETRO 2011
本報告書の無断転載を禁ずる。
(3)2
ジェトロでは将来の市場として、潜在的需要が高い可能性のある国や地域のマーケット情報を日本の中堅中小企業の方々に紹介することを目的に本調査を実施い
たしました。報告書をお読みいただいた後、是非アンケートにご協力をお願い致します。
■質問1:今回、本報告書で提供させていただきました「中国アミューズメント市場調査」について、どのように思われましたでしょうか?(○をひとつ)
アンケート返送先 FAX 03-3582-5309 email [email protected]
日本貿易振興機構 調査企画課 宛
● ジェトロアンケート ●
「中国のアミューズメント市場調査」に関するアンケート
4:役に立った 3:まあ役に立った 2:あまり役に立たなかった 1:役に立たなかった
■ 質問2:上記のように判断された理由、また、その他、本報告書に関するご感想をご記入下さい。
■ 質問3:その他、ジェトロへの今後のご希望等がございましたら、ご記入願います。
■お客様の会社名等をご記入ください。(任意記入)
~ご協力有難うございました~
※ご提供頂いたお客様の個人情報については、ジェトロ個人情報保護方針(http://www.jetro.go.jp/privacy/)に基づき、適正に管理運用させていただきます。また、上記の
アンケートにご記載いただいた内容については、ジェトロの事業活動の評価及び業務改善、事業フォローアップのために利用いたします。
□企業・団体
□個人
ご所属
会社・団体名
部署・部署名
(4)目次
0.はじめに
1.概要データ
2.ゲームセンターの状況
• 上海
• 北京
• 広州
• (参考)上海・ゲームセンター以外の状況
3.法的状況
4.業界情報源サイト
5.業界展示会情報
6.インタビュー情報
3
(5)0.はじめに
4
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• 本調査はわかりにくい中国のアミューズメント市場の実態を少しでも明らかにすべく、以下の3点に主
眼をおいて調査した。
中国のゲーム機生産・輸出の現状(統計に基づく調査)
中国のゲームセンターのゲーム機設置状況および消費者属性
中国のゲームセンターに関わる規制
• このうち、本調査で最も力点を置いたのはゲームセンターの実地調査である。上海、北京、広州の3
都市、それぞれ5ヶ所のゲームセンターを回り、ゲーム機の設置状況、ゲーム機ごとのプレイ価格、消
費者の性別・年齢について調査を行った。日本企業がなかなか文献では知ることのできない実態をでき
るだけ把握することが目的である。
実地調査の結果として判明したポイントは以下のとおり。
• 中国のゲーム機のプレイの価格は2-5元程度が主流だが、一部のレースゲームや写真シール機では20元
以上のものも珍しくなく、ゲーム機のプレイ単価は日本と遜色ないものまで出てきている。
• 中国のゲームセンターの消費者の中心は20代の男性である。日本と異なり、10代の高校生は宿題が多
く勉強が厳しいこともあり、放課後に立ち寄るような雰囲気はない。また、上海・北京では、女性客の
殆どが、カップルか子供の付き添い。女性同士、女性一人の客は見られなかった。広州では女性同士の
客もちらほらみかけられたが、3都市とも女性の一人客はいなかった。男性の一人客は3都市とも見かけ
ることができる
。
(6)(7)中国のゲーム機市場の概要
6
2005年、中国の大型ゲーム機関連産業規模は150億人民元。
2006年、文化部は上海、中山、成都、杭州、南京、南寧、済南、珠海、長春の9都市を、電子遊戯(コン
ピューターゲーム)経営場所管理工作試点都市と設定した。
2009年、中国の大型ゲーム機メーカーの売上規模は約80億人民元。
大型ゲーム機生産において、60%以上のシェアが広東省のメーカーとなっている。
ゲーム機メーカーは数百社あるが、大手メーカーのシェアが大きい。(上位10社で40%を占める)
中国国内で生産されるゲーム機は、輸出向けがメインとなっている。(生産台数の4分の3)
(8)中国のゲーム機市場規模
本表は、国内及び輸出、全ての売上を含む数値。
1980年代に中国でのゲーム機の生産が始まって以来、20年あまりで、世界最大のゲーム機生産基地となって
いる。
7
6,240,800
6,818,412
7,366,802
8,005,316
0
1,000,000
2,000,000
3,000,000
4,000,000
5,000,000
6,000,000
7,000,000
8,000,000
9,000,000
2006年 2007年 2008年 2009年
中国のゲーム機市場規模推移
(出所:2009~2010年中国遊戯機(ゲーム機)市場発展研究報告、単位:千元)
(9)中国のゲーム機生産量
本表は、国内及び輸出、全ての生産台数を含む数値。
海外輸出向けが約4分の3を占めている。
2008年のリーマンショックによる影響も、あまり大きくはない。
8
46.11
49.25
51.89
55.16
40.00
42.00
44.00
46.00
48.00
50.00
52.00
54.00
56.00
2006年 2007年 2008年 2009年
中国ゲーム機の生産量状況
(出所:2009~2010年中国遊戯機(ゲーム機)市場発展研究報告、単位:万台)
(10)中国のゲーム機需要量
全生産台数に対して、約4分の1が国内で消費されている状況である。
特に2006年に文化部により、上海など9都市での電子遊戯経営場所管理工作試点都市が設定された後、国
内マーケットでの需要が大幅に増加している。(2009年にかけての増加率は11.35%)
9
10.89
11.89
12.95
14.42
0.00
2.00
4.00
6.00
8.00
10.00
12.00
14.00
16.00
2006年 2007年 2008年 2009年
中国国内ゲーム機の需要量状況
(出所:2009~2010年中国遊戯機(ゲーム機)市場発展研究報告、単位:万台)
(11)中国国内のゲーム機消費市場エリア分布
中国全体で遊戯経営場所(≒ゲームセンター)は約1.6万軒ある。
中国国内のゲーム消費市場としては、上海の他、江蘇省、浙江省など豊かな消費エリアである華東地区が、約
半分近くのシェアを占めるマーケットとなっている。以下、広東省がある華南地区、北京がある華北地区と続く。
10
華東
46%
華南
16%
華北
11%
華中
9%
東北
8%
西南
7%
西北
3%
2009年 中国国内ゲーム機消費市場エリア分布
(出所:2009~2010年中国遊戯機(ゲーム機)市場発展研究報告)
(12)中国でのゲーム機の分類
中国でアミューズメントゲームは、以下のように分類されている。
(2006年6月 中国軟件行業協会)
11
模擬類遊戯機
•シューティング系、スポーツ系、格闘アクション系など、一般的に映像付のシュミレーションゲーム
技巧類遊戯機
•シューティング、UFOキャッチャー、バスケットボールなど、実際に自らの手でボールなどの道具を動
かして楽しむゲーム
遊芸機・遊楽設備
•児童向けの乗り物及びビリヤード、卓球、スケート場など
博彩類
•スロットなど賭け率が設定されているギャンブル系ゲーム
(13)中国でのゲーム機の種類別シェア
模拟类
52%
技巧类
22%
游艺机和游乐
设备
19%
博彩类
8%
2009年 中国のゲーム機種類別シェア
(出所:2009~2010年中国遊戯機(ゲーム機)市
場発展研究報告)
12
現段階では、模擬類(映像系シュミレーションゲーム)が半数以上を占めている。
刺激的で、種類も多いため、今後もシェアが増えていく見通しである。
また、博彩類(ギャンブル系)は、国内の政策もあり、輸出向け商品がメイン。
模拟类
56%
技巧类
21%
游艺机和游乐
设备
18%
博彩类
6%
2013年 中国のゲーム機種類別シェア予測
(出所:2009~2010年中国遊戯機(ゲーム機)市
場発展研究報告)
(14)(15)中国でのゲーム機市場規模予測
今後も年7~8%の伸び率で市場が発展していくと見られている。
14
8,584,684
9,237,450
9,966,223
10,816,813
0
2,000,000
4,000,000
6,000,000
8,000,000
10,000,000
12,000,000
2010年 2011年 2012年 2013年
中国のゲーム機市場規模予測
(出所:2009~2010年中国遊戯機(ゲーム機)市場発展研究報告、単位:千元)
(16)中国でのゲーム機生産量予測
中国国内市場の需要増加にも後押しされ、年6~8%の伸び率が見込まれている。
15
58.75 62.93
67.74
73.20
0.00
10.00
20.00
30.00
40.00
50.00
60.00
70.00
80.00
2010年 2011年 2012年 2013年
中国のゲーム機の生産量予測
(出所:2009~2010年中国遊戯機(ゲーム機)市場発展研究報告、単位:万台)
(17)中国でのゲーム機需要量予測
中国国内における潜在的なゲーム機ユーザー数は非常に多いため、今後も需要増加の可能性が非常に高い。
オンラインゲームも定着しているが、更にコンテンツが充実し、視覚的にもインパクトがあるゲーム機への関心
も高く、今後安定した成長が見込まれる。(伸び率年13%とみられている)
16
16.12
18.09
20.47
23.27
0.00
5.00
10.00
15.00
20.00
25.00
2010年 2011年 2012年 2013年
中国国内ゲーム機の需要量予測
(出所:2009~2010年中国遊戯機(ゲーム機)市場発展研究報告、単位:万台)
(18)(19)中国国内ゲーム機メーカーのエリア分布
珠江デルタエリアと長江デルタエリアに集中している。
沿海部の投資環境、輸出環境が整っていることに加え、周辺の加工・部品産業の発展にも支えられている。
18
広東
52%
江蘇
12%
浙江
11%
福建
9%
遼寧
6%
上海
5%
湖南
3%
その他
2%
2009年 中国国内ゲーム機の生産企業エリア分布
(出所:2009~2010年中国遊戯機(ゲーム機)市場発展研究報告)
(20)中国のゲーム機メーカーの市場シェア
大手ゲーム機メーカーが占める市場シェアが高くなっており、上位10社で約40%のシェアを占める。
19
7.38%
6.01%
5.70%
5.61%
4.78%
2.52%
2.19%
2.13%
1.86%
1.51%
0.00% 1.00% 2.00% 3.00% 4.00% 5.00% 6.00% 7.00% 8.00%
中山市金龍遊楽設備
世宇動漫科技
中山金馬遊芸機
広州華立電子科技
広州希力電子
広州市凱昌電子
杭州神采飛揚娯楽
中山市智楽遊芸設備
広州宝輝電子
柳州市藍海科技
中国のゲーム機メーカーの市場シェア(上位10社)
(出所:2009~2010年中国遊戯機(ゲーム機)市場発展研究報告)
(21)中国の主要ゲーム機メーカーの概要
中国内には、数百のゲーム機メーカーが存在している。特に、広東地区に多い。
民営企業が主であるが、一部外資企業も見られる。
国内市場では、世宇動漫、藍海科技、希力電子、中山金馬の競争力が強いと言われている。
20
企業名 中山市金龍遊楽設備 世宇動漫科技 中山金馬遊芸機 広州華立電子科技 広州希力電子
エリア 広東省 広東省 広東省 広東省 広東省
主力商品
室内遊楽場 遊芸機 電子娯楽遊芸設備
合作遊楽場 遊楽設備
遊芸機 遊戯機 遊戯機
社員数(2009年末) 1275名 1068名 617名 1500名 156名
売上(2009年) 590,717千元 481,519千元 456,282千元 449,245千元 382,545千元
利益(2009年) 44,100千元 28,849千元 28,756千元 34,256千元 23,139千元
企業名 広州市凱昌電子 杭州神采飛揚娯楽 中山市智楽遊芸設備 広州宝輝電子 柳州市藍海科技
エリア 広東省 浙江省 広東省 広東省 広西壮族自治区
主力商品 遊戯機 遊戯機 遊戯機 遊戯機 遊戯機
社員数(2009年末) 348名 639名 275名 261名 327名
売上(2009年) 202,032千元 175,087千元 170,680千元 148,501千元 121,099千元
利益(2009年) 16,435千元 15,219千元 13,188千元 10,916千元 9,080千元
(22)中国の主要ゲーム機産業の利益額の推移
640,082 651,492 639,730
633,726
0
100,000
200,000
300,000
400,000
500,000
600,000
700,000
2006年 2007年 2008年 2009年
中国のゲーム機産業の利益額推移
(出所:2009~2010年中国遊戯機(ゲーム機)市場発展研究報告、単位:千元)
21
(23)中国のゲーム機の価格(参考)
聞き取りや各種資料から抜粋して掲載
22
ゲーム機名称
仕様等
メーカー名
価格/台(元)
金魚すくい大型遊戯機
広東尚派
14,000
電子大型カーレース遊戯機3D遊戯
恵尔娯楽
43,000
捕魚(魚釣り)達人
6人用
広州希力
28,000
海洋之心
6人用
広州希力
32,000
海洋之心
4人用
広州希力
27,000
AORUIシューティング遊戯機
29インチ
北京昌美達遊楽設備
14,800
児童遊戯機
北京瑶昆創
6,000
シュミレーションシューティング遊戯機
北京瑶昆創
48,000
オートバイ遊戯機
北京奥鋭東方機械設備
7,300
カーレース遊戯機
北京奥鋭東方機械設備
14,800
児童バスケ
広州番禺区乔鑫体育器材厂
3,200
バスケ遊戯機
北京鑫光大道科技
2,500
射撃遊戯機
上海迪杏娯楽設備
8,600
大型遊戯設備
16人用
宏達遊楽設備
26,000
大型遊戯機
北京瑶昆創捷体育設備
48,000
ダンス機
広州瑞揚娯楽設備
210,000
(24)中国のゲーム機の輸出状況(参考)
1台あたりの輸出単価は2009年1月で約2400ドル/台。
23
15,331,937
9,397,428
8,707,804
8,709,097
8,862,664
6,210,216
8,953,565
6,804,504
6,923,863
8,804,532
8,006,798
13,393,185
0 2,000,000 4,000,000 6,000,000 8,000,000 10,000,000 12,000,000 14,000,000 16,000,000 18,000,000
2009年1月
2009年2月
2009年3月
2009年4月
2009年5月
2009年6月
2009年7月
2009年8月
2009年9月
2009年10月
2009年11月
2009年12月
コイン使用ゲーム機の輸出金額推移(2009年)
(出所:2009~2010年中国遊戯機(ゲーム機)市場発展研究報告、単位:米ドル)
(25)中国のゲーム機の輸出状況(参考)
1台あたりの輸出単価は2009年1月で約2400ドル/台。
24
6,464
2,655
4,103
5,363
4,131
5,435
6,235
5,484
6,437
7,784
8,796
6,991
0
1,000
2,000
3,000
4,000
5,000
6,000
7,000
8,000
9,000
10,000
コイン使用ゲーム機の輸出台数推移(2009年)
(出所:2009~2010年中国遊戯機(ゲーム機)市場発展研究報告)
(26)中国のゲーム機の輸出状況(参考)
日本向けの輸出が非常に大きい。
次いで、アメリカ、イギリスとなっている。
25
20,868,084
6,884,044
11,869,215
7,589,725
42,534,744
4,511,403
0 5,000,000 10,000,000 15,000,000 20,000,000 25,000,000 30,000,000 35,000,000 40,000,000 45,000,000
アメリカ
オーストラリア
イギリス
香港
日本
マカオ
コイン使用ゲーム機の輸出先別金額(2009年)
(出所:2009~2010年中国)遊戯機(ゲーム機)市場発展研究報告、単位:米ドル)
(27)中国のゲーム機の輸出企業と輸出先
26
企業名
輸出先
世宇動漫科技有限公司
アメリカ、日本、ヨーロッパ
広州華立科技有限公司
アメリカ、ヨーロッパ、東南アジア
中山市金龍遊楽設備有限公司
東南アジア、香港、台湾、マカオ
広州市希力電子科技有限公司
東南アジア、日本
柳州市藍海科技有限公司
香港、マカオ、東南アジア
中山市金馬科技娯楽設備有限公司
東南アジア、日本、韓国、香港
中山市金鷹遊楽設備有限公司
東南アジア
(28)中国のゲーム機の輸入状況(参考)
輸入金額は、輸出金額に比して大幅に少ない。
1台あたりの輸入単価は、2009年1月で約12000ドル/台。
27
1,908,986
503,191
613,902
584,883
1,482,747
145,832
537,613
453,913
429,129
749,951
549,712
1,016,687
0 500,000 1,000,000 1,500,000 2,000,000 2,500,000
2009年1月
2009年2月
2009年3月
2009年4月
2009年5月
2009年6月
2009年7月
2009年8月
2009年9月
2009年10月
2009年11月
2009年12月
コイン使用ゲーム機の輸入金額推移(2009年)
(出所:2009~2010年中国遊戯機(ゲーム機)市場発展研究報告、単位:米ドル)
(29)中国のゲーム機の輸入状況(参考)
輸入台数は輸出に比し、大幅に少ない。
1台あたりの輸入単価は、2009年1月で約12000ドル/台。輸出の5倍の単価。
28
162
2 25 25
71
3 5
1 0 7
316
546
0
100
200
300
400
500
600
コイン使用ゲーム機の輸入台数推移(2009年)
(出所:2009~2010年中国遊戯機市場発展研究報告、単位:台数)
(30)日本のゲーム機の輸出の可能性・ニーズ
29
既に一定の種類のゲーム機において、日本のゲーム機の基板が輸入され、中国国産のゲーム機
に活用されている模様。
最もニーズがあると思われるのは、「クリエイティブで斬新」なゲーム、「ハイテク」のゲー
ム機など、中国では容易に開発出来ないタイプのゲームにニーズがある。
オンラインゲームや、コンソールゲームでは、体験することができない新しいタイプのゲーム
であれば、値段が高くても、付加価値があるゲーム機として輸出可能性があると考えられる。
一般的なゲーム機の場合、日本のゲーム機の価格競争力次第だが、現状では、中国国産のゲー
ム機の価格競争力に対抗するのは難しい状況である。
中国国産のゲーム機に対して、日本のキャラクターライセンスを展開することについては、可
能性があると思われる。