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H29年度単独処理浄化槽環境影響実態調査業務報告書

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Academic year: 2021

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平成 29 年度

単独処理浄化槽環境影響実態調査業務

報告書

平成30年2月

環境省環境再生・資源循環局 廃棄物適正処理推進課 浄化槽推進室

一般社団法人 埼玉県環境検査研究協会

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平成29年度単独処理浄化槽環境影響実態調査業務報告書 - 目 次 - 1.業務の目的 ... 1 2.業務の内容 ... 1 3.業務のスケジュール ... 3 4.業務の体制 ... 4 4.1 業務の実施体制 ... 4 4.2 業務実施担当者一覧 ... 5 5.調査の実施方法 ... 6 5.1 調査方法 ... 6 5.2 調査地点 ... 6 5.3 試料の分析方法等 ... 8 6.調査結果 ... 10 6.1 調査地点の利用状況 ... 10 6.2 調査結果 ... 13 7.まとめ ... 24 7.1 各家庭排水からの環境影響 ... 24 7.2 合併処理浄化槽への転換促進への広報資料 ... 29 8.資料編 ... 35 8.1 調査地点の一覧 ... 36 8.2 調査に使用した帳票等 ... 40 8.3 調査事前ヒアリング結果 ... 46 8.4 転換アンケート結果 ... 56 8.5 調査地点の状況 ... 62 8.6 調査地点の配管系統 ... 64 8.7 水質調査結果の詳細 ... 99 8.8 調査の状況 ... 110 8.9 参考資料 ... 111

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1 1.業務の目的 単独処理浄化槽は、平成12年の浄化槽法の改正により原則的に新設が禁止され、既設の単 独処理浄化槽についても合併処理浄化槽に転換する努力義務が課せられている。しかし、平 成27年末時点においても約412万基の単独処理浄化槽が設置されており、生活雑排水を未処理 のまま放流し、水質保全上大きな問題となっている。今後、単独転換をより推進していくた めには、単独処理浄化槽から合併処理浄化槽への転換により放流水の水質がどの程度改善さ れるのかを定量的に計測し、その結果をもとに広報していく必要がある。また、昨年度は単 独処理浄化槽の利用世帯において単独処理浄化槽の放流水及び生活雑排水の水質調査を行っ たところである。 そこで本業務では、昨年度水質調査を行った一般家庭を対象に、合併処理浄化槽に転換後 の放流水を測定し、合併処理浄化槽への転換による環境影響の改善を調査し、広報資料の作 成等を行うことを目的とする。 2.業務の内容 (1)合併処理浄化槽へ転換した家庭における水質調査 合併処理浄化槽への転換による放流水の環境影響の改善について評価を行うため、平成28 年度単独処理浄化槽環境影響実態調査業務(以下、平成28年度業務)で単独処理浄化槽の放 流水及び生活雑排水の水質調査を行った家庭(15件)において、転換後の合併処理浄化槽か らの放流水の水質調査を行った。さらに、データの偏りをなくすため、一般家庭を対象とし た合併処理浄化槽(5件)を追加で選定し、放流水の水質調査を行った。 調査地点の選定の詳細は、「5.2 調査地点」(6頁参照)で述べる。なお、個人情報保 護の観点から住所や世帯主などの情報は、報告から除いた。 (2)水質調査 ①現地確認 平成28年度業務で実施した15地点に対して、事前に使用状況の変更の有無について確認 を行い、追加の5地点についても、円滑な調査が実施できるよう関係者との調整を図り、 現地確認を行った上で調査地点に選定した。 ②利用実態確認 調査に当たり、炊事、洗濯、掃除などの時間に関する生活パターンや実際の使用人数を 調査の事前にヒアリングして確認した(「5.1 調査方法」(6頁参照)、「5.2 調 査地点」(6頁参照)、「6.1 調査地点の利用状況」(10頁参照))。また、併せて浄 化槽法第7条の検査結果を確認し、設置上問題がなかったかを確認した。 調査時には、水道の利用状況(「6.1 調査地点の利用状況(2)水道の利用状況と 合併処理浄化槽使用人員比」(11頁参照))と、使用している洗剤の種類や使用量に関す る情報の収集を行った(「(3)洗剤の利用状況」(12頁参照))。

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2 ③水質調査方法 試料の採取や搬入、分析方法は、「5.3 試料の分析方法等」(8頁参照)で述べる。 ④転換アンケート調査 現地にて、単独処理浄化槽から合併処理浄化槽に転換した理由についてのアンケートを 実施した。なお、追加した5地点については、合併処理浄化槽が設置された新築住宅を購 入したケースもあるため、回答できる可能な範囲でアンケートをお願いした(「6.2 調 査結果(4)合併処理浄化槽への転換に関するアンケート」(19頁参照))。 アンケートの結果は、単独処理浄化槽の転換を推進するために広報資料の作成に用いた。 (3)合併処理浄化槽への転換による水環境への影響の改善に関する分析・考察、広報 ①分析・考察 合併処理浄化槽への転換後の放流水の結果と、平成28年度業務の単独処理浄化槽からの 放流水及び生活雑排水の結果を比較し考察した(「7.1 各家庭排水からの環境影響」 (24頁参照))。 ②広報 本業務結果について、一般の方にも分かりやすくとりまとめを行い、単独処理浄化槽か ら合併処理浄化槽への転換の必要性を解説した資料を作成した(31頁参照)。 また、単独処理浄化槽の転換を推進するために、PFI事業者や保守点検業者・清掃業者な どへヒアリングを行い、転換事業率先事例(「7.1 各家庭排水からの環境影響(3) 転換前後についての考察」(28頁参照))としてまとめた他、講習会等で合併処理浄化槽 への転換の重要性についての講演を行った(「7.2 合併処理浄化槽への転換促進への 広報資料」(29頁参照))。 (4)成果品 本業務の成果物は、次のとおりである。 ① 成果物 報告書 20部(A4判 両面100頁程度) 広報資料 50部(A4判 両面4頁程度) 報告書及び広報資料の電子データを収納した電子媒体(DVD-R)正副2式 ② 履行期間 平成29年8月7日(月)から平成30年2月23日(金)まで ③ 提出場所 環境省環境再生・資源循環局 廃棄物適正処理推進課 浄化槽推進室

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3 3.業務のスケジュール 業務は、次の表1に示した内容で進めた。 必要に応じて、適宜、環境省担当官とメール等での協議を行い、業務を進めた。 表1 スケジュール(業務実績) 時 期 内 容 8月 17 日 1)環境省との打合せ(仕様内容の確認と協議) 8月中旬 1)調査協力者(個人宅)へのヒアリング資料の作成 ・ヒアリング資料の作成 2)採水・分析計画の準備 ・調査協力者との調整 ・守秘義務事項の確認 ・関係機関との調整 ・法定検査結果の入手 8月下旬~9月上旬 1)調査地点の決定 ・ヒアリングの実施 2)調査地点の追加の候補地選定 3)採水・分析計画の作成 ・採水及び分析スケジュールの調整、調査ルートの確認 9月下旬~ 1)調査の実施 ・調査実施(9/21~12/7) ・転換アンケートの実施 2)転換事業率先事例の整理 3)広報資料案の検討 4)配布先一覧の整理 5)講演の開催準備 11 月 1)データの整理 2)報告書案の検討 3)環境省との打合せ(11/13、11/27) 12 月~1月 1)報告書案の作成 ・報告書案の作成 ・広報資料案の作成 ・転換事業率先事例の作成 ・配布先一覧の作成 2)環境省との打合せ(1/18) 2月 1)成果品納品

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4 4.業務の体制 4.1 業務の実施体制 図1のとおりの体制で実施した。管理担当や調査担当(採水や報告書作成など)、分析担当 に分かれ、自社で全て行った。 図1 実施体制と役割分担 【管理担当:統括・計画管理】 主たる担当者 常務理事・施設検査本部長 浅川 進 ・業務統括 ・計画進捗確認 ・関係市町村との協議 ・報告書作成統括 指定検査機関・保守点検業者 関係市町村(調査地域) 【調査担当:採水、報告書作成】7名 施設検査本部・管理本部・業務本部 ・業務調整補助 ・現地調査、分析試料の受取り・搬入 ・報告書・広報資料の作成 【分析担当:調査項目分析】3名 技術本部環境計測課 ・水質等の分析 ・測定結果(データ)の管理 協議・調整 調査協力者(個人宅) 指示・報告 指示・報告 分析試料搬入 日程調整 測定結果 協力打診・ 説明等 調整・調査 協力 打診等 一般社団法人埼玉県環境検査研究協会

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5 4.2 業務実施担当者一覧 業務担当者は表2に示すとおりであり、個人情報に触れる可能性がある担当者には、守秘 義務の誓約を取った(「8.2 調査に使用した帳票等(3)守秘義務誓約書」(42頁参照))。 表2 業務実施担当者の一覧 氏名 所属・役職 担当業務 浅川 進 常務理事・施設検査本部長 業務の管理と計画の統括 野口 裕司 業務本部 理事・本部長 計画と報告書作成 長濱 一幸 管理本部 環境国際企画課 課長 報告書作成 鈴木 章 管理本部 環境国際企画課 現地調査、報告書作成 岸田 直裕 管理本部 環境国際企画課 報告書作成 鈴木 智昭 技術本部 環境計測課 副技師長 試料の分析 片沼 敏明 技術本部 環境計測課 課長補佐 試料の分析 安岡 隆彰 施設検査本部 浄化槽検査課 課長補佐 試料の分析 永嶋 秀記 施設検査本部 浄化槽管理課 現地調査 江刺 達也 施設検査本部 浄化槽検査課 現地調査 鯉渕 佐枝子 施設検査本部 浄化槽管理課 報告書作成

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6 5.調査の実施方法 5.1 調査方法 (1)調査実施までの流れ 本業務は、昨年度より調査協力の承諾を得ている15地点について調査を実施した。さらに 追加の5地点については、指定検査機関、保守点検業者、市町村関係者との協力を得て選定 した。 候補となった調査協力者には、次のような手順で進め、調査を行った。 ① 調査協力者に調査の概要を説明した(「8.2 調査に使用した帳票等」(40頁参照))。 調査に協力いただける家屋については、調査事前ヒアリングを実施した(「8.2 調 査に使用した帳票等(2)調査事前ヒアリング表」(41頁参照)、「8.3 調査事前 ヒアリング結果」(46頁参照))。 ② 既に実施されている浄化槽法第7条の検査結果を確認し、設置上問題が認められてい ないことを判断材料として調査地点に選定した。 ③ 判断結果を調査協力者に伝えた。調査に適していない場合には、その理由と調査を実 施しないこと、調査を実施する場合は、調査実施日を調整した。 (2)調査の実施 調査は、家屋から生じる排水時刻(炊事、洗濯、入浴など水道を使用する時刻)に合わせ て、生じた合併処理浄化槽からの放流水を手作業により採取した。当初、チューブポンプに より連続採取する予定であったが、全ての調査地点において断続的に排水されることから、 排水時刻に合わせた。 水道使用量については、調査協力者に対し、協力できる範囲でヒアリングや目視などによ り確認した(「6.1 調査地点の利用状況(2)水道の利用状況と合併処理浄化槽使用人 員比」(11頁参照)、「8.1 調査地点の一覧(2)水道使用状況」(37頁参照)、「8. 8 調査の状況」(110頁参照))。 また、単独処理浄化槽から合併処理浄化槽に転換した理由についてのアンケートを実施し た(「6.2 調査結果 (4)合併処理浄化槽への転換に関するアンケート」(19頁参照)、 「8.2 調査に使用した帳票等 (4)合併処理浄化槽への転換に関するアンケートの様 式」(43頁参照)、「8.4 転換アンケート結果」(56頁参照))。 5.2 調査地点 調査地点は、表3のとおり埼玉県内の個人宅とした。 調査地点の詳細は、「8.1 調査地点の一覧」(36頁参照)に示した。また、調査地点 の主な状況を「8.5 調査地点の状況」(62頁参照)に、各地点の配管系統を「8.6 調 査地点の配管系統」(64頁参照)に示した。 なお、調査協力者のうち、調査対象として選定できなかった地点はなかった。

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7 表3 調査地点一覧 調査地点 No. 設置されている 市町村名 調査地点 No. 設置されている 市町村名 1 日高市 11 日高市 2 日高市 12 上尾市 3 日高市 13 北本市 4 日高市 14 東松山市 5 加須市 15 横瀬町 6 加須市 追 加 地 点 16 川越市 7 加須市 17 東松山市 8 熊谷市 18 さいたま市 9 滑川町 19 日高市 10 日高市 20 鴻巣市 ※調査地点は全て埼玉県内の市町村 ※No.1からNo.15は平成28年度より継続した調査地点 ※No.16からNo.20は平成29年度の本業務で新たに追加した5地点

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8 5.3 試料の分析方法等 (1)分析方法と分析スケジュール 分析方法と試料の搬入は、表4に示した方法で実施した。 採水は排水のある時刻に出向き、合併処理浄化槽からの放流水が流れている状態を確認し て採取した。 表4 分析項目と分析方法 項目 分析方法 分析スケジュール pH JIS K 0102 12.1 現地にて測定 BOD JIS K 0102 21 採水当日もしくは翌日午前中に分 析室に搬入し分析 CODMn JIS K 0102 17 SS 昭和 46 年環告第 59 号「水質汚濁に係る環 境基準について」付表 9 n-Hex 昭和 49 年環告第 64 号「排水基準を定める 省令の規定に基づく環境大臣が定める排 水基準に係る検定方法」付表 4 採水後に酸固定し、採水当日もし くは翌日午前中に分析室に搬入し 分析(ガラス容器使用) 大腸菌群数 昭和 37 年厚・建令第 1 号「下水の水質の 検定方法等に関する省令」別表第 1 に準拠 滅菌容器に採水し、12 時間以内に 分析室に搬入し分析 大腸菌数 平成 23 年環水大水発第 110324001 号「要 測定指標の測定の実施について(協力依 頼)」別添 2 に準拠 残留塩素 濃度 平成 15 年厚生労働省告示第 318 号「水道法 施行規則第17 条第2 項の規定に基づき厚生労働大 臣が定める遊離残留塩素および結合残留塩素の検 査方法」(DPD 法) 現地にて測定 T-N JIS K 0102 45.1 または 45.2 または 45.6 採水当日もしくは翌日午前中に分 析室に搬入し分析 アンモニア性 窒素 JIS K 0102 42.2 または 42.3 亜硝酸性 窒素 JIS K 0102 43.1 硝酸性窒素 JIS K 0102 43.2 T-P JIS K 0102 46.3 LAS 平成 15 年厚労省告示第 261 号「水質基準 に関する省令の規定に基づき厚生労働大 臣が定める方法」別表第 24(HPLC 法) 透視度 JIS K 0102 9. 現地にて測定 ※ 搬入する分析試料は、全て保冷容器にて冷温保存し、分析室に搬入した。

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9 (2)分析測定の定量下限値 分析の定量下限値と下限値未満の表記について、表5に示した。 表5 定量下限値一覧 項 目 単位 定量下限値とその表記 BOD(生物化学的酸素要求量) mg/L 0.5 未満 COD(化学的酸素要求量) mg/L 0.5 未満 SS(浮遊物質量) mg/L 10 未満 n-Hex(ノルマルヘキサン抽出物質) mg/L 5.0 未満 大腸菌群数※1 個/mL 30 未満 大腸菌数※1 MPN/mL 30 未満 残留塩素濃度※2 mg/L 0.1 未満 T-N(全窒素) mg/L 0.4 未満 アンモニア性窒素 mg/L 0.1 未満 亜硝酸性窒素 mg/L 0.10 未満 硝酸性窒素 mg/L 0.10 未満 T-P(全リン) mg/L 0.20 未満 LAS(直鎖アルキルベンゼンスルホン酸及びその塩) mg/L 0.10 未満 透視度 度 1.0 未満 ※1 大腸菌群数は、昭和37年厚生省・建設省令第1号別表第1に掲げる測定方法に準拠し、 1mL当たりの測定(定量下限値:30個/mL)を行った。大腸菌数については、排水につい ての公的な測定方法が定められていないため、測定時における排水試料の作業性、大腸 菌群数との比較を踏まえ、大腸菌群数の測定に準じて1mL当たりの測定(定量下限値: 30MPN/mL)を採用した。 ※2 残留塩素濃度は、発色はあるが0.1mg/Lに満たない場合を0.1mg/L未満として扱い、発 色が見られなかった場合を不検出とした。

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10 6.調査結果 6.1 調査地点の利用状況 (1)利用状況 調査地点の利用状況を集約し、表6に示した。 表6 調査地点の利用状況 利用項目 利用状況 該当件数 使用人数 2人 6件 3人 5件 4人 3件 5人 2件 6人 2件 7人 1件 8人 1件 合併処理浄化槽の 処理方式 接触ろ床方式 10件 流量調整型分離生物ろ過循環方式 3件 沈殿分離・嫌気ろ床・好気循環方式 2件 担体流動生物ろ過循環方式 2件 固液分離型流量調整付担体流動循環方式 1件 嫌気分離接触ろ床方式 1件 担体流動ろ過循環方式 1件 法定検査の実施の有無 実施 20件※1 未実施 0件 維持管理の実施状況 保守点検※2 実施 20件 未実施 0件 清掃※3 実施 0件 未実施 20件 排水時刻パターン (生活排水が生じる 時間帯) 午 前 6~8 時 7件 6~9 時 7件 6~10 時 2件 7~8 時 1件 7~9 時 3件 午 後 16~19 時 1件 17~20 時 6件 17~21 時 4件 18~20 時 4件 18~21 時 4件 18~23 時 1件 ※1 法定検査の結果は「適正」:15件、「おおむね適正」:5件であった。 ※2 浄化槽法の規定回数以上の保守点検をいう。なお、回数不足はなかった。 ※3 使用開始より1年未満であるため実施されていない。

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11 (2)水道の利用状況と合併処理浄化槽使用人員比 調査当日における水道の使用量を可能な範囲で調査した。また、設置されている合併処理 浄化槽の規模(人槽)と実使用人員から使用人員比を算出し、表7に示した。 生活排水のパターンを見ると、水の使用状況は家事作業の状況や生活スタイルに大きく左 右されるが、概ね朝と晩の2回のピークがある排水パターンとなっている(「8.1 調査 地点の一覧(2)水道使用状況」(37頁参照))。朝昼晩の3回のピークがある排水パター ンは、在宅者がいる場合である。 水道使用量を見ると、最大で1.860m3/日(6人家族)、最小で0.133m3/日(2人家族)で あり、全調査地点において地下水は利用していないことを確認した。 一方、合併処理浄化槽の人槽に対する実使用人員の比である使用人員比は、最大1.14、最 小0.29、平均0.62であった。 表7 調査地点の水道の利用状況と合併処理浄化槽使用人員比 調査地点 No. 調査当日の 水道使用量(m3 実使用人員 (人) 合併処理浄 化槽人槽 (人槽) 使用人員比 1 0.380 3 5 0.60 2 0.367 3 7 0.43 3 0.345 2 5 0.40 4 0.503 2 7 0.29 5 0.330 2 5 0.40 6 0.716 3 5 0.60 7 0.554 3 5 0.60 8 0.133 2 5 0.40 9 - 3 7 0.43 10 0.495 6 7 0.86 11 0.729 4 7 0.57 12 1.860 6 7 0.86 13 0.614 2 5 0.40 14 0.990 4 7 0.57 15 0.418 2 7 0.29 16 0.721 5 5 1.00 17 0.554 7 7 1.00 18 0.548 5 7 0.71 19 0.185 4 5 0.80 20 0.696 8 7 1.14 平均 0.586 3.8 - 0.62 ■:平成 29 年度追加地点 ※ 「-」は水道使用量に関する情報提供の同意が得られず不明。

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12 (3)洗剤の利用状況 LAS成分の発生を確認するために、調査地点で使用している洗剤等をヒアリングした。 協力を得て使用洗剤等の種類の提示を受けた製品の数と、LAS含有製品の有無及び数、並び に種類を表8に示した。提示された製品は、食器や洗濯の洗剤や漂白剤などがあり、使用し ている洗剤等の種類(製品数)は、調査地点によってばらつきがあった。 なお、洗剤の使用状況をヒアリングしたが、正確な使用量は把握できなかった。 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸及びその塩(LAS)を含むものは、全124製品中「濃縮型 洗濯用液体洗剤」5製品、「洗濯用粉末洗剤」3製品、「台所用液体洗剤」1製品の計9製 品であった。洗濯用粉末洗剤は、124製品中4製品あったが、このうちの3製品にLASを含ん でいた。LAS以外の界面活性剤としては、アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム、アルキ ルスルホン酸ナトリウム、ジアルキルスルホコハク酸ナトリウム、エステル型ジアルキルア ンモニウム塩を含有するものが確認され、LASを含有している洗濯洗剤を全ての地点で使用さ れているものではなかった。 表8 調査地点の洗剤等提示状況 調査地点 No. 洗剤等使用 製品の数 LAS 含有 製品の数 LAS 含有製品の種類 1 7 0 なし 2 11 0 なし 3 5 0 なし 4 5 2 濃縮型洗濯用液体洗剤、台所用液体洗剤 5 10 0 なし 6 4 0 なし 7 8 0 なし 8 5 0 なし 9 - - - 10 6 0 なし 11 4 1 濃縮型洗濯用液体洗剤 12 8 2 洗濯用粉末洗剤(2製品) 13 13 2 濃縮型洗濯用液体洗剤、洗濯用粉末洗剤 14 3 0 なし 15 12 0 なし 16 6 1 濃縮型洗濯用液体洗剤 17 - - - 18 2 0 なし 19 2 0 なし 20 13 1 濃縮型洗濯用液体洗剤 合計 124 9 ・濃縮型洗濯用液体洗剤(5製品) ・洗濯用粉末洗剤(3製品) ・台所用液体洗剤(1製品) ■:平成 29 年度追加地点 ※ 「-」は使用製品に関する情報提供の同意が得られず不明。

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13 6.2 調査結果 (1)水質調査結果 調査項目の水質分析の結果を集計し、表9、表10、図2に示した。 集計の対象は、平成28年度からの転換による15地点と本業務で追加した5地点の計20地点 における水質分析結果である(詳細は「8.7 水質調査結果の詳細」(99頁参照))。 表9 水質調査結果① 項目 対象試料 分析結果 ※ 分析項目 単位 平均 最小 最大 中央値 pH - 単独処理浄化槽 7.5 5.3 8.6 7.7 生活雑排水 7.3 6.5 8.8 7.3 合併処理浄化槽 7.1 6.6 7.4 7.1 BOD mg/L 単独処理浄化槽 46 5.1 189 38 生活雑排水 161 41 874 119 合併処理浄化槽 7.4 1.3 17.1 5.9 COD mg/L 単独処理浄化槽 66 23 129 55 生活雑排水 114 10 849 86 合併処理浄化槽 13.5 2.3 26.8 12.9 SS mg/L 単独処理浄化槽 44 10 213 32 生活雑排水 61 14 291 54 合併処理浄化槽 10 10 未満 14 10 未満 n-Hex mg/L 単独処理浄化槽 5.0 5.0 未満 5.0 5.0 未満 生活雑排水 35 5.0 未満 170 25 合併処理浄化槽 5.0 未満 5.0 未満 5.0 未満 5.0 未満 大腸菌群数 個/mL 単独処理浄化槽 1.4×103 30 未満 9.7×103 3.5×102 生活雑排水 9.5×103 30 未満 1.0×105 2.1×104 合併処理浄化槽 1.7×102 30 未満 1.2×103 30 未満 大腸菌数 MPN/mL 単独処理浄化槽 3.8×102 30 未満 1.6×103 4.5×102 生活雑排水 2.1×102 30 未満 1.7×103 3.0×101 合併処理浄化槽 6.9×101 30 未満 5.6×102 30 未満 残留塩素 濃度 mg/L 単独処理浄化槽 0.1 未満 不検出 0.2 0.1 未満 生活雑排水 - - - - 合併処理浄化槽 0.8 0.1 未満 2.0 以上 0.5 ■:平成 28 年度業務の結果 ※ 集計時の「未満」の扱いは、未満を切り捨てた定量下限値を採用した。 ※ 集計時の「以上」の扱いは、以上を切り捨てた定量上限値を採用した。 ※ 単位の扱いについては、「5.3 試料の分析方法等(2)分析測定の定量下限値」 (9頁)を参照。 ※ 統計処理により、一部の値を外れ値として棄却した。

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14 表10 水質調査結果② 項目 対象試料 分析結果 ※ 分析項目 単位 平均 最小 最大 中央値 T-N mg/L 単独処理浄化槽 106 41 240 100 生活雑排水 7.0 1.4 45.0 3.8 合併処理浄化槽 10.9 2.4 25.0 9.4 アンモニア 性窒素 mg/L 単独処理浄化槽 78 15 210 74 生活雑排水 1.1 0.1 未満 12 0.2 合併処理浄化槽 4.1 0.1 未満 22.0 0.7 亜硝酸性 窒素 mg/L 単独処理浄化槽 6.3 0.10 未満 31 0.54 生活雑排水 0.14 0.10 未満 0.90 0.10 合併処理浄化槽 0.46 0.10 未満 3.9 0.10 未満 硝酸性窒素 mg/L 単独処理浄化槽 16 0.10 未満 86 2.95 生活雑排水 0.59 0.10 未満 2.4 0.23 合併処理浄化槽 5.1 0.10 未満 16 5.2 T-P mg/L 単独処理浄化槽 14 5.0 25 13 生活雑排水 1.0 0.20 未満 6.3 0.47 合併処理浄化槽 3.2 1.1 5.4 3.4 LAS mg/L 単独処理浄化槽 0.10 未満 0.10 未満 0.10 未満 0.10 未満 生活雑排水 4.97 0.10 未満 33 0.34 合併処理浄化槽 0.14 0.10 未満 0.36 0.10 未満 透視度 度 単独処理浄化槽 12.0 2.0 27.5 11.5 生活雑排水 11.3 1.0 21.0 10.3 合併処理浄化槽 29.7 23.0 30 以上 30 以上 気温 ℃ 単独処理浄化槽 3.8 ‐0.2 7.6 4.0 生活雑排水 4.1 ‐0.2 10.0 4.1 合併処理浄化槽 13.7 1.4 25.0 13.0 水温 ℃ 単独処理浄化槽 7.2 1.4 11.2 7.3 生活雑排水 11.5 2.3 21.3 11.6 合併処理浄化槽 22.3 17.7 27.6 22.0 ■:平成 28 年度業務の結果 ※ 集計時の「未満」の扱いは、未満を切り捨てた定量下限値を採用した。 ※ 集計時の「以上」の扱いは、以上を切り捨てた定量上限値を採用した。 ※ 単位の扱いについては、「5.3 試料の分析方法等(2)分析測定の定量下限値」 (9頁)を参照。 ※ 統計処理により、一部の値を外れ値として棄却した。

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15 汚濁の指標となる項目について、単独処理浄化槽の放流水、生活雑排水それぞれの平均濃 度を合算し、合併処理浄化槽の放流水の平均濃度と比較した。 その結果、合併処理浄化槽への転換により排出される濃度は大幅な低減が確認された。 :単独処理浄化槽 :生活雑排水 :合併処理浄化槽 図2 転換前後の水質状況(1地点当たりの水質平均濃度)

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16 (2)水質調査結果(汚濁負荷量) 平成28年度業務及び本業務にて調査したそれぞれの水質濃度結果(午前と午後の測定値の 平均値)に、各地点における排水量※1を乗じて1地点(1世帯)1日当たりの平均汚濁負荷 量※2を算出し、表11に示した。 表11 平均汚濁負荷量(1地点(世帯)・1日当たり) 項 目 (単位:g/地点・日) BOD COD SS n- Hex T-N アン モニ ア性 窒素 亜硝 酸性 窒素 硝酸 性窒 素 T-P LAS 単独処理浄化槽 5.0 5.9 4 0.4 9.7 7.0 0.78 1.2 1.1 0.009 生活雑排水 109 75 43 24 6.0 0.68 0.095 0.40 0.72 4.0 合併処理浄化槽 4.7 8.2 6 2.9 7.1 3.3 0.29 2.7 1.8 0.09 ※1 平成28年度業務においては、トイレの洗浄水のタンク容量に調査日のトイレの使用回 数(ヒアリングにより入手)を乗じることで、調査日における単独処理浄化槽の排水 量を求めた。さらに、調査日における全水道使用量より単独処理浄化槽の排水量を減 ずることで、生活雑排水の排水量を求めた。単独処理浄化槽と生活雑排水の排水量の 比率を表12に示した。地点No.4、5、7、8、10、11、13、14の平均汚濁負荷量は、 表12に示した排水量の比率を用いて算出し、排水量の比率が不明なその他の地点につ いては、表12に示した排水量の平均比率(単独処理浄化槽:生活雑排水=12%:88%) を用いて算出した。 また、本業務における合併処理浄化槽の放流水の平均汚濁負荷量の算出は、調査日 の排水量が不明であった調査地点No.9、統計処理の結果多くの水質項目が外れ値とな ったNo.17を除いた。 表12 平成28年度業務にて推定した排水量比率及び平均排水量比率 平成28年度業務にて排水 量を算出した調査地点 単独処理浄化槽 排水量の比率 生活雑排水 排水量の比率 No.4 21 % 79 % No.5 15 % 85 % No.7 7 % 93 % No.8 13 % 87 % No.10 19 % 81 % No.11 10 % 90 % No.13 10 % 90 % No.14 3 % 97 % 平均 12 % 88 % ※2 統計的な集計データは、「8.7 水質調査結果の詳細(3)汚濁負荷量の推定」 (102頁)を参照。

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17 (3)原単位の推定 調査の結果から、一人1日当たりが排出する汚濁負荷量(排出原単位)を算出し、表13に 示した。 表13 排出原単位(一人・1日当たり) 項目 転換前 転換後 増減率 単独処理 浄化槽 生活雑排水 合併処理 浄化槽 BOD 1.6 36 1.5 96%減少 COD 1.9 24 2.6 90%減少 SS 1 14 2 88%減少 n-Hex 0.1 7.7 0.9 88%減少 T-N 3.2 1.9 2.2 56%減少 アンモニア性窒素 2.3 0.2 1.0 58%減少 亜硝酸性窒素 0.26 0.031 0.09 68%減少 硝酸性窒素 0.40 0.13 0.86 62%増加 T-P 0.37 0.23 0.56 8%減少 LAS 0.003 1.3 0.03 98%減少 ※ 排出原単位の単位は「g/人・日」 ※ 合併処理浄化槽の排出原単位は、調査地点No.9、17を除く調査対象地点における 汚濁負荷量の合計値を対象人員数で除することで算出した。対象人員には、10歳未 満の子供の人数は含めなかった。 ※ 「増減率」は、単独処理浄化槽から合併処理浄化槽に転換した際の汚濁負荷量(排 出原単位)の変化率を示し、次の式で求めた。 (転換前(単独処理浄化槽+生活雑排水)の排出原単位)-転換後(合併処理浄化槽の排出原単位) (転換前(単独処理浄化槽+生活雑排水)の排出原単位)

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18 汚濁の指標となる項目について、単独処理浄化槽の放流水、生活雑排水それぞれの一人1 日当たり汚濁負荷量を合算し、合併処理浄化槽の放流水の汚濁負荷量と比較した。 図3のとおり、多くの水質項目について合併処理浄化槽による大幅な汚濁負荷量の低減が 確認された。 この比較した資料は、調査協力者のほか、今後、合併処理浄化槽へ転換を検討している浄 化槽の利用者に対しても、転換の効果を視覚的に示すことができ、広報する際に活用できる。 なお、調査地点毎の比較は、「8.7 水質調査結果の詳細(3)汚濁負荷量の推定④汚 濁負荷量の変化図」(104頁)に示した。 :単独処理浄化槽 :生活雑排水 :合併処理浄化槽 図3 転換前後の水質状況(一人1日当たり汚濁負荷量)~Before After~

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19 (4)合併処理浄化槽への転換に関するアンケート 合併処理浄化槽への転換に関するアンケートの結果を集計し、以下に示した。 アンケートは単独処理浄化槽から転換した地点全てにおいて実施した。 (No.9は回答無、No.16、17は新築住宅購入のため一部回答無) 1)アンケート回答者の構成について 問:家族で「合併処理浄化槽を設置しよう」と初めに言い出したのは、どなたですか? 併せて、決定した人も教えてください。 【提案者】 【決定者】 図4 合併処理浄化槽への転換の提案者及び決定者の構成 合併処理浄化槽への転換を提案・決定をした方は、男性かつ世帯主が最も多く、次いで 世帯主配偶者であった。年代は提案・決定ともに60代以降が全体の半数を占める結果であ った。 80代 12% 70代 19% 60代 19% 50代 6% 40代 6% 30代 13% 20代 0% 10代 0% 不明 25% 80代 70代 60代 50代 40代 30代 20代 10代 不明 80代 12% 70代 38% 60代 38% 50代 0% 40代 6% 30代 6% 20代 0% 10代 0% 80代 70代 60代 50代 40代 30代 20代 10代 男性 75% 女性 25% 男性 女性 男性 79% 女性 21% 男性 女性 世帯主 50% 世帯主の 配偶者 44% 子供 6% 親戚 0% 父母 0% その他25% 世帯主 世帯主の配偶者 子供 親戚 父母 その他 世帯主 75% 世帯主の 配偶者 21% 子供 0% 親戚 0% 父母 0% その他 0% 世帯主 世帯主の配偶者 子供 親戚 父母 その他

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20 2)合併処理浄化槽に転換した理由について 問:合併処理浄化槽へ転換した理由を教えて下さい。 図5 合併処理浄化槽へ転換した理由(複数回答あり) 合併処理浄化槽へ転換した理由の多くは「設置に係る補助金制度」であり、合併処理 浄化槽への転換の普及には、経済的な支援の施策に最も効果があることがわかる。 3)合併処理浄化槽への転換後について 問:合併処理浄化槽を使用して困ったことがありましたか? 図6 合併処理浄化槽の転換後に困ったこと 合併処理浄化槽の使用を始めて、困っていることはほとんどないという結果であった。 「ある」と回答された理由は1件のみで、「洗面所にトラップが設置されていなかっ たために悪臭が出た(改修済み)」という屋内設備の施工上の不具合に関するものであ った。 ない, 16件 ある, 1件

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21 問:以前の単独処理浄化槽と比べて注意をしていることはありますか? 図7 合併処理浄化槽に転換した後に注意していること 使用上の注意点としては「油の流入防止」3件、「洗剤(漂白剤)の使用量」3件、 「トイレットペーパーをシングルに変更」1件との意見があった。 問:単独処理浄化槽と比べて、維持管理の費用はどのようになりましたか? 図8 合併処理浄化槽に転換した後の維持管理費用 維持管理の費用については、「増加した」と「変わらない」が同数であった。また「わ からない」の理由として「まだ使用して1年未満のため判断できない」1件との意見が あった。 4)合併処理浄化槽に転換したことへの満足度について 問:合併処理浄化槽へ転換して、良かったと思いますか? 図9 合併処理浄化槽に転換した後の満足度(具体的な理由に複数回答あり) 軽減された 0% 増加した 41% 変わらない 41% わからない 18% ない 76% ある 24%

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22 合併処理浄化槽に転換した感想として「良くなかった」との意見はなく、ほとんどの 方が満足している結果となった。 具体的な理由としては、「補助金による経済的な支援」5件が多く、次いで「放流先 からの臭気改善」4件、「放流先や川がきれいになった」4件、「維持管理が楽になっ た」3件と、周辺における生活環境の向上、維持管理の軽減について満足されている意 見があった。 5)合併処理浄化槽への転換の普及促進について 問:あなたは、友人や知人に合併処理浄化槽への転換を勧めたいと思いますか? 図10 合併処理浄化槽への転換推奨(具体的な理由に複数回答あり) 合併処理浄化槽への転換を、友人・知人に勧めたいと思うかについて、「思う」との 推奨意見は約半数であった。具体的な理由としては、「水(川など)がきれいになる」 4件、「環境を良くするため」2件といった河川環境の改善への期待と、「排水先から の臭気改善」1件、「維持管理が楽」2件といった生活環境改善への実感による意見が あった。 なお、「勧めたいと思わない」理由としては、「周辺が既に合併処理浄化槽になって いるから」2件であり、転換をあえて勧めることなく普及が進んでいる地域特性が考え られ、合併処理浄化槽への設置や、性能そのものなどに対する不満によるものではなか った。

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23 問:今後、合併処理浄化槽へ転換する人を増やすためには、何が必要だと考えますか? 図11 合併処理浄化槽への転換に必要な事項(複数回答あり) 単独処理浄化槽から合併処理浄化槽への転換を進める上で、浄化槽使用者の関心事が 高い要素としては、「補助金による費用負担軽減」、「設置無料化」による経済的支援 が半数を占める結果となった。 補助金による工事費用の 軽減 37% 設置の無料化 15% 川の汚染を説明 11% 行政による広報活動 8% 維持管理費用の軽減 7% 隣近所が一同に転換 7% 自然を美しく、元に戻 す為だと強調 7% 合併処理浄化槽の有用 性を説明 4% 修理費用より転換費用が 安いと転換しやすい 4%

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24 7.まとめ 7.1 各家庭排水からの環境影響 (1)合併処理浄化槽への転換に伴う汚濁負荷量や排水水質の変化 合併処理浄化槽への転換に伴い、多くの水質項目で汚濁負荷量の大幅な低減が確認され た。また、調査対象の合併処理浄化槽は、法定検査の結果からみても、溶存酸素量を含め 良好な水質検査結果であったこと、保守点検が適切に実施されていたことから、このよう な良好な処理水質が得られたと考えられた。 ① BOD、COD、SS、n-Hex、LAS 合併処理浄化槽への転換に伴い、BOD、COD、SS、n-Hexなどの有機性成分に関連する 項目の汚濁負荷量が約90%以上低減された。 有機性汚濁の代表的な指標であるBOD、CODについて見ると、合併処理浄化槽からの放 流水のBOD、COD濃度は、各調査地点の平均でそれぞれ7.4mg/L、13.5mg/Lであった。こ れは単独処理浄化槽からの放流水及び生活雑排水の濃度と比較してBODで96%、CODで 93%低減した。BODについては、浄化槽法の放流水質の技術上の基準である20mg/Lより 低い値であった(「8.7 水質調査結果の詳細(4)調査項目と基準値の関係」(108 頁参照))ことから、適正な合併処理浄化槽としての機能が維持されていたと考えられ た。 SSについて見ると、合併処理浄化槽からの放流水濃度は、平均値で10mg/Lと単独処理 浄化槽からの放流水及び生活雑排水の濃度と比較して90%低減した。各調査地点に設置 されている窒素除去機能を有する合併処理浄化槽には、担体ろ過部にてSSをろ過分離す る構造となっている。各調査地点の合併処理浄化槽の放流水における透視度の平均値を 見ても29.7度であったことから、懸濁物質(SS分)を除去できていたことを示しており、 適正な合併処理浄化槽の機能が維持されていたと考えられた。 油分等を表す指標である生活雑排水由来のn-Hexについて見ると、合併処理浄化槽か らの放流水の濃度は全ての調査地点で定量下限値未満であり、転換前と比べ約90%低減 した。合併処理浄化槽への転換前では、生活雑排水に含まれる油分は未処理であり、合 併処理浄化槽に転換することで処理された。 主要用途の多くが洗濯・住宅用等洗浄剤であるLASの合併処理浄化槽からの放流水の 濃度は、平均値で0.14mg/Lと合併処理浄化槽への転換前(生活雑排水)の濃度と比較し て97%も低減した。担体や生物膜等への吸着や生分解により低減したと推測される。LAS は嫌気条件よりも好気条件において生分解が起こりやすいことが知られている。法定検 査の水質調査では、全調査地点において溶存酸素量は2.0mg/L以上であり、「浄化槽法 定検査判定ガイドライン(平成14年2月改訂版)環境省」で良好とされる1.0mg/L以上 を満たしていた。このため、調査当日においても良好な溶存酸素量が保持され、生分解 が起こっていたと考えられる。また、水温が低い調査地点でLASが検出されやすい傾向 にあったが、これは低水温ではLASの生分解速度が低くなることに起因していると考え られた。なお、LAS成分が含まれる洗剤を使用していないにもかかわらず、LASが検出さ れている調査地点もあり、洗剤の使用状況のヒアリングで使用されているすべての洗剤 の情報提供ができていないことが考えられる。

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25 有機性汚濁の指標であるこれらの項目は、比較的生活雑排水由来の汚濁負荷量が大き いため、生活雑排水を処理することによる汚濁負荷量の低減効果が大きかったと考えら れ、合併処理浄化槽への転換は水環境の改善に大きく寄与するものと考えられた。 ② 全窒素 合併処理浄化槽への転換に伴う汚濁負荷量の低減率は56%であり、BOD等と比べ低か った。これは、BOD等と比べ、し尿由来の汚濁負荷量が大きく、生活雑排水を処理する ことによる汚濁負荷量の低減効果が小さかったためである。 合併処理浄化槽からの放流水の全窒素濃度は、各調査地点の平均で10.9mg/Lであり、 建築基準法における構造上の基準である10mg/L~20mg/L(一部の浄化槽に適用)の範囲 内であったことから、合併処理浄化槽が持つ窒素除去機能は正常に維持されていたと考 えられた。 ③ アンモニア性窒素、亜硝酸性窒素、硝酸性窒素(無機態窒素) 合併処理浄化槽への転換に伴う汚濁負荷量は、アンモニア性窒素、亜硝酸性窒素でそ れぞれ58%、68%減少した。硝酸性窒素は62%増加したが、これは、生活排水中の有機 態窒素(し尿中の尿素や食品中のアミノ酸等)やアンモニア性窒素が、合併処理浄化槽 内の微生物による無機化※1・硝化反応※2により、硝酸性窒素に変換されたためである。 硝酸性窒素は窒素除去機構である硝化・脱窒反応※3の中間産物であり、硝酸性窒素の 増加は、窒素成分の無害化に近づいていることを意味している。 ※1 無機化過程:有機態窒素⇒アンモニア性窒素 ※2 硝化過程:アンモニア性窒素⇒亜硝酸性窒素⇒硝酸性窒素 ※3 脱窒過程:硝酸性窒素⇒亜硝酸性窒素⇒窒素ガス(無害化) ④ 全リン 合併処理浄化槽への転換に伴う全リンの汚濁負荷量の低減率は8%と僅かであった。 リン除去機能を有した合併処理浄化槽は調査対象になかったことから、汚濁負荷量の削 減が見られなかった。 ⑤ 大腸菌群、大腸菌 合併処理浄化槽の放流水中の大腸菌群数、大腸菌数は、単独処理浄化槽の放流水や生 活雑排水中よりも少なく、合併処理浄化槽への転換に伴い、排出が抑制されると考えら れた。 生活雑排水中の大腸菌群数や大腸菌数は、ペットのし尿や浴槽水由来であると推測さ れた。 ⑥ 合併処理浄化槽からの放流水における各水質項目間の相関について BODとCODの間の相関係数は0.765であり、正の相関関係が見られた。BODとCODはとも に酸素消費量として測定される有機性汚濁の指標であることから、高い相関があると 考えられる。

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26 T-Nとアンモニア性窒素の間の相関係数は0.890であり、高い相関関係が見られたが、 T-Nと亜硝酸性窒素・硝酸性窒素の間には相関関係が認められなかった。このことは、 窒素除去機構である硝化・脱窒プロセスにおいて、硝化過程が律速段階(化学反応が いくつかの段階を経て進むとき、そのうちで変化速度が最も遅い反応段階)となって いたことを示唆している。アンモニア性窒素が硝酸性窒素へと変換する硝化反応がう まく進行せずに、アンモニア性窒素が残存することが窒素除去性能の低下に繋がって いたと推測される。 アンモニア性窒素と硝酸性窒素については、相関係数で-0.608と負の相関があった。 硝化反応に伴い、アンモニア性窒素が硝酸性窒素に変換されたため、このような関係 が見られたと考えられる。 BOD・CODと亜硝酸性窒素との間にも比較的高い相関関係が見られた(相関係数:0.748、 0.655)。亜硝酸性窒素は硝化過程の中間産物であり、硝化のための酸素が不足してい る際等に蓄積しやすい。放流水中のBODやCODが高い浄化槽では、負荷が高く、酸素が 不足していたと推測されるので、このことが亜硝酸性窒素の蓄積に繋がったと示唆さ れた。 SSと硝酸性窒素、LASとアンモニア性窒素との間の相関係数は、それぞれ0.655、0.690 と比較的高い値であったが、このような相関関係が得られた明確な理由は見い出せな かった。 ※ 相関係数は、「8.7 水質調査結果の詳細(2)相関分析」(101頁)を参照 (2)環境等への影響についての考察 調査結果より、単独処理浄化槽の設置だけでは十分な環境保全に至らず、また衛生面等 にも影響が及ぶおそれがあることから、合併処理浄化槽への転換が重要であることが確認 された。 ① BOD、COD 等の水質における汚濁指標を調査した結果から、合併処理浄化槽への転換 は、河川等の水質保全に大きく寄与できると考えられた。 ② 大腸菌群、大腸菌は、衛生指標の一つであり、水中の存在数が少ないことは、病原細 菌等の汚染リスクが少ないことを示唆するものである。設置転換により、排出先の水域 の大腸菌群数、大腸菌数が減少すると推測されることから、合併処理浄化槽への転換は、 親水活動時等の衛生学的安全性の確保にも寄与できると考えられた。 ③ 全リンは、全窒素と同様、湖沼や海域へ流出することにより、富栄養化の原因となる。 主流となっている窒素除去型の合併処理浄化槽では、リン除去が期待できないことから、 富栄養化の解消のためには、リン除去性能を付与した浄化槽の設置普及が期待される。 ④ 窒素成分は、湖沼や海域へ流出することにより、富栄養化の原因となり、また農作物 にも被害を及ぼすことが知られている。亜硝酸性窒素、硝酸性窒素はメトヘモグロビン 血症の原因物質であり、また、体内で発がん性物質のニトロソ化合物に変化する可能性

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27 があることが指摘されている。アンモニア性窒素は、水生生物保全に係る環境基準項目 のうち当面検討すべき項目として選定されており、水生生物への影響が懸念されている。 合併処理浄化槽への転換は、排出先の水域の窒素成分濃度を減少させ、これらの問題の 改善に貢献できると考えられる。 ⑤ 合成洗剤に使われる界面活性剤の一つである LAS は、水生生物の保全に係る水質環境 基準となっている。合併処理浄化槽は生活雑排水を処理し、LAS の排出が抑制されるこ とから、転換によって公共用水域における水生生物の保全にも寄与すると考えられる。 本調査項目と影響する課題についての関係を表 14 にまとめた。 表 14 調査項目と影響課題との関連 指標 病原菌等の 衛生上の 被害 発がん性な どの健康 被害 農産物被害 河川や地下 水の水質 汚濁 水生生物へ の影響 汚濁物質(BOD、COD) ●○>◎ 大腸菌群数・大腸菌数 ●○>◎ 全リン ●○>◎ 窒 素 全窒素 ●○>◎ ●○>◎ アンモニア性窒素 亜硝酸性窒素 硝酸性窒素 ●○>◎ ●○>◎ ●○>◎ LAS ○>◎ ※ ●は単独処理浄化槽、○は生活雑排水、◎は合併処理浄化槽が影響すると考えられる項 目に記した。

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28 (3)転換前後についての考察 転換に関するアンケートの結果より、合併処理浄化槽への転換は、概ね満足されている。 理由としては、転換補助費用による経済的支援が得られたほか、合併処理浄化槽による処 理機能向上に伴い、排水先からの悪臭の軽減、維持管理の軽減など、さらには河川環境改 善に貢献できるという意識が、設置者の満足度に寄与していると考えられた。 さらに、合併処理浄化槽への転換事業を既に実施している関係者にヒアリングし、率先 事例からみた転換のポイントを、表 15 に整理した。 転換の契機には、単独処理浄化槽の機能の問題に起因するものが多く、転換を決めた理 由には「補助金」や転換を勧める「協力者」の存在が大きいことが分かった。暮らしの中 で生じた不具合を、転換により解消することができるほか、これを補助する制度の両輪で 転換が進むと考えられた。 表 15 率先事例における転換事業の関係者からのヒアリング結果 内 容 率先事例からみた転換のポイント 転換の契機について ・ 単独処理浄化槽内部の故障、破損があったため。 ・ 近所が合併処理浄化槽に変更したため。 ・ 側溝や排水先に泡等が発生しているのを見て、放流水が汚れ て見えたため。 ・ 単独処理浄化槽周辺や排水先等からの臭気対策として。 ・ 施工業者による営業があったため。 ・ 市町村広報誌(特に市町村整備事業)を見て。 ・ 周辺に井戸、地下水の利用があり、単独処理浄化槽の放流水、 生活雑排水による地下水汚染の予防のため。 ・ 近所からの排水や臭気に対するクレームがあったため。 転換を勧めるにあたっ ての説明内容について ・ 市町村から補助金が出て、個人負担額が少なくなること。 ・ 市町村整備型は、市町村等が管理するので、公共下水道と仕 組みは同じであること。 ・ 現状の単独処理浄化槽に係る費用と、転換後の費用などを比 較した説明。 ・ 合併処理浄化槽に転換すると、臭気や泡の発生が無く、放流 先等もきれいになることについての説明。 説明の工夫について ・ 単独処理浄化槽に修理が必要な場合は、修理費用と転換費用 の比較を丁寧に説明。 ・ 必要負担額および維持管理費用の丁寧な説明。 協力者について ・ 設置業者。 ・ 近所の住民(地区役員、PTA、主婦層)。 ・ 保守点検業者・清掃業者。 価格の交渉の有無につ いて ・ 施工業者によっては、近隣の住宅を数件まとめて転換するこ とにより、個人負担額を軽減させている業者もいる。 その他 ・ 40 歳代位までは、教育費用や生活費用等に重点がおかれ、転 換は困難と感じる。 ※ヒアリング件数5社(PFI 事業1社、保守点検・清掃業者3社、設置工事業者1社)

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29 7.2 合併処理浄化槽への転換促進への広報資料 本業務で得た結果を踏まえ、単独処理浄化槽を使用する個人宅に対し、生活排水の環境影 響を理解してもらうため、広報資料を作成した。 広報活動の一環で、平成29年10月31日に「平成29年度浄化槽セミナー」(埼玉県内の浄化 槽担当行政や保守点検業・清掃業などが集まる研修会 於:川越地方庁舎4階 大会議室) にて、単独処理浄化槽、生活雑排水、合併処理浄化槽の放流水の状況や転換の重要性につい て講演を行った。出席者は、行政担当者、保守点検・清掃業者など約90名であった。 図 12 講演の様子

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36 8.資料編 8.1 調査地点の一覧 (1)調査地点の状況 表 調査地点の状況 調査 No. 所在 市町村名 合併処理 浄化槽 使用開始日 調査日 実使用 人員 (人) 浄化槽処理方式 浄化槽 大きさ (人槽) 法定検 査実施 状況※1 1 日高市 H29.2.28 H29.10.12 3 流量調整型 分離生物ろ過循環方式 5 イ 2 日高市 H29.2.28 H29.10.4 3 接触ろ床方式 7 イ 3 日高市 H29.2.28 H29.10.4 2 接触ろ床方式 5 イ 4 日高市 H29.2.8 H29.10.10 2 接触ろ床方式 7 イ 5 加須市 H29.1 H29.10.17 2 担体流動ろ過循環方式 5 イ 6 加須市 H29.4 H29.10.26 3 接触ろ床方式 5 ロ 7 加須市 H29.3 H29.10.31 3 接触ろ床方式 5 ロ 8 熊谷市 H29.2 H29.10.25 2 接触ろ床方式 5 イ 9 滑川町 H29.3.10 H29.10.25 3 接触ろ床方式 7 イ 10 日高市 H29.3.30 H29.10.11 6 接触ろ床方式 7 ロ 11 日高市 H29.2.18 H29.9.21 4 流量調整型 分離生物ろ過循環方式 7 イ 12 上尾市 H29.2.23 H29.10.24 6 沈殿分離・嫌気ろ床・ 好気循環方式 7 イ 13 北本市 H29.3.1 H29.10.19 2 接触ろ床方式 5 イ 14 東松山市 H29.3.1 H29.10.17 4 流量調整型 分離生物ろ過循環方式 7 イ 15 横瀬町 H29.3.24 H29.10.3 2 沈殿分離・嫌気ろ床・ 好気循環方式 7 イ 16 川越市 H29.6.11 H29.11.21 5 担体流動生物ろ過 循環方式 5 イ 17 東松山市 H29.6.25 H29.11.28 7 固液分離型流量調整付 担体流動循環方式 7 ロ 18 さいたま市 H29.7.1 H29.11.29 5 担体流動生物ろ過 循環方式 7 イ 19 日高市 H29.6.30 H29.12.5 4 嫌気分離接触ろ床方式 5 ロ 20 鴻巣市 H29.4.1 H29.12.7 8 接触ろ床方式 7 イ ■:平成29年度追加地点 No.1からNo.15は、平成28年度からの継続した調査地点であり、合併処理処理浄 化槽への転換時に増築・改築はない。平成29年度追加地点のNo.16、17、20は新 築住宅、No.18、19は単独処理浄化槽から合併処理浄化槽への転換である。 ※1 法定検査は全地点実施済み。法定検査判定結果の凡例は以下のとおり。 イ:適正、ロ:おおむね適正、ハ:不適正

(39)

37

(2)水道使用状況

(40)

38

※No.9 は欠測

(41)

39

※No.16、No.19 は機器設置が困難なため、積算使用量のみ確認。

(42)

40 8.2 調査に使用した帳票等 (1)調査協力者に配布説明した資料

調査ご協力の皆様

単独処理浄化槽から合併処理浄化槽への入れ替え(転換)後の

水質調査について

入れ替え(転換)後の水質調査についての御協力のお願い

前年度は、

「単独処理浄化槽の水質調査」にご協力いただき感謝申し上げます。

さて今回、単独処理浄化槽から合併処理浄化槽に転換した後の水質の変化(改善状

況)を調査させて頂きたくご連絡致しました。

調査においては、事前に電話にて内容や日程の調整させていただきます。また、

調査時にヒアリングをさせて頂きますので、ご協力をお願いいたします。

調査の手順は、次のとおりです。

① お電話等でご連絡し排水の採水日の調整を行います。

② 採水日に、調査機関にて採水を行います。

(前回と同様に、1日2回(朝、晩)採水させていただきます。

調査機関:一般社団法人 埼玉県環境検査研究協会

さいたま市大宮区上小町 1450 番地 11

連絡先:048-649-5151 担当:浅川、永嶋、江刺

(43)

41 (2)調査事前ヒアリング表 調査協力者にお願いし、調査対象の確認のために用いた「調査事前ヒアリング表」を示す。 ヒアリング項目 確認状況 ① 家屋の規模(床面積や部屋構成、トイレなど の水場の種類と数) ② 住人数と構成(男女、年令(年代)) ③ 構成される住人の就労状況(就労時間、在宅・ 不在時刻) ④ 生活パターン(炊事や食事、入浴と浴槽清掃 の時刻) ○洗濯する時刻・時間帯 ⑤ 常用する薬剤の有無、種類(血圧、糖尿など) ⑥ 食洗機の使用の有無 ⑦ 浄化槽の規模や処理方式、メーカーと型式 ⑧ 保守点検の実施状況とその内容 ⑨ 清掃の実施状況とその内容 ⑩ 法定検査の受検の状況とその結果の内容 ⑪ 使用している洗剤の種類や量に関する情報提 供の協力 使用している洗剤 (例:華王アタック(液状)500ml 入り) 使用量(例:月1回購入) ⑫ 水道使用量の情報提供の協力 ⑬ 地下水(井戸水)の使用の有無に関する情報 提供 ⑭ 大掃除など一時的な特異な作業の予定 ⑮ 合併処理浄化槽に転換した際の家屋内の工事 (例:台所、風呂) ⑯ 節水機器の導入状況 ⑰ ペットの有無・種類 単独処理浄化槽設置時も聞き変化を確認 判断記入 具体的な数字を記入し、課題があるときはその内容を記載する 調査No・対象宅 調査NO: 住所・世帯主名: 確認者・確認日 注意事項 調査地点を決定する際に当たり、調査時に必要な情報の収集やほぼ1日張り付くことが想 定されるため、プライバシーに配慮する。調査者の守秘義務の遵守も含まれることも伝える。 ※ 住人数とは、報告書の「使用人員」と同じ意味である。

(44)

42 (3)守秘義務誓約書

一般社団法人埼玉県環境検査研究協会

代表理事 星野 弘志 様

守秘義務誓約書

私は、平成 28 年度単独処理浄化槽環境影響実態調査業務(環境省)(以下、「本

業務」という。)において、以下の事項を厳守することを、ここにお誓い致します。

1.業務上知り得た、個人情報に関して、調査協力者や本業務の関係者の許可なく発

表、公開、漏洩、利用しないこと。このことは、所属を外れた場合においても継

続すること。

2.個人情報は細心の注意を払い、個人情報保護法の規定の範囲を超えた利用をしな

いこと。

3.本誓約書は、必要に応じて、調査協力者や発注者に提供することを認める。

年 月 日

住所

氏名 印

※誓約書は、調査担当者が受託した代表者に誓約し調査協力者の求めに応じて提出するもの

(45)

43 (4)合併処理浄化槽への転換に関するアンケートの様式 合併処理浄化槽への転換に関するアンケートについて 単独処理浄化槽(みなし浄化槽)は、平成12 年の浄化槽法改正により原則的に新設が禁止 され、既設の単独処理浄化槽(みなし浄化槽)についても合併処理浄化槽へ転換する努力義 務が課せられています。 しかしながら、平成27 年末時点においても、いまだ全国で約412 万基の単独処理浄化槽(み なし浄化槽)が残されており、これらが合併処理浄化槽への転換を推進することで、河川公 共用水域の更なる水質改善に繋がるものと考えます。 そこで、本アンケートは、単独処理浄化槽(みなし浄化槽)を使用していた方々が合併処 理浄化槽へ転換を実施された動機等についてお聞きすることにより、更なる合併処理浄化槽 への転換を促進する方策について検討する資料とさせていただくものです。 本アンケートへの回答内容はすべて匿名で集計し、上記目的以外には利用いたしません。 1.家族構成について教えて下さい。 (1) 現在、何人でお住まいですか?また、男女、それぞれ何人でしょうか? 人 (男性 人 , 女性 人) (2) お住まいの方の年齢構成について教えて下さい。 10 歳未満( ) 10 代( ) 20 代 ( ) 30 代 ( ) 40 代( ) 50 代 ( ) 60 代 ( ) 70 代( ) 80 歳以上( ) 2.合併処理浄化槽へ転換した時のことを教えて下さい。 (1) 家族で「合併処理浄化槽を設置しよう」と初めに提案したのは、どなたですか?また、 決定した人はどなたですか? ① 初めに提案した人・決定した人 1:世帯主 2:世帯主の配偶者 3:子供 4:親戚 5:父母 6:その他 提案者( )決定者( ) ② 初めに提案した人・決定した人の性別 1:男性 2:女性 提案者( )決定者( ) ③ 初めに提案した人・決定した人の年代 80 代、 70 代、 60 代、 50 代、 40 代、 30 代、 20 代、 10 代 提案者( )決定者( )

(46)

44 (2)合併処理浄化槽へ転換した理由を教えて下さい。(複数回答可) ① 単独処理浄化槽の修理が必要になった ② 河川をきれいにするのに貢献したかった ③ 補助金が出る ④ 広報誌に掲載されて興味をもった ⑤ 行政から勧められた ⑥ 業者から勧められた(工事業者・保守点検業者・清掃業者) ⑦ 家族・親族から勧められた ⑧ 近所の人に勧められた ⑨ その他(具体的に教えて下さい。) 3.合併処理浄化槽へ転換した後のことを教えて下さい。 (1) 合併処理浄化槽を使用して困ったことがありますか? ① ない ② ある ③ わからない ※②「ある」とご回答された場合、具体的に教えて下さい。 (2) 使用する上で、以前の単独処理浄化槽(みなし浄化槽)と比べて注意をしていること はありますか? ① ない ② ある ③ わからない ※②「ある」とご回答された場合、具体的に何を注意するようになりましたか? (3) 単独処理浄化槽と比べて、維持管理の費用はどのようになりましたか? ① 軽減された ② 増加した ③ 変わらない ※①「軽減された」②「増加した」とご回答された場合、具体的に教えて下さい。 (4) 合併処理浄化槽へ転換して、良かったと思いますか? ① 思う ② 思わない ③ わからない ※①「思う」②「思わない」とご回答された理由を具体的に教えて下さい。

(47)

45 4.あなたは、友人や知人に合併処理浄化槽への転換を勧めたいと思いますか? ① 思う ② 思わない ③ わからない ※①「思う」②「思わない」とご回答された理由を具体的に教えて下さい。 5.今後、合併処理浄化槽へ転換する人を増やすためには、何が必要だと考えますか? ご協力ありがとうございました。

(48)

46 8.3 調査事前ヒアリング結果 調査番号 No.1 ヒアリング項目 確認状況 ① 家屋の規模(床面積や部屋構成、トイレなどの水場の種 類と数) 114 ㎡、 5LDK トイレ 1 箇所( 1 階 ) 洗面、風呂、洗濯 各 1 箇所 ② 住人数と構成(男女、年令(年代)) 3 人(男 2 、女 1 ) 60 代男女(各 1 人)、30 代男(1 人) ③ 構成される住人の就労状況(就労時間、在宅・不在時刻) 9 時 ~ 17 時 在宅状況 常時 1 名は在宅 ④ 生活パターン(炊事や食事、入浴と浴槽清掃の時刻) ○洗濯する時刻・時間帯 主利用時間帯 6 時 30 分~9 時、 17 時~20 時 ⑤ 常用する薬剤の有無、種類(血圧、糖尿など) 無 ⑥ 食洗機の使用の有無 無 ⑦ 浄化槽の規模や処理方式、メーカーと型式 ニッコー(株) 浄化王 NEXT-5 流量調整型分離生物ろ過循環方式 ⑧ 保守点検の実施状況とその内容 4 回/年 ⑨ 清掃の実施状況とその内容 無 ⑩ 法定検査の受検の状況とその結果の内容 適正 ⑪ 使用している洗剤の種類や量に関する情報提供の協力 可 7製品 量 不明/回 ⑫ 水道使用量の情報提供の協力 可 ⑬ 地下水(井戸水)の使用の有無に関する情報提供 無 ⑭ 大掃除など一時的な特異な作業の予定 無 ⑮ 合併処理浄化槽に転換した際の家屋内の工事 増改築工事無 ⑯ 節水機器の導入状況 無 ⑰ ペットの有無・種類 有 犬 1 匹(屋外犬) 調査番号 No.2 ヒアリング項目 確認状況 ① 家屋の規模(床面積や部屋構成、トイレなどの水場の種 類と数) ― ㎡、 5LDK(途中増改築) トイレ 2 箇所(1 階、2 階) 洗面、風呂、洗濯 各 1 箇所 ② 住人数と構成(男女、年令(年代)) 3 人(男 3) 70 代男(1 人)、30 代男(2 人) ③ 構成される住人の就労状況(就労時間、在宅・不在時刻) 9 時~19 時 日中在宅(1 人) ④ 生活パターン(炊事や食事、入浴と浴槽清掃の時刻) ○洗濯する時刻・時間帯 主利用時間帯 6 時 30 分~8 時、18 時~21 時 ⑤ 常用する薬剤の有無、種類(血圧、糖尿など) 無 ⑥ 食洗機の使用の有無 無 ⑦ 浄化槽の規模や処理方式、メーカーと型式 フジクリーン工業(株)CA-7 接触ろ床方式 ⑧ 保守点検の実施状況とその内容 4 回/年 ⑨ 清掃の実施状況とその内容 無 ⑩ 法定検査の受検の状況とその結果の内容 適正 ⑪ 使用している洗剤の種類や量に関する情報提供の協力 可 11 製品 量 不明/回 ⑫ 水道使用量の情報提供の協力 可 ⑬ 地下水(井戸水)の使用の有無に関する情報提供 無 ⑭ 大掃除など一時的な特異な作業の予定 無 ⑮ 合併処理浄化槽に転換した際の家屋内の工事 増改築工事無 ⑯ 節水機器の導入状況 無 ⑰ ペットの有無・種類

図  水道使用状況(No.1地点~No.6地点)
図  水道使用状況(No.7地点~No.8地点、No.10 地点~No.13 地点)
図  水道使用状況(No.14 地点~No.15 地点、No.17 地点、No.18 地点、No.20 地点)
表  合併処理浄化槽の汚濁負荷量の算出  項目  BOD  COD  SS  n-Hex  T-N  アンモニア
+2

参照

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