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八洲学園大学 科目名:生老病死と村社会

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Academic year: 2021

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学校法人八洲学園

八洲学園大学

科目名:生老病死と村社会

●科目概要

世界のグローバル化が唱えられ、日本という単独な国では生きてゆけない。世界に通用する人材を 育成することが教育の課題となっている。しかし人間が「心を通わすことができる人数は

100

人から

200

人まで」といわれている。

こうした人間関係で成り立っている社会を「村社会」と言ってきた。閉鎖的では開放性がなく、排他 的、独善的社会と位置付けてきた。そうした時代に村にとどまらず、各藩(今でいえば独立した小国)を 旅し、人間の真の生き方を追求した人がいた。それが芭蕉であり、芭蕉は村の社会にあって、日本国 中の人と交信し、高い精神と、平談俗語を持って人の輪を作った。それが開かれた社会であり、その中 で人間が必ず出会う「生老病死」について常に意識し続け、人間を見る目、人間と自然、人間と人間の 関係の中で高い精神性の境地を得た。その真髄を書き残したのが『奥の細道』だった。日本人なら知ら ない人のいない名著を読み「生老病死」という人の宿命を考察する。

●教員コメント

芭蕉の残した『奥の細道』は当時としては前人未到の地に踏み込み、そこで自分を見つめ、自然と人 間を対比させながら、人間の真の姿を追求した名作である。単なる旅行記でも、単なる随筆でもない。

「生老病死」という人間の本質に迫ろうとする姿勢から生まれた名品である。原稿用紙でわずか五十 枚、芭蕉はこの文章を何度も推敲した。それは旅日記ではなく哲学書だからである。事実に反した記 述に満ちているのも人生の考察だからである。

●教科書

芭蕉の残した『奥の細道』の文章が掲載されている書ならば、何でもよいのです。文庫本で本文だけ のもの、研究者が書いたもの、注釈が記されたもの、どんなものでも読んでみたいと思う本を手にして ください。

履修方法:テキスト履修 担当教員:中田雅敏

参照

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