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2 新中期防の意義 防衛力整備は 最終的には各年度の予算に従い行われるが 国の防衛が国家存立の基盤であるとともに 装備品の研究開発や導入 施設整備 隊員の教育 部隊の練成などは短期になし得ないことなどを考えれば 防衛力整備は 具体的な中期的見通しに立って 継続的かつ計画的に行うことが必要である この

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新たな防衛力の体制に向けて  04(平成16)年に策定された「中期防衛力整備計画(平 成17年度~平成21年度)」1(前中期防)は、平成21年 度までの防衛力整備について規定したものであった。09 (同21)年の政権交代を経て、前中期防の次の中期防は、 16大綱の見直しの結論を踏まえて策定することとされ  政府は、「平成23年度以降に係る防衛計画の大綱」(新防衛大綱)に示された体制に向けて計画的に移行するた め、10(平成22)年12月に「 中期防衛力整備計画(平成23年度~平成27年度)」(新中期防)を 安全保障会議と 閣議において決定した。この新中期防は、新防衛大綱のもとにおける最初の中期防であり、同大綱に盛り込まれ た考え方に沿った新たな防衛力の実現に道筋をつけるものである。  また、防衛省においては、新防衛大綱および新中期防で示された 動的防衛力の構築に向けて、防衛力の実効性 を向上させるための構造的な改革を推進すべく、精力的に検討を進めているところである。  本章では、新中期防、防衛力の実効性向上のための構造改革、平成23年度の防衛力整備などについて説明す る。  資料8(P452)

新中期防衛力整備計画

1

た。これを受け、新防衛大綱の検討と並行して新中期防 の検討が行われ、2回の安全保障会議における審議を経 て、10(同22)年12月17日に新中期防が安全保障会議 と閣議で決定された。

新たな防衛力の体制に向けて

3

1

新中期防策定の経緯

<http://www.mod.go.jp/j/approach/agenda/guideline/2005/chuuki.html> 参照 1

(2)

新たな防衛力の体制に向けて  防衛力整備は、最終的には各年度の予算に従い行われ るが、国の防衛が国家存立の基盤であるとともに、装備 品の研究開発や導入、施設整備、隊員の教育、部隊の練 成などは短期になし得ないことなどを考えれば、防衛力 整備は、具体的な中期的見通しに立って、継続的かつ計 画的に行うことが必要である。  このため、政府は、昭和61年度以降、5年間を対象期  新中期防においては、新防衛大綱に従い、次の6点を 計画の基本として適切な防衛力の整備に努めることとし ている。

(1)態勢の整備

 新防衛大綱で示された3つの防衛力の役割1を果たす ための各種活動を迅速かつシームレスに実施できるよ う、複合事態への対応にも留意しつつ、即応態勢、統合 運用態勢および国際平和協力活動を積極的に実施する態 勢を整備する。この観点から、統合の強化、島嶼部にお ける対応能力の強化、国際平和協力活動への対応能力の 強化、情報機能の強化、科学技術の発展への対応を重視 する。

(2)適切な資源配分

 防衛力の整備に当たっては、統合運用の実効性向上を 踏まえ、各種の活動に活用し得る機能、非対称的な対応 能力を有する機能および非代替的な機能2を優先整備す る一方、本格的な侵略事態への備えは、最小限の専門的 知見や技能の維持に限定する。

(3)質の高い防衛力の効率的な整備

 装備品などの導入に当たっては、能力の高い新装備の 間とする中期的な防衛力整備計画を策定し、これに基づ き、各年度の防衛力整備を行っている1  新中期防は、新防衛大綱のもとにおける最初の中期防 であり、新防衛大綱に定める動的防衛力を構築するため、 5年間の防衛力整備の方針や主要な事業、所要経費の総 額の限度などを定めた整備計画となっている。 導入と既存装備の延命・能力向上を組み合わせ、質の高 い防衛力を効率的に整備する。

(4)防衛力の能力発揮のための基盤に関する施

策の推進

 人事制度の抜本的見直しにより、人件費の抑制・効率 化、若年化による精強性の向上などを推進し、防衛予算 の構造の改善を図るとともに、装備品などの取得改革を より一層推進し、部隊の運用水準の向上を図るほか、関 係機関や地域社会との協力の強化を図る。

(5)日米安全保障体制の一層の強化

 新たな安全保障環境にふさわしい形で日米同盟を深 化・発展させていくため、日米安全保障体制の強化のた めの各種施策を推進する。

(6)効率化・合理化の努力、選択と集中

 格段に厳しさを増す財政事情を勘案し、国の他の諸施 策との調和を図りつつ、一層の効率化・合理化を図り、 経費を抑制する。その際、各自衛隊に係る予算配分の思 い切った見直しを行う。また、真に必要な機能に資源を 選択的に集中して防衛力の構造的な変革を図り、限られ た資源でより多くの成果を達成する。

2

新中期防の意義

3

計画の方針

平成 22 年度を除く。2 章 2 節 2(1)(P155)参照。 ①実効的な抑止及び対処、②アジア太平洋地域の安全保障環境の一層の安定化、③グローバルな安全保障環境の改善をいう(2 章 3 節 4 2-1 3-1

(3)

新たな防衛力の体制に向けて  部隊の編成および人的構成を見直し、効率化・合理化 を徹底する中で、戦車および火砲の縮減を図りつつ、即 応性、機動性などを一層向上させるため、5個の師団お よび1個の旅団を改編する。また、1個の高射特科群を 廃止し、これにともない1個の旅団内に高射特科連隊を 新設するとともに、即応性、航空輸送力などを一層向上 させるため、同旅団を改編する。  また、平素からの情報収集・警戒監視および事態発生 時の迅速な対処に必要な体制を整備するため、南西地域 の島嶼しょ部に、付近を航行・飛行する艦船や航空機を沿岸 部から監視することなどを任務とする沿岸監視部隊を新 編し配置するとともに、初動を担任する部隊を新編する ための事業に着手する。初動を担任する部隊は、事態発 生時における情報収集や主要施設の防護、災害発生時の 対応などを行うことを想定している。  さらに、統合運用の推進や日米共同による対処態勢構 築の推進などの観点から、指揮・管理機能の効率化にも 留意しつつ、作戦基本部隊(師団・旅団)および方面隊の あり方について検討の上、必要な措置を講ずる。  情報収集・警戒監視、対潜戦などの各種作戦の効果的 な遂行による周辺海域の防衛や海上交通の安全確保など に有効に対応するとともに、国際平和協力活動に柔軟に 対応できるよう、護衛艦部隊(地域配備)を機動運用化す る。その際、5個の護衛隊からなる護衛艦部隊(地域配 備)を4個護衛隊とする。また、潜水艦を16隻から22 隻に増勢するため、5隻の潜水艦を建造するほか、既存

1

陸上自衛隊

2

海上自衛隊

の潜水艦を延命するとともに、要員養成に着手するなど の必要な措置を講ずる。  南西地域における即応態勢を充実するため、那覇基地 に戦闘機部隊1個飛行隊を移動させ、2個飛行隊とする 改編を行うとともに、1個航空団を新設し、これにとも ない既存の1個航空団を廃止する。また、米軍とのイン ターオペラビリティを向上するため、横田基地を新設し、 航空総隊司令部などを移転する1  計画期間末の常備自衛官全体の定数は、平成22年度 末の水準(24万8千人程度)からおおむね2千人程度削 減し、おおむね24万6千人程度とする2  このうち、陸上自衛隊の計画期間末の編成定数につい ては、おおむね15万7千人程度、常備自衛官定数につ いてはおおむね15万人程度、即応予備自衛官員数につ いては、おおむね7千人をめどとする。  また、海上自衛隊および航空自衛隊の計画期間中の常 備自衛官定数については、平成22年度末の水準(それぞ れ4万6千人程度、4万7千人程度)をめどとする3  なお、計画期間中においては、後方業務の抜本的な合 理化・ 効率化を図ることにより、人員の一層の合理化を 進めることとする。その際、精強性を高めるための第一 線部隊の充足については、後方業務に関する新たな人事 任用制度の導入にともなう人件費抑制や人員の配置転換 により、人件費の追加的な負担を招かない範囲で措置す ることとする。 (図表Ⅱ-3-1-1参照)

3

航空自衛隊

4

自衛官定数

4

基幹部隊の見直しなど

航空総隊司令部を関連部隊とともに米軍第 5 空軍司令部の所在する横田飛行場に移転するもの。Ⅲ部 2 章 3 節 2(P313)参照。 「人」が部隊編成の基本となる陸自と異なり、海・空自は艦艇・航空機などの「装備品」が部隊編成の基本であるため、人員数も装備品に連動する形 で決まることから、海・空自については、人員の計画数を防衛大綱や中期防に記載していなかった。他方、①海・空自においても装備品の数量と人員 数の最適なバランスを確保する必要がある、②人件費の増大抑制の観点から、海・空自を含む自衛隊全体の人員規模を適切に管理することが必要で ある、③海・空自の定数は装備品に連動して決まるが、人員規模の管理は、装備品の整備規模を踏まえて行う必要がある、といった状況を踏まえ、主 要装備品の具体的な整備規模を定める中期防において、海・空自の常備自衛官定数やこれらを含む常備自衛官全体の総数を新たに記載することとした。 1 2,3

(4)

編成定数  常備自衛官定員  即応予備自衛官員数 平素(平時)地域 配備する部隊 機動運用部隊 地対空誘導弾部隊 戦車 火砲(主要特科装備) (注1) 護衛艦部隊 機動運用 地域配備 潜水艦部隊 掃海部隊 哨戒機部隊 護衛艦 潜水艦 作戦用航空機 航空警戒管制部隊 戦闘機部隊 航空偵察部隊 航空輸送部隊 空中給油・輸送部隊 地対空誘導弾部隊 作戦用航空機  うち戦闘機 イージス・システム 搭載護衛艦 航空警戒管制部隊 地対空誘導弾部隊 主要 装備 主要 装備 主要 装備 弾道ミサ イル防衛 にも使用 し得る主 要装備・ 基幹部隊 (注2) 15万5千人 14万8千人 7千人 8個師団 6個旅団 1個機甲師団 中央即応集団 8個高射特科群 約600両 (約600門/両) 4個護衛隊群(8個隊) 5個隊 4個隊 1個掃海隊群 9個隊 47隻 16隻 約150機 8個警戒群 20個警戒隊 1個警戒航空隊 (2個飛行隊) 12個飛行隊 1個飛行隊 3個飛行隊 1個飛行隊 6個高射群 約350機 約260機 4隻 7個警戒群 4個警戒隊 3個高射群 約16万人 約15万2千人 約8千人 8個師団 6個旅団 1個機甲師団 中央即応集団 8個高射特科群 約800両 (約730門/両) 4個護衛隊群(8個隊) 5個隊 5個隊 1個掃海隊群 9個隊 48隻 16隻 約170機 8個警戒群 20個警戒隊 1個警戒航空隊 (2個飛行隊) 12個飛行隊 1個飛行隊 3個飛行隊 1個飛行隊 6個高射群 約340機 約260機 4隻 6個警戒群 4個警戒隊 3個高射群 15万7千人程度 15万人程度 7千人程度 8個師団 6個旅団 1個機甲師団 中央即応集団 8個高射特科群/連隊 約640両 (約500門/両) 4個護衛隊群(8個隊) 4個隊 5個隊 1個掃海隊群 9個隊 47隻 20隻 約150機 8個警戒群 20個警戒隊 1個警戒航空隊 (2個飛行隊) 12個飛行隊 1個飛行隊 3個飛行隊 1個飛行隊 6個高射群 約340機 約260機 6隻 11個警戒群/隊 3個高射群 15万4千人 14万7千人 7千人 8個師団 6個旅団 中央即応集団 1個機甲師団 7個高射特科群/連隊 約400両 約400門/両 4個護衛隊群(8個護衛隊) 4個護衛隊 6個潜水隊 1個掃海隊群 9個航空隊 48隻 22隻 約150機 4個警戒群 24個警戒隊 1個警戒航空隊 (2個飛行隊) 12個飛行隊 1個飛行隊 3個飛行隊 1個飛行隊 6個高射群 約340機 約260機 (注3) 6隻 11個警戒群/隊 6個高射群 区    分 16大綱 平成22年度末 新中期防完成時 新防衛大綱 陸 上 自 衛 隊 海 上 自 衛 隊 航 空 自 衛 隊 基幹部隊 基幹部隊 基幹部隊 図表Ⅱ−3−1−1  新たな体制への移行(完成時勢力など) (注1)16大綱までは「主要特科装備」と整理していたところ、新防衛大綱では地対艦誘導弾部隊を除き「火砲」として整理。 (注2)「弾道ミサイル防衛にも使用し得る主要装備・基幹部隊」は海上自衛隊の主要装備または航空自衛隊の基幹部隊の内数。 (注3)新防衛大綱においては、弾道ミサイル防衛機能を備えたイージス・システム搭載護衛艦については、弾道ミサイル防衛関連技術の進展、財政事情など を踏まえ、別途定める場合には、上記の護衛艦隻数の範囲内で、追加的な整備を行い得るものとする、とされている。

新たな防衛力の体制に向けて

(5)

地対艦誘導弾 進水式を行う護衛艦「あきづき」 近代化された F-15

新たな防衛力の体制に向けて  新防衛大綱における防衛力の役割に示された、重視す べき事態への対応ごとに、各自衛隊の装備品の整備など の各種事業を行うこととしている(図表Ⅱ-3-1-2参照)。

(1)周辺海空域の安全確保

 陸・海・空の各領域で常時継続的に情報収集・警戒監 視を行い、各種兆候を早期察知する態勢を強化する。

(2)島嶼部に対する攻撃への対応

ア 情報収集・警戒監視体制の整備など  平素からの情報収集・警戒監視を行うとともに、事態 発生時の迅速な対処に必要な体制を整備する。 イ 迅速な展開・対応能力の向上  迅速な展開能力を確保し、実効的な対応能力の向上を 図る。 ウ 防空能力の向上  巡航ミサイル対処を含む防空能力の向上を図る。 エ 海上交通の安全確保  南西地域などにおける情報収集・警戒監視態勢を充実 し、対潜戦をはじめとする各種作戦を効果的に行い、海 上交通の安全を確保できる体制を整備する。

(3)サイバー攻撃への対応

 自衛隊の情報通信ネットワークを防護するための機能 を向上させるとともに、政府全体として行う対応に寄与 する。

(4)ゲリラや特殊部隊による攻撃への対応

 ゲリラや特殊部隊による攻撃に迅速かつ効果的に対応 できるよう、部隊の即応性、機動性などを一層高める。

(5)弾道ミサイル攻撃への対応

 弾道ミサイル攻撃への対処体制を強化する。  また、わが国の防衛に万全を期すとともに、将来的な

1

実効的な抑止及び対処

5

自衛隊の能力などに関する主要事業

(6)

区分 新中期防の本文に明記されている事業 周辺海空域の安全確保 情報収集・警戒監視体制 の整備など 迅速な展開・対応能力の 向上 防空能力の向上 海上交通の安全確保 サイバー攻撃への対応 ゲリラや特殊部隊による攻撃 への対応 弾道ミサイル攻撃への対応 大規模・特殊災害などへの対応 ○ヘリコプター搭載護衛艦(DDH)、汎用護衛艦(DD)、潜水艦および固定翼哨戒機(P-1) の整備、既存の護衛艦、潜水艦および固定翼哨戒機(P-3C)の延命(海) ○固定式3次元レーダー装置の整備、早期警戒管制機(E-767)の改善(空) ○南西地域の島嶼部への沿岸監視部隊の配置、初動を担任する部隊の新編に向けた事 業の着手(陸) ○移動警戒レーダーの南西地域の島嶼部への展開(空) ○南西地域における早期警戒機(E-2C)の整備基盤の整備(空) ○輸送ヘリコプター(CH-47JA)(陸)、輸送機(C-1)の後継機として新たな輸送機(空)の整 備 ○ヘリコプター搭載護衛艦(DDH)の整備(海) ○地対艦誘導弾の整備、島嶼部への迅速な部隊展開に向けた機動展開訓練(陸) ○那覇基地における戦闘機部隊の2個飛行隊化(空) ○戦闘機(F-4)の後継機として新たな戦闘機の整備、戦闘機(F-15)の近代化改修および 自己防御能力の向上、地対空誘導弾ペトリオットの改修(空)、中距離地対空誘導弾の整 備(陸) ○戦闘機(F-15)への電子戦能力の付加、戦闘機(F-2)の空対空能力およびネットワーク機 能の向上(空) ○新たな救難ヘリコプターの整備、輸送機(C-130H)への救難ヘリコプターに対する空中 給油機能の付加(空) ○ヘリコプター搭載護衛艦(DDH)、汎用護衛艦(DD)、潜水艦および固定翼哨戒機(P-1) の整備、既存の護衛艦、潜水艦および固定翼哨戒機(P-3C)の延命(海) ○哨戒ヘリコプター(SH-60K)、掃海艦艇、掃海・輸送ヘリコプター(MCH-101)の整備、哨 戒ヘリコプター(SH-60J)の延命(海) ○救難体制の効率化、救難飛行艇(US-2)の整備(海) ○サイバー攻撃対処を統合的に実施するための体制の強化、サイバー攻撃対処に関する研 究や演習の充実、サイバー攻撃対処に関する高度な知見を有する人材の育成(統幕) ○普通科部隊の強化、軽装甲機動車、多用途ヘリコプター(UH-60JA)、戦闘ヘリコプター (AH-64D)の整備(陸) ○NBC偵察車の整備(陸) ○イージス・システム搭載護衛艦(海)、地対空誘導弾ペトリオット(空)の能力向上など ○弾道ミサイル防衛用能力向上型迎撃ミサイルに関する日米共同開発(技本) ○各種の訓練・計画の策定などの各種施策の推進 島嶼部 に 対 す る 攻撃 へ の 対応 図表Ⅱ−3−1−2  「実効的な抑止及び対処」にかかる事業

新たな防衛力の体制に向けて

(7)

新たな防衛力の体制に向けて 迎撃ミサイルの能力向上を着実に図るため、弾道ミサイ ル防衛用能力向上型迎撃ミサイルに関する日米共同開発 を引き続き推進するとともに、その生産・配備段階への 移行について検討の上、必要な措置を講ずる。

(6)複合事態への対応

 複数の事態が連続的または同時に生起した場合にあっ ても、迅速かつ適切な対応を行えるよう、指揮統制、後 方支援などの態勢を整備する。

(7)大規模・特殊災害などへの対応

 大規模地震、原子力災害など、さまざまな大規模・特 殊災害などに迅速かつ適切に対応し、国民の人命および 財産を保護する。  わが国周辺において、平素からの情報収集・警戒監視 や訓練・演習などの部隊運用を適時・適切に行うことに より、わが国周辺の安全保障環境の安定を目指す。  各レベルにおいて二国間・多国間の安全保障対話、防 衛協力・交流、各種の共同訓練・演習を多層的に推進す るとともに、域内協力枠組の構築・強化を促進する。ま た、人道支援・災害救援などの非伝統的安全保障分野に おいて防衛医学、地雷・不発弾処理などの自衛隊が保有 する知識・経験を活用することで、同分野における域内 諸国の対処能力向上や人材育成などの能力構築支援1 実施する。  国際平和協力活動に積極的に取り組む。国連平和維持 活動の実態を踏まえ、PKO参加5原則などわが国の参 加のあり方を検討する。  また、能力構築支援や、国際テロ対策、海上交通の安 全確保や海洋秩序の維持のための取組などを積極的に推 進する。さらに、気候変動や資源の制約が安全保障環境

2

アジア太平洋地域の安全保障環境の一層

の安定化

3

グローバルな安全保障環境の改善

や作戦環境に及ぼす影響についての検討、所要の研究の 推進など必要な措置を講ずる。  国際平和協力センターにおいて、国際平和協力活動な どに関する教育を実施するとともに、教育対象者を関係 府省職員など自衛隊員以外に拡大することを検討の上、 必要な措置を講ずる。  国際連合を含む国際機関などが行う軍備管理・軍縮分 野における諸活動に対し、引き続き積極的に協力する。  新中期防においては、体制整備に当たっての重視事項 として、①統合の強化、②国際平和協力活動への対応能 力の強化、③情報機能の強化、④科学技術の発展への対 応、⑤衛生機能の強化に区分して、図表Ⅱ-3-1-3に示す とおり、具体的な施策を掲げている。

(1)人的資源の効果的な活用

ア 人材の確保・育成など  質の高い人材の確保・育成を図るとともに、訓練基盤 の充実を図りつつ、必要な教育訓練を充実する。また、 防衛大学校改革を着実に推進する。 イ 人事施策の見直しを含む人事制度改革  自衛隊が遂行すべき任務や、体力・経験・技能などの バランスに留意しつつ、士を増勢し、幹部および准曹の 構成比率を引き下げ、階級および年齢構成のあり方を見 直し、一層の精強性を実現する。このため、自衛官の定 員および現員について階級別定数管理などの基本原則を 確立の上、体系的な管理を行うための制度を構築する。  その上で、第一線部隊などには、若年隊員を優先的に 充当するとともに、その他の職務について最適化された 給与などの処遇を適用する制度を設計・導入するなどの 人事制度改革を実施し、人件費の追加的な負担を招かな い範囲で所要の実員を確保する。  また、幹部・准曹・士の各階層の活性化を図るための 施策を検討し、導入するほか、退職自衛官を社会で有効

4

体制整備に当たっての重視事項

5

防衛力の能力発揮のための基盤

Ⅲ部 3 章 1 節 5(P329)参照。 1

(8)

区分 具体的内容 統合の強化 国際平和協力活動への 対応能力の強化 情報機能の強化 科学技術の発展への対応 衛生機能の強化 ○各自衛隊が一体となって有機的に対処し、国民の安全を確保しうる体制の構築のため、  ・各自衛隊が保有する機動力、輸送能力および実効的な対処能力、統幕の機能強化をはじめとし た指揮統制機能の強化  ・各自衛隊に横断的な機能の整理などを行いつつ、動的防衛力の強化に資する実効的かつ効率 的な組織・編成・業務のあり方について検討 ○高度な情報通信ネットワークを活用した一元的な指揮統制、情報共有態勢の強化 ○サイバー攻撃対処の中核となる組織の新設や専門的な人材育成に必要な事業の実施 ○自衛隊統合訓練や日米共同訓練をはじめとする各種訓練の実施 ○海・空自が担う陸上配備の航空救難機能の空自への一元化に向けた体制整備 ○陸・空自の高射部隊について統合の観点から効果的かつ効率的な体制整備に向けた検討 ○待機態勢の強化、陸自中央即応集団の機能の充実 ○ヘリコプター搭載護衛艦(DDH)や輸送機(C-1)の後継機などの整備による海上・航空輸送力の 強化 ○既存の装備品を国際平和協力活動にも対応し得るよう改修 ○施設・衛生などの機能や教育訓練体制の充実のための装備品の整備 ○宇宙分野や無人機を含む新たな各種技術動向などを踏まえ、広域における総合的な警戒監視態 勢のあり方について検討 ○情報収集施設・器材・装置などの整備、更新と能力向上 ○能力の高い要員の確保、情報の専門家の育成を通じた情報部門の総合的な分析・評価能力の 強化 ○地図・地誌の整備の推進など遠隔地での自衛隊の活動に対する情報支援を適切に行う体制の 整備 ○関係国との情報協力・交流の拡大・強化 ○航空偵察機能のあり方について、新たな戦闘機などが保有する情報収集能力も踏まえて検討 ○高度な指揮通信システムや新野外通信システムなどの情報通信ネットワークの整備 ○高機能なXバンド衛星通信網の構築 ○多用途ヘリコプター(UH-1J)の後継機として陸自の新たな多用途ヘリコプターの開発着手 ○機動戦闘車(陸)および新空対艦誘導弾(空)の開発、中距離地対空誘導弾(陸)の改善、潜水 艦(海)の能力向上、将来レーダー(空)などの新規技術および既存装備品の能力向上に関する 研究開発の推進 ○将来戦闘機のための戦略的検討の推進 ○研究開発に関し、優先整備すべき機能の重点化、コスト分析、リスク評価などの事業管理を的確 に行う仕組みの整備 ○産学官の優れた技術の積極的導入、諸外国との協力の推進 ○自衛隊病院などの拠点化・高機能化、統合後送体制、衛生資器材などの整備、海外派遣部隊な どに対する医療支援機能の強化 ○メディカルコントロール体制、病院・医務室間の情報ネットワークなどの整備 ○医官教育の強化、看護師養成課程の4年制化、医療資格保有隊員への教育などを実施し、質の 高い衛生要員を確保 ○自衛隊病院などにおいて質の高い医療サービスを提供する体制の整備、地域医療にも貢献 図表Ⅱ−3−1−3  体制整備に当たっての重視事項

新たな防衛力の体制に向けて

(9)

新たな防衛力の体制に向けて  陸上戦闘において重要な要素は、火力(攻撃力)、機 動力、防護力といわれる。野球にたとえると、打って 走って守れるバランスの良い選手は非常に重宝される が、陸上装備でいうと「戦車」はまさにバランスの良い 4番打者のような存在である。  一方、近年の安全保障環境を踏まえ、ゲリラや特殊 部隊への対応や島嶼部の防衛のために、高度のバラン スを備えた4番打者のほか、一定の攻撃力をもって事 態に即応し、軽快・機敏な戦闘が遂行できる1番打者の ような機能が必要とされるようになっている。これが 「機動戦闘車」のコンセプトである。高い路上機動性と 空輸性により、一般道路や航空機を有効に活用して展 開できる機動戦闘車により、事態発生時の初動に機敏 に対応するとともに、戦車と併せて運用することによ り、事態に実効的に対処できる。また、その高い展開 能力を活かし、今後予想される広域・複合化する事態 にも迅速に対応できるため、陸上作戦のバリエーショ

機動戦闘車の開発について

機動戦闘車(イメージ図) 活用するための措置を着実に行いつつ、公的部門での受 入れを含む再就職援護や退職後の礼遇などに関する施策 を推進し、これらと一体のものとして自衛官の早期退職 制度などを検討し、導入する。 ウ 後方業務の合理化・効率化の推進  駐屯地・基地業務などの後方業務について、民間活力 の有効活用などにより業務の質の向上を図るとともに合 理化・効率化を推進し、人員の一層の合理化を進め、人 件費を抑制し、第一線部隊などを中心に必要な人員を確 保する。 エ 防衛研究所の研究・教育機能の活用  防衛研究所について、内部部局および各自衛隊のニー ズに即したより組織的かつ効率的・効果的な運営を追求 し、その安全保障および戦史にかかる研究・教育機能の 活用を図る。

(2)防衛生産・技術基盤の維持・育成

 国内に保持すべき重要な防衛生産・技術基盤を特定し、 その分野の維持・育成を重点的に実施するとともに、実 効性のある防衛力整備を効率的に実現するとの観点も踏 まえ、防衛生産・技術基盤に関する戦略を策定する。 ンも大きく広がることになる。  機動戦闘車は平成28年度の導入を目指して研究開発 が進められているが、この装備は、まさに新防衛大綱 の柱である「動的防衛力」を構築する上で重要な役割を 果たす装備の一つとなり得よう。

(10)

新たな防衛力の体制に向けて

(3)防衛装備品をめぐる国際的な環境変化に対

する方策の検討

 平和への貢献や国際的な協力において、自衛隊が携行 する重機などの装備品の活用や被災国などへの装備品の 供与を通じて、より効果的な協力ができる機会が増加し ている。また、国際共同開発・生産に参加することで、 装備品の高性能化を実現しつつ、コストの高騰に対応す ることが先進諸国で主流になっている。このような大き な変化に対応するための方策について検討する。

(4)より一層の効果的かつ効率的な装備品など

の取得の推進

 装備品の性能、価格などの総合的な観点から、必要な 装備品などを適正な価格で調達するためコスト・マネジ メントの手法の確立およびそのための体制の充実、強化 を図る。  また、民間活力を効果的に引き出す調達手法を導入す るとともに、短期集中調達・一括調達など効果的かつ効 率的に装備品などの調達を行うため、契約にかかる制度 の改善に取り組む。

(5)装備品などの運用基盤の充実

 装備品などの運用に不可欠な燃料、部品などの確保に 留意しつつ、可動率をより低コストかつ高水準で維持で きるよう、装備品などの維持整備について、国内外の先 進的な事例も参考にして、維持整備にかかる成果の達成 に応じて対価を支払う新たな契約方式(Performance Based Logistics)の導入を図るとともに、業務全体の 質の維持向上および効率化に向けた抜本的な取組などに も着手する。  なお、こうした取組などを通じ、平成23年度から平 成27年度までの各自衛隊の装備品の維持整備などにか かる経費の総額を、5の「自衛隊の能力などに関する主要 事業」に示した主要事業の整備が可能な水準にまで実質 的に抑制するとともに、平成28年度以降の更なる経費 の抑制につなげ、これにより、継続的かつ着実な防衛力 整備を実現することとしている。各自衛隊による経費抑 制の実績については適時公表していく。

(6)関係機関や地域社会との協力の推進

 警察、消防、海上保安庁などの関係機関との連携を強 化するとともに、地方公共団体、地域社会との協力を推 進するほか、各種事態のシミュレーションや総合的な訓 練・演習を平素から実施するなど、政府の意思決定およ び対処に係る機能・体制を検証し、法的側面を含めた必 要な対応について検討する。  また、防衛施設の効率的な維持および整備を実施する とともに、関係地方公共団体との緊密な協力のもと、防 衛施設とその周辺地域との一層の調和を図るため、引き 続き、基地周辺対策を推進する。 Ⅲ部4章  日米間で安全保障環境の評価を行いつつ、共通の戦略 目標および役割・任務・能力に関する日米間の検討を引 き続き行う。

(1)各種分野における協力の一層の推進

1

戦略的な対話および政策調整

2

日米防衛協力の強化

力を含む各種の運用協力、弾道ミサイル防衛における協 力、装備・技術協力といった従来の分野における協力を 進める。また、拡大抑止の信頼性向上、情報保全のため の日米協議を実施する。さらに、地域における不測の事 態に対する米軍の抑止および対処力の強化を目指し、日 米協力の充実を図るための措置を検討する。

(2)日米防衛協力の深化

6

日米安全保障体制の強化のための施策

(11)

新たな防衛力の体制に向けて  前記5 に示す装備品のうち、主要なものの具体的整備規模は、図表Ⅱ-3-1-4に示すとおりである。  この計画の実施に必要な防衛関係費の総額の限度は、 平成22年度価格でおおむね23兆4,900億円程度をめ どとすることとされており、平成22年度予算と比較し た場合の平均伸率は0.1%の増となっている。  各年度の予算の編成に際しては、国の他の諸施策との 調和を図りつつ、一層の効率化・合理化に努め、おおむ ね23兆3,900億円程度の枠内で決定するものとされて いる。このほか、将来における予見し難い事象への対応、 地域およびグローバルな安全保障課題への対応など特に 必要があると認める場合にあっては、安全保障会議の承 認を得て、1,000億円を限度として、これら事業の実施 について措置することができることとされている。  また、この計画については、3年後には、その時点に おける国際情勢、情報通信技術を始めとする技術的水準 の動向、財政事情など内外諸情勢を勘案し、23兆4,900 億円の範囲内において、必要に応じ見直しを行う。 (図表Ⅱ-3-1-5参照)

7

整備規模

8

所要経費

韓、日米豪などの三か国および多国間の共同訓練の拡大、 自衛隊施設とわが国および米国に所在する米軍施設・区 域の共同使用の拡大などによる平素からの各種協力の強 化、国際平和協力業務、国際緊急援助活動、海賊対処行 動などの地域およびグローバルな活動における日米協力 の推進について日米間で協議を行い、日米協力の強化を 図る。  さらに、宇宙、サイバー空間における対応、海上交通 の安全確保、気候変動といったグローバルな課題につい ても、関係府省間で連携しつつ日米間で協議を行い、協 力を進める。  在日米軍の駐留をより円滑かつ効果的にするとの観点 から、一層の効率化・透明化を図りつつ在日米軍駐留経 費を安定的に確保する。 Ⅲ部2章

3

在日米軍の駐留をより円滑かつ効果的に

するための取組

① 防衛力のあり方について不断の検討を行うため、自 衛隊の装備および人員の配置や運用状況に関する情報 を集約の上これを評価する体制を整備するとともに、 防衛力の整備にかかる諸計画の策定を行う体制を整備 することとしている。 ② 米軍の抑止力を維持しつつ、沖縄県を始めとする地 元の負担軽減を図るための在日米軍の兵力態勢見直し などについての具体的措置およびS

Special Action Committee on OkinawaACO(沖縄に関す

る特別行動委員会)関連事業については、着実に実施 する1

9

その他

これらの措置は着実に実施していく必要があるが、その詳細について引き続き日米間で協議を行っているところであり、また地元との調整も踏まえて事業 計画を策定していくことが必要であることから、5 年にわたってその予算規模を確定的に見通すことは困難である。このため、新中期防の所要経費には、 これらに要する経費は含めていない。 1

(12)

主要装備 (見直し後)17中期防 (注1) 陸上自衛隊 海上自衛隊 航空自衛隊 戦車 火砲(迫撃砲を除く) 装甲車 地対艦誘導弾 戦闘ヘリコプター(AH-64D) 輸送ヘリコプター(CH-47JA) 中距離地対空誘導弾 イージス・システム搭載護衛艦の能力向上 護衛艦 潜水艦 その他の自衛艦 (トン数) 新固定翼哨戒機/固定翼哨戒機(P-1) 哨戒ヘリコプター(SH-60K) 掃海・輸送ヘリコプター(MCH-101) 地対空誘導弾ペトリオットの能力向上(注2) 戦闘機(F-15)近代化改修 戦闘機(F-2) 新戦闘機 新輸送機 輸送ヘリコプター(CH-47J) 空中給油・輸送機(KC-767) 49両 38両 96両 − 4機 9機 7個中隊 3隻 5隻 4隻 8隻 4機 17機 3機 2個群、教育所要など 48機(注3) 18機 0機(注4) 0機(注5) 3機 1機 17中期防(当初) 49両 38両 104両 − 7機 11機 8個中隊 3隻 5隻 4隻 11隻 4機 23機 3機 2個群、教育所要など 26機 22機 7機 8機 4機 1機 68両 32両 75両 18両 3機 5機 4個中隊 2隻 3隻 5隻 5隻 (約5.1万トン) 10機 26機 5機 1個高射隊 16機 − 12機 10機 − − 新中期防 図表Ⅱ−3−1−4  新中期防における主要装備の整備数量 (注1)「中期防衛力整備計画(平成17年度∼平成21年度)の見直しについて」(平成20年12月20日安全保障会議決定・閣議決定)により、戦闘機 (F-15)近代化改修その他の装備品の整備規模などの見直しが行われた。 (注2)教育所要などの分の装備品は、部隊配備用のものとは構成が異なる。 (注3)戦闘機(F-15)近代化改修は、上記整備数量のほか、38機分のレーダー部品などを取得。 (注4)調査対象機種に関する情報収集の進捗状況や飛行時間のさらなる効率化などにより、現有のF-4の減勢管理が可能であることなどを考慮した結果、 整備に着手しないこととした。 (注5)機体強度の問題により飛行試験用試作機の納入が遅れるなど開発に遅れが生じていることから、現有のC-1の飛行時間のさらなる効率化を図ること により、整備に着手しないこととした。 17中期防(見直し後) (平成16年度価格) 新中期防 (平成22年度価格) 区分 総額 人件・糧食費 物件費 その他 23兆6,400億円 10兆6,300億円 13兆 100億円 ― 23兆4,900億円 10兆5,620億円 12兆8,280億円 1,000億円 23中期防 (平成23年度∼平成27年度) [平成22年度価格] (参考) 平成22年度水準 (平成22年度予算×5) 区分 防衛関係費の総額 [平均伸率]

234,900

(調整枠(1,000億)を含む) [0.1%]

234,128

(単位:億円) (注1)中期防においては、計画期間中における防衛関係の総額の限度を示す趣旨から、所要経費について、既定契約分と新規契約分に関して当該中期防 の計画期間中に歳出する経費を示す方法(いわゆる歳出ベース)により明らかにしている。 (注2)新中期防中の人件・糧食費(10兆5,620億円)および物件費(12兆8,280億円)は、総額の内数として見積もったものである。 (注3)新中期防の総額は、将来における予見しがたい事象への対応など、特に必要と認められる場合に安全保障会議の承認を得て措置することができる経 費の上限1,000億円を含んでいる。なお、新中期防期間中の各年度の予算の編成に関しては、国のほかの諸経費との調和を図りつつ、一層の効率 図表Ⅱ−3−1−5  新中期防における所要経費

新たな防衛力の体制に向けて

参照

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