Title
新しい情報「発見」の仕組みを作る : 電子情報資源の普 及と統合的発見環境<京都大学図書館機構平成24年度講演 会>( スライド: ディスカバリ・サービス導入で得られた もの : 九州大学附属図書館での経験から / 片岡真 ) Author(s) 佐藤, 義則; 片岡, 真; 井上, 敏宏
Citation (2012)
Issue Date 2012-12-18
URL http://hdl.handle.net/2433/167735
Right
Type Presentation
Textversion author
Kyoto University
ディスカバリ・サービス導入で得られたもの
- 九州大学附属図書館での経験から -
九州大学 情報システム部(デジタルライブラリ担当) 片岡 真
[email protected] 2012-12-18
平成24年度 京都大学図書館機構 講演会「新しい情報「発見」の仕組みを作る - 電子情報資源の普及と統合的発見環境」
事例報告: 大学図書館における統合的発見環境への取り組み
Cute.Search
所蔵情報
あらゆるフォーマット
・図書/雑誌
・雑誌論文
・学位論文
・会議発表・・・
オンラインアクセス
・商用出版社/学会
・オープンアクセス
・機関リポジトリ・・・
あらゆる学術コンテンツを 一つの検索窓から
被引用情報も(WoS)
ナレッジベースとの連携により、
適切なコンテンツへ即座に到達
http://genesdev.cshlp.org/
content/24/9/887
http://nar.oxfordjournals.org/c
ontent/38/15/5141 http://www.sciencemag.org
/content/332/6031/848
本学SSOシステムとの連携で、自 宅/出張先からも本文アクセス
日・英・中・韓インターフェース スマートフォン対応
多様なアクセス形態への対応
http://www.nature.com/nm/journ al/v17/n8/full/nm.2392.html
Cute.Catalog
•
冊子の所蔵資料•
電子ジャーナル/ブック•
九大研究者の文献(CiNii、海 外文献DB、QIR、KAKEN、学 位論文・・)主題カバー率 ほぼ100%
•
表紙画像など、書架でブ ラウジングする感覚•
関連度順での表示検索結果一覧画面
ソーシャル機能でつながる
豊富な情報で、文献選択をサポート
(概要、目次、レビュー、類似資料…)
表紙画像
・学内で電子化した表紙画像
・Googleブックス /
Amazon.co.jpからAPIで取得
レビュー
Amazon.co.jpからAPI
で取得類似資料
SolrのMore Like This機能
九州大学構成員による 著作物表示詳細画面
ディスカバリ(全体図)
九大カタログ (Cute.Catalog)
被引用文献情報 検索範囲
九大所蔵資料(400万冊)
九大からアクセスできる
電子ジャーナル(51,000種)
電子ブック(53,000冊)
機関リポジトリ(QIR)登録資料
(17,000件)
デジタルコレクション
九大研究者等の論文情報(25万 件)
システム
eXtensible Catalog(オープンソース)
文献管理ツール ダイレクトリンク
/リンクリゾルバ 検索範囲
グローバルリソース
8億件以上の論文/新聞/会議録等
九大カタログからのリソース
システム
Summon (Serials Solutions) ディスカバリ・インターフェース
(Cute.Search)
http://www.sciencedirect.com/science/
article/pii/S009879131100044X http://search.proquest.com/
docview/206127080
http://link.springer.com
http://apps.webofknowledge.com
電子ジャーナル・ブック 提供サイト
https://www.refworks.com
2007年
なぜ次世代OPAC?
• Google (Scholar)の衝撃
– 各大学の所蔵情報を渡せばすべて探せると言う声
• 商用プラットフォームの拡大路線
– Scopusが各機関向けリポジトリ検索
– CSA IlluminaとScopusの相互乗り入れ
Elsevier. Librarian Residency Promotes International Collaboration.
Library Connect Newsletter, Vol.5, No.2, 2007.
http://libraryconnectarchive.elsevier.com/lcn/0502/lcn050208.htm l
• Google (Scholar)の衝撃
– 各大学の所蔵情報を渡せばすべて探せると言う声
• 商用プラットフォームの拡大路線
– Scopusが各機関向けリポジトリ検索
– CSA IlluminaとScopusの相互乗り入れ
– 各大学の所蔵情報は、当面取り込まれないだろう(ビジネ スモデルの不在)
• 商用プラットフォーム
– ScopusやIlluminaプラットフォームによる大学所蔵情報 取り込みは、進まず
•
世界に目を向ける•
協力関係の重要性ベンダー、ユーザ、コンソーシアム、政府
•
できることから取り組むことの大切さ(完全でなくても)多くのユーザを持つ蔵書検索は、これで使いやすいのか?
2008年
機運を高める
• 2009年のシステム更新に向けた準備
• 既設の図書館システムベンダーから理解得られず
• 少ないシステム経費(+毎年の予算削減)
• 機運を高める/綿密な調査
久保山健. 次世代OPAC 導入事例リンク集.
http://www.library.osaka-
u.ac.jp/others/pitt_report/pitt200803ngc .html
出所: 工藤, 片岡. 次世代OPACの可能性−その特徴と 導入への課題−. 情報管理. 2008, 51(7), p.480-490.
• 2009年のシステム更新に向けた準備
• 既設の図書館システムベンダーから理解得られず
• 少ないシステム経費(+毎年の予算削減)
• 機運を高める/綿密な調査
• ベンダーとの協力関係
– ベンチャー企業との共同調査(VuFind)
• 予算確保の努力
– 「ハードウェア構成」見直しによる予算切り詰め – 値引き獲得
•
安心して進められる状況に持っていく•
大学間連携も重要- 機関内の縦割だけでなく
•
ベンダーと対等な立場で- ベンダー側のメリットを意識
2009年
オープンソースの
次世代OPAC
• 商用次世代OPACの見送り(価格、日本語対応面)
• オープンソース(eXtensible Catalog, XC)の採用
• NTTデータ九州による導入
• 学内ワーキンググループの編成
• ベンダーと協同の導入チーム
– 設計/デザイン --- 九州大学 – システム --- NTTデータ九州
– コンサルテーション --- XCO(XC Organization)
• XC(ロチェスター大学)の訪問
•
自分たちでコントロール•
参加することでコミュニティが維持される- 待っているだけでは、必要な部品は揃わない - フィードバックが好循環を生む
•
海外とのコミュニケーションに壁- 基点になる人がいると、大きく変わる
ロチェスター大学訪問
(2009年2月)
2010年
Cute.Catalog (Alpha)
• 見える成果が必要
• Webスケールディスカバリ(Summon)の衝撃
– 世界中の学術コンテンツが探せる – ローカルコンテンツも追加できる
• Cute.Catalog(alpha)リリース
•
概要/目次–
書誌の内容著作注記(CW) --- 目次– [和書] 「BOOK」データベース --- 概要/目次 – [洋書] Syndetics ICE(Bowker) --- 概要
– [洋書] Library of Congress(LC) --- 概要/目次
• ISBNをキーとし、事前にデータベースに取得した情報と照合
–
「BOOK」データベース/Syndetics ICE(Bowker) --- FTP(週次更 新)– Library of Congress(LC) --- Z39.50プロトコル
• 主題
– 書誌の件名標目(図書書誌全 体の50%)
– 国立国会図書館サーチAPI
• OpenSearchを利用したISBN
による照合– 所蔵の分類記号からの補完
•
日本十進分類法新訂9版機械可 読ファイル(NDC・MRDF9)• NLM Classification Posterを元
に表示形へ整形した変換辞書を 作成•
文系4部局の独自分類をNDCに 準じた表示形に整形• 見える成果が必要
• Webスケールディスカバリ(Summon)の衝撃
– 世界中の学術コンテンツが探せる – ローカルコンテンツも追加できる
• Cute.Catalog(alpha)リリース
– Webデザイナーによるデザイン
– 定期データ更新に課題
• Webスケールディスカバリとの役割整理
– 世のなかの流れはSummon
– 学内研究成果の集積は大学 → Cute.Catalog(alpha)
• 普及促進
出所: 兵藤[ほか]. 九州大学附属図書館における Cute.Catalogのデザインと開発: OPACからディ スカバリ・インターフェースへ. 情報管理. 2010, 53(6), p.311-326.
出所: 片岡. 動向レビュー:ディスカバリ・インター フェース(次世代OPAC)の実装と今後の展望. カレン トアウェアネス. 2010, No.305(CA1727).
• 見える成果が必要
• Webスケールディスカバリ(Summon)の衝撃
– 世界中の学術コンテンツが探せる – ローカルコンテンツも追加できる
• Cute.Catalog(alpha)リリース
– Webデザイナーによるデザイン
– 定期データ更新に課題
• Webスケールディスカバリとの役割整理
– 世のなかの流れはSummon
– 学内研究成果の集積は大学 → Cute.Catalog(alpha)
• 普及促進
•
時流に合わせて変えて行く- 始めから想定しておく
• Webのプロが必要
-
図書館職員(一般職)では、最新動向を追いかけきれない-
国内の図書館システムベンダーさんも経験が少ない?!2011年
ディスカバリと九大カタログ
• Summon導入の決定
•
開発長期化によるモティベーション低下–
ワーキンググループ体制の難しさ(新しい事業の場合、遠隔作業では意識共有のタイミングを失いがち)
Cute.Search (Summon) --- ディスカバリ
•
日本語対応–
インターフェースの翻訳–
検索の改善–
コンテンツ追加• J-STAGE、Porta、CiNii、JAIRO、医中誌Web、JapanKnowledge・・・
• XC → Summon連携
–
ローカルレコード登録(OAI-PMH)–
利用状況表示(NCIP)XC → Summon マッピングフォーム(一部)
• Summon導入の決定
•
開発長期化によるモティベーション低下–
ワーキンググループ体制の難しさ(新しい事業の場合、遠隔作業では意識共有のタイミングを失いがち)
Cute.Search (Summon) --- ディスカバリ
•
日本語対応–
インターフェースの翻訳–
検索の改善–
コンテンツ追加• J-STAGE、Porta、CiNii、JAIRO、医中誌Web、JapanKnowledge・・・
• XC → Summon連携
–
ローカルレコード登録(OAI-PMH)–
利用状況表示(NCIP)Cute.Catalog (XC) --- 九大カタログ
• Webに特化した外部人員
– Webプログラマー、Webデザイナー、大学院生
•
メタデータの再マッピング–
ファセットナビゲーションや詳細検索の精度向上360 Link APIを使った本文リンク
• ISSN-L (Linking ISSN)
–
媒体違い(冊子/電子/CD-ROM…)のISSNを紐づけるもの– ISSN National Centres(http://www.issn.org/)からダウンロードして利用
(事前登録が必要)
–
図書館システム内にISSN-Lのフィールドを設け、冊子と電子のリンクに応用• Summon導入の決定
•
開発長期化によるモティベーション低下–
ワーキンググループ体制の難しさ(新しい事業の場合、遠隔作業では意識共有のタイミングを失いがち)
Cute.Search (Summon) --- ディスカバリ
•
日本語対応–
インターフェースの翻訳–
検索の改善–
コンテンツ追加• J-STAGE、Porta、CiNii、JAIRO、医中誌Web、JapanKnowledge・・・
• XC → Summon連携
–
ローカルレコード登録(OAI-PMH)–
利用状況表示(NCIP)Cute.Catalog (XC) --- 九大カタログ
• Webに特化した外部人員
– Webプログラマー、Webデザイナー、大学院生
•
メタデータの再マッピング–
ファセットナビゲーションや詳細検索の精度向上•
上司の理解- 本当に困ったときの助け舟
- まず自分で考えてから、知恵を借りに行く
•
意識の違い- 図書館の開発はやりがいがある。チャンスがある。
出所: 片岡, 大西[ほか]. 図書館の検索インターフェー スとユーザ支援技術. メディア教育研究. 2011, Vol7, No.2, S19-S31.
http://www.serialssolutions.com/en/press_r oom/detail/kyushu-university-adopts-
serials-solutions-summon-discovery-service
2012年
正式リリース
• 正式リリース
–
図書館の新しい価値として– Cute.Search(Summon)をWebサイトのデフォルト検索窓に – XC(Cute.Catalog)の実用化は世界初
• 広報活動
–
プレスリリース•
九州大学/XC/Serials Solutions–
パンフレット作成http://www.kyushu-
u.ac.jp/pressrelease/2012/2012_01_18_5.
ディスカバリ・サービスのパンフレット 九州大学附属図書館. 2011-11.
•
正式リリース–
図書館の新しい価値として– Cute.Search(Summon)をWebサイトのデフォルト検索窓に – XC(Cute.Catalog)の実用化は世界初
•
広報活動–
プレスリリース•
九州大学/XC/Serials Solutions–
パンフレット作成–
教員向け説明–
図書館職員向け説明会–
ディスカバリサービス開発日誌•
開発(Cute.Catalog)–
検索エンジンのチューニング(ID、フルタイトル、文庫名)–
デイリーアップデート[対応中]• CiNii、Scopus、QIR、デジタルコレクション
–
ソースの追加•
医中誌[対応中]–
ブラウズ画面の整備[対応中]•
まだ始まったばかり- これから充実させて行かなければならない
•
ディスカバリを舞台に、活躍する人が出てきてほしい課 題
• Cute.Search (Summon)
– 日本語コンテンツの充実
– より細やかなニーズへの対応
• Cute.Catalogの検索インターフェースを統合するために
Summonユーザ会(シアトル)
(2012年5月)
• Cute.Search (Summon)
–
日本語コンテンツの充実–
より細やかなニーズへの対応• Cute.Catalogの検索インターフェースを統合するために
• Cute.Catalog (XC)
–
より多くの学内コンテンツ収集•
研究者情報(データベース)との連携•
教材コンテンツ–
目的に沿ったナビゲーションへの対応•
九大著者典拠ファイルの作成[予定]•
ユーザインターフェースを意識したメタデータ整備–
多様なコンテンツを扱える単一の基準、精緻化–
構造化/オープン化(FRBR-RDA-LOD)→ メタデータ管理プラットフォームの共通化[予定]
–
ブラウジングのバリエーション追加• 国内リソースのための共通基盤が必要
–
国内ナレッジベース、JUSTICEの枠組みでの情報共有→ ERDBプロジェクトへの参加
考 察
物や情報が速いスピードで行き交っている
•
多様化•
フラット化- 責任者は不在
- みんな世の中に参加している
•
二極化- オールドスタイル → 硬直化 - 自ら考えて実践する
環境変化への対応
•
これまでの「常識」は拠り所にできない→ 人の発想パターンや順序に倣う
•
外の世界とつながる→ 世間とのギャップを調整する
•
同じ意識を持つ人同士がつながる→ 状況を変えて行くパワー 大学図書館の役割
•
資料とユーザをつなぐ → 人と知をつなぐチェックリスト
• 新しい仕事に抵抗を感じる
• 誰かがそう言ったから
• それは私の仕事じゃない
• 自分の立ち位置がわからない
• 頑張ってもしんどいだけ
- 給料は変わらないし、評価もされない
• 上司(部下)が理解してくれない
“As We May Think”
(人の思考のように)
Vannevar Bush. The Atlantic. July 1945
2013年~
ここから先は架空のスライドで、将来実際に起こることとは直接関係ありません。
ログイン
九大コレクション 調べ方ガイド
世界中の学術情報を検索できます
>> 詳細検索 幹細胞 移植
全ての学術情報
検索 探す・調べる
News
• 開館時間の短縮
• 学習サポーター募集
• トライアル開始
• 特製しおりプレゼント
>> 一覧 全館
中央
Events
• 11/15 文献管理
• データベースの使い方
• ○○講演会
• ○○講演会
>> 一覧 学内
学内 公開 電子
全館 学内
各図書館の利用 マイページ
ログイン
九大コレクション 調べ方ガイド 全ての学術情報
探す・調べる 各図書館の利用 マイページ
学術情報の検索
学術情報へのアクセス