The Japanese Psychonomic Society
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The Japanese Psyohonomio Sooiety
272
基 礎 心 理 学 研 究 第 28 巻 第
2
号
刺激は反応刺 激との傾きの違い だけで なく
,
傾 きの カ テ
ゴ リ
ー
の違いか ら も分 析され
,
反 応に影 響を与え てい る
こと が示 峻される
。
潜 在 的 錯 誤 相 関
一
相 関に対 す る 意 識 が 錯 誤 相関の生 起
に及ぼす 影 響
一
上智 大 学
・
日本学術振興 会 菊 池 健
上 智 大 学 道 又 爾
我々 は相関が ない二つ の
変数の間に相 関がある と錯 覚
す るこ と が ある
。
本 研 究で は こ うい っ た錯 誤相関の生 起
に
,
相 関 が ある とい う意 識が 必要で あ るのか検 討 し た。
実 験で は呈示 さ れ た図形か ら そ こ に
隠さ れて い る文 宇を
予 測 する課 題を行 っ た
。 そ の
際に参 加 者 を
,
図 形 と文字
の問に相 関が ない と教 示 す る 無 相 関 教 示 群 と課 題の説 明
の みを行う統 制 群に分 けたe 実 験の 結果
,
統 制 群で は錯
誤相 関が生じ た が, 無 相 関教示群で は生じ な かっ た。 し
か し
,
統 制群におい て
相関が ある と意 識 して い な か っ た
参 加 者と無 相 関 教 示 群の参 加 者を合わせ て分析した とこ
ろ
,
錯 誤 相 関が生 じていた
。
し た が っ て
,
柑 関が あ る と
意 識 して い な くて も錯誤相 関が 生 じ るこ と が示 唆さ れ
た。
確率 情報が注意 過程に及ぼす 影 響
神戸大学 嘉 幡 貴 至
・
松 本 絵理子
従 来の 注 意研究で は
,
手が か り刺激が課 題の遂 行に有
効で ある
確 率 (validity
)を操 作 し
,
手が か り刺 激が有 効
で ある条 件 とそ うで ない条 件の成績を 比 較す るこ とに
よ っ て 注 意の効果 が調べ ら れて き た
。 し か し
,
こう した
課題に含ま れ た確率清 報が
,
どの ように注 意に影 響 を 与
えて い る のかにっ い て は十 分に研 究さ れ てい ない
。
本研
究で は
,
課 題に含ま れ た確 率 情報を
,
課 題遂行 中に実験
参 加 者 が 利 用できる ように な る か ど う かを 調べ る た め
に
,
同
一
の 実 験パ
ラダ イムにおいて確 率 情 報が定 義さ れ
る属 性を操作して実験を行っ た
。 その結 果
,
確 率 情 報が
空 間 位 置で定義さ れ る場 合に は
,
確 率 情 報に基づ く注 意
の誘 導が生じ る
一一
方で
,
先行 手が か りに よ
っ
て定 義さ れ
る場 合に は, 顕 在的知識が ない と確 率 情 報は注 意 過 程に
反映さ れ な いこ と が示さ れ た。
大 規 模 空 間の習 得にお け るワ
ー
キングメモ リの役割
東 京 大学 温 文
東 京 大 学
・
東 京 大 学 空間情 報科 学研究セ ン タ
ー
石川 徹
東 京 大 学 佐 藤 隆 夫
本 研 究で は
,
大 規摸空間の ラ ン ドマ
ー
ク
,
ル
ー
ト サ
ー
ヴェ イの
3
種 類の空間知識を習 得 する際に
,
ワ
ー
キ ン グ
メ モ リの
言 語,
視 覚,
空 間の三っ の コ ン ポ
ー
ネン トが
,
どの ような役 割を果 すのかを 検 討 した。 その結果
,
効率
的な空 間 学 習 者で は
,
空 間入力か ら言 語 と 空間の
情 報を
抽 出しラ ン ドマ
ー
ク知識とル
ー
ト知識に符 号 化した。 そ
し て
,
サ
ー
ヴェ イ知 識に統 合する際に
,
ワ
ー
キ ングメ モ
リの言 語
,
視 覚
,
空 間の 三っ の コ
ン ポ
ー
ネン ト がすべ
て
利 用 さ れた。
一
方
,
方 向 感 覚のよ く ない人で は, 空間コ
ンポ
ー
ネン トを利用するこ と がで きず
,
他の方略で ラン
ドマ
ー
ク とル
ー
トの
知 識 を 習 得で きたもの の
,
俯 瞰 的な
サ
ー
ヴェ イ知 識を習 得 するこ とがで き な かっ た
。
顕在的課題切 換え に おけ る 手 が か リコス トと自動性
神戸 大学 芦 高 勇気・ 嶋
田 博行
顕 在 的 手が か り切 り替えパ ラダイ ムにおいて , 手がか
り切 り替え コ ス トと真の課 題 切替え コ ス トの
分離が行わ
れ る方 法が 発達 して き た (Logan ら
,
Mayr ら)。 我々
は, 自 動性が強い課 題におい て も
,
手が か りを利 用 する
か ど う か を こ の方 法に よっ て利 用 して い るかど う かに着
目した
。
本 研 究にお け る意義は以下の と おりで あ る。
クロ ス モ
ー
ダル の
手が かりによ る顕 在 的 切 り替え実 験 を
行っ た最 初の実 験で あ る。 Legan らの プラ イ ミン グ
モ デルへ の
当て はめが 非 常に良 好であるこ と をと ら え た
こと 不 適 切な手がかりへ の 着目を手が か り切り替えコ
ス ト か ら と ら え る方 法を確立 し た こと。 この実 験におい
て, 自動性の 強さ と手が か りコ ス ト の関 係を
,
課 題 切 替
えパ ラダ イム に導 入した
。
4
選択肢課題iこよる主 観 的 等 価 点 測 定の検 討
日本女子大学 岡本 安晴
2
選 択 肢 課 題に おい ては弁 別 困 難 な刺 激値が あり, そ
れに対して 「わか ら ない
/同 じ」 判断を許す
3
選択 肢弁
別 課 題に妥 当 性が 認め ら れ るの で あ れ ば
,
通常の 2
選 択
肢 弁 別 課 題か ら決 定さ れ る 主観 的 等 価 点には問 題がある
こ とに なる
。3
選 択 肢課題の 妥当性が閾 値の
実 質 的 存 在
に よ る と い うこ とで あ れ ば,
2
選 択 肢 課 題で は閾 値 内の
弁 別 が 強 制さ れて いるこ とにな り, こ の課 題か らの デ
ー
タ によ っ て決定さ れ た主観 的等価点に は閾 値 内 判 断バ イ
ア ス が
含ま れ るこ とにな る。 閾 値 内 判 断バ イ ア ス の可 能
性に対 し て
4
選択 肢 弁 別 課題 デ
ー
タ は
一・
っ の示 唆 を 与
え るこ と が期待さ れ ること を指摘する と と もに
,
実 験
デ
ー
タ を報 告する。
N工 工
一
Eleotronio
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