線形代数学
1 No.11 2005.1.14
まとめ 担当:市原
1 連立方程式の解の個数の判定
(No. 4
)(1)
係数行列をA
とし,
拡大係数行列をB
とする. (2) A
とB
の階数(rank)
を計算する(基本変形で階段行列まで変形し
,
段の数(=0
でない数が入っている行の数)を数える
).
(3)
rankA = rankB = n ⇐⇒
解がただ1組存在するrankA = rankB < n ⇐⇒
解が無数に存在するrankA < rankB ⇐⇒
解が存在しない(ただし
, n
は変数の個数)2 連立方程式の解法
(1)
掃き出し法(No. 3
)(2)
係数行列の逆行列を使う(No. 6
)(a)
定義から逆行列を求める(No. 5
)(b)
基本変形で逆行列を求める(No. 6
)(c)
逆行列の公式で逆行列を求める(No. 10
)(3)
クラメールの公式を使う(No. 10
)ただし
,
公式を使うためには,
係数行列の行列式を求められないといけない.
行列式の求め方
(i)
定義から求める(No. 8
)(ii)
余因子展開で求める(No. 9)13
線形代数学
1 No.11 2005.1.14
4
章の復習 担当:市原問題
16
行列
1 −1 0 0
1 0 −1 0
1 0 0 −1
0 0 1 1
を
A
とする.
(1)
定義に従って, A
の行列式|A|
を求めなさい.
(2)
余因子展開を使って, A
の行列式|A|
を求めなさい.
問題
17
連立方程式
y − z = −2 x + 3y = 3 x + y + z = 0
を考える
.
(1)
係数行列をA
をかきなさい.
(2)
係数行列A
の逆行列A
−1を公式で求めることにより解きなさい.
(3)
クラメールの公式により解きなさい.
学籍番号 氏名