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留学生産業技術交流会 報告書

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(1)

平成16年度

留学生産業技術交流会 報告書

~テーマ「国際人材活用による環黄海地域のビジネス展開」~

平成17年3月

財団法人 九州産業技術センター

(2)

は じ め に

中国経済の台頭、韓国をはじめとする各国とのFTA交渉の進展など、九州 経済を取り巻く環境は新たな局面を迎えており、経済のグローバル化はますま す進展してきております。

このような中、2004年5月末の在九州(除く沖縄県)の留学生数は、11,

084人(文部科学省)で、中国・韓国を中心に年々増加しています。

留学生は、国際的な感覚や言語能力を有するだけでなく、高度な専門知識を 持つなど優秀な人材が多く、かつ日本の経営システムや企業活動に関心をもっ ています。

しかし、九州経済の現状について学び、日本の企業の技術や生産・経営など、

生きた経済に触れる機会がほとんどない現状です。

一方、九州企業では、市場としてのアジアに対して関心が高まる中、海外展 開のためのビジネスパートナーを模索する動きがでてきており、その一環とし て留学生の採用について積極的に検討したいという企業も増えてきています。

そのため、留学生の企業への関心と、企業の国際人材に対するニーズに応え、

留学生と九州企業の双方の人的交流を深めるため、平成10年度より九州で学 ぶ留学生を対象に、九州企業の見学や企業関係者との意見交換等を実施してお り、今回で7回目となります。

今年は「国際人材活用による環黄海地域(※九州と中国・韓国の黄海沿岸部 にあたる地域)のビジネス展開」をテーマに、留学生25名、宮崎県内企業5 社6名の参加をいただき交流会を実施しました。さらに、九州、韓国、中国の 政府、経済団体、自治体等が取り組む、環黄海経済圏の形成に向けた「環黄海 経済・技術交流会議」が宮崎で開催されたことから、本会議に参加し、政府・

経済団体・自治体・大学等の幅広い産学官関係者の意見を聞く機会を得ること で、生の国際的経済交流の状況、これに伴う九州企業の活動状況等への理解を 深めました。

本事業により、多くの留学生が九州を理解し、就職や帰国後においても九州 との架け橋となり、ひいては、九州地域の国際化に貢献する一助となれば幸甚 です。

財団法人 九州産業技術センター

(3)

も く じ

1.「留学生産業技術交流会」実施結果 ・・・ 4

2.スケジュール ・・・ 5

3.開催概要 ・・・ 6

4.参加留学生へのアンケート結果 ・・・18

5.留学生参加者名簿 ・・・22

6.協力企業・団体名簿 ・・・23

7.「留学生産業技術交流会」委員等名簿 ・・・23

(4)

1.「留学生産業技術交流会」実施結果

九州と東アジアの交流のきっかけとなる人的ネットワークの形成を目的 として、 「国際人材活用による環黄海地域のビジネス展開」をテーマに、留 学生と企業との産業技術交流会を実施。

留学生は、「みやざきテクノフェア」を見学し、九州企業の技術、製品等 に触れるとともに、出展企業の中から5社が交流会へ参加し、留学生との意 見交換を行った。

留学生からは、大学で行っている技術開発関係の研究内容等を、企業から は事業の内容や経営理念等についてプレゼンテーションを行い、採用に係る 意識の違い、海外事業戦略、技術内容等について活発な意見交換が行われた。

さらに、九州・韓国・中国の3ヶ国・地域の経済交流促進のための「環黄 海経済・技術交流会議」に参加し、生の国際経済交流協議の状況を経験した。

(1) 九州に在籍する留学生が、九州の経済・技術・経営等、生きた経済に触れ ることにより、九州に対する理解を深め、企業との専門分野での研究交流、

人的交流のきっかけづくり及びその拡大を目指し、「国際人材活用による 環黄海地域のビジネス展開」をテーマとして「留学生産業技術交流会」を 実施。

●日程:平成16年10月25日(月)~26日(火)

●参加者:25名

●意見交換会・会議参加等

(見学) みやざきテクノフェア

(意見交換会)旭有機材工業㈱、雲海酒造㈱、清本鐵工㈱、

住友ゴム工業㈱、㈱ホンダロック (会議参加) 環黄海経済・技術交流会議

(2) 九州企業の最先端技術に触れる「みやざきテクノフェア」の見学、テクノ フェア参加の宮崎県内企業との意見交換会、さらに、九州、韓国、中国の 政府、経済団体、自治体等が取り組む、環黄海経済圏の形成に向けた「環 黄海経済・技術交流会議」に参加した。

(3) 留学生からは、企業の海外展開戦略や社員採用の意識に対する質問が相次 ぐとともに、「将来母国と日本との間に交流のある企業に就職したい」「留 学生が就職している企業の話しも聞きたくなった」などの感想があった。

参加企業からは、「留学生の意見が参考になった」、 「もっと意見交換の時 間が欲しかった」との意見をいただいた。

(4) この交流会をきっかけに、留学生の九州企業への認識・関心をより一層高

め、留学生・企業の双方向の交流をさらに推進して行く必要がある。

(5)

2.スケジュール

日 時 スケジュール

12:00 集 合(JR 佐土原駅)

12:45~13:30 昼 食

【オリエンテーション】

13:40~14:00 【 「みやざきテクノフェア」見学】

14:10~15:40 【留学生と企業の意見交換会】

◇主催者挨拶

◇研究内容等プレゼンテーション

・大分大学

・立命館アジア太平洋大学

◇企業の概要説明

・旭有機材工業株式会社

・雲海酒造株式会社

・清本鐵工株式会社

・住友ゴム工業株式会社 宮崎工場

・株式会社ホンダロック ◇質疑・意見交換会

16:00~17:20 移 動

17:30~19:30 【環黄海経済・技術交流会議レセプション参加】

(於:フェニックス・シーガイア・リゾート・ワールドコンベンションセンター) 10

月 25 日 (月)

宿泊先:宮交エアラインホテル

8:00 集 合

8:10~9:45 移 動

9:00~12:00 【環黄海経済・技術交流会議 本会議傍聴】

12:30~13:15 【環黄海経済・技術交流会議昼食会参加】

13:30~14:00 移 動 10

月 26 日 (火)

14:00 終了・解散

(6)

3.開催概要

Ⅰ. 「みやざきテクノフェア」見学

日時:10月25日(月)13:40~14:00 場所:宮崎県工業技術センター

【みやざきテクノフェア概要】

宮崎県内企業の産業技術の振興、発展を図ることを目的に、工業等に関する企業の 技術・製品の展示・実演、産学官の交流と企業間の交流、新技術・新製品の販売促 進、学術研究機関における最新の研究情報の紹介などを行い、受発注の拡大と、青 少年の科学、工業等に関する意識の醸成等を図るもの。

宮崎県内の企業、研究機関、大学、高校、行政機関など55社・機関が出展し、こ ども技術工房/宮崎大学や起震車体験/宮崎北消防署などのイベントや九州各県 工業団体紹介コーナーの展示等が行われた。

Ⅱ. 「留学生と企業の意見交換会」

日時:10月25日(月)14:10~15:40 場所:ソフトウェアセンター内会議室

【プログラム】

◇主催者挨拶 (財)九州産業技術センター 事務局長 本多 壽夫氏

◇留学生の研究内容プレゼンテーション

・大分大学 工学研究科物質生産工学専攻 趙 普斌 氏

・立命館アジア太平洋大学 アジア太平洋マネジメント学部 韓 斉亨 氏

◇企業の概要説明(各5分)

・旭有機材工業株式会社 取締役 九州担当 中田 忠志 氏 〃 管材システム事業部海外営業部 部次長 渡邉 幸久 氏

・雲海酒造株式会社 研究開発部 取締役部長 甲斐 孝憲 氏

・清本鐵工株式会社 総務部長 福島 秀幸 氏

・住友ゴム工業株式会社 宮崎工場 総務課長 高寄 幸久 氏

・株式会社ホンダロック 事業統括本部 事業管理部 総務担当部長 長友 啓喜 氏 ◇質疑・意見交換会

(7)

みやざきテクノフェア参加企業から5社6名の参加をいただき、留学生2 5名と「国際人材活用による環黄海地域のビジネス展開」をテーマに意見交 換を実施。まず、留学生2名による研究内容のプレゼンテーションを行い、

引き続き企業各社の会社概要等の説明の後、質疑・意見交換を行った。

(1)研究内容プレゼンテーション

○「スイッチングコンバータに関する研究」

大分大学 工学研究科物質生産工学専攻 趙 普斌

<概要> 別紙資料参照

○「立命館アジア太平洋大学(APU)の留学生として」

立命館アジア太平洋大学 アジア太平洋マネジメント学部 韓 斉亨

<概要(要旨)>

・会社への帰属意識について、終身雇用を前提とした日本企業の考え方と、キャリ アップとして企業に就職する国際人材の考え方にミスマッチがあるため、国際人 材活用の壁になると思われる。

・この壁を取り除くために、国際人材の意識の変化や心理面を研究したいと考えて いる。また企業にもどういう面を理解してもらえば良いか考える必要がある。

・以前は、留学生が集まると、自国の経済発展や、世界の中で自国はどうかという 話をしていたが、最近では、日本人や中国人と話すと、EUのような経済連合を 我々も作ったらいいのではないかという議論になる。

・日本と韓国の経済交流を発展させるためには、ビジネスをする際の必要な情報や 人材に容易にアクセスできる環境を作ることが重要であり、そのためには、国際 人材が有効で、架け橋になるべき。私もそのような人材になりたいと思っている。

(8)

(2)企業概要等の説明

○旭有機材工業株式会社

(取締役 九州担当 中田 忠志・

管材システム事業部 海外営業部 部次長 渡邉 幸久)

【会社概要】

◇創 立:1945年3月12日

◇資本金:50億10万円

◇従業員:761名(2004年3月現在)

◇URL:http://www.asahi-yukizai.co.jp/

◇事業内容等:合成樹脂配管材料の製造、エンジニアリング、

工業用樹脂の製造、レジンコーテッドサンドの製造、

熱硬化性樹脂成形材料の製造

《プレゼンテーションの要旨》

当社は、有機化学を専門にし、材料及び材料をもとにした製品を製造・販売して いる。工場は、宮崎県延岡の他、愛知・広島・栃木にある。子会社も含めた連結の 売り上げは324億円。

事業内容としては、合成樹脂(プラスチック)で作った配管材料、簡単に言うと 塩化ビニールのパイプやそれにつなぐバルブを作っている。

エンジニアリングの部門では、そういう材料を使って工場で配管を組むという仕 事及びその設計を行っている。

もうひとつの大きな事業部は工業用樹脂の部門。自動車工場等で使うエンジンは 鉄でできているが、エンジンを作る型は、金型ではなく砂でできている。砂だけで は固まらないのでその砂に熱硬化性の樹脂を混ぜる。そういう砂を作っている。砂 に吹きつけた状態がレジンコーテッドサンドという砂、砂に吹き付けるもとの樹脂 がシェルモールドレジンという樹脂である。

また、大きな回転砥石は、石の粒でできているが、石の粒を固めるために、バイ ンダーを加えなければならない。そのバインダーとなる樹脂を作っている。耐熱性 の高い樹脂が電気製品や自動車部品の中に使われており、それらが工業用樹脂であ る。

我が社は国際化に非常に大きな目を向けている。社長方針として2つあり、1つ は、イノベーション、もう1つはグローバル化。販売拠点として、アメリカ(ボス トンに販売会社)、ヨーロッパ全域・中東・アフリカ(ドイツに事務所)、東南アジ ア(シンガポールに事務所)がある。東アジアの中ではベトナムが活況。

そして最も力を入れたいのが東南アジアである。中国・韓国・台湾といった地 域の情報収集と販売に関する拠点として、上海に事務所がある。上海事務所で中国

(9)

人の男性1名、女性1名が働いている。東京本社には、今年の春から、別府大学出 身の台湾女性に働いてもらっている。また、来年の4月に吉林省出身の女性1人が 入ることになっている。東アジアの経済展開をもっと積極的に考えていくべく、当 社の中に国際化推進プロジェクトを発足させ、モノを売るだけでなく、大陸の原 料・素材メーカーからの輸入について模索しているところである。

○雲海酒造株式会社(研究開発部 取締役部長 甲斐 孝憲)

【会社概要】

◇設 立:1967年11月6日

◇資本金:1億200万円

◇従業員:550名

◇URL:http://www.unkai.co.jp/

◇事業内容等:本格焼酎・清酒・ワイン・リキュール・地ビール・発泡酒等の製造販売 産業観光テーマパーク「酒泉の杜」の運営

飼料及び肥料の製造販売

《プレゼンテーションの要旨》

酒造メーカーとして本格焼酎をメインとして、日本酒・ワイン・リキュール・

地ビール・発泡酒・ブランデー等を製造・販売している。現社長が創業した会社で あり、業界としては比較的若い会社といえる。

「そば焼酎 雲海」ということで、そば焼酎を日本で初めて開発した。焼酎は日 本古来の蒸留酒であるため、そばを原料としてできた焼酎は世界で初めてというこ とになる。

現在、約3万3千キロリットル生産している。創業当初と比べて千倍の出荷数 量にまで増えており、業界第2位の規模を誇っている。主に日本国内で販売してお り、海外には昭和60年代から輸出を開始したが、数量はさほど多くない。主に中 国・台湾・シンガポール・マレーシアなどアジアを中心に輸出している。

我々は一貫して品質第一主義。低下価格競争は行わず、品質本位でやっている。

いいものをお客様に提供し、喜ばれることで競争力を高めている。全事業所で ISO9001 を取得し、「常にいい商品を」ということで、すべての商品をすべて自社 工場で、自分たちの責任で製造している。品質は国内外でも高く評価されており、

海外のお酒の国際コンクールで連続最高賞をいただくという評価をもらっている。

環境問題について、焼酎は作ると必ず「かす」がでるが、これが最大の問題。当 社はこの問題にいち早く取り組み、現在そのほとんどの量のリサイクルに成功して いる。焼酎粕を原料として牛の飼料(特許取得)を年間約2万トン製造し、一部は 肥料にしている。飼料は、中国の大連まで輸出している。

雲海リサイクルシステムを構築し、ゼロエミッションを目標に、環境に優しい、

(10)

そして品質本位の焼酎作りに取り組んでいる。

○清本鐵工株式会社(総務部長 福島 秀幸)

【会社概要】

◇設 立:1937年2月

◇資本金:9500万円

◇従業員:440名(平成16年)

◇URL:http://www.kiyomoto.co.jp/testindex.htm/

◇事業内容等: 各 種 工 場 、各 種 生 産 設 備 、機 械 のメンテナンス

化 学 プラント装 置 、高 圧 ガス機 器 、圧 力 容 器 、塔 槽 製 品 、各 種 配 管 、発 電 用 設 備 の設 計 ・製 作 、据 付 工 事

下 水 処 理 設 備 、上 水 設 備 、空 調 衛 生 設 備 、農 業 土 木 設 備 関 連 機 器 及 び水 門 、除 塵 機 などの設 計 ・製 作 ・据 付 工 事

小 規 模 下 水 処 理 設 備 、廃 液 焼 却 設 備 、建 築 などの産 廃 物 焼 却 炉 の製 作 鋳 鋼 製 品 (船 舶 用 アンカー、船 尾 部 品 、クラッシャー、産 業 機 械 )の製 作

《プレゼンテーションの要旨》

本社は宮崎県延岡市にあり、大きな工場は、延岡と佐賀にある。延岡工場は、

化学プラント工場のメンテナンスを主体にしたメンテナンス事業部門と、橋梁・

下水処理設備・産業機械の製作等を手がける製品事業部門があり、佐賀工場では、

鋳物(船のアンカー(錨))を作っている鋳鋼事業部門がある。そしてこれら3つ の事業部門がそれぞれ約45億ずつ売り上げており、全体で年間140億弱の売 り上げである。

海外展開は、延岡では現在あまりやってないが、メーカー・商社を経由して輸 出入の仕事をしている。例えばお菓子を作る機械や、畜産の糞尿関係の残滓を処 理するプラントを輸出している。

佐賀の方で海外展開が活発。佐賀工場は、鋳鋼事業ということで、船のアンカ ーをつくっている。日本では月間800万トン生産しているが、十数年前から国 内での受注競争が激化したため、中国(大連)に目をつけた。大連の工場でアン カーの製造をする委託生産が主であったが、大連で作ったアンカーを佐賀に持ち 帰ると、品質が悪く、佐賀で手直しをしなければならない状況であったため、平 成9年に独資で大連の企業を買収。月間200トン、年間2400トンのアンカ ーを作っている。

中国の人は品質については重要視してない面があったので、毎年10名前後の 中国人従業員を佐賀工場に呼んで、品質・製造に関して1年間研修してもらうシ ステムを作り、現在、第6期目の研修生を受け入れている。総勢60名程度にな った。

(11)

大連工場は現在社員数120名。日本人は3名(責任者、品質管理者、総務)、 あと117名は現地採用。日本の顧客の対応もあるので、大連市内に事務所を

もうけており、また上海事務所でも営業・情報収集をしている。

我が社としては、上海事務所、大連事務所、大連清本鐵工有限公司という3つ の拠点をおいて活動している。

○住友ゴム工業株式会社(SRI グループ)

(宮崎工場(人事・総務統括) 高寄 幸久)

【会社概要】

◇設 立:1917年

◇資本金:426億円(住友ゴム)

◇従業員:4000名(住友ゴム)

◇URL: http://www.srigroup.co.jp/

◇事業内容等:タイヤ(自動車用、建設車両用、農耕機用、産業車両用、レース・ラリー 用、モーターサイクル用、新交通システム用)

アルミホイール、液晶ディスプレイ用導光板、

ゴルフ用品、テニス用品

競技場用人工芝、印刷用ブランケット、OA機器用精密ゴム部品、

防舷材、塗り床材、可撓継手、ゴム管、海洋汚濁防止膜、

浚渫用スリーブホース、ゴム手袋、

ゴム・プラスチック材料等の研究開発、設備等の設計・開発・製作、

システム設計・開発・運用、運送・倉庫管理

《プレゼンテーションの要旨》

2003

年7月よりSRI(Sumitomo Rubber Industries)グループと呼んで いるが、これは、住友ゴム、SRIスポーツ、産業品関係のSRIハイブリッドと いう会社を中核としたグループである。

主力製品はタイヤであり、現在、国内4工場、海外2工場で製造している。本社 は神戸市中央区にある。

主要ブランドのダンロップはもともとイギリスが発祥。1909年にダンロップ の極東子会社として日本で創業を開始した歴史がある。連結の売り上げは当期47 00億円を見込んでいる。

中国の生産拠点としてはタイヤ工場が江蘇省にあり、今年4月から稼働している。

従業員は、まだ330名くらいで小規模だが、今後どんどん大きくなると考えてい る。また、グループ会社であるSRIハイブリッドの生産拠点として、広東省に3 00名くらいの規模のプリンターやコピー機のゴム部品をつくる工場がある。韓国 には今のところ生産拠点はない。

(12)

当社の経営方針の基本は、アジアを中心とした成長市場に経営資源、設備投資、

人的投資を重点的に投下して、安定した最適供給体制の確立をすすめ、グローバル 企業として世界市場での持続的成長を達成し、企業価値を高めていくことである。

中国の方は現在9名勤務しており、今後も新卒採用、中途採用ともに増やす方針。

採用はそれぞれ中国の大学と日本の大学から採用した。技術系については、海外工 場の指導等が主な仕事。事務系については海外営業、海外子会社の経営指導、監査 等が主な業務である。これらについては、現地法人(現地生産拠点)の人数は含ん でない。

求められる人材、資質というのは、仕事に対する姿勢等であり、基本的に日本人 と同じである。工場を立ち上げるときに専門的な知識を短期間求めることもあると 思うが、基本的に若い方に入っていただく場合は、社内でキャリアを積んでもらい たいので長期の勤続が原則と考えている。あとは、日常会話程度の日本語は必要。

また日本、海外で生活や仕事ができるタフさも求められる。日本と母国両方のこと を理解していただいて、習慣や国民性の違いもあると思うので、そのへんをうまく コミュニケートしてもらうことを海外の方には期待している。韓国の方は今はいな いが、ヒュンダイ自動車との取引の関係で、韓国の方がいたらいいとの意見もある。

○株式会社ホンダロック

(事業統括本部 事業管理部 総務担当部長 長友 啓喜)

【会社概要】

◇設 立:1962年4月5日

◇資本金:10億円

◇従業員:1056名(平成16年4月1日現在)

◇URL:http://www.hondalock.co.jp/

◇事業内容等:

自動車の鍵と錠(Security)の分野と安全(Safety)に関わる製品の開発

・セキュリティシステム

イモビライザーシステム、ドアシリンダー、キー、ステアリングロックスイッチ

・センサー

EPSトルクセンサー、ABSホイルセンサー

・エントリーシステム

ドアロック、インサイドドアハンドル、スマートエントリーシステム

・視界系

ドアミラー、リアビューミラー、リアアンダーミラー

・バックミラー、ヘルメットホルダ&シートロック 等

(13)

《プレゼンテーションの要旨》

ホンダの 100%子会社で、本社は佐土原町にある。1962年にホンダの創始者 である本田宗一郎氏が設立した。国内4工場、海外はアメリカ、中国、タイ、イン ドネシアに工場があり、イギリスに支店がある。主な製品は、車のキー、キースイ ッチ、ドアミラー、アウトハンドル、ドアロック、センサー類。ホンダ車、ホンダ バイクに我が社の部品がついて世界をかけめぐっている。

セキュリティ・エントリー系がひとつの柱。キーがあるが、最近はキーを使わな いで車をロックするスマートエントリーシステムが、一昨年のアコードから我が社 の製品とし装着された。カードを胸に入れていれば、アウトハンドルをさわればロ ックが解除され、キーなしでもエンジンもかかる。ドアをしめて、運転手が車から 離れると、自動的にロックがされる。今年の4月にはバイク用の世界初のスマート エントリーシステムを開発。

工場は、宮崎に2工場、富山に1工場、埼玉県川越に1工場。栃木に開発拠点が ある。開発の中心は以前は宮崎だったが、99年に開発拠点を移した。

海外展開については1982年にインドネシアからスタート。ホンダの最大の生 産地はアメリカのオハイオ州だが我が社はアメリカに2工場、中国、タイ、インド ネシアに工場がある。以来22年、現在ではイギリスにも支店を持ち、従業員も海 外の従業員が日本の従業員を上回る状況。日本からの駐在員が50名ほどそれぞれ の国に行っており、本田宗一郎氏が「世界をめざせ」ということでつくった会社が、

ようやくグローバルな企業になったかなと思う。連結で500億を超える企業とな った。

今後の課題は、真のグローバル企業を目指すこと。海外展開には①需要のあると ころで生産、②グローバルベストプロダクション、の2つの考え方がある。現在で は、2つ目が主流。その国その国で一番強いものを作っていこうということ。昨年 度から中国に関しては完成品を日本に輸入して、日本で生産する車に装着するとい うことも始まっている。

中国では広東省に進出しており、約500名の会社になっている。会社の形態は、

現地企業との合弁会社。パートナーシップに基づいて企業運営をしている。

ホンダロックの理念は、自由・平等・信頼に基づいた「人間尊重」ということで 一人一人の個性、発想を大事にして自由闊達な議論をしようという趣旨。ホンダは 役員室の大部屋制をとっているが、これがその例として挙げられる。また「喜びの 創造」ということで、製品を通じてユーザーの方に喜んでもらうことや、それぞれ の地域に貢献して地域の人に喜んでもらうということを意味している。

(14)

[質疑・意見交換]

(主なもの)

Q:中国は、外資企業に対し厳しい環境保護政策、例えば工場の煙制限等を実施して いると思うが、これに対してどういう対応をしているか。

A:私自身あまり詳しくはないが、中国で物を作るならその国の法令には当然従わな ければならないので、それを遵守している。環境について、国内では全工場 ISO14001 をとっているし、ゼロエミッションもタイヤ業界で最初に達成したところ。環境は 重要。海外についても、日本と同水準で、日本で環境に関して成果のあったものは、

海外でも同じように取り入れている。【住友ゴム工業㈱】

Q:中国の進出に対して関心を持っている。旭有機材は、販売拠点として中国に進 出していると言っていたが、他社と違ってなぜ生産拠点(工場)を置いていないの か。

A:製造拠点を置いてない理由は、設備投資にかかる費用がとても大きいというこ とが理由の1つだが、これからの東アジアの経済発展を考えると、工場も置いたほ うがいいという考えもあり、現在模索中。今後、生産拠点を絶対に置かないという わけではない。会社としてはまずはできるところからという考えであり、現在は台 湾の企業とコラボレーションしており、OEM生産をお願いするという形を含めて、

日本以外のところで生産することも行っている。【旭有機材工業㈱】

Q:今後どうやって中国の高品質意識の向上を考えていくかということが課題になる と思うが、逆に日本はどのようにそういった意識を培ったか。

A:船のアンカーは、強度を必要とする。鉄を炉で溶かして、鋳型に入れ、錨をつ くり、通常は部品ごとに作って、結合させて船に搭載する。ひとつひとつの部品の 品質管理が悪ければ、船のアンカーとして役に立たないことになるので、品質検査 については、メーカーに言われている以上の強度の検査をしている。100%以上 の品質管理を教育しており、それは一人一人の社員に対して日々の指導だと思って いる。

中国の方では、ただ単に作り上げて納めればいいという状況があったので、中 国の品質管理を向上させるため、日本人のスタッフを置いて、合格かどうかという ことを現地で把握させるようにしている。毎年、10名くらいの中国人従業員を佐 賀に連れてきて、品質管理について一から指導している。品質が悪ければ、お客さ んがいなくなるという教育をしている。しかし、現地での指導者は必要。日本人は、

勤勉な人類だと言われており、大連では、時間があると休憩してしまう人が結構い

(15)

るなど、指導者的な立場の人がいないとうまくマネージメントができない状況があ る。よって日本人マネージャーが常駐している。【清本鐵工㈱】

Q:留学生として、卒業したら日本の会社に就職したいと思っている。日本の会社で は結婚すると仕事を辞める女性も多いようだが、私たち留学生女性が就職すること になったら、どのような待遇になるか。

A:留学生、日本人の差はない。そういう時代ではない。日本人女性が就職するの と待遇は全く同じ。結婚して辞めなければならない、ということもない。企業に入 った人が、企業で働きたいと思い、企業からも必要とされれば、ずっと働いてもら うことになる。【旭有機材㈱】

A:まだ外国人の方がそう多くないが、日本人と留学生の差はない。日本人女性で も結婚後もずっと仕事をしている人もいるので安心してもらいたい。【雲海酒造㈱】

Q:自分は社会福祉を専攻しており、福祉だと資格や国家試験をとって現場に入る ことになるが、留学生の場合、資格や国家資格の取得が認められてない。だから、

自分の専攻につながる職には就けず、かつ技術的な知識もない。自分の中では、日 本で就職してキャリアを積みたいので、専門をかえて大学院に進むべきか等悩んで いる。外国人採用にあたって条件があるのか。出身大学も関係あるか。特に技術的 な知識もないような留学生であっても受入れられることはあるのか。

A:当社には社会福祉関連の部門はないが、資格の有無は問わないし、出身大学も 問わない。技術系の方は、研究室のつながりがあるようだが、事務系では特にない と思う。人物本位で採用する傾向にある。興味があれば、一度就職活動にチャレン ジしてみればいいと思う。【住友ゴム工業㈱】

Q:皆さんの話を聞いていると、国際化=中国進出といった感じだが、自分は韓国 出身なこともあり、皆さんが韓国をどう捉えているか伺いたい。

A:我が社の焼酎を、韓国でも飲んでいただきたいと思っているが、韓国にはもっ と大きな焼酎メーカーがあり、圧倒的な市場を持っている。ライバル企業がたくさ んある。また、焼酎の種類が違う。我々は本格焼酎(乙類)だが、韓国は甲類に近 いもの。逆に韓国の焼酎がどんどん日本に入ってきている。我々も韓国でビジネス チャンスをつかみたいと思っているがなかなかチャンスがないし、韓国で作った焼 酎の方が安く、価格ではどうしても負けるので競争できない。それでも高品質の商

(16)

品を作れば高くても売れるということで、挑戦し続ける。【雲海酒造㈱】

Q:海外での生産と販売をどのようにしているか。

A:韓国については、日本の商社が韓国企業から受注してきたものを自分たちが作 ったり、日本の大手メーカーが受注してきたものを作ったりするという下請的な生 産体系になっている。我が社で持っているエンジニアリング会社とタイアップし韓 国の方へ納めるということもしている。企業のメリットを考えたときに、生産拠点 を持つべきか、持たなくてもいいかが判断基準になる。韓国は、正直に言って我が 社の競争相手という認識。【清本鐵工㈱】

Q:私たち留学生は、普段から企業の方と接する機会がほとんどないので、こうい う機会は大変貴重だと思っている。世界の工場から巨大市場と変わりつつある中国 は、投資先として最も注目されており、各国企業がどんどん投資している。進出に あたってリスクを伴うのは当然だと思うが、進出するにあたって一番心配なこと、

またリスクは何か。

また、中国人留学生として、自分が企業側に求められている人材かどうかわから ない。日本滞在が長いので中国の市場に詳しいわけでもなく、中途半端な面もある。

今、我々が在学中にすべきことはなにか。

A:留学生という立場から、日本で働くか母国で働くかはあるだろうが、いずれに しても皆さんは大きな架け橋になる方。日本人はどういう考え方をするかというこ とを学んでほしい。勉学だけではだめで、日本で勉強するときに、いかに日本人と 知り合うかということが重要になる。

日本人は勤勉に働く人が多いという社会だと思う。自分は営業をしているので時 間ではなく成果で働いていると思っている。成果をターゲットにするなら、それを こなすべきで、時間だから帰るというのでは、そういう人材は不要。

我々と企業は運命共同体。会社が儲かることを目的に働き、利益がでることが重 要。それが給料として戻ってくる。

皆さんが母国に帰って、マネージャーをお願いするような場合、皆さんに何を要 求するかというと、日本人だったらこう考えるはず、日本企業だったらこう考える

はず、ということをわかってもらうこと。そこを理解して架け橋になってほしい。

母国と日本の常識の相違、意識の相違を、かみ砕いて現地ワーカーに伝える役目が ある。日本の文化、考え方をよく学んで、身につけ、その上で積極的に仕事をして ほしい。我が社にきている海外の方は非常に積極的。そういう積極性はずっと持っ ていてほしい。【旭有機材工業㈱】

(17)

A:日本人は会社に対しての帰属意識が非常に強い。日本にいる間に、いろんな人 と話をして、学校に来ただけでなく、いろんな人的交流を広めてもらって、母国に 帰ったあともうまく継続的に交流できればいいと思う。【清本鐵工㈱】

A:中国進出のリスクについて、専門ではないので詳しくないが、法律改正によっ て我々の投資が保全されるのかということがリスクとしてあったと思う。

採用については、働くということに関して、外国人でも日本人でも一緒。問題解 決能力などは同じ。我が社に中国の方が10人ほどいるが、中国ビジネスに関わっ ている人ばかりではなく、日本人と同じように働いている人の方が多いくらい。日 本人で中国語堪能な人は少ないので、そういう面では強みがあると思うが、採用の 時に特別な資質を求めるわけではなく、日本人と同様に評価する。【住友ゴム工業㈱】

A:私は日本語しか話せないが、皆さんは少なくとも日本語と母国語ができる。そ ういう面では非常に優秀な方だと思う。それを前提に、我が社の理念は、人間尊重 と喜びの創造なので、ものづくりを通じて会社、社会に貢献できる人間であればい いのではないかと思っている。どうやって貢献するかは自らを磨くしかない。

皆さんがお持ちの個性を伸ばし合って、いい会社、グローバルな会社にしていき たいと思っているので、例えば我が社に入れば我が社をリードしていく人材になっ ていただきたいし、それに必要なものを自ら考えて勉強してほしい。グローバルな 世界の中で活躍できる人材であってほしいし、そうなってほしい。最初から何でも できる人はいないので、お互いが刺激し合っていいものをつくっていくことが大切。

【㈱ホンダロック】

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4.参加留学生へのアンケート結果

1.全体プログラムについて

・有意義な時間を過ごすことができ、良い経験になった。

・国際化の流れを今回のプログラムを通じて学ぶことができた気がする。

・実際に国際展開の場を生で体験することによって自分の勉強不足や、これから何を勉強して いくかが分かるようになった。

・企業との直接交流を通じて、就職や研究を進めるにあたっての疑問も解けたので、交流の架 け橋になれるように精一杯がんばりたいと思う。

・スケジュールも分かりやすく、企業との意見交換も有意義だった。

・全体的にすごく満足できる内容で、参加者全員がいい勉強になったのではないかと思う。

・今回の事業に参加できて本当にうれしく思う。自分の勉強が足りないので、今後、自分が少 しでも役立つようにがんばりたいと思う。

2.「みやざきテクノフェア」について

・時間が短く、会場をゆっくりみることができなかった。

・全部を見ることはできなかったが、見た限りで色々と勉強になったし、宮崎についていろい ろな分野を知ることができ、すごく良いところだと思うようになった。

・今まで見ることができなかった新製品を見ることができておもしろかった。

・展示されているすべての技術に対しての認識がまったくなかったが、関係者の人達の分かり やすい説明により、その技術がどういうところに使われているのか等について分かった。

・文学部の自分にとっては、考えたことのない分野(領域)だったのでそれほど興味はもてな かった。

・全部みることはできなかったが、幅広い技術交流が行われていると思った。多くの企業が中 国での生産拠点として、企業を拡大していく方針と聞いた。

・すばらしい技術と新しい機械に感動した。

3.企業と留学生の意見交換会について

①留学生からの研究発表について

・発表者として光栄だと思う。またこういう機会があれば参加したい。

・専攻が違ったのでよく分からなかったが、よい発表だったと思う。

・大分大学の趙さんの発表については、自分にはとても及ばない専門分野だった。立命館アジ ア太平洋大学の韓さんの発表に関しては、企業側の需要と留学生の要求にずれがあること、

留学生のニーズも時間の流れと共に変化すること等、留学生の複雑な心境に同感だった。

・趙さんの発表は、技術的な分野で分からなかったが、この研究により現在のものがどう改善 されるかという点に興味を持った。

・韓さんの発表について、国際人材の活用は、企業・学生の双方に壁があるので、具体的に双 方に存在している問題点をもっと説明するのもよかったと思う。

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・理科系の発表はとても難しいものですごいと思った。

・自分の勉強している分野とまったく違ったので、良い勉強になったと思う。

②企業との意見交換全般について

・留学生に求めることや役割を説明してくれたので、よく理解することができた。

・企業の方に、自分たちの疑問について丁寧にわかりやすく説明していただいたので、望む以 上の意見交換ができたと思う。

・工学部を卒業した留学生は結構日本で就職する機会が多いが、自分は教育学を専攻している。

卒業後、日本の企業に就職したい考えもあるが、技術的な分野はまったくできないので、日 本での就職は難しいのではないかととても悩んでいる。

・意見交換にもっと時間をかけられればいいと思った。聞きたいことがたくさんあったので、

企業側も幅広い分野の答えに応じられる方に来てほしい。

③旭有機材工業株式会社について

・経営戦略としてイノベーションとグローバル化だと聞き、現在の企業が向かっている流れを 確認することができてよかった。

・国際化に目を向け、イノベーション、グローバル化の進む中で、海外進出を果たし、世界各 国に販売拠点を置く旭有機材工業㈱の求める国際人材像「自分から積極的に仕事に取り組ん でいく」「日本人をよく知り、日本人の考え方を学ぶこと」「何事にも柔軟に対応できること」

等は、これからの自分のためになると思った。

・イノベーションやグローバル化を目指し事業を拡大していく方針はすばらしい考え方だと思 う。

・来日前、香港の企業で日中通訳として勤務したことがあるが、当時はただ言葉のコミュニケ ーションをしてきた。今日の話を聞いて、これから日中交流の架け橋になるチャンスがあれ ば、ぜひ日本で学んだ文化や知識、日本人の考え方を活かしていきたいと思う。

④雲海酒造株式会社について

・企業の利益はもちろん重要だが、環境も大切にしながら経営するということも学んだ。

・低価格競争に巻き込まれず、品質の高いものでお客さんの信用を得る、環境にやさしいリサ イクル事業、これこそ経済の在り方ではないかと思った。経済と環境を両立させながら社会 発展の好循環ができ、「持続可能な発展」をし、皆の未来のためにもなることだと思った。

・日本の焼酎は体にも良いと聞くので、ぜひ中国人も日本の焼酎を飲めるように事業を拡大し てほしい。日本の焼酎の魅力を中国人にアピールしてほしいし、私もアピールしたい。

⑤清本鐵工株式会社について

・中国大連での委託生産が質の悪さで失敗したことから、中国から毎年研修生を招いて品質向 上を図っているとの現状を聞き、国民性の違いか、技術力の違いか、とにかく母国中国にが んばってほしいと思った。

・日中通訳の仕事をしたとき、よく品質問題に触れたことがあるが、指摘のとおり中国人作業 員の品質意識は確かに足りないと思う。私は、大学で教育学を専攻しているが、相手を教え

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るときには、相手がすでに持っている観念や知識を理解し研究した方が教えやすい。品質管 理の担当者が常に現場にいなくても良い品質ができるぐらいまで教育を徹底すべきと思う。

⑥住友ゴム工業株式会社について

・中国に工場を持ち、留学生採用も頻繁に行っているとのことだが、その採用基準が、日本人 と同じ姿勢を持つもの、というのは留学生にとってかなり厳しい条件。本当にがんばらなく てはならないと思った。

⑦株式会社ホンダロックについて

・中国の広東省に工場を持ち、「人間尊重」と「喜びの創造」を基本理念とし、その国々で一 番強いものをつくるのが目標という話を聞いて、企業の力強さをしみじみ感じた。

4.「歓迎レセプション」について

・このような正式な会議・レセプションに参加できてすごかった。

・時間が長ければ、他の人たちとももっと話し合えたと思う。

・我々留学生が、通訳をしながらそれぞれの国の関係者と知り合い、自分のネットワークを広 げる良い場所だった。しかし、国同士で固まってしまい交流がそれほど活発にできなかった ので、席の配置が国別になっていれば我々も多少は活躍できたのではないかと思う。

・留学生として通訳の役割だけでなく、将来のビジネス展開のための人脈も少しひろげること ができてよかった。

・このような国際会議関連の場に初めて参加したのでとても緊張したが、中国政府の方や企業 の方と交流してとても楽しかった。宮崎県知事がとてもやさしい方だった。

・翻訳の役割がうまく果たせず、まわりの皆の言語能力に驚いて、自分の勉強不足に気付いた。

より幅広く交流ミッションへ積極的に参加することを目指し、いろいろなことを自分の目で 確認し、情報を集め、体験していこうと思った。

5.「環黄海経済・技術交流会議」について

・いろいろな情報をいただいて、政府の思いや政策を理解できた。

・自分が今まで参加した行事の中で一番大きな行事だったので良い経験となった。

・このような国際会議に参加できてありがたく思っている。

・政治的にはそれぞれの国がうまくいかない面もある中、地域の経済交流はこんなに活発に、

スムーズになされていることで心からほっとした。3国間の相互依存、一体化のもとで、異 なるステップへと、皆の幸せのためになる会議だと思った。

・はじめてこのような国際会議に列席できて大変よかった。また、各国の偉い方々や、ビジネ スの関連部門の人と交流ができ、将来の日本での起業に際して絶対に役立つと思った。

・「優秀な人材を大分県へ」という政策が一番印象に残った。すばらしいと思う。日本政府の 政策がとてもいいと感じでいる。

・環黄海地域の新たな成長と発展に深い関心を持つようになった。

6.今後希望する事業について

・有名な会社や、研究所に行ってみたい。

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・今回のような事業があればまた参加したい。

・IT関連、ソフト会社等を訪問したい。

・留学生を本当に必要とする企業や、すでに留学生の先輩達が勤めている企業に訪問して経験 談なども聞いてみたいと思った。

・自分が留学している大分について、国際分野、経済交流など幅広く知りたい。

・国際貿易、国際物流の事業をやりたいと思っているので、こういった分野の企業を訪問した い。

7.その他

・今回の参加をきっかけに、今後もいろいろな活動に参加したい。

・将来、中国・日本で、IT、ソフト開発分野の仕事をしたい。

・自分は今まで、一緒に料理を作ったり、お話をしたり、踊ったりと、生活面での国際交流を やってきた。これもお互いの国の文化を知るためや、偏見や差別意識をなくすためには良い ことだと思うが、一方、留学した目的・夢の実現として、国際舞台で自分が活躍するために は今回の交流会はほんとうに良い経験になったと思う。

・自分の兄が広東省で自分の会社を持っているが、最近日本とのやりとりが頻繁に行われてい ると聞いたので、自分も日中間でやりとりのある分野で活躍したいと考えている。日本に住 み慣れているので、情報の収集や調査もすばやくできると思う。

・留学生の就職情報をどうやって収集できるか知りたい。

・国際交流活動にもっと参加したいと思っているし、今回の事業の関係者の方とももっと時間 をかけて交流したかったが、時間がなくて残念に思っている。

・自分は「商業・貿易・物流」の企業に興味があり、将来、中国と日本の間の物流や貿易の企 業を起こしたいと計画しているところである。

(22)

5.参加者名簿

No. 名   前 大 学 名 学  部 国 籍

趙  晋 斌 工 学 研 究 科

Zhao Jinbin 物 質 生 産 工 学 専 攻(博 士 後 期 3年 )

 学 工 工 学 部

W u Xuegong 知 能 情 報 システム 工 学 科(博 士 前 期 2年 )

馬  微 巍 教 育 福 祉 科 学 部

M a W ei-W ei

張  斉 顔 教 育 福 祉 科 学 部

Yang Jianfei

朴  永 隨 教 育 福 祉 科 学 部

Park Young-su

朴  銀 花 文 学 部

Piao Yin hua 人 間 関 係 学 科

李  永 貴

Li Yong G ui 日 本 語 ・日 本 文 学 研 究 科

初  世 華   文 学 部

Chu  shihua 人 間 関 係 学 科

張   文 学 部

Zhang Q iu 英 文 学 科

秦  玉 波 文 学 部

Qin Yu Bo 国 文 学 科

金  正 煥 大 学 院 文 学 研 究 科

Jin Zheng Huan

畢  大 偉 短 期 大 学 部

Bi D a W ei 経 営 情 報 文 化 科

方  銀 瑛 ア ジ ア 太 平 洋 マ ネ ジ メ ン ト学 部

Fang Yin Ying

南  知 延 ア ジ ア 太 平 洋 学 部

N am Ji Yeun

崔  鎔 在 ア ジ ア 太 平 洋 マ ネ ジ メ ン ト学 部

Choi Yong Jae

高  尚 熙 ア ジ ア 太 平 洋 マ ネ ジ メ ン ト学 部

Koh Sang Hee マ ー ケ テ ィ ン グ 専 攻

權  慧 庭 立 命 館 ア ジ ア 太 平 洋 学 部

Kw on Hye Jung 観 光 学 科

韓  斉 亨 ア ジ ア 太 平 洋 マ ネ ジ メ ン ト学 部

Han Jae Hyung

田  慶 豊 ア ジ ア 太 平 洋 マ ネ ジ メ ン ト学 部

Tian Q ing F ong

劉  洋 ア ジ ア 太 平 洋 マ ネ ジ メ ン ト学 部

L iu Yang

河  萬 輝 ア ジ ア 太 平 洋 マ ネ ジ メ ン ト学 部

Ha M ahnhwee

楊  鍾 煥 工 学 研 究 科

Yang Jong Hw an

王  凱 工 学 研 究 科

W ang K ai

唐  達 明 工 学 研 究 科

Tang Da M ing

金  亨 淵 工 学 部

Kim Hyeung Yeon

25 宮 崎 大 学 韓 国

23 宮 崎 大 学 中 国

24 宮 崎 大 学 中 国

1

中 国 中 国 2

大 分 大 学 大 分 大 学

中 国

立 命 館 ア ジ ア 太 平 洋 大 学 立 命 館 ア ジ ア

太 平 洋 大 学

中 国 別 府 大 学

立 命 館 ア ジ ア 中 国 太 平 洋 大 学

韓 国 韓 国

22 16 17 18

20 21 19

韓 国 大 分 大 学

立 命 館 ア ジ ア 太 平 洋 大 学 立 命 館 ア ジ ア

太 平 洋 大 学 立 命 館 ア ジ ア

太 平 洋 大 学

中 国 韓 国 中 国

別 府 大 学 中 国

別 府 大 学

15 13 14 9

12 11 10 3

6 7 8 5 4

中 国 中 国 大 分 大 学

大 分 大 学

中 国 別 府 大 学

別 府 大 学 別 府 大 学

中 国

別 府 大 学

韓 国 韓 国 中 国 中 国

韓 国 韓 国 宮 崎 大 学

立 命 館 ア ジ ア 太 平 洋 大 学 立 命 館 ア ジ ア

太 平 洋 大 学 立 命 館 ア ジ ア

太 平 洋 大 学

(23)

6.協力企業名簿

7.「留学生産業交流会」検討委員等名簿

機関名/委員等名 TEL URL 住所

(委員)

(社)九州機械工業振興会

専務理事 田邉 廣志 093-861-3001 http://www.kyukishin.or.jp/ 〒804-0003

北九州市戸畑区中原新町1-1 (財)九州産業技術センター

専務理事兼常務理事 野田 博之 092-411-7391 http://www.kitec.or.jp/ 〒812-0013

福岡市博多区博多駅東2-13-24 (財)九州地域産業活性化センター

常務理事 清水 正行 092-713-6735 http://www.kiac.or.jp/ 〒810-0004

福岡市中央区渡辺通5-14-12南天神ビル (社)九州ニュービジネス協議会

専務理事・事務局長 岩橋 正人 092-771-3097 http://www1.i-kyushu.or.jp/qshu- nbc/

〒810-0001

福岡市中央区天神2-3-36

(社)九州・山口経済連合会

企画広報部長兼国際部長 平井 彰 092-761-4261 http://www.kyukeiren.or.jp/ 〒810-0001

福岡市中央区天神1-10-24 (財)西日本産業貿易見本市協会

専務理事 永尾 裕司 093-511-6848 http://www.nishiten.or.jp/ 〒802-0001

北九州市小倉北区浅野3-8-1 福岡商工会議所

経済部国際センター部長 橋本 修治092-441-1117 http://www.fukunet.or.jp/ 〒812-8505

福岡市博多区博多駅前2-9-28

(アドバイザー)

九州経済産業局

国際課長 光山 準一 092-482-5423 http://www.kyushu.meti.go.jp/ 〒812-8546

福岡市博多区博多駅東2-11-1

(事務局)

(財)九州産業技術センター 事務局長 本多 壽夫 総務部長 竹下 高美

092-411-7391 http://www.kitec.or.jp/ 〒812-0013

福岡市博多区博多駅東2-13-24

機関名 TEL URL 住所

旭有機材工業㈱ 0982-35-0881 http://www.asahi-yukizai.co.jp/ 〒882-8688

宮崎県延岡市中の瀬町2丁目5955番地 雲海酒造㈱ 0985-23-7890 http://www.unkai.co.jp/ 〒880-0833

宮崎県宮崎市昭栄町45番地1

清本鐵工㈱ 0982-24-1111 http://www.kiyomoto.co.jp / 〒889-0595

宮崎県延岡市土々呂町6丁目1633番地

住友ゴム工業㈱ 0986-38-1311 http://www.srigroup.co.jp/ 〒885-0004

宮崎県都城市都北町3番

㈱ホンダロック 0985-73-1211 http://www.hondalock.co.jp/

〒880-0293

宮崎県宮崎郡佐土原町

        大字下那珂3700番地

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