東邦ガス株式会社 環境・社会報告書2017 11
ガス市場の全面自由化時代における東邦ガスグループの取組み
に引き込むため、道路をほとんど掘削することなくガス導管 を埋設でき、土砂の発生を大幅に削減することができます。
競争力の強化
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原料調達の多様化と受入基地の柔軟性向上を進め、低廉なエネルギーの安定調達を実現するとともに、不断の 経営効率化を推進します。
低廉なエネルギーの安定調達
LNG導入における調達地域、価格指標、契約形態の多様化
当社では現在、インドネシア、オーストラリア、マレーシア、 カタール、ロシアの5か国から、長期契約に基づきLNGを輸 入しています。今後、米国キャメロンプロジェクトからもLNG を購入することとなっており、調達が始まれば、当社の調達 先は既存の5か国に米国を加えた6か国となります。 米国から購入するLNGは、米国天然ガス市場価格を指標 とした契約となっており、価格指標を多様化し、価格の安定 化を図っています。また、2016年3月には、ペトロナス・エ ルエヌジー・リミテッド社とLNG購入に関する売買契約書 を締結しました。本契約は数量の柔軟性、価格指標の多様 化の観点から、売主が保有する複数の供給源から引き取る 「ポートフォリオ契約」を当社として初めて採用しました。
契約形態については、従来の長期契約に加え、短期契約 やスポット調達の比率を高め、LNGの柔軟かつ安定的な調 達と価格低減に努めます。
競争発注の拡大
さらなるコストダウンと取引の透明性向上を図るため、資 機材・役務調達の競争発注比率を40%程度に拡大するこ とを目指しています。
ガス導管工事における新工法の導入
環境保全とコストダウンを目的に、非開削工法を開発・導 入しています。従来の開削工法では、道路に埋設する場所を 帯状に掘削するため土砂が発生します。非開削工法では、工 事区間の両端に小さな穴(掘削坑)を設け、ガス導管を地中
ロシア (サハリン)
カタール
マレーシア インドネシア
アメリカ
オーストラリア
※2018年度より (予定)
2016年12月、当社、三菱商事(株)、日本郵船(株)、東北 電力(株)の4社は、米国キャメロンプロジェクト向けのLNG船 共同保有について発表しました。本船は2019年(予定)の竣工 後、当社および東北電力向けLNG輸送に従事する予定です。こ れにより、当社グループとし
て一部保有するLNG船は、 「LNG FLORA号」「エル
エヌジーヴェスタ号」「エネ ルギーアドバンス号」に続い
て4隻目となります。 提供:三菱重工船舶海洋株式会社
経営効率化の推進
効率的な設備形成や業務遂行、間接部門の要員効率化や各分野のコストダウンの推進など、各事業領域における不断の経 営効率化に取り組み、グループ大での資源再配分を実施することで、効率的な事業運営体制を構築します。
受入基地の柔軟性向上
2013年に知多地区と四日市地区を結ぶ伊勢湾横断ガ スパイプラインが完成し、2016年8月には、知多緑浜工場 のNo. 3LNGタンクが完成しました。
これらの設備を 有効活用し、多様化 するLNG調達への 柔軟な対応と基地 運用の一層の効率 化を図ります。
知多緑浜工場No.3タンク
米国キャメロンLNG輸送用の 新造船舶の共同保有
TOPICS
新設ポリエチレン管
ガス管の入替イメージ
既設ガス管 引込装置